JPH10294857A - 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体

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JPH10294857A
JPH10294857A JP10036366A JP3636698A JPH10294857A JP H10294857 A JPH10294857 A JP H10294857A JP 10036366 A JP10036366 A JP 10036366A JP 3636698 A JP3636698 A JP 3636698A JP H10294857 A JPH10294857 A JP H10294857A
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image
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image processing
instruction
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JP10036366A
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Masayuki Yokota
雅之 横田
Hitoshi Oonoda
仁 大野田
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像に対してオペレータ指定の画像処理
を行った画像を複数の解像度で出力する場合に、その画
像処理を効率良く指定でき、かつ出力を高速に行うこと
ができる高品質な画像処理装置を提供することができ
る。 【解決手段】 1つの原稿についての低解像度データ及
び高解像度データを入力して画像プール1150に格納
し、表示部1800に低解像度で出力した画像を参照し
つつ、操作部1900で様々な画像処理を指定し、印刷
の際には高解像度の画像に対して指定した画像処理を施
してプリンタ3000から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、スキャナで画像を読取り、パ
ソコン等の画像処理装置で読取った画像に対し任意の画
像処理を行い、モニタ又はプリンタに出力する画像処理
システムが一般に知られている。このようなシステムに
おいて、スキャナの読み取り解像度は通常一種類であ
り、予め決まっているこの一種類の解像度で処理画像を
読み取っている。
【0003】従って、印刷出力する解像度と表示出力す
る解像度とが異なる通常の画像処理システムにおいて
は、解像度変換処理を少なくするために、印刷出力時の
解像度か表示出力時の解像度の何れかの解像度で読取り
可能なスキャナを用いる。
【0004】そして、読み込んだ解像度と異なる解像度
で出力する場合には、間引き/補間処理といった解像度
変換を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この解
像度変換は出力と同時に行なうことがほとんどであるた
め、出力タイミングと同期してリアルタイムで行わなけ
ればならず負荷が大きかった。
【0006】本発明は、上記の従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、入
力画像に対してオペレータ指示の画像処理を行った画像
を複数の解像度で出力する際に、その画像処理を効率良
く指示でき、かつ出力を高速に行うことができる高品質
な画像処理装置を提供することにある。
【0007】又、本発明の他の目的は、サーバとターミ
ナルから構成されるシステムであって、サーバとターミ
ナルの間でデータの通信量を最少としつつ、オペレータ
のターミナルに対する操作によって、サーバ内に格納さ
れた画像に所望の画像処理を施し、サーバ側で出力させ
ることのできる画像処理システムを提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、画像処理装置において、処理対象
画像を第1の解像度で表現した第1画像データと、前記
第1の解像度よりも高い第2の解像度で表現した第2画
像データと、をそれぞれ保持する画像保持手段と、前記
処理対象画像に対する複数種類の画像処理の指示を、画
像処理効果の異なる複数の指示グループの組み合わせと
して、前記処理対象画像に関連付けて保持可能な処理コ
マンド保持手段と、前記処理対象画像に対して前記処理
コマンド保持手段で保持した画像処理の指示に対応する
画像処理を実行して出力する出力手段と、を備え、前記
出力手段は、前記第1の解像度で出力する場合には、前
記画像保持手段の第1画像データに対して、前記処理コ
マンド保持手段で保持された画像処理の指示に対応する
画像処理を実行して出力し、前記第2の解像度で出力す
る場合には、前記画像保持手段の第2画像データに対し
て、前記処理コマンド保持手段で保持された画像処理の
指示に対応する画像処理を実行して出力することを特徴
とする。
【0009】前記第1画像データは表示出力用のデータ
であり、前記第2画像データは印刷出力用のデータであ
ることは好適である。
【0010】前記出力手段は、表示画面への表示出力を
行なう表示出力手段と印刷装置から印刷出力する印刷出
力手段とを有し、前記第1画像データは表示出力手段か
らの表示出力用のデータであり、前記第2画像データは
前記印刷出力手段からの印刷出力用のデータであること
も好適である。
【0011】前記処理コマンド保持手段が、前記処理対
象画像の第1画像データ或いは第2画像データに対する
画像処理の指示を、前記処理対象画像に関連付け、か
つ、画像編集処理のためのものと画像補正処理のための
ものとの2つの指示グループに分けて保持することも好
適である。
【0012】前記処理コマンド保持手段は、既に保持し
ている前記組み合わせの中の指示グループを、他の指示
グループに置き換えて、処理対象画像と関連付けて保持
可能であることも好適である。
【0013】前記処理コマンド保持手段で保持する画像
処理の指示は、画像処理を指示する関数として保持され
ていることも好適である。
【0014】又、本発明にあっては、画像処理システム
において、サーバと、該サーバと接続されているターミ
ナルとで構成された画像処理システムであって、前記サ
ーバは、処理対象画像を第1の解像度で表現した第1画
像データと、同じ処理対象画像を前記第1の解像度より
も高い第2の解像度で表現した第2画像データと、をそ
れぞれ保持する画像保持手段と、印刷出力手段と、を備
え、前記ターミナルは、前記処理対象画像に対する複数
種類の画像処理の指示を、画像処理効果の異なる複数の
指示グループの組み合わせとして、前記処理対象画像に
関連付けて保持可能な処理コマンド保持手段と、前記第
1画像データに対して前記処理コマンド保持手段で保持
した画像処理を実行して表示出力する表示出力手段と、
を備え、印刷出力時には、前記ターミナルの前記処理コ
マンド保持手段から前記サーバへ、前記処理コマンド保
持手段で保持した画像処理の指示を送り、前記サーバに
おいて前記第2画像データに対して前記画像処理の指示
に対応する画像処理を実行し、その結果を前記印刷出力
手段から出力することを特徴とする。
【0015】又、本発明にあっては、画像処理方法であ
って、処理対象画像を第1の解像度で表現した第1画像
データと前記第1の解像度よりも高い第2の解像度で表
現した第2画像データとをそれぞれ格納する格納工程
と、前記処理対象画像に対する複数種類の画像処理の指
示を、画像処理効果の異なる複数の指示グループの組み
合わせとし、各指示グループを前記処理対象画像に関連
付けて登録する登録工程と、前記処理対象画像に対して
前記登録した画像処理の指示に対応する画像処理を実行
して出力する出力工程と、を有し、前記出力工程におい
て、第1の解像度で出力する場合には前記格納工程で格
納した第1画像データに対して、前記登録した画像処理
の指示に対応する画像処理を実行して出力し、第2の解
像度で出力する場合には前記格納工程で格納した第2画
像データに対して、前記登録した画像処理の指示に対応
する画像処理を実行して出力することを特徴とする。
【0016】前記第1画像データは表示出力用のデータ
であり、前記第2画像データは印刷出力用のデータであ
ることは好適である。
【0017】前記出力工程において出力は、表示画面へ
の表示出力を行なう表示出力と印刷装置から印刷出力す
る印刷出力であり、前記第1画像データは表示出力用の
データであり、前記第2画像データは印刷出力用のデー
タであることも好適である。
【0018】前記登録工程において、前記処理対象画像
の第1画像データ或いは第2画像データに対する画像処
理の指示を、画像編集処理のためのものと画像補正処理
のためのものとの2つの指示グループに分け、各指示グ
ループを前記処理対象画像に関連付けて登録することも
好適である。
【0019】更に、画像処理方法において、前記登録工
程において、既に保持している前記組み合わせの中の指
示グループを、他の指示グループに置き換えて、前記処
理対象画像と関連付けて保持可能であることも好適であ
る。
【0020】画像入力元に、処理対象画像を第1の解像
度で表現した第1画像データと前記第1の解像度よりも
高い第2の解像度で表現した第2画像データとを互いに
関連付けて格納されている場合に、それらのうち、第1
画像データのみを選択して入力する画像データ入力工程
と、前記画像データ入力工程で入力した前記第1画像デ
ータを表示出力する表示出力工程と、前記第1画像デー
タに対して行う画像処理の指示を要求する画像処理要求
工程と、前記画像処理要求工程で入力された画像処理の
指示を、画像処理効果により複数グループに分け、各グ
ループ毎の画像処理の指示を前記処理対象画像に関連付
けて登録する指示登録工程と、前記指示登録工程におい
て登録された指示を出力する指示出力工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0021】又、本発明にあっては、記憶媒体におい
て、画像データに対して画像処理を施して出力するプロ
グラムコードが格納された記憶媒体であって、処理対象
画像を第1の解像度で表現した第1画像データと前記第
1の解像度よりも高い第2の解像度で表現した第2画像
データとを互いに関連付けて格納するデータ保持工程の
プログラムコードと、保持した前記処理対象画像データ
に対する複数種類の画像処理の指示を、画像処理効果に
より複数グループに分け、各グループごとの画像処理の
指示を、前記処理対象画像に関連付けて登録する指示登
録工程のプログラムコードと、前記第1の解像度で出力
を行う場合には前記保持した第1画像データに対して前
記登録した画像処理を実行して出力し、前記第2の解像
度で出力を行う場合には前記保持した第2画像データに
対して前記登録した画像処理を実行して出力する出力工
程のプログラムコードと、を記憶することを特徴とす
る。
【0022】更に、記憶媒体において、画像データを入
力し、画像処理を施して出力するプログラムコードが格
納された記憶媒体であって、画像入力元に、処理対象画
像を第1の解像度で表現した第1画像データと前記第1
の解像度よりも高い第2の解像度で表現した第2画像デ
ータとを互いに関連付けて格納されている場合に、それ
らのうち、第1画像データのみを選択して入力する画像
データ入力工程のプログラムコードと、前記画像データ
入力工程で入力した前記第1画像データを表示出力する
表示出力工程のプログラムコードと、前記第1画像デー
タに対して行う画像処理の指示を要求する画像処理要求
工程のプログラムコードと、前記画像処理要求工程で入
力された画像処理の指示を、画像処理効果により複数グ
ループに分け、各グループ毎の画像処理の指示を前記処
理対象画像に関連付けて登録する指示登録工程のプログ
ラムコードと、前記指示登録工程において登録された指
示を出力する指示出力工程のプログラムコードと、を記
憶することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、画像処理システムの構成及び作用・効果を図面を参
照して詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載さ
れている構成の相対配置、フローチャート、テーブル等
は特に特定的な記載がない限りは、この発明をそれらの
みに限定する趣旨のものではない。
【0024】[システムの全体構成]図1は本実施の形
態の画像処理システム全体を示す概略構成図である。
【0025】この画像処理システムは、概して、1つの
原稿についての低解像度データ及び高解像度データを入
力し、表示部1800に低解像度で出力した画像を参照
しつつ、様々な画像処理を指示し、最終的に所望の画像
処理を施した高解像度の画像をプリンタ3000から出
力することを主な目的とするものである。そしてここに
示すシステムは特に、サーバ1000そのものの操作に
よっても、位置的に離れたターミナル2000からの操
作によっても、各種画像処理の指示が可能な画像処理シ
ステムである。このシステムにより、例えば、オペレー
タが自宅にいながら、ラボにある写真をデジタル画像と
して自由に処理し、編集してオリジナルのアルバムやポ
ストカード、インデックスシールを作成すること等が容
易に実現できる。
【0026】本システムには、画像を入力する装置とし
て、テンプレート制作装置4000、スキャナ1及び画
像入力装置5000が設けられ、サーバ1000に接続
されている。又、サーバ1000内にはテンプレート画
像(以下「テンプレート」という)を格納するためのテ
ンプレート保持部1310及び入力画像を格納するため
の画像プール1150が設けられている。テンプレート
とは、アルバムの台紙に相当するものであり、画像をは
め込む窓(スロット)を有するタイプや画像を貼り付け
るタイプなどがある。又、全体に色がついていたり、背
景に絵、柄が施されていたりする。
【0027】スキャナ1は、カラーやモノクロのアナロ
グ画像がネガ又はポジ記録された、シートやフィルム等
の画像記録媒体から画像を読取る装置である。テンプレ
ート制作装置4000は文字どおりテンプレートのデジ
タルデータを生成/変更する装置である。画像入力装置
5000はデジタル画像を記憶した記録媒体から画像を
読み出し、サーバ1000に出力する装置であり、CD
−ROMドライバ等を用いることができる。テンプレー
ト製作装置4000から入力されたテンプレートはテン
プレート保持部1310に、スキャナ1及び画像入力装
置5000から入力した画像データは画像プール115
0に格納される。
【0028】サーバ1000はスキャナ1又は画像入力
装置5000から1つの原稿につき低解像度及び高解像
度の2種類の画像データを入力する。そして、それらの
画像データの内、低解像度の画像データを表示部180
0に出力し、低解像度画像を表示させる。オペレータは
その画像を見ながら、操作部1900を用いてその画像
に加える処理を指示する。処理後の画像は表示部180
0において確認することもできる。指示された画像処理
の種類と処理範囲等を示すパラメータとは一つのコマン
ドとして、オペレータ及び原稿を特定するパラメータ、
と関連付けられてサーバ1000の所定の箇所に保存さ
れる。画像処理の指示が完了し、印刷させる際には画像
プール1150中の対応する高解像度データを読み出
し、保存しておいたコマンド群に対応する画像処理を今
度はこの高解像度データに対してそのまま行う。そし
て、指示した画像処理を行った高解像度画像がプリンタ
3000から出力される。
【0029】ターミナル2000は、複数設けられてお
り、そのそれぞれに対応するオペレータが存在する。オ
ペレータはターミナル2000を操作してサーバ100
0の画像プール1150及びテンプレート保持部131
0から、処理を行いたい画像についての低解像度データ
及びテンプレートを読み出し、受信する。受信した低解
像度データ及びテンプレートはターミナル2000内に
保持され、表示部2800において表示される。オペレ
ータはこの表示部2800で表示された画像を見なが
ら、操作部2900を用いてその画像に加える処理を指
示する。ここでも処理後の画像を表示部2800で確認
することができる。
【0030】画像処理が指示されるとその画像処理の種
類と処理範囲等を示すパラメータとが一つのコマンドと
して、オペレータ及び原稿を特定するパラメータ、と関
連付けられてターミナル2000の所定の箇所に保存さ
れる。画像処理の指示が完了し、印刷させる際には、保
存しておいたコマンド群をサーバ1000に送る。サー
バ1000は印刷命令及びコマンド群をターミナル20
00から受取ると、画像プール1150から対応する高
解像度データを読み出す。読み出された高解像度データ
はコマンド群に対応する画像処理を行なわれ、プリンタ
3000に出力される。そして、ターミナル2000で
指示した画像処理を行なわれた高解像度画像がプリンタ
3000から出力される。
【0031】図2は本システムにおけるサーバ1000
及びターミナル2000の内部構成を概念的に示した図
である。これらを参照して本システムの機能的構成を説
明する。
【0032】サーバ1000において、1100は、処
理すべき画像データを読み込んで保持する画像制御部で
あり、1200は、画像制御部1100が保持する画像
データに各種の処理を施して画像制御部1100や印刷
制御部1600等に出力する画像処理部であり、130
0は、テンプレート制作装置4000などで制作した各
種のテンプレート情報を保持制御するテンプレート制御
部である。また、1400はサーバ1000全体の制御
を司る制御部であり、1600はプリンタ装置3000
の制御を司る印刷制御部である。
【0033】画像制御部1100は、スキャナ1の画像
読み取りを制御し、読取ったアナログ画像を対応するデ
ジタル画像に変換して出力するスキャナ制御部1110
や、スキャナ制御部1110からのデジタル画像及び画
像入力装置5000からのデジタル画像を入力する画像
入力部1120、画像入力部1120で入力した画像す
なわち処理すべき画像のデータを保持する画像プール1
150、画像処理部1200や表示部1800への画像
プール1150に格納された画像の受渡を制御し、画像
処理のコマンドを記憶するイメージサブシステム113
0等を含む。
【0034】画像処理部1200は、画像制御部110
0から処理画像を受け取って画像の編集を行なう画像編
集部1210や、画像編集部1210で編集する画像に
対する赤目除去等の各種補正処理を行なう画像補正部1
220や、補正処理等を行った画像に対して大伸ばし・
パノラマ合成等の付加的処理を行なうサービス処理部1
230等により構成されている。
【0035】テンプレート制御部1300は、テンプレ
ート制作装置4000等の外部装置を用いてデザイナー
等が予め制作した各種のテンプレートをオンラインで直
接、あるいはCD−ROM等の記録媒体を介して、取込
むと共に、取り込んだ各種テンプレートをテンプレート
制作装置4000等の外部装置に出力可能なテンプレー
ト保持部1310と、テンプレート保持部1310で保
持した各種テンプレートと画像プール1150に格納さ
れた画像とを組み合わせてイメージサブシステム113
0に出力する等の、テンプレート関連の制御及びテンプ
レートに対するコマンドの記憶を司るブックサブシステ
ム1350と、を含んでいる。
【0036】なお、このテンプレート保持部1310に
は、テンプレートの集合でブック形式にまとめたブック
や、背景などを形成する写真や、背景にクリップできる
クリップアートや、フォトボーダー等がテンプレートと
して格納されている。
【0037】また、制御部1400は、システム全体の
制御を司るシステムマネージャ1410と、サービス処
理部1230及び画像入力部1120等を主に制御する
サービスマネージャ1420と、顧客からの注文(オー
ダー)を管理するオーダーマネージャ1430と、印刷
制御部1600のプリントキュー制御を司るプリントキ
ューマネージャ1450と、サーバ1000と各ターミ
ナル2000との間のログイン/ログアウト等の命令の
やり取りを管理するターミナルマネージャ1480とを
含んでいる。
【0038】また、ターミナル2000は、サーバ10
00における画像処理部1200と同様の構成を有する
画像処理部2200と、イメージサブシステム1130
と同様構成のイメージサブシステム2130と、ブック
サブシステム1350と同様のブックサブシステム23
50とを備えている。
【0039】以上のような機能を有するサーバ1000
及びターミナル2000としては、図3に示すようなハ
ードウェア構成のパソコンを適用できる。
【0040】1500,2500は、装置全体を制御す
る演算・制御用のCPUである。1510は、CPU1
500又は2500で実行するプログラムや固定値等を
格納するROMである。1520は、一時記憶用のRA
Mであり、図2に示された画像制御部1100,画像処
理部1200,2200、テンプレート制御部130
0,制御部1400、2400等に含まれる各種プログ
ラムを実行するプログラム実行領域1522や、処理画
像データ記憶領域1521が含まれる。1530は、ハ
ードディスク等の外部記憶装置であり、画像処理を行う
ためのアプリケーション1531や、前述した各種プロ
グラムのプログラムコード1532を格納している。
又、サーバ1000の場合はこの外部記憶装置1530
に画像プール1150,テンプレート保持部1310等
を含む。又、通信装置1540を有し、これを介して、
サーバ1000とターミナル2000とは互いにデータ
の送受信を行う。サーバ1000には、更にプリンタ3
000,スキャナ1,テンプレート製作装置4000等
が接続されている。
【0041】[画像データの入力工程]次に、本発明の
特徴部分の一つとして、本実施の形態における画像デー
タの入力・管理方法を図4を参照して以下に説明する。
図4は主として画像入力部1120の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0042】ここでは、スキャナ1から画像データを読
み込み、画像入力部1120を介して画像プール115
0へ格納するまでの制御を説明する。
【0043】まず、スキャナ1のCCDセンサ1171
で現像フイルムあるいは写真等を読み込み、A/D変換
器1172でデジタル信号に変換する。そして白/黒レ
ベル補正部1173で白/黒レベル補正する。そして、
γ補正部1174でγ補正を行い、色変換/マスキング
部1175で所定の色変換/マスキング処理を行なう。
【0044】本実施の形態においては、同一原稿からの
入力画像として、印刷出力用に1画面あたり、1024
X1536画素、又は2048X3072画素の高解像
度の画像データ(Fine image)を取り込み、表示出力用
に1画面当り、256X384画素の低解像度の画像デ
ータ(Proxy image)を取り込むものとする。この画像の
取り込みは、例えば、スキャナ1のプリスキャン時の読
み取り画像データを低解像度データ1151として、フ
ァインスキャン時の読み取り画像データを高解像度デー
タ1152として格納することによって行う。
【0045】CCDセンサ1171の読み取りが低解像
度での読み取りであると判断すると、上述した色変換/
マスキング部1175からの出力がそのまま低解像度デ
ータ1151として画像プール1150に格納される。
一方、CCDセンサ1171の読み取りが高解像度での
読み取りであると判断した場合には上述した色変換/マ
スキング部1175からの出力はJPEG圧縮部115
2に送られ、ここでJPEG圧縮した圧縮データを高解
像度データ1152として画像プール1150に格納す
る。
【0046】又、スキャナ1で読み取った画像記録媒体
がAdvanced Photo systemのフィルムである場合には、
フイルムに撮影条件等の撮影時のデータがIX情報とし
て書き込まれているので、コード読み取り部1181で
そのIX情報を読み取り、補正制御部1182でこのI
X情報に従ってγ補正部1174のγ補正量を制御する
と共に、色変換/マスキング部1175における色変換
やマスキング量を制御する。
【0047】画像入力装置5000から画像を入力する
場合であっても、入力画像に対して、途中のデジタル画
像データの処理から実行する点が異なるだけであり、そ
の他の処理は同様に行われる。
【0048】もし、画像入力時に低解像度データか高解
像度データの内、一方しか入力できない場合であって
も、入力後すぐに間引き/補間等の解像度変換を行うこ
とによって、低解像度データ及び高解像度データを1組
として画像プール1150に格納する。
【0049】[画像処理コマンド指示工程]次に、この
ように画像プール1150に格納された画像データにつ
いてのオペレータの指示及びその指示に応じたシステム
の動作について説明する。まず、オペレータがサーバ1
000から指示を行う場合を説明する。
【0050】オペレータは、テンプレートを選択した
後、そのテンプレートの様々なパラメータ(挿入する画
像の数やその位置、文字の入力、背景、画像の枠の装飾
等)の設定を行い、同時にはめ込む画像を選択する。次
に、挿入する画像ごとに、必要に応じ、画像の向き、は
め込む画像の切り抜き等の画像編集の指示を行い、更
に、赤目除去等の画像補正の指示を行う。1ページ(つ
まりテンプレート)にはめ込む画像の全てについて、そ
の編集及び補正の指示が完了すると、レイアウトを表示
部1800にて確認し、プリントしてもよいと判断すれ
ばプリント指示を行う。なお、複数枚のプリントを望む
場合や、大伸ばしを行いたい場合には別途付加的処理の
指示を行うことになる。
【0051】これらの指示の内、テンプレートの選択情
報とテンプレートのパラメータ設定情報は、互いに関連
付けられてブックサブシステム1350内に格納され、
保持される。アルバムを作成するために複数のテンプレ
ートを選択しなければならない場合などを考慮し、始め
から1つにまとめられたテンプレートの集合(ブックと
称する)も用意されているが、テンプレートの代わりに
このようなブックを選択するとブック単位でテンプレー
ト関連の情報の格納を行う。
【0052】1つのブックを構成する各ページ毎に、テ
ンプレートの選択情報とそのテンプレートのパラメータ
設定情報とが保存され、更に、テンプレートにはめ込む
画像の選択情報とその選択画像に施す処理情報がテンプ
レートに関連付けられて格納される。画像の選択以前の
状態では、テンプレートについての情報はブックを選択
した操作者情報と共にブックサブシステム1350内に
格納される。そして、画像が選択され、テンプレートに
割付けられた時点でイメージサブシステム1130にテ
ンプレートについての情報が送られ、イメージサブシス
テム1130に図5に示すようなテーブル900が作ら
れる。個々の画像に対する画像処理のコマンドが入力さ
れるとそのコマンドがテーブル900の所定の位置に挿
入される。
【0053】テーブル900では、図5に示すように、
データは操作者を特定する情報毎に分けられ、同一操作
者ではブックごとに分けられ、同一ブックではページ毎
に分けられて登録されており、同一ページ内ではテンプ
レート特定情報と、その設定情報、そしてそのテンプレ
ート内に挿入する画像を特定する情報と、その画像に対
するコマンド群が関連付けられて登録されている。
【0054】尚、コマンド群は画像ごとにリペアドオペ
レーション及びライブオペレーションに分けて関数の形
で登録される。
【0055】ここで、リペアドオペレーションとは画像
補正部1220で行なわれる画像処理を言い、この処理
に対応するコマンド群を登録する。又、ライブオペレー
ションとは画像編集部1210で行われる画像処理を言
い、この処理に対応するコマンド群を登録する。
【0056】各コマンド群はイメージサブシステム11
30内のテーブル900に保持されるわけであるが、イ
メージサブシステム1130は、画像処理の種類、及
び、画像データへのポインタや処理を行なうべき画像領
域等のパラメータ、を一つのコマンドとして関数で表
し、更に、そのコマンドが集合したコマンド群を、一つ
の関数として登録し、その関数を送ることで画像処理部
1200を制御して所望の画像処理を実行させる。
【0057】イメージサブシステム1130は図6のフ
ローチャートに示すように処理を行う。S101におい
て、コマンド入力を待ち、入力があるとS102に進
む。S102でそのコマンドが登録済みのコマンド群を
指示するものかどうか判断し、もし登録済みのコマンド
群であればS105に進み、テーブル900中の指示の
コマンド群を複写してテーブル900内の現在処理中の
画像に対応する位置に書込む。
【0058】入力が登録済みのコマンド群でなく、新た
なコマンドであれば、S103でそのコマンドがリペア
ドオペレーションかライブオペレーションか判断し、S
105において、テーブル900のどちらかの位置に関
数として登録する。テーブル900への書き込みが終了
すると、今度はS106に進みイメージサブシステム1
130は画像プール1150から画像データを読み出
す。そして、その画像に対応するリペアドオペレーショ
ンのコマンド群と、ライブオペレーションのコマンド群
を、それぞれ一つのまとまった関数として画像処理部1
200に送る。
【0059】画像処理部1200では、関数を受取り、
その関数が示すコマンド群がライブオペレーションに登
録されたものであれば画像編集部1210でそのコマン
ド群の各コマンドに対応する処理を順次行い、又、その
関数が示すコマンド群がリペアドオペレーションに登録
されたものであれば、画像補正部1220でそのコマン
ド群の各コマンドに対応する処理を順次行う。そして受
取った関数に対応する処理を行った後の画像をイメージ
サブシステム1130に送り、表示部1800で処理後
の画像が表示される。
【0060】オペレータが画像処理後の画像の表示を指
示するとオペレータがページレイアウトの表示を求めて
いる場合にはイメージサブシステム1130において、
テンプレート保持部1310から読み出したテンプレー
トに処理後の画像をはめ込み、表示部1800に出力す
る。また、印刷指示が操作部1900から入力される
と、印刷を望むページの画像の高解像度データを画像プ
ール1150から読み出し、画像処理部1200で編集
・補正して印刷制御部1600に出力する。
【0061】次に、以上のようにして画像処理が指示さ
れた場合の画像データと画像処理コマンドとの関係を図
7を参照して更に詳細に説明する。
【0062】指示入力された画像処理のコマンドは、図
7に示す形態で各画像に関連付けて画像データと共にブ
ックサブシステム1350又はイメージサブシステム1
130に記憶される。
【0063】図7において、1151は画像プール11
50に格納されている低解像度データ、1152は画像
プール1150に格納されている高解像度データであ
る。
【0064】以下、この2種類のデータを原画像データ
と称して主にサーバ1000側の操作に対する説明を行
なう。
【0065】7001は実際に表示出力される或は印刷
出力される状態の画像データ(ライブイメージ)であ
る。7002は原画像データの一部又は全部に対して補
正処理を行った結果の画像データ(リペアドイメージ)
である。7200はブックサブシステム1350による
ライブイメージ7001に対するテンプレート制御(テ
ンプレート種類の選択、テンプレートへの貼り付け処理
等)であり、7300はテンプレート制御後の画像をレ
イアウトされたテンプレート全体の画像データを表示出
力或は印刷出力する出力処理である。
【0066】7501〜7503は1つの原画像データ
に対するテンプレート種類、テンプレート挿入位置や、
挿入する際の回転角度、カラー/白黒指定等の編集処理
(ライブオペレーション)を指示するコマンド群であ
る。7601〜7603は原画像データに対する例えば
赤目処理や一部の色の補正、傷やごみの除去等の補正処
理(リペアドオペレーション)を指示するコマンド群で
ある。
【0067】画像編集処理は画像全体に対して行われる
ことが多く、画像補正処理は主に画像の一部に対して行
われることが多いものである。
【0068】オペレータによって、テンプレート、その
テンプレートにはめ込む画像及びその画像を入れこむ位
置(順序)が指示されると、その位置情報がコマンド7
501に格納される。この状態では他のコマンドは何等
指示されていないので、イメージサブシステム1130
は低解像度データ1151を読み出してきてコマンド7
501のみに従って指示されたテンプレート位置に画像
を挿入する。これにより、表示部1800には未処理の
低解像度画像が指示テンプレートの所望位置に入れ込ま
れて表示される。
【0069】続いて最初の画像処理が指示されると、こ
の指示が編集処理に係るライブオペレーション指示であ
る場合には、これをコマンド位置7502に格納する。
例えば、画像を90度回転させる指示であればこの指示
がコマンド7502として登録される。この時点では、
低解像度データ1151に対し、まずコマンド7502
に規定されている90度回転処理を行い、次に、コマン
ド7501に従い、テンプレート中の指示位置にその画
像を挿入する。これにより、表示部1800には回転処
理された画像が指示テンプレートの所望位置に入れ込ま
れて表示される。
【0070】次に、例えば画像に傷がある場合における
傷の修復処理や、赤目除去処理、その他のリペアドオペ
レーションに該当する画像補正処理が指示された場合に
は、リペアドオペレーションのコマンドとして、その指
示された画像処理の種類を、処理を行なう画像領域情報
等のパラメータと共に順次登録する。
【0071】画像の補正処理が指示されていくとその指
示がコマンド7601〜7603の何れかに登録され
る。そして、低解像度データ1151を読み出してき
て、リペアドオペレーションとしてコマンド7603か
ら順次コマンド7601まで実行し、リペアドイメージ
を生成する。このリペアドイメージはリペアドオペレー
ションの結果得られるイメージをであるが、特定の情報
として表示部1800に表示したり、プリンタ装置30
00から印刷出力したりされることはない。
【0072】更に、このリペアドオペレーションに連続
してライブオペレーションにおけるコマンド群をコマン
ド7503から順次7501まで実行して、ライブイメ
ージを生成し、表示部1800に表示する。
【0073】このように、画像処理を指示してゆくと、
その指示がコマンド7501〜7503及びコマンド7
601〜7603に書込まれ、図7に示すコマンド群が
増加する。そして、画像処理の指示するごとに、低解像
度データ1151に対してコマンド7603からコマン
ド7501に至るまでの処理が順次行い、表示部180
0上の画像を変化させることができる。そして、オペレ
ータは変化する画像を見ながら、その画像処理の指示を
追加したりキャンセルしたり、画像補正処理のパラメー
タを変化させたりして、所望の画像を得ることができ
る。
【0074】一方、原画像を異なった2つのテンプレー
トにはめ込んで出力したい場合もあり、このような場合
において、先に指示したライブオペレーションの画像編
集処理或はリペアドオペレーションの画像補正処理をそ
のまま利用することが可能に構成されている。
【0075】即ち、コマンド群の登録は、ライブオペレ
ーションの画像編集処理とリペアドオペレーションの画
像補正処理とで全く別個に行なわれ、このコマンド群の
処理を組み合わせて実行させることが可能となるように
構成されている。
【0076】同じ原画像に対して既に登録したコマンド
群と同様の補正処理を行い、そのリペアドイメージに対
し、異なる画像編集処理を行った後に他のテンプレート
に挿入したい場合にも、同じ補正処理の指示操作を省く
ことができる。
【0077】例えば、リペアドイメージの生成までの画
像に対する補正処理は上述した7603〜7601のコ
マンドを実行し、得られたリペアドイメージに対してコ
マンド7503〜7501のライブオペレーションでは
なく、別途指示したライブオペレーションである751
3〜7511のコマンドを実行することにより、700
2に示すリペアドイメージから7101に示すライブイ
メージを生成して表示出力などさせることができる。
【0078】また、ライブオペレーションは7503〜
7501のコマンド群に従った編集処理を実行させる
が、リペアドオペレーションでは他のコマンド群に従っ
て他の補正処理を実行させたいような場合には、リペア
ドオペレーション部の画像処理としてコマンド7613
〜コマンド7611のオペレーションを実行するように
指示すればよい。
【0079】例えば、ある原画像に対して複雑なリペア
ドオペレーションを行うことによって、操作者にとって
十分に満足のいく画像補正を行ったとする。そして、そ
のリペアドイメージに対して、更に、ライブオペレーシ
ョンを行い、カラー画像でテンプレート中にはめ込み、
アルバムの1ページが完成したとする。
【0080】その後、同じ画像をアルバムの表紙として
用いるために、同じ画像補正を施した後に今度は異なる
画像編集処理を行って(例えばセピア色にして)、表紙
のテンプレートに挿入したいと望む場合がある。この
時、また始めから原画像に対して複雑なリペアドオペレ
ーションを指示するのは時間的に無駄であり、誤って異
なる画像補正を指示することもある。
【0081】この場合、本実施の形態におけるシステム
では先に登録したリペアドオペレーションのコマンド群
を読み出して、容易に全く同じ画像補正をそのまま原画
像に施すことができ、さらに、他のライブオペレーショ
ンを行って、セピア色に変えることができる。
【0082】すなわち、このようなコマンド群の登録を
行うことにより、何度も同様の画像処理を指示する必要
がなく、効率の良い画像処理指示が実現する。
【0083】勿論リペアドイメージの生成までの760
3〜7601のコマンド、ライブオペレーションの処理
として7503〜7501のコマンドを実行するのでは
なく、全く別個にリペアドイメージの生成までの761
3〜7611のコマンド及びコマンド7513〜751
1のライブオペレーションのコマンドを指示入力して実
行させてもよい。
【0084】又、コマンド群として登録した複数のコマ
ンドの内、ある1又は複数コマンドによる画像処理が不
要となった場合は、そのコマンド群から不要となったコ
マンドをキャンセルすることによって、他のコマンドに
対する影響なしに所望の画像処理が可能となる。
【0085】イメージサブシステム1130は図7に示
すように、原画像に対する画像処理の指示を対応するコ
マンド群として指示順にリンク付けして登録していく。
そして、画像を表示しようとする場合には、画像プール
1150から低解像度データを読み出してくると共に、
図7のように処理する画像に関連付けて登録してあるコ
マンド群を関数として読み出し、画像処理部1200に
指示して順次必要な画像処理を実行させていく。
【0086】そして、コマンド群で指示された処理を全
て終了してライブイメージ7001が生成されると、テ
ンプレート制御7200を経て生成したライブイメージ
7001を出力制御7300し、表示部1800に送っ
て表示させる。ここで、テンプレート制御7200とは
リペアドオペレーション及びライブオペレーションを経
た画像をテンプレートに挿入するオペレーションであ
る。
【0087】一方、このライブイメージを確認して印刷
出力させる場合には、印刷出力指示を操作部1900か
ら入力する。すると、この入力に従い、画像プール11
50から高解像度データを読み出してくると共に、イメ
ージサブシステム1130に登録してある図7に示すコ
マンド群を順次関数として読み出し、画像処理部120
0に指示して、順次高解像度データに対し必要な画像処
理を実行させていく。順次リペアドイメージ及びライブ
イメージを生成すると、生成したライブイメージを印刷
制御部1600に送り、プリンタ装置3000から印刷
出力する。
【0088】以上、サーバ1000を操作してコマンド
群を作成する場合について述べたが、このコマンド群の
作成をターミナル2000で行なう場合においては、ブ
ックサブシステム2350でテンプレート保持部130
0に保持されているテンプレートを選択し、イメージサ
ブシステム2130が画像プール1150から低解像度
データの転送を受け、表示部2800の表示を確認しな
がら操作部2900から順次画像処理の指示入力を行な
う。指示は直ちにイメージサブシステム2130内に保
持され、保持内容に従って必要な画像処理が施された
後、表示部2800に表示される。この間の表示制御は
イメージサブシステム1130と同様である。すなわ
ち、イメージサブシステム2130にはテーブル900
と同様のテーブルが作成され、図6に示したフローチャ
ートで動作する。
【0089】表示部2800の表示内容で印刷出力して
良い場合には、印刷出力指示を操作部2900から入力
する。すると、この入力に従い、イメージサブシステム
2130に登録してある図7に示すコマンド群が順次関
数としてイメージサブシステム1130に送られ、画像
プール1150から高解像度データを読み出してくると
共に、画像処理部1200に指示して順次必要な画像処
理を実行させる。順次リペアドイメージ及びライブイメ
ージを生成すると、生成したライブイメージを印刷制御
部1600に送り、プリンタ装置3000から印刷出力
する。
【0090】この結果、ターミナル2000側では、高
解像度データを全く受け取ることなく所望の画像処理を
指示し、サーバ1000側で所望の画像処理を施した高
解像度データを印刷出力させることができ、サーバ10
00との間の通信量を最少に抑えることができる。即
ち、ターミナル2000からサーバ1000へのデータ
は、ターミナル2000の状態報知等の他に、画像処理
を行なうコマンド群及び印刷指示の出力のみであり、サ
ーバ1000からも低解像度データの送信とテンプレー
トデータの送信程度であり、極めて少量の通信で上記処
理が実現することになる。
【0091】例えば、テンプレート情報は画像の大まか
なはめ込み位置を示すレイアウト情報と、背景等のパラ
メータ設定情報のみで構成されており、また、画像の処
理に関してもその処理コマンドを関数として保持してい
るのみであるため、ターミナル2000で作成したレイ
アウト結果を印刷出力する場合、ターミナル2000の
イメージサブシステム2310で保持しているこれらの
情報や関数をサーバ1000に送るのみで良く、少ない
通信量で所望の出力結果が得られる。
【0092】[具体的処理の流れ]以下に、サーバ10
00を操作して、自動レイアウトを利用したアルバム作
成を行う場合の処理の流れについて、図8のフローチャ
ートを参照して更に詳しく説明する。自動レイアウトと
は、テンプレートに画像を貼り付ける場合に、それぞれ
の画像に行う処理を考慮し、最も適当な位置にそれらの
画像を自動的に配置するオペレーションを言う。
【0093】なお、ここでは、付加的処理の指示は行わ
ないものとする。 まず、ステップS1として、図4で
説明したように、スキャナ1等を利用して画像入力部1
120により低解像度及び高解像度の2種類の画像入力
処理を行ない、画像プール1150に格納する。この画
像データの入力は処理の対象となる全ての画像について
処理開始前に行っておく必要がある。予め2種類の画像
データが画像プール1150に格納されている場合には
この処理は省略できる。
【0094】続いてステップS2においてテンプレート
保持部1310に保持されているテンプレートの選択を
行う。テンプレートには、全体に色がついているもの、
背景としてもともと絵、柄が施されているもの、背景を
自由に選択できるもの等様々なものがあり、操作者が予
め用意されている種々のテンプレート(サンプルテンプ
レート)中の所望のテンプレートを選択する。
【0095】テンプレートは、1ページ毎に1つずつ選
択してゆくことができ、アルバムに入れる処理対象画像
の数に対応して複数選択することができる。又、テンプ
レート保持部1310には、アルバム1冊分のテンプレ
ートを1組にした、ブック単位のテンプレートの集合も
用意されている。このブックには、表紙ページ用のテン
プレートと、本体ページ1枚以上のテンプレートが登録
されており、このアルバムにファイルされる画像の数
が、登録されているページでは足りない場合には、登録
されている本体ページのテンプレートパターンを繰返し
て使用する。例えば、用意されているブックに表紙1ペ
ージと本体の見開き2ページ(合計3ページ分)のテン
プレートが登録されていたとすると、4ページ目以降は
本体の見開き2ページのテンプレートの繰返しとなる。
すなわち、4、5ページ目はそれぞれ登録されている
2、3ページ目の背景デザインと同じになる。6ページ
以降も同様である。
【0096】図9に操作部1900でテンプレート(或
いはブック)を選択するための表示部1800上の画面
を示す。操作者は図9の画面右側に示す複数のサンプル
テンプレートの中から任意のテンプレートを選択でき
る。初期設定では、予め決められたテンプレートが選択
されている。図9は、レイアウトできる画像数をオペレ
ータがある程度選択可能なブックを選択した状態を示し
ている。画面左側に表示されているのはそのブックの表
紙のテンプレートである。
【0097】図9で画面左側に示された表紙を持つブッ
クを選択すると、次にステップS3で1ページに表示で
きる最大画像数の選択を行う。ここで選択したテンプレ
ートでは、3〜5の最大画像数を選ぶことができ、操作
者はFrame/Pageボタンの3,4,5のうちい
ずれかを選択する。初期設定では、予め3個が選択され
ている。
【0098】続いてステップS4において、各ページに
挿入する画像の選択を行う。図10に画像を選択するた
めの画面の例を示す。図10において、右側に示すウィ
ンドウは、画像リストウィンドウであり、画像プール1
150に予め入力されている画像データがインデックス
表示されている。また、左側に示すウィンドウは、画像
選択ウィンドウであり、画像リストウィンドウの中から
ページ上にレイアウトすべき画像を選択したものが表示
される。
【0099】画像選択ウィンドウの1行は1ページに相
当する。つまり、図10の画像選択ウィンドウの1行目
には、5個の画像が並んでいるが、これは、1つのテン
プレート(アルバムの1ページ)に、画像選択ウィンド
ウの1列に並ぶ5個の画像が左から順に、所定の位置に
レイアウトされる。同様に、2行目は2ページ目のテン
プレートに貼り付けられる画像に相当する。図10にお
いて、3行目は2個しか画像がないので、3ページ目に
は2枚の画像だけがレイアウトされることになる。これ
らの画像の選択は、そのまま、そのページのテンプレー
トのどの位置にその画像を配置するかを決定することに
なる。
【0100】操作者は、マウスを用い右側の画像リスト
ウィンドウから、任意の画像を選択し、左側の画像選択
ウィンドウへドラッグアンドドロップ(画像をつかん
で、目的の場所で放す)することにより、任意のページ
に任意の順番で画像を選択することができる。
【0101】ステップS4では、画像の選択と同時に、
テンプレートについての各種設定を行うこともできる。
例えば、画像貼付位置の変更や、文字の入力、背景の変
更、画像枠の装飾(ぼかしなど)等を行うことができ
る。
【0102】次にステップS5で、ページ上にレイアウ
トされる画像の順番すなわち配置の入れ替えを行う。操
作者は、図10の画像選択ウィンドウにおいて、マウス
を用いて、移動したい画像に対してドラッグアンドドロ
ップの操作を行うことにより、任意の位置に画像を移動
することができる。以上の処理によって、テンプレート
に格納する画像の個数及びその順番(位置)を確定し、
次のステップS6で今までの選択した画像に対して画像
処理を行なうか否かを調べる。画像処理を行う場合には
ステップS7に進む。
【0103】ステップS7では、例えば図10の画像選
択ウィンドウ画面から画像処理を施したい画像を選択
し、処理すべき画像処理を指示入力して必要な画像処理
を行わせる。例えば、ステップS4、5で選択した画像
中の特定の画像を回転させる場合を例として説明する
と、図10の画像選択ウィンドウに並べられた画像の中
には、縦位置で撮影した画像、横位置で撮影された画像
が混在しているので、向きが正しくない画像は左右いず
れかの方向に90度回転しなければならない。図10の
中央下部に示すように、表示部1800には、イメージ
サブシステム1130の表示制御に従って右に90度回
転するためのボタンと左に90度回転するためのボタン
が表示されており、操作者は操作部1900のマウスを
用いて画像選択ウィンドウに表示されている画像の中か
ら回転すべき画像をクリックすることにより回転処理を
行なうべき画像を選択し、次に、左回り、又は右回りの
回転ボタンをマウスを用いて選択することにより、表示
画像の回転を指示する。
【0104】そして再びステップS6に戻り、他に処理
すべき画像処理があるか否かを調べる。他にも画像処理
すべきであると判断した場合には再びステップS7で次
の画像処理の指示入力を行なう。
【0105】このように、各種の画像編集及び画像補正
を任意に指示することができるが、可能な画像処理は予
め定められている。例えば、画像編集部1210には上
述した画像回転、画像切り抜き処理等が、画像補正部1
220でも赤目除去などの画像補正のほか、画像効果と
してFacet/Blur等が用意されており、サービ
ス処理部1230のサービス内容としても、焼き増し、
アルバムのインデックス作成、大伸ばし、パノラマ合
成、オートアルバム等のサービスが用意されている。操
作者は上述した画像処理の指示において、これらの処理
から所望の処理を選択し、必要に応じて処理の範囲を指
示するなどのパラメータ設定を行なうことになる。
【0106】全ての選択画像に対し所望の画像処理の指
示入力が終了したら、ステップS6からステップS10
に進み、自動レイアウト処理を行う。自動レイアウト処
理では、図10の画像選択ウィンドウに表示されている
1ラインに並ぶ画像が1ページに自動的にレイアウトさ
れる。なお、自動レイアウト処理には、予め、初期レイ
アウトとして、ページ上での仮の貼付位置が用意されて
いて、ページ内での画像の並びに従って、仮にレイアウ
トされる。しかし、画像には、複数のアスペクト比があ
り、また、縦位置、横位置のものもある。従って、この
初期レイアウト段階では、画像同士が大きく重なる場合
が生ずる。このため、続いてそれぞれの画像を移動し
て、それぞれの画像の重なり面積が小さくなるように微
調整を行う。この微調整は、それぞれの重なり面積を求
め、それらが、一定値よりも大きいか、或いは小さいか
を判断して、重なり面積を評価する。重なり面積が一定
値よりも大きな場合には画像位置を微調整して一定値よ
り小さくする。
【0107】そして、ステップS11において表示部1
800にレイアウト結果を表示する。操作者は、この表
示結果を最終的に確認し、更に画像処理を行なうべきで
あると判断した場合(ステップS12でNO)には再び
ステップS6に戻る。
【0108】最初のオートレイアウトの結果に満足でき
ないときには、微調整の条件を代えた別のオートレイア
ウトを行うことも可能である。更に、別のオートレイア
ウトでも満足できない場合には手動でレイアウトを変更
することも可能である。
【0109】最終的なレイアウト結果に満足した場合に
はステップS15に進み、印刷出力を指示する。この指
示に従って、画像プール1150から読み出された高解
像度データに先に指示した画像処理を行い、印刷制御部
1600に送り、プリンタ3000から印刷出力させ
る。
【0110】図8に示すフローチャートでは個々の画像
処理が終了した後に自動レイアウトを行っているが、ス
テップS5までの画像の選択が終了した時点で自動レイ
アウトを行い、テンプレート上に個々の画像を貼り付け
たページ全体の画像を表示させ、その表示を見ながら、
ここの画像にどのような補正、或いは画像編集を行うか
を指示する流れにすることも可能である。
【0111】又、テンプレートについての各種の設定
(貼付画像の枠の装飾など)をステップS4の時点で行
う旨説明したが、ステップS6の画像処理の完了後に行
ってもよいし、ステップS11の後、自動レイアウトの
確認表示を見ながら行ってもよい。
【0112】又、上記では同一の原稿に対して低解像度
と高解像度の2種類の画像データを入力する場合につい
て述べたが、3種類以上の複数の解像度で画像データを
入力し、最も低い解像度の画像データを用いて画像処理
の指示を行い、目的に応じて何れかの解像度で出力する
ようにしてもよい。
【0113】なお、上記実施の形態では画像処理システ
ムについて説明したが、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0114】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUや
MPU)が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0115】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0116】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0117】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0119】上記実施の形態によれば、表示出力用に低
解像度データを、印刷出力用に高解像度データを保持
し、このデータに対する画像処理を両データ共通に保持
することにより、表示出力時に、出力タイミングと同期
してリアルタイムで画像を間引いたり、印刷出力時に画
像を補間したりすることが不要となり、解像度変換の付
加を抑えることができる。
【0120】又、表示出力について指示した画像処理コ
マンドが保持されるので、2種類の解像度での出力にお
いて2度同じ画像処理を指示する必要がない。例えば、
表示用及び印刷用のそれぞれの画像について同一の画像
処理を指示する必要がある時に、物理的に全く同じ画像
処理を指示することが不可能であることがあり(マウス
により処理範囲を指示する場合など)、その場合に起こ
っていた2種類の解像度の画像間の画像処理の差異を無
くすことができる。
【0121】更に、ターミナルを複数備えるシステムと
した場合、ターミナルで画像処理の指示を行うために、
サーバからは高解像度データを転送する必要はなく、表
示出力用に低解像度データのみ転送すればよい。又、サ
ーバに格納された入力画像に対し、ターミナルで指示し
た画像処理を行い、サーバで印刷出力する場合にも、タ
ーミナルからはその画像処理の指示のみをサーバに転送
すればよく、最少の通信量で所望の印刷出力が可能とな
る。
【0122】更に、同じ画像に対して複数種類の画像処
理を行う場合であっても、先に指示した画像処理を効率
よく利用することができ、重複した画像処理の指示が省
略できる。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、入力画像に対してオペ
レータ指示の画像処理を行った画像を複数の解像度で出
力する場合に、その画像処理を効率良く指示でき、かつ
出力を高速に行うことができる高品質な画像処理装置を
提供することができる。
【0124】又、サーバとターミナルから構成されるシ
ステムであって、サーバとターミナルの間でデータの通
信量を最少としつつ、オペレータのターミナルに対する
操作によって、サーバ内に格納された画像に所望の画像
処理を施し、サーバ側で出力させることのできる画像処
理システムを提供することができる。
【0125】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムの概略構成を示す図である。
【図2】図2は、本発明に係る実施の形態としての画像
処理システムにおけるサーバ及びターミナルの機能構成
を示すブロック図である。
【図3】図3は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムにおけるサーバ或いはターミナルのハードウ
ェア構成を示す図である。
【図4】図4は図2に示す画像入力部1120の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】図5は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムにおけるイメージサブシステムに形成される
テーブルを示す図である。
【図6】図6は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムにおけるイメージサブシステムの処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図7】図7は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムにおける画像処理が指示された場合の画像デ
ータと画像処理との関係を説明するための図である。
【図8】図8は本発明に係る実施の形態としての画像処
理システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】図9は本発明の実施の形態におけるテンプレー
トの選択、1ページあたりの画像数の選択を行うための
画面の一例を示す図である。
【図10】図10は本発明に係る実施の形態としての画
像処理システムでアルバムを作成する際に画像の選択を
行うための画面の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/00 520 G06F 15/62 320P 530 15/66 355A

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象画像を第1の解像度で表現した第
    1画像データと、前記第1の解像度よりも高い第2の解
    像度で表現した第2画像データと、をそれぞれ保持する
    画像保持手段と、 前記処理対象画像に対する複数種類の画像処理の指示
    を、画像処理効果の異なる複数の指示グループの組み合
    わせとして、前記処理対象画像に関連付けて保持可能な
    処理コマンド保持手段と、 前記処理対象画像に対して前記処理コマンド保持手段で
    保持した画像処理の指示に対応する画像処理を実行して
    出力する出力手段と、 を備え、 前記出力手段は、 前記第1の解像度で出力する場合には、前記画像保持手
    段の第1画像データに対して、前記処理コマンド保持手
    段で保持された画像処理の指示に対応する画像処理を実
    行して出力し、 前記第2の解像度で出力する場合には、前記画像保持手
    段の第2画像データに対して、前記処理コマンド保持手
    段で保持された画像処理の指示に対応する画像処理を実
    行して出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記第1画像データは表示出力用のデータ
    であり、前記第2画像データは印刷出力用のデータであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記出力手段は、表示画面への表示出力を
    行なう表示出力手段と印刷装置から印刷出力する印刷出
    力手段とを有し、前記第1画像データは表示出力手段か
    らの表示出力用のデータであり、前記第2画像データは
    前記印刷出力手段からの印刷出力用のデータであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記処理コマンド保持手段は、前記処理対
    象画像の第1画像データ或いは第2画像データに対する
    画像処理の指示を、前記処理対象画像に関連付け、か
    つ、画像編集処理のためのものと画像補正処理のための
    ものとの2つの指示グループに分けて保持することを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記出力手段は、前記処理コマンド保持手
    段において既に保持している前記組み合わせの中の指示
    グループを、他の指示グループに置き換えて、画像処理
    可能であることを特徴とする請求項1,2、3又は4に
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記処理コマンド保持手段で保持する画像
    処理の指示は、画像処理を指示する関数として保持され
    ていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】サーバと、該サーバと接続されているター
    ミナルとで構成された画像処理システムであって、 前記サーバは、 処理対象画像を第1の解像度で表現した第1画像データ
    と、同じ処理対象画像を前記第1の解像度よりも高い第
    2の解像度で表現した第2画像データと、をそれぞれ保
    持する画像保持手段と、 印刷出力手段と、 を備え、 前記ターミナルは、 前記処理対象画像に対する複数種類の画像処理の指示
    を、画像処理効果の異なる複数の指示グループの組み合
    わせとして、前記処理対象画像に関連付けて保持可能な
    処理コマンド保持手段と、 前記第1画像データに対して前記処理コマンド保持手段
    で保持した画像処理を実行して表示出力する表示出力手
    段と、 を備え、 印刷出力時には、前記ターミナルの前記処理コマンド保
    持手段から前記サーバへ、前記処理コマンド保持手段で
    保持した画像処理の指示を送り、 前記サーバにおいて前記第2画像データに対して前記画
    像処理の指示に対応する画像処理を実行し、その結果を
    前記印刷出力手段から出力することを特徴とする画像処
    理システム。
  8. 【請求項8】処理対象画像を第1の解像度で表現した第
    1画像データと前記第1の解像度よりも高い第2の解像
    度で表現した第2画像データとをそれぞれ格納する格納
    工程と、 前記処理対象画像に対する複数種類の画像処理の指示
    を、画像処理効果の異なる複数の指示グループの組み合
    わせとし、各指示グループを前記処理対象画像に関連付
    けて登録する登録工程と、 前記処理対象画像に対して前記登録した画像処理の指示
    に対応する画像処理を実行して出力する出力工程と、 を有し、 前記出力工程において、 第1の解像度で出力する場合には前記格納工程で格納し
    た第1画像データに対して、前記登録した画像処理の指
    示に対応する画像処理を実行して出力し、 第2の解像度で出力する場合には前記格納工程で格納し
    た第2画像データに対して、前記登録した画像処理の指
    示に対応する画像処理を実行して出力することを特徴と
    する画像処理方法。
  9. 【請求項9】前記第1画像データは表示出力用のデータ
    であり、前記第2画像データは印刷出力用のデータであ
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】前記出力工程において出力は、表示画面
    への表示出力を行なう表示出力と印刷装置から印刷出力
    する印刷出力であり、前記第1画像データは表示出力用
    のデータであり、前記第2画像データは印刷出力用のデ
    ータであることを特徴とする請求項8に記載の画像処理
    方法。
  11. 【請求項11】前記登録工程において、 前記処理対象画像の第1画像データ或いは第2画像デー
    タに対する画像処理の指示を、画像編集処理のためのも
    のと画像補正処理のためのものとの2つの指示グループ
    に分け、各指示グループを前記処理対象画像に関連付け
    て登録することを特徴とする請求項8、9又は10に記
    載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】前記出力工程において、 前記登録工程で既に保持している前記組み合わせの中の
    指示グループを、他の指示グループに置き換えて、画像
    処理することを特徴とする請求項8、9、10又は11
    に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】画像入力元に、処理対象画像を第1の解
    像度で表現した第1画像データと前記第1の解像度より
    も高い第2の解像度で表現した第2画像データとを互い
    に関連付けて格納されている場合に、それらのうち、第
    1画像データのみを選択して入力する画像データ入力工
    程と、 前記画像データ入力工程で入力した前記第1画像データ
    を表示出力する表示出力工程と、 前記第1画像データに対して行う画像処理の指示を要求
    する画像処理要求工程と、 前記画像処理要求工程で入力された画像処理の指示を、
    画像処理効果により複数グループに分け、各グループ毎
    の画像処理の指示を前記処理対象画像に関連付けて登録
    する指示登録工程と、 前記指示登録工程において登録された指示を出力する指
    示出力工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】画像データに対して画像処理を施して出
    力するプログラムコードが格納された記憶媒体であっ
    て、 処理対象画像を第1の解像度で表現した第1画像データ
    と前記第1の解像度よりも高い第2の解像度で表現した
    第2画像データとを互いに関連付けて格納するデータ保
    持工程のプログラムコードと、 保持した前記処理対象画像データに対する複数種類の画
    像処理の指示を、画像処理効果により複数グループに分
    け、各グループごとの画像処理の指示を、前記処理対象
    画像に関連付けて登録する指示登録工程のプログラムコ
    ードと、 前記第1の解像度で出力を行う場合には前記保持した第
    1画像データに対して前記登録した画像処理を実行して
    出力し、前記第2の解像度で出力を行う場合には前記保
    持した第2画像データに対して前記登録した画像処理を
    実行して出力する出力工程のプログラムコードと、 を記憶することを特徴とする記憶媒体。
  15. 【請求項15】画像データを入力し、画像処理を施して
    出力するプログラムコードが格納された記憶媒体であっ
    て、 画像入力元に、処理対象画像を第1の解像度で表現した
    第1画像データと前記第1の解像度よりも高い第2の解
    像度で表現した第2画像データとを互いに関連付けて格
    納されている場合に、それらのうち、第1画像データの
    みを選択して入力する画像データ入力工程のプログラム
    コードと、 前記画像データ入力工程で入力した前記第1画像データ
    を表示出力する表示出力工程のプログラムコードと、 前記第1画像データに対して行う画像処理の指示を要求
    する画像処理要求工程のプログラムコードと、 前記画像処理要求工程で入力された画像処理の指示を、
    画像処理効果により複数グループに分け、各グループ毎
    の画像処理の指示を前記処理対象画像に関連付けて登録
    する指示登録工程のプログラムコードと、 前記指示登録工程において登録された指示を出力する指
    示出力工程のプログラムコードと、 を記憶することを特徴とする記憶媒体。
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