JP2008281230A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和装置の室内ユニット2は、フィルタ21とブラシ61とダストボックス60と本体10とを備えている。ブラシ61はフィルタ21に付着した塵埃を除去し、ダストボックス60はフィルタ21から除去された塵埃を収集して貯める。ダストボックス60は、本体10に対して脱着が可能で、塵埃を進入させる開口部60aを有しており、本体10に装着されているとき開口部60aは開いており、ダストボックス60が本体10から外されるとき開口部が閉じる。
【選択図】図4
Description
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図2は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の室内ユニットの断面図である。室内ユニット2は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内ユニットであり、図2に示すように、本体10と、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、フィルタ21及びダストボックス60等を有している。
(フィルタ21)
フィルタ21は、室内熱交換器12の前面側に配置され、室内および室外から取り込まれた空気から塵埃を除去する。これにより、フィルタ21は、空気中に浮遊する塵埃が室内熱交換器12の表面を汚染することを防止している。フィルタ21は、正規の状態では、室内熱交換器12の前面側のほぼ全域を覆うように配置されている。フィルタ21には、後述のピニオンギア32と噛み合うラック24が形成されている。
ローラー31は、ピニオンギア32を有している。ピニオンギア32は、フィルタ21のラック24と噛み合っており、ピニオンギア32が回転することによって、フィルタ21は上下に移動する。
ガイド部材41は、フィルタ21が移動するための軌道となる案内溝と、ピニオンギア32の回転軸を支持する軸受とを有している。
フィルタ21は、前述した案内溝に沿って移動し所定の位置で停止する。フィルタ21の停止位置は、位置検知手段50によって検知される。図2において、位置検知手段50は、上方案内溝42dの終端近傍に配置されている。位置検知手段50は、リミットスイッチ51、レバー52及び回動部材53を含む。リミットスイッチ51は、内部の接点をボタンの移動によって開閉するものである。レバー52は、リミットスイッチ51の外側に蝶番式で装着されており、外力が加わると回動してリミットスイッチ51のボタンを押す。回動部材53は、フィルタ21のコーナーと接触することによって回動し、レバー52を押す。
ダストボックス60は、フィルタ21からかき取られた塵埃を一時的に貯める機能を有している。ダストボックス60は、本体10の吹出し口15の前上部位置に取り付けられている。このダストボックス60は、前面パネル10bが閉じられた状態でも、前面パネル10bとは干渉することなく脱着することができる。また、ダストボックス60には、ブラシ61が配設されており、このブラシ61がフィルタ21に接触している。そして、ブラシ61は、ブラシ駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。
図3は、本体に装着されたダストボックスの端部を示す側面図である。図3において、ダストボックス60はブラシ61を収納しており、ブラシ61の端部は、回転可能な状態でダストボックス60の側壁に支持されている。ブラシ61の端部はギア62と連結されており、ダストボックス60が本体10に装着されたときに、本体10に組み込まれている駆動ギア(図示せず)と噛み合う。
室内ユニット2では、制御部により定期的に、或いは使用者が必要とするときにリモコンによってフィルタ21が自動的に清掃される。以下、その仕組みについて説明する。
ダストボックス60内に貯えられた塵埃を捨てるときは、ダストボックス60が室内ユニット2の本体10から取り外される。図3において、ダストボックス60は、リブ111とほぼ並行な方向に引き出されるので、スライダ66は、リブ111の規制から開放されスプリング65に押されてリブ111の方向に移動する。このとき、スライダ66が突起63aを押し出すので、突起63aが第2ガイド68に沿って移動しカバー63を閉方向に移動させる。スライダ66が第1ガイド67の上限まで移動すると、カバー63が開口部60aを閉じるので、ダストボックス60内の塵埃が開口部60aから飛び散ることはない。また、ブラシ61がダストボックス60に収納された状態で、開口部60aが閉じられるのでブラシ61に付着した塵埃が飛び散ることはない。
ダストボックス60を室内ユニット2の本体10に装着するときは、ダストボックス60は、リブ111とほぼ平行な方向に挿入される。このとき、リブ111がスプリング65を圧縮するようにスライダ66を移動させるので、スライダ66が突起63aを押し入れ、突起63aが第2ガイド68に沿って移動しカバー63を開方向に移動させる。開口部60aが開くことによって、ブラシ61が開口部60aから露出し、フィルタ21と接触する。
(1)
この空気調和装置の室内ユニット2では、ダストボックス60が、本体10に対して脱着が可能で、塵埃を進入させる開口部60aを有している。ダストボックス60が本体10に装着されているとき開口部60aは開いているが、ダストボックス60を本体から取り外すときに、開口部60aはカバー63と閉鎖機構64とによって閉じられる。その結果、塵埃がその開口部60aから飛び散ることがなく衛生的である。
空気調和装置の室内ユニット2では、カバー63と閉鎖機構64とがダストボックス60側にあるので、1つの組立体として設計することができ、設計の自由度が増す。また、閉鎖機構64が、カバー63をスプリング65の力だけで移動させる機構であるので、小型で軽量になる。
10 本体
21 フィルタ
60 ダストボックス
60a 開口部
61 ブラシ(フィルタ清掃手段)
63 カバー
64 閉鎖機構
65 スプリング
66 スライダ
67 第1ガイド
68 第2ガイド
Claims (5)
- フィルタ清掃機能を有する空気調和装置の室内ユニットであって、
フィルタ(21)と、
前記フィルタ(21)に付着した塵埃を除去するフィルタ清掃手段(61)と、
前記フィルタ(21)から除去された前記塵埃を収集して貯めるダストボックス(60)と、
前記フィルタ(21)、前記フィルタ清掃手段(61)及び前記ダストボックス(60)が装着される本体(10)と、
を備え、
前記ダストボックス(60)は、前記本体(10)に対して脱着が可能で、前記塵埃を進入させる開口部(60a)を有し、
前記ダストボックス(60)が前記本体(10)に装着されているとき、前記開口部(60a)は開いており、
前記ダストボックス(60)が前記本体(10)から外されるとき、前記開口部(60a)が閉じる、
空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記フィルタ清掃手段(61)が、前記フィルタ(21)に接触して回転するブラシであって、
前記ブラシが前記ダストボックス(60)内に保持されている、
請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記ダストボックス(60)が前記本体(10)から外されるとき、前記ブラシが前記ダストボックス(60)内に収納された状態で前記開口部(60a)が閉じられる、
請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記ダストボックス(60)は、
前記開口部(60a)を開閉するカバー(63)と、
前記カバー(63)を閉方向に移動させる閉鎖機構(64)と、
を有している、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。 - 前記閉鎖機構(64)は、
スプリング(65)と、
前記スプリング(65)の力を前記カバー(63)に伝達するスライダ(66)と、
前記スライダ(66)の移動を規制する第1ガイド(67)と、
前記カバー(63)の移動を規制する第2ガイド(68)と、
を有する、
請求項4に記載の空気調和装置の室内ユニット(2)。
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2007
- 2007-05-08 JP JP2007123469A patent/JP4967792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4967792B2 (ja) | 2012-07-04 |
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