JP2008279587A - 打撃工具 - Google Patents

打撃工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008279587A
JP2008279587A JP2007128675A JP2007128675A JP2008279587A JP 2008279587 A JP2008279587 A JP 2008279587A JP 2007128675 A JP2007128675 A JP 2007128675A JP 2007128675 A JP2007128675 A JP 2007128675A JP 2008279587 A JP2008279587 A JP 2008279587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
hammer
workpiece
compression coil
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007128675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4889564B2 (ja
Inventor
Hironori Ikuta
洋規 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2007128675A priority Critical patent/JP4889564B2/ja
Priority to CN2008100962152A priority patent/CN101306529B/zh
Priority to US12/149,877 priority patent/US7784562B2/en
Priority to EP08008846A priority patent/EP1992452B1/en
Priority to RU2008118950/02A priority patent/RU2466854C2/ru
Publication of JP2008279587A publication Critical patent/JP2008279587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4889564B2 publication Critical patent/JP4889564B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D17/00Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
    • B25D17/24Damping the reaction force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D17/00Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
    • B25D17/06Hammer pistons; Anvils ; Guide-sleeves for pistons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2211/00Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
    • B25D2211/003Crossed drill and motor spindles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2211/00Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
    • B25D2211/06Means for driving the impulse member
    • B25D2211/068Crank-actuated impulse-driving mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2217/00Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
    • B25D2217/0073Arrangements for damping of the reaction force
    • B25D2217/0076Arrangements for damping of the reaction force by use of counterweights
    • B25D2217/0092Arrangements for damping of the reaction force by use of counterweights being spring-mounted
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2250/00General details of portable percussive tools; Components used in portable percussive tools
    • B25D2250/035Bleeding holes, e.g. in piston guide-sleeves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2250/00General details of portable percussive tools; Components used in portable percussive tools
    • B25D2250/371Use of springs

Abstract

【課題】 打撃工具において、ハンマ作業時に入力される反力の低減効果を高める上で有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明の打撃工具は、ハンマ作業に先立って、ハンマ作動部材119,145が被加工材に押し付けられて後方へと移動されたとき、当該ハンマ作動部材119,145と当接することで被加工材に対する工具本体の位置決めをなすとともに、当該位置決め状態において、ハンマ作動部材119,145が被加工材にハンマ作業をする際、当該ハンマ作動部材119,145に作用する被加工材からの跳ね返りによる反力を吸収する圧縮コイルバネ171を有する。圧縮コイルバネ171は、ハンマ作動部材119,145の長軸方向に付勢力を作用する圧縮バネであり、付勢力の作用方向の端部がシリンダ141に係合され、これによりシリンダ141が工具本体部103に抜け止めされる構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加工材に直線状のハンマ作業を行う打撃工具において、ハンマ作業の際に被加工材から受ける反力を緩和する技術に関する。
打撃工具によるハンマ作業は、作業者が工具本体に前方に向う押圧力を加え、ハンマビットを被加工材に押し付けた状態で行われる。このときの被加工材に対する工具本体の位置決めは、工具本体側(後方)へと押し込まれるハンマビットと共に後退動作されるインパクトボルトが工具本体側の構成部材に当接することによってなされる。この位置決め状態で、ハンマビットによる打撃動作が行われると、ハンマビットが被加工材から受ける反力で跳ね返り、当該反力が工具本体に伝達されてしまう。このため、従来のハンマでは、インパクトボルトと工具本体側の構成部材との間に緩衝部材(ラバーリング)を介在させ、当該緩衝部材の緩衝作用によりハンマビットの跳ね返りによる反力を低減している。このような打撃工具は、たとえば特開平8−318342号公報(特許文献1)に開示されている。
しかしながら、上述した従来の反力緩衝構造では、反力の低減効果が十分とは言い難いものであり、この点でなお改良の余地がある。
特開平8−318342号公報
本発明は、かかる点に鑑み、打撃工具において、ハンマ作業時に入力される反力の低減効果を高める上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る打撃工具の好ましい形態は、ハンマ作動部材の長軸方向の打撃動作により被加工材に所定のハンマ作業を行う打撃工具において、工具本体と、工具本体に収容されるシリンダと、圧縮コイルバネと、を有する。なお、本発明における「所定のハンマ作業」とは、ハンマ作動部材が長軸方向の打撃動作のみを行うハンマ作業のみならず、長軸方向の打撃動作と長軸方向回りの回転動作とを行うハンマドリル作業を好適に包含する。圧縮コイルバネは、ハンマ作業に先立って、ハンマ作動部材が被加工材に押し付けられて後方へと移動されたとき、当該ハンマ作動部材と当接することで被加工材に対する工具本体の位置決めをなすとともに、当該位置決め状態において、ハンマ作動部材が被加工材にハンマ作業をする際、当該ハンマ作動部材に作用する被加工材からの跳ね返りによる反力を吸収する。
本発明によれば、ハンマ作業時にハンマ作動部材に作用する反力を、当該ハンマ作動部材により後方へと押されて弾性変形する圧縮コイルバネによって吸収することができ、これにより打撃工具の低振動化が実現される。なお圧縮コイルバネは、通常作業者がハンマ作動部材を被加工材に押し付ける力以上の余圧を有するように設定される。
また、本発明の打撃工具の好ましい形態では、シリンダは、ハンマ作動部材の長軸方向に沿って工具本体の前方から後方へと挿入することで当該工具本体における所定の収容部位に収容される構成とされる。また圧縮コイルバネは、シリンダに対し後方へと付勢力を作用することで当該シリンダを収容部位に保持する構成とした。この場合、圧縮コイルバネは、長軸方向の長さの増加を抑えるべくシリンダの外周に配置することが好ましい。なお本発明における「所定の収容部位」とは、典型的には、工具本体に形成される筒状の保持部がこれに該当する。本発明によれば、反力吸収用の圧縮コイルバネの付勢力を利用してシリンダを工具本体の所定の収容部位に保持する構成としたことにより、工具本体に対するシリンダの抜け止めが可能とされる。このため、シリンダを工具本体に固定するための特別の止着手段が不要となり、工具本体の収容部位に対するシリンダの組み付けあるいは取り外しを容易に行うことができるとともに、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の打撃工具に係る更なる形態によれば、圧縮コイルバネは、シリンダの外周に配置されるとともに、軸方向の後端がシリンダに対し後方への移動が規制された状態で係止されるとともに、軸方向の前端がシリンダに対し後方への移動が許容されかつ前方への移動が規制された状態で係止される構成とした。このような構成とすることにより、圧縮コイルバネとシリンダが一部品化される。このため、シリンダと圧縮コイルバネをコンプリート品として工具本体に組み付けることが可能となり、組付け性あるいは修理性をより向上することができる。
本発明の打撃工具に係る更なる形態によれば、シリンダ内でハンマ作動部材の長軸方向に直線運動を行う駆動子と、シリンダ内でハンマ作動部材の長軸方向に直線動作する打撃子と、シリンダ内において、駆動子と打撃子との間に形成された空気室とを有する。そして駆動子の直線運動に伴う空気室の圧力変動を介して直線動作される打撃子がハンマ作動部材を打撃動作することによって被加工材に対する所定のハンマ作業が行われる構成とされる。またシリンダに設けられ、空気室と外部を連通する連通部と、シリンダの外側に配置され、連通部を開く開放位置と連通部を閉じる閉止位置との間で移動する可動部材とを更に有する。そして可動部材は、ハンマ作動部材から入力される反力を圧縮コイルバネに伝達する反力伝達部材として機能する構成とした。なお本発明における「可動部材」とは、典型的には、シリンダに摺動自在に嵌合する筒状部材がこれに該当する。ここでの「筒状部材」とは、全体が筒状をなす態様のみならず、一部が筒状をなす態様を好適に包含する。
本発明によれば、空打ち防止用の連通部を開閉制御する可動部材が、ハンマ作動部材の跳ね返りによる反力を反力吸収用の圧縮コイルバネに伝達する反力伝達部材として機能する構成としたことにより、部品点数を削減し、構造の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、打撃工具において、ハンマ作業時に入力される反力の低減効果を高める上で有効な技術が提供されることとなった。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、打撃工具の一例として電動ハンマを用いて説明する。図1は本実施の形態に係る電動ハンマの全体構成を示す側断面図、図2〜図4はそれぞれ電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、図2にはハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態が示され、図3にはハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態が示され、図4には反力吸収状態が示される。図5は図1のA部拡大図、図6は図2のB部の拡大図である。
本実施の形態に係る電動ハンマ101は、図1に示すように、概括的に見て、電動ハンマ101の外郭を形成する本体部103と、当該本体部103の先端領域(図示左側)にツールホルダ137を介して着脱自在に取付けられたハンマビット119と、本体部103のハンマビット119の反対側に連接された作業者が握るハンドグリップ109とを主体として構成されている。本体部103は、本発明における「工具本体」に対応する。ハンマビット119は、ツールホルダ137によってその長軸方向への相対的な往復動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ111を収容したモータハウジング105と、運動変換機構113および打撃要素115を収容したギアハウジング107とによって構成されている。駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構113によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。なお、ハンドグリップ109には、作業者がスライド操作することで駆動モータ111を通電駆動するスライドスイッチ109aが設けられている。
運動変換機構113は、駆動モータ111により水平面内にて回転駆動される駆動ギア121、当該駆動ギア121に噛み合い係合する被動ギア123を有するクランク板125、当該クランク板125の回転中心から所定距離偏心した位置に一方の端部が偏心軸126を介して遊嵌状に連接されたクランクアーム127、当該クランクアーム127の他端部に連結軸128を介して取り付けられた駆動子としてのピストン129を主体として構成される。上記のクランク板125、クランクアーム127、ピストン129によってクランク機構が構成される。
図2〜図4に示すように、打撃要素115は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ137に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ143の運動エネルギをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145とを主体として構成される。シリンダ141内には、ピストン129とストライカ143との間に空気室141aが形成される。ストライカ143は、ピストン129の摺動動作に伴うシリンダ141の空気室141aの空気バネを介して駆動され、ツールホルダ137に摺動自在に配置された中間子としてのインパクトボルト145に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。インパクトボルト145およびハンマビット119は、本発明における「ハンマ作動部材」に対応する。
シリンダ141は、ギアハウジング107の前側領域に形成された円筒状のシリンダ保持部107aの筒孔に前方から挿入されるとともに、その挿入端部が挿入方向と交差する方向の端面107bに当接されることで後端位置が規定されている。シリンダ保持部107aは、本発明における「所定の収容部位」に対応する。なお、シリンダ141は、シリンダ保持部107aによって保持される領域以外の領域は、ギアハウジング107とは別部材としての筒状部材(バレル)108によって形成されているが、この筒状部材108とギアハウジング107とは、便宜上図示を省略するネジによって互いに固定された構造であり、実質的には一部品を構成している。
空気バネの作用を介してストライカ143を駆動するための空気室141aは、シリンダ141に形成された空打ち防止用の通気孔141bを介して外部と連通されている。ハンマビット119が被加工材に押し付けられていない無負荷状態、つまりインパクトボルト145が後方(図2において右側)に押し込まれていない状態では、ストライカ143は、通気孔141bを開放する前方位置に移動することが可能とされる(図2参照)。一方、作業者が本体部103に前方への押圧力を加えてハンマビット119を被加工材に押し付けた負荷状態では、ストライカ143は、後退動作されるインパクトボルト145で押されて通気孔141bを閉じる(塞ぐ)後方位置へと移動される(図3参照)。
このように、空気室141aの通気孔141bは、ストライカ143によって開閉制御される構成であり、通気孔141bが開いたときに空気バネの作用が無効とされ、通気孔141bが閉じられたときに空気バネの作用が有効とされる。すなわち、通気孔141bとストライカ143によって、無負荷状態でのハンマビット119の駆動(空打ち)を防止する空気室開放式の空打ち防止機構が構成されている。
電動ハンマ101は、作業者が本体部103に前方への押圧力を加えてハンマビット119を被加工材に押し付けたとき、当該ハンマビット119と共に後方(ピストン129側)へと押し込まれるインパクトボルト145が本体側部材に当接することで被加工材に対する本体部103の位置決めが行われる。本実施の形態では、この位置決めを、位置決め部材151および反力伝達部材としてのバネ受部材175を介して反力吸収用の圧縮コイルバネ171によって行う構成としている。
位置決め部材151は、リング状に形成されたゴム製のラバーリング153と、当該ラバーリング153の軸方向前面側に接合された硬質の前金属座金155と、ラバーリング153の軸方向後面側に接合された硬質の後金属座金157とからなるユニット部品であり、インパクトボルト145の小径部145bに遊嵌状に嵌合されている。なおインパクトボルト145は、ツールホルダ137の筒状部内周面に摺動自在に嵌合された大径部145aと、当該大径部145aの後側に形成された小径部145bとを有する段付円柱状に形成され、大径部145aの外周面と小径部145bの外周面間にテーパ部145cが形成されている。そして小径部145bの外周面と筒状部材108の筒状内周面との間に位置決め部材151が配置されている。
作業者によってハンマビット119が被加工材に押し付けられた負荷時には、ハンマビット119とともに後退動作されるインパクトボルト145のテーパ部145cが所定の後退位置で位置決め部材151に当接する。位置決め部材151は、後金属座金157が圧縮コイルバネ171の付勢力を受けるバネ受部材175に当接されている。このため、ハンマビット119の被加工材に対する押付力は、圧縮コイルバネ171によって弾発状に受け止められ、これによって本体部103の被加工材に対する位置決めがなされる。したがって、圧縮コイルバネ171は、通常作業者がハンマビット119を被加工材に押し付ける力以上の余圧を有するように設定される。この状態が図3に示される。
圧縮コイルバネ171は、図6の拡大図に示すように、シリンダ141の外側に配置され、シリンダ141に止輪172を介して止着されたバネ受リング173の前面と、バネ受部材175の後面との間に弾発状に介在されている。バネ受部材175は、位置決め部材151と圧縮コイルバネ171との間に介在される筒状部品であり、シリンダ141の外周面にハンマビット長軸方向に摺動可能に嵌合されるとともに、その前端が位置決め部材151の後金属座金157の後面に当接されている。位置決め部材151は、ツールホルダ137の後端部137aに当接されている。したがって、圧縮コイルバネ171の付勢力は、ツールホルダ137とシリンダ141によって受けられる。このため、シリンダ141には、常時に圧縮コイルバネ171の付勢力が当該シリンダ141をシリンダ保持部107aの端面107bに押し付けるように作用する(図5参照)。これによりシリンダ保持部107aに対するシリンダ141の抜け止めが可能とされる。
なお、バネ受部材175の筒孔は、図6に示すように、大内径部175aと小内径部175bを有する段付状に形成されるとともに、両内径部間の段差状の係止面175cがシリンダ141の外周面に形成された外張り出し状のフランジ部141cに後方から当接あるいは当接可能とされている。すなわち、フランジ部141cは、シリンダ141に対するバネ受部材175の最大前方位置を規定するストッパを構成している。これにより圧縮コイルバネ171は、シリンダ141に対してその前端が後方への移動(圧縮方向の移動)を許容された状態で組み付けられている。
次に上記のように構成される電動ハンマ101の作用について説明する。図1に示す駆動モータ111が通電駆動されると、その回転出力により、駆動ギア121が水平面内にて回動動作する。すると、駆動ギア121に噛み合い係合される被動ギア123を介してクランク板125が水平面内を周回動作し、これによってクランクアーム127を介してピストン129がシリンダ141内を直線状に摺動動作される。このとき、ハンマビット119が被加工材に押し付けられていない無負荷状態であれば、図2に示すように、インパクトボルト145が前方位置に置かれる。これにより、ストライカ143が通気孔141bを開く前方位置へと移動され、あるいは移動することが許容される。このため、ピストン129が前方へ移動される際、空気室141aの空気が通気孔141bを通じて外部へ放出あるいは吸入されることになり、空気室141aに圧縮バネの作用が生じない。すなわち、ハンマビット119の空打ちが防止される。
一方、ハンマビット119が被加工材に押し付けられた負荷状態では、図3に示すように、ハンマビット119と共に後方へと押し込まれたインパクトボルト145によってストライカ143が後方へと押され、通気孔141bを閉じる。このため、ピストン129の摺動動作に伴うシリンダ141内の空気バネの作用により、ストライカ143はシリンダ141内を直線運動してインパクトボルト145に衝突(打撃)することで、その運動エネルギをハンマビット119へと伝達する。これにより、ハンマビット119は長軸方向の打撃動作を行い、被加工材にハンマ作業を遂行する。
上述したように、ハンマ作業は、ハンマビット119が被加工材に押し付けられた負荷状態で行われる。被加工材に押し付けられることで後方へと押し込まれるハンマビット119は、インパクトボルト145を後退動作させる。インパクトボルト145が後退動作されると、当該インパクトボルト145のテーパ部145cが位置決め部材151の前金属座金155に当接する。位置決め部材151は、後金属座金157が圧縮コイルバネ171の付勢力を受けるバネ受部材175に当接されている。このため、ハンマビット119の被加工材に対する押付力は、圧縮コイルバネ171によって弾発状に受け止められる。この状態が図3に示される。これにより本体部103が被加工材に対して位置決めされ、この状態でハンマ作業が遂行される。
そして、ハンマビット119による被加工材に対する打撃動作が行われ、ハンマビット119に被加工材からの反力による跳ね返りが生ずると、この跳ね返りによる力、すなわち反力は、ハンマビット119、インパクトボルト145、位置決め部材151およびバネ受部材175を後方へと移動させ、圧縮コイルバネ171を弾性変形(圧縮)させる。すなわち、ハンマビット119の跳ね返りによる反力は、圧縮コイルバネ171の弾性変形によって効率よく吸収され、本体部103への伝達が低減される。この状態が図4に示される。なお、このとき、位置決め部材151の後金属座金157がシリンダ141の前端面に所定の隙間を置いて当接可能に対向し、これにより位置決め部材151の最大後退位置を規定している。このため、圧縮コイルバネ171による反力吸収作用は、上記の隙間の範囲内で行われる。
上記のように、本実施の形態によれば、後方へと向う圧縮コイルバネ171の付勢力によってシリンダ141を常時にシリンダ保持部107aの端面107bに押し付ける構成としている(図5参照)。これによりシリンダ保持部107aに対するシリンダ141の抜け止めが可能とされる。シリンダ141に圧縮コイルバネ171の付勢力が作用しない構成であれば、当該シリンダ141をシリンダ保持部107aに対し、例えばシリンダ141とシリンダ保持部107a間に介在状にOリングのような弾性リングを配置し、当該弾性リングの締め代相当分の弾性変形を利用してシリンダ141の抜け止めを行うといった止着手段が必要になる。しかるに、本実施の形態によれば、このようなシリンダ保持部107aに対する止着手段が不要となり、構造の簡素化を図ることができる。また、止着手段が不要となることで、工具本体に対するシリンダの組み付けあるいは取り外しを容易に行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、圧縮コイルバネ171をシリンダ141の外側に配置するとともに、一端(後端)側については、シリンダ141に止輪172を介して後方への移動が規制されたバネ受リング173によって受け、他端(前端)側については、シリンダ141に形成したフランジ部141cによって前方への移動を規制されたバネ受部材175によって受ける構成とした。これにより、シリンダ141と圧縮コイルバネ171が一部品化される。このため、シリンダ141と圧縮コイルバネ171をコンプリート品としてギアハウジング107のシリンダ保持部107aに組み付け、あるいは取外すことが可能となり、組付け性あるいは修理性が向上することができる。因みに、ギアハウジング107に対する筒状部材108の取り付けは、ギアハウジング107にシリンダ141を組み付けた後で行われる。
また本実施の形態では、本体部103の位置決めを圧縮コイルバネ171によって行う構成である。このため、被加工材に対しハンマビット119を強く押し付けることによって圧縮コイルバネ171を撓ませてインパクトボルト145をより後方へと移動することが許容される。すなわち、本発明によれば、ハンマビット119を被加工材に強く押し付けたときは、ストライカ143のピストン129側への押し込み量を増やすことができるため、吸い上げ性が改善される。なおストライカ143の吸い上げとは、ピストン129が後退動作することによって空気室141aが広がり、それに伴い当該空気室141a内の空気が冷却するとともに、空気室141aの圧力が低下し、それに基づきストライカ143が後方へ移動する現象をいう。
なお、シリンダ141とシリンダ保持部107a間には、ガタ止めを行うためのOリングを配置することが好ましい。
(本発明の第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態につき、図7〜図9を参照しつつ詳細に説明する。図7はハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態を示し、図8はハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態を示し、図9は反力吸収状態を示す。本実施の形態は、無負荷状態でのハンマビット119の打撃動作を防止する空気室開放式の空打ち防止機構として、通気孔141bの開閉をシリンダ141の外側に配置したスライドスリーブ181によって行う構成としたものであり、この点以外については、前述した第1の実施形態と同様に構成される。このため、同一の構成部材については、第1の実施形態の説明で用いた符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
空打ち防止機構は、図7〜図9に示すように、通気孔141b、通気孔141bを開閉する円筒状のスライドスリーブ181、スライドスリーブ181を開き位置へと付勢する加圧バネ183を主体として構成される。スライドスリーブ181は、本発明における「可動部材」に対応する。スライドスリーブ181は、シリンダ141の外周領域に配置されるとともに、通気孔141bを開く開き位置と通気孔141bを閉じる閉じ位置との間でハンマビット長軸方向に移動可能とされている。付勢部材としての加圧バネ183は、圧縮コイルバネであり、シリンダ141の外周領域後部側に配置され、スライドスリーブ181を開き位置に保持するべく前方に向って付勢する。加圧バネ183は、スライドスリーブ181の軸方向後端面とバネ受リング173との間に弾発状に介在され、当該スライドスリーブ181を前方へと付勢している。なお、バネ受リング173は、シリンダ141に止着された止輪172によって後方への移動が規制されている。したがって、ハンマビット119が被加工材に押し付けられていない無負荷状態では、スライドスリーブ181が通気孔141bを開く開き位置に保持され、空気バネの作用が無効とされる(図7参照)。
また、無負荷状態では、スライドスリーブ181は、加圧バネ183により前方へと押され、その前端面によって位置決め部材151の前金属座金155を前方に押す。前方に押された前金属座金155は、ツールホルダ137の後端部137aに当接された位置に保持され、このとき位置決め部材151の後金属座金157がシリンダ141の前端部から離間されている。
なお本実施の形態では、スライドスリーブ181は、長軸方向において分割された2つのスリーブによって構成された態様で図示しているが、それら両スリーブは互いに一体となって移動するものであり、実質的には一部品であっても差し支えない。
一方、ハンマビット119が被加工材に押し付けられて当該ハンマビット119とともにインパクトボルト145が後方へと押し込まれた負荷状態(図8に示す状態)では、スライドスリーブ181は、位置決め部材151を介して後方の閉じ位置へと移動され、通気孔141bを閉じる構成とされる。そして通気孔141bが閉じることで、空気バネの作用が有効とされる。このとき、スライドスリーブ181の後端181aが反力吸収用の圧縮コイルバネ171のバネ受部材175に当接し、これにより圧縮コイルバネ171は反力吸収のための弾性変形が可能とされる。すなわち、スライドスリーブ181は、跳ね返りによる反力を反力吸収用の圧縮コイルバネ171に伝達する反力伝達部材として機能する構成とされる。
反力吸収用の圧縮コイルバネ171は、ハンマビット長軸上の同位置で加圧バネ183の外側に並列状に配置されている。圧縮コイルバネ171は、バネ受リング173とバネ受部材175との間に介在されており、バネ受リング173が前述したようにシリンダ141に止着された止輪172によって後方への移動が規制され、バネ受部材175が筒状部材108の長軸方向と交差する方向の段差面108aによって前方への移動が規制されている。これにより、シリンダ141は、圧縮コイルバネ171の付勢力が挿入方向に作用する構成とされる。すなわち、シリンダ141には圧縮コイルバネ171の付勢力が当該シリンダ141を後方へ押圧するように作用し、これにより、シリンダ141は、前述した第1の実施形態の場合と同様、シリンダ保持部107aの端面107bに押し付けられ(図5参照)、抜け止めされた状態で保持される。
上記のように構成された本実施の形態によれば、駆動モータ111が通電駆動され、ピストン129がシリンダ141内を直線状に摺動動作されたとき、ハンマビット119が被加工材に押し付けられていない無負荷状態であれば、図7に示すように、加圧バネ183にて前方へと付勢されるスライドスリーブ181は、通気孔141bを開く開き位置に置かれる。このため、ピストン129が前方へ移動される際、空気室141aの空気が通気孔141bを通じて外部へ放出あるいは吸入されることになり、空気室141aに圧縮バネの作用が生じない。すなわち、ハンマビット119の空打ちが防止される。
一方、ハンマビット119が被加工材に押し付けられた負荷状態では、図8に示すように、当該ハンマビット119と共に後退動作されるインパクトボルト145によって位置決め部材151が押され、更に位置決め部材151を介してスライドスリーブ181が後方へと移動され、通気孔141bを閉じる。このため、ピストン129の摺動動作に伴うシリンダ141内の空気バネの作用により、ストライカ143はシリンダ141内を直線運動してインパクトボルト145に衝突(打撃)することで、その運動エネルギをハンマビット119へと伝達する。これにより、ハンマビット119は長軸方向の打撃動作を行い、被加工材にハンマ作業を遂行する。
また、ハンマビット119の被加工材に対する押し付け時において、後方へと移動されるスライドスリーブ181は、圧縮コイルバネ171のバネ受部材175に当接されるため、ハンマビット119の被加工材に対する押付力は、圧縮コイルバネ171によって弾発状に受け止められる(図8参照)。これにより本体部103が被加工材に対して位置決めされ、この状態でハンマ作業が遂行される。したがって、圧縮コイルバネ171は、通常作業者がハンマビット119を被加工材に押し付ける力以上の余圧を有するように設定される。
ハンマビット119による被加工材に対する打撃動作が行われ、ハンマビット119に被加工材からの反力による跳ね返りが生ずると、この跳ね返りによる反力は、ハンマビット119、位置決め部材151、スライドスリーブ181およびバネ受部材175を後方へと移動させ、圧縮コイルバネ171を弾性変形させる。すなわち、ハンマビット119の跳ね返りによる反力は、圧縮コイルバネ171の弾性変形によって吸収され、本体部103への伝達が低減される。この状態が図9に示される。なお、このとき、位置決め部材151の後金属座金157がシリンダ141の前端面に所定の隙間を置いて当接可能に対向し、これにより位置決め部材151の最大後退位置を規定している。このため、圧縮コイルバネ171による反力吸収作用は、上記の隙間の範囲内で行われる。
本実施の形態においては、後方へと向う圧縮コイルバネ171の付勢力によってシリンダ141を常時にシリンダ保持部107aの端面107b(図5参照)に押し付ける構成としている。このため、シリンダ保持部107aに対しシリンダ141が抜け止めされる。したがって、前述した第1の実施形態の場合と同様、シリンダ保持部107aに対するシリンダ141の止着手段が不要となり、構造の簡素化を図ることができ、また止着手段が不要となることで、工具本体に対するシリンダの組み付けあるいは取り外しを容易に行うことが可能となる。
特に、本実施の形態においては、空打ち防止用の通気孔141bを開閉制御するスライドスリーブ181が、ハンマビット119の跳ね返りによる反力を反力吸収用の圧縮コイルバネ171に伝達する反力伝達部材として機能する構成としている。このため、反力伝達部材を別途に設定する場合に比べ、部品点数を削減し、構造の簡素化を図ることができる。また本実施の形態では、空打ち防止用の加圧バネ183と反力吸収用の圧縮コイルバネ171を、ハンマビット長軸方向の同位置で径方向に並列状に配置したので、長軸方向の長さ寸法を変えることなく、圧縮コイルバネ171を合理的に配置することができる。
(本発明の第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態につき、図10〜図12を参照しつつ説明する。図10はハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態を示し、図11はハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態を示し、図12は反力吸収状態を示す。本実施の形態は、ハンマ作業に先立って行われる、被加工材に対する本体部103の位置決めと、ハンマビット119の打撃動作後に当該ハンマビット119が被加工材から受ける反力の吸収を、圧縮コイルバネ171と、動吸振器161の付勢バネ165F,165Rを利用して行う構成としたものであり、この点以外については、前述した第1の実施形態と同様に構成される。このため、同一の構成部材については、第1の実施形態の説明で用いた符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
圧縮コイルバネ171は、前述した第1の実施形態と同様、シリンダ141の外側に配置されるとともに、シリンダ141に止輪172を介して止着されたバネ受リング173の前面と反力伝達部材としてのバネ受部材175の後面との間に弾発状に介在される。バネ受部材175は、位置決め部材151と圧縮コイルバネ171との間に介在される筒状部品であり、シリンダ141の外周面にハンマビット長軸方向に摺動可能に嵌合されるとともに、その前端が位置決め部材151の後金属座金157の後面に当接されている。位置決め部材151は、ツールホルダ137の後端部137aに当接されている。
動吸振器161は、筒状部材108の内部空間において、圧縮コイルバネ171の外側に配置された円筒状のウェイト163と、当該ウェイト163のハンマビット長軸方向の前方と後方に配置された前後の付勢バネ165F,165Rとを主体として構成される。前後の付勢バネ165F,165Rは、ウェイト163がハンマビット119の長軸方向に移動する際にウェイト163に対向状の弾発力を付与する。
ウェイト163は、その中心がハンマビット119の長軸線と一致するように配置されるとともに、その外周面が筒状部材108の内周面に接した状態で摺動自在とされる。また前後の付勢バネ165F,165Rは、それぞれ圧縮コイルバネによって構成されており、ウェイト163と同様、各中心がハンマビット119の長軸線と一致するように配置されている。後側の付勢バネ165Rは、一端(後端)がシリンダ141に止輪166を介して止着されたバネ受リング167の前面に当接され、他端(前端)がウェイト163の軸方向後端に当接される。また前側の付勢バネ165Fは、一端(後端)がウェイト163の軸方向前端に当接され、他端(前端)がバネ受部材175に形成された外フランジ部175dに当接される。
上記のように構成された動吸振器161は、ハンマ作業時(ハンマビット119の駆動時)に発生する衝撃的かつ周期的な振動に対し制振機能を奏する。すなわち、制振対象である電動ハンマ101の本体部103に対して、動吸振器161における制振要素であるウェイト163および付勢バネ165F,165Rが協働して受動的な制振を行なう。これにより電動ハンマ101の振動が効果的に抑制されることとなる。
また、本実施の形態においては、後方へと向う圧縮コイルバネ171および付勢バネ165F,165Rの付勢力によってシリンダ141を常時にシリンダ保持部107aの端面107bに押し付ける構成としている(図5参照)。このため、シリンダ保持部107aに対するシリンダ141の抜け止めが可能とされる。したがって、前述した第1の実施形態の場合と同様、シリンダ保持部107aに対するシリンダ141の止着手段が不要となり、構造の簡素化を図ることができ、また止着手段が不要となることで、工具本体に対するシリンダの組み付けあるいは取り外しを容易に行うことが可能となる。
作業者によってハンマビット119が被加工材に押し付けられた負荷時には、ハンマビット119とともに後退動作されるインパクトボルト145のテーパ部145cが所定の後退位置で位置決め部材151に当接する。位置決め部材151は、後金属座金157が圧縮コイルバネ171の付勢力を受けるバネ受部材175に当接されている。このため、ハンマビット119の被加工材に対する押付力は、圧縮コイルバネ171および付勢バネ165F,165Rによって弾発状に受け止められ、これによって本体部103の被加工材に対する位置決めがなされる。したがって、圧縮コイルバネ171と付勢バネ165F,165Rは、通常作業者がハンマビット119を被加工材に押し付ける力以上の余圧を有するように設定される。
被加工材に対して本体部103が位置決めされた状態でハンマ作業が遂行されると、動吸振器161は、本体部103に発生するハンマビット長軸方向の周期的な振動に対しウェイト163および付勢バネ165F,165Rが協働して受動的な制振を行う制振機構として作用し、電動ハンマ101の振動を効果的に抑制することができる。
また、ハンマビット119の被加工材に対する打撃動作後、当該ハンマビット119には被加工材からの反力を受けて跳ね返りが生じる。この跳ね返りによる反力は、インパクトボルト145、位置決め部材151およびバネ受部材175を後方へと移動させ、圧縮コイルバネ171および動吸振器161の付勢バネ165F,165Rを弾性変形させる。すなわち、ハンマビット119の跳ね返りによる反力は、圧縮コイルバネ171および付勢バネ165F,165Rの弾性変形によって吸収され、本体部103への伝達が低減される。なお、このとき、位置決め部材151の後金属座金157がシリンダ141の前端面に所定の隙間を置いて当接可能に対向し、これにより位置決め部材151の最大後退位置を規定している。このため、圧縮コイルバネ171および付勢バネ165F,165Rによる反力吸収作用は、上記の隙間の範囲内で行われる。
また、ハンマビット119の跳ね返りによる反力は、インパクトボルト145、位置決め部材151、バネ受部材175および付勢バネ165F、165Rを介してウェイト163に入力される。すなわち、ハンマビット119の跳ね返りによる反力は、動吸振器161のウェイト163を積極的に加振(駆動)する加振手段として作用する。これにより、動吸振器161は、ウェイト163を積極駆動する、強制加振による能動的な制振機構として作用し、ハンマ作業時に本体部103に生ずる振動を更に効果的に抑制することができる。このようなことから、例えば本体部103に強い押圧力を作用させながら加工作業を行なう等のように、制振の要請は高いにも拘らず、動吸振器161に入力される振動量が小さく、当該動吸振器161が十分に作動しないような作業態様においても、十分な制振機能を確保することが可能となる。
また、本実施の形態では、動吸振器161を構成するウェイト163および付勢バネ165F,165Rが、シリンダ141の外側に円環状に配置されている。これによりシリンダ141の外周空間を有効に活用した配置が可能となる。また、ウェイト163および付勢バネ165F,165Rの重心をハンマビット119の長軸線上に一致させる配置が可能となり、本体部103に偶力(ハンマビット長軸方向と交差する軸線回りに作用する左右方向の回転力)が作用することを防止できる。
また、本実施の形態によれば、圧縮コイルバネ171および動吸振器161をシリンダ141の外側に配置し、圧縮コイルバネ171および付勢バネ165F,165Rの後端側については、シリンダ141に止輪172を介して後方への移動が規制されたバネ受リング173によって受け、前端側については、シリンダ141のフランジ部141cによって前方への移動が規制されたバネ受部材175によって受ける構成とした。これにより、シリンダ141に対し圧縮コイルバネ171および動吸振器161が組み付けられた状態では、それらが一部品化されることになる。このため、シリンダ141、圧縮コイルバネ171および動吸振器161をコンプリート品としてギアハウジング107のシリンダ保持部107aに組み付け、あるいは取外すことが可能となり、組付け性あるいは修理性が向上することができる。
なお、上述した各実施の形態は、打撃工具として電動ハンマ101を例にとって説明しているが、電動ハンマ101に限らず、ハンマビット119が長軸方向の打撃動作と長軸回りの回転動作とを行うハンマドリルに適用できることは当然である。
また、上述した実施の形態では、ハンマビット119を直線状に駆動するために、駆動モータ111の回転出力を直線運動に変換する運動変換機構113としてクランク機構を用いた場合で説明したが、運動変換機構は、クランク機構に限られるものではなく、例えば軸方向に揺動運動を行うスワッシュプレート(斜板)を利用する運動変換機構を用いることが可能である。
なお、本発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することができる。
(態様1)
「請求項1〜3のいずれかに記載の打撃工具であって、
前記ハンマ作動部材と圧縮コイルバネとの間に介在され、前記前記ハンマ作動部材が被加工材に押し付けられて前記駆動子側へと押し込まれる負荷時には、当該ハンマ作動部材に当接され、前記ハンマ作動部材が被加工材に押し付けられていない無負荷時には、前記ハンマ作動部材から離間する位置決め部材を有し、
前記ハンマ作動部材が被加工材にハンマ作業をする際、当該ハンマ作動部材に作用する被加工材からの跳ね返りによる反力は、前記位置決め部材を介して前記圧縮コイルバネに伝達される構成としたことを特徴とする打撃工具。」
態様1に記載の発明によれば、ハンマ作動部材が被加工材から受ける反力を、位置決め部材の後方への移動による圧縮コイルバネの弾性変形によって吸収することができ、これにより打撃工具の低振動化が実現される。
本発明の第1の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す側断面図である。 電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態を示す。 電動ハンマを示す平断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態を示す。 電動ハンマを示す平断面図であり、ハンマビットの跳ね返りによる反力の吸収状態を示す。 図1のA部拡大図である。 図2のB部拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態を示す。 同じく電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態を示す。 同じく電動ハンマを示す平断面図であり、ハンマビットの跳ね返りによる反力の吸収状態を示す。 本発明の第3の実施形態に係る電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられていない無負荷状態を示す。 同じく電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、ハンマビットが被加工材に押し付けられた負荷状態を示す。 同じく電動ハンマを示す平断面図であり、ハンマビットの跳ね返りによる反力の吸収状態を示す。
符号の説明
101 電動ハンマ(打撃工具)
103 本体部(工具本体)
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
107a シリンダ保持部
107b 端面
108 筒状部材
108a 段差面
109 ハンドグリップ
109a スライドスイッチ
111 駆動モータ
113 運動変換機構
115 打撃要素
119 ハンマビット(ハンマ作動部材)
121 駆動ギア
123 被動ギア
125 クランク板
126 偏心軸
127 クランクアーム
128 連結軸
129 ピストン(駆動子)
137 ツールホルダ
137a 後端部
141 シリンダ
141a 空気室
141b 通気孔
141c フランジ部(ストッパ)
143 ストライカ(打撃子)
145 インパクトボルト(中間子、ハンマ作動部材)
145a 大径部
145b 小径部
145c テーパ部
151 位置決め部材
153 ラバーリング
155 前金属座金
157 後金属座金
161 動吸振器
163 ウェイト
165F,165R 付勢バネ
166 止輪
167 バネ受リング
171 圧縮コイルバネ
172 止輪
173 バネ受リング
175 バネ受部材
175a 小内径部
175b 大内径部
175c 係止面
175d フランジ部
181 スライドスリーブ
181a 後端
183 加圧バネ

Claims (3)

  1. ハンマ作動部材の長軸方向の打撃動作により被加工材に所定のハンマ作業を行う打撃工具であって、
    工具本体と、
    前記工具本体に収容されるシリンダと、
    前記ハンマ作業に先立って、前記ハンマ作動部材が被加工材に押し付けられて後方へと移動されたとき、当該ハンマ作動部材と当接することで被加工材に対する前記工具本体の位置決めをなすとともに、当該位置決め状態において、前記ハンマ作動部材が被加工材にハンマ作業をする際、当該ハンマ作動部材に作用する被加工材からの跳ね返りによる反力を吸収する圧縮コイルバネと、を有し、
    前記シリンダは、前記ハンマ作動部材の長軸方向に沿って前記工具本体の前方から後方へと挿入することで当該工具本体における所定の収容部位に収容される構成とされ、
    前記圧縮コイルバネは、前記シリンダに対し後方へと付勢力を作用することで当該シリンダを前記収容部位に保持する構成としたことを特徴とする打撃工具。
  2. 請求項1に記載の打撃工具であって、
    前記圧縮コイルバネは、前記シリンダの外周に配置されるとともに、軸方向の後端が前記シリンダに対し後方への移動が規制された状態で係止されるとともに、軸方向の前端が前記シリンダに対し後方への移動が許容されかつ前方への移動が規制された状態で係止されていることを特徴とする打撃工具。
  3. 請求項1に記載の打撃工具であって、
    前記シリンダ内で前記ハンマ作動部材の長軸方向に直線運動を行う駆動子と、
    前記シリンダ内で前記ハンマ作動部材の長軸方向に直線動作する打撃子と、
    前記シリンダ内において、前記駆動子と前記打撃子との間に形成された空気室と、を有し、
    前記駆動子の直線運動に伴う前記空気室の圧力変動を介して直線動作される前記打撃子が前記ハンマ作動部材を打撃動作することによって被加工材に対する所定のハンマ作業が行われる構成とされており、
    前記シリンダに設けられ、空気室と外部を連通する空打ち防止用の連通部と、
    前記シリンダの外側に配置され、前記連通部を開く開放位置と連通部を閉じる閉止位置との間で移動する可動部材と、を更に有し、
    前記可動部材は、前記ハンマ作動部材に作用する跳ね返りによる反力を前記圧縮コイルバネに伝達する反力伝達部材として機能する構成としたことを特徴とする打撃工具。
JP2007128675A 2007-05-14 2007-05-14 打撃工具 Active JP4889564B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007128675A JP4889564B2 (ja) 2007-05-14 2007-05-14 打撃工具
CN2008100962152A CN101306529B (zh) 2007-05-14 2008-04-30 冲击工具
US12/149,877 US7784562B2 (en) 2007-05-14 2008-05-09 Impact tool
EP08008846A EP1992452B1 (en) 2007-05-14 2008-05-13 Impact tool
RU2008118950/02A RU2466854C2 (ru) 2007-05-14 2008-05-13 Ударный инструмент

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007128675A JP4889564B2 (ja) 2007-05-14 2007-05-14 打撃工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008279587A true JP2008279587A (ja) 2008-11-20
JP4889564B2 JP4889564B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39627794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007128675A Active JP4889564B2 (ja) 2007-05-14 2007-05-14 打撃工具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7784562B2 (ja)
EP (1) EP1992452B1 (ja)
JP (1) JP4889564B2 (ja)
CN (1) CN101306529B (ja)
RU (1) RU2466854C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2415564A1 (en) 2010-08-02 2012-02-08 Makita Corporation Impact tool
EP2732924A1 (en) 2012-11-19 2014-05-21 Makita Corporation Impact tool

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8393409B2 (en) * 2010-12-29 2013-03-12 Ortho Technologies, Llc Electric motor driven tool for orthopedic impacting
US8936105B2 (en) * 2010-12-29 2015-01-20 Medical Enterprises LLC Electric motor driven tool for orthopedic impacting
US8936106B2 (en) * 2010-12-29 2015-01-20 Medical Enterprises LLC Electric motor driven tool for orthopedic impacting
EP3162314B1 (en) * 2010-12-29 2019-02-27 DePuy Synthes Products, Inc. Electric motor driven tool for orthopedic impacting
US8695726B2 (en) 2010-12-29 2014-04-15 Medical Enterprises LLC Electric motor driven tool for orthopedic impacting
CN102200149B (zh) * 2011-06-14 2013-01-16 常熟市迅达粉末冶金有限公司 一种气缸装置
DE102011081990A1 (de) * 2011-09-01 2013-03-07 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine
US10149711B2 (en) 2012-03-30 2018-12-11 Depuy Mitek, Llc Surgical impact tool
GB201216903D0 (en) * 2012-09-21 2012-11-07 Black & Decker Inc A hammer drill
EP2857150A1 (de) * 2013-10-03 2015-04-08 HILTI Aktiengesellschaft Handwerkzeugmaschine
CN106895131B (zh) * 2015-12-21 2024-01-23 博世电动工具(中国)有限公司 密封通气装置及包括其的设备
WO2019079560A1 (en) 2017-10-20 2019-04-25 Milwaukee Electric Tool Corporation PERCUSSION TOOL
US11059155B2 (en) 2018-01-26 2021-07-13 Milwaukee Electric Tool Corporation Percussion tool
US11571796B2 (en) 2018-04-04 2023-02-07 Milwaukee Electric Tool Corporation Rotary hammer
CN108568776B (zh) * 2018-07-02 2024-02-06 朱宏秋 球头敲击拆卸工具
EP3632624A1 (de) * 2018-10-04 2020-04-08 Hilti Aktiengesellschaft Exzenterantrieb für eine handwerkzeugmaschine

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2641070A1 (de) 1976-09-11 1978-03-16 Bosch Gmbh Robert Motorisch angetriebener schlaghammer mit luftfederung
SU1269989A1 (ru) * 1984-10-09 1986-11-15 Сибирский Ордена Трудового Красного Знамени Автомобильно-Дорожный Институт Им.В.В.Куйбышева Машина ударного действи
DE4415348A1 (de) 1994-05-02 1995-11-09 Hilti Ag Bohr- und Meisselgerät
JPH08318342A (ja) 1995-05-25 1996-12-03 Makita Corp 打撃工具
DE19714288A1 (de) * 1997-04-07 1998-10-08 Hilti Ag Bohr- und/oder Meisselgerät
JP3582760B2 (ja) * 1997-04-18 2004-10-27 日立工機株式会社 ハンマドリル
DE19810088C1 (de) * 1998-03-10 1999-08-26 Bosch Gmbh Robert Bohr- und/oder Schlaghammer mit in Abhängigkeit von der Einstecktiefe eines Werkzeuges aktivierbarem Schlagwerk
GB9902789D0 (en) * 1999-02-09 1999-03-31 Black & Decker Inc Rotary hammer
DE10019071A1 (de) * 2000-04-18 2001-10-25 Hilti Ag Elekrohandwerkzeuggerät mit Leerschlagabschaltung
JP4016772B2 (ja) 2001-11-16 2007-12-05 日立工機株式会社 ハンマドリル
JP4179159B2 (ja) * 2003-12-18 2008-11-12 日立工機株式会社 打撃工具
DE102004025951A1 (de) * 2004-05-27 2005-12-22 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine, insbesondere Bohr- und/oder Schlaghammer
US7383895B2 (en) * 2005-08-19 2008-06-10 Makita Corporation Impact power tool

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2415564A1 (en) 2010-08-02 2012-02-08 Makita Corporation Impact tool
CN102343576A (zh) * 2010-08-02 2012-02-08 株式会社牧田 冲击工具
US8991517B2 (en) 2010-08-02 2015-03-31 Makita Corporation Reaction force cushioning mechanism for an impact tool
RU2570863C2 (ru) * 2010-08-02 2015-12-10 Макита Корпорейшн Ударный инструмент
EP2732924A1 (en) 2012-11-19 2014-05-21 Makita Corporation Impact tool
US9573262B2 (en) 2012-11-19 2017-02-21 Makita Corporation Impact tool

Also Published As

Publication number Publication date
EP1992452A1 (en) 2008-11-19
RU2008118950A (ru) 2009-11-20
US20080283265A1 (en) 2008-11-20
CN101306529B (zh) 2011-06-01
US7784562B2 (en) 2010-08-31
JP4889564B2 (ja) 2012-03-07
RU2466854C2 (ru) 2012-11-20
CN101306529A (zh) 2008-11-19
EP1992452B1 (en) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4889564B2 (ja) 打撃工具
JP5518617B2 (ja) 打撃工具
JP4686372B2 (ja) 衝撃式作業工具
JP5361504B2 (ja) 打撃工具
RU2477211C2 (ru) Ударный инструмент
JP5496812B2 (ja) 作業工具
JP4195228B2 (ja) ハンマー
JP4965334B2 (ja) 打撃工具
JP4509890B2 (ja) 衝撃式作業工具
JP5294826B2 (ja) 打撃工具
JP5767511B2 (ja) 往復動式作業工具
JP5103234B2 (ja) 打撃工具
JP2009208208A (ja) 作業工具
WO2009119760A1 (ja) 作業工具
JP5009059B2 (ja) 打撃工具
JP5100171B2 (ja) 衝撃式作業工具
JP5022725B2 (ja) 衝撃式作業工具
US11642769B2 (en) Power tool having a hammer mechanism
JP4509894B2 (ja) 衝撃式作業工具
JP4965333B2 (ja) 打撃工具
JP5009060B2 (ja) 打撃工具
JP6612496B2 (ja) 打撃工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4889564

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250