JP2008278792A - タンパク質含有溶液の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題を解決するための手段】
両性界面活性剤を細胞破砕液に添加することにより、細胞破砕液から細胞破砕片を効率的に除去してタンパク質含有溶液を製造することができる。そのタンパク質含有溶液を使用することにより、効率的にエピハロヒドリン及び/又は4−ハロ−3−ヒドロキシブチロニトリルを製造することができる。
Description
(1)以下(A)〜(D)の工程から成る、タンパク質含有溶液の製造方法。
(A) 細胞を培養する工程
(B) 工程(A)で得られた細胞を破砕して、タンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液を調製する工程
(C) 工程(B)で得られたタンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液に両性界面活性剤を添加する工程
(D) 工程(C)で得られた両性界面活性剤を添加した細胞破砕液から細胞破砕片を除去する工程
以下(A)〜(D)の工程から成る、タンパク質含有溶液の製造方法。
(A) 細胞を培養する工程
(B) 工程(A)で得られた細胞を破砕して、タンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液を調製する工程
(C) 工程(B)で得られたタンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液に両性界面活性剤を添加する工程
(D) 工程(C)で得られた両性界面活性剤を添加した細胞破砕液から細胞破砕片を除去する工程
高圧処理を行う場合、処理圧力は、細胞からの目的タンパク質回収率が十分高いものであれば特段限定されないが、例えば、40〜200MPa程度、好ましくは60-150MPa程度、より好ましくは80-120MPa程度の圧力で破砕を行うことができる。細胞濃度は特段限定されないが、例えば、20%以下程度であればよい。必要に応じて、装置を直列に配置したり、複数ステージ構造の装置を用いたりすることにより、多段階処理を行い、破砕および操作効率を向上させることも可能である。通常、処理圧力10MPaあたり2〜3℃の温度上昇が生じることから、必要に応じて冷却処理を行うことが好ましい。
遠心分離は前述のとおり行うことができる。すなわち、細胞を沈降させる遠心力が供給できるものであれば特段限定されることはなく、円筒型や分離板型等を利用することができる。遠心力としては、例えば、500G〜20,000G程度で行うことができる。本発明に従い、細胞破砕液に両性界面活性剤をすることにより、細胞破砕片は沈殿しやすくなり、効率よく分離を行うことができる。
また、該タンパク質含有溶液は、必要に応じ、タンパク質の単離精製に用いられる一般的な生化学的方法、例えば硫酸アンモニウム沈殿、各種クロマトグラフィー(例えばゲル濾過クロマトグラフィー(例えばSephadexカラム)、イオン交換クロマトグラフィー(例えばDEAE-Toyopearl)、アフィニティークロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフィー(例えばbutyl Toyopearl)、陰イオンクロマトグラフィー(例えばMonoQカラム)等)、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動等等の処理に供し、目的タンパク質を濃縮、単離または精製することもできる。
Accession No. AAK92100(アースロバクター属(Arthrobacter sp.)AD2株由来のHheAAD2のアミノ酸配列)
Accession No. BAA14362(コリネバクテリウム属(Corynebacterium sp.)N-1074株由来のHheBのアミノ酸配列)
Accession No. AAK73175(マイコバクテリウム属(Mycobacterium sp.)GP1株由来のHheBGP1のアミノ酸配列)
Accession No. AAK92099(アグロバクテリウム ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter) AD1株由来のHheCのアミノ酸配列)
Accession No. AAD34609(アグロバクテリウム チュメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens) 由来のHalBのアミノ酸配列)
本変換反応は、1,3−ジハロ−2−プロパノールを上述のようにして製造されたハロヒドリンエポキシダーゼ含有溶液またはそれに含まれるハロヒドリンエポキシダーゼと接触させることにより行う。基質である1,3−ジハロ−2−プロパノールは、式(1)に示す化合物である。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が好ましく、塩素、臭素が特に好ましい。具体的には1,3−ジフルオロ−2−プロパノール、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、1,3−ジブロモ−2−プロパノール、1,3−ジヨード−2−プロパノール等が挙げられ、好ましくは、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、1,3−ジブロモ−2−プロパノールである。
本変換反応は、1,3−ジハロ−2−プロパノールを上述のようにして製造されたハロヒドリンエポキシダーゼ含有溶液またはそれに含まれるハロヒドリンエポキシダーゼと接触させることにより行う。基質である1,3−ジハロ−2−プロパノールは、式(1)に示す化合物である。好ましくは1,3−ジクロロ−2−プロパノール、1,3−ジブロモ−2−プロパノール等である。
本変換反応は、エピハロヒドリンを上述のようにして製造されたハロヒドリンエポキシダーゼ含有溶液またはそれに含まれるハロヒドリンエポキシダーゼと接触させることにより行う。基質であるエピハロヒドリンは、式(2)に示す化合物である。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が好ましく、塩素、臭素が特に好ましい。具体的にはエピフルオロヒドリン、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピヨードヒドリン等が挙げられ、特に好ましくはエピクロロヒドリン、エピブロモヒドリンである。
コリネバクテリウム属(Corynebacterium sp.)N-1074株由来のハロヒドリンエポキシダーゼHheB(Biosci. Biotechnol. Biochem. 58 (8), 1451 (1994))であって、2番目の開始コドンから翻訳されるHheB(2nd)のアミノ酸配列(配列番号1)において、
(1) N末端から2番目のアラニン残基がリジン(A2Kと称す)に、199番目のアスパラギン酸残基がヒスチジン(D199Hと称す)にそれぞれ置換された改良型ハロヒドリンエポキシダーゼ(以下、HheB(2nd)-D199Hと呼ぶことがあり、そのアミノ酸配列は配列番号2で示される)を発現する発現プラスミドpSTK002-D199H、
(2) N末端から2番目のアラニン残基がリジンに、133番目のスレオニン残基アラニン(T133Aと称す)に、199番目のアスパラギン酸残基がヒスチジンにそれぞれ置換された改良型ハロヒドリンエポキシダーゼ(以下、HheB(2nd)-T133A+D199Hと呼ぶことがあり、そのアミノ酸配列は配列番号3で示される)を発現する発現プラスミドpSTK002-T133A+D199H、
(3) N末端から2番目のアラニン残基がリジンに、133番目のスレオニン残基アラニンに、136番目のフェニルアラニン残基がセリン(F136Sと称す)に、199番目のアスパラギン酸残基がヒスチジンにそれぞれ置換された改良型ハロヒドリンエポキシダーゼ(以下、HheB(2nd)-T133A+F136S+D199Hと呼ぶことがあり、そのアミノ酸配列は配列番号4で示される)を発現する発現プラスミドpSTK002-T133A+F136S+D199H、
をそれぞれ以下のように作製した。発現ベクターとしてpKK233-2(Centraalbureau voor Schimmelcultures (CBS)、オランダ;http://www.cbs.knaw.nl/)を、宿主として大腸菌W3110株を用いた。
ハロヒドリンエポキシダーゼ遺伝子hheB(2nd)をPCRにより増幅した。PCR反応液組成(全量50μl)は表1の通りである。
プライマーとして用いたオリゴヌクレオチドの配列は以下の通りである。
DH-09:GATCATGAAAAACGGAAGACTGGCAGGCAAGCG(配列番号5:33ヌクレオチドからなり、その配列中に制限酵素BspHI認識部位(TCATGA)およびハロヒドリンエポキシダーゼ遺伝子hheB(2nd)の翻訳開始コドン以降を有し、2番目のアミノ酸に対応するコドンはAAAでリジンをコードする)
DH-07:CGCCTGCAGGCTACAACGACGACGAGCGCCTG (配列番号6:32ヌクレオチドからなり、その配列中に制限酵素Sse8387I兼PstI認識部位(CCTGCAGG)およびハロヒドリンエポキシダーゼ遺伝子hheB(2nd)終止コドン下流領域を有する)
pSTK002:2番目のアミノ酸残基(アラニン残基)がリジンに置換されている改良型ハロヒドリンエポキシダーゼHheB(2nd)をコードする改良型ハロヒドリンエポキシダーゼ遺伝子が発現ベクターpKK233-2上にクローニングされている。
実施例1で得られた大腸菌形質転換体W3110/pSTK002-T133A+D199HおよびW3110/pSTK002-T133A+F136S+D199Hの培養を以下のように行った。
実施例2で得られたW3110/pSTK002-T133A+F136S+D199H由来細胞破砕液1mlを6系列準備し、各系列に、水0.1ml(対照とする)、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン(10%溶液)0.1ml、カチオン系凝集剤K-403B(10%溶液)0.1ml、カチオン系凝集剤K-408(10%溶液)0.1ml、カチオン系凝集剤K-409(10%溶液)0.1mlおよびカチオン系凝集剤K-415(10%溶液)0.1mlをそれぞれ添加した。K-403B、K-408、K-409およびK-415はカチオン系高分子凝集剤であり、ダイヤニトリックス(日本)より入手した。懸濁後、室温で20分間静置した後、4,500rpmでの1分間の遠心分離を行った。得られた上清について、それぞれ吸光度および脱クロル活性を測定し、活性については各系列の液活性相対値を算出した(水を添加した系列の液活性値を100%とした)。吸光度の測定は、試料を適宜希釈し、波長630nmで測定した。脱クロル活性の測定は、以下のように測定した。
実施例2で得られたW3110/pSTK002-T133A+F136S+D199H由来細胞破砕液30mlを4系列準備し、各系列にそれぞれ、水3ml、7.4%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液3ml(終濃度0.67%となる)、8.4%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液3ml(終濃度0.76%となる)および10%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液3ml(終濃度0.91%となる)を添加した。それぞれ約10分間撹拌した後、3gのラジオライトクリアフロー(昭和化学工業(株)、日本)を加え、さらに約5分間撹拌した。予め1gのラジオライトクリアフローをプリコートしておいたろ過面積約12cm2のNo.5Aろ紙(アドバンテック(株)、日本)および加圧ろ過器(アドバンテック(株)、日本)を用い、圧力0.2MPaで加圧ろ過を行い、20分後に得られたろ液量および該ろ液のハロヒドリンエポキシダーゼ活性(脱クロル活性)を測定した。結果を表6に示す。
実施例2で得られたW3110/pSTK002-T133A+F136S+D199H由来細胞破砕液より470ml(系列1)および467ml(系列2)の2系列を準備し、各系列にそれぞれ、10%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液を47.4mlおよび46.5ml添加した(それぞれ終濃度0.91%となる)。それぞれ約10分間撹拌した後、系列1には47.0gのセライトHyflo Super Cel(ワールドミネラルズ社、米国)を、系列2には46.7gのラジオライトスペシャルフロー(昭和化学工業(株)、日本)を加え、さらに約5分間撹拌した。予め9gのろ過助剤(系列1はセライトHyflo Super Cel、系列2はラジオライトスペシャルフロー)をプリコートしておいたろ過面積約163cm2のNo.5Aろ紙(アドバンテック(株)、日本)および加圧ろ過器(アドバンテック(株)、日本)を用い、圧力0.2MPaで加圧ろ過を行った。得られた系列1および系列2の両ろ液、および対象として実施例2の細胞破砕液について、ハロヒドリンエポキシダーゼ活性(脱クロル活性)、乾燥残分濃度、糖濃度およびタンパク質濃度を測定した。乾燥残分濃度は、各試料を120℃で恒量となるまで乾燥し、残分の質量を測定して求めた。糖濃度は、フェノール硫酸法の原理により、水で100倍希釈した試料溶液0.5mlに5w/w%フェノール溶液を0.5ml加えた後、濃硫酸2.5mlを添加・混和し、室温で1時間静置、冷却後、波長490nmの吸光度を測定することにより求めた(既知濃度のグルコース溶液を用いて得られる検量線から試料の糖濃度を算出)。タンパク質濃度はバイオラッド・プロテインアッセイ(Bio-Rad社、米国)を用い、添付のプロトコールに従って求めた。結果を表7に示す。
実施例2で得られたW3110/pSTK002-T133A+D199H由来細胞破砕液より1845mlを採り、10%塩酸アルキルジアミノエチルグリシン水溶液を185ml添加した(終濃度0.91%となる)。約30分間撹拌した後、185gのセライトHyflo Super Cel(ワールドミネラルズ社、米国)を加え、さらに約15分間撹拌した。予め9gのろ過助剤(系列1はセライトHyflo Super Cel、系列2はラジオライトスペシャルフロー)をプリコートしておいたろ過面積約163cm2のNo.5Aろ紙(アドバンテック(株)、日本)および加圧ろ過器(アドバンテック(株)、日本)を用い、圧力0.2MPaで加圧ろ過を行い、1623mlのろ液(=「ろ液」)を得た。続いて、水186gをろ過ケークが残っている加圧ろ過器に入れ、再度圧力0.2MPaで加圧ろ過を行い、173mlの洗浄液(=「水洗浄液1」)を得た。さらに、水186gをろ過ケークが残っている加圧ろ過器に入れ、再度圧力0.2MPaで加圧ろ過を行い、163mlの洗浄液(=「水洗浄液2」)を得た。ろ液、水洗浄液1および水洗浄液2のうち微量を採取しておき、残りのろ液、水洗浄液1および水洗浄液2を混合して混合ろ液1937mlを得た。細胞破砕液、ろ液、水洗浄液1、水洗浄液2および混合ろ液について、ハロヒドリンエポキシダーゼ活性(脱クロル活性)を測定し、液活性値および総活性値(液活性値と液量の積で表される)を求めた。結果を表8に示す。
実施例2で得られたW3110/pSTK002-T133A+F136S+D199H細胞破砕液(=「細胞破砕液」とする)および実施例5で得られた該細胞破砕液由来の系列1のろ液(=「ろ液」とする)を、シアン化カリウム(KCN)存在下、1,3−ジクロロ−2−プロパノール(DCP)と接触させることにより、4−クロロ−3−ヒドロキシブチロニトリル(CHBN)を以下のように製造した。反応液基本組成は表9のようにし、反応スケールは2mlで行った。
反応液中のDCP、ECHおよびCHBN濃度分析は、逆相系HPLCにより行った。逆相系HPLC分析条件を表10に示す。
生成CHBNの光学純度分析は、CHBNをエステル化後、順相系HPLCにより行った。順相系HPLC分析条件を表11に示す。
実施例2の方法により、大腸菌W3110株のジャーファーメンター培養を行った。得られた培養液を12,000rpm(141,000G)で10分間遠心分離を行い、上清を除いて湿菌体を得た。除いた上清と等量の水を該湿菌体に加え、均一になるよう再懸濁して菌体懸濁液(OD630=約150)を得た。得られた菌体懸濁液を約10℃に冷却した後、高圧ホモジナイザーPA2K(NiroSoavi社、イタリア)を用いて約100MPaで破砕処理を行った。再び約10℃まで冷却した後、再度約100MPaで破砕処理を行い、菌体破砕液(細胞破砕液)を得た。該細胞破砕液の一部を採り、終濃度0.91w/v%となるよう塩酸アルキルジアミノエチルグリシンを添加して、常温で30分間撹拌を行ったものを「細胞破砕液(両性界面活性剤添加)」とした。得られた細胞破砕液および細胞破砕液(両性界面活性剤添加)について、Multisizer3(ベックマン・コールター、米国)を用い、以下の条件により、電気抵抗法により粒度分布を測定した。
分散剤:0.1%ヘキサメタリン酸ナトリウム
超音波:3分
試料は、ISOTONII(ベックマン・コールター、米国)で、Multisizer3の適正濃度となるように定量希釈して測定を行った。結果を表13に示す。
配列番号5〜12:合成DNA
Claims (14)
- 以下(A)〜(D)の工程を含む、タンパク質含有溶液の製造方法。
(A) 細胞を培養する工程
(B) 工程(A)で得られた細胞を破砕して、タンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液を調製する工程
(C) 工程(B)で得られたタンパク質および細胞破砕片を含有する細胞破砕液に両性界面活性剤を添加する工程
(D) 工程(C)で得られた両性界面活性剤を添加した細胞破砕液から細胞破砕片を除去する工程 - タンパク質がハロヒドリンエポキシダーゼである請求項1記載の方法。
- 両性界面活性剤の分子内の陰イオン性官能基が、カルボン酸またはスルホン酸である、請求項1または2記載の方法。
- 両性界面活性剤の分子量が1000以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 両性界面活性剤が、アルキルアミノ脂肪酸またはその塩、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシドのいずれかである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 両性界面活性剤が、アルキルジアミノエチルグリシンまたはその塩である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 細胞が大腸菌である請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 細胞破砕片を除去する方法が、自然沈降、遠心分離またはろ過のいずれかの方法である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 細胞破砕片を除去する方法がろ過であり、かつ、ろ過助剤を用いる請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 細胞の破砕方法が、細胞に大気圧以上の圧力を印加する工程を含むものである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 両性界面活性剤を添加した後の細胞破砕片の平均粒径が、両性界面活性剤を添加する前の細胞破砕片の平均粒径よりも大きいものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法により得られるタンパク質含有溶液またはそれに含まれるタンパク質。
- 請求項12に記載のタンパク質含有溶液またはそれに含まれるタンパク質に、1,3−ジハロ−2−プロパノールを接触させることを含む、エピハロヒドリンの製造方法。
- 請求項12に記載のタンパク質含有溶液またはそれに含まれるタンパク質に、シアン化合物存在下、1,3−ジハロ−2−プロパノールまたはエピハロヒドリンを接触させることを含む、4−ハロ−3−ヒドロキシブチロニトリルの製造方法。
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