JP2008275958A - レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ - Google Patents

レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008275958A
JP2008275958A JP2007120474A JP2007120474A JP2008275958A JP 2008275958 A JP2008275958 A JP 2008275958A JP 2007120474 A JP2007120474 A JP 2007120474A JP 2007120474 A JP2007120474 A JP 2007120474A JP 2008275958 A JP2008275958 A JP 2008275958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
lens
zoom
gear
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007120474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4969310B2 (ja
Inventor
Hitoshi Shimizu
清水  仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2007120474A priority Critical patent/JP4969310B2/ja
Priority to US12/112,515 priority patent/US7486453B2/en
Publication of JP2008275958A publication Critical patent/JP2008275958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969310B2 publication Critical patent/JP4969310B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】支持鏡筒の強度及び寸法精度を維持する。
【解決手段】レンズ鏡筒25は、回転カム筒40、第1レンズユニット、第2レンズユニット、第3レンズユニット、支持鏡筒44、ズーム鏡筒45を備える。回転カム筒40の外周面に、中継ギア55に噛合するカムギア40dを形成する。支持鏡筒44に、挿通孔44b及び支持凹部44cを形成する。軸受凹部44cに中継ギア55の軸55bを挿入すると、中継ギア55は、回転カム筒40のカムギア40dに噛合し、軸受凹部44cに回転自在に支持される。ズーム鏡筒45の内周面に、中継ギア55に噛合するズームギア45aを形成する。ズーミング機構26は、ズーム鏡筒45を回転させ、このズーム鏡筒45の回転により、中継ギア55を介して回転カム筒40を回転させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像光を投映レンズにより結像してスクリーン上に画像を投映するレンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタに関するものである。
プロジェクタには、レンズと、レンズを光軸方向に移動させるための回転カム筒とを有するレンズ鏡筒が設けられている。レンズには、リング状や円筒形のレンズ枠が固着されている(例えば、特許文献1参照)。レンズ枠は、円筒状の回転カム筒の内部に移動自在に取り付けられている。回転カム筒の外周には、長孔状のカム孔が形成され、レンズ枠の外周には、カム孔に挿通されるレンズローラが取り付けられている。回転カム筒の内側には、回転カム筒を回転自在に支持する支持鏡筒が配されている。支持鏡筒の後端部には、径方向に突出したフランジ部が形成されており、このフランジ部は、プロジェクタ内部の固定部材に固定されている。レンズローラは、支持鏡筒に形成された挿通孔を介してカム孔に挿通されており、回転カム筒を回転させると、レンズ枠が光軸方向に移動し、このレンズ枠の移動により、投映画像のズームを行う。
カム孔は、その寸法管理がシビアに求められるため、切削により回転カム筒に形成されている。一方、支持鏡筒は、コストダウンを図るために、樹脂による射出成形で形成されている。
近年では、ズーム量を増加させるために、レンズ枠の移動量を大きくしたプロジェクタが提案されている。レンズ枠の移動量を大きくするためには、回転カム筒及び支持鏡筒の長さも長くする必要がある。
しかしながら、支持鏡筒は後端部のフランジ部で固定部材に固定されているため、長さが長くなると、固定したときの安定性が悪くなるという問題があった。そこで、支持鏡筒を、回転カム筒の外側に配し、フランジ部を支持鏡筒の後端部よりも前側に形成することが考えられている。この場合には、回転カム筒に外周方向に突出するレバーを取り付け、支持鏡筒にレバーを挿通するレバー挿通孔を形成し、支持鏡筒の外側からレバーを回転操作することにより、回転カム筒を回転させてズーミングを行う。
特開2003−66316号公報
しかしながら、レバー挿通孔を、ズーミング時のレバーの回転操作範囲(回転カム筒の回転角度範囲)の長さで形成する必要があり、支持鏡筒の強度が下がるという問題があった。さらには、支持鏡筒は樹脂による射出成形品であり、レバー挿通孔の周囲で樹脂の流れが悪くなり、成形安定性が悪く、寸法をシビアに管理することができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、支持鏡筒を回転カム筒の外側に配しながらも、支持鏡筒の強度及び寸法精度を維持することができるレンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、投映レンズと;回転により前記投映レンズ中の変倍レンズを光軸方向に移動させる回転カム筒とを備え、前記変倍レンズの光軸方向への移動によりズーミングを行うレンズ鏡筒において、前記回転カム筒の外側に設けられ、前記回転カム筒を回転自在に支持する支持鏡筒と;前記支持鏡筒の外側に回転自在に設けられ、前記支持鏡筒を回転自在に支持するとともに、回転により前記回転カム筒を回転させるズーム鏡筒と;前記回転カム筒の外周面に設けられたカムギアと;前記ズーム鏡筒の内周面に設けられたズームギアと;前記回転カム筒と前記ズーム鏡筒との間に回転自在に設けられ、前記カムギアと前記ズームギアとに噛合し、前記ズーム鏡筒の回転を前記回転カム筒に伝える中継ギアと;前記支持鏡筒に形成され、前記中継ギアを挿通して当該中継ギアを前記カムギアとズームギアとに噛合させる挿通孔と;前記支持鏡筒に設けられ、前記中継ギアを回転自在に支持する支持部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記中継ギアは、回転中心となる回転軸を有し、前記支持部を、前記挿通孔に連続して形成され、前記回転軸が挿入される軸受凹部から構成することが好ましい。さらに、前記支持鏡筒を、樹脂の射出成形により形成することが好ましい。
また、本発明のプロジェクタは、上記レンズ鏡筒を備えることを特徴とする。
本発明のレンズ鏡筒によれば、ズーム鏡筒の回転により、中継ギアを介して回転カム筒を回転させて、ズーミングを行うようにしたから、ズーミング用の孔として支持鏡筒に形成する挿通孔のサイズを、レバーにより回転カム筒を回転させるものに比べて、小さくすることができる。これにより、支持鏡筒を回転カム筒の外側に配しながらも、支持鏡筒の強度を維持することができる。さらには、樹脂の射出成形により形成する支持鏡筒の成形安定性を維持し、寸法精度を維持することができる。
また、本発明のプロジェクタによれば、ズーム量を増加させるために支持鏡筒を回転カム筒の外側に配したときにも、支持鏡筒の強度及び寸法精度を維持することができる。これにより、ズーミング性能を維持することができる。
図1及び図2に示すように、本発明を実施したプロジェクタ10は、使用時にはレンズカバーを開放することにより、筺体14の前面に第1投映レンズ11が露呈する。筐体14内の第1投映レンズ11の後方には、第2投映レンズ12、第3投映レンズ13が配設されている。第1投映レンズ11の前方には、スクリーン15が配置され、第1投映レンズ11から画像が投映される。筺体14の上面には、回動式のズームダイヤル16が設けられ、ズームダイヤル16を操作(回動)することによって、第1〜第3投映レンズ11〜13による投映画像(スクリーン15に投映される画像)のズーミングを行うことができる。ズームダイヤル16を図1中A方向及びB方向に回動すると、投映画像がズーミングされる。
筺体14の内部には、光源21、照明光学系22、全反射プリズム23、DMD24、投映光学系としてのレンズ鏡筒25、ズーミング機構26等が設けられている。光源21としては、例えば、キセノンランプや水銀ランプなどの白色光源が使用される。光源21から照射された照明光は、照明光学系22へ入射する。
照明光学系22は、カラーホイール31、ロッドインテグレータ32、リレーレンズ33,34、ミラー35からなる。カラーホイール31は、光源21からの照明光をB、G、Rの3色に時分割で分離する。カラーホイール31は、略円板形状の基板に、B光のみを透過するBフィルタ、G光のみを透過するGフィルタ、R光のみを透過するRフィルタの3色のフィルタを基板の回転中心からほぼ等距離に配置したものである。カラーホイール31は、高速で回転して、各色のフィルタを照明光路に順次挿入する。これにより、照明光がB、G、Rの3色に時分割で色分離され、分離された各色の光が順次DMD24に向けて照射される。
ロッドインテグレータ32は、例えばガラス製で、内側に反射面が形成されている。カラーホイール31で分離された光は、ロッドインテグレータ32を透過する間に反射を繰り返すことによって均斉化される。リレーレンズ33,34は、ロッドインテグレータ32から射出した光束をミラー35に中継する。ミラー35は、この光束を全反射プリズム23へ向けて反射させる。
全反射プリズム23は、ミラー35からDMD24へ入射する入射光と、DMD24で反射する反射光とを分離するためのものである。全反射プリズム23は、例えば、同じ屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面24aが形成される。入射光は、入射角が臨界角よりも大きいため、反射面24aで全反射してDMD24へ入射する。他方、DMD24で反射した反射光は、入射角が臨界角よりも小さいため、反射面24aを透過する。
DMD24は、周知のように、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものである。各ミラー素子は、投映する画像に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をオン光としてレンズ鏡筒25に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をオフ光としてレンズ鏡筒25から外れた方向に向けて反射させる。画像光は、レンズ鏡筒25に向かうオン光の集合により構成される。
図2、図3及び図4に示すように、レンズ鏡筒25は、回転カム筒40と、第1投映レンズ11を有する第1レンズユニット41と、第2投映レンズ12を有する第2レンズユニット42と、第3投映レンズ13を有する第3レンズユニット43と、支持鏡筒44と、ズーム鏡筒45とを備える。第1〜第3レンズユニット41〜43は、回転カム筒40内に配設されている。詳しくは後述するように、第1〜第3レンズユニット41〜43は、図2及び図3中C方向及びD方向に移動可能に設けられている。DMD24によって生成された画像光は、レンズ鏡筒25によってスクリーン15に結像される。これにより、スクリーン15上に画像が投映される。なお、レンズ鏡筒25を構成する投映レンズの枚数は3枚に限定されることなく、適宜変更されるものである。
ズーミング機構26は、回転カム筒40を回転させ、第1〜第3投映レンズ11〜13を移動させることにより、投映画像(スクリーン15に投映させる画像)のズーミングを行うものであり、回動式のズームダイヤル16の回動角度(操作量)に応じて投映画像がズーミングされるように、回転カム筒40を回転させて、第1〜第3投映レンズ11〜13を移動させる。本実施形態では、第1〜第3投映レンズ11〜13は、変倍レンズとしても機能する。
図3〜図5に示すように、回転カム筒40の外周面には、第1〜第3レンズユニット41〜43の各ズームローラ52が挿通される長孔状の第1〜第3カム孔40a〜40cが形成されている。第1〜第3カム孔40a〜40cは、それぞれ120°ピッチで3個ずつ形成されている。第1〜第3カム孔40a〜40cは、回転カム筒40が時計方向に回転されると、第1レンズユニット41が後方(図3中D方向)に移動し、第2レンズユニット42が後方に移動し、第3レンズユニット43が前方(図3中C方向)に移動し、回転カム筒40が反時計方向に回転されると、第1レンズユニット41が前方に移動し、第2レンズユニット42が前方に移動し、第3レンズユニット43が後方に移動するように、形成されている。
図5及び図6に示すように、回転カム筒40の後端部側の外周面には、後述する中継ギア55に噛合するカムギア40dが全周に亘って形成されている。
図7に示すように、第1レンズユニット41は、第1投映レンズ11とレンズホルダ50とを備える。レンズホルダ50は、第1投映レンズ11に固定されるホルダ本体51と、回転カム筒40に形成された第1カム孔40aに係合するポリアセタール製のズームローラ52と、ズームローラ52を着脱自在で且つ回転可能に支持するローラ支持部53と、を備える。ローラ支持部53は、120°ピッチで3個、ホルダ本体51の外周面に取り付けられており、各ローラ支持部53は、それぞれズームローラ52を回転可能に支持している。なお、第1投映レンズ11及びレンズホルダ50は、第1投映レンズ11にレンズホルダ50を固定したときに、第1投映レンズ11の中心からローラ支持部53の外周面までの長さが、回転カム筒40の内周半径よりも若干小さくなるように形成されている。これにより、レンズホルダ50からズームローラ52を取り外した状態では、第1レンズユニット41を、回転カム筒40内部に挿入することができる。
ズームローラ52は、第1レンズユニット41を回転カム筒40に組み付けたときに、回転カム筒40の外周面から突出するように形成されている。ローラ支持部53に取り付けられ、回転カム筒40の外周面から突出したズームローラ52は、支持鏡筒44に形成された直進ガイドとしてのガイド孔44a(図3及び図4参照)に挿入される。ガイド孔44aは、投映光軸方向に直線状に形成されており、これにより、回転カム筒40が回転されると、第1〜第3レンズユニット41〜43は、投映光軸方向に移動する。
第1レンズユニット41と同様にして、第2レンズユニット42は、第2投映レンズ12とレンズホルダ50とを備え、第3レンズユニット43は、第3投映レンズ13とレンズホルダ50とを備える。
図4、図6及び図8に示すように、支持鏡筒44は、回転カム筒40を回転自在に支持するものであり、樹脂による射出成形により形成されている。支持鏡筒44は、ズームローラ52の直進ガイドとしてのガイド孔44aと、中継ギア55の本体部55aを挿通させる挿通孔44bとが形成されている。ガイド孔44aは、投映光軸方向に直線状に形成されている。ガイド孔44a及び挿通孔44bは、120°ピッチで3個形成されている。挿通孔44bの前後には、それぞれ中継ギア55の軸55bが挿入される軸受凹部(支持部)44cが形成されている。
中継ギア55は、外周面にギア歯が形成された本体部55aに軸55bが2本立設されている。軸受凹部44cに軸55bを挿入すると、中継ギア55は、回転カム筒40のカムギア40dに噛合するとともに、軸55bを中心に軸受凹部44cに回転自在に支持される。
支持鏡筒44の内周面には、回転カム筒40を回転自在に支持する支持凸部44dが全周に亘って形成されている。支持凸部44dは、支持鏡筒44の前側端部と後側端部との2箇所に形成されている。これにより、回転カム筒40は、ガタつくことなく、支持鏡筒44に回転自在に支持される。
支持鏡筒44の外周面には、後端部よりも前側にフランジ部44eが形成されており、このフランジ部44eは、プロジェクタ10の内部に設けられた固定部材に固定される。
図6及び図9に示すように、ズーム鏡筒45は、支持鏡筒44を回転自在に支持するものであり、円筒状に形成されている。ズーム鏡筒45の内周面の後端部には、中継ギア55に噛合するズームギア45aが全周に亘って形成されている。ズーム鏡筒45の内周面には、支持鏡筒44を回転自在に支持する支持凸部45bが全周に亘って形成されている。支持凸部45bは、ズーム鏡筒45の前側端部と後側端部との2箇所に形成されている。これにより、支持鏡筒44は、ガタつくことなく、ズーム鏡筒45に回転自在に支持される。ズーミング機構26は、ズーム鏡筒45を回転させることにより、中継ギア55を介して回転カム筒40を回転させる。なお、図6においては、支持鏡筒44のみを断面図で示し、回転カム筒40、ズーム鏡筒45、中継ギア55を正面図で示す。
レンズ鏡筒25を組み立てる態様について説明を行う。レンズホルダ50からズームローラ52を取り外した状態で、第1レンズユニット41を、回転カム筒40の内部に挿入した後、回転カム筒40を、支持鏡筒44の内部に挿入する。そして、ズームローラ52の根元側を、支持鏡筒44のガイド孔44a、第1カム孔40aに挿通して、ローラ支持部53に取り付ける。なお、第2レンズユニット42及び第3レンズユニット43を、回転カム筒40に組み付ける態様についても、同様のものである。また、ズーム鏡筒45の外側には、ズーム鏡筒45を覆うカバー筒(図示せず)が取り付けられており、ユーザが、ズーム鏡筒45に触れることができないようになっている。
次に、中継ギア55の本体部55aを支持鏡筒44の挿通孔44bに挿通し、軸55bを軸受凹部44cに挿入する。中継ギア55は、回転カム筒40のカムギア40dに噛合するとともに、軸55bを中心に回転自在となる。
そして、図9に示すように、ズーム鏡筒45を、支持鏡筒44の前側(図9における左側)から組み付ける。中継ギア55を組み付けた後にズーム鏡筒45を組み付けるため、ズーム鏡筒45の後側端部に形成された支持凸部45bには、中継ギア55に接触しないようにするための切欠き45cが、3個の中継ギア55に対応した3箇所に形成されている。ズーム鏡筒45を組み付けると、ズームギア45aが中継ギア55に噛合する(図6参照)。これにより、ズーム鏡筒45が回転すると、中継ギア55を介して回転カム筒40が回転する。
ユーザが、回動式のズームダイヤル16を回動(操作)すると、ズーミング機構26は、ズーム鏡筒45を回転させ、このズーム鏡筒45の回転により、中継ギア55を介して回転カム筒40が回転する。回転カム筒40が回転すると、第1〜第3投映レンズ11〜13が移動し、この移動により、投映画像(スクリーン15に投映させる画像)のズーミングが行われる。
このように、ズーム鏡筒45の回転により、中継ギア55を介して回転カム筒40を回転させて、ズーミングを行うようにしたから、ズーミング用の孔として支持鏡筒44に形成する挿通孔44bのサイズを、レバーにより回転カム筒40を回転させるものに比べて、小さくすることができる。これにより、支持鏡筒45を回転カム筒40の外側に配しながらも、支持鏡筒44の強度を維持することができ、さらには、樹脂の射出成形により形成する支持鏡筒44の成形安定性を維持し、寸法精度を維持することができる。
なお、上記実施形態では、カムギア40d及びズームギア45aを全周に亘って形成したが、各ギア40d,45aを形成する範囲は、回転カム筒40が回転するときに常に噛合する範囲であれば適宜変更可能であり、例えば、120°ピッチで3箇所に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、中継ギア55を3個設けたが、中継ギア55の個数は適宜変更可能であり、その個数に応じて、挿通孔44bの個数も変更されるものである。
さらに、上記実施形態では、支持鏡筒44を、樹脂の射出成形により形成したが、支持鏡筒44を樹脂や金属等を切削加工して形成した場合にも、支持鏡筒44の強度を維持することができ、本発明は効果的である。
また、上記実施形態では、本発明のレンズ鏡筒25をプロジェクタ10に実施したが、これに限定されることなく、フィルムカメラやデジタルカメラ等に実施してもよい。
プロジェクタを示す外観図である。 プロジェクタの概略的な構成を示す説明図である。 投映光学系を示す斜視図である。 投映光学系を示す側面断面図である。 回転カム筒を示す斜視図である。 回転カム筒と支持鏡筒とズーム鏡筒と中継ギアとを示す正面図である。 第1レンズユニットを示す斜視図である。 支持鏡筒を示す斜視図である。 投映光学系を示す分解側面断面図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
11〜13 第1〜第3投映レンズ
25 レンズ鏡筒
40 回転カム筒
40a〜40c 第1〜第3カム孔
40d カムギア
41〜43 第1〜第3レンズユニット
44 支持鏡筒
44b 挿通孔
44c 軸受凹部(支持部)
45 ズーム鏡筒
45a ズームギア
55 中継ギア

Claims (4)

  1. 投映レンズと、回転により前記投映レンズ中の変倍レンズを光軸方向に移動させる回転カム筒とを備え、前記変倍レンズの光軸方向への移動によりズーミングを行うレンズ鏡筒において、
    前記回転カム筒の外側に設けられ、前記回転カム筒を回転自在に支持する支持鏡筒と、
    前記支持鏡筒の外側に回転自在に設けられ、前記支持鏡筒を回転自在に支持するとともに、回転により前記回転カム筒を回転させるズーム鏡筒と、
    前記回転カム筒の外周面に設けられたカムギアと、
    前記ズーム鏡筒の内周面に設けられたズームギアと、
    前記回転カム筒と前記ズーム鏡筒との間に回転自在に設けられ、前記カムギアと前記ズームギアとに噛合し、前記ズーム鏡筒の回転を前記回転カム筒に伝える中継ギアと、
    前記支持鏡筒に形成され、前記中継ギアを挿通して当該中継ギアを前記カムギアとズームギアとに噛合させる挿通孔と、
    前記支持鏡筒に設けられ、前記中継ギアを回転自在に支持する支持部と、を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記中継ギアは、回転中心となる回転軸を有し、
    前記支持部を、前記挿通孔に連続して形成され、前記回転軸が挿入される軸受凹部から構成したことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記支持鏡筒を、樹脂の射出成形により形成したことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ鏡筒。
  4. 請求項1ないし3いずれか1つ記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
JP2007120474A 2007-05-01 2007-05-01 レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ Expired - Fee Related JP4969310B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120474A JP4969310B2 (ja) 2007-05-01 2007-05-01 レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ
US12/112,515 US7486453B2 (en) 2007-05-01 2008-04-30 Lens body tube and projector having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007120474A JP4969310B2 (ja) 2007-05-01 2007-05-01 レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008275958A true JP2008275958A (ja) 2008-11-13
JP4969310B2 JP4969310B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39939320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007120474A Expired - Fee Related JP4969310B2 (ja) 2007-05-01 2007-05-01 レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7486453B2 (ja)
JP (1) JP4969310B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128332A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴
JP2019132943A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 セイコーエプソン株式会社 投写レンズおよびプロジェクター
JP2021162606A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 株式会社コシナ レンズの鏡筒装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5691257B2 (ja) * 2010-06-22 2015-04-01 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
CN104364692B (zh) * 2012-08-22 2017-03-08 富士胶片株式会社 摄像透镜镜筒

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120662A (ja) * 1993-10-21 1995-05-12 Minolta Co Ltd バリフォーカル光学系を用いたズームレンズ鏡胴
JPH0875978A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Asahi Optical Co Ltd ズーム鏡胴
JP2003130045A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Pentax Corp 軸受構造
JP2006023359A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fujinon Corp レンズ装置のレンズ支持枠、及びレンズ装置の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066316A (ja) 2002-02-12 2003-03-05 Seiko Epson Corp ズームレンズ装置およびこれを用いた光学機器ならびにプロジェクタ
JP4164412B2 (ja) * 2003-06-19 2008-10-15 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120662A (ja) * 1993-10-21 1995-05-12 Minolta Co Ltd バリフォーカル光学系を用いたズームレンズ鏡胴
JPH0875978A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Asahi Optical Co Ltd ズーム鏡胴
JP2003130045A (ja) * 2001-10-25 2003-05-08 Pentax Corp 軸受構造
JP2006023359A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fujinon Corp レンズ装置のレンズ支持枠、及びレンズ装置の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128332A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴
JP2019132943A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 セイコーエプソン株式会社 投写レンズおよびプロジェクター
JP7022314B2 (ja) 2018-01-30 2022-02-18 セイコーエプソン株式会社 投写レンズおよびプロジェクター
JP2021162606A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 株式会社コシナ レンズの鏡筒装置
JP7405415B2 (ja) 2020-03-30 2023-12-26 株式会社コシナ レンズの鏡筒装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080273252A1 (en) 2008-11-06
JP4969310B2 (ja) 2012-07-04
US7486453B2 (en) 2009-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7808728B2 (en) Lens barrel and image pickup apparatus
JP2008008955A (ja) プロジェクタ
JP5620861B2 (ja) レンズ鏡筒及びプロジェクタ
JP2004258302A (ja) レンズ鏡筒
JP4969310B2 (ja) レンズ鏡筒及びこれを備えたプロジェクタ
JP2007248770A (ja) ズームレンズ装置
US20090195890A1 (en) Lens barrel and camera with lens barrel
JP3582329B2 (ja) 鏡胴
JP2007264220A (ja) ズームレンズ装置
JP2012203196A (ja) レンズ鏡筒
JP2007248872A (ja) レンズユニット及びレンズユニットの組み立て方法
JP4683127B2 (ja) レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置
JP5445101B2 (ja) レンズ鏡胴
JP2009204890A (ja) ズームレンズ装置
JP2006133689A (ja) プロジェクタ
JPH09230193A (ja) レンズ鏡筒のカム構造
JP5165313B2 (ja) ズームレンズ装置
JP2003057721A (ja) カメラ
JP2979493B2 (ja) ズ−ムレンズカメラ
JPH10206720A (ja) カメラのズームレンズ鏡筒
JP2012058459A (ja) レンズ鏡筒
JP2012053271A (ja) レンズ鏡筒
JP3215792B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内装置
JPH03120580A (ja) 投射型画像表示装置
JP2024009587A (ja) レンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100426

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120328

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees