JP2009281346A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デポジットの堆積を抑制する燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】弁ボディ21は、噴孔25、弁座23および燃料通路28を有する。ニードル弁40は、弁座23に離座または着座することにより燃料通路28を開閉する。板状の弾性部材60は、ニードル弁40の噴孔25側の先端に設けられる。ニードル弁40は、弾性部材60側に開口する圧力室50と、圧力室50および燃料通路28を連絡する圧力通路51とを有する。ニードル弁40の弁座23への着座および離座によって生じる圧力室50内の圧力および燃料溜り室27内の圧力の変化により弾性部材60が弾性変形する。このため、弾性部材60の表面に付着したデポジットを剥離させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射装置に関する。
従来、内燃機関(以下、内燃機関を「エンジン」という。)に燃料を噴射供給する燃料噴射装置は、例えば、図12に示すように、その先端の弁ボディ211が燃焼行程による高温環境に晒され、さらに燃焼ガス1が噴孔251を通って弁ボディ211の内壁241とニードル弁401の噴孔側の端面421とによって形成される燃料溜り室271に侵入することで燃料溜り室271内の残留燃料が炭化してデポジット2となり、弁ボディ211の内壁241およびニードル弁401の端面421に付着することがある。デポジット2が燃料溜り室271内で堆積すると、燃料溜り室271を流れる燃料の減少による燃料噴射量の低下、および燃料の流れる経路の変更による噴霧形状の変化が生じることが知られている。
デポジットの生成および堆積を抑制するため、特許文献1では、第1ニードル弁の内部に第2ニードル弁を設け、燃料噴射後に第2ニードル弁を噴孔に通して噴孔内の残留燃料を排出している。また、特許文献2では、ニードル弁が弁座に着座するとき、ニードル弁の噴孔側の端部に設けられた燃料押出し部材によって、噴孔内または噴孔近傍の燃料およびデポジットを外部へ押出している。
しかし、これらの燃料噴射装置では、第2ニードル弁または燃料押出し部材を噴孔と同軸に形成しなければならならない。このため、弁軸に対して噴孔が傾斜して形成されるような燃料噴射装置では、第2ニードル弁または燃料押出し部材を形成することが困難となる。
特開平11−287169号公報 特開2006−161774号公報
本発明の目的は、デポジットの堆積を抑制する燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、弁ボディは、噴孔、弁座および噴孔と連絡する燃料通路を有する。弁ボディの内部で軸方向に往復移動可能に設けられるニードル弁は、弁座に離座または着座することにより燃料通路を開閉する。外圧によって弾性変形可能な板状の弾性部材は、ニードル弁の噴孔側の先端に設けられる。ニードル弁は、この先端で弾性部材側に開口する圧力室と、一方の端部が圧力室と連絡し、他方の端部が弁座より反噴孔側の燃料通路と連絡する圧力通路を有する。
ニードル弁が弁座に着座後、弁座より上流側の燃料通路内の圧力は、弁座より下流側で、ニードル弁の噴孔側の端部、弾性部材および弁ボディの内壁により構成される燃料溜り室内の圧力より大きくなる。圧力室は、圧力通路を経由して燃料通路と連絡しているので、圧力室内と燃料溜り室内との圧力差によって、弾性部材が噴孔側へ弾性変形する。一方、ニードル弁が弁座から離座するとき、弁座より上流側の燃料通路内の圧力は燃料溜り室内の圧力と同等となる。このとき、弾性部材は原形状態に戻る。
弾性部材は、弾性変形することで弾性部材の表面に付着したデポジットを剥離させることができる。また、ニードル弁が弁座に着座後、弾性部材は噴孔側へ弾性変形することで燃料溜り室の容積を小さくする。このため、燃料溜り室内の燃料が排出されるので、燃料溜り室内にデポジットが生成されることを抑制することができる。さらに、圧力室内の燃料によりニードル弁および弾性部材が冷却されるので、燃料溜り室内の燃料が炭化してデポジットが生成されることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によると、ニードル弁が弁座に着座後、前記弾性部材と前記圧力室の間に形成される副圧力室が加圧され、弾性部材が噴孔側へ弾性変形して弁ボディの内壁に当接し、噴孔を閉塞する。このため、燃料溜り室への燃焼ガスの流入が制限され、燃料溜り室内でデポジットが生成されることを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によると、ニードル弁が弁座から離座した後、副圧力室が減圧し、弾性部材が原形状態に復元する。このため、弾性部材の表面に付着したデポジットを剥離することができる。
請求項4に記載の発明によると、ニードル弁の圧力通路は、ニードル弁の軸中心から放射状に複数形成される。このため、圧力室内の圧力を均衡に変えることができる。
請求項5に記載の発明によると、ニードル弁の圧力通路は、燃料通路側に向けて拡がるテーパー形状に形成される。このため、圧力通路に燃料を速やかに流入し、弾性部材を高効率に変形させることができる。
請求項6に記載の発明によると、ニードル弁の圧力通路は、他方の端部が圧力室より反噴孔側で燃料通路と連絡する。このため、圧力通路を流れる燃料を速やかに流入し、ニードル弁が弁座に着座後、弾性部材が弾性変形する応答性を良くすることができる。
請求項7に記載の発明によるとニードル弁の圧力室は、弾性部材側に開口する方向に拡がるテーパー形状に形成される。このため、弾性部材を広範囲で弾性変形させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置(以下、燃料噴射装置を「インジェクタ」という。)を図1〜図7に示す。第1実施形態によるインジェクタ10は、例えば直噴式のガソリンエンジンに適用される。直噴式のガソリンエンジンに適用する場合、インジェクタ10はエンジンのシリンダヘッドに搭載される。
インジェクタ10のハウジング11は、図2に示すように、軸方向へ内径が概ね同一の筒状に形成されている。ハウジング11は、第一磁性部12、非磁性部13および第二磁性部14を有している。非磁性部13は、第一磁性部12と第二磁性部14との磁気的な短絡を防止する。第一磁性部12、非磁性部13および第二磁性部14は、例えばレーザー溶接などにより一体に接続されている。なお、ハウジング11は、一体に形成した後、熱加工などにより一部を磁性化または非磁性化してもよい。
ハウジング11の軸方向の一方の端部には入口部材15が設けられている。入口部材15はハウジング11の内周側に圧入されている。入口部材15は燃料入口16を有している。燃料入口16には、燃料タンクから図示しない燃料ポンプにより加圧された燃料が供給される。燃料入口16に供給された燃料は、フィルタ17を経由してハウジング11の内周側へ流入する。フィルタ17は、燃料に含まれる異物を除去する。
ハウジング11の軸方向の他方の端部には、ホルダ20が設けられている。ホルダ20は筒状に形成され、内側に弁ボディ21が設けられている。
弁ボディ21は、筒状に形成され、例えば圧入あるいは溶接などによりホルダ20の内側に固定されている。図3に示すように、弁ボディ21は、円錐状の内壁22に弁座23を有している。弁ボディ21は、弁ボディ21のハウジング11と反対側の端部の内壁24と外壁29とを連絡する複数の噴孔25を有している。噴孔25は、弁ボディ21の内壁24から外壁29に行くに従い弁ボディ21の軸からの距離が遠くなるように、弁ボディ21の軸に対して傾斜して形成される。
ニードル弁40は、図2および図3に示すように、ハウジング11、ホルダ20および弁ボディ21の内周側で軸方向へ往復移動可能に収容されている。ニードル弁40は、燃料入口16とは反対側の端部にシート部41を有している。シート部41は、弁ボディ21の弁座23に着座可能である。弁ボディ21の弁座23より上流側の内壁22と、ニードル弁40のシート部41より上流側の外壁43との間に、燃料を流す燃料通路28が形成される。また、弁ボディ21の弁座23より下流側の内壁24とニードル弁40のシート部41より下流側の端面42と弾性部材60の反ニードル弁40側の下面62とにより燃料溜り室27が形成される。燃料通路28は燃料溜り室27を経由して噴孔25と連絡している。
インジェクタ10は、ニードル弁40を駆動する駆動部30を有している。駆動部30は、スプール31、コイル32、固定コア33、可動コア34およびプレートハウジング35を有している。スプール31は、ハウジング11の外周側に設けられている。スプール31は、樹脂で筒状に形成され、外周側にコイル32が巻かれている。コイル32は、コネクタ36の端子37と電気的に接続している。ハウジング11を挟んでコイル32の内周側には固定コア33が設けられている。固定コア33は、例えば鉄などの磁性材料により筒状に形成され、ハウジング11の内周側に例えば圧入などにより固定されている。プレートハウジング35は、磁性体から形成され、コイル32の外周側を覆っている。プレートハウジング35は、ハウジング11の第二磁性部14とホルダ20とを磁気的に接続している。スプール31およびコイル32の外周側は、コネクタ36を一体に形成する樹脂モールド38により覆われている。
可動コア34は、ハウジング11の内周側に軸方向へ往復移動可能に収容されている。可動コア34は、例えば鉄などの磁性材料から筒状に形成されている。可動コア34の固定コア33とは反対側の端部は、ニードル弁40の噴孔25とは反対側の端部と固定されている。これにより、可動コア34およびニードル弁40は一体に軸方向へ往復移動する。
可動コア34は、固定コア33側の端部においてコイルスプリング18と接している。コイルスプリング18は、一方の端部が可動コア34に接しており、他方の端部がアジャスティングパイプ19と接している。アジャスティングパイプ19は、固定コア33に圧入されている。アジャスティングパイプ19の圧入量を調整することにより、コイルスプリング18の荷重が調整される。ニードル弁40および可動コア34は、コイルスプリング18によりシート部41が弁座23に着座する方向へ押し付けられている。
コイル32に通電していないとき、コイルスプリング18の押し付け力により、シート部41は弁座23に着座する。コイル32に通電していないとき、固定コア33と可動コア34との間には所定の隙間が形成されている。コイル32に通電されると、可動コア34は固定コア33に吸引され、固定コア33と可動コア34とは互いに向き合う両面同士が接する。これにより、可動コア34およびニードル弁40の固定コア33側への移動が制限される。
次に、弾性部材60、ニードル弁40に形成される圧力室50および圧力通路51について説明する。
弾性部材60は、図1、図4および図5に示すように、例えばステンレス等の金属または耐油性の樹脂から円板状に形成される。弾性部材60は、ニードル弁40の噴孔側の端面42に、固定位置8において、溶接、ロー溶接または接着等の方法により全周を接合されており、圧力室50および副圧力室59と燃料溜り室27とを遮断している。
ニードル弁40は、内部に圧力通路51および圧力室50を有する。圧力室50は円筒状に形成され、端面42に開口している。圧力通路51は、燃料通路28と圧力室50とを連絡する。圧力通路51は、ニードル弁40の軸中心から径方向に放射状に4本形成され、燃料が均等に圧力室50に流入するようになっている。圧力通路51の燃料通路28側の端部には、燃料通路28側に向けて拡がるテーパー部52が形成される。圧力室50は端面42側から、圧力通路51は外壁43側から、それぞれドリル加工、放電加工またはレーザー加工等の方法により形成される。
副圧力室59はニードル弁40の先端の端面42と弾性部材60の上面61とで区切られた部屋である。圧力室50の内圧と燃料溜り室27の内圧との差圧により弾性部材60が変形する。弾性部材60の中央が燃料溜り室27側へ変位すると、副圧力室59の容積が大きくなる。これにより、副圧力室59は膨張又は収縮可能である。
次に、上記の構成によるインジェクタ10の作動について説明する。
図2に示すコイル32への通電が停止されているとき、固定コア33と可動コア34との間には磁気吸引力が発生しない。可動コア34は、コイルスプリング18の押し付け力により固定コア33と反対側へ移動している。このため、ニードル弁40のシート部41は弁座23に当接している。したがって、燃料は噴孔25から噴射されない。
コイル32に通電されると、コイル32に発生した磁界によりプレートハウジング35、ホルダ20、第一磁性部12、可動コア34、固定コア33および第二磁性部14からなる磁気回路に磁束が流れ、固定コア33と可動コア34との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力がコイルスプリング18の押し付け力よりも大きくなると、可動コア34およびニードル弁26は固定コアの方向へ移動する。このため、ニードル弁40のシート部41は弁座23から離座する。
燃料ポンプで加圧され、燃料入口16から流入した燃料は、フィルタ17、入口部材15の内周側、アジャスティングパイプ19の内周側、可動コア34の内周側、可動コア34の内周側から外周側へ通じる燃料孔39およびホルダ20の内周側を経由して燃料通路28へ流入する。燃料通路28に流入した燃料は、弁座23から離座したニードル弁40と弁ボディ21との間を経由して燃料溜り室27へ流入する。
このとき、図6に示すように、圧力室50、燃料通路28および燃料溜り室27は連通しているので、圧力室50内の燃料圧力は、燃料溜り室27内の燃料圧力と略同じとなる。このため、弾性部材60は弾性変形をしていない原形状態となる。この結果、燃料溜り室27と噴孔25とが連通し、噴孔25から燃料が噴射される。
なお、図6に記載する矢印は、ニードル弁40のシート部41が弁座23から離座し、副圧力室59の減圧により、弾性部材60が原形状態に復元するときの燃料の流れを示している。
コイル32への通電を停止すると、固定コア33と可動コア34との間の磁気吸引力が消滅する。可動コア34およびニードル弁40は、コイルスプリング18の押し付け力により固定コア33の反対側へ移動する。このため、可動コア34およびニードル弁40は、弁座23に着座し、燃料通路28から燃料溜り室27への燃料の流れを遮断し、一回の燃料の噴射を終了する。
このとき、図7に示すように、燃料通路28内の燃料はテーパー部52から圧力通路51、圧力室50を経由して副圧力室59へ流入する。副圧力室59内の圧力は、燃料溜り室27内の圧力およびインジェクタ10が燃料の噴射を停止しているときの燃焼室内の圧力より大きくなる。これにより、弾性部材60が、噴孔25側へ弾性変形して燃料溜り室27の容積を小さくし、燃料溜り室27内の残留燃料を排出する。さらに、弾性部材60は、噴孔25側へ弾性変形し、弁ボディ21の内壁24と当接し、噴孔25を閉塞する。
なお、図7に記載する矢印3はニードル弁40のシート部41が弁座23に着座し、副圧力室59の加圧によって弾性部材60が弾性変形する方向を示しており、その他の矢印はこのときの燃料の流れを示している。
本実施形態によるインジェクタ10では、ニードル弁40の噴孔側の端面42に設けられる弾性部材60が外圧および温度によって変形することで、弾性部材60の表面に付着したデポジットを分解または剥離することができる。
本実施形態によるインジェクタ10では、ニードル弁40の内部に形成される圧力室50の一方の側を弾性部材側へ開口している。このため、圧力室50内の燃料でニードル弁40および弾性部材60を冷却し、燃料溜り室27内にデポジットが生成されることを抑制することができる。
本実施形態によるインジェクタ10では、ニードル弁40が弁座23に着座し、燃料の噴射を停止しているとき、圧力室50と燃料溜り室27との圧力の差により弾性部材60が噴孔25側へ弾性変形し、燃料溜り室27の容積を小さくすることで残留燃料を排出する。さらに、弾性部材60は、弁ボディ21の内壁24と当接して噴孔25を閉塞し、エンジンの燃焼室内の燃焼ガスの燃料溜り室27内への流入を制限する。これにより、燃料溜り室27内の残留燃料が炭化してデポジットが生成されることを抑制することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるインジェクタを図8に示す。第1実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、圧力通路53が圧力室50より弾性部材60とは反対側でニードル弁40の外壁43に開口している。このため、燃料通路を上流から流れる燃料を圧力室50に速やかに流入し、弾性部材60が弾性変形する応答性を良くすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるインジェクタを図9に示す。第1および第2実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、圧力通路54は、燃料通路側に向けて拡がるテーパー形状に形成されている。圧力通路54は、圧力室50側の端部58の内径を燃料通路側の端部57の内径より大きく形成している。このため、燃料通路内の燃料を圧力室50に効率よく流入し、弾性部材60の弾性変形する応答性を良くすることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるインジェクタを図10に示す。第1〜第3実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態では、圧力室55は、弾性部材60側に開口する方向に拡がるテーパー形状に形成されている。このため、弾性部材60を広範囲で変形させることで、噴孔を確実に閉塞することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるインジェクタを図10に示す。第1〜第4実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第5実施形態では、弾性部材60側に開口する方向に拡がるテーパー形状の圧力室56は、複数形成されている。このため、弾性部材60の弾性変形する応答性を良くすることができる。
(他の実施形態)
上述した第1実施形態では、直噴式のガソリンエンジンに適用されるインジェクタ10について説明した。これに対し、本発明のインジェクタは、吸気ポートを流れる吸気に燃料を噴射するポート噴射式のガソリンエンジン、排気管内で排気に燃料を噴射する排気管噴射式ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンに適用可能である。
上述した第1実施形態では、ニードル弁26を電磁的に駆動するインジェクタ10を例に説明した。これに対し、本発明は、燃料圧力でニードル弁を駆動するインジェクタに適用可能である。
このように、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、上記複数の実施形態を組み合わせることに加え、他の種々の実施形態に適用可能である。
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置の要部を示す断面図であって、図3のI部分の拡大図。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置を示す断面図。 本発明の第1実施形態による図2のIII部分の拡大図。 本発明の第1実施形態による弁ボディおよび弾性部材の断面図。 本発明の第1実施形態による図4のV方向からの底面図。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置の作動を示す模式図。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置の作動を示す模式図。 本発明の第2実施形態による燃料噴射装置の弁ボディおよび弾性部材の断面図。 本発明の第3実施形態による燃料噴射装置の弁ボディおよび弾性部材の断面図。 本発明の第4実施形態による燃料噴射装置の弁ボディおよび弾性部材の断面図。 本発明の第5実施形態による燃料噴射装置の弁ボディおよび弾性部材の断面図。 従来の燃料噴射装置の噴孔側の端部を示す断面図。
符号の説明
10:インジェクタ、21:弁ボディ、23:弁座、25:噴孔、27:燃料溜り室、28:燃料通路、40:ニードル弁、42:端面、50:圧力室、51:圧力通路、60:弾性部材

Claims (7)

  1. 噴孔、弁座、前記噴孔に連絡する燃料通路を有する弁ボディと、
    前記弁ボディの内部に軸方向に往復移動可能に設けられ、前記弁座に離座または着座することにより前記燃料通路を開閉するニードル弁と、
    前記ニードル弁の前記噴孔側の先端に設けられ、外圧によって弾性変形可能な板状の弾性部材と、を備え、
    前記ニードル弁は、前記先端で弾性部材側に開口する圧力室と、一方の端部が前記圧力室と連絡し他方の端部が前記弁座より上流側の前記燃料通路と連絡する圧力通路とを有することを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記ニードル弁が前記弁座に着座後、前記弾性部材と前記圧力室の間に形成される副圧力室が加圧され、前記弾性部材が前記噴孔側へ弾性変形して前記弁ボディの内壁に当接し、前記噴孔を閉塞することを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 前記ニードル弁が前記弁座から離座した後、前記副圧力室が減圧し、前記弾性部材が原形状態に復元することを特徴とする請求項2記載の燃料噴射装置。
  4. 前記ニードル弁の前記圧力通路は、前記ニードル弁の軸中心から放射状に複数形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の燃料噴射装置。
  5. 前記ニードル弁の前記圧力通路は、前記燃料通路側に向けて拡がるテーパー形状に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の燃料噴射装置。
  6. 前記ニードル弁の前記圧力通路は、前記他方の端部が前記圧力室より反噴孔側で前記燃料通路と連絡することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の燃料噴射装置。
  7. 前記ニードル弁の前記圧力室は、前記弾性部材側に開口する方向に拡がるテーパー形状に形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の燃料噴射装置。
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