JP2008280049A - 紙製包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入フラップの差し込み部分側に設ける舌片を確実に縦切り込みに係止させ、歪み代の少ない紙製包装容器を得る。
【解決手段】舌片14に、舌片形成用切り込み13に連続して且つ差し込み部分8の差し込み方向に沿った横切り込み15を入れて、舌片14を横切り込み15により分割した。
【選択図】図2

Description

本発明は紙製包装容器、特に一枚のブランクを組み起こしてなる包装容器に関するものである。
従来から紙製包装容器には一枚のブランクから製函できる形式のものが多くあり、底面板の四方の辺それぞれに連接した側面板を折り起こして収納空間の壁部としていて、隣り合う側面板にあっては、その一方の側面板の端部に連接した貼り付けフラップを他方の側面板の内面に貼り付けて、隣り合う側面板同士を連結したり、また、一方の側面板に切り込みを入れるとともに、他方の側面板の端部に挿入フラップを連接し、その挿入フラップを一方の側面板に折り重ねて前記切り込みに挿入フラップを差し入れることで、隣り合う側面板同士を連結することも行なわれていた。
そして、挿入フラップ全体を差し入れるのではなく、挿入フラップの差し入れ方向での先端側である差し込み部分を一方の側面板に折り重ねて、その側面板の切り込みに差し入れて連結するものの場合、切り込みに挿入フラップを差し入れても製函工程中や製函後に外れる可能性もあったことから、挿入フラップの抜け防止を目的とした工夫が提案されている。
図9は挿入フラップの抜け防止の手段を備えた紙製包装容器1を示していて、この紙製包装容器1を得るためのブランクは、図10に示すように底面板2の四辺に折り罫を介して側面板3が連接され、さらに一つの側面板3にはこの側面板3の容器高さ方向での上端となる辺に折り罫を介して天面板4が連接され、この天面板4の残り三辺に折り罫を介して貼り合わせ側面板5が連接されている。
また、底面板2の短辺側に位置する側面板3の端部側には、それぞれ側面板3の高さ方向(容器高さ方向)に沿う縦切り込み6が入れられているとともに、側面板2の長辺側に位置する側面板3の両端部に折り罫を介して挿入フラップ7が連接されて、製函に際して側面板3それぞれが折り起こされるときに、縦切り込み6を備える側面板3の外面に前記挿入フラップ7が折り重ねられ、その挿入フラップ7の差し込み部分8(挿入フラップ7の幅方向で折り罫に対向する位置にある端部)が縦切り込み6に差し入れられるように図示しない製函機械のガイドに案内されるようにしている。
上記縦切り込み6の上端と下端とは側面板3の中央側に向けて折曲して延びた延長切り込み9が連続していて、挿入フラップ7がガイドにより案内されるときに差し込み部分8が差し込まれ易くなるようにしている。
そして、挿入フラップ7の差し込み部分8側に、製函に際して挿入フラップの外れを防止することを目的とした手段を備えていて、この例にあっては、差し込み部分8の容器高さ方向での上端となる側にフック状の係止爪10が設けられており、差し込み部分8を縦切り込みに差し入れた後、天面板を折り倒す段階などの製函途中の工程で挿入フラップ7が抜け方向に外力が加わることがあっても、前記係止爪10が縦切り込み6の上端部分やその上端部分に連続する延長切り込み9に係止して外れないようにしている(図11参照)。
上記紙製包装容器1ではブランクで図示されているように天面板4には短辺それぞれに沿ってミシン目などからなる切断部11が設けられているとともに、天面板4の長辺側に連接している貼り合わせ側面板5にも前記切取部11に連続して折り罫との間でその貼り合わせ側面板5の一部分を囲む切取部12が設けられている。
製函に際して天面板4は、折り起こした側面板3で形成される空間の上面を覆うようにして折り倒され、さらに天面板4の短辺側に位置する貼り合わせ側面板それぞれが、底面板2の短辺側にある側面板3の外面に重なるようにして折り倒され、糊付けして貼り付けられる。また、天面板4の長辺側にある前記貼り合わせ側面板5も底面板2の長辺側にある側面板3の外面に重なるようにして折り倒され、天面板4側の折り罫と前記切取部12とで囲まれた部分を除いた箇所で糊付けして貼り付けられ、これによってブロック状の紙製包装容器1が得られる。
上記紙製包装容器1では挿入フラップ7の差し込み部分8にフック状の係止爪10を設けているが、その他の例としては、図13から図15とに示すように上記挿入フラップ7の差し込み部分8側に、その挿入フラップ7での幅方向における前記差し込み部分8側とは反対側に向けて凸となる舌片形成用切り込み13を入れて舌片14を設けるようにしたものも提案されている(特許文献1参照)。
このタイプの包装容器でも上述したように、製函に際して側面板3それぞれが折り起こされるときに、縦切り込み6を備える側面板3の外面に挿入フラップ7を折り重ねながら、挿入フラップ7の差し込み部分8を製函機械のガイドによって縦切り込み6に差し入れられるように案内し、さらには前記舌片14が縦切り込み6に対応したときに製函機械のロック押し具(図示せず)を外方から当接させるようにしてその舌片14が位置する部分を押していて、容器内方側に押し出された舌片14が縦切り込み6に係止するようにしている(図15)。
特開平08−091358号公報
上記紙製包装容器では容器外面となって長辺側に位置する貼り合わせ側面板にある切取部を切断して折り罫とこの切取部とで囲まれていた部分を引き起こし、さらには天面板にある切取部も切断してこの切取部の間の部分も引き起こすことで容器が開封され、内部に収納されていた物品(例えば菓子など)を天面板側で開いた開口から取り出すことができるようにしたものである。
そして、このような物品を収納した紙製包装容器を製造する場合、底面板の四辺に連接した側面板それぞれを折り起こし、隣り合う側面板同士を上述のように連結して四方に側面板が立った収納部分を形成し、天面板の部分が立て起きた状態のまま物品を収納し、そのつぎに天面板を折り倒すとともに三方の貼り合わせ側面板を折り倒して貼り合わせるようにしている。
このように紙製包装容器の製造途中において側面板同士を連結した後、天面板を起こした状態にして物品を収納したり、装置間を搬送させたりする段階がある。しかしながら、このような段階があることで、上記フック状の係止爪を有した紙製包装容器ではつぎの問題が生じる。
この抜け防止手段を備えた紙製包装容器では、図11に示すように、縦切り込み6に挿入フラップ7の差し込み部分8を差し込みし易くするために、差し込み部分8を適正に差し込んだときの係止爪10の位置を、縦切り込み6の上端部分に係止爪10がきつく噛み合う位置とはせずに、或る程度差し込み方向での前方側にこの係止爪10が位置するように設定していて、縦切り込み6と係止爪10との間に距離を確保して側面板に沿った方向に多少の余裕を持たせている。即ち、差し込み部分8を適正に差し込んだときの係止爪10の位置を、縦切り込み6の上端部分に係止爪10がきつく噛み合う位置とすると、差し込み部分8を縦切り込み6に機械挿入すること自体が困難になるからである。
しかしながら、係止爪と縦切り込みとの間で距離の余裕を持たせていることから、物品収納前の段階や収納段階などにおいて、前記余裕の分だけ挿入フラップが抜け方向に移動し、図12に示すようにその挿入フラップが連接されている側面板が開く方向に傾斜してしまうという不都合が生じる。
このように側面板が開く方向に傾斜すると、側面板を折り起こして収納空間を形成した部分の歪み代が大きくなっていまい、側面板を折り起こして隣り合う側面板同士を連結した収納部分形成段階から次の物品充填機械に搬送する工程や、物品充填機械での充填工程、物品充填機械から天面板の折り倒しと貼り合わせ側面板の貼付をする封緘機械までの搬送をする工程、さらにはその封緘工程などで容器詰まりを起こし易く、歪んだ状態の収納部分の側面板に貼り合わせ側面板を貼るために貼り合わせ側面板の貼りズレも生じるという問題があった。
一方、挿入フラップの差し込み部分側に、その差し込み部分8側とは反対側に向けて凸となる舌片14を設けるようにしたものでは、上述したように舌片をロック押し具で押して強制的に容器内方に押し込んで縦切り込み6に係止させているので、挿入フラップ7の差し込み部分8を適正に縦切り込み6に差し入れた状態において、縦切り込み6と舌片14の基部(舌片形成用切り込みの端部位置)との間にほとんど余裕を持たせる必要がない。
そのため、側面板それぞれを折り起こして隣り合う側面板同士を連結した後は、その側面板の折り起こしによって形成された収納部分の全体形状に歪み代がきわめて少なく、収納部分形成段階から物品充填機械に搬送する工程、充填工程、封緘機械まで搬送する工程、封緘工程などにおいて上述したような問題を生じることは少なくなっている。
しかし、舌片をロック押し具で押してその舌片を縦切り込みに係止させるための条件(押しのタイミング、押し圧力、押し速度、押し込み量など)が厳しく、挿入フラップの差し込み部分を縦切り込みに案内するときの僅かなタイミングのズレなどがあると、ロック押し具が当接しても舌片が内面側に押し込まれなくなって縦切り込みに係止しないというミスが生じ易くなるという問題があった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、挿入フラップの差し込み部分側に設ける舌片が確実に縦切り込みに係止させることを課題とし、挿入フラップに設けた舌片を縦切り込みに係止させることの上記利点を活かして歪み代の少ない紙製包装容器を得ることを目的とする。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、四方に側面板を有する紙製の包装容器であって、隣り合う側面板の内、一方の側面板にはこの一方の側面板の容器高さ方向に沿う縦切り込みが設けられているとともに、他方の側面板には、前記一方の側面板に折り重ねて前記縦切り込みに差し入れる挿入フラップが連接されていて、前記挿入フラップの差し込み部分に舌片形成用切り込みを入れて、前記縦切り込みに係止する舌片が設けられている紙製包装容器において、前記舌片に、前記舌片形成用切り込みに連続して且つ差し込み部分の差し込み方向に沿った横切り込みを入れて、舌片を前記横切り込みにより分割したことを特徴とする紙製包装容器を提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本発明において、上記横切り込みが上記差し込み部分の先端縁に達していて、差し込み部分が分割されているものとすることが可能である。
また、本発明において、上記横切り込みにおける上記差し込み部分の先端縁側の横切り込み端部が、分割された上記舌片と差し込み部分の先端縁との間に位置して、前記横切り込み端部と前記差し込み部分の先端縁とを非連続としているものとすることが可能である。
また、本発明において、上記舌片形成用切り込みの端部と上記差し込み部分の先端縁との間それぞれに折り罫が設けられていることが良好である。
請求項1の発明によれば、舌片が横切り込みにより分割されているので、舌片の分割部分それぞれが撓み易くなって舌片全体としても撓み易くなり、よって上述したようにロック押し具で舌片が位置する部分を押したときに、舌片の分割部分それぞれが簡単に容器内方側に押し込まれて縦切り込みに係止するようになる。そのため、挿入フラップの差し込み部分を縦切り込みに差し入れて舌片を係止させた以降での収納部分全体の歪み代が小さくなる。
また、請求項2の発明によれば、差し込み部分が分割されているので、舌片の分割部分を含めた差し込み部分の分割部分それぞれが変形し易く、舌片の分割部分の曲がりの自由度がより一層高くなって、ロック押し具で押されたときにより縦切り込みにより確実に係止するようになる。
また、請求項3の発明によれば、舌片の分割部分が差し込み端部に支えられるので、製函時の機械との擦り合わせで舌片の分割部分それぞれが単独で捲れる変形をすることを防止できる。また、ロック押し具で押す力が分散されることなく舌片の分割部分それぞれに集中し易くなり、縦切り込みへの舌片の係止をより確実なものとすることができる。
また、請求項4の発明によれば、ロック押し具で舌片に対応する位置が押されたときに折り罫の部分で僅かな曲がりが生じ易くなり、舌片の分割部分それぞれの押し込みが容易になる。
つぎに本発明を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図9から図15に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
図1〜図5は本発明の第一の実施の例を示している。この第一の実施の例において挿入フラップ7の縦切り込み6への差し込み方向での先端側となる差し込み部分8に、その差し込み部分8側とは反対側に向けて凸となる舌片形成用切り込み13が入れられていて、この舌片形成用切り込み13によって差し込み部分8側とは反対側に向けて凸となる舌片14が切り込み形成されているとともに、この舌片形成用切り込み13の上下の切り込み端部13aが容器高さ方向に沿って延長されて直線状としている。
前記舌片形成用切り込み13は、図4に示すように容器高さ方向に沿う縦部13bの上下に差し込み部分8の先端縁8aに向けて斜めとした傾斜部13cが連続して〔状の形状に設けられ、その傾斜部13cに前記上下の切り込み端部13aが連続している。そして、本実施の例において、舌片形成用切り込み13の縦部13bに連続し、差し込み部分8の差し込み方向に沿った横切り込み15を入れて、舌片14を横切り込み15により上下(容器高さ方向)に二つに分割している。さらに、前記横切り込み15が差し込み部分8の先端縁8aに達していて、前記舌片14も含めて差し込み部分8が、先端縁8aの容器高さ方向の中央位置で上下に二つに分割されている。
さらに、舌片形成用切り込み13の上下の切り込み端部13aの末端から差し込み部分8の先端縁8aに亘って折り罫16が入れられていて、後述するようにこの折り罫16の位置から曲がりが生じ易いようにしている。
この例では上記横切り込み15で舌片14を分割して、舌片14の上下の分割部分14aが互いの動きを規制し合うことがなく、また、差し込み部分8も横切り込み15で中段位置で分割されていて、差し込み部分8の横切り込み15の位置から上記折り罫16までの上下の分割部分8bが互いの動きを規制し合うことがないように設けられている。
即ち、挿入フラップ7が縦切り込み6に案内されて、ロック押し具が舌片14に対応する位置を押したときに、舌片14の上側の分割部分14aと差し込み部分8の上側の分割部分8bとが一体となった状態で、同様に舌片14の下側の分割部分14aと差し込み部分8の下側の分割部分8bとが一体となった状態で、横切り込み15の部分が若干開くようにして前記上側の分割部分14a、8bと前記下側の分割部分14a、8bとが容器内方側に押し込まれるように曲がり、舌片14の分割部分14aそれぞれが単独で容易に容器内方側に移動するように設けられている。
このように舌片14の分割部分14aそれぞれが、この分割部分14aに連続する差し込み部分8の分割部分8bも伴なった状態で容器内方側に押し込まれることから、従来の分割していない舌片を押し込む場合に比べて容器内方への移動が容易になり、縦切り込み6に係止するようになる。そして、上記折り罫16が舌片形成用切り込み13の上下の切り込み端部13aに連続していることから、舌片側にロック押し具の押し圧が加わって分割部分14a、8bが反り始めたときにこの折り罫16の位置で曲がりを生じ易くしていて、舌片14の分割部分14aの押し込みをより一層容易にしている。
このように舌片14自体としては押し込みが容易にできるようになっているため、ロック押し具の押し位置が多少ずれたとしても、舌片14の分割部分14aそれぞれが適正に容器内方側に移動して縦切り込み6に係止する。また、舌片14が分割されているために何れか一方の分割部分14aが係止すればよく、舌片が縦切り込みに係止しないミスを大幅に少なくすることができる。
上記実施の例においては横切り込み15を舌片形成用切り込み13の縦部13aの中段位置に連続させるとともに、差し込み部分8の先端縁8aまでに達しさせているが、本発明はこの実施の例に限定されるものではない。以下にその他の例として第二の例を図6から図8に基づいて示す。
この第二の例では横切り込み15で舌片14が上下に分割されている点については上記第一の例と同じである。そして、図7に示すように横切り込み15の上記差し込み部分8の先端縁8a側の横切り込み端部15aが、分割された前記舌片14と差し込み部分8の先端縁8aとの間に位置しており、横切り込み端部15aと前記差し込み部分8の先端縁8aとを非連続にしている。即ち、この第二の実施の例では、差し込み部分8の先端縁8aの中央が上下二つには分割されているものではなく先端縁8aに沿った箇所は容器高さ方向で連続している。
この構造とすることはつぎの利点がある。上記第一の実施の例の紙製包装容器1を製函するときに、前記挿入フラップ7を折り曲げながら縦切り込み6に案内する製函機械のガイドとして、挿入フラップ7の外面に対して容器高さ方向に擦りながらその挿入フラップ7を曲げ折るようにするものを採用することもある。そして、舌片14の分割部分14aそれぞれが前記ガイドと擦り合ってめくれる可能性がわずからなら懸念される。そこで、この第二の実施の例では差し込み部分8を先端縁8aの中央位置で上下に分断していないので、前記ガイドとの擦り合わせを行ないながら挿入フラップ7を縦切り込み6へ案内する製函装置を使用しているときに舌片14の分割部分14aそれぞれが擦ったとしても、分割部分14aは、連続する差し込み部分8の中央部、即ち上記折り罫16の間が基部となって支えられ、擦り合わせ程度ではめくれが生じないようになる。
また、この第二の実施の例において、上述したように舌片14の分割部分14aそれぞれが、差し込み部分8の折り罫16の間を基部17として支えられた状態となっていることから、ロック押し具が当接した場合には、そのロック押し具から加えられる押し圧が、変形し難い基部17に吸収されることなく舌片14の分割部分14aそれぞれに集中して加わり、そして、図8に示すように分割部分14a同士の間が横切り込み15の位置で若干開き、分割部分14aの近傍部が折り罫16の位置から曲がりや起きを生じて、分割部分14aそれぞれやその近傍部分に大きな抗力を生じことなく分割部分14aが適正に容器内方側に押し込まれて縦切り込み6に係止するようになる。
この第二の実施の例において、横切り込み端部15aから先端縁8aまでの長さAは、包装材料の厚さにもよるが、通常の菓子用紙容器として用いられる紙製包装容器であるならば、2〜4mm程度の範囲として、横切り込みの長さを前記Aより長くするのが良好である。そして、前記長さAが長い場合、横切り込みの長さと長さAとの比が1:1となるように、長さAの上限(最大値)を設定することが良好である。
これによって側面板3を折り起こして隣り合う側面板3同士を連結して形成された収納部分では、上述したように舌片14が適正に縦切り込み6に係止して挿入フラップ7を有する側面板3が展開方向に開かないことから、歪みのない、また貼り合わせ側面板の貼りズレが生じない紙製包装容器が得られる。
本発明に係る紙製包装容器の第一の実施の例を封緘前の天面板立ち起き状態で示す説明図である。 第一の実施の例をブランクで示す説明図である。 第一の実施の例における挿入フラップの舌片と縦切り込みとの係止状態を示す説明図である。 第一の実施の例における挿入フラップの差し込み部分を示す説明図である。 第一の実施の例において舌片が容器内方側に押し込まれた時点を概略的に示す説明図である。 第二の実施の例における挿入フラップの舌片と縦切り込みとの係止状態を示す説明図である。 第二の実施の例における挿入フラップの差し込み部分を示す説明図である。 第二の実施の例において舌片が容器内方側に押し込まれた時点を概略的に示す説明図である。 挿入フラップにフック状の係止爪を備える従来の紙製包装容器の例を示す説明図である。 図9に示す従来例をブランクで示す説明図である。 図9に示す紙製包装容器における挿入フラップの係止爪と縦切り込みとの係止状態を示す説明図である。 図9に示す紙製包装容器における収納部分が歪んだ状態を示す説明図である。 挿入フラップに舌片を備える従来の紙製包装容器を示す説明図である。 図13に示す紙製包装容器のブランクを示す説明図である。 挿入フラップに舌片を備える従来の紙製包装容器における挿入フラップの係止爪と縦切り込みとの係止状態を示す説明図である。
符号の説明
1…紙製包装容器
3…側面板
4…天面板
5…貼り合わせ側面板
6…縦切り込み
7…挿入フラップ
8…差し込み部分
8a…差し込み部分の先端縁
8b…分割部分
13…舌片形成用切り込み
14…舌片
14a…舌片の分割部分
15…横切り込み
15a…横切り込み端部
16…折り罫
17…基部

Claims (4)

  1. 四方に側面板を有する紙製の包装容器であって、隣り合う側面板の内、一方の側面板にはこの一方の側面板の容器高さ方向に沿う縦切り込みが設けられているとともに、他方の側面板には、前記一方の側面板に折り重ねて前記縦切り込みに差し入れる挿入フラップが連接されていて、前記挿入フラップの差し込み部分に舌片形成用切り込みを入れて、前記縦切り込みに係止する舌片が設けられている紙製包装容器において、
    前記舌片に、前記舌片形成用切り込みに連続して且つ差し込み部分の差し込み方向に沿った横切り込みを入れて、舌片を前記横切り込みにより分割したことを特徴とする紙製包装容器。
  2. 上記横切り込みが上記差し込み部分の先端縁に達していて、差し込み部分が分割されている請求項1に記載の紙製包装容器。
  3. 上記横切り込みにおける上記差し込み部分の先端縁側の横切り込み端部が、分割された上記舌片と差し込み部分の先端縁との間に位置して、前記横切り込み端部と前記差し込み部分の先端縁とを非連続としている請求項1に記載の紙製包装容器。
  4. 上記舌片形成用切り込みの端部と上記上記差し込み部分の先端縁との間それぞれに折り罫が設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の紙製包装容器。
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