JP2008280909A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射弁の先端に設けられた噴孔にデポジットを生成し難い燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】内燃機関に装着され、弁ボディ130内の燃料流路125から流出した燃料を噴射する噴孔111を有する噴孔プレート11と、ホルダ140と、を具備する燃料噴射弁1において、噴孔プレート11を、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとで構成し、第一噴孔111aと第二噴孔111bとからなる噴孔111を複数穿設し、かつ、第二噴孔プレート110bを、噴孔111を含む複数の領域に周方向に区画し、各領域の境界面113が互いに密接した状態に保持する。内燃機関からの熱により熱膨張した第二分孔プレート110bが境界面113で互いに押し合い弾性変形する。この時、噴孔111表面に堆積したデポジットにせん断力が作用し、剥離除去できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関に装着され燃料を噴射する燃料噴射弁に関するものである。
近年、燃料噴射弁には、噴射される燃料の微粒化や極めて高い精度の燃料噴射制御が要求されている。
特許文献1には、薄板プレートに微小径の噴孔を形成して微粒化する技術が開示されている。
また、燃焼排気中の有害物質低減等の目的で内燃機関内に燃焼排気を還流するEGR量の増加や、燃焼室内に噴孔を開口させる直噴形式の採用によって、燃焼の効率化の要求があることから、内燃機関内に浮遊する未燃成分や残留燃料等によって形成されるデポジットの噴孔プレート表面への堆積の問題が顕在化している。
例えば、図9中に示す燃料噴射弁1Xでは、燃料噴射部10Xと駆動部20と燃料導入部30とによって構成され、燃料導入部30から導入された高圧燃料の、燃料噴射部10Xの先端に設けられた噴孔プレート11Xに穿設された噴孔111Xからの噴射を、駆動部20によって駆動される弁体120の開閉によって制御している。
噴孔プレート11Xは、外径寸法φD1X、板厚Tの円盤状に形成された板状部材110Xからなり、この噴孔プレート11Xの中心軸と同心の仮想円φD2X上に略等ピッチに複数の噴孔111Xが穿設されている。
図中には、複数の噴孔111Xの内、2個の断面を図示し、噴孔111Xは、噴孔プレート11Xの中心軸に対して燃料の噴射角度θを形成している。
具体的には、外径寸法φD1Xは、φ5.00mm、板厚Tは、300μm仮想円φD2Xは、3.00mm、噴孔111Xの内径は、φ100μm、噴射角度θは、30度、噴孔111Xの数は、8個または12個に設定されたものが実用化されている。
この様な燃料噴射弁1Xを用いれば、燃料の微粒噴射を極めて精度良く噴射制御することが可能となる。
特開2004−211682号公報
ところが、燃料噴射弁1Xを長期に使用した場合、図8(a)、(b)に示すように、噴孔プレート11Xの噴射側表面および噴孔111X内周壁表面には、内燃機関から受けた熱によって分解・炭化した残留燃料等が蓄積し、デポジット40が不可避的に形成される。
デポジット40の厚みは、噴孔111X内周壁表面では、1〜10μm程度、噴孔プレート11Xの噴出側表面では、1〜30μm程度である。
燃料噴射弁の噴孔内周壁表面に、この様な極微量のデポジットであっても、一旦形成されると更なるデポジットの蓄積を引き起こし、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞がある。
そこで、本発明は上記実情に鑑み、燃料噴射弁の先端に設けられた噴孔プレート表面および噴孔内周壁表面にデポジットが蓄積し難く、信頼性の高い燃料噴射弁を提供する。
請求項1の発明では、内燃機関に装着され、内部に燃料流路が形成された弁ボディと、弁ボディにおける燃料流路の下流側に配置され、燃料流路から流出する燃料を噴射する噴孔を有する噴孔プレートと、噴孔プレートの外周を保持する筒状のホルダと、を具備する燃料噴射弁において、
噴孔プレートを、燃料の流入側に配設される第一噴孔プレートと、噴出側に配設される第二噴孔プレートとを積層して構成し、第一噴孔プレートと第二噴孔プレートとには、中心軸を同じくしてそれぞれ第一噴孔と第二噴孔とを仮想円上に複数穿設し、かつ、第二噴孔プレートを、噴孔を含む複数の領域に周方向に区画し、各領域の境界面が互いに密接した状態で、変形可能に保持する。
請求項2の発明では、第二噴孔プレートの中心部には、流入側から噴出側に向かって開口する第二噴孔プレート開口部を穿設する。
請求項3の発明では、第一噴孔プレートの中心部には、第二噴孔プレート側に突出し、第二噴孔プレート開口部に挿嵌される突起部を形成する。
請求項4の発明では、第二噴孔プレートを、燃料の流入する流入側から燃料の噴出する噴出側にかけて、流入側平面層と噴出側平面層とを含む複数の平面層によって構成するとともに、流入側平面層と噴出側平面層とは、異なる線熱膨張係数を有する部材によって形成する。
請求項5の発明では、第二噴孔プレートは、流入側から噴出側に向かって線熱膨張係数を小さくなるように設定する。
請求項6の発明では、第二噴孔プレートは、ホルダよりも高い線熱膨張係数を有する材料によって形成する。
請求項1の発明によれば、内燃機関からの熱を第二噴孔プレートが受け熱膨張すると、第二噴孔プレート同士が境界面で互いに押し合う。
このため、第二噴孔プレートが噴射方向に向かって湾曲し、第一噴孔プレートから部分的に乖離した状態となる。
この時、第二噴孔プレート表面に形成されたデポジットも湾曲し、デポジットを第二噴孔プレート表面から剥離する方向に作用する剪断力が働く。
更に第一噴孔プレートと第二噴孔プレートとの境界面において噴孔が離れるため噴孔内周壁に形成されたデポジットは分断される。
また、第二噴孔プレートが内燃機関から熱を受けていない時には、湾曲が復元する。
内燃機関の状態に応じた受熱と非受熱とによって第二噴孔プレートが湾曲と復元を繰り返し、デポジットが剥離する方向への剪断力が噴孔プレート表面で繰り返し作用する。
また、第一噴孔プレートに設けられた噴孔によって、燃料噴射時において、燃料噴射位置と噴射角度と燃料噴霧粒径とが確保され、第二噴孔プレートの境界面への燃料の流入が防止される。
従って、噴孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から剥離し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
請求項2の発明によれば、第二噴孔プレート開口部を設けた分、第二噴孔プレートの熱容量は小さくなるので、内燃機関からの受熱によって第二噴孔プレートの上昇する温度が高くなり、熱膨張による変形量が大きくなる。
第二噴孔プレートの湾曲量が大きくなり、デポジットに働く剪断力も大きくなる。
従って、孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から更に剥離し易くなり、より一層デポジットの蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
請求項3の発明によれば、突起部と第二噴孔プレート開口部側面とが押し合い、第二噴孔プレートの開口部方向への膨張が抑制され、第一噴孔プレートと乖離する方向への変形が更に大きくなる。
これに伴い、第二噴孔プレートの湾曲量が大きくなり、デポジットに働く剪断力も大きくなる。
従って、孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から更に剥離し易くなり、より一層デポジットの蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
請求項4の発明によれば、線熱膨張係数の差によって第二噴孔プレートの厚み方向への変形が起こり易くなる。
従って、孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から更に剥離し易くなり、より一層デポジットの蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
請求項5の発明によれば、第二噴孔プレートの流入側の熱膨張量が噴出側の熱膨張量よりも大きくなるので、内燃機関から熱を受けたときには、第二噴孔プレートが噴出側に向かって大きく湾曲する。
従って、孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から更に剥離し易くなり、より一層デポジットの蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
請求項6の発明によれば、内燃機関からの熱を受けたときのホルダの熱膨張量が、噴孔プレートの熱膨張量よりも小さくなるので、ホルダによって噴孔プレートの径方向への熱膨張が拘束され、その分、噴孔プレートの軸方向への変形量が大きくなる。
従って、孔内周壁表面に不可避的に形成されるデポジットを噴孔表面から更に剥離し易くなり、より一層デポジットの蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁を提供できる。
先ず、本発明の基本となる第一実施形態における燃料噴射弁1の構成について、図1を参照して説明する。
なお、以下の説明において、特に指定した場合を除き、図の上側を基端側、下側を先端側または噴射側とする。
燃料噴射弁1は、例えば、予混合式エンジン用の燃料噴射弁として用いられる場合には図略の吸気ポートに装着され、直噴エンジン用の燃料噴射弁として用いられる場合には図略のエンジンヘッドに装着され、リッチスパイク用の燃料噴射弁として用いられる場合には図略の排気ポートに搭載される。
燃料噴射弁1は、燃料噴射部10と駆動部20と燃料導入部30とによって構成されている。
燃料噴射部10は、筒状のホルダ140に収納固定された筒状の弁ボディ130と、弁ボディ130内で軸方向に移動可能に載置された弁体120と、弁ボディ130の先端とホルダ140の先端との間に挟持された噴孔プレート11とによって構成されている。
本発明の要部である噴孔プレート11は、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとによって構成されている。
第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとには、噴孔111を構成する第一噴孔111aと第二噴孔111bとが軸心を揃えて仮想円上に等間隔で複数穿設されている。
更に、第二噴孔プレート110bは、第二噴孔111bを含む複数の領域に境界面113によって周方向に区画され、各領域の境界面113が互いに密接した状態で、変形可能にホルダ140内に保持されている。
ホルダ140は筒状に形成され、その先端側には、先端が開口しつつ軸中心に向かって屈曲するホルダ底部141が形成されている。
弁ボディ130の先端側は、先端が開口しつつ軸中心に向かって屈曲する弁ボディ底部131が形成され、その内周壁には、先端に向かって径小となる円錐状の弁座部132が形成されている。
弁体120と弁ボディ130内周壁との間隙には燃料が流れる燃料流路125が形成されている。
弁体120の先端側には、弁ボディ130内で弁体120を摺動可能に支持しつつ燃料流路125と弁ボディ130先端開口とを連通可能とする摺動部123が形成され、さらにその先端側の弁体先端部121には、弁ボディ130の弁座部132に着座可能な当接部122が形成されている。
弁体120の基端側には基端部124が形成され、可動コア200に接続されている。
駆動部20は、筒状のケーシング240と、ケーシング240内で基端側に固定される筒状の固定コア210と、ケーシング240内で摺動可能に収納される筒状の可動コア200と、固定コア210内の基端側で固定される筒状のストッパ220と、可動コア200とストッパ220との間に設けられ可動コア200を反固定コア方向即ち閉弁方向に付勢するコイルばね230と、ケーシング240の周りに巻回されたソレノイド260と、ソレノイド260とケーシング240とを隔絶する筒状のスプール250と、ソレノイド260に導通するターミナル261と、スプール250とソレノイド260とを覆いつつコネクタ部271を形成するモールド270とによって構成されている。
ケーシング240の先端はホルダ140の基端側に形成された筒状のハウジング部142に挿着されている。
可動コア200の内周側は燃料流路202を形成し、燃料流路202と外周とを連通する連通孔201が形成されている。
燃料導入部30は、外部から高圧燃料を導入する燃料導入口311の形成された筒状のフィルタボディ310と、高圧燃料内の異物を除去するフィルタ312とからなり、ケーシング240の基端側に挿着されている。
燃料導入口311からフィルタ312を介して導入された高圧燃料は、固定コア210の内周側に形成された燃料流路211とストッパ220の内周側に形成された燃料流路221とを経由して、可動コア200の内周側に形成された燃料流路202に流入する。
燃料流路202内の高圧燃料は、弁体120の基端部124の背面を着座方向に押圧すると共に、連通孔201を通って、ケーシング240の内周側に形成された燃料流路241とケーシング開口242とホルダ140の内周側に形成された燃料流路144とを経由して弁ボディ130の内周側に形成された燃料流路125に流入する。
ソレノイド260に通電されていない時には、弁体120は、高圧燃料によって基端部124の背面が押圧されると共に、コイルばね230によって付勢され、先端側即ち反固定コア方向に押し下げられ、当接部121が弁座132に着座し、燃料流路125に導入された燃料が燃料流路125からの流出を遮断する。
図略のECUによって制御されたパルス電圧を、ターミナル261を介してソレノイド260に通電すると、固定コア210が励磁され、可動コア200が固定コア210側に吸引される。
これに伴い、弁体120が、基端側即ち固定コア方向に引き上げられ、当接部121が弁座132から離座する。
当接部121が弁財132から離れると、燃料流路125内の燃料は、弁ボディ130の開口を通過して、噴孔プレート11に形成された複数の噴孔111から噴射される。
ソレノイド260への通電が停止されると、固定コア210が消磁され可動コア200と弁体120とが、燃料流路202内の高圧燃料の圧力とコイルばね230によって先端側へ押し下げられ、再び当接部122が弁座132に着座し、燃料流路125から噴孔プレート11への燃料の流入が遮断され燃料噴射が停止される。
燃料噴射時においては、図略の内燃機関から燃料噴射弁1が熱を受けていないので、噴孔プレート11を構成する第一噴孔プレート110a、第二噴孔プレート110bは変形しておらず、噴孔111を構成する第一噴孔111aと第二噴孔111bとの軸心が一致しており、燃料噴射に影響を与える事はない。
以下に、本発明の複数の実施形態の詳細について図を参照して説明する。
なお、基本となる構成は上述した燃料噴射弁1と同様であり、実質的に同じ構成については、同じ符号を付したので説明を省略し、各実施形態における特徴的な事項についてのみ詳述する。
図2を参照して、本発明の第一実施形態について詳述する。
図2(a)は、本発明の第一実施形態における燃料噴射弁1の要部である燃料噴射部10を表す拡大断面図、(b)は、本図中A−A矢視図である。
燃料噴射部10は、内部に燃料流路125が形成された筒状の弁ボディ130と、弁ボディ130の下流側に配置され、燃料流路125から流出する燃料を噴射する噴孔111を有する噴孔プレート11と、弁ボディ130と噴孔プレート11とをその内側で保持する筒状のホルダ140と、弁体当接部122が弁ボディ130の内周壁に形成された弁座133に着座することにより燃料流路125を閉塞し、弁体当接部122が弁座133から離座することにより燃料流路125を開放する弁体120と、を具備する。
本実施形態において、噴孔プレート11は、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとによって構成されている。
第一噴孔プレートは、外径φD1、板厚T1の円盤状で、第二噴孔プレートは、外径φD1、板厚T2の円盤状の板状部材からなる。
更に、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとには、噴孔111を構成する第一噴孔111aと第二噴孔111bとが軸心を揃えて仮想円φD2上に等間隔で複数穿設されており、本図中には、その内の二個の断面を示しており、噴孔111は、燃料噴射部10に中心軸に対して、噴射角度θで穿設されている。
また、第二噴孔プレートの中心部には、第二噴孔プレート開口部114が穿設されている。
更に、第二噴孔プレート110bは、第二噴孔111bを含む複数の領域に境界面113によって周方向に区画され、各領域の境界面113が互いに密接した状態で、変形可能にホルダ140内に保持されている。
本実施形態においては、第一噴孔プレート110aの外周縁112aと第二噴孔プレート110bの外周縁112bとにおいて、ホルダ140の内周縁にレーザ溶接等により固着されている。
なお、第二噴孔プレート110bの中心部には第二噴孔プレート開口部114が穿設されており、第二噴孔プレート110bの体積が開口分だけ小さくなっており、その分熱容量も小さくなっている。第二噴孔プレートの上昇する温度が高くなり、熱膨張による変形量が大きくなる。
このため、内燃機関から熱を受けたときには、第二噴孔プレート110bの湾曲量が大きくなり、デポジット40に働く剪断力も大きくなり、より一層デポジット40が蓄積し難くなる。
また、本発明において、弁体120が開弁し、燃料流路125から流出した燃料は、第一噴孔111aによって、第二噴孔111bに流入する噴射位置と噴射角度と噴霧粒径とが確保されるので、第二噴孔プレート開口部114からの燃料噴射が防止されると共に、燃料噴射時の環境温度によって、第二噴孔プレート110bの変形状態に多少差が生じても、常に一定の状態の燃料噴射が保証される。
本実施形態の効果について、図3を参照して説明する。
図3(a)は、図2(b)中B−B矢視断面において、内燃機関からの熱を受けた時の噴孔プレート11の変化を示し、図3(b)は、受熱時の要部拡大断面図、図3(c)は、非受熱時の要部拡大断面図である。
図3(a)、(b)に示すように、内燃機関からの熱、例えば、本発明の燃料噴射弁を直噴エンジンに適用した場合には、燃焼爆発により燃焼室内に発生した熱を第二噴孔プレートが受けると、熱膨張により第二噴孔プレート110bは径方向に膨張しようとするが、外周縁を第二噴孔プレート110bよりも線熱膨張係数の小さいホルダ140に覆われているので外側への膨張が抑制される。
従って、複数に分割された第二噴孔プレート110bが、境界面113において互いに押し合い、弾性変形して、先端側に向かって凸となるように湾曲する。
この時、噴孔111が第1第一噴孔111aと第二噴孔111bとが離れるので、噴孔111内周壁に蓄積されたデポジット40が分断される。
また、第二噴孔プレート110bの湾曲に伴い、第二噴孔プレート110bの表面に蓄積されたデポジット40も湾曲し、第二噴孔プレーと110bの表面から剥離する方向の剪断力を受ける。
図3(c)に示すように、第二噴孔プレート110bは、内燃機関からの熱を受けていない時には、元の形状に戻る。
この時、デポジット40は、第二噴孔プレート110bの表面並びに第二噴孔111bの内周壁から剥離される。
若しくは、完全に剥離されないまでも、デポジット40は、第二噴孔プレート110bの表面並びに第二噴孔111bの内周壁から浮き上がった状態となるので、燃料噴射時には、高圧の燃料噴射によって剥離される。
第二噴孔プレート110bは、受熱と非受熱との繰り返しによって、湾曲と復元を繰り返し、これに伴いデポジット40も湾曲と復元を繰り返し、デポジット40を噴孔プレート表面から剥離することができ、デポジット40の蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁1が実現できる。
本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態においては、図4(a)に示すように、第一噴孔プレート110a’の中心部には、先端側に向かって突出する突起部115が形成され、第二噴孔プレート開口部114に挿嵌されている。
第二噴孔プレート110bの熱膨張は、外側へはホルダ140によって拘束され、内側へは突起部115によって拘束されている。
従って、第二噴孔プレート110bが、内燃機関からの熱を受けたときには、図4(b)に示すように、先端側に向かって撓み変形する。
この時、第二噴孔プレート110bの表面および第二噴孔111b内周壁表面に形成されたデポジットに剥離方向の剪断力が作用する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、第二噴孔プレート110bは、受熱と非受熱との繰り返しによって、湾曲と復元を繰り返し、これに伴いデポジット40も湾曲と復元を繰り返し、デポジット40を噴孔プレート表面から剥離することができ、デポジット40の蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁1が実現できる。
本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態においては、図5(a)に示すように、第二噴孔プレート110b’を、燃料の流入する流入側から燃料の噴出する噴出側にかけて、流入側平面層110cと噴出側平面層110dとを含む複数の平面層によって構成するとともに、流入側平面層110cと噴出側平面層110dとは、異なる線熱膨張係数を有する部材によって形成されている。
更に流入側平面層110cから噴出側平面層110dに向かって線熱膨張係数が小さくなるように材料を選定してある。
なお、流入層側平面層110cと噴出側平面層110dとを別体の板状部材で構成し、両者を互い密着状態としたバイメタル状に形成しても良いし、流入側平面層110cと噴出側平面層110dとは、2以上の異なる線熱膨張係数を有する粉末材料を用いて、その配合比を流入側平面層110cから噴出側平面層110dに向かって線熱膨張係数が小さくなるように混合した傾斜材料にからなる焼結金属によって形成しても良い。
更に、第2噴孔プレート110b’には、第1噴孔プレート110aに穿設された第一噴孔111aと軸心を揃えて流入層側噴孔111c、噴出層側噴孔111dが穿設され、噴孔111を構成している。
従って、第二噴孔プレート110b’が、内燃機関からの熱を受けたときには、流入層側平面層110cの熱膨張量が噴出側平面層110dの熱膨張量よりも大きいので、図5(b)に示すように、先端側に向かって撓み変形する。
この時、第二噴孔プレート110b’の表面および第二噴孔111b’内周壁表面に形成されたデポジットに剥離方向の剪断力が作用する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、第二噴孔プレート110b’は、受熱と非受熱との繰り返しによって、湾曲と復元を繰り返し、これに伴いデポジット40も湾曲と復元を繰り返し、デポジット40を噴孔プレート表面から剥離することができ、デポジット40の蓄積を抑制し、燃料噴射量の低下や噴霧形状の異常を引き起こす虞のない燃料噴射弁1が実現できる。
本発明の第1の実施形態から第3の実施形態に適用し得る、第二噴孔プレート110bの形状例を図6(a)〜(d)に示す。
図6(a)に示す第二噴孔プレート110bは、境界面113によって第二噴孔111bを含む複数の領域に分割し、境界面113で互いに密着する様に配設してある。
図6(b)に示す第二噴孔プレート110b’では、境界面113’は、第二噴孔プレート110b’を完全に分割するのではなく、第二噴孔プレート110b’の外周縁が連結したスリット溝状に形成してある。
この様な構成とすることにより、完全に分割した場合と同様の効果に加え、加工・組み立てを容易とすることができる。
図6(c)に示す第二噴孔プレート110b’’では、第二噴孔111b’’を、境界面113’’上に穿設してある。
この様な構成とすることにより、内燃機関から熱を受けたときに、第二噴孔111b’’が境界面113’’で分断され、デポジットの剥離効果の更なる向上が期待できる。
図6(d)に示す第二噴孔プレート110b’’’では、第二噴孔111b’’’を、境界面113’’’上に穿設するとともに、境界面113’’’をスリット溝状に形成してある。
噴孔プレート11の固着方法についての複数の実施例を図7(a)、(b)に示す。
図7(a)に示すように、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとを、弁ボディ130の下端部131とホルダ140の下端部141とに挟持され、更に、それぞれの外周縁112a、112bにおいて、ホルダ140の内周面に固着されている。
また、図7(b)に示すように、第一噴孔プレート110aと第二噴孔プレート110bとを第一噴孔プレートの外周部で互いに固着し、第一噴孔プレート110aを第二噴孔プレート110bと弁ボディ130の下端部131とで挟持し、第二噴孔プレート110bをホルダ140の下端部に固着する構成としても良い。
本発明は、上記実施形態に限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、弁体の駆動源としてソレノイドを用いた場合について説明したが、通電により伸縮するピエゾスタックを弁体の駆動源として用いても良い。
本発明の実施形態における基本となる燃料噴射弁の全体構成を示す断面図および下面図。 (a)は、本発明の第一実施形態における燃料噴射弁の要部断面図、(b)は、本図中A-A矢視平面図。 (a)は、本発明の第一実施形態における効果を示す図2(b)中B−B断面矢視図、(b)は、受熱時における本図要部拡大断面図、(c)は、非受熱時における本図要部拡大断面図。 (a)は、本発明の第二実施形態における燃料噴射弁の要部断面図、(b)は、本実施形態における効果を示す要部断面図。 (a)は、本発明の第3の実施形態における燃料噴射弁の要部断面図、(b)は、本実施形態における効果を示す要部断面図。 (a)〜(d)は、本発明の第一、第二、第3の実施形態に適用し得る噴項プレートの形状例を示す平面図。 (a)および(b)は、本発明の第一、第二、第3の実施形態に適用し得る噴孔プレートの固定方法の例を示す要部断面図。 (a)は、従来の燃料噴射弁の要部断面図、(b)は、本図中A-A矢視平面図。 従来の燃料噴射弁の全体構成を示す断面図および下面図。
符号の説明
1 燃料噴射弁
11 噴孔プレート
110a 第一噴孔プレート
110b 第二噴孔プレート
111 噴孔
111a 第一噴孔
111b 第二噴孔
113 境界面
125 燃料流路
130 弁ボディ
140 ホルダ

Claims (6)

  1. 内燃機関に装着され、内部に燃料流路が形成された弁ボディと、上記弁ボディにおける上記燃料流路の下流側に配置され、上記燃料流路から流出する燃料を噴射する噴孔を有する噴孔プレートと、上記噴孔プレートの外周を保持する筒状のホルダと、を具備する燃料噴射弁において、
    上記噴孔プレートを、上記燃料の流入側に配設される第一噴孔プレートと、噴出側に配設される第二噴孔プレートとを積層して構成し、
    上記第一噴孔プレートと上記第二噴孔プレートとには、中心軸を同じくしてそれぞれ第一噴孔と第二噴孔とが仮想円上に複数穿設され、
    かつ、上記第二噴孔プレートは、上記噴孔を含む複数の領域に周方向に区画され、この区画された各領域の境界面が互いに密接した状態で、変形可能に保持されることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 上記第二噴孔プレートの中心部には、流入側から噴出側に向かって開口する第二噴孔プレート開口部を穿設することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 上記第一噴孔プレートの中心部には、上記第二噴孔プレート側に突出し、上記第二噴孔プレート開口部に挿嵌される突起部を形成することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 上記第二噴孔プレートを、上記燃料の流入する流入側から上記燃料の噴出する噴出側にかけて、流入側平面層と噴出側平面層とを含む複数の平面層によって構成するとともに、
    上記流入側平面層と上記噴出側平面層とは、異なる線熱膨張係数を有する部材によって形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  5. 上記第二噴孔プレートは、流入側から噴出側に向かって線熱膨張係数が小さくなることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射弁。
  6. 上記第二噴孔プレートは、上記ホルダよりも高い線熱膨張係数を有する材料によって形成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
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