JP2008196363A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 噴孔の内部へのデポジット付着を抑制し、かつ付着したデポジットを除去可能な燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】内部に燃料を貯留するハウジング(ノズルボデー)21と、ハウジングの内外を貫通する噴孔40を有し、噴孔40から燃料を噴射する燃料噴射弁において、噴孔40は、ハウジングに形成された噴孔本体41と、噴孔本体41の第1開口部Aに、ハウジングに沿ってラップする第2開口部A2を具備した噴孔部42を有する調整部材80と、第1開口部A1と第2開口部A2とが重なって形成された第3開口部A3とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料噴射弁に関し、例えば内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁に適用して好適なものである。
燃料噴射弁としては、例えば内燃機関に燃料を断続的に噴射供給するものが知られている。この種の燃料噴射弁は、噴射する燃料の微粒化を促進するため、噴孔入口に流入する燃料の流体損失を抑制する技術が開示されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1では、内外に貫通する噴孔の入口部側の角部を、R面取りしている。また、この燃料噴射弁を製造する方法として、R面取りを所定のR寸法にすることにより、噴孔の燃料流量(流体流量)を調整している。
特許文献2では、噴孔入口に流入する燃料流れに沿う方向に、噴孔入口から出口までの燃料通路を湾曲または屈曲させている。
特開2004−92625号公報 特開平10−331747号公報
上記燃料噴射弁は燃料を断続的に噴射しており、特に燃焼室に直接噴射を行なう燃料噴射弁においては、噴孔の内部が火炎および未燃燃料を含む燃焼ガスにより被曝するため、噴孔内部にデポジットが生成および付着するおそれがあった。このため、デポジット生成および付着を防止することが重要となっている。
特許文献1、2による従来技術では、噴孔入口に流入する燃料を、噴孔入口から出口までの燃料通路で円滑に流すことが可能である。しかしながら、このような技術を適用したものにおいても、以下のデポジット生成および付着が発生するおそれがあることを見出した。
即ち、噴孔の内壁全体にデポジットが付着するのではなく、噴孔の入口側および出口側を除く、中間部にデポジットが付着、堆積し易いことを見出した。また、噴孔の中間部は、入口側および出口側に比べて燃料が円滑に流れる領域である。
噴孔の中間部にデポジットが付着すると、燃料噴射量が低下もしくは変動する場合があり、初期の噴射特性を維持することが難しくなる可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、噴孔の内部へのデポジット付着を抑制し、かつ付着したデポジットを除去可能な燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至8、および12に記載の発明では、内部に燃料を貯留するハウジングと、ハウジングの内外を貫通する噴孔を有し、噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁において、
噴孔は、ハウジングに形成された噴孔本体と、噴孔本体の第1開口部に、ハウジングに沿ってラップする第2開口部を具備した噴孔部を有する調整部材と、第1開口部と第2開口部とが重なって形成された第3開口部とを備えていることを特徴とする。
これによると、噴孔は、ハウジングに形成された噴孔本体と、ハウジングに沿って噴孔本体の第1開口部にラップする第2開口部を具備した噴孔部を有する調整部材と、第1開口部と第2開口部とが重なって形成された第3開口部とを備えているので、第1開口部で貫通された噴孔本体内を流れる燃料の主流の流れ方向と、第2開口部で貫通された噴孔部内を流れる燃料の主流の流れ方向は、噴孔の中間部に設定された第3開口部においてその主流の流れ方向が変化させられる。即ち、第3開口部の燃料下流側では、変化した主流の燃料は、噴孔の内壁に沿って流れるのではなく、内壁に向かって流れる流れが形成される。
これにより、噴孔の中間部に付着し易いデポジットを剥がすのを促進する燃料流れを形成することができる。
しかも、第1開口部および第2開口部のいずれよりも開口面積の小さい第3開口部によって上記主流の燃料流れは縮流となるため、主流と内壁との間に渦流等の燃料流れの乱れが生じるので、燃料流れの流体力がデポジットの付着力を上回ることができる。
したがって、噴孔の内部へのデポジット付着を抑制することができるとともに、デポジットが付着した場合であってもデポジットを除去することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明の如く、調整部材は、第3開口部の開口度を調整され、かつハウジングに固定されていることが好ましい。
これによると、例えば噴孔の入口部に、R面取りを設けない角部を残存させた噴孔入口形状とする場合において、このような角部を残存させた噴孔入口形状としながら、第1開口部と第2開口部との重なり度合、即ち第3開口部の開口度を調整されて、噴孔の噴孔流量を調整することができる。
しかも、第3開口部の開口度を調整した調整部材は、ハウジングに固定されているので、調整された噴孔流量を維持することができる。
なお、上記角部は、R面取りを全く設けない、あるいはバリが生じない程度に僅かなR面取りを行ったものである。噴孔入口部に角部を残存させた場合には、縮流が発生し易く、燃料流れの乱れを生じ易いので、バリのない角部を有する噴孔入口部は、R面取りを設けた噴孔入口部に比べて、例えば噴孔入口部に付着したデポジットを効果的に剥離させられる。
また、調整部材は、請求項3乃至5に記載の発明の如く、ハウジングの内周面にラップして配置されている円筒状部材であることが好ましい。
これによると、調整部材をハウジングの内周面に沿って移動させ、位置調整することにより第3開口部の開口度、即ち噴孔流量を調整することができる。
特に、請求項4乃至5に記載の発明の如く、ハウジングは、内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座と、弁座の燃料下流側に配置され、燃料を溜める空間を形成するサック部とを有するノズルボディを備え、噴孔本体は、サック部に形成され、調整部材は、サック部の内周に挿入された円筒状部材で構成することができる。
また、第3開口部の開口度を調整するための位置調整の方法として、請求項5に記載の発明の如く、第3開口部の開口度は、調整部材と、噴孔本体が形成された内周面とを、軸方向および周方向の少なくともいずれかに相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする。
これによると、第3開口部の開口度は、調整部材と、噴孔本体が形成された内周面とを、軸方向および周方向の少なくともいずれかに相対移動させることにより、調整部材の固定位置を調整することができる。
また、調整部材は、請求項6乃至8に記載の発明の如く、ハウジングの外周面にラップして配置されていることを特徴とする。
これによると、調整部材をハウジングの外周面に沿って移動させ、位置調整することにより第3開口部の開口度、即ち噴孔流量を調整することができる。
特に、請求項7乃至8に記載の発明の如く、ハウジングは、内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座とを有するノズルボディと、ノズルボディの先端側に設けられ、燃料通路の燃料が導かれる噴孔プレートと、
を備え、噴孔本体は、噴孔プレートに形成され、調整部材は、噴孔プレートの下流側端面に装着される構成とすることができる。
また、第3開口部の開口度を調整するための位置調整の方法として、請求項8に記載の発明の如く、第3開口部の開口度は、調整部材と、噴孔プレートの下流側端面とを、周方向に相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする。
これによると、第3開口部の開口度は、調整部材と、噴孔本体が形成された噴孔プレートの下流側端面とを、周方向に相対移動させることにより、調整部材の固定位置を調整することができる。
また、請求項9乃至12に記載の発明の如く、内部に燃料を貯留するハウジングと、ハウジングの内外を貫通する噴孔を有し、噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁において、
噴孔は、噴孔が形成されるハウジングの燃料上流側に配置され、噴孔の第1開口部の開度を調整する調整部材と、を備えていることを特徴とする。
これによると、調整部材に噴孔の一部である開口部を有しない場合において、調整部材で噴孔の第1開口部の開口度、即ち噴孔入口部の開口面積を調整することができる。これより、噴孔入口部を、R面取りを設けない角部を残存させた噴孔入口形状としながら、噴孔の噴孔流量を調整することができる。
特に、請求項10乃至11に記載の発明の如く、ハウジングは、内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座と、弁座の燃料下流側に配置され、燃料を溜める空間を形成するサック部とを有するノズルボディを備え、噴孔は、サック部に形成され、調整部材は、サック部の内周面に挿入された円筒状部材で構成することができる。
また、上記噴孔入口部の開口度を調整するための位置調整の方法として、請求項11に記載の発明の如く、第1開口部の開口度は、調整部材と、噴孔が形成された内周面とを、軸方向および周方向のいずれかに相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする。
これによると、第1開口部の開口度は、調整部材と、噴孔が形成された内周面とを、軸方向および周方向の少なくともいずれかに相対移動させることにより、調整部材の固定位置を調整することができる。
また、請求項12に記載の発明の如く、調整部材とハウジングは、異なる熱膨張係数を有する材料で形成されており、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の燃料噴射弁の製造工程において、相対移動可能であることが好ましい。
これにより、調整部材とハウジングを、燃料噴射弁の実使用温度より冷却した状態で冷間嵌めを行なうことにより製造工程のみで相対移動させたり、または実使用温度より加熱した状態で温間嵌めを行なうことにより製造工程のみで相対移動させることができる。
以下、本発明の燃料噴射弁を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係わる燃料噴射ノズルの要部を示す断面図である。図2は、本実施形態の燃料噴射弁を示す断面図である。図3は、図1中の調整部材と噴孔周りを示す図であって、図3(a)は図1中のIIIからみた断面図、図3(b)は図3(a)中のB部を拡大した模式図、図3(c)は図3(a)中のCからみた斜視図である。図4は、調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。
なお、図5は、本実施形態の燃料噴射弁の製造方法の一例を示す説明図である。図6は、噴孔内の燃料の流れを説明する図であって、図6は図3(b)中の噴孔内の燃料流れを示す説明図、図6(b)は比較例の噴孔内の燃料流れを示す説明図である。図7は、図6(a)中の噴孔内の燃料流れとデポジットの剥離との関係を説明する図であって、図7(a)は噴孔の内壁面を拡大した模式図、図7(b)は釣合い関係を説明する模式図、図7(c)はデポジットが剥離した状態を示す模式図である。
図2に示すように、燃料噴射弁1は、例えばディーゼルエンジン(以下、エンジン)用の蓄圧式燃料噴射装置に用いられるものであり、図示しない蓄圧装置から供給される高圧燃料をエンジンの燃焼室に噴射するものである。この燃料噴射弁1は、図1に示すように、燃料噴射ノズル2(以下、単に噴射ノズルという)、ロアボデー3、ピストン4、オリフィスプレート5、電磁弁6より構成されている。
噴射ノズル2は、上端面から下端近傍までノズル孔22が形成され、下端部(底部)23に噴孔40の一部を有するノズルボデー21と、噴孔40の他部を有する調整部材と、ノズル孔22の内部で摺動自在に支持されるニードル25とから構成されている。このニードル25は、ニードル25の上部の周囲に配設されたコイルスプリング26によって下方(閉弁方向)へ付勢されている。また、噴射ノズル2は、リテーニングナット7によりロアボデー3の下部に締結されている。なお、噴射ノズル2の詳細は後述する。
ロアボデー3には、ピストン4を挿入するシリンダ孔31、蓄圧装置から供給された高圧燃料を噴射ノズル2へ導く高圧通路32とオリフィスプレート5へ導く高圧通路33、および電磁弁6の内部でリークした燃料を低圧側へ排出する低圧通路34とシリンダ孔31の下部内でリークした燃料を電磁弁6の低圧側へ導く低圧通路35等が形成されている。
ピストン4は、ロアボデー3の略中心部に形成されたシリンダ孔31に摺動自在に挿入され、その下端がニードル25に連接されている。ピストン4の上側は、シリンダ孔31との間に微細な摺動クリアランスを介して挿通されるものであり、圧力制御室36に蓄圧された燃料が、ピストン4とシリンダ孔31の摺動クリアランスから、シリンダ孔31の下側の低圧側へリークするのを抑制するように設けられている。
オリフィスプレート5は、シリンダ孔31の上端に開口するロアボデー3の端面上に配置されるものであり、ピストン4の上端面、オリフィスプレート5の下面、シリンダ孔31で囲まれる空間によって圧力制御室36が形成される。圧力制御室36は、オリフィスプレート5に形成された流入通路の入口オリフィス51を介して高圧燃料が供給されるとともに、オリフィスプレート5に形成された排出通路の出口オリフィス52を介して低圧側に連通するものである。
電磁弁6は、出口オリフィス52を開閉するものであり、ボール弁63が下端に装着された可動バルブ64、この可動バルブ64を上下方向へ摺動自在に保持するとともにオリフィスプレート5をロアボデー3の上部に組み付けるバルブボデー61、可動バルブ64を下方(閉弁方向)へ付勢するスプリング65、および可動バルブ64を上方(開弁方向)へ駆動するソレノイド66等を内蔵するものであり、ロアボデー3の上部に組み付けられ、アッパーボデー62によってロアボデー3の上部に結合固着されている。
ソレノイド66は、通電により起磁力を発生するコイル67と、コイル67の発生する起磁力によって可動バルブ64を吸引する固定子コア68と、可動バルブ64を吸引した際に可動バルブ64に当接して、可動バルブ64のリフト上限を設定するストッパ69とを備える。なお、固定子コア68とストッパ69によってステータが構成されるものであり、固定子コア68とストッパ69は一体に設けられるものであっても良い。可動バルブ64は、固定子コア68に磁気吸引される円盤部と、バルブボデー61によって軸方向へ摺動自在に支持されるシャフトとを一体化したものである。
蓄圧装置から燃料噴射弁1に供給される高圧燃料は、噴射ノズル2のノズル孔22と圧力制御室36とに導入される。コイル67への通電が停止されている場合は、スプリング65の付勢力によって可動バルブ64が下方に押し付けられ、ボール弁63が出口オリフィス52を塞ぐようにオリフィスプレート5の上面に着座する状態にあり、圧力制御室36の圧力が高圧に保たれる。圧力制御室36の高圧圧力は、ピストン4を介してニードル25に作用し、コイルスプリング26とともにニードル25を下方(閉弁方向)へ強く付勢する(下向きの力)。
一方、噴射ノズル2のノズル孔22に供給された高圧燃料は、ニードル25の受圧面に作用し、ニードル25を上方(開弁方向)へ付勢する(上向きの力)。しかし、ボール弁63が出口オリフィス52を塞ぐ状態のときは、ニードル25を下方へ押し下げる下向きの力が上回っているため、ニードル25はリフトすることなく噴孔40を閉じるので燃料は噴射されない。
コイル67へ通電されると、スプリング65の付勢力に抗して可動バルブ64が上方に移動して、ボール弁63がオリフィスプレート5の上面から上方へリフトする。そして、出口オリフィス52は開かれ、出口オリフィス52が低圧通路34と連通する。これにより、圧力制御室36の燃料が出口オリフィス52を通って低圧通路34より排出され、圧力制御室36の圧力が低下する。
圧力制御室36の圧力が所定の開弁圧力まで低下すると、ニードル25を上方へ押し上げる上向きの力が上回り、ニードル25がリフトして噴孔40が開かれ、燃料の噴射が開始される。
コイル67への通電が再び停止されると、スプリング65の付勢力によって可動バルブ64が下方に押し付けられ、ボール弁63が出口オリフィス52を塞ぐようにオリフィスプレート5の上面に着座する。ボール弁63が出口オリフィス52を閉じることによって、再び圧力制御室36の燃料圧力が上昇する。
そして、圧力制御室36の圧力が所定の閉弁圧力まで上昇すると、ニードル25を下方へ押し下げる下向きの力が上回り、ニードル25が押し下げられて噴孔40が閉じ、噴射が終了する。
次に、噴射ノズル2の詳細を図1、図3、および図4に従って説明する。ノズルボデー21のノズル孔22の下端部23には、内径が下端部23に行くほど小さくなる円錐面71が形成されている。この円錐面71の略中心部には、ニードル25が円錐面71に着座したときに、ニードル25の下端面25a、ノズル孔22で囲まれる空間によって、円筒状のサック室72が形成される。円錐面71には、ニードル25の下端面25aが離座および着座する弁座としてのシート部73が形成されている。
シート部73の下流側には複数の噴孔40が形成されている。噴孔40は、サック室72内に入口側が開口すると共に、ノズルボデー21の下端部(以下、サック部ともいう)23を内外に貫通して、出口側が下端部23の外壁に開口している。
噴孔40は、ノズルボデー21の上記サック部23に形成された噴孔本体41と、後述の調整部材80に内外に貫通して形成された噴孔部42とを有している。本実施例では、噴孔本体41はストレート状の円筒孔に形成されると共に、噴孔部42はストレート状の円筒孔に形成されている。
噴孔本体41の開口部(以下、第1開口部)A1の内側(入口側)と、噴孔部42の開口部(以下、第2開口部)A2の外側(出口側)とは、図1および図3に示すように、第1開口部A1の内側と第2開口部A2の外側で、重なり部43が必ず形成されている。
即ち、上記噴孔40の中間部にある重なり部43の開口部(以下、第3開口部)A3は、第1開口部A1および第2開口部A2のいずれの開口面積よりも小さく形成されている。
重なり部43の第3口部A3は、図4に示すように、重なり度合い(ズレ角)が調整され、目標流量(燃料噴射弁の製品としての設定流量)に対応する所定の開口度に調整されている。
調整部材80は、上記サック室72の内壁23aにラップ可能に、円筒状に形成された円筒状部材である。また、調整部材80とノズルボデー21は、異なる熱膨張係数を有する材料で形成されており、所定の温度範囲で、互いにラップ可能な嵌合状態にあるとともに、所定の温度範囲外では、固定される熱膨張係数の関係にある。本実施例では、燃料噴射弁の実使用温度範囲より冷却された冷間状態において、上記嵌合が可能となる、いわゆる冷間嵌めを採用している。
また、上記噴孔本体41および噴孔部42の各入口部は、R面取りを設けない角部を残存させた噴孔入口形状としている。なお、上記角部は、R面取りを全く設けない、あるいはバリが生じない程度に僅かなR面取りを行ったものである。
上記調整部材80は、製造工程において、上記第3口部A3が所定の開口度に調整された後、ノズルボデー21に固定されている。なお、この噴射ノズルの製造方法については後述する。
また、ニードル25の下端面25aは、略円錐形状となっている。下端面25aは、下端面25aがシート部73に着座したとき、シート部73と当接する部分以外は、下端面25aと円錐面71との間に隙間が形成されるような形状となっている。さらに、上記ニードル25の下端面25aと、調整部材80との間には、隙間が設定されている。これにより、ニードル25が調整部材80に干渉することはない。
ここで、ノズルボデー21は請求範囲に記載のハウジングに対応している。
次に、燃料噴射弁1の製造方法、特に噴射ノズル2の製造方法を、図5に従って説明する。本実施例では、冷間嵌めを採用するので、図5(a)の調整部材80の組付け工程では、ノズルボデー21および調整部材80を、冷却して冷間状態にする。これにより、調整部材80をノズルボデー21内にラップ可能に挿入する。図5(b)の調整部材80の位置調整工程では、調整部材80の上端部側に設けた溝81などを用いて、サック部23の内壁23aに沿って周方向に回転させる。図5(c)の噴孔40の流量調整工程では、調整部材80の位置調整により第3開口部A3が、所定の開口度となる位置を、固定位置とする。そして、この固定位置の状態で、冷間状態に冷却するのを止め、常温以上に戻す。これにより、調整部材80で調整された重なり部43の第3開口部A3が、所定の開口度(目標流量)に調整された状態で、ノズルボデー21と調整部材80が固定される。
本実施形態では、噴孔40は、ノズルボデー212形成された噴孔本体41と、調整部材40に形成された噴孔部41とを備えており、噴孔40の中間部には、噴孔本体41の第1開口部A1と噴孔部41の第2開口部A2の重なりによって形成された、第3開口部A3を有する重なり部43が設けられている。
これによると、図6(a)に示すように、噴孔本体41内を流れる燃料の主流の流れ方向f1と、噴孔部42内を流れる燃料の主流の流れ方向f2は、噴孔40の中間部にあたる重なり部43の第3開口部A3においてその主流の流れ方向f3がねじられる。即ち、第3開口部の燃料下流側では、ねじられた主流の燃料は、図7(a)の破線に示す流れの如く噴孔の内壁に沿って流れるのではなく、図7(a)の実線で示す流れの如く噴孔内壁に向かって流れる流れが形成される。
これにより、噴孔内壁に付着するデポジットの付着力Fdより、噴孔内壁即ちデポジットに向けて衝突する流体力Ff(Ff3)が大きく形成される(図7(b)参照)ので、噴孔内壁に付着するデポジットは、図7(c)の如く細かく破壊され、噴孔内壁から剥離する。
このため、噴孔40の中間部に付着し易いデポジットを剥がすのを促進する燃料流れを形成することができる。
しかも、重なり部43は、第1開口部A1および第2開口部A2のいずれよりも開口面積の小さい第3開口部A3によって上記主流の燃料流れf3は縮流となる。これにより、以下の理由により、燃料流れの流体力がデポジットの付着力を更に上回ることができる。
即ち、本願課題で説明したように、図6(b)の従来構造の噴孔941では、その入口部で燃料流れが縮流しており、R面取りを設けない角部を残存させた噴孔入口形状の場合には、特にその縮流の度合いが顕著となっている。主流の縮流と噴孔内壁との間に渦流等の燃料流れの乱れが生じるので、その乱れエネルギによっても、燃料流れの流体力がデポジットの付着力を上回ることができるからである。
したがって、噴孔40の内部へのデポジット付着を抑制することができるとともに、デポジットが付着した場合であってもデポジットを除去することができる。
特に、本実施形態では、噴孔本体41および噴孔42の入口部を、R面取りを設けない角部を残存させた噴孔入口形状としているので、噴孔40の全体での入口側および中間部において、燃料流れの流体力がデポジットの付着力を上回ることが可能である。
上記調整部材80は、重なり部43の第3開口部A3の開口度を調整され、かつノズルボデー21に固定されている構成であることが好ましい。
これにより、上記角部を残存させた噴孔入口形状としながら、重なり部43の第3開口部A3の開口度を調整されることで、噴孔40の噴孔流量を調整することができる。
しかも、調整部材80は、ノズルボデー21に固定されているので、調整された噴孔流量を維持することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第2の実施形態を図8に示す。第2の実施形態は、調整部材80の位置調整を、軸方向に行う一例を示すものである。図8は、本実施形態に係わる調整部材と噴孔周りを示す断面図である。図9は、図8中の調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。
図8に示すように、調整部材80の噴孔部42が形成されていない外周部に、サック部23の内壁23aと相対的に周方向に移動を規制する係止部82が設けられている。内壁23aには、調整部材80の係止部82と係合して、相対的に軸方向に移動な軸方向溝23kが設けられている。
このような構成では、重なり部43の第3の開口部A3は、調整部材80とサック部23の内壁23aとを軸方向に相対移動させることにより、図9に示すように、調整部材80の固定位置、即ち所定の開口度となる開口部A3に調整することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図10に示す。第3の実施形態は、弁ボデー(ノズルボデー)121の下端に噴孔プレート90を有する燃料噴射弁に適用した一例を示すものである。図10は、本実施形態に係わる燃料噴射弁の先端部を示す図であって、図10(a)は調整部材と噴孔周りを示す断面図、図10(b)は図10(a)の下方からみた平面図である。図11は、図10中の調整部材により調整された噴孔の一例を示す平面図であって、図11(a)は噴孔形状がテーパ孔である場合の例を示す模式図、図11(a)は噴孔形状が円筒孔である場合の例を示す模式図である。
図10に示すように、燃料噴射弁1の弁部(噴射ノズル)2は、ニードル25が離座および着座するシート部73を有する弁ボデー(ノズルボデー)121と、弁ボデー121の下端面121aに取付けられた噴孔プレート90を有している。
噴孔プレート90の中央部には、噴孔本体41が形成されると共に、噴孔プレート90は、弁ボデー121の外周部に溶接により固定されている。
調整部材180は、噴孔プレート90の下端面(外周面)に沿ってラップ可能であり、噴孔プレート90とスリーブ95の間に挟み込まれている。調整部材180は、噴孔プレート90の下端面(外周面)に沿って周方向に位置調整された後に、スリーブ95によって噴孔プレート90に固定される。
なお、噴孔プレート90に形成される噴孔本体41、および調整部材180に形成される噴孔部41の形状は、図11(a)の如くテーパ状の円筒孔形状であっても、図11(a)の如くストレート状の円筒孔形状に構成することもできる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態を図12に示す。第3の実施形態は、噴孔140はノズルボデーにのみ形成され、調整部材280は噴孔140の第1開口部A1の開口度を調整する構成とする一例を示すものである。図12は、本実施形態に係わる調整部材と噴孔周りを示す断面図である。図13は、図12中の調整部材を示す平面図である。図14は、図12中の調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。
図12に示すように、調整部材280は、比較的薄い円筒状部材であって、外周部に、サック部23aの軸方向溝23kに係止される係止部282が設けられている。この調整部材280は、サック部23に形成された噴孔140の第1開口部A1の開口度を、図14に示す如く調整するものである。即ち、図14(a)に示すように、複数の調整部材280を軸方向に重ねることにより、噴孔140の第1開口部A1の開口度、即ち噴孔140の噴射流量を調整するものである。
なお、上記第1開口部A1の開口度の調整は、調整部材280の厚みおよび数のうちの少なくとも一方で決定するものとして構成される。
(他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態では、噴孔を構成する噴孔本体41および噴孔部42をいずれもストレート状の円筒孔として説明した。これに限らず、噴孔本体および噴孔部のうち、噴孔部342を、図15に示す如く、テーパ状の円筒孔に形成する構成とすることができる。この場合、噴孔間の噴孔流量ばらつきを抑制することが可能である。
(2)以上説明した本実施形態では、噴孔本体41と噴孔部42の各開口部A1、A2は、同じ開口面積であることを前提にして説明した。これに限らず、調整部材80側の噴孔部42の第2開口部A2を、噴孔本体41の第1開口部A1より大きく形成する構成としてもよい。
(3)以上説明した本実施形態では、重なり部43の第3の開口部A3を、調整部材80とサック部23の内壁23aとを周方向に相対移動させることにより調整する、あるいは調整部材80とサック部23の内壁23aとを軸方向に相対移動させることにより調整するものとして説明した。これに限らず、調整部材80とサック部23の内壁23aとを周方向および軸方向に相対移動させることにより調整する構成であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係わる燃料噴射ノズルの要部を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の燃料噴射弁を示す断面図である。 図1中の調整部材と噴孔周りを示す図であって、図3(a)は図1中のIIIからみた断面図、図3(b)は図3(a)中のB部を拡大した模式図、図3(c)は図3(a)中のCからみた斜視図である。 調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。 第1の実施形態の燃料噴射弁の製造方法の一例を示す説明図である。 噴孔内の燃料の流れを説明する図であって、図6は図3(b)中の噴孔内の燃料流れを示す説明図、図6(b)は比較例の噴孔内の燃料流れを示す説明図である。 図6(a)中の噴孔内の燃料流れとデポジットの剥離との関係を説明する図であって、図7(a)は噴孔の内壁面を拡大した模式図、図7(b)は釣合い関係を説明する模式図、図7(c)はデポジットが剥離した状態を示す模式図である。 第2の実施形態に係わる調整部材と噴孔周りを示す断面図である。 図8中の調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。 第3の実施形態に係わる燃料噴射弁の先端部を示す図であって、図10(a)は調整部材と噴孔周りを示す断面図、図10(b)は図10(a)の下方からみた平面図である。 図10中の調整部材により調整された噴孔の一例を示す平面図であって、図11(a)は噴孔形状がテーパ孔である場合の例を示す模式図、図11(a)は噴孔形状が円筒孔である場合の例を示す模式図である。 第4の実施形態に係わる調整部材と噴孔周りを示す断面図である。 図12中の調整部材を示す平面図である。 図12中の調整部材により調整された噴孔の噴孔流量を示す特性図である。 他の実施形態に係わる調整部材と噴孔の関係を示す断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
2 噴射ノズル(燃料噴射ノズル)
3 ロアボデー
4 ピストン
5 オリフィスプレート
6 電磁弁
7 リテーニングナット
21 ノズルボデー(ハウジング)
22 ノズル孔
23 下端部(サック部、底部)
23a 内壁
25 ニードル(弁体)
25a 下端面
26 コイルスプリング
31 シリンダ孔
32、33 高圧通路
34、35 低圧通路
36 圧力制御室
40 噴孔
41 噴孔本体
42 噴孔部
43 重なり部
51 入口オリフィス
52 出口オリフィス
61 バルブボデー
62 アッパーボデー
63 ボール弁
64 可動バルブ
65 スプリング
66 ソレノイド
68 固定子コア
69 ストッパ
71 円錐面
72 サック室
73 シート部(弁座)
80 調整部材

Claims (12)

  1. 内部に燃料を貯留するハウジングと、前記ハウジングの内外を貫通する噴孔を有し、前記噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁において、
    前記噴孔は、
    前記ハウジングに形成された噴孔本体と、
    前記噴孔本体の第1開口部に、前記ハウジングに沿ってラップする第2開口部を具備した噴孔部を有する調整部材と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とが重なって形成された第3開口部と、
    を備えていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記調整部材は、前記第3開口部の開口度を調整され、かつ前記ハウジングに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記調整部材は、前記ハウジングの内周面にラップして配置されている円筒状部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記ハウジングは、内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座と、前記弁座の燃料下流側に配置され、燃料を溜める空間を形成するサック部とを有するノズルボディを備え、
    前記噴孔本体は、前記サック部に形成され、
    前記調整部材は、前記サック部の内周に挿入された前記円筒状部材であることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記第3開口部の開口度は、前記調整部材と、前記噴孔本体が形成された前記内周面とを、軸方向および周方向の少なくともいずれかに相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記調整部材は、前記ハウジングの外周面にラップして配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記ハウジングは、
    内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座とを有するノズルボディと、
    前記ノズルボディの先端側に設けられ、前記燃料通路の燃料が導かれる噴孔プレートと、
    を備え、
    前記噴孔本体は、前記噴孔プレートに形成され、
    前記調整部材は、前記噴孔プレートの下流側端面に装着されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記第3開口部の開口度は、前記調整部材と、前記噴孔プレートの前記下流側端面とを、周方向に相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料噴射弁。
  9. 内部に燃料を貯留するハウジングと、前記ハウジングの内外を貫通する噴孔を有し、前記噴孔から燃料を噴射する燃料噴射弁において、
    前記噴孔は、
    前記噴孔が形成される前記ハウジングの燃料上流側に配置され、前記噴孔の第1開口部の開度を調整する調整部材と、
    を備えていることを特徴とする燃料噴射弁。
  10. 前記ハウジングは、内部に燃料通路が形成され、ニードルが離座および着座する弁座と、前記弁座の燃料下流側に配置され、燃料を溜める空間を形成するサック部とを有するノズルボディを備え、
    前記噴孔は、前記サック部に形成され、
    前記調整部材は、前記サック部の内周面に挿入された円筒状部材であることを特徴とする請求項9に記載の燃料噴射弁。
  11. 前記第1開口部の開口度は、前記調整部材と、前記噴孔が形成された前記内周面とを、軸方向および周方向のいずれかに相対移動させることにより、調整されていることを特徴とする請求項10に記載の燃料噴射弁。
  12. 前記調整部材と前記ハウジングは、
    異なる熱膨張係数を有する材料で形成されており、
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の燃料噴射弁の製造工程において、相対移動可能であることを特徴とする燃料噴射弁。
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