JP2008277226A - 蛍光ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光ランプの発光光束を向上させる。
【解決手段】本発明に係る蛍光ランプ111は、ガラス管バルブ101と、前記ガラス管バルブ101の内面に形成され、ガラスよりも低屈折率の材質から構成された低屈折率保護層102と、前記低屈折率保護層102上に形成された蛍光体層107と、前記ガラス管バルブ101の内部に封入された放電ガス140と、前記放電ガス140を放電させる電極部105と、を有する。前記蛍光体層は、低屈折率物質を含有することも可能である。また、前記蛍光体層は、前記低屈折率保護層よりも低屈折率であることも可能である。また、前記低屈折率保護層と前記蛍光体層との間に前記低屈折率保護層よりも高屈折率な高屈折率保護層を備えることも可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭の照明、液晶表示装置のバックライト等に適した蛍光ランプに関する。
蛍光ランプには、点灯時間の経過とともに発光光束(luminous flux)が次第に下がる傾向がある。その理由に、ガラスバルブ内に封入した水銀とガラスバルブを構成するガラス材料とが化学反応して、透明なガラスバルブが着色することが挙げられる。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、ガラスバルブの内面と蛍光体層との間に保護層を設け、水銀蒸気をガラスバルブに接触させにくくする技術がある。これにより点灯時間の経過とともに光束が次第に下がることを抑制できる。
しかも、この技術では、ガラスバルブ内部に設けられる保護層に含有される微粒子の粒径を所定のものにすることで、発光光束を向上させている。
特開2003−272559号公報
しかし、近年では、蛍光ランプには、省電力化と高発光光束化がさらに要求されており、この技術では発光光束の向上は未だ十分であるとはいえない。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、高い発光光束の蛍光ランプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の蛍光ランプは、
ガラス管バルブと、
前記ガラス管バルブの内面に形成され、ガラスよりも低屈折率の材質から構成された低屈折率保護層と、
前記低屈折率保護層上に形成された蛍光体層と、
前記ガラス管バルブの内部に封入された放電媒体と、
前記放電媒体を放電させる電極部と、
を有することを特徴とする。
前記蛍光体層は、低屈折率物質を含有してもよい。
この場合、前記蛍光体層は、前記低屈折率保護層よりも低屈折率である、ことが望ましい。
前記低屈折率保護層と前記蛍光体層との間に高屈折率保護層を備えてもよい。
前記低屈折率保護層は、例えば、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化セリウム・フッ化カルシウム(CeF+CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化バリウム(BaF)、Gryolite(NaAlF)及びシリカ(SiO)の少なくともいずれか一つを含有する材料から形成される、ことを特徴とする。
本発明に係る蛍光ランプは、ガラス管バルブと空気との界面で全反射した光を、ガラス管バルブと低屈折率保護層との界面で、再度、全反射することにより、光をガラス管バルブの外へ出すことで、発光光束を向上させることができる。
(実施形態1)
実施形態1に係る蛍光ランプ111は、熱陰極蛍光ランプである。図1(a)に示すように、蛍光ランプ111は、ガラス管バルブ101と、低屈折率保護層102と、電極105と、蛍光体層107と、放電ガス140を有する。
ガラス管バルブ101は直管形であり、例えば、外形は24.5mm、内径は22.5mm、全長が225mmに形成されている。図1(b)に示すように、ガラス管バルブ101の断面は円形である。
ガラス管バルブ101は、屈折率が1.52〜1.54のガラスから構成される。ガラスの組成は、例えば、SiOが68重量%、Alが1.5重量%、Bが1重量%、NaOが5重量%、LiOが1重量%、KOが7重量%、MgOが5重量%、CaOが4.5重量%、SrOが5重量%、BaOが6重量%である。
低屈折率保護層102は、ガラス管パイプ101のほぼ全面全体に形成されており、放電ガス140中の水銀がガラス管バルブ101に接触しないように、両者を分離するためのものである。
低屈折率保護層102は、ガラス管バルブ101よりも低屈折率、例えば、屈折率が1.2〜1.3のフッ化カルシウム(CaF)と屈折率が1.45〜1.47のシリカ(SiO)との重量%比で1:1の混合物から形成されている。
低屈折率保護層102の厚みは、0.05μm以上3μm以下、好ましくは0.1μm以上2μm以下とするのが望ましい。低屈折率保護層102の厚みが3μmよりも厚い場合には、低屈折率保護層102に光が吸収されて発光光束が低下する可能性があるからであり、一方、低屈折率保護層102の厚みが0.05μmよりも薄い場合には、放電ガス140とガラス管パイプ101の分離、及び、後述するように、ガラス管バルブ101の外部からの光を全反射することが困難となる場合があるからである。
蛍光体層107は、低屈折率保護層102上に、ガラス管バルブ101及び低屈折率保護層102と同心円状に形成され、放電ガス140内の水銀から照射される紫外線を可視光に変換する。蛍光体層107は、赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体及び青色発光蛍光体を含有する。赤色発光蛍光体はY:Eu、緑色発光蛍光体はLaPO:Ce,Tb、青色発光蛍光体はBaMgAl1627:Euから、それぞれ形成される。
蛍光体層107の厚みは、3μm以上50μm以下、好ましくは5μm以上30μm以下とするのが望ましい。蛍光体層107の厚みが50μmよりも厚い場合には蛍光体層107の膜剥がれの問題が起こりやすくなるからであり、一方、蛍光体層107の厚みが3μmよりも薄い場合には、蛍光体層107が透けてしまい、十分な発光を得ることが困難となるからである。
放電ガス140は、ガラス管バルブ101の中空部に充填され、所定量の水銀蒸気と希ガスから構成される。希ガスはガラス管バルブ101の内部の圧力を所定の減圧雰囲気に調整するためのものであり、アルゴンとネオンとの混合ガスである。アルゴンとネオンの比率は、例えば、Arが5重量%、Neが95重量%である。水銀蒸気は、蛍光体層107を励起する紫外線を得るためのものである。
電極105は、ガラス管バルブ101の両端部に配置されている。各電極105の先端にはフィラメント106が設けられている。電極105はフィラメント106に通電する。フィラメント106には、BaO、SrO、CaOなどからなる電子放射性物質が塗布されており、通電により発熱し、ガラス管バルブ101内に放電を発生させるための熱電子を放出する。
(作用)
次に、上記構成の蛍光ランプの発光動作について説明する。
ガラス管バルブ101内の電極105に電圧が印加されると、ガラス管バルブ101内に封入された放電ガス140を介して両電極105間に放電が生じる。そしてその放電に伴って、放電ガス140内の水銀が、励起放射により、紫外線(主波長254nm)を放射する。発生した紫外線は、周囲の蛍光体層107に照射され、蛍光体層107内の蛍光体粒子が励起され、可視光(波長400nm程度以上)が発生する。この可視光が、低屈折率保護層102とガラス管バルブ101を順次透過して外部に放射されることにより、蛍光ランプ111の美しい発光光束となる。
ガラス管バルブ101の周囲は、屈折率がガラス管バルブ101のガラスよりも低い空気である。このため、発生した可視光のうち、図2(a)に模式的に示すように、空気とガラス管バルブ101との界面における入射角θ1が、所定の大きさ(臨界角)よりも大きい光は、ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射してしまい、そのままでは、外部に放射されない。この時、入射角θ1と反射角θ3とは同じ角度である。屈折角θ2は90度以上の角である。
実施形態1では、ガラス管バルブ101の内面に、ガラス管バルブよりも屈折率の低い低屈折率保護層102が設けられている。そのため、図2(b)に模式的に示すように、ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光は、ガラス管バルブ101と低屈折率保護層102との界面で再度全反射し、蛍光ランプ1の外部に向い、最終的に、そのほぼ全量が外部に放出される。
このため、ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光が、ガラス管バルブの外にでていくことになり、蛍光ランプの発光光束を向上させる。
一方、仮に低屈折率保護層102の屈折率がガラス管バルブ101よりも高い場合あるいは低屈折率保護層102が配置されていない場合には、ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光は、ガラス管バルブ101内に再入射し、外部に放出されなくなってしまい、発光効率が低い。
(実施形態1に係る蛍光ランプの製造方法)
次に、上記構成を有する蛍光ランプの製造方法を説明する。
まず、市販の中空のガラス管を所定の長さに切断し、切断したガラス管の内面を純水等で洗浄し、更に500〜600℃程度の温度で焼成して残存有機物などを分解することにより、ガラス管の内面を清浄する。
低屈折率保護層102を形成することになるフッ化カルシウム(CaF)とシリカ(SiO)との粒子が分散媒に分散された分散液(低屈折率保護層分散液)を調整する。フッ化カルシウム(CaF)及びシリカ(SiO)の粒子は10nm〜500nmの範囲にあるものを用いることが好ましい。
分散媒はエチルアルコールを用いる。なお、分散媒としては、水や、メチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸イソプロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸sec−ブチル等のギ酸エステル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル等の酢酸エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、トルエン、パラキシレン、オルトキシレン等の芳香族炭化水素類等を使用することができる。
同様にして、蛍光体層107を形成することになる、赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体及び青色発光蛍光体の粒子が分散媒に分散された分散液(蛍光体層分散液)を調整する。
分散液にはバインダー成分が含有されていてもよい。バインダー成分は、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂(メチルセルロース、エチルセルロース、ニトロセルロースなど)、PVP(ポリビニルピロリドン)、ポリビニルアセタール、PVA(ポリビニルアルコール)、ブチラール樹脂、シリコーン樹脂、などを挙げることができる。
バインダー成分は、蛍光ランプの製品中に残存すると不純物となり、製品としての寿命(耐久性)や輝度(明るさ)、反射防止効果などに不具合をもたらす可能性もあるので、次に説明する焼成段階で揮散させ実質的に残らないようにする。
そして、ガラス管バルブ101の内面に、まず、低屈折率保護層分散液を塗布して乾燥させ、次に、蛍光体層分散液を塗布する。そして焼成する。塗布方法としては噴霧法、ディップ法、吸い上げ法、液をガラス管バルブ内に流す方法等を使用することができる。なお、塗布方法としては静電塗装法、あるいは金属アルコキシドを有機溶媒に溶解した液を用いるゾルゲル法を用いることも可能である。
続いて、ガラス管内部に電極を設け、ガラス管内部に水銀及び希ガスを封入し、ガラス管の端部を封止する。
これにより、ガラス管バルブ101の内面に低屈折率保護層102が形成され、さらに蛍光体層107が重層された、実施形態1に係る蛍光ランプ111を得ることができる。
(実施形態2)
ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光は、蛍光体層107まで進入してしまう場合がありうる。かかる場合、このような光成分までも、蛍光ランプ111の外に放出するためには、蛍光体層107の屈折率を低屈折率保護層102の屈折率よりも低くし、低屈折率保護層102と蛍光体層107との界面で、入射光を全反射するようにすればよい。
蛍光体層107の屈折率を低屈折率保護層102の屈折率よりも低くするためには、例えば、蛍光体層107に、低屈折率物質を均一に含有させ手法が有効である。低屈折率物質としては、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化セリウム・フッ化カルシウム(CeF+CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化バリウム(BaF)、Gryolite(NaAlF)及びシリカ(SiO)等を用いることができる。
蛍光体層107に低屈折率物質を含有させることで、蛍光体層107の屈折率が低屈折率保護層よりも低い場合は、ガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光は、再度、蛍光体層107と低屈折率保護層102との界面で全反射し、蛍光ランプ111の外部に向かう。このためガラス管バルブ101と空気との界面で全反射した光がガラス管バルブの外にでていくことになり、蛍光ランプの発光光束を向上させる。
(実施形態3)
上記実施形態1及び2では、本願発明を熱陰極蛍光ランプに適用した例を示したが、本願発明は、これに限定されず、冷陰極蛍光ランプにも適用可能である。実施形態3に係る蛍光ランプ111は、図3に示すように、実施形態1と異なり、冷陰極型の電極105を有する。電極105の形状は平板状である。電極105にはリード線109が接続されている。その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
また、実施形態1〜3では、ガラス管パイプ101内に電極105が配置された内部電極型の蛍光ランプ111の例を示したが、本願発明は、ガラス管パイプ101の外部に電極が配置された外部電極型蛍光ランプにも適用可能である。
図4に示すように、実施形態4に係る蛍光ランプ111は、実施形態1と異なりガラス管バルブ101の両端部外周に形成された外部電極130とを有する。外部電極130は、Fe・Niの合金からなる。その他の構成は実施形態1と同様である。
(実施形態5)
上記実施形態1〜4においては、低屈折率保護層102の上に蛍光体層107が配置されたが、低屈折率保護層102と蛍光体層107との間に、低屈折保護層102よりも高屈折率な高屈折率保護層103を配置することも可能である。
この構成を熱陰極蛍光ランプに適用した構成例を図5(a)、(b)に示す。この蛍光ランプ111は、図5(b)に示すように、断面が円形のガラス管バルブ101の内面に、順次に低屈折率保護層102、ついで高屈折率保護層103、ついで蛍光体層107が同心円の形状で形成されている。
高屈折率保護層103は、酸化イットリウム(Y)で形成されている。酸化イットリウム(Y)の屈折率は1.75である。
高屈折率保護層103の厚みは、0.05μm以上3μm以下、好ましくは0.1μm以上2μm以下とするのが望ましい。高屈折率保護層103の厚みが0.05μmよりも小さいと水銀とガラス管バルブ内のナトリウムとが化学反応することでガラス管バルブ内面に茶色の着色が生じることにより外観品質が低下するおそれがあるからである。一方、高屈折率保護層103の厚みが3μmよりも大きいと高屈折率保護層103が可視光を吸収することにより発光光束の低下が生じるおそれがあるからである。
このような構成の蛍光ランプ111は、例えば、以下の工程で製造可能である。
まず、高屈折率保護層103を形成することになる酸化イットリウム(Y)の粒子が分散媒に分散された分散液(高屈折率保護層分散液)を調整する。
そして、ガラス管の内面に、まず、低屈折率保護層分散液を塗布して乾燥させ、次に、高屈折率保護層分散液を塗布して乾燥させ、次に、蛍光体層分散液を塗布する。そして焼成する。他は実施形態1〜4と共通である。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、低屈折率保護層102としてフッ化カルシウム(CaF)とシリカ(SiO)との混合物を用いた。もっともこれに限定されない。低屈折率保護層102は、フッ化カルシウム(CaF)若しくはシリカ(SiO)を単独で用いることも可能であるし、また、これらに加えて、フッ化マグネシウム(MgF:屈折率1.38)、フッ化ストロンチウム(SrF:屈折率1.40〜1.44)、フッ化バリウム(BaF:屈折率1.47)、Gryolite(NaAlF:屈折率1.38)及びフッ化セリウム+フッ化カルシウム(CeF+CaF:屈折率1.3〜1.4)を混合して用いることができる。
また、上述の実施形態では、高屈折率保護層103として酸化イットリウム(Y)が用いられた。もっともこれに限定されない。高屈折率保護層103としては、酸化ビスマス(Bi:屈折率2.5)、酸化銅(CuO:屈折率は2.6)、酸化ガドリニウム(Gd:屈折率は1.8)、酸化クロム(Cr:屈折率2.4)、酸化ニッケル(NiO:屈折率2.0〜2.1)、酸化サマリウム(Sm:屈折率1.8)、酸化亜鉛(ZnO:屈折率2.0)、五酸化ニオブ(Nb:屈折率2.3)、一酸化チタン(TiO:屈折率2.2〜2.3)、二酸化チタン(TiO:屈折率2.52)、二酸化ジルコニウム(ZrO:屈折率1.95〜2.05)、二酸化セリウム(CeO:屈折率2.2)、酸化アルミニウム(Al:屈折率1.65)を単体で若しくはこれらを混合して用いることができる。
さらに、低屈折率保護層102として、フッ化ネオジウム(NdF)、フッ化セリウム(CeF)を用いることも可能である。
もっとも、フッ化ネオジウム(NdF)は屈折率が1.6、フッ化セリウム(CeF)は屈折率が1.6である。そのため、これらを低屈折率保護層102として用いる場合は、ガラス管バルブ101を構成するガラス材料の屈折率を相対的に例えば2.0〜2.2等のように大きくする必要がある。屈折率の大きいガラスは例えば鉛をガラスに含有させることが作成することができる。
上述の実施の形態に係る蛍光ランプ111では、蛍光体層107に、赤色発光蛍光体にはY:Euを、青色発光蛍光体にはBaMgAl1627:Euを、緑色発光蛍光体にはLaPO:Ce,Tbを用いた。
もっとも、これに限定されない。赤色発光蛍光体には、YS:Eu、SrS:Eu、CaS:Eu、CaAlSiN:Eu及びLaS:Eu等を用いることができる。また、青色蛍光発光体は、ZnS:Ag、(Ba,Sr)MgAl1017:Eu,Mn及び(Ba,Sr,Ca,Mg)10(POCl:Eu等を用いることができる。さらに、緑色発光蛍光体には、BaMgAl1017:Eu,Mn、(MgCaSrBa)Si:Eu、BaSiO:Eu、CeMgAl1119:Tb、LaPO4:Tb及び(Ce,Gd)MgB10:Tb等を用いることができる。
上記実施形態で示した、形状、サイズ、材質は、例示であり、上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、ガラス管バルブ101は直管形状であった。もっともこれに限定されない。U字形状、W字形状、環形状等に屈曲してあってもよい。
上述の実施形態では、放電ガス140に含有される希ガスは、アルゴンとネオンとの混合ガスを用いた。もっともこれに限定されない。希ガスとしては、クリプトンを単独で若しくはアルゴン及びネオンに混合させて用いることができる。さらにはその他の不活性ガスを混合して用いることも可能である。
(a)は、実施形態1にかかる蛍光ランプの長手方向断面図、(b)は、図1(a)のA−A線での断面図である。 (a)と(b)は、実施形態1に係る蛍光ランプの作用について説明する図である。 実施形態3にかかる蛍光ランプの一部切欠断面図である。 実施形態4にかかる一部切欠断面図である。 (a)は、実施形態1にかかる蛍光ランプの長手方向断面図、(b)は、図5(a)のB−B線での断面図である。
符号の説明
101 ガラス管バルブ
102 低屈折率保護層
103 高屈折率保護層
105 電極
106 フィラメント
107 蛍光体層
109 リード線
111 蛍光ランプ
130 外部電極
140 放電ガス

Claims (5)

  1. ガラス管バルブと、
    前記ガラス管バルブの内面に形成され、ガラスよりも低屈折率の材質から構成された低屈折率保護層と、
    前記低屈折率保護層上に形成された蛍光体層と、
    前記ガラス管バルブの内部に封入された放電媒体と、
    前記放電媒体を放電させる電極部と、
    を有することを特徴とする蛍光ランプ。
  2. 前記蛍光体層は、低屈折率物質を含有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  3. 前記蛍光体層は、前記低屈折率保護層よりも低屈折率である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の蛍光ランプ。
  4. 前記低屈折率保護層と前記蛍光体層との間に前記低屈折率保護層よりも高屈折率な高屈折率保護層を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
  5. 前記低屈折率保護層は、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化セリウム・フッ化カルシウム(CeF+CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化ストロンチウム(SrF)、フッ化バリウム(BaF)、Gryolite(NaAlF)及びシリカ(SiO)の少なくともいずれか一つを含有する材料から形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
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