JP2008284804A - 画像プリント装置およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像プリント装置3は、通常のエンドユーザ向けのプリントモードに加えて、店舗の従業員が処理する証明写真手段27および保守手段28からなる店舗手段26を有する。保守手段28では、ハードウエア設定により画像プリント装置のプリンタの個体差を考慮した色調設定に加えて、証明写真、インデックスプリント等の各サービスに最適な色調設定が行なえる。プリンタ・ドライバにプリンタの色調設定と各サービスの色調設定を合わせた値を設定し、プリンタを稼動し、最適な色調を得る。
【選択図】図1
Description
特許文献1の画像プリントシステムは、記録メディア等から画像データを読み込み、顧客ごとに画像データベースに保存し、対応する顧客の顧客データベースの画像データを画像データベースから読み出し、フレームデータベースから読み出したフレームと画像データを合成し印刷する。これによって、利用者が保持する記憶メディア等から所望の画像データを手軽にプリントすることができるようになった。
利用者の満足度は、プリント品質やプリント価格、画像プリントシステムの使い勝手等により向上することが可能である。
前記サービス選択手段により選択可能な前記印刷方法には、少なくとも、証明写真、インデックスプリント、フレームプリント、通常プリントがある。
また、前記第1および第2のプリンタ特性変更手段により変更可能な前記印画特性は、明るさ、コントラスト、カラーバランス、回転角度であることが好ましい。
第1のプリンタ特性補正手段は、まず、画像プリント装置に装備されているプリンタ個々のプリンタ特性に合わせて画像データを補正する。さらに、第2のプリンタ特性補正手段は、上記のそれぞれの印刷方法に応じた印画特性を予め設定させておき、印刷時に、サービス選択手段によって選択された印刷方法に応じて、明るさ、コントラスト、カラーバランス、回転角度等のプリンタの印画特性に合わせて画像データを補正する。印刷手段は、第1および第2のプリンタ特性補正手段によって補正された画像データを印刷する。
まず、図1に沿って、本発明の実施形態に係る画像プリントシステム1のシステム構成を説明する。
画像プリントシステム1は、画像プリント装置3、記録メディア5、プリント物7等から構成される。
また、この画像プリント装置3は、利用者が持ち込む記録メディア5に保持された画像データを利用者がセルフサービスでプリントするほか、この画像プリント装置3を設置する例えばカメラ店等の店舗従業員が撮影した顧客の証明写真用画像データを店舗従業員の操作によりプリントしてもよい。
尚、本実施の形態では、画像データ読込手段22として、記録メディア5から画像データを読み取る手段のみを示しているが、スキャナ装置や撮影装置を装備し、スキャナ装置により画像を読み取る手段や、被写体をデジタルカメラ等の撮影装置により撮影し、画像データを読み取る手段を備えるようにしてもよい。
プリント注文入力手段24は、画像データ読取手段22によって取得された画像データのサムネイル画像を表示し、プリント枚数やプリント方法、プリントサイズの指定等を可能にする。利用者は、タッチパネルや各種ポインタを使用して、印刷注文する画像データの選択、プリント方法、プリント枚数、プリントサイズ等を指定する。
証明写真手段27は、店舗に来た利用者が証明写真を必要とする場合に店舗従業員が写真を撮影し、この画像プリント装置3を操作して証明写真を印画し、利用者に提供するものである。
すなわち、店舗従業員がデジタルカメラ等により利用者の証明写真用画像を撮影し、証明写真手段27を起動して、画像データの読込(画像データ読込手段22)、プリント注文入力の操作を行なう。これらの操作の後、プリント手段23により証明写真の印画が行なわれ、プリント物7が得られる。
また、モニタ11の下には、記録メディア挿入口12が設けられる。記録メディア挿入口12は、各種記録メディアの挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。
また、画像プリント装置3の筐体内には、上記の各記録メディアの挿入口に対応して、それぞれメディアの読取・書込み装置の本体(図示しない)が設置されている。各挿入口には、料金の徴収が完了するまで記録メディア5を取り出せないようにシャッター(図示しない)や各挿入口に対応するLED(図示しない)を備えてもよい。
利用者は、硬貨投入口13に硬貨を投入、または紙幣挿入口14に紙幣を挿入することにより料金を支払う。釣銭がある場合は、返却口16から放出される。また、注文を取りやめる場合や硬貨が詰まった場合には返却レバー15を回すことにより返却口16から硬貨が放出される。料金を徴収した後、レシート取出し口18から徴収した金額や注文内容が印刷されたレシートが放出される。画像プリント装置3の筐体内には、レシート取出し口17に対応してレシート印刷用プリンタ(図示しない)が設けられている。
画像プリント装置3の筐体内には、プリント物取出し口18につながる位置にプリンタ本体(図示しない)が設置されている。
メンテナンスキー20は、画像プリント装置3の保守要員や、画像プリント装置3を設置する店舗の店舗従業員等の管理者が、店舗手段26の処理を実行する際に使用する切り替えキーである。利用者を受け付けることのできる通常の運転モードと、管理者が証明写真モードの実行や、画像プリント装置3の設定、保守を行なう管理モードを切り替えることが可能である。
ドア開閉キー21は、画像プリント装置3のドアを開閉するキーである。
図3は、画像プリント装置3のハードウエア構成図である。
画像プリント装置3は、制御部31、記憶部33、入力部35、記録メディア入出力部37、表示部39、プリント部41、課金部43等がバス45を介して接続された構成を採る。
すなわち、記憶部33には、各構成部分を駆動制御するプログラム、例えば、画像入力プログラム、課金処理プログラム、プリンタ制御用プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等のプログラムや、画像データ、各種制御データ等が格納されている。
課金部43は、硬貨投入や紙幣挿入の受付、レシートや請求書の発行等を行なう。
図4は、利用者であるエンドユーザが画像プリント装置3を操作して画像データのプリント処理を行わせる処理の流れを示すフローチャートである。
ここで、制御部31は、選択された記録メディア5に対応する記録メディア挿入口12のLEDを点滅させる信号を送信して、利用者にどの挿入口に記録メディア5を挿入すべきか報知するようにしてもよい。これによって、利用者は挿入口を探す手間が省けるとともに、挿入口を誤って記録メディア5の破損等を防ぐことができる。
利用者は、この一覧表示から、所望の画像データを選択する。
また、制御部31は、プリントする部数を指定するボタンも併せて表示する。これにより、利用者は、所望のプリント枚数を指定することが可能になる。
尚、調整後の画像データにフレーム画像データを合成することも可能である。
次に、制御部31は、支払い画面を表示部39に表示し(ステップ110)、現金の投入または専用カード等の挿入等を促す。これにより利用者は現金の投入または専用カード等の挿入を行なう。制御部31は、課金部43を介して料金の決済を行なう。
また、制御部31は、記憶部33に保持されている画像データをプリント部41に送信し、プリント部41を起動する。プリント部41は、受信した画像データをプリント物7としてプリントする。
店舗手段26への切り替えは、例えば、メンテナンスキー20により行なう。
制御部31は、メンテナンスキー20にキーが挿入されると、画像プリント装置3の動作モードが通常モードから管理モードに変更させると認識し、例えば、図5に示すような店舗メニュー画面141を表示部39に表示する。
図6は、証明写真プリント処理の流れを示すフローチャートである。
そして、店舗の従業員がメンテナンスキー20を操作すると、制御部31は、店舗メニュー画面141を表示部39に表示する。そして、店舗の従業員が証明写真ボタン143を選択すると、まず、制御部31は、記録メディア5の選択画面を表示部39に表示し、記録メディア5の種類を従業員に選択させる(ステップ201)。
従業員は、この一覧表示から、証明写真に使用する画像データを選択する。
また、制御部31は、プリントする部数を指定するボタンも併せて表示する。これにより、プリント枚数を指定することが可能になる。
尚、調整後の画像データにフレーム画像データを合成することも可能である。
次に、制御部31は、プリントの画面を表示部39に表示し、プリント処理を開始する(ステップ207)。
すなわち、記憶部33に保持されている画像データをプリント部41に送信し、プリント部41を起動する。プリント部41は、受信した画像データをプリント物7としてプリントする。
これによって、従業員は顧客に請求する請求金額が明示された請求書を入手可能になる。顧客にこの請求書を提示し、顧客の支払いが完了したら、証明写真のプリント物を顧客に渡す。
保守メニュー画面51には、例えば、ハードウエア設定53、サービスメニュー設定55、初期値設定57、終了59等の選択ボタンが表示される。
また、本実施形態の画像プリント装置3では、初期値設定57ボタンが設けられており、それぞれのサービスにおけるプリンタの調整設定を可能にしている。これについては後述する。
図8(a)は、ハードウエア設定メニュー画面61の例である。
ここでは、プリンタ63およびモニタ65の選択ボタンが表示されている。
例えば次ページ67ボタンを選択することで、その他のハードウエア設定ボタンが表示される。
終了ボタン69が選択されると、制御部31は、ハードウエア設定を終了する。
これは、主に、画像プリント装置3の筐体内に設置されるプリンタのばらつきをなくすために行なう調整で、画像プリント装置3の保守要員等が行なう。これにより、どの画像プリント装置3を使用しても同様の色調のプリントを行なうことが可能になる。
カラー調整75は、プリントに使用する3色のインクの色、イエローY76、マゼンダM77、シアンC78のそれぞれについて調整可能である。
同図では、イエローY76の値を−2に調整することを表している。
これは、提供される各サービスにおけるプリンタの初期値設定を可能にするものである。
例えば、証明写真の場合、店舗内で撮影するため、撮影環境を考慮して、プリンタの設定を調整することを可能にする。
通常プリント・サービス153、インデックスプリント・サービス155、フレームプリント・サービス157、証明写真サービス159等のサービスを選択するボタンが表示される。
ここで、初期値設定メニューには、これらすべてのサービスを選択可能にする必要はない。例えば、証明写真159およびインデックスプリント155のみでもよい。
この設定画面により、インデックスプリントにおけるプリントの明るさ163、コントラスト165、カラー調整166が可能になる。カラー調整は、イエローY167、マゼンダM168、シアンC169の各色について調整できる。
同図では、インデックスプリントをくっきりとプリントするためコントラストを上げる(+5)調整を行なうことを示している。
この設定画面により、画像データの回転角度173、明るさ174、コントラスト175、およびカラーバランス(カラー調整)176を調整できる。
証明写真は店舗内で従業員が撮影するため、店舗内の証明環境や従業員の経験やノウハウ等を合わせた調整が行なわれる。
ここでは、例えば、店舗内がやや暗いことを考慮して明るさを+5にし、従業員の経験から、映りの良い色合いを得るためにカラーバランスのイエローYを+3にする調整を行なうことを示している。
すなわち、制御部31が印画する画像データに対してこれらの調整データを使用した補正処理を実行する。
図12は、補正処理の流れを示すフローチャートである。
ここでは、(明るさ、コントラスト)=(0,0)、カラーバランス(Y,M,C)=(−2、0、0)である。
そして、この値で、記憶部33に格納されているプリントを行う画像データを補正する(ステップ301)。
証明写真サービスの場合は(ステップ302のYes)、まず、図11に示した証明写真用設定を読み込む。
ここでは、(明るさ、コントラスト)=(+5,0)、カラーバランス(Y,M,C)=(+3、0、0)である。
インでクスプリント・サービスの場合は(ステップ310のYes)、図910に示したインデックスプリント設定の値を読み込む。
ここでは、(明るさ、コントラスト)=(0,+5)、カラーバランス(Y,M,C)=(0、0、0)である。
そして、この値で、記憶部33に格納されているステップ301によるプリンタ毎の個体差をなくすための調整後の画像データを補正する(ステップ311)。
すなわち、例えば通常プリントやフレームプリントであると見なし、図4のエンドユーザ処理における画像データの調整(ステップ107)処理において、プリンタの明るさやコントラストの調整があったか否かを判定する。
ユーザ設定がない(ステップ320のNo)場合は、プリンタに補正済みの画像データを送り(ステップ304)、プリンタを稼動する。
そして、この値で、記憶部33に格納されているステップ301によるプリンタ毎の個体差をなくすための調整後の画像データを補正する(ステップ321)。
そして、プリンタに補正済みの画像データを送り(ステップ304)、プリンタを稼動する。
3………画像プリント装置
5………記憶メディア
7………プリント物
22………画像データ読込手段
23………プリント手段
24………プリント注文入力手段
25………課金手段
26………店舗手段
27………証明写真手段
28………保守手段
Claims (5)
- 記録メディアに記録された画像データを入力する画像データ読み込み手段と、
前記画像データの印刷方法を選択するサービス選択手段と、
前記画像データを前記サービス選択手段により選択された印刷方法によりプリンタで印刷する印刷手段と、
前記プリンタの印画特性を、個々のプリンタの特性に合わせて補正する第1のプリンタ特性補正手段と、
前記プリンタの印画特性を、前記サービス選択手段により選択された印刷方法に合わせて補正する第2のプリンタ特性補正手段と、
を有することを特徴とする画像プリント装置。 - 前記サービス選択手段により選択可能な前記印刷方法には、少なくとも、証明写真、インデックスプリント、フレームプリント、通常プリントがあることを特徴とする請求項1記載の画像プリント装置。
- 前記第1のプリンタ特性補正手段により変更可能な前記印画特性は、明るさ、コントラスト、カラーバランス、回転角度であることを特徴とする請求項1記載の画像プリント装置。
- 前記第2のプリンタ特性補正手段により変更可能な前記印画特性は、明るさ、コントラスト、カラーバランス、回転角度であることを特徴とする請求項1記載の画像プリント装置。
- コンピュータを、請求項1記載の画像プリント装置として機能させるプログラム。
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