JP2008283915A - 魚掴み器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定歯6と可動歯7とで魚の口を挟持する魚掴み器1において、操作具9を引き上げ操作して可動歯7を固定歯6から離間させる当初、可動歯先端の上下位置を、固定歯先端の上下位置と略同位置に維持するようにして、可動歯先端を目標として口の挟持ができるようにする。
【解決手段】可動歯7の揺動支軸である第二ピン18を基板4、5に形成の第二案内溝4c、5cで案内支持して上下移動できる構成にし、該第二ピン18を、操作具9を引き上げ操作した場合に移動量Yだけ下側に移動するよう連動連結して、可動歯が離間移動したとき生じる上側移動成分を第二ピンの前記下側移動で相殺するようにして位置維持を達成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、海や川等で釣り上げた魚を掴むための挟持部を備えた魚掴み器の技術分野に属するものである。
今日、釣り上げた魚を放流するというスポーツフィッシングが盛んになり、このような場合、釣り上げた魚を手で掴んで針を外すと、魚体表面のヌルが手に付くだけでなく、これによって魚体が傷ついたりして魚が弱り、折角放流しても厳しい自然環境の中で生き抜くことが難しいという問題がある。そこで魚の口を挟持して魚を掴む魚掴み器が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。ところがこのものは、操作体が弾機に付勢された自然状態で可動歯が開放姿勢となっていて、操作体を弾機に抗して操作することで可動歯が閉じて魚の口を挟持するようにしたものであるため、挟持状態を維持するためには、操作体を弾機に抗して移動させた姿勢にロックするためのロック手段が必要で、ロック手段が何らかの衝撃が働いて不用意に外れた場合、魚が落ちてしまうという問題がある。
これに対し、自然状態で魚の口を挟持する挟持姿勢となり、この挟持姿勢から操作体を弾機に抗して移動させると両可動歯先端が開口する姿勢になり、そして操作体を離すことで前記挟持姿勢に復帰してこの姿勢にロックされるようにしたものが提唱されている(例えば特許文献2参照)。ところがこのものは、両可動歯が開口するものであるため、魚の口を挟もうとしたときに、一方の可動歯先端を魚の顎に当てて挟もうとすると、該当てた可動歯も動くため不安定な状態になって挟みづらく、挟み損ねて魚が外れ易いという問題がある。
そこで、挟持歯の一方を固定歯にし、他方の挟持歯を可動歯にして挟み易くして挟み損ねがないようにしたものを提唱した(特許文献3参照)。
特開2002−45098号公報 USP5119585号公報 特許第3785416号公報
このものは一方が固定歯になっていて操作体を操作しても動かないため、該固定歯を魚の口に差し込んだ状態で、可動歯を固定歯に当てるよう移動させることになるため、両歯が動くものに比して挟みやすいということでは画期的なものであったが、可動歯が挟持部先端位置に配した不動の一つの支軸を支点として揺動する構成であるため、可動歯先端の固定歯に対する移動軌跡は、移動当初から前記支軸を中心とした円弧軌跡となり、この結果、固定歯を魚の口の中に入れていて固定歯先端がよく見えない状態で、可動歯を移動させて魚の口を挟もうとしたとき、可動歯は操作体側から先端側に移動する移動成分、つまり握り部から離間する方向の成分が加わった移動となるが、操作者はこのとき、見づらい固定歯先端ではなく、口外にある可動歯先端位置を目安に固定歯を口の中に入れることがあり、このようにしたとき、口中の深い肉厚な位置で魚の口を挟むことになる。そしてこの状態で魚が急に暴れたりすると、挟み位置が肉厚なところから口先の肉薄なところにずれることがあり、このずれが瞬間的であって可動歯の追随が間に合わなかったりすると魚が魚掴み器から外れてしまうという惧れがあり、ここに本発明の解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、握り部と、該握り部に基端部が支持される本体と、本体先端部に基端部が固定される固定歯と、該固定歯に左右対向する状態で本体先端部に基端部が揺動支軸を介して揺動自在に支持され、該揺動支軸を支点として先端が固定歯先端に当接する位置から左右に離間する位置に揺動可能な可動歯と、本体に移動操作自在に設けられ、該移動操作をすることで可動歯先端を固定歯先端から左右に離間する方向に移動させるための操作体と、操作体の操作解除をすることで可動歯を操作体と共に元位置側に復帰させる復帰弾機と、操作体の操作解除をしたとき、可動歯が離間方向に移動することを規制するロック手段とを備えて構成される魚掴み器において、前記可動歯の揺動支軸は、基端から先端方向に向けて移動自在になるよう本体に支持され、かつ該揺動支軸は、操作体を可動歯が固定歯から離間する方向に操作したときの少なくとも操作前半の過程では先端方向に向けて移動するよう操作体に連動連結されていることを特徴とする魚掴み器である。
請求項2の発明とすることで、揺動支軸と操作体とを連動連結するための連結機構はロック手段を経由するものであることを特徴とする請求項1記載の魚掴み器である。
請求項3の発明は、ロック手段は、基端部が本体側に揺動自在に軸支された作動体と、該作動体の先端部に形成の長傾斜孔状のカム孔と、該カム孔に移動自在に係合すべく操作体に設けられる作動軸と、作動体先端部と可動歯基端部とを揺動自在に連結する連結軸とを備えて構成され、作動体は、操作体の操作では揺動支軸がカム孔に対して相対移動することで揺動するが、可動歯を固定歯から離間する方向に揺動したときにはカム孔の孔側面に作動軸が当接して作動体の揺動規制がなされる方向に向けて作動体を揺動させることで可動歯の移動規制をするように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の魚掴み器である。
請求項4の発明は、カム孔は、操作体の可動歯を離間させるための操作の前半では可動歯の離間移動速度を遅くし、後半では速くするため傾斜を異ならしめていることを特徴とする請求項3記載の魚掴み器である。
請求項1の発明とすることにより、操作部を操作して可動歯先端を固定歯先端から離間させるため可動歯が揺動支軸を支点として左右方向に拡開する状態で揺動する場合に、該揺動支軸が先端方向に移動することになる結果、可動歯先端が握り部側に移動する成分が相殺されることになって可動歯先端は固定歯先端に対応する位置を維持しながら左右方向に離間することになり、このため固定歯先端を魚の口の中に入れていて見えない状態において、魚の口の外にある可動歯先端を目標にして口を挟む位置を決めることができ、目標を誤って深い肉厚な位置で口を挟んでしまうことを回避できる。
請求項2の発明とすることにより、ロック手段を有効に利用して揺動支軸を先端側に移動させるための操作体との連動連結ができることになって部品の兼用化が図れ部品点数の低減に寄与することになる。
請求項3の発明とすることにより、操作体と揺動支軸とを連動連結するロック手段を簡単に構成できることになる。
請求項4の発明とすることにより、離間前半の可動歯先端の動きが遅くゆっくりとなる結果、魚の口を挟むときの可動歯先端位置を目標にすることが容易になって望んだ位置で魚の口を挟むことができる。
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は魚掴み器であって、該魚掴み器1は紡錘状の握り部2と、該握り部2の下端(先端)に設けられた挟持部3とにより構成されているが、握り部2に、前記特許文献3に記載される量り部機構を採用しても実施できることはいうまでもない。因みに、魚掴み器1について、握り部2側が基端側、挟持部3側が先端側となるよう本発明では定義されているが、図面を基準として説明する関係から、便宜上、握り部2側を上、挟持部側を下となるよう方向付けをして説明するが、本発明はこの上下方向の方向付けに限定されないものであることはいうまでもない。
前記挟持部3は、握り部2の下端部に所定の対向間隔を存して上端部が固定される表裏となる第一、第二の基板(本発明の「本体」に相当する。)4、5を用いて構成されるが、該基板4、5のあいだには、後述するように固定歯6、可動歯7、作動体8、操作体9が介装される状態で組み付けられている。
まず、第二基板5の内面には、前記作動体8を組み込むため作動体8の肉厚に相当する分だけ肉薄にした組み込み面部5aが形成されているが、組み込み面部5aに上下方向に長い直線状の第一案内溝5bが形成されている。そして本実施の形態では第一案内溝5bに、U字形をした補強材10が組み込まれていて案内溝5bの補強をしている。さらにまた、第二基板5の組み込み面部5aよりも下端側には、上下方向に長い第二案内溝5cが形成されているが、該第二案内溝5cにもU字形をした補強材11が組み込まれていて案内溝5cの補強をしている。また第二基板5には、第二案内溝5cの左右方向一側(図面上では左側)に位置して固定歯6を固定するための固定ネジ6a、6bを挿入するネジ孔5d、5eが形成されている。またさらに第二基板5には、第一、第二案内溝5b、5cのあいだに位置し、かつ組み込み面部5aの下部に位置する状態で両基板4、5を固定するための固定ビス12用のビス孔5fが形成されている。さらに第二基板5には、組み込み面部5aの上部に位置する状態で前記作動体8の上端部に設けた支軸8a(ピン孔8fに挿入)を挿入するためのピン孔5gが形成され、さらに該ピン孔5gの左側に位置して組み込み面部5aから外れた状態で両基板4、5を固定するための固定用ビス13用のビス孔5h、操作体9をガイドするガイドピン9aを挿入支持するためのピン孔5i、組み込み面部5aの上側に位置する状態で指を入れて操作体9を操作するための操作孔5j、第二基板5を握り部2に固定するための固定ビス14が貫通する貫通孔5kが形成されている。
一方、第一基板4には、第二基板5に形成した第一案内溝5b、第二案内溝5c、ビス孔5f、5h、ピン孔5i、操作孔5j、貫通孔5kに対応して第一案内溝4b、第二案内溝4c、ビス孔4f、4h、ピン孔4i、操作孔4j、貫通孔4kが形成されているが、第一基板4では操作孔4jとビス孔4hとが上下方向に連通しており、さらに後述するように操作体9を復帰するための復帰弾機15の一部を収容するための収容溝4lが第一案内溝4bよりも浅い状態で形成されている。
前記操作体9は、指を入れて引き上げ操作するための操作孔9bが形成されるが、該操作孔9bの下端部から続く状態で前記固定ビス13が貫通する上下方向を向いて長い貫通長孔9cが形成され、該貫通長孔9cの下端部には前記復帰弾機15の下端部を支持するための支持部9dが形成されている。そして復帰弾機15の上端部は、前記固定ビス13に係止されており、斯かる状態で復帰弾機15は、収容溝4lおよび貫通長孔9cによって形成されるスペースに配されている。そして操作体9は、操作をしていない状態では、操作孔9bの上端部は基板4、5に形成した操作孔4j、5jに対して上下方向中間位置に位置し、この状態で操作孔9bに指を通して引き上げ操作して操作姿勢にした場合に、復帰弾機15を縮小して蓄勢する操作となり、そしてこの引き上げを止めると、操作体9は復帰弾機15の蓄勢力によって引き上げ操作していない非操作姿勢に復帰移動するようになっている。尚、操作体9には、前記作動体8の支軸8aが貫通して上下移動のガイドするためのガイド孔9eが上下方向に向けて形成されている。さらに操作体9の下端部には、後述するように作動体8を揺動変姿させるための作動軸16を支持するピン孔9fが形成されているが、該作動軸16は、前記第一案内溝4b、5bに上下方向移動自在に支持されている。
一方、前記作動体8は、前述したように取り付け面部5aに組み込まれ、上端部に形成の揺動支軸8aを支点として左右方向揺動自在になっている。また作動体8の下端部には可動歯7の上端部に形成の第一ピン孔7aに支持される第一ピン17を挿入するためのピン孔8bが形成されると共に、ピン孔8bの上側に位置する状態で前記作動軸16が移動自在に貫通するカム孔8cが形成されている。このカム孔8cは、上下方向を向く長孔であって上側に至るほど右側に傾斜(偏倚)するものであるが、右側への傾斜が小さい下側カム部8dと右側への傾斜が大きい上側カム部8eとによって形成されている。
さらに可動歯7には、前記第一ピン孔7aよりも下側でかつ固定歯6側に位置する状態で第二ピン孔7bが形成され、該第二ピン孔7bを貫通する第二ピン18は、前述した第二案内溝4c、5cに上下方向移動自在に支持されている。
そして魚掴み器1は、前記非操作姿勢では、作動軸16はカム孔8cの下端部に位置し、かつ第一案内溝4b、5bの下端部に位置しているが、この非操作姿勢では、支軸8aはガイド孔9eの上端部に位置し、第一ピン(本発明の「連結軸」に相当する。)17は支軸8aのガイド孔9eの孔長方向の軸心線Xに対して左右方向一側(本実施の形態では左側)に偏倚した位置に位置し、第二ピン(本発明の「揺動支軸」に相当する。)18は第二案内溝4c、5cの上端部に位置し、かつ前記軸心線Xの左右方向他側(右側)に位置している。この非操作姿勢から操作体9を引き上げ操作することになるが、作動軸16が下側カム部8dの下端から上端までの範囲の引き上げ操作(操作前半の過程)では、第一ピン17は前記軸心線Xに近づく方向の移動、つまり第二ピン18に近づこうとする移動となり、これによって、第二ピン18は、第二案内溝4c、5cに案内されて下側に移動する状態で可動歯7を開き揺動させて先端が固定歯先端から離間する方向に拡開移動することになる。この結果、可動歯7は、第二ピン18を支点として左右方向外方に拡開揺動することになるが、握り部2側、つまり上側に向けての移動成分は、第二ピン18が下側に移動した移動量Yの分だけ相殺されることになって、可動歯先端の上下位置が固定歯6の先端の上下位置と略同位置を維持する状態で開いていくように設定されている。
そしてさらに操作体9を引き上げ操作すると、作動軸16が上側カム部8eの下端から上端に相対移動する(操作後半の過程)ことになるが、このときの移動も、本実施の形態では第二ピン18を僅かではあるが下動させる移動となり、その移動分、可動歯7の先端の上側に向けての移動成分を相殺することに寄与する設定になっている。因みに本発明は、魚の口を挟む場合、歯同士の先端間の間隔を全開位置するまで広く開ける必要はなく、操作前半の過程までの開きで充分であり、この結果、可動歯7の先端が上側に移動する成分を相殺して該先端が固定歯先端位置と略同上下位置を維持する範囲を、引き上げ操作の操作前半の過程、つまり引き上げ操作を開始してから中間の過程までで充分である本実施の形態においては、後半の操作過程では前記維持する動きをさせる必要は必ずしもない。また、本実施の形態では、カム孔8cの左右方向の偏倚量について、操作前半の過程でカム作用する下側カム部8dが操作後半の過程でカム作用する上側カム部8eに対して小さくなっている結果、可動歯7の拡開移動について操作前半の過程では遅くゆっくりとし、後半の過程では速いものになるが、特に魚の口を挟むに必要な可動歯7の拡開は操作前半の過程でよく、この前半の操作過程の可動歯7をゆっくりとした動きにして口の挟み位置の目標を取りやすくなるよう配慮されている。
つまり、可動歯7の動きを図9を用いて説明すると、可動歯7は剛体であるから、可動歯の先端A、第一ピン17の中心B、そして第二ピン18の中心Cを結ぶ三角形は一体に移動する。この場合に操作体9を引き操作すると、第一ピン17の中心Bは、作動体の支軸8aの中心Dが描く円弧E上を前記軸心線X方向に移動することになる。そうすると、図9において第二ピン18の中心Cは反時計回りに回転しながら軸心線Xに沿って下方に移動する。この結果、可動歯7の先端Aは、固定歯6の先端から離間する拡開方向の揺動をしながら下方に移動していくことになって拡開揺動することに伴って発生する可動歯先端Aの上方向の移動成分が第二ピン18の下方向の移動によって相殺され、可動歯先端Aは、上下位置を固定歯先端位置と略同じ位置に位置する軌跡Zを描く状態で拡開していく設定になっている。
叙述のごとく構成された本発明の実施の形態において、操作体9から指を離した操作解除状態において可動歯7を無理に開こうとした場合、その負荷は、作動軸16について、該作動軸16の移動案内をする第二案内溝4c、5cから外れる方向の負荷となるため作動軸16は動くことがなく、この結果、作動体8も不動になって可動歯7の開く方向の移動は規制されることになる。このため、操作体9から指を離した状態において固定歯6と可動歯7とで魚の口を挟んでいる状態では可動歯7は拡開移動することがなく、魚の口を挟み続けることができる。
このようなものにおいて、操作体9に指を入れて引き上げ操作した場合に、その少なくとも前半過程の操作においては、可動歯7の揺動支軸となる第二ピン18が第二案内溝4c、5cに案内されて下方の先端側に移動することになって、該第二ピン18を揺動支軸として揺動する可動歯7先端の上側移動成分を相殺し、この結果、可動歯先端は、固定歯先端の上下位置と略同位置に位置することを維持しながら固定歯先端から左右方向外方に向けて離間していくことになる。この結果、魚の口を挟もうとする場合において、固定歯6を口の中に入れて先端が見えない状態になったとしても、前記固定歯先端と略同位置に位置する可動歯先端を目標として固定歯を口の中へ入れた状態で指を離して可動歯7を挟持(閉鎖)方向に移動して口を挟めば、目標位置を維持したままの挟持ができることになって、従来の不動の支軸を支点として揺動するもののように、上側に移動した可動歯先端を目標として挟んだ場合のように挟み位置の目標がずれて口奥の肉厚部分を挟んでしまうようなことがない。つまりこの可動歯7の先端位置を目安にして固定歯6を魚の口に入れ、操作体9から指を離すと、操作体9、作動体16、そして可動歯7は復帰弾機15の蓄勢力を受けて元状態に復帰することになり、該復帰移動する可動歯7と口中にある固定歯6とで魚の口の丁度良い位置あたりを確りと挟むことになる。
しかもこのものでは、第二ピン18を、操作体9の引き上げ操作に連動して下側に移動させる構成が、ロック手段を構成する作動体8を介して行うようになっているため、魚の口を挟んだ状態で可動歯7が開き移動して外れてしまうことを規制して該開き移動をすることがないようにするためのロック手段構成部材が操作体9と第二ピン18とを連動連結する部材として有効に利用され、この結果、部品の兼用化と共に部品点数の低減が図れ、軽量化と共に構造の簡略化を達成できる。
非操作状態を示す魚掴み器の全体正面図である。 操作前半状態を示す魚掴み器の全体正面図である。 操作後半状態を示す魚掴み器の全体正面図である。 魚掴み器の分解斜視図である。 第一基板を外した非操作状態を示す挟持部の正面図である。 第一基板を外した操作前半状態を示す挟持部の正面図である。 第一基板を外した操作後半状態を示す挟持部の正面図である。 第一、第二基板、固定歯、可動歯、作動体、操作体の正面図である。 可動歯先端が描く軌跡を説明する要部説明図である。
符号の説明
1 魚掴み器
2 握り部
3 挟持部
4 第一基板(本体)
5 第二基板(本体)
6 固定歯
7 可動歯
8 作動体
8a 揺動支軸
8c カム孔
9 操作体
16 作動軸
17 第一ピン(連結軸)
18 第二ピン(揺動支軸)

Claims (4)

  1. 握り部と、
    該握り部に基端部が支持される本体と、
    本体先端部に基端部が固定される固定歯と、
    該固定歯に左右対向する状態で本体先端部に基端部が揺動支軸を介して揺動自在に支持され、該揺動支軸を支点として先端が固定歯先端に当接する位置から左右に離間する位置に揺動可能な可動歯と、
    本体に移動操作自在に設けられ、該移動操作をすることで可動歯先端を固定歯先端から左右に離間する方向に移動させるための操作体と、
    操作体の操作解除をすることで可動歯を操作体と共に元位置側に復帰させる復帰弾機と、
    操作体の操作解除をしたとき、可動歯が離間方向に移動することを規制するロック手段とを備えて構成される魚掴み器において、
    前記可動歯の揺動支軸は、基端から先端方向に向けて移動自在になるよう本体に支持され、
    かつ該揺動支軸は、操作体を可動歯が固定歯から離間する方向に操作したときの少なくとも操作前半の過程では先端方向に向けて移動するよう操作体に連動連結されていることを特徴とする魚掴み器。
  2. 揺動支軸と操作体とを連動連結するための連結機構はロック手段を経由するものであることを特徴とする請求項1記載の魚掴み器。
  3. ロック手段は、基端部が本体側に揺動自在に軸支された作動体と、該作動体の先端部に形成の長傾斜孔状のカム孔と、該カム孔に移動自在に係合すべく操作体に設けられる作動軸と、作動体先端部と可動歯基端部とを揺動自在に連結する連結軸とを備えて構成され、作動体は、操作体の操作では揺動支軸がカム孔に対して相対移動することで揺動するが、可動歯を固定歯から離間する方向に揺動したときにはカム孔の孔側面に作動軸が当接して作動体の揺動規制がなされる方向に向けて作動体を揺動させることで可動歯の移動規制をするように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の魚掴み器。
  4. カム孔は、操作体の可動歯を離間させるための操作の前半では可動歯の離間移動速度を遅くし、後半では速くするため傾斜を異ならしめていることを特徴とする請求項3記載の魚掴み器。
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