JP2008276987A - コンタクト及び電気コネクタ - Google Patents

コンタクト及び電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008276987A
JP2008276987A JP2007116162A JP2007116162A JP2008276987A JP 2008276987 A JP2008276987 A JP 2008276987A JP 2007116162 A JP2007116162 A JP 2007116162A JP 2007116162 A JP2007116162 A JP 2007116162A JP 2008276987 A JP2008276987 A JP 2008276987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
spring
spring portion
electrical connector
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007116162A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Suzuki
満 鈴木
Naoki Hayashi
直樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Japan GK
Original Assignee
Tyco Electronics AMP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics AMP KK filed Critical Tyco Electronics AMP KK
Priority to JP2007116162A priority Critical patent/JP2008276987A/ja
Priority to US12/103,957 priority patent/US20080268675A1/en
Priority to KR1020080037014A priority patent/KR20080095774A/ko
Publication of JP2008276987A publication Critical patent/JP2008276987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
    • H01R13/2442Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted with a single cantilevered beam
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7076Coupling devices for connection between PCB and component, e.g. display
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2201/00Connectors or connections adapted for particular applications
    • H01R2201/20Connectors or connections adapted for particular applications for testing or measuring purposes

Abstract

【課題】有効ワイピング距離を長く確保することが可能なコンタクト及びそのコンタクトを備える電気コネクタを提供する。
【解決手段】本発明に係るコンタクト20は、基部21から上方に向かって延びる第一のばね部22と、第一のばね部22から上方に向かって延びる第二のばね部23と、第二のばね部23の先端に形成された接触部24とを有し、第二のばね部23は、第一のばね部22よりも撓み易く形成され、相手接点Cにより接触部24が下方に押し込まれる際に、第一のばね部22の撓みによって接触部24が動く向きと第二のばね部23の撓みによって接触部24が動く向きとが互いに逆向きとなる。したがって、コンタクト20によれば、相手接点Cにより接触部24が下方に押し込まれる際に、接触部24が相手接点Cに対して往復動することにより、有効ワイピング距離を長く確保することが可能となる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、LGAパッケージ、FLGAパッケージ等の半導体パッケージと回路基板とを接続する際に用いられるコンタクト及びそのコンタクトを備える電気コネクタに関する。
近年、記録媒体等の半導体パッケージの小型化に応えるものとして、LGA(Land Grid Array)パッケージ、FLGA(Fine−pitch Land Grid Array)パッケージ等の半導体パッケージが開発されている。
上記半導体パッケージは、樹脂性のハウジングと、ハウジングの下面に格子状に複数配設された平板形状の接点とを備えている。
ここで、半導体パッケージの平板形状の接点の表面には、樹脂の破片、粉塵等の異物が付着することがある。そして、接点の表面に異物が付着した半導体パッケージを電気コネクタに装着すると、半導体パッケージの接点と電気コネクタのコンタクトとの間の接触が不十分となり、接触不良が発生するという問題がある。
このため、半導体パッケージが電気コネクタに装着される際に、半導体パッケージの接点の表面に付着した異物を、コンタクトでワイピングして除去する電気コネクタが開発されている。
従来、この種の電気コネクタとして、例えば、図15に示すものが知られている(特許文献1参照)。
図15は、従来の電気コネクタの側面断面図である。
図15に示す電気コネクタ100は、ハウジング110と、ハウジング110に固定されたコンタクト120とを備えている。
コンタクト120は、ハウジング110に固定される圧入突起123と、圧入突起123の下端部に接続され、前後方向(図15における左右方向)に延びる保持部122とを備えている。また、コンタクト120は、保持部122の後端部から後方(図15における左側)に向かって延びるリード部121と、保持部122の前端部から一旦上方に向かって延びてから後前方(図15における右側)に向かって延びるアーム部124と、アーム部124の前端部から上方に向かって延びる先端突起部125とを備えている。
そして、コンタクト120は、ハウジング110のコンタクト保持溝111に挿入され、コンタクト120の圧入突起123がハウジング110のコンタクト保持孔112に圧入されることにより、ハウジング110に固定される。また、この際、コンタクト120のリード部121が、基板に装着される。そして、ハウジング110に固定されたコンタクト120の先端突起部125は、ハウジング110の先端突起部ガイド孔113の上端から上方に突出している。
半導体パッケージ130が電気コネクタ100に装着される際には、半導体パッケージ130の平板形状の接点131が、電気コネクタ100のコンタクト120の先端突起部125の上端を押し下げる。この際、図15に一点鎖線で示すように、コンタクト120のアーム部124が下方に変位することにより、先端突起部125の上端が前方に移動する。これにより、電気コネクタ100のコンタクト120の先端突起部125の上端が、半導体パッケージ130の接点131の表面をワイピングして、接点131の表面に付着した異物を除去することが可能となる。
特開平11−297406号公報
ここで、電気コネクタのコンタクトにより実際にワイピングを行うことが可能な半導体パッケージの接点の長さを有効パターン長さと定義する。そして、半導体パッケージの接点として長さが1.0mm程度の接点を用いた場合、この接点の有効パターン長さは、ハウジングの寸法の公差により0.6mm程度となる。
半導体パッケージの接点の表面に付着した異物を、電気コネクタのコンタクトのワイピングにより除去する場合、接点とコンタクトとの接触圧力として30〜50g程度の接触圧力(以下、必要接触圧力という)が必要となる。
ここで、図15に示す電気コネクタ100のコンタクト120のような片持ちばね構造のコンタクトの場合、半導体パッケージ130の接点131がコンタクト120の先端突起部125の上端を押し下げ、先端突起部125の上端が前方に0.3mm程度移動された状態で、初めて必要接触圧力が確保される。
したがって、電気コネクタ100のコンタクト120が必要接触圧力で半導体パッケージ130の接点131の表面をワイピングできる距離は、有効パターン長さ(0.6mm程度)から必要接触圧力が確保されるまでの先端突起部125の上端の移動距離(0.3mm程度)を減じた0.3mm程度となる。
よって、電気コネクタ100のコンタクト120は、必要接触圧力で半導体パッケージ130の接点131の表面をワイピングできる距離(以下、有効ワイピング距離という)が短く、接点131の表面に付着した異物を除去しきれない場合があるという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、有効ワイピング距離を長く確保することが可能なコンタクト及びそのコンタクトを備える電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコンタクトは、平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部とを有し、
前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコンタクトは、平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部と、前記第二のばね部の先端の下面側に形成されたストッパーとを有し、
前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなり、
前記ストッパーの下端が前記第二のばね部の上端に接触することにより、前記第二のばね部の撓みが抑止されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコンタクトは、平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部と、前記第二のばね部の先端の下面側に形成されたストッパーと、前記基部から上方に向かって突出するように形成されたアンチオーバーストレス部とを有し、
前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなり、
前記ストッパーの下端が前記第二のばね部の上端に接触することにより、前記第二のばね部の撓みが抑止され、
前記第二のばね部の下端が前記アンチオーバーストレス部の上端に接触することにより、前記第一のばね部の撓みが抑止されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4に係る電気コネクタは、請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のコンタクトを備えることを特徴とする。
本願請求項1乃至3のうちいずれか1項に係るコンタクトは、ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部とを有し、前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなる構成を採用している。したがって、本願請求項1乃至3のうちいずれか1項に係るコンタクトによれば、相手コンタクトにより接触部が下方に押し込まれる際に、接触部が相手コンタクトに対して往復動することにより、有効ワイピング距離を長く確保することが可能となる。
また、本願請求項2に係るコンタクトは、前記第二のばね部の先端の下面側に形成されたストッパーを有し、前記ストッパーが前記第二のばね部の上端に接触することにより、前記第二のばね部の撓みが抑止される。したがって、本願請求項2に係るコンタクトによれば、ワイピングの向きの変更を確実に行うことが可能となる。
また、本願請求項3に係るコンタクトは、前記基部の上方に突出するように形成されたアンチオーバーストレス部を有し、前記第二のばね部の下端が前記アンチオーバーストレス部の上面に接触することにより、前記第一のばね部の撓みが抑止される。したがって、本願請求項3に係るコンタクトによれば、第一のばね部が過度に撓むことが防止され、コンタクトが塑性変形することを防止することが可能となる。
さらに、本願請求項4に係る電気コネクタは、請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のコンタクトを備える構成を採用している。したがって、本願請求項4に係る電気コネクタによれば、半導体パッケージが装着された際に、半導体パッケージの接点とコンタクトとの間の接触が不十分となることを防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明に係る電気コネクタは、LGAパッケージ、FLGAパッケージ等の半導体パッケージと回路基板とを接続するために用いる電気コネクタとして構成することが可能である。本実施の形態では、本発明に係る電気コネクタを、FLGAパッケージ用の電気コネクタとして構成した場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電気コネクタの上面側を示す斜視図である。図2は、図1に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。図3は、図1に示す電気コネクタを幅方向に切断した状態を示す断面図であって、下面側を示している。図4は、図1に示す電気コネクタの斜視図であって、保護カバーを取り外した状態の上面側を示している。図5は、図4に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。図6は、図4に示す電気コネクタを幅方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。図7は、図1に示す電気コネクタに備えられるコンタクトの斜視図である。図8は、図1に示す電気コネクタの斜視図であって、保護カバーが下方位置に配置された状態の上面側を示している。図9は、図8に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。図10は、図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第一位置にある状態を示している。図11は、図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第二位置まで押し込まれた状態を示している。図12は、図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第三位置まで押し込まれた状態を示している。図13は、図1に示す電気コネクタの斜視図であって、FLGAパッケージが装着された状態の上面側を示している。図14は、図13に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。
電気コネクタ1は、ハウジング10と、ハウジング10に取り付けられた複数のコンタクト20と、ハウジング10に取り付けられた保護カバー30とを備えている。
ハウジング10は、絶縁性の樹脂を成形することにより形成されている。ハウジング10は、図2及び図4に示すように、幅方向(図4における右手前から左奥の方向)に延びる4つのコンタクト収容部11と、4つのコンタクト収容部11の各端部を互いに連結する一対の側壁部14とを備えている。また、4つのコンタクト収容部11は、長手方向(図4における左手前から右奥の方向)に沿って互いに並行して配設される。4つのコンタクト収容部11のうち、内側に配設されている2つのコンタクト収容部11の間には、保護カバー30を浮動支持するための板ばね部19がハウジング10と一体に成形されている。
図5に示すように、各コンタクト収容部11には、各コンタクト20が収容されるコンタクト収容溝12が、幅方向に沿って所定ピッチで複数設けられている。また、各コンタクト収容部11の外側面の下端部には、幅方向に延びる段差部11aが設けられている。
各側壁部14は、図5及び図6に示すように、長手方向に延びる外壁部15と、外壁部15の長手方向の各端部に設けられた案内柱16a,16bと、両案内柱16a,16bの下端部を互いに連結する連結部17と、連結部17に固定されたロック部18とを備えている。
各案内柱16a,16bは、図5及び図6に示すように、上下方向(図5及び図6における上下方向)に延びている。各案内柱16a,16bには、保護カバー30の後述する各凸部(図示せず)が挿入されるガイド溝16cが、上下方向に延びるように設けられている。また、各ガイド溝16cには、保護カバー30の各凸部が挿入された際に、各凸部が各ガイド溝16cからはずれるのを防止するはずれ止め16dが設けられている。また、前側の案内柱16aには、電気コネクタ1にFLGAパッケージT(図10参照)が装着される際に、FLGAパッケージTの角が接触する位置決め凸部16eが設けられている。
連結部17は、図3及び図6に示すように、4つのコンタクト収容部11の幅方向(図3における左右方向、図6における左手前から右奥の方向)の各端部を互いに連結している。これにより、4つのコンタクト収容部11は、連結部17を介して両案内柱16a,16bに接続されている。
ロック部18は、図3及び図6に示すように、連結部17から上方に向かって延びる一対の弾性板18aと、両弾性板18aの上端を互いに連結する連結板18bとを備えている。また、各弾性板18aの上端には、電気コネクタ1にFLGAパッケージTが装着される際に、FLGAパッケージTの上面をロックするパッケージロック片18cが設けられている。
板ばね部19は、図3及び図6に示すように、4つのコンタクト収容部11のうち、内側に配設されている2つのコンタクト収容部11の間に配設された平板部19aと、平板部19aから幅方向外方に向かって延びる一対の板ばね19bとを備えている。平板部19aは、各コンタクト収容部11の下端部に配設され、各板ばね19bは、平板部19aから斜め上方に向かって延びている。
各コンタクト20は、図7に示すように、ハウジング10に固定される基部21と、基部21から上方に向かって延びる第一のばね部22と、第一のばね部22から上方に向かって延びる第二のばね部23と、第二のばね部23の先端の上面側に設けられた接触部24とを備えている。
基部21は、図7に示すように、長手方向(図7における左手前から右奥の方向)に延びる固定部21aと、固定部21aの前側(図7における左手前側)に設けられ、回路基板(図示せず)に接続される基板接続部21bと、固定部21aから上方に向かって突出するように形成されたアンチオーバーストレス部21dとを備えている。
第一のばね部22は、図7に示すように、C字形状に形成されている。第一のばね部22は、基部21の固定部21aの側部から後側(図7における右奥側)に向かって延びてから上方に向かって延びている。そして、第一のばね部22の先端は、下方に向かって折り返されている。
第二のばね部23は、図7に示すように、逆C字形状に形成されている。第二のばね部23は、第一のばね部22の先端から下方に向かって延びる連結部25の下端から折り返されて上方に向かって延びている。これにより、第一のばね部22と第二のばね部23とは、連結部25を介してS字形状となるように形成されている。この場合、第一のばね部22と第二のばね部23とは、FLGAパッケージTの下面に備えられた平板形状接点C(相手接点)により接触部24が下方に押し込まれる際に第一のばね部22の撓みによって接触部24が動く向きと第二のばね部23の撓みによって接触部24が動く向きとが互いに逆向きとなるように形成されている。また、第二のばね部23は、第一のばね部22よりも撓み易く形成されている。第二のばね部23の先端の上面側には、電気コネクタ1にFLGAパッケージTが装着される際に、FLGAパッケージTの下面に備えられた平板形状接点Cに接触する接触部24が設けられている。また、第二のばね部23の先端の下面側には、FLGAパッケージTの下面に備えられた平板形状接点Cにより接触部24が下方に押し込まれることにより第二のばね部23が撓んだ際に、第一のばね部22の上端に接触するストッパー26が形成されている。
保護カバー30は、絶縁性の樹脂を成形することにより形成されている。保護カバー30は、図1及び図2に示すように、幅方向に延びる4つのカバー部31と、4つのカバー部31の幅方向の各端部を互いに連結する一対の側壁部32とを備えている。
各カバー部31は、図2に示すように、下面が開放された箱形に形成されている。4つのカバー部31は、長手方向に沿って互いに並行して配設される。そして、各カバー部31は、保護カバー30がハウジング10に組み付けられた際に、各コンタクト収容部11の外方を覆うことができるように構成されている。また、各カバー部31の上面には、各コンタクト20の接触部24を上方に向かって突出させることができるスリット34が複数設けられている。各スリット34は、各カバー部31が各コンタクト収容部11に被せられた際に、各コンタクト収容部11に設けられた各コンタクト収容溝12に対応する位置に設けられている。さらに、図3に示すように、4つのカバー部31のうち、内側に配設されている2つのカバー部31の下端部の間には、保護カバー30がハウジング10に組み付けられた際に、板ばね部19の各板ばね19bの先端が接触する押上げ板33が架設されている。
各側壁部32の外側面の長手方向各端部には、ハウジング10の側壁部14の各案内柱16a,16bに設けられたガイド溝16cに挿入される凸部(図示せず)が設けられている。また、図2に示すように、各側壁部32の上面の後端部には、電気コネクタ1にFLGAパッケージTが装着される際に、FLGAパッケージTの角が接触する位置決め凸部32aが設けられている。
次に、電気コネクタ1の組み立て方法について説明する。
電気コネクタ1の組み立ての際には、まず、各コンタクト20を、各コンタクト収容部11に設けられた各コンタクト収容溝12内に圧入して、ハウジング10に固定する。各コンタクト収容溝12内に収容された各コンタクト20は、各コンタクト収容溝12内で自由に変位することが可能となっている。ただし、各コンタクト20は、各コンタクト収容溝12内に収容されているため、各コンタクト20の変位方向は、各コンタクト収容溝12の幅方向の内側面に沿う2次元方向に規制される。各コンタクト収容溝12内に収容された各コンタクト20の接触部24は、各コンタクト収容溝12の上端から上方に向かって突出している。
次に、保護カバー30を、コンタクト20が組み付けられたハウジング10に組み付ける。保護カバー30をハウジング10に組み付ける際には、まず、保護カバー30の各側壁部32に設けられた各凸部を、ハウジング10の各案内柱16a,16bに設けられたガイド溝16c内に上端から挿入する。そして、保護カバー30を押し下げると、保護カバー30の各カバー部31が、ハウジング10の各コンタクト収容部11を上方から覆っていく。そして、保護カバー30をさらに押し下げると、保護カバー30の押し上げ板33の下面がハウジング10の板ばね部19の各板ばね19bの先端に接触し、各板ばね19bが下方に撓んでいく。そして、保護カバー30を、保護カバー30の各側壁部32に設けられた各凸部がハウジング10の各ガイド溝16cに設けられたはずれ止め16dを乗り越える位置(以下、上方位置という)まで押し下げると、各はずれ止め16dの下端が各凸部に接触することにより、各凸部が各ガイド溝16cからはずれることが防止される。すなわち、保護カバー30は、押上げ板33が板ばね部19の各板ばね19bにより押し上げられることで、ハウジング10に浮動支持された状態となる。これにより、コンタクト20への保護カバー30の組み付けが完了する。
保護カバー30が上方位置にある際には、図1及び図2に示すように、各コンタクト20の接触部24が、保護カバー30により覆われた状態となっている。
また、上方位置にある保護カバー30は、保護カバー30の各カバー部31の下端が各コンタクト収容部11の段差部11aの上面に接触する位置(以下、下方位置という)まで押し下げることが可能となっている。保護カバー30を下方位置まで押し下げた際には、図8及び図9に示すように、各コンタクト20の接触部24が、保護カバー30の上面に開口する各スリット34から上方に向かって突出する。
次に、電気コネクタ1にFLGAパッケージTを装着する際の作用について説明する。
ここで、図13及び図14に示すように、FLGAパッケージTは、樹脂性のハウジングと、ハウジングの下面に複数配設された平板形状の平板形状接点Cとを備えている。
図1に示すように、初期状態の電気コネクタ1の保護カバー30は、上方位置に配置されている。これにより、電気コネクタ1にFLGAパッケージTが装着されていない時には、各コンタクト20の接触部24が露出しないため、接触部24を保護することが可能となる。
そして、電気コネクタ1にFLGAパッケージTを装着する際には、まず、FLGAパッケージTを、平板形状接点Cが配設されている下面側を下方に向けた状態で、初期状態の電気コネクタ1の保護カバー30上に配置する。この際、FLGAパッケージTは、前側の各角部がハウジング10の各案内柱16aに設けられた位置決め凸部16eの後側の側面に接触するとともに、後側の各角部が保護カバー30の各側壁部32に設けられた位置決め凸部32aの前側の側面に接触する。これにより、FLGAパッケージTは、ハウジング10に対する水平方向への移動が規制された状態で、保護カバー30上に保持される。
次に、保護カバー30上に配置されたFLGAパッケージTを押し下げていく。この場合、FLGAパッケージTを押し下げることにより、保護カバー30も一緒に押し下げられていく。FLGAパッケージTは、その下面が保護カバー30の上面に接触した状態で押し下げられることにより、水平状態を保ちつつ垂直方向に移動される。これにより、電気コネクタ1によれば、FLGAパッケージTが斜めに装着されることに起因するこじりを防止することが可能となる。
FLGAパッケージTを押し下げていくと、FLGAパッケージTの下面に備えられた各平板形状接点Cの表面が、保護カバー30の各スリット34の上端から上方に向かって突出した各コンタクト20の接触部24に接触する。そして、FLGAパッケージTをさらに押し下げることにより、FLGAパッケージTの下面に備えられた各平板形状接点Cが押し下げられ、各平板形状接点Cによる各コンタクト20の接触部24の下方への押し込みが開始される。各平板形状接点Cによる各コンタクト20の接触部24の下方への押し込みが開始されると、各コンタクト20が圧縮され始め、圧縮された各コンタクト20の反力によって各コンタクト20の接触部24と各平板状接点Cとの接触圧力が高まっていく。ここで、各平板形状接点Cにより各コンタクト20の接触部24の下方への押し込みが開始される際の接触部24の上下方向の位置を、第一位置とする。
図10に示すように、接触部24が第一位置にある各コンタクト20は、第二のばね部23のストッパー26の下端と第一のばね部22の上端との間に隙間を有するとともに、第二のばね部23の下端と基部21のアンチオーバーストレス部21dの上端との間に隙間を有している。
FLGAパッケージTを押し下げて各平板形状接点Cによる第一位置にある各コンタクト20の接触部24の下方への押し込みを開始すると、まず、主として各コンタクト20の第二のばね部23が撓んでいく。そして、第一位置にある各コンタクト20の接触部24を下方へ押し込んでいくと、図11に示すように、第二のばね部23のストッパー26が第一のばね部22の上端に接触する。そして、第二のばね部23のストッパー26が第一のばね部22の上端に接触すると、それ以上の第二のばね部23の撓みが抑止される。ここで、この場合の各コンタクト20の接触部24の上下方向の位置を第二位置とし、接触部24が第一位置から第二位置まで押し込まれる区間を第一の区間とする。
ここで、各コンタクト20を、第一のばね部22及び第二のばね部23の2つのテコをつないだモデルと考える。すると、図10に示すように、接触部24が第一位置にある際には、平板形状接点Cからの力点となる接触部24の水平方向の位置は、第二のばね部23の支点f2の水平方向の位置に対して後側に位置している。なお、第二のばね部23の支点f2は、連結部25の下端部からの折り返し部の近傍に位置している。したがって、各コンタクト20の第二のばね部23の撓みによって、接触部24は後方に向かって動く。よって、第一位置にある各コンタクト20の接触部24が下方へ押し込まれると、接触部24は、平板形状接点Cに対して後側に移動する。
すなわち、各平板形状接点Cにより各コンタクト20の接触部24が第一位置から第二位置まで押し込まれる第一の区間では、各コンタクト20の接触部24は、各平板形状接点Cの表面を摺りながら後側(図10に示す矢印α側)に向かって移動する。これにより、各コンタクト20の接触部24により、平板形状接点Cの表面が後方に向かってワイピングされる。
次に、FLGAパッケージTを保護カバー30と共に押し下げることにより、第二位置にある各コンタクト20の接触部24をさらに下方に押し込んでいくと、主として各コンタクト20の第一のばね部22が撓んでいく。そして、第二位置にある各コンタクト20の接触部24を下方へ押し込んでいくと、図12に示すように、第二のばね部23の下端が基部21のアンチオーバーストレス部21dの上面に接触する。そして、第二のばね部23の下端が基部21のアンチオーバーストレス部21dの上面に接触すると、それ以降の第一のばね部22の撓みが抑止される。ここで、この場合の各コンタクト20の接触部24の上下方向の位置を第三位置とし、接触部24が第二位置から第三位置まで押し込まれる区間を第二の区間とする。
ここで、各コンタクト20を、第一のばね部22及び第二のばね部23の2つのテコをつないだモデルと考える。すると、図11に示すように、接触部24が第二位置にある際には、平板形状接点Cからの力点となる接触部24の水平方向の位置は、第一のばね部22の支点f1の水平方向の位置に対して前側に位置している。なお、第一のばね部22の支点f1は、基部21の固定部21aの側部から後側に向かって延びる部分と、この後側に向かって延びる部分の後端から上方に向かって延びる部分との湾曲部の近傍に位置している。したがって、各コンタクト20の第一のばね部22の撓みによって、接触部24は前方に向かって動く。よって、第二位置にある各コンタクト20の接触部24が下方へ押し込まれると、接触部24は、平板形状接点Cに対して前側に移動する。
すなわち、各平板形状接点Cにより各コンタクト20の接触部24が第二位置から第三位置まで押し込まれる第二の区間では、各コンタクト20の接触部24は、各平板形状接点Cの表面を摺りながら前側(図11に示す矢印β側)に向かって移動する。これにより、各コンタクト20の接触部24により、平板形状接点Cの表面が前方に向かってワイピングされる。
このように、各コンタクト20の接触部24は、各平板形状接点Cにより第一位置から第三位置まで押し込まれる際に、各平板形状接点Cの表面を摺りながら長手方向に往復動する。すなわち、各コンタクト20の接触部24は、各平板形状接点Cにより第一位置から第三位置まで押し込まれる際に、下方に0.195mm程度変位する。この際、各コンタクト20の接触部24は、第一の区間では後方に0.18mm程度変位し、第二の区間では前方に0.46mm程度変位する。これにより、電気コネクタ1によれば、各平板形状接点Cとしてパターン長さが1.0mm程度のものを用いた場合、必要接触圧力で平板形状接点Cの表面をワイピングできる距離を0.64mm程度確保することが可能となる。すなわち、各コンタクト20によれば、接触部24が前後方向に往復動することにより、接触部が一つの向きにしか変位しないコンタクトと比較して、ワイピング距離を長く(従来の電気コネクタ100の約2倍)確保することができる。したがって、電気コネクタ1によれば、FLGAパッケージTが装着された際に、FLGAパッケージTの各平板形状接点Cとコンタクト20の接触部24との間の接触が不十分となることを防止することが可能となる。
そして、図13及び図14に示すように、各平板形状接点Cにより各コンタクト20の接触部24を第三位置まで押し込んだ状態で、保護カバー30上に配置されたFLGAパッケージTを、ハウジング10のロック部18に備えられた各ロック片18cによりロックする。これにより、電気コネクタ1へのFLGAパッケージTの装着が完了する。電気コネクタ1へのFLGAパッケージTの装着が完了した際には、保護カバー30は、下方位置に配置される。
なお、保護カバー30上に配置されたFLGAパッケージTをハウジング10のロック部18に備えられた各ロック片18cによりロックする際には、ハウジング10のクリアランスにより、保護カバー30及びFLGAパッケージTが多少上方に戻されることとなる。この場合、各平板形状接点Cにより下方に押し込まれている各コンタクト20の第一のばね部22の撓みが多少戻され、各コンタクト20の接触部24が、各平板形状接点Cに対して後側に移動する。したがって、厳密には、各コンタクト20の接触部24は、電気コネクタ1へのFLGAパッケージTの装着が完了するまでに、各平板形状接点Cに対して移動する向きを2回変更する。
以上のように、各コンタクト20は、各平板形状接点Cにより各接触部24が下方に押し込まれる際に、第一のばね部22の撓みによって接触部24が動く向きと第二のばね部23の撓みによって接触部24が動く向きとが互いに逆向きとなるに形成されている。また、第二のばね部23は、第一のばね部22よりも撓み易く形成されている。これにより、各コンタクト20の接触部24は、各平板形状接点Cにより下方に押し込まれる際に、各平板形状接点Cの表面を摺りながら前後方向に往復動する。したがって、各コンタクト20によれば、接触部24が往復動することにより、有効ワイピング距離を実効的に長く確保することができる。よって、各コンタクト20は、電気コネクタ1の小型化又はFLGAパッケージTにおける平板形状接点Cの高密度化に対応する際に特に有利となる。
また、電気コネクタ1によれば、第二のばね部23のストッパー26が第一のばね部22の上端に接触すると、それ以上の第二のばね部23の撓みが抑止されるため、ワイピングの向きの変更を確実に行うことが可能となる。
さらに、電気コネクタ1によれば、第二のばね部23の下端が基部21のアンチオーバーストレス部21dの上面に接触すると、それ以降の第一のばね部22の撓みが抑止されるため、第一のばね部22が過度に撓むことが防止され、コンタクト20が塑性変形することを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る電気コネクタの上面側を示す斜視図である。 図1に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。 図1に示す電気コネクタを幅方向に切断した状態を示す断面図であって、下面側を示している。 図1に示す電気コネクタの斜視図であって、保護カバーを取り外した状態の上面側を示している。 図4に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。 図4に示す電気コネクタを幅方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。 図1に示す電気コネクタに備えられるコンタクトの斜視図である。 図1に示す電気コネクタの斜視図であって、保護カバーが下方位置にある状態の上面側を示している。 図8に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。 図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第一位置にある状態を示している。 図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第二位置まで押し込まれた状態を示している。 図7に示すコンタクトの側面図であって、接触部が第三位置まで押し込まれた状態を示している。 図1に示す電気コネクタの斜視図であって、FLGAパッケージが装着された状態の上面側を示している。 図13に示す電気コネクタを長手方向に切断した状態を示す断面図であって、上面側を示している。 従来の電気コネクタの側面断面図である。
符号の説明
1 電気コネクタ
10 ハウジング
11 コンタクト収容部
11a 段差部
12 コンタクト収容溝
14 側壁部
15 外壁部
16a,16b 案内柱
16c ガイド溝
16d はずれ止め
16e 位置決め凸部
17 連結部
18 ロック部
18a 弾性板
18b 連結板
18c パッケージロック片
19 板ばね部
19a 平板部
19b 板ばね
20 コンタクト
21 基部
21a 固定部
21b 基板接続部
21d アンチオーバーストレス部
22 第一のばね部
23 第二のばね部
24 接触部
25 連結部
26 ストッパー
30 保護カバー
31 カバー部
32 側壁部
32a 位置決め凸部
33 押上げ板
34 スリット
T FLGAパッケージ
C 平板形状接点

Claims (4)

  1. 平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
    ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部とを有し、
    前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
    前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなることを特徴とするコンタクト。
  2. 平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
    ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部と、前記第二のばね部の先端の下面側に形成されたストッパーとを有し、
    前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
    前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなり、
    前記ストッパーの下端が前記第二のばね部の上端に接触することにより、前記第二のばね部の撓みが抑止されることを特徴とするコンタクト。
  3. 平板形状の相手接点に接触するコンタクトであって、
    ハウジングに固定される基部と、該基部から上方に向かって延びる第一のばね部と、該第一のばね部から上方に向かって延びる第二のばね部と、該第二のばね部の先端の上面側に形成された接触部と、前記第二のばね部の先端の下面側に形成されたストッパーと、前記基部から上方向かって突出するように形成されたアンチオーバーストレス部とを有し、
    前記第二のばね部は、前記第一のばね部よりも撓み易く形成され、
    前記相手接点により前記接触部が下方に押し込まれる際に、前記第一のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きと前記第二のばね部の撓みによって前記接触部が動く向きとが互いに逆向きとなり、
    前記ストッパーの下端が前記第二のばね部の上端に接触することにより、前記第二のばね部の撓みが抑止され、
    前記第二のばね部の下端が前記アンチオーバーストレス部の上端に接触することにより、前記第一のばね部の撓みが抑止されることを特徴とするコンタクト。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のコンタクトを備えることを特徴とする電気コネクタ。
JP2007116162A 2007-04-25 2007-04-25 コンタクト及び電気コネクタ Pending JP2008276987A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116162A JP2008276987A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 コンタクト及び電気コネクタ
US12/103,957 US20080268675A1 (en) 2007-04-25 2008-04-16 Contact and Electrical Connector
KR1020080037014A KR20080095774A (ko) 2007-04-25 2008-04-22 콘택트 및 전기 커넥터

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116162A JP2008276987A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 コンタクト及び電気コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008276987A true JP2008276987A (ja) 2008-11-13

Family

ID=39887512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116162A Pending JP2008276987A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 コンタクト及び電気コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20080268675A1 (ja)
JP (1) JP2008276987A (ja)
KR (1) KR20080095774A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013137405A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 オムロン株式会社 接続端子およびこれを用いたコネクタ
WO2013137406A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 オムロン株式会社 接続端子およびこれを用いたコネクタ
JP2014053293A (ja) * 2012-08-06 2014-03-20 Omron Corp 接続端子およびこれを用いたコネクタ
US8734193B2 (en) 2011-03-07 2014-05-27 Fujitsu Component Limited Connector

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM366195U (en) * 2009-01-20 2009-10-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector and contacts thereof
TWM366774U (en) * 2009-06-17 2009-10-11 Dragonstate Technology Co Ltd Electrical connector

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4340266A (en) * 1978-05-22 1982-07-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Connector system
US4341433A (en) * 1979-05-14 1982-07-27 Amp Incorporated Active device substrate connector
US5073116A (en) * 1991-03-01 1991-12-17 Amp Incorporated Surface mount LCC socket
FR2703839B1 (fr) * 1993-04-09 1995-07-07 Framatome Connectors France Connecteur intermédiaire entre carte de circuit imprimé et substrat à circuits électroniques.
US5427536A (en) * 1994-03-29 1995-06-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Socket for tab testing
JP3520468B2 (ja) * 2000-06-21 2004-04-19 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
TW547797U (en) * 2002-01-11 2003-08-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Socket connector
US7040935B2 (en) * 2004-10-07 2006-05-09 Jess-Link Products Co., Ltd. Elastic terminal
US7150658B1 (en) * 2006-06-19 2006-12-19 Excel Cell Electronic Co., Ltd. Terminal for an electrical connector

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8734193B2 (en) 2011-03-07 2014-05-27 Fujitsu Component Limited Connector
WO2013137405A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 オムロン株式会社 接続端子およびこれを用いたコネクタ
WO2013137406A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 オムロン株式会社 接続端子およびこれを用いたコネクタ
JP5637336B2 (ja) * 2012-03-15 2014-12-10 オムロン株式会社 接続端子およびこれを用いたコネクタ
US9368893B2 (en) 2012-03-15 2016-06-14 Omron Corporation Connection terminal and connector using same
US9466906B2 (en) 2012-03-15 2016-10-11 Omron Corporation Resilient contact terminal and connector using same
JP2014053293A (ja) * 2012-08-06 2014-03-20 Omron Corp 接続端子およびこれを用いたコネクタ
US9219334B2 (en) 2012-08-06 2015-12-22 Omron Corporation Connection terminal and connector provided therewith

Also Published As

Publication number Publication date
US20080268675A1 (en) 2008-10-30
KR20080095774A (ko) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4374074B1 (ja) 電気接続用端子及びこれを用いたコネクタ
US8641438B2 (en) Electronic device having card edge connector
JP2007165195A (ja) コネクタ
JP2007165194A (ja) コネクタ
JP4847569B2 (ja) コネクタ
JP2008276987A (ja) コンタクト及び電気コネクタ
JP5806607B2 (ja) コネクタ
KR20140043505A (ko) 커넥터
JP2009199878A (ja) ソケットコンタクト及びpga型ic用ソケット
JP6686140B2 (ja) コネクタ
KR20120014551A (ko) 커넥터
JP2008027612A (ja) コネクタ装着構造
JP4086245B2 (ja) フローティングコネクタ
JP4034801B2 (ja) 電気コネクタ
JP2017010611A (ja) コネクタ
JP7379025B2 (ja) ソケット及び電子機器
JP2006054090A (ja) Icソケットおよびicソケット組立体
JP7376499B2 (ja) 可動コネクタ及び可動コネクタの接続構造
JP2010004594A (ja) ワイヤハーネス保持クリップ
JP2008235163A (ja) コネクタ
WO2021045090A1 (ja) ソケット及び電子機器
JP5686569B2 (ja) コネクタ
JP2018133316A (ja) コネクタ
JP4082705B2 (ja) コネクタ
JP6107903B2 (ja) カードエッジコネクタ