JP5165313B2 - ズームレンズ装置 - Google Patents

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本発明は固定筒に対してカム筒を回動させることで、固定筒内のズームレンズを光軸方向に移動させるズームレンズ装置に関するものである。
プロジェクタやカメラなどには、1本のレンズ装置で異なる焦点距離を得ることができるズームレンズ装置が用いられている。ズームレンズ装置は、大別して、ズームレンズと、ズームレンズを内部で支持する固定筒と、固定筒の外周に回動自在に保持されたカム筒とから構成されている。固定筒には、ズームレンズに設けたカムフォロアに係合してズームレンズを光軸方向にガイドする直進ガイド孔が形成されている。また、カム筒には、直進ガイド孔から突出したカムフォロワが係合するカム孔が形成されている。そして、カム筒を回転させることにより、直進ガイド孔とカム孔との交点にカムフォロアが導かれるため、ズームレンズが光軸方向に沿って移動される。
このようなズームレンズ装置では、カム筒の位置ズレによるズームレンズの位置ズレ等を防止するために、カム筒の光軸方向の移動を規制している。このため、カム筒には、上述のカム孔以外に、カム筒の回転を一定角度範囲内に規制しつつ、カム筒の光軸方向の移動を制限する規制孔が形成されている(特許文献1参照)。規制孔はカム筒の周方向に延びた長孔であり、この規制孔には例えば固定筒の外周に設けられた規制ローラが係合される。カム筒が回転されたときに、規制ローラが規制孔の端部に当接することによりカム筒の回転が規制されるとともに、規制ローラが規制孔の両側壁に当接することによりカム筒の光軸方向の移動が規制される。
特開2002−228910号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているように、カム筒にカム孔以外に規制孔を形成する場合には、規制孔を形成するスペースを確保する必要があるため、カム筒の小型化を妨げる要因となっている。また、カム筒の光軸方向の移動を確実に規制するためには、高い加工精度で形成された規制ローラを用いる必要があり、コストアップの要因となっている。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、カム筒の小型化とコストダウンとを図れるズームレンズ装置に関するものである。
上記問題を解決するため、本発明のズームレンズ装置は、ズーム時に移動するレンズに設けられたカムフォロアが係合する直進ガイド孔が形成され、前記レンズを光軸方向に移動自在に支持する固定筒と、前記固定筒の外周に回動自在に保持されるカム筒であって、前記直進ガイド孔より突出した前記カムフォロアと係合するとともに前記カムフォロアに両端部がそれぞれ当接するカム孔を有し、前記固定筒に対して回動することで前記ズームレンズを前記光軸方向に移動させ、前記カム孔は前記カム筒の回転角度範囲を規制するカム筒と、前記固定筒に固定され、前記カム筒の一端部が突き当てられる突き当て部材と、前記固定筒の外周に設けられ、前記突き当て部材に突き当てられた突き当て状態にある前記カム筒の他端部の前方近傍位置において、前記固定筒の周方向の全長にわたって形成され互いに対向し合う一対の壁面を有するとともに、前記一対の壁面のうち前記カム筒の他端部側に対応する一方の壁面が斜面となった環状溝と、前記環状溝に嵌め込まれ弾性復元力の作用により前記斜面に沿って移動して前記カム筒の他端部に当接し、前記突き当て部材との間にカム筒を回転自在に位置決めする円形断面のOリングと、を備えることを特徴とする
前記Oリングは、前記カム筒の他端部に対する摺動性を有する樹脂材料で形成されていることが好ましい。
本発明のズームレンズ装置は、カム筒の一端部を突き当て部材に突き当てるとともに、固定筒の外周であって突き当て状態にあるカム筒の他端部の前方近傍の位置に環状溝を形成し、略リング形状の規制部材をカム筒の他端部に接した状態で環状溝に嵌着させて、カム筒の光軸方向の移動を規制するようにしたので、カム筒のその光軸方向の移動を規制する規制孔等を設ける必要がなくなる。その結果、カム筒の光軸方向の長さを短くしてカム筒を小型化することができる。また、規制孔に係合させる規制ローラのような高い加工精度が要求されるものは必要なくなるので、コストダウンを図ることができる。
また、カム筒の回転が予め定めた一定角度範囲内に規制されるようにカム孔の長さを調整するようにしたので、カム孔をカム筒の回転を規制する回転規制孔として機能させることができる。
また、移動規制部材を、カム筒の前端部に対する摺動性を有する樹脂材料で形成したので、移動規制部材がカム筒の前端部に接した状態となっていてもカム筒の回転が妨げられることが防止される。
図1に示すように、プロジェクタ10の筐体11の前面には、その前方に配置されたスクリーン等に画像を投映するズームレンズ装置12のレンズが露呈されている。また、筐体11の上面には、ズームダイヤル13が設けられている。このズームダイヤル13を、時計回り及び反時計回りに回動させることで、ズームレンズ装置12による投映画像のズーム調整を行うことができる。
図2に示すように、筺体11の内部には、ズームレンズ装置12の他に、光源16、照明光学系17、全反射プリズム18、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)19、ズーム調整機構20等が設けられている。光源16としては、例えば、キセノンランプや水銀ランプなどの白色光源が使用される。光源16から照射された照明光は、照明光学系17へ入射する。
照明光学系17は、カラーホイール17a、ロッドインテグレータ17b、リレーレンズ17c,17d、ミラー17eからなる。カラーホイール17aは、光源16からの照明光をB、G、Rの3色に時分割で分離して、分離した各色の光を順次ロッドインテグレータ17bに向けて出射する。
ロッドインテグレータ17bは、例えばガラス製で、その内側に反射面が形成されている。カラーホイール17aで分離された光は、ロッドインテグレータ17bを透過する間に反射を繰り返すことによって均斉化される。リレーレンズ17c,17dは、ロッドインテグレータ17bから出射された光束をミラー17eに中継する。ミラー17eは、この光束を全反射プリズム18へ向けて反射させる。
全反射プリズム18は、ミラー17eからDMD19へ入射する入射光と、DMD19で反射する反射光とを分離するためのものである。全反射プリズム18は、例えば、同じ屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面18aが形成される。入射光は、入射角が臨界角よりも大きいため、反射面18aで全反射してDMD19へ入射する。他方、DMD19で反射した反射光は、入射角が臨界角よりも小さいため、反射面18aを透過する。
DMD19は、周知のように、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものである。各ミラー素子は、投映する画像に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をオン光としてズームレンズ装置12に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をオフ光としてズームレンズ装置12から外れた方向に向けて反射させる。画像光は、ズームレンズ装置12に向かうオン光の集合により構成される。
ズーム調整機構20は、詳しく後述するズームレンズ装置12のカム筒41を回転させることによって、スクリーン22に投映される投映画像のズーム調整を行うものである。このズーム調整機構20は、上述のズームダイヤル13の回動角度(操作量)に応じて投映画像がズーム調整されるように、カム筒を回転させる。
次に図3〜図5を用いて本発明のズームレンズ装置12について説明を行う。ズームレンズ装置12は、大別して、第1〜第6レンズ25,26,27,28,29,30と、各レンズ25〜30をそれぞれ保持する第1〜第6レンズ保持枠33,34,35,36,37,38と、固定筒40と、カム筒41とから構成されている。
第1〜第6レンズ25〜30は、スクリーン22(図2参照)側を前方とし、その反対側を後方としたときに、前方から後方に向かって順に配置されている。変倍時(ズーム調整時)には、第2〜第5レンズ26〜29(ズームレンズ)が光軸方向に移動される。また、第1及び第6レンズ25,30は固定となっている。なお、第1レンズ保持枠33と固定筒40との間にフォーカス駆動リング等を設けて、フォーカス時に第1レンズ25を光軸OA方向に移動させるようにしてもよい。
第1及び第6レンズ保持枠33,38は、それぞれ固定筒40の先端、後端に固定されている。第2〜第5レンズ保持枠34〜37は、固定筒40の内部で光軸OA方向にスライド移動自在に支持されている。例えば、第2レンズ保持枠34(図5参照)は、第2レンズ26を保持する保持枠本体34aと、3個のズームローラ43(カムフォロア)とから構成される。各ズームローラ43は、例えば120°ピッチで保持枠本体34aに着脱自在に取り付けられている。第3〜第5レンズ保持枠35〜37は、保持枠本体の形状が異なっている以外は第1レンズ保持枠34と基本的に同じ構造であり、それぞれ保持枠本体35a〜37aと、3個のズームローラ43とから構成される。
固定筒40(図3及び図5参照)は、後述するカム筒41よりも光軸OA方向に長く延びた筒体である。固定筒40には、第2〜第5レンズ26〜29の各ズームローラ43をガイドする直進ガイド孔45が3本形成されている。各直進ガイド孔45は、光軸OA方向に直線状に形成されており、固定筒40の周方向に120°のピッチで形成されている。これにより、固定筒40の内部において、第2〜第5レンズ26〜29のズームローラ43が直進ガイド孔45に係合することにより、第2〜第5レンズ26〜29が固定筒40の内部で光軸方向に移動自在に支持される。
カム筒41(図3及び図4参照)は、固定筒40の外周に回動自在に保持されており、固定筒40の各直進ガイド孔45を覆う位置に位置決めされている。カム筒41には、各直進ガイド孔45から突出した第2〜第5レンズ26〜29のズームローラ43がそれぞれ係合する4本のカム孔46が周方向に120°のピッチで3組形成されている。カム孔46は、カム筒41の回転により第2〜第5レンズ26〜29を光軸方向OAに移動させるものであり、その形状は特に限定されるものではない。
上述のズーム調整機構20によりカム筒41が回転されると、各カム孔46と各直進ガイド孔45との交点の移動に追従して各ズームローラ43が移動されるため、第2〜第5レンズ26〜29が光軸OA方向に移動される。例えば、スクリーン22(図2参照)側から見て、カム筒41が時計回りに回転されると、第2〜第5レンズ26〜29が前方(図3中のA方向)に移動される。また、カム筒41が反時計回りに回転されると、第2〜第5レンズ26〜29が後方(図3中のB方向)に移動される。なお、詳しくは後述するが、本実施形態では、カム孔46がカム筒41の回転を一定角度範囲内に規制する規制孔としても機能する。
このようにカム筒41を回転させて第2〜第5レンズ26〜29を光軸OA方向に移動させる際に、本実施形態では、カム筒41にその光軸OA方向への移動を規制する規制孔等を形成することなく、このカム筒41の光軸OA方向の移動を規制する。以下、この移動を規制する方法について具体的に説明を行う。
固定筒40の後端部には、カム筒41の後端部41a(一端部)を突き当てる略円環状の突き当て部材48が固定されている。突き当て部材48の外周部48aは、固定筒40の外周に沿ってその後端部から前端部に向かって延びるように屈曲されている。この外周部48aの先端部にカム筒41の後端部41aが突き当てられることで、カム筒41の後方へのさらなる移動が規制される。そして、カム筒41が突き当て部材48に突き当てられた突き当て状態(位置)にあるときに、カム筒41が予め設計で決定された位置に位置決めされるように、外周部48aの幅(光軸OA方向の長さ)が調整されている。
固定筒40の外周には、突き当て状態にあるカム筒41の前端部41b(他端部)の前方近傍の位置に、固定筒40の周方向に沿って環状溝49(図4〜図6参照)が形成されている。環状溝49は、断面が略V字形状に形成されている。そして、この環状溝49には、Oリング50(移動規制部材)が嵌着される。
Oリング50(図3、図5、図6参照)は、例えばゴムなどのカム筒41の前端部41bに対する摺動性を有する樹脂材料により形成されている。このOリング50は、その内径が固定筒40の外径よりも小さく形成されているとともに、その線径が環状溝49の深さよりも大きく形成されている。これにより、Oリング50が環状溝49に嵌着されると、Oリング50自身の弾性復元力によりOリング50の内周部が環状溝49内に嵌入する。また、環状溝49は、突き当て状態にあるカム筒41の前端部41bの近傍に形成されているので、Oリング50の環状溝49よりも上方に突出している部分が前端部41bに接する。
図6に示すように、環状溝49内に嵌入されたOリング50の内周部が、少なくとも環状溝49の前方側(カム筒41の前端部41b側とは反対側)の側壁49aと係合することにより、Oリング50の前方への移動が規制される。この際に、Oリング50は、カム筒41の前端部41bとも接している。このため、側壁49aの位置・傾斜角度やOリング50の線径を適切に調整することで、Oリング50が側壁49a及び前端部41bに挟まれて光軸OA方向に弾性変形する。これにより、Oリング50の光軸OA方向の弾性復元力によって、図中矢印で示すようにカム筒41が突き当て部材48に常時押し付けられるので、カム筒41の前方への移動が規制される。その結果、Oリング50(及び突き当て部材48)により、カム筒41の光軸OA方向の移動が規制される。また、カム筒41が回転される際に、Oリング50はカム筒41の前端部41bとの摺動性の良いゴム等で形成されているため、Oリング50によりカム筒41の回転が妨げられることが防止される。
次に、上記のように構成されたプロジェクタ10の作用について説明を行う。ユーザが、回動式のズームダイヤル13を回動(操作)すると、ズーム調整機構20は、カム筒4
を回転させ、第2〜第5レンズを光軸OA方向に移動させることにより、スクリーン22に投映される投映画像のズーム調整を行う。このズーム調整のために回転カム筒40を回転させたときに、カム筒41は、突き当て部材48により後方への移動が規制され、Oリング50及び環状溝49により前方への移動が規制されるため、光軸OA方向への移動が規制される。
以上のように本発明では、カム筒41の後端部41aを突き当て部材48に突き当ててカム筒41の後方への移動を規制するとともに、突き当て状態にあるカム筒41の前端部41bの前方近傍位置に形成された固定筒外周の環状溝49と、この環状溝49に嵌着されたOリング50とによりカム筒41の前方への移動を規制して、カム筒41の光軸方向への移動を規制することができる。これにより、カム筒41にその光軸OA方向の移動を規制するための規制孔を設ける必要がなくなるので、カム筒41を小型化することができる。
具体的には、図7に示すように、本発明(A)のカム筒41は、従来(B)のカム筒60のように規制孔62を形成するためのスペースを確保する必要がなくなる。このため、カム筒41の光軸OA方向の長さを従来のカム筒60の長さよりもLだけ短くすることができ、カム筒41を小型化することができる。
さらに、規制孔62が不要となることで、この規制孔62に係合させる規制ローラも不要となる。高い加工精度で形成される規制ローラと比較して、突き当て部材48、環状溝49、及びOリング50は安価に製造・形成することができるので、レンズ装置12をコストダウンすることができる。
ここで、本実施形態では、カム筒41にその回転を一定角度範囲内に規制する規制孔(回転規制孔)が形成されていないため、別途にカム筒41の回転規制を行う必要がある。そこで、本実施形態では、例えばカム孔46を用いてカム筒41の回転を一定角度範囲内に規制する。具体的には、カム筒41を回転させた際にそのカム孔46の両端部にズームローラ43が当接することによって、カム筒41の回転は規制される。従って、カム筒41の回転が予め定めた一定角度範囲内に規制されるように、カム孔46の長さを調整する。これにより、カム筒41の回転が一定角度範囲内に規制される。なお、カム筒41に形成されている全てのカム孔46の長さ調整を行う必要はなく、少なくとも1本以上の長さ調整が行われていればよい。また、カム孔46の長さ調整を行う代わりに、カム筒41の回転を規制する回転規制部材を固定筒40やカム筒41に設けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態(図6参照)では、環状溝49の断面が略V字形状に形成されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図8に示す環状溝65のように、その前方側の側壁65aの傾斜角度のみを大きくするようにしてもよい。これにより、カム筒41の前方への移動を規制する規制力を上記実施形態(図6参照)よりも高くすることができる。また、例えば図9に示す環状溝67のように、その断面が略凹形状に形成されていてもよい。この場合も、環状溝67の前方側の側壁が鉛直に形成されているため、カム筒41の前方への移動を規制する規制力を高くすることができる。また、環状溝の断面形状は、これらに限定されるものではなく、Oリング50の前方への移動を規制可能であれば、各種形状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、Oリング50の断面形状が円形に形成されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば四角形状や三角形状など各種形状に形成されていてもよい。
なお、上記実施形態では、環状溝49に樹脂製のOリング50を嵌着してカム筒41の光軸方向(前方)への移動を規制する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図10に示すように、環状溝49に金属リング70を嵌着してカム筒41の光軸方向(前方)への移動を規制するようにしてもよい。また、カム筒41の光軸方向(前方)への移動を規制可能であれば、Oリング50や金属リング70の代わりに各種リング形状の規制部材を環状溝49に嵌着するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カム筒41を回転させた際に、第2〜第5レンズ26〜29の計3個のズームレンズが光軸方向に移動される場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、ズームレンズの数は特に限定はされない。
なお、上記実施形態では、カム筒41の後端部41aを突き当て部材48に突き当てるとともに、カム筒41の前端部41bの前方近傍に形成された環状溝49にOリング50を嵌着させることでカム筒41の光軸OA方向の移動を規制する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態とは逆に、カム筒41の前端部41bを突き当て部材に突き当てるとともに、カム筒41の後端部41aの前方近傍に形成された環状溝にOリング50を嵌着させることでカム筒41の光軸OA方向の移動を規制するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、突き当て部材48が固定筒40に固定されている場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第6レンズ保持枠38やプロジェクタ10内の各部などに固定してもよい。
なお、上記実施形態では、本発明のズームレンズ装置をプロジェクタに適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、写真カメラ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話機などの各種撮像装置に用いられるズームレンズ装置にも本発明を適用することができる。
プロジェクタの斜視図である。 プロジェクタの概略的な構成を示す説明図である。 ズームレンズ装置の断面図である。 ズームレンズ装置の斜視図である。 ズームレンズ装置の固定筒の斜視図である。 図3中の環状溝及びOリングを拡大した拡大図である。 本発明(A)と従来(B)のカム筒の光軸方向の長さを比較して、本発明の効果を説明するための説明図である。 環状溝の前方側の側壁の傾斜角度を大きくした他の実施形態の環状溝の拡大図である。 断面が凹形状に形成された他の実施形態の環状溝の拡大図である。 Oリングの代わり金属リングを用いた他の実施形態のズームレンズ装置の斜視図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
12 ズームレンズ装置
25〜30 第1〜第6レンズ
40 固定筒
41 カム筒
43 ズームローラ
45 直進ガイド孔
46 カム孔
48 突き当て部材
49,65,67 環状溝
49a,65a,67a 側壁
50 Oリング
70 金属リング

Claims (2)

  1. ズーム時に移動するレンズに設けられたカムフォロアが係合する直進ガイド孔が形成され、前記レンズを光軸方向に移動自在に支持する固定筒と、前記固定筒の外周に回動自在に保持されるカム筒であって、前記直進ガイド孔より突出した前記カムフォロアと係合するとともに前記カムフォロアに両端部がそれぞれ当接するカム孔を有し、前記固定筒に対して回動することで前記ズームレンズを前記光軸方向に移動させ、前記カム孔は前記カム筒の回転角度範囲を規制するカム筒と、
    前記固定筒に固定され、前記カム筒の一端部が突き当てられる突き当て部材と、
    前記固定筒の外周に設けられ、前記突き当て部材に突き当てられた突き当て状態にある前記カム筒の他端部の前方近傍位置において、前記固定筒の周方向の全長にわたって形成され互いに対向し合う一対の壁面を有するとともに、前記一対の壁面のうち前記カム筒の他端部側に対応する一方の壁面が斜面となった環状溝と、
    前記環状溝に嵌め込まれ弾性復元力の作用により前記斜面に沿って移動して前記カム筒の他端部に当接し、前記突き当て部材との間にカム筒を回転自在に位置決めする円形断面のOリングと、
    備えることを特徴とするズームレンズ装置。
  2. 前記Oリングは、前記カム筒の他端部に対する摺動性を有する樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ装置。
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