JP2002002028A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002002028A
JP2002002028A JP2000182828A JP2000182828A JP2002002028A JP 2002002028 A JP2002002028 A JP 2002002028A JP 2000182828 A JP2000182828 A JP 2000182828A JP 2000182828 A JP2000182828 A JP 2000182828A JP 2002002028 A JP2002002028 A JP 2002002028A
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JP2000182828A
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Hisazumi Jogo
尚純 城後
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成作業を複数の担当者間で分担しやす
くして、作業効率を向上する。 【解決手段】 画像形成装置には、画像データを保存す
るハードディスクドライブ(HDD)24が設けられて
いる。HDD24には、バッチ処理用フォルダ35,再
プリントフォルダ36,共有フォルダ37が設けられて
いる。共有フォルダ37には、出力用フォルダ38と入
力用フォルダ39がある。バッチ処理用フォルダ35
は、画像取り込み作業担当者が、画像処理作業担当者に
作業を引き継ぐために、入力部から読み込んだ未処理の
画像データを保存したり、画像処理作業担当者がプリン
ト作業担当者に作業を引き継ぐために、未プリントの画
像データを保存しておくために使用される。共有フォル
ダ37は、LAN経由で、他の作業担当者のパソコンと
の間で画像データをやりとりするために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力部から読み込
んだ画像データに画像処理してプリントする画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】反射原稿スキャナーや電子スチルカメラ
(デジカメ)等の入力装置と、パソコンと、デジタルプ
リンタとからなる画像形成システムを用いて、入力装置
から取り込んだ画像に対して、読み込んだ画像の合成処
理や、引き延ばし処理,画質補正処理など各種の画像処
理を施し、処理された画像をデジタルプリンタで記録用
紙にプリントすることが知られている。デジタルプリン
タとしては、銀塩写真式,熱現像感光材料式,熱記録
式,インクジェット式等が用いられる。
【0003】例えば、証明写真を作成する場合には、証
明写真作成を担当する作業担当者は、まず、依頼者から
持ち込まれた写真プリントやデジカメデータなどの合成
しようとする対象画像を、反射原稿スキャナーやカード
リーダで取り込む作業(画像取り込み作業)をする。取
り込まれた画像データは、メモリに書き込まれる。
【0004】その状態で、色補正,コントラスト補正な
どの画質補正処理や、コマのサイズ,コマのレイアウト
などが決められた所望のテンプレートと前記対象画像と
を合成する合成処理などの画像処理作業をする。次に、
プリント作業に入り、処理済みの画像データをプリンタ
に出力して、証明写真プリントが作成される。メモリに
書き込まれたプリント済みの画像データは、次の画像が
取り込まれると上書きされて消去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成作
業のうち、画像取り込み作業やプリント作業は、経験の
浅い担当者でもできる比較的簡単な作業であるのに対し
て、画像処理作業は、経験を要する比較的難しい作業で
ある。そこで、難易度に応じて作業を分けて、作業担当
者のスキルに応じて分担することが、作業コストを低下
する観点からして好ましいものである。また、複数の画
像を取り込んでから、各画像に対して画像処理を行い、
処理済みの複数の画像をまとめてプリントするというよ
うに、複数の画像をまとめて作業することが、作業効率
を向上させる観点からして好ましいものである。
【0006】しかしながら、従来の画像形成システム
は、取り込んだ画像をメモリに書き込んだ状態で、画像
取り込み作業,画像処理作業,プリント作業という一連
の作業をするので、これら一連の作業が終わらないうち
は、次の未処理の画像データを取り込むことができな
い。このため、複数の作業担当者に作業を分担させるこ
とがしにくく、また、同じ作業を複数の画像に対してま
とめて行うことができないという問題があった。
【0007】上記問題を解決するために、本発明の画像
形成装置は、画像形成作業の分担や、同じ作業を複数の
画像データに対してまとめて行うことができるようにす
ることで、作業コストを低下し、作業効率を向上するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、入力部か
ら読み込んだ画像データに対して画像処理を施し、処理
済みの画像データに基づいて画像をプリントする画像形
成装置において、画像形成の進捗度に応じて、画像デー
タを分類して格納する複数のフォルダを設けたことを特
徴とするものである。
【0009】請求項2記載の画像形成装置は、更に、ネ
ットワーク接続可能な出力用及び入力用の共有フォルダ
を設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の画像形成装置は、入力部か
ら読み込んだ画像データに対して画像処理を施し、処理
済みの画像データに基づいて画像をプリントする画像形
成装置において、入力部から読み込んだ画像処理が施さ
れていない未処理の画像データ,プリント処理が終了し
ていない処理済みの画像データ,プリント済みの画像デ
ータを分類して保存する画像データ保存手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の画像形成装置は、前記画像
データ保存手段に、未処理の画像データ及びプリント処
理が終了していない処理済みの画像データを保存するバ
ッチ処理用の第1のフォルダと、プリント済みの画像デ
ータを保存する再プリント用の第2のフォルダとを設け
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の画像形成装置は、前記画像
データ保存手段に、前記画像形成装置の外部から、通信
回線を経由してアクセス可能な出力用及び入力用フォル
ダとを設け、前記出力用フォルダは、そのフォルダに保
存された画像データを外部から読み取り可能なフォルダ
であり、前記入力用フォルダは、外部から転送された画
像データを書き込み可能なフォルダであることを特徴と
するものである。
【0013】請求項6記載の画像形成装置は、前記画像
処理が、コマ数,コマのサイズ,コマのレイアウトが決
められたテンプレートのコマに画像を貼り込む合成処理
であり、前記プリント処理が終了していない合成済みの
画像データを、テンプレートの情報と、前記コマに貼り
込まれる画像の情報とを分けて、前記バッチ処理用の第
1のフォルダに保存することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示す画像形成システム10
は、カードリーダ13,反射原稿スキャナ14,フイル
ムスキャナ16などの画像入力装置と、各画像入力装置
から取り込んだ画像に対して、各種画像処理を施すパソ
コン12と、画像出力装置として、記録用紙に記録する
プリンタ18とから構成されている。また、画像出力装
置としては、取り込んだ画像や処理済みの画像を表示す
るモニタ11が設けられている。カードリーダ13、反
射原稿スキャナ14,フイルムスキャナ16は、SCS
Iインターフェースを使用してパソコン12にカスケー
ド接続される。
【0015】カードリーダ13は、装填されたICメモ
リ、例えば、スマートメディアから画像データを読み出
す。このスマートメディアには、例えば、電子スチルカ
メラで撮影された画像データが書き込まれる。
【0016】反射原稿スキャナ14は、印刷物,インス
タントフイルム,写真プリントなどの原稿に光を照射
し、原稿で反射した光をラインセンサで読みとり、得ら
れた画像信号をパソコン12に出力する。
【0017】プリンタ18としては、例えば、熱現像感
光材料式のものが用いられ、3本のレーザービームで感
光材料を露光してから、感光材料に受像材料を重ね、熱
を加えて受像材料にポジ画像を転写する。最後に、記録
用紙としての受像材料を感光材料から剥離することで写
真プリントが得られる。
【0018】パソコン12は、CPU21,ROM2
2,RAM23,ハードディスクドライブ(HDD)2
4,画像補正部26,画像合成部27,画像データ変換
部28,フロッピー(登録商標)ディスクドライブ33
とからなる。また、パソコン12には、キーボード31
及びマウス32が接続されており、これらをモニタ11
に表示される操作画面をみながら使用して、画像形成シ
ステム10が操作される。
【0019】RAM23には、カードリーダ13や反射
原稿スキャナ14などの入力部から読み込まれた画像デ
ータが書き込まれ、この状態で各種の画像処理が施され
る。画像処理が施された処理済みの画像データは、プリ
ンタ18の他、HDD24やフロッピーディスクドライ
ブ33に出力される。読み込まれた未処理の画像デー
タ,処理途中の画像データについても、必要に応じてH
DD24やフロッピーディスクドライブ33に出力され
る。
【0020】フロッピーディスクドライブ33は、画像
データを記録した記録媒体であるフロッピーディスク
(FD)から画像データファイルを取り込んだり、画像
データのFDへの書き込みを行う。なお、画像データフ
ァイルの記録媒体としては、FDの他、書き込み可能な
CDやDVDなどを使用してもよい。
【0021】画像合成部27は、画像補正部26で補正
処理された画像を、拡大あるいは縮小するための倍率変
換処理や、複数の画像を1枚の記録用紙に記録するため
に複数の読み取り画像の合成処理をする。
【0022】画像データ変換部28は、各画像入力装置
からパソコン12に取り込まれた画像データに対して、
電子スチルカメラの分光特性を考慮したγ変換や、YM
Cへの色変換処理(マスキング処理)をする。変換され
た画像データはRAM23に書き込まれる。
【0023】フイルムスキャナ16では、スキャン条件
の設定等のためのプレスキャンと、プリントのためのメ
インスキャンとを実行する。粗い読み取りのプレスキャ
ンでは、画像データ変換部28によりγ変換をする。し
かし、細かい読み取りをするメインスキャンでは、プレ
スキャンした画像に基づいて修正されたパラメータがフ
イルムスキャナ16内の画像データ変換部に転送され
る。これらのパラメータに基づいてγ変換などの処理を
フイルムスキャナ16側でするため、メインスキャン中
の画像データは、画像データ変換部28をバイパスして
RAM23に送られる。
【0024】画像補正部26は、各画像入力装置からパ
ソコン12に取り込まれた画像データに対して、画像デ
ータのB,G,Rの三色の色バランスを補正する色補正
処理,画像データの濃度を補正する階調補正処理,画像
の明暗を補正するコントラスト処理,画像の空間周波数
の高域部分の出力を増加させて前記高域部分を強調する
ことで、画像の鮮明度を高める処理をするシャープネス
処理,画像の空間周波数の低域部分を強調して画像を全
体的にボカす処理をするソフトフォーカス処理,反射原
稿スキャナから画像を読みとる際に生じるモアレを軽減
する処理をするモアレ処理などの補正処理をする。
【0025】また、パソコン12は、LAN(Local Ar
ea Network)やインターネットなどのネットワーク34
に接続されており、通信回線を経由して画像データの入
出力が行われる。例えば、LANで他のパソコンと接続
すれば、画像形成作業を複数の工程に分け、各工程の担
当者が自己のパソコンを使用して、分担作業をすること
が可能となる。また、インターネットに接続すること
で、例えば、証明写真プリントの作成を依頼された場合
に、プリント作成依頼者から、合成対象となる未処理の
画像データを転送してもらうことや、その反対にプリン
ト作成依頼者に対して、合成処理などの画像処理を施し
た処理済みの画像データを転送することが可能となる。
【0026】HDD24は、パソコン12に取り込まれ
た画像データを書き込んで保存する画像データ保存装置
である。また、画像合成やプリントなどのために、HD
D24に書き込まれた画像データを読み出す場合には、
画像入力装置として機能する。
【0027】図2に示すように、HDD24には、バッ
チ処理用フォルダ35,再プリント用フォルダ36,共
有フォルダ37が備えられている。バッチ処理用フォル
ダ35には、入力部から取り込まれたままで、未だ画像
処理が開始されていない未処理の画像データの他、画像
処理が途中まで進んだ処理途中の画像データや、画像処
理は終了しているが未プリントの画像データなどが、作
業の進捗度に応じて分類されて保存される。
【0028】このバッチ処理用フォルダ35は、例え
ば、入力部からRAM23上に読み込まれた複数の未処
理の画像をRAM23からHDD24に書き込み保存す
るというバッチ保存処理や、画像処理(画質補正,合成
などの編集)が済んでいる複数の画像をまとめてプリン
タ18に出力するバッチプリント処理を行う場合に使用
される。
【0029】例えば、画像取り込み作業担当者は、未処
理の画像を複数取り込んで、これを画質補正等をする画
像処理作業担当者に引き継ぐために、バッチ処理用フォ
ルダ35に保存する。また、画像処理作業担当者は、バ
ッチ処理用フォルダ35から読み込んだ未処理の画像に
対して、画像処理を施してから、再びバッチ処理用フォ
ルダ35に保存する。プリント作業担当者は、バッチ処
理用フォルダ35から処理済みの画像データを読み出し
てバッチプリント処理をする。
【0030】このように、バッチ処理用フォルダ35を
使用すれば、比較的単純な作業である画像取り込み作業
及びプリント作業と、経験を必要とする作業である画像
処理作業とを分けることができ、各作業担当者間での作
業の引き継ぎも容易になる。また、複数の画像をまとめ
て作業することができるので、作業効率も向上する。
【0031】また、画像処理担当者が、作業途中に、他
の画像の画像処理作業を割り込ませたい場合に、バッチ
処理用フォルダ35に処理途中の画像データを保存して
おけば、作業を一時中断することができ、他の作業を簡
単に割り込ませることもできる。
【0032】なお、証明写真プリント用の画像データの
ように、読み込まれた画像データと、コマのサイズ,コ
マ数,コマのレイアウトが決められたテンプレートデー
タとを合成して作成される画像データを、バッチ処理用
フォルダ35に保存する場合には、処理時間を短縮する
ために、テンプレートデータと合成対象となる画像デー
タとが、合成前の状態でそれぞれ独立に保存されるよう
にしている。
【0033】すなわち、画像データの画質補正処理は合
成処理前に行われる。したがって、合成処理済みの画像
データに対して画質補正処理をする場合には、いったん
合成前の状態に戻してから画質補正処理をし、その後、
再度合成処理をしなければならない。このため、画像デ
ータとテンプレートとを合成前の状態にして保存してお
けば、画質補正処理をした場合でも、合成前の状態に戻
してから再度合成するという処理をしなくて済むことに
なり、処理時間が短縮される。バッチ処理用フォルダ3
5には、未処理あるいは作業途中の画像データが保存さ
れるから、その画像データに対して画質補正が行われる
可能性が高いため、このような保存方法は有効である。
【0034】再プリント用フォルダ36には、プリント
済みの合成画像の画像データが書き込まれ保存される。
再プリントは、この再プリント用フォルダ36から画像
データを読み出して行う。また、再プリント用フォルダ
36から読み出した画像データに対しても画質補正処理
をすることは可能である。その場合には、上述したよう
に、いったん合成前の状態に戻されてから画質補正処理
が行われる。なお、プリント済みの画像データを再プリ
ント用フォルダ36に保存する場合には、バッチ処理用
フォルダ35と同様に、合成対象の画像データとテンプ
レートデータとを合成前の状態にしてそれぞれ独立して
保存するようにしてもよい。
【0035】再プリント用フォルダ36を設けたこと
で、例えば、焼き増しのために、あるいは、プリントの
仕上がり具合が気に入らないなどの事情に基づいて、プ
リントを引き渡した直後に再注文依頼を受けた場合な
ど、再度、画像取り込み作業等をする必要がないので、
その依頼に対して迅速に対応することが可能となる。な
お、再プリントフォルダ36に保存される画像数は、直
近にプリントした10個分あるいは20個分というよう
に、設定により変更が可能である。設定された個数を超
えた場合には、例えば、最も古いデータから上書きされ
て消去される。
【0036】共有フォルダ37は、ネットワーク34に
接続された他のパソコンからアクセス可能なフォルダで
ある。共有フォルダ37は、出力用フォルダ38と入力
用フォルダ39とに分かれる。出力用フォルダ38は、
そのフォルダに保存された画像データを、他のパソコン
が読み出し可能なフォルダであり、他のパソコンからは
書き換えることができない。
【0037】この出力用フォルダ38は、例えば、画像
取り込み作業担当者が、バッチ保存処理により取り込ん
だ未処理の画像データを、LAN接続された画像処理作
業担当者が使用する他のパソコン12に転送する場合
や、また、プリント作成依頼者に対して、インターネッ
トを経由して処理済みの画像データをデータファイルで
提供する場合などに使用される。画像処理作業担当者や
プリント作成依頼者は、それぞれが使用するパソコン1
2から出力用フォルダ38にアクセスして、所望の画像
データを取得する。なお、この出力用フォルダ38に保
存される画像データは、再プリント用フォルダ36と同
様に、テンプレートデータが合成された1枚の絵の画像
データの形態で保存される。これにより、画像データの
転送処理をしやすくしている。
【0038】入力用フォルダ39は、ネットワーク34
に接続された他のパソコンから画像データを転送するこ
とができるように、外部から画像データを書き込むこと
が可能なフォルダである。
【0039】この入力用フォルダ39は、例えば、LA
Nを経由して、画像処理作業担当者が画像取り込み作業
担当者から送られた未処理の画像データを保存したり、
また、プリント作業担当者が画像処理作業担当者から送
られたプリント待ちの画像データを保存する場合に使用
される。また、インターネットを経由して、プリント作
成依頼者から転送された未処理の画像データを保存する
場合などにも使用される。
【0040】画質補正処理作業及びプリント作業を行う
担当者や、プリント作成依頼者は、この入力用フォルダ
39にアクセスして、画像データを書き込む。画像デー
タの転送を受けた各作業担当者は、画像入力装置とし
て、入力用フォルダ39を選択して、画像データを読み
込む。
【0041】なお、出力用フォルダ38,入力用フォル
ダ39の各共有フォルダ37は、外部からアクセス可能
であるため、通常、読み取りあるいは書き込みプロテク
トがなされる。まず、複数のパソコン12がLAN接続
されている社内においては、部外者によって不用意に共
有フォルダ37に対して画像データの読み書きが行われ
ることがないように、画像形成を行う各担当者に読み取
り許可パスワードや書き込み許可パスワードを与え、各
担当者が前記共有フォルダ37にアクセスする際には、
そのパスワードを要求するようにして、共有フォルダ3
7の読み取りあるいは書き込みプロテクトがなされる。
【0042】また、社外的には、外部から不正なアクセ
スが行われることがないように、氏名,住所,電話等の
連絡先など予め身元を確認している依頼者に対してだ
け、読み取りパスワードあるいは書き込みパスワードを
与え、共有フォルダ37にアクセスする際には、そのパ
スワードを要求するようにして、共有フォルダ37の読
み取りあるいは書き込みプロテクトがなされる。
【0043】また、よりセキュリティーレベルをあげる
ために、共有フォルダ37にプロテクトを掛ける他、保
存される画像データファイル自体に読み取りプロテクト
を施して、予め設定されたパスワードがないとそのファ
イルを開くことができないようにしてもよい。
【0044】パソコン12には、画像処理や画像合成を
する画像処理ソフトがインストールされており、画像処
理部26及び画像合成部27は、この画像処理ソフトを
起動させることによって作動する。画像処理ソフトに
は、各種の画像処理モード、例えば、「デジカメインデ
ックスモード」,「デジカメ同時プリントモード」,
「台紙貼り付けモード」,「証明写真作成モード」,
「大伸ばしモード」等があり、これらの各種のモードを
サービスメニューとして選択することができる。これら
のモードでは、テンプレート(プリントフォーマット)
を使用した画像合成や、画像の拡大や縮小などが行われ
る。
【0045】「デジカメインデックスモード」では、カ
ードリーダ13にセットされたスマートメディアに書き
込まれているサムネイル画像を読み出しマトリックスに
配列したインデックスプリントを作成するものである。
コマ数の異なる複数のテンプレートが用意されており、
このテンプレートを選択して画像合成をする。
【0046】「デジカメ同時プリントモード」は、スマ
ートメディアから読み出した各画像に対して、必要な画
像処理をしてから通常のサイズでプリントするものであ
る。これには、A4サイズの記録用紙に対しては4コマ
が入ったテンプレートが、A5サイズの記録用紙には2
コマが入ったテンプレートが使用される。
【0047】「台紙貼り付けモード」は、例えば、アル
バムの台紙に複数の画像を貼り付けた形態のプリント写
真を作成するものであり、プリントした記録用紙を綴る
ことでそのままアルバムとすることができる。1枚の記
録用紙に同サイズの画像を4個,大サイズ画像を1個と
小サイズ画像を2個(計3個),大サイズ画像を2個と
する等、いくつかのテンプレートが用意されている。
【0048】「大伸ばしモード」では、例えば、反射原
稿スキャナーから、A5サイズの原稿から写真や文字か
らなる画像を読み取って、この読み取り画像を倍率変換
処理をして大伸ばしにして、A4サイズの記録用紙にプ
リントする。
【0049】図3に示すように、画像処理ソフトを起動
させると、モニタ11には画像処理ソフトの操作画面4
0が表示される。オペレータは、マウス32やキーボー
ド31を使用して操作画面40内の各種操作ボタンや操
作バーなどを操作しパソコン12に指示を与えて画像形
成システム10を動作させる。
【0050】操作画面40は、マウス32で操作画面4
0内の各操作部にポインタ47を移動して各操作部を操
作することで、パソコン12に指示を与えることができ
るGraphical user interface(GUI) を採用している。操
作画面40は、位置とサイズとが固定された複数の領域
に分割されている固定マルチウィンドウタイプであり、
読み込み画像やプリントイメージを表示する画像表示領
域41と、パソコン12に各種の指示を与える操作部を
表示する操作部表示領域42とに分かれる。画像表示領
域41は、メイン表示領域41a,第1サブ表示領域4
1b,第2サブ表示領域41cの3つに分割される。ま
た、符合43は、入力されたコマンドやパソコン12か
らの各種メッセージを表示するためのメッセージ表示領
域である。
【0051】図4に示すように、証明写真作成モードが
選択された場合には、まず、メイン表示領域41aに、
自動車運転免許用,履歴書用など予め登録されている各
種テンプレートを選択するテンプレート選択画面が表示
される。メイン表示領域41aには、例えば、4つのテ
ンプレート48a〜48dが同時に表示されるようにな
っている。その他のテンプレートを見たい場合には、次
項,前項の表示のあるスクロールボタンをマウス32に
より操作することで、他のテンプレートを確認すること
ができる。
【0052】これらテンプレートの選択は、ポインタ4
7を所望のテンプレート上に合わせてクリック操作する
ことにより行われる。例えば、1種類の画像を、4コマ
印画する1種4コマのテンプレート48bが選択される
と、第1サブ表示領域41bに選択されたテンプレート
48bが確認用テンプレート49として表示される。
【0053】また、メイン表示領域41aは、読み込ん
だ画像のうち選択された画像を拡大して拡大画像44
(図2参照)として表示する領域となる。この拡大画像
44を見ながら画像補正や画質補正,画像合成等の画像
加工作業が行なわれる。メイン表示領域41aには、拡
大画像44の合成範囲を指定するトリミング枠46が拡
大画像44に重ねて表示される。このトリミング枠46
の拡大縮小及び移動は、トリミング枠46上にポインタ
47を合わせ、マウス32のボタンをクリックした状態
でマウス32を動かすというドラッグ操作によって行わ
れる。
【0054】第1サブ表示領域41bは、確認用テンプ
レート49を、その所定のコマ位置にサムネイル画像を
合成した状態で表示するプレビュー表示領域である。画
像が合成される前においては、確認用テンプレート49
は、画像が貼り込まれる貼り込み予定コマが、例えば、
グレーに表示される。これにより、オペレータが貼り込
み予定コマを確認できるようにしている。
【0055】第2サブ表示領域41cは、複数の画像デ
ータをRAM23に読み込んだ際に、これらの読み込み
画像51のうち例えば,「NO.1」〜「NO.3」の
3コマを上下方向に並べて配置して表示する領域であ
る。3コマ以上の読み込み画像51が存在する場合に
は、読み込み画像51の表示の下方に上下方向にスライ
ドさせるためのスクロールボタン52が表示され、この
スクロールボタン52をマウス32でクリック操作する
ことで複数の読み込み画像を連続して確認することがで
きる。
【0056】読み込み画像51の中から合成する画像を
選択するには、マウス32でポインタ47を所望の画像
の上に合わせ、その位置でクリックする。この操作によ
り画像が選択され、選択された読み込み画像51がメイ
ン表示領域41aに拡大画像44として表示される。読
み込み画像を選択する前は、メイン表示領域41aに
は、テンプレート選択画面が表示されており、この選択
操作によってテンプレート選択画面から拡大画像を表示
する画面に移行する。
【0057】ただし、入力装置として反射原稿スキャナ
14を選択した場合など、読み込み画像が1つしかない
場合には、読み込み画像の選択操作が不要となるので、
第2サブ表示領域41cは使用されず、画像が読み込ま
れると、読み込まれた画像は直ちにメイン表示領域41
aに拡大して表示される。
【0058】また、第2サブ表示領域41cには、バッ
チプリント処理,共有データプリント処理,再プリント
処理の各プリント処理をする際に、HDD24からRA
M23上に読み込まれた画像データが表示される。この
表示を見ながら、各プリント処理をする際には、プリン
ト対象となる画像データを選択する。なお、HDD24
から読み込んだ画像データを一括してプリントする一括
プリント機能も備えられている。
【0059】操作部表示領域42は、基本操作領域42
aと、画質調整領域42bと、主操作コマンド領域42
c、特殊操作領域42dの4つの領域に分割されてい
る。基本操作領域42a(図3参照)には、メニュー選
択ボタン62,入力選択ボタン63,入力サイズ指定ボ
タン64,プリントサイズ指定ボタン65,ズームボタ
ン66,プリント枚数指定ボタン67が表示される。
【0060】メニュー選択ボタン62は、画像形成ソフ
トが提供する各種のサービスメニューを選択するボタン
である。選択可能なメニューとしては、上述した「デジ
カメ同時プリントモード」,「デジカメインデックスメ
ニュー」などのメニューの他、「バッチプリント」,
「バッチ保存」,「再プリント」,「共有データプリン
ト」,「共有データ保存」などのメニューがある。
【0061】入力選択ボタン63は、デジカメデータや
画像が記録された原稿など画像の入力元を選択するボタ
ンである。例えば、この入力選択ボタン63でデジカメ
データを指定すると、画像入力装置としてカードリーダ
13が選択される。また、原稿は、「印刷物」,「イン
スタントフイルム」,「写真プリント」などの種類に分
かれており、入力選択ボタン63でこれらを指定する
と、画像入力装置として反射原稿スキャナー14が選択
される。また、転送された画像データを読み込む場合に
は、入力選択ボタン63で入力用フォルダ39を選択す
る。
【0062】また、メニュー選択ボタン62により、
「バッチプリントモード」,「共有データプリントモー
ド」,「再プリントモード」を選択した場合には、入力
元として、バッチ処理用フォルダ35,入力用フォルダ
39,再プリントフォルダ36がそれぞれ自動的に設定
されるようになっているが、入力選択ボタン63で、フ
ロッピーディスク33などの他の入力装置を選択するこ
とも可能である。
【0063】入力サイズ指定ボタン64は、原稿のサイ
ズを指定するもので、プリントサイズ指定ボタン65
は、記録用紙のサイズを指定するものである。ズームボ
タン66は、読み込み画像の倍率指定を行うもので、プ
リント枚数指定ボタン67は、プリント枚数を指定する
ものである。
【0064】なお、入力サイズ指定ボタン64は、原稿
以外の入力元、例えば、デジカメデータや各フォルダ3
5〜39などが選択された場合には、指定不可能な状態
となる。また、証明写真作成モードを選択した場合な
ど、予め用意されたテンプレートの1つを選択してプリ
ントする場合には、テンプレートの選択と同時に、選択
したテンプレートのプリントサイズが自動的に設定さ
れ、プリントサイズ指定ボタン65が指定不可能な状態
となる。
【0065】これらの各ボタン62〜67をマウス32
でクリックすると、選択できる項目を表示するプルダウ
ンメニューが表示される。項目の選択は、表示されたプ
ルダウンメニューの中から選択したい項目の位置にポイ
ンタ47を移動して、その項目をさらにクリックするこ
とにより行う。
【0066】例えば、図5に示すように、メニュー選択
ボタン62をクリックすると、上述した「デジカメ同時
プリント」,「デジカメインデックス」,「証明写真作
成」,「大伸ばし」,「バッチ保存」,「バッチプリン
ト」,「共有データ保存」,「共有データプリント」,
「再プリント」などの各メニュー項目が表示されたプル
ダウンメニュー62aが表示される。
【0067】また、各ボタン62〜67には、その下方
部分に各ボタン62〜67の機能を表示し、その上方部
分には、各ボタン62〜67によって選択された項目を
表示するようにしている。この表示を確認することで、
現在選択されている項目が分かるようにしている。
【0068】図6に示すように、画像調整部42bは、
濃度調整部81,色調整部82,コントラスト調整部8
3,シャープネス調整部84,ソフトフォーカス調整部
86が表示される。各調整部81〜87は、「+」方向
及び「−」方向に移動自在な調節つまみが表示されるよ
うになっており、このつまみをマウス32でポイントし
て移動(ドラッグ)することにより、各調整部81〜8
7の設定値が調節される。
【0069】画像調整領域42bの下方に配置される特
殊操作領域42dには、画像調整領域42bの各調整部
81〜86による設定を無効にして初期値に戻す画質調
整リセットボタン91、各調整部81〜86によって設
定した値を設定条件として登録する登録ボタン92,登
録された設定条件を呼び出すための設定条件呼び出しボ
タン93,メイン表示領域41aに表示された拡大画像
44を90°ずつ回転させる画像回転ボタン94,拡大
画像44の左右を反転させて鏡像にする反転ボタン9
6,トリミング枠46を90°ずつ回転させる枠回転ボ
タン97,これらの各ボタン94〜97の操作を無効に
して初期設定に戻すリセットボタン98などが表示され
る。また、フリーボタン99は、マウス32によるトリ
ミング枠46の拡縮や移動する操作を可能な状態にする
ためのボタンである。これらの各ボタン94〜98は、
マウス32のクリックにより操作される。
【0070】主操作コマンド領域42cには、選択した
読み込み画像51をテンプレートに合成するための貼り
込み指示をする貼り込みボタン76と、プリント出力や
ファイル出力などの出力を指示する出力ボタン77と、
読み込み画像51の中から合成する画像を選択する選択
ボタン78とが表示される。これら各ボタン76,7
7,78もマウス32により操作される。
【0071】貼り込みボタン76は、合成処理をするた
めのボタンであるが、すでに合成処理がなされている画
像データに対して、再度画質補正処理をし直した場合に
は、この貼り込みボタン76を押下すると、いったん画
像データが合成前の状態に戻された後、補正値が画像デ
ータに反映され、再度合成処理がなされる。
【0072】選択ボタン78は、画像が読み込まれた場
合は、画像の選択を表す「選択」と表示されているが、
読み込み前は「読み込み」と表示され、カードリーダ1
3,反射原稿スキャナ14,フイルムスキャナ15,入
力用フォルダ39などの各入力部からの画像読み込みの
指示を与える読み込みボタンとして使用される。
【0073】また、図7に示すように、出力ボタン77
の端部には、黒い三角マークが表示されており、この三
角マークをクリックすると、プリンタ18の他、FD
や、HDD24内のバッチ処理フォルダ35及び出力用
フォルダ38などの画像データの出力先が表示されたプ
ルダウンメニュー77aが表示される。
【0074】メニュー選択ボタン62で、「バッチ保
存」,「バッチプリント」,「共有データ保存」,「共
有データプリント」,「再プリント」の各モードが選択
されている場合には、単に出力ボタン77をクリックす
るだけで、各モードに応じた出力先が自動的に選択され
て、各処理が実行される。例えば、「バッチ保存」が選
択されている場合には、読み込んだ画像データの出力先
としてバッチ処理フォルダ35が、「再プリント」が選
択されている場合には、プリント済みの画像データの出
力先としてプリンタ18がそれぞれ自動的に選択され
る。
【0075】他方、メニュー選択ボタン62で、「バッ
チ保存」,「バッチプリント」,「共有データ保存」,
「共有データプリント」,「再プリント」の各モードが
選択されていない場合でも、プルダウンメニュー77a
から各モードを選択することが可能であり、モード選択
後に出力ボタン77をクリックすることで、各モードに
応じた出力先が自動的に選択され、各モード処理が実行
される。
【0076】なお、メニュー選択ボタン62で「バッチ
プリント」,「共有データプリント」,「再プリント」
が選択されている場合には、プルダウンメニュー77a
に「一括プリント」という項目が表示される。この「一
括プリント」を選択すると、バッチ処理フォルダ35,
入力用フォルダ39,再プリントフォルダ36内に保存
されているすべての画像データが一括してプリントされ
る。
【0077】以下、上記画像形成システム10による画
像形成手順を、証明写真作成を例に、図8に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。まず、画像取り込み
担当者が合成する対象画像である画像の取り込み作業を
行う。画像形成ソフトを立ち上げて、操作画面40を表
示する。入力選択ボタン63で、入力選択ボタン63
で、カードリーダ13,入力用フォルダ38などの取り
込む画像の入力元を選択する。選択ボタン(読み込みボ
タン)78をクリックして、読み込み指示をすると、選
択した入力元から画像データがRAM23に読み込ま
れ、読み込まれた複数の画像が第2サブ表示領域41c
に表示される。
【0078】メニュー選択ボタン62で、「バッチ保
存」を選択し、出力ボタン77をクリックすると、RA
M23上に読み込まれた複数の画像がバッチ処理用フォ
ルダ35に保存される。入力元が異なる未処理の画像を
取り込む場合には、入力元を指定し直してから以上の操
作を繰り返す。画像取り込み作業が終了したら、画像処
理担当者に作業を引き継ぐ。
【0079】なお、画像取り込み作業担当者と画像処理
作業担当者とが、LAN接続された異なるパソコン12
を使用している場合には、画像取り込み作業担当者が、
バッチ処理用フォルダ35に保存した画像を、画像処理
作業担当者が使用するパソコン12の入力用フォルダ3
9にアクセスして転送する。また、画像取り込み作業担
当者が、「バッチ保存」の代わりに、「共有データ保
存」を選択し、出力ボタン77をクリックすれば、RA
M23上の複数の画像が出力用フォルダ38に保存され
る。この場合には、画像処理担当者が画像取り込み作業
担当者のパソコン12にアクセスして、出力用フォルダ
38の画像を取得する。
【0080】引継を受けた画像処理担当者は、取り込ん
だ画像に対して各種画像処理をする。まず、メニュー選
択ボタン63で「証明写真作成モード」を選択する。証
明写真作成モードに移行すると、メイン表示領域41a
には、テンプレート選択画面が表示される。
【0081】メッセージ表示領域43には、例えば、
「テンプレートを選択してください」などのメッセージ
が表示される。マウス32等でテンプレートを選択する
と、選択されたテンプレートが第1サブ表示領域41b
に表示される。
【0082】入力選択ボタン63で、入力元として、取
り込まれた未処理の画像が保存されたバッチ処理フォル
ダ35を指定する。なお、画像の転送を受けた場合に
は、入力元として入力用フォルダ39を指定する。
【0083】読み込み指示を与えると、バッチ処理フォ
ルダ35から画像データファイルが読み込まれ、読み取
り画像が第2サブ表示領域41bに表示される。読み込
まれた画像51の中から、所望の画像をマウス32等で
選択する。選択された画像はメイン表示領域41aに拡
大されて表示される。
【0084】メイン領域41aの拡大画像65を見なが
ら、トリミング枠46を動かして合成範囲を指定した
り、濃度補正,色補正等の画像の補正をする。画質補正
が終了したら、確認用テンプレート49の画像が貼り込
まれるコマを確認し、貼り込み指示をする。以上の操作
を繰り返し、すべてのコマへの画像の貼り込みを行う。
【0085】また、画像処理の途中に作業を中断したい
場合には、「バッチ保存」をして、処理途中の画像をバ
ッチ処理用フォルダ35に保存し、作業を再開する場合
には、バッチ処理用フォルダ35から処理途中の画像を
読み込んで作業の続きを行う。
【0086】1つの画像の画像処理作業が終了したら、
プリント作業担当者に作業を引き継ぐため、「バッチ保
存」をして、未プリントの画像をバッチ処理用フォルダ
35に保存する。上記操作を繰り返して、各画像毎に画
像処理をする。すべての画像の画像処理作業が終了した
ら、プリント作業担当者に作業を引き継ぐ。画像処理作
業担当者とプリント作業担当者とが、LAN接続された
異なるパソコン12を使用している場合には、上述した
とおり、画像データの転送処理をする。
【0087】作業を引き継いだプリント作業担当者は、
メニュー選択ボタン62で「バッチプリント」を選択す
る。「バッチプリント」が選択されると、バッチ処理用
フォルダ35から未プリントの画像がRAM23上に読
み込まれる。第2サブ表示領域41cの中からプリント
する画像を選択し、プリント枚数の指定をしてから、出
力ボタン77をクリックする。バッチ処理用フォルダ3
5に保存されている画像は、合成前の状態で保存されて
いるので、テンプレートデータと合成処理がなされた
後、プリンタ18に出力される。プリンタ18は、この
画像を記録用紙に記録して排紙する。プリント済みの画
像は、RAM23から再プリントフォルダ36に書き込
まれ保存される。
【0088】また、プリントする前に画像補正処理をす
ることもできるが、その場合には、貼り込みボタン76
をクリックすることにより、補正値を画像データに反映
させてから、出力ボタン77をクリックしてプリントす
る。
【0089】以上のプリント作業を繰り返して複数個の
証明写真のプリントをする。また、「一括プリント」を
する場合には、出力ボタン77で「一括プリント」を選
択して、出力ボタン77をクリックする。これにより、
バッチ処理用フォルダ35内のすべての画像が一括して
プリントされる。
【0090】また、例えば、転送を受けて入力用フォル
ダ39に保存された画像を、確認のために、そのままプ
リントする場合には、メニュー選択ボタン62で「共有
データプリント」を選択すると、入力用フォルダ39か
ら複数の画像が順番に読み込まれる。この中からプリン
トしたい画像を選択してプリントする。なお、入力用フ
ォルダ39内の画像をすべてプリントしたい場合には、
出力ボタン77で「一括プリント」を選択すればよい。
【0091】依頼者から再プリントの依頼があった場合
には、メニュー選択ボタン63で「再プリント」を選択
する。これにより、再プリントフォルダ36内の画像が
読み込まれ、第2サブ表示領域41cに表示される。こ
の中から依頼のあった画像を選択してプリントをする。
【0092】また、画像処理が終了した画像を、プリン
トをせずにあるいは、プリントとともに依頼者に提供す
る場合には、出力ボタン77で出力先をFDや出力用フ
ォルダ38に指定して、出力ボタン77をクリックす
る。これにより、画像データがFDや出力用フォルダ3
8に書き込まれて保存される。FDに保存した場合に
は、そのFDを依頼者に提供する。出力用フォルダ38
に保存した場合には、依頼者の身元の確認と引き替えに
出力用フォルダ38の読み取りパスワードを与える。依
頼者は、与えられた読み取りパスワードにより自己のパ
ソコンから出力用フォルダ38にアクセスすることで、
所望の画像を取り出すことができる。
【0093】また、依頼者のパソコンから未処理の画像
の転送を受ける場合には、予め依頼者に書き込みパスワ
ードを与えて、このパスワードを使用して入力用フォル
ダ39に画像を送ってもらう。
【0094】また、画像データ保存手段としては、ハー
ドディスクの他に、RAM,FD,ICカード,書き込
み可能なCDやDVDなどを用いることができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像形成装置は、入力部から読み込んだ画像データに対し
て画像処理を施し、処理済みの画像データに基づいて画
像をプリントする画像形成装置において、画像形成の進
捗度に応じて、画像データを分類して格納する複数のフ
ォルダを設けたから、画像形成作業を、複数の担当者間
で分担して進めやすくなり、作業効率を向上させること
ができる。また、難易度の異なる各作業を、スキルが異
なる担当者に分担させることにより、作業コストを低下
させることができる。
【0096】更に、ネットワーク接続可能な入力用及び
出力用の共有フォルダを設けたから、複数のパソコン間
で画像データのやりとりができる。各パソコンを各作業
担当者に割り当てれば、担当者間の作業分担がしやすく
なり、より作業効率を向上させることができる。
【0097】また、前記入力用及び出力用フォルダが設
けられているから、通信回線を経由して、依頼者から未
処理の画像データの転送を受けたり、依頼者に対して処
理済みの画像データを配信することができ、プリント作
成依頼の受付や処理済み画像データの提供を迅速に行う
ことができる。
【0098】また、再プリントフォルダを設ければ、再
プリント依頼を受けた際に、新たに画像取り込みを行う
必要がなくなるので、依頼に迅速に対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成システムの構成を示す概略図である。
【図2】ハードディスクドライブ内のフォルダ構成を示
す図である。
【図3】モニタに表示される操作画面を示す図である。
【図4】操作画面のうち画像表示領域を示す図である。
【図5】選択可能なメニュー項目を表示したプルダウン
メニューを示す図である。
【図6】操作画面のうち操作部表示領域を示す図であ
る。
【図7】指定可能な出力先を表示したプルダウンメニュ
ーを示す図である。
【図8】証明写真作成手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 画像形成システム 11 モニタ 12 パソコン 18 プリンタ 24 HDD 35 バッチ処理用フォルダ 36 再プリント用フォルダ 37 共有フォルダ 38 出力用フォルダ 39 入力用フォルダ 62 メニュー選択ボタン 77 出力ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部から読み込んだ画像データに対し
    て画像処理を施し、処理済みの画像データに基づいて画
    像をプリントする画像形成装置において、 画像形成の進捗度に応じて、画像データを分類して格納
    する複数のフォルダを設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 更に、ネットワーク接続可能な出力用及
    び入力用の共有フォルダを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 入力部から読み込んだ画像データに対し
    て画像処理を施し、処理済みの画像データに基づいて画
    像をプリントする画像形成装置において、 入力部から読み込んだ画像処理が施されていない未処理
    の画像データ,プリント処理が終了していない処理済み
    の画像データ,プリント済みの画像データを分類して保
    存する画像データ保存手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ保存手段は、未処理の画
    像データ及びプリント処理が終了していない処理済みの
    画像データを保存するバッチ処理用の第1のフォルダ
    と、 プリント済みの画像データを保存する再プリント用の第
    2のフォルダとを備えていることを特徴とする請求項3
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ保存手段は、前記画像形
    成装置の外部から、通信回線を経由してアクセス可能な
    出力用及び入力用フォルダとを備え、 前記出力用フォルダは、そのフォルダに保存された画像
    データを外部から読み取り可能なフォルダであり、前記
    入力用フォルダは、外部から転送された画像データを書
    き込み可能なフォルダであることを特徴とする請求項3
    又は4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理は、コマ数,コマのサイ
    ズ,コマのレイアウトが決められたテンプレートのコマ
    に画像を貼り込む合成処理であり、 前記プリント処理が終了していない合成済みの画像デー
    タを、テンプレートの情報と、前記コマに貼り込まれる
    画像の情報とに分けて、前記バッチ処理用の第1のフォ
    ルダに保存することを特徴とする請求項4記載の画像形
    成装置。
JP2000182828A 2000-06-19 2000-06-19 画像形成装置 Pending JP2002002028A (ja)

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JP2000182828A JP2002002028A (ja) 2000-06-19 2000-06-19 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008284804A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 画像プリント装置およびそのプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008284804A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 画像プリント装置およびそのプログラム

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