JP2008280952A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の制御装置において、リッチスパイクを実施する際に、より好適にトルク変動を抑制する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気通路に配置された吸蔵還元型NOx触媒と、前記NOx触媒より下流の排気通路から排気の一部を低圧EGRガスとして取り込み、内燃機関の吸気通路に当該EGRガスを還流させる低圧EGR通路と、前記NOx触媒よりも上流の排気に燃料を添加する燃料添加弁と、前記NOx触媒から吸蔵物質を放出及び還元させるために燃料添加弁によって燃料を添加した後に、内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射弁による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制制御と、を備え、トルク変動抑制制御によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中は、燃料添加弁による燃料の添加を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関において、ターボチャージャを具備し、ターボチャージャのタービンより下流かつ吸蔵還元型NOx触媒(以下、単にNOx触媒という)より下流の排気通路から排気の一部を低圧EGRガスとして取り込み、ターボチャージャのコンプレッサより上流の吸気通路へ当該低圧EGRガスを還流させる低圧EGR通路を備える。一方で、タービンより上流の排気通路から排気の一部を高圧EGRガスとして取り込み、コンプレッサより下流の吸気通路へ当該高圧EGRガスを還流させる高圧EGR通路を備える。そして、低温燃焼が行われる時に、機関要求負荷に基づいて低圧EGR通路を流れる低圧EGRガス量及び高圧EGR通路を流れる高圧EGRガス量を制御する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−076456号公報 特開2001−234772号公報
ところで、NOx触媒より下流の排気通路から低圧EGRガスを取り出す構造の場合において、NOx触媒からNOxやSOxといった吸蔵物質を放出及び還元させるためにNOx触媒よりも上流の排気に還元剤たる燃料を添加する、いわゆるリッチスパイクを実施すると、吸気通路へ還流される低圧EGRガスのO濃度が急変し、内燃機関の燃焼が不安定になる。このため、内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射弁による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関のトルク変動を抑制する。しかし、前記したように内燃機関のトルク変動を抑制している最中にリッチスパイクを続行してしまうと、トルク変動が大きくなり、トルク変動を抑制しきれず、内燃機関の燃焼が不安定になってしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものでその目的とするところは、内燃機関の制御装置において、リッチスパイクを実施する際に、より好適にトルク変動を抑制する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
内燃機関の排気通路に配置された吸蔵還元型NOx触媒と、
前記吸蔵還元型NOx触媒より下流の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、内燃機関の吸気通路に当該EGRガスを還流させるEGR通路と、
前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流の排気に還元剤を添加する還元剤添加手段と、
前記吸蔵還元型NOx触媒から吸蔵物質を放出及び還元させるために前記還元剤添加手段によって還元剤を添加した後に、内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射手段による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
を備え、
前記トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中は、前記還元剤添加手段による還元剤の添加を禁止することを特徴とする内燃機関の制御装置である。
NOx触媒より下流の排気通路からEGRガスを取り出す構造の場合において、NOx触媒からNOxやSOxといった吸蔵物質を放出及び還元させるためにNOx触媒よりも上流の排気に還元剤を添加する、いわゆるリッチスパイクを実施すると、吸気通路へ還流されるEGRガスのO濃度が急変し、内燃機関の燃焼が不安定になり、内燃機関のトルク低下を招く。このため、内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射手段による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関のトルク変動(トルク低下)を抑制する(以下、トルク変動抑制手段という)。しかし、トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中にリッチスパイクを続行してしまうと、トルク変動が大きくなり、トルク変動抑制手段ではトルク変動が抑制しきれず、内燃機関の燃焼が不安定になってしまう。
そこで、本発明では、トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中は、還元剤添加手段による還元剤の添加を禁止するようにした。
これによると、トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中は、還元剤添加手段による還元剤の添加が禁止されるため、さらに還元剤を添加してしまってトルク変動を大きくしてしまうことがない。このため、トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制でき、内燃機関の燃焼が安定する。
本発明によると、内燃機関の制御装置において、リッチスパイクを実施する際に、より好適にトルク変動を抑制できる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の制御装置を適用する内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。各気筒2には、気筒2内へ燃料を噴射する燃料噴射弁2aが備えられている。本実施例での燃料噴射弁2aが本発明の燃料噴射手段に相当する。また、内燃機関1には、吸気通路3及び排気通路4が接続されている。
内燃機関1に接続された吸気通路3の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ5のコンプレッサハウジング5aが配置されている。また、コンプレッサハウジング5aよりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調節する第1スロットル弁6が配置されている。この第1スロットル弁6は、電動アクチュエータにより開閉される。第1スロットル弁6よりも上流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する新気吸入空気(以下、新気という)の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が配置されている。このエアフローメータ7により、内燃機関1の新気量が測定される。
コンプレッサハウジング5aよりも下流の吸気通路3には、吸気と外気とで熱交換を行うインタークーラ8が配置されている。そして、インタークーラ8よりも下流の吸気通路3には、該吸気通路3内を流通する吸気の流量を調整する第2スロットル弁9が設けられている。この第2スロットル弁9は、電動アクチュエータにより開閉される。
一方、内燃機関1に接続された排気通路4の途中には、ターボチャージャ5のタービンハウジング5bが配置されている。また、タービンハウジング5bよりも下流の排気通路4には、排気浄化装置10が配置されている。
排気浄化装置10は、酸化触媒と当該酸化触媒の後段に配置されたパティキュレートフィルタ(以下単にフィルタという)とを有して構成されている。フィルタには吸蔵還元型NOx触媒(以下単にNOx触媒という)が担持されている。
また、排気浄化装置10よりも下流の排気通路4には、該排気通路4内を流通する排気の流量を調節する排気絞り弁11が設けられている。この排気絞り弁11は、電動アクチュエータにより開閉される。
一方、ターボチャージャ5のタービンハウジング5bよりも上流の排気通路4には、排気に還元剤たる燃料を添加する燃料添加弁12が配置されている。燃料添加弁12から燃料を添加することにより、排気浄化装置10からNOxやSOxを放出及び還元させる。このような燃料添加弁12から燃料を添加し、排気の空燃比をストイキ又はリッチ側へ低下させ、排気浄化装置10のNOx触媒が吸蔵したNOxやSOxを放出及び還元させる処理をリッチスパイクという。なお、燃料添加弁12が本発明の還元剤添加手段に相当する。また、還元剤添加手段としては、内燃機関1の気筒2内へ燃料を噴射する燃料噴射弁を用いてアフター噴射することにより、排気に燃料を添加するようにしてもよい。
そして、内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を低圧で吸気通路3へ還流(再循環)させる低圧EGR装置30が備えられている。この低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、及び低圧EGRクーラ33を備えて構成されている。
低圧EGR通路31は、排気浄化装置10よりも下流、加えて排気絞り弁11よりも下流側の排気通路4と、コンプレッサハウジング5aよりも上流且つ第1スロットル弁6よりも下流側の吸気通路3と、を接続している。この低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で内燃機関1へ送り込まれる。そして、本実施例では、低圧EGR通路31を流通して還流される排気を低圧EGRガスと称している。この低圧EGR通路31が本発明のEGR通路に相当する。
また、低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、該低圧EGR通路31を流れる低圧EGRガスの量を調節する。なお、低圧EGRガス量の調節は、低圧EGR弁32の開度の調整以外の方法によって行うこともできる。例えば、第1スロットル弁6の開度を調整することにより低圧EGR通路31の上流と下流との差圧を変化させ、これにより低圧EGRガスの量を調節することができる。
さらに、低圧EGRクーラ33は、該低圧EGRクーラ33を通過する低圧EGRガスと、内燃機関1の機関冷却水とで熱交換をして、該低圧EGRガスの温度を低下させる。
一方、内燃機関1には、排気通路4内を流通する排気の一部を高圧で吸気通路3へ還流させる高圧EGR装置40が備えられている。この高圧EGR装置40は、高圧EGR通路41、及び高圧EGR弁42を備えて構成されている。
高圧EGR通路41は、タービンハウジング5bよりも上流側の排気通路4と、コンプレッサハウジング5aよりも下流側の吸気通路3と、を接続している。この高圧EGR通路41を通って、排気が高圧で内燃機関1へ送り込まれる。そして、本実施例では、高圧EGR通路41を流通して還流される排気を高圧EGRガスと称している。
また、高圧EGR弁42は、高圧EGR通路41の通路断面積を調整することにより、該高圧EGR通路41を流れる高圧EGRガスの量を調節する。なお、高圧EGRガス量
の調節は、高圧EGR弁42の開度の調整以外の方法によって行うこともできる。例えば、第2スロットル弁9の開度を調整することにより高圧EGR通路41の上流と下流との差圧を変化させ、これにより高圧EGRガスの量を調節することができる。また、ターボチャージャ5が可変容量型の場合には、タービンの流量特性を変更するノズルベーンの開度を調整することによっても高圧EGRガスの量を調節することができる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU13が併設されている。このECU13は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。
ECU13には、エアフローメータ7などの各種センサが電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU12に入力されるようになっている。
一方、ECU13には、燃料噴射弁2a、第1スロットル弁6、第2スロットル弁9、排気絞り弁11、燃料添加弁12、低圧EGR弁32、及び高圧EGR弁42の各アクチュエータが電気配線を介して接続されており、該ECU13によりこれらの機器が制御される。
ところで、排気浄化装置10より下流の排気通路4から低圧EGR通路31を用いて低圧EGRガスを取り出す本実施例の構造の場合においては、排気浄化装置10のNOx触媒からNOxやSOxといった吸蔵物質を放出及び還元させるために、排気浄化装置10よりも上流の排気に燃料添加弁12から燃料を添加する、いわゆるリッチスパイクを実施する。このリッチスパイクを実施するとき、低圧EGRガスも還流されていると、吸気通路3へ還流される低圧EGRガスのO濃度が急変し、これを取り込む内燃機関1の燃焼が不安定になり、内燃機関1のトルク低下を招く。このため、内燃機関1の気筒2内へ燃料を噴射する燃料噴射弁2aによる燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関1のトルク変動(トルク低下)を抑制する。これを以下、トルク変動抑制制御という。このトルク変動抑制制御を実施するECU13が、本発明のトルク変動抑制手段に相当する。しかし、前記したようにトルク変動抑制制御を実施して内燃機関1のトルク変動を抑制する最中にリッチスパイクを実施し続けていると、トルク変動が大きくなり、トルク変動抑制制御ではトルク変動が抑制しきれず、内燃機関1の燃焼が不安定になってしまっていた。
そこで、本実施例では、トルク変動抑制制御によって内燃機関1のトルク変動を抑制している最中は、リッチスパイクを禁止するようにした。
これによると、トルク変動抑制制御によって内燃機関1のトルク変動を抑制している最中は、リッチスパイクが禁止されるため、トルク変動抑制制御中にさらに燃料を添加してしまってトルク変動を大きくしてしまうことがない。このため、トルク変動抑制制御によって内燃機関1のトルク変動を抑制でき、内燃機関1の燃焼が安定する。
次に、本実施例によるリッチスパイクを実施する場合の制御ルーチンについて説明する。図2は、本実施例によるリッチスパイクを実施する場合の制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、ECU13は、低圧EGR通路31を用いて低圧EGRガスを流通させているか否かを判別する。低圧EGR通路31を用いて低圧EGRガスを流通させているか否かは、低圧EGR弁32の開度を不図示の開度センサで検出し、その開閉状態により判断される。
ステップS101において、低圧EGR弁32が閉弁状態であり、低圧EGRガスを流通させていないと判定された場合には、ECU13は、本ルーチンを一旦終了する。また、低圧EGR弁32が開弁状態であり、低圧EGRガスを流通させていると判定された場合には、ステップS102へ進む。
ステップS102では、ECU13は、リッチスパイク実施条件か否かを判別する。リッチスパイクの実施条件か否かは、排気浄化装置10のNOx触媒にNOxやSOxが限界まで吸蔵され、いわゆるNOx還元処理やSOx被毒回復処理が必要になった場合に実施条件と判断される。
ステップS102において、リッチスパイク実施条件ではないと判定された場合には、ECU13は、本ルーチンを一旦終了する。また、リッチスパイク実施条件を満たすと判定された場合には、ステップS103へ進む。
ステップS103では、ECU13は、添加禁止フラグがOFFであるか否かを判別する。添加禁止フラグは、ONであるとリッチスパイクを禁止し、OFFであるとリッチスパイクを許可するフラグである。
ステップS103において、添加禁止フラグがONであると判定された場合には、図3の添加禁止領域にあるため、ECU13は、ステップS107へ進む。また、添加禁止フラグがOFFであると判定された場合には、図3の燃料添加領域にあるため、ステップS104へ進む。
ステップS104では、ECU13は、リッチスパイクの設定を行う。具体的には、リッチスパイク時の1度に添加する燃料添加量や、当該燃料添加量を何回添加するかの添加サイクル数を設定する。これら燃料添加量や添加サイクル数は、予め実験などから求められたマップを参照して内燃機関の運転状態などに基づいて設定される。本実施例では、例えば、図3に示すように、所定の等しい燃料添加量で4本の添加サイクルに設定される。そして、本ステップの終了後にステップS105へ移行する。
ステップS105では、ECU13は、リッチスパイクを実施する。リッチスパイクは、ステップS104での設定に基づき実施される。本実施例では、例えば、図3に示すように、所定の等しい燃料添加量で4本の添加サイクルが実施される。そして、本ステップの終了後にステップS106へ移行する。
ステップS106では、ECU13は、次のリッチスパイクを禁止するよう、添加禁止フラグをONにする。そして、本ステップの終了後にステップS107へ移行する。
ステップS107では、ECU13は、トルク変動抑制制御の設定を行う。具体的には、リッチスパイクの実施によって空燃比がリッチとなったガスが低圧EGR通路31を経由して内燃機関1に到達する遅れ時間及び内燃機関1に吸入される吸気通路3の最下流部の空燃比(図3のトルク変動抑制制御期間中の空燃比)を、排気到達時間推定マップを参照して算出する。また、内燃機関1に吸入される吸気通路3の最下流部の吸気のO濃度を、先に算出した遅れ時間、空燃比、EGRガス量などから算出する。そして、燃料噴射補正量を、先に算出された吸気のO濃度に基づいて算出する。燃料噴射補正量は、トルク変動抑制制御を行うための、内燃機関1の気筒2内へ燃料を噴射する燃料噴射弁による燃料の主噴射の時期を進角させる進角量、又はパイロット噴射を実施する際のパイロット噴射量であり、吸気のO濃度を予め求められたマップに代入することで算出される。そして、本ステップの終了後にステップS108へ移行する。
ステップS108では、ECU13は、トルク変動抑制制御を実施する。すなわち、内燃機関1の気筒2内へ燃料を噴射する燃料噴射弁による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施する。トルク変動抑制制御は、ステップS107での設定に基づき実施される。そして、本ステップの終了後にステップS109へ移行する。
ステップS109では、ECU13は、トルク変動抑制制御が終了したか否かを判別する。トルク変動抑制制御が終了したか否かは、内燃機関1の吸気通路3の最下流部に配置される不図示のA/Fセンサの検出値が定常状態時の所定のリーン値を示す場合や、ステップS107でのトルク変動抑制制御の設定で燃料噴射補正量が0と算出された場合に、トルク変動抑制制御が終了したと判断される。
ステップS109において、トルク変動抑制制御が終了していないと判定された場合には、ECU13は、本ルーチンを一旦終了する。また、トルク変動抑制制御が終了したと判定された場合には、ステップS110へ進む。
ステップS110では、ECU13は、次のリッチスパイクを許可するよう、添加禁止フラグをOFFにする。そして、本ステップの終了後に本ルーチンを一旦終了する。この場合、次回の本ルーチンの実行の際に次のリッチスパイクが実施可能となる。
以上説明したルーチンによって、トルク変動抑制制御中は添加禁止フラグがONになり、リッチスパイクが禁止され、トルク変動抑制制御中にさらに燃料を添加してしまってトルク変動を大きくしてしまうことが防止される。このため、トルク変動抑制制御によって内燃機関1のトルク変動を抑制でき、内燃機関1の燃焼が安定する。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
実施例1に係る内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。 実施例1に係るリッチスパイクを実施する場合の制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1に係るリッチスパイクの実施状態とトルク変動抑制制御の実施状態との関係を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
2a 燃料噴射弁
3 吸気通路
4 排気通路
5 ターボチャージャ
5a コンプレッサハウジング
5b タービンハウジング
6 第1スロットル弁
7 エアフローメータ
8 インタークーラ
9 第2スロットル弁
10 排気浄化装置
11 排気絞り弁
12 燃料添加弁
13 ECU
30 低圧EGR装置
31 低圧EGR通路
32 低圧EGR弁
33 低圧EGRクーラ
40 高圧EGR装置
41 高圧EGR通路
42 高圧EGR弁

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に配置された吸蔵還元型NOx触媒と、
    前記吸蔵還元型NOx触媒より下流の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、内燃機関の吸気通路に当該EGRガスを還流させるEGR通路と、
    前記吸蔵還元型NOx触媒よりも上流の排気に還元剤を添加する還元剤添加手段と、
    前記吸蔵還元型NOx触媒から吸蔵物質を放出及び還元させるために前記還元剤添加手段によって還元剤を添加した後に、内燃機関の気筒内へ燃料を噴射する燃料噴射手段による燃料の主噴射の時期を進角させる又はパイロット噴射を実施して内燃機関のトルク変動を抑制するトルク変動抑制手段と、
    を備え、
    前記トルク変動抑制手段によって内燃機関のトルク変動を抑制している最中は、前記還元剤添加手段による還元剤の添加を禁止することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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