JP6682194B2 - レンズ装置及びこれを用いた投射型表示装置、撮像装置 - Google Patents

レンズ装置及びこれを用いた投射型表示装置、撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ装置及びこれを用いた投射型表示装置、撮像装置に関する。
近年、カメラやプロジェクタなどのレンズを備えた装置は様々な状態で使用されている。例えば、カメラなどの撮像装置においては、ユーザが、通常の撮影状態からカメラを90°回転させて縦長の画像を撮影することがある。
また、プロジェクタなどの投射型表示装置は、据え置きの状態と表裏を逆にして天井に吊るされる、いわゆる天吊り状態や、投射レンズを下あるいは上方向に向けた状態等で使用される。
これらのカメラやプロジェクタなどの装置では、レンズユニットをフォーカシングあるいはズーミングに際してスムーズに移動させるために、カム筒とそれに隣接する部品との間には隙間、いわゆるガタが設けられている。このため、前述したような様々な姿勢で装置を使用すると、装置内部の複数のレンズユニットの姿勢や位置がガタにより変化し、結果的に安定した光学性能が得られないという問題があった。
このような問題を解決するための技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、沈胴式ズームレンズにおいて、ボールフォロアを用いることで、各レンズユニットを保持するレンズホルダを、沈胴時にレンズホルダの内周側にある直進ガイド筒に対して光軸と直交する方向に付勢する構成を開示している。このボールフォロアは、レンズホルダとレンズホルダの外周側にあるカム筒との間に設けられている。
特開2011−17769号公報
しかしながら、前述の特許文献1に記載の構成では、レンズホルダを光軸方向に付勢することができない。前述のように、カメラやプロジェクタは様々な状態で使用されているため、光軸と直交する方向に加えて光軸方向にもレンズホルダを付勢して安定させることが好ましい。
そこで、本発明の目的は、レンズ装置の姿勢の変化による影響をより抑制することが可能なレンズ装置およびこれを用いた投射型表示装置、撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ装置は、レンズを保持するとともに、カムフォロアを有する保持部材と、前記カムフォロアが係合し、前記保持部材を前記レンズの光軸方向に移動させるためのカム溝を有し、回転可能なカム筒と、前記カムフォロアが係合する直進ガイドを有する直進ガイド筒と、前記直進ガイド筒に固定され、レンズを保持するとともに、前記光軸方向への移動を制限され支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記光軸方向及び前記光軸方向と直交する方向の成分を持つ付勢力で前記直進ガイド筒に対して前記カム筒を付勢する付勢手段と、を備え、前記カム筒は、前記直進ガイド筒の内側に設けられており、前記付勢手段は、前記カム筒の内側に接することで、前記光軸方向視において、前記カム筒を前記直進ガイド筒に対して一方向に付勢する、ことを特徴とする。
本発明によれば、レンズ装置の姿勢の変化による影響をより抑制することが可能なレンズ装置およびこれを用いた投射型表示装置、撮像装置を提供することができる。
レンズ装置の外観を示す図 レンズ装置の断面を示す図 レンズ装置のガタを説明するための図 付勢手段の構成を示す図 本発明の第1実施例におけるレンズ装置の構成を示す図 付勢手段の付勢力を示す概略図 付勢手段による付勢方向を示す図 本発明の第2実施例におけるレンズ装置の構成を示す図 本発明の第3実施例における投射型表示装置の構成を示す図 本発明の第4実施例における撮像装置の構成を示す図
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、構成部品の相対位置などは、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨で規定されたものではない。
〔レンズ装置の構成の説明〕
図1及び図2を用いて本発明の実施例に係るレンズ装置1の構成について説明する。
図1はレンズ装置1の外観を示す図である。レンズ装置1は、プロジェクタ(投射型表示装置)あるいはカメラ(撮像装置)へA方向に着脱可能なように構成されている。もちろん、レンズ装置1はプロジェクタあるいはカメラに固定されていてもよい。
図2は、図1に示すレンズ装置1の光軸OAと平行な断面Sでのレンズ装置1の断面図である。図2において、レンズホルダ3aはその内部にレンズ2a、2b、2cを格納しており、レンズホルダ3bはその内部にレンズ2dを格納している。レンズホルダ3a及び3bの外周には、120°間隔でコロ(カムフォロア)5aが3個設けられており、コロ5aは第1のカム筒4aが備えるカム溝(不図示)と、直進ガイド筒10が備える直進ガイド(不図示)に係合している。
第1のカム筒4aにはフォーカスリング6が固定されている。前述のようにコロ5aが第1のカム筒4aのカム溝及び直進ガイド筒10の直進ガイドに係合している。このため、フォーカスリング6が回転すると第1のカム筒4aが回転し、第1のカム筒4aの回転に合わせてレンズホルダ3a及び3bが図2における紙面左右方向に移動する。なお、本発明の実施例において、フォーカスリング6は手動であるが、フォーカスリング6は電動であってもよい。
レンズホルダ3cはその内部に絞り9aとレンズ2eを格納しており、レンズホルダ3dはその内部にレンズ2fを格納しており、レンズホルダ3eはその内部に絞り9bを格納して。そして、レンズホルダ3fはその内部にレンズ2g、2h、2i、2jを格納しており、レンズホルダ3gはその内部にレンズ2k、2lを格納している。レンズホルダ3c、3d、3e、3f、3gの外周には、120°間隔でコロ5bが3個設けられており、コロ5bは第2のカム筒4bが備えるカム溝13と直進ガイド筒10が備える直進ガイドに係合している。
第2のカム筒4bにはズームリング7が固定されている。前述のようにコロ5bが第2のカム筒4bのカム溝13及び直進ガイド筒10の直進ガイドに係合している。このために、ズームリング7が回転すると第2のカム筒4bが回転し、第2のカム筒4bの回転に合わせてレンズホルダ3c、3d、3e、3f、3gが図2における紙面左右方向に移動する。
レンズホルダ3hはその内部にレンズ2mを格納するレンズホルダであり、レンズホルダ3hは直進ガイド筒10に対してビスで締結されている。このため、フォーカスリング6あるいはズームリング7が回転してもレンズホルダ3hは図2における紙面左右方向に移動しない。
本実施例において、レンズホルダ3gは、レンズを支持するとともに、レンズの光軸方向OAに移動可能な保持部材である。また、第2のカム筒4bは、レンズホルダ3gをレンズの光軸方向に移動させるためのカム溝13を有し、回転可能であるとともに、レンズの光軸方向への移動を制限されているカム筒である。直進ガイド筒10は、第2のカム筒4bを支持する直進ガイド筒である。
〔第1実施例〕
まず、図3を用いて本実施例で着目しているガタについて説明する。
図3に示すように、第2のカム筒4bは直進ガイド筒10の内側に設けられている。また、第2のカム筒4bは凸部11aを備えており、凸部11aが、直進ガイド筒10が備える凹部11a´に係合することで、第2のカム筒4bの光軸方向の移動が制限されている。
すなわち、第2のカム筒4bは、レンズを支持するとともに、レンズの光軸方向に移動可能な保持部材を光軸方向に移動させるためのカム溝を有し、回転可能であるとともに、直進ガイド筒10に対して光軸方向への移動を制限されているカム筒であるといえる。
しかしながら、前述のように第2のカム筒4bは回転するために、凸部11aと凹部11a´との間に僅かな隙間が設けられている。すなわち、第2のカム筒4bと直進ガイド筒10との間にはガタがある。また、第2のカム筒4bと直進ガイド筒10とが領域11bにおいて互いに接触しており、これにより、第2のカム筒4bを光軸と直交する方向に安定させることができる。しかしながら、前述のように、第2のカム筒4bは回転するため、領域11bにおいてもガタがある。
このように、第2のカム筒4bと直進ガイド筒10との間にはガタが存在するため、レンズ装置の姿勢が変化することで、第2のカム筒4bが所望の位置から光軸方向及び光軸方向と直交する方向にずれてしまう。その結果、第2のカム筒4b内のレンズも所望の位置からずれてしまい、投射画像の画質が劣化してしまう。
このようなガタによる影響を抑制するための付勢バネ(付勢手段)8の構成について図4から図7を用いて説明する。
図4に示すように、接触面14(接触手段)を有する付勢バネ8がビス15によってレンズホルダ3hに固定されている。すなわち、レンズホルダ3hは、付勢バネ8を支持するとともに、レンズの光軸方向への移動を制限されている支持部材である。
図5(A)(B)(C)に示すように、付勢バネ8は、接触面14が第2のカム筒4bの内側に接触するように構成されている。また、付勢バネ8の接触面14は、図6に示すように、光軸OAに対して45度の傾きを有している。ただし、図6はあくまで接触面14と第2のカム筒4bとの位置関係を示す概略図であり、図6以外の図と異なる部分もある。
なお、接触面14と光軸OAとが成す角度は必ずしも45度である必要はない。付勢バネ8が、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して、レンズの光軸方向及びレンズの光軸方向と直交する方向に付勢するための付勢力を発揮する構成であれば、45度以外の傾きであってもよい。
また、付勢バネ8が、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して、レンズの光軸方向及びレンズの光軸方向と直交する方向に付勢するための付勢力を発揮する構成であれば、接触面14は第2のカム筒4bの端部の内側ではなく、外側と接触していてもよい。
図6に示すように、接触面14が第2のカム筒4bの端部の内側に斜めに接触することで、付勢バネ8の弾性力が光軸方向の成分と、光軸方向と直交する成分とに分解される。ただし、接触面14が所定の断面においてのみ傾いている構成では、光軸方向と光軸方向と直交する方向の2方向に同時に付勢することはできない。
そこで、本実施例においては、接触面14が二つの断面において傾いている。言い換えれば、複数の接触面14は、レンズの光軸方向と直交するとともに互いに直交する任意の2つの方向視において、レンズの光軸方向に対して傾いている。さらに言い換えれば、付勢バネ8は、レンズの光軸方向の成分と、レンズの光軸方向と直交する方向の成分とを備える弾性力を前記カム筒に対して与えるように構成されている。
この結果、図7に示すように、光軸方向と直交する方向に第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して付勢することが可能となる。さらに、前述の図3中の紙面左方向(光軸方向)に第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して付勢することが可能となる。
このように本実施例で示すレンズ装置は、光学装置に搭載可能なレンズ装置であって、レンズを支持するとともに、レンズの光軸方向に移動可能なレンズホルダ3g(保持部材)を備える。
さらに、レンズ装置は、レンズホルダ3gをレンズの光軸方向に移動させるためのカム溝13を有し、回転可能である第2のカム筒4b(カム筒)と、第2のカム筒4bを支持する直進ガイド筒10を備える。なお、第2のカム筒4bはレンズの光軸方向への移動を制限されている。
さらに、レンズ装置は、レンズの光軸と直交する断面において互いに異なる位置で前記カム筒と接触する複数の接触面14を有する付勢バネ8(弾性手段)を備える。
さらに、レンズ装置は、付勢バネ8を支持するとともに、レンズの光軸方向への移動を制限されているレンズホルダ3h(支持部材)を備える。
そして、付勢バネ8は、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して、レンズの光軸方向及びレンズの光軸方向と直交する方向に付勢するための弾性力を発揮するように構成されている。
これにより、投射レンズの姿勢の変化による影響をより抑制することが可能なレンズ装置を実現することが可能となる。
以下では、前述の効果を高める、あるいは前述の効果とは別の効果を得ることが出来る構成について説明する。
本実施例においては、前述のように光軸方向への移動が制限されているレンズホルダ3hを支持部材とし、レンズホルダ3hに付勢バネ8を固定している。これにより、付勢バネ8を固定するための部材を新たに設ける必要がなく、装置の構成の複雑化を抑制しつつ、前述のガタによる影響を抑制することが可能となる。
すなわち、レンズホルダ3hは、前述のように、付勢バネ8を支持する支持部材であり、かつ、レンズを支持するとともに、レンズの光軸方向への移動を制限されている第2の保持部材であるともいえる。
さらに、本実施例においては、前述のように、付勢バネ8が第2のカム筒4bとレンズホルダ3hの間に設けられている。一般的に、カム筒の剛性の低下及びカム溝形状の精度の劣化を抑制するために、カム溝はカム筒の端部で開放状態とはしない。このため、第2のカム筒4b内のレンズホルダのうち、もっともレンズ装置1の縮小側にあるレンズホルダ3gは、第2のカム筒4bの端部まで移動することはできない。このため、前述の図2に示すように、第2のカム筒4bの端部の内径部にはレンズホルダが移動して来ない空間12aが存在する。
さらに、前述の図3及び図5に示すように、第2のカム筒4bとレンズホルダ3gとが接触しないように、第2のカム筒4bとレンズホルダ3gとの間には空間12bが設けられていることが多い。そこで、本実施例においては、前述の空間12aと空間12bに付勢バネ8を設けることで、付勢バネ8を設けることによる装置の大型化を抑制しつつ、前述のガタによる影響を抑制することが可能となる。
また、付勢バネ8は以下のように構成されていることが好ましい。すなわち、接触手段としての付勢バネ8がレンズの光軸方向視において互いに異なる位置で第2のカム筒4bと接触する第1の接触部と第2の接触部を有している。なお、第1の接触部及び第2の接触部は、図4などに示す複数の接触面14を示す。そして、第1の接触部は第2のカム筒4bに対して与える付勢力を第1の付勢力とし、第2の接触部が第2のカム筒4bに対して与える付勢力を第2の付勢力とする。
このとき、第1の接触部は、第1の付勢力が、光軸方向OAへの成分である第1の成分と、光軸と直交する方向への成分である第2の成分とを有するように構成されている。また、第2の接触部は、第2の付勢力が、光軸方向への成分である第3の成分と、光軸と直交する方向への成分である第4の成分とを有するように構成されている。
そして、第1の成分と第3の成分は、互いに平行で互いに同じ方向を向いている。このような第1の成分及び第3の成分によって、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して光軸方向OAに付勢することが可能となる。
さらに、光軸方向視において、第2の成分と第4の成分は、互いに平行で互いに同じ方向を向いている成分を有している。光軸方向視において、第2の成分及び第4の成分が、互いに平行で互いに同じ方向を向いている成分を有していない場合とは、例えば、光軸方向視において、第2の成分と第4の成分とが互いに平行であるが、互いに逆の方向を向いている場合が考えられる。
このような場合、前述の第1の成分及び第3の成分によって第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して光軸方向に付勢することができる。しかしながら、光軸方向視において、第2の成分と第4の成分とが作用反作用の関係にあり、互いに同じ付勢力を発揮すると、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して光軸と直交する方向に付勢することができなくなってしまう。
したがって、光軸方向視において、第2の成分と第4の成分は、互いに平行で互いに同じ方向を向き、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して光軸と直交する方向へ付勢する成分を有することが好ましい。
〔第2実施例〕
以下、図8を参照して本発明の第2実施例について説明する。
前述の第1実施例と本実施例との違いは、前述の第1実施例においては第2のカム筒4bの端部が直角であったのに対して、本実施例では、図8に示すように、第2のカム筒4bの端部の内側に傾斜面16を新たに設けた点である。
すなわち、本実施例においては、第2のカム筒4bの端部のうち付勢バネ8側(付勢手段側)の端部は傾斜面16を備えており、付勢バネ8の複数の接触面14はこの傾斜面16に接触している。これにより、前述の第1実施例に記載の構成と比較して、接触面14と第2のカム筒4bとの接触面積が増加し、投射レンズの姿勢の変化による影響をより抑制することが可能となる。
なお、本実施例においては、傾斜面16と接触面14とは平行ではなく、接触面14の一部が傾斜面16に接触している。しかし、傾斜面16と接触面14とを互いに平行にすることで、接触面14と第2のカム筒4bとの接触面積をさらに増加させることが可能となる。
このように、本実施例においても、付勢バネ8は、第2のカム筒4bを直進ガイド筒10に対して、レンズの光軸方向及びレンズの光軸方向と直交する方向に付勢するための弾性力を発揮するように構成されている。
これにより、投射レンズの姿勢の変化による影響をより抑制することが可能なレンズ装置を実現することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
〔第3実施例〕
以下、図9を参照して本発明の第3実施例として、前述の第1及び第2実施例のレンズ装置1を搭載可能なプロジェクタP(投射型表示装置)の構成について説明する。
図9において、17は水銀ランプ(光源)であり、18は水銀ランプ17からの光を受光する照明光学系である。
照明光学系18は、水銀ランプ17からの光束を複数の部分光束に分割する第1のフライアイレンズFLAと、第1のフライアイレンズFLAからの光束を受光する第2のフライアイレンズFLBとを有する。さらに、照明光学系は、第2のフライアイレンズFLBからの光束を受光し、第2のフライアイレンズFLBからの光束の偏光方向を特定の方向揃える偏光変換素子PSCを有する。
20は反射型液晶パネル(光変調素子)である。19は照明光学系18からの光を反射型液晶パネル20に導くとともに、反射型液晶パネル20からの光を前述の第1実施例及び第2実施例で示したレンズ装置1に導く色分離合成系である。色分離合成系19は、照明光学系18からの光束を波長によって青色光、緑色光、赤色光に分割するダイクロイックミラーDMと、所定の偏光方向の光を反射し、所定の偏光方向とは異なる偏光方向の光を透過させる偏光ビームスプリッタPBSとを有している。
図9に示すプロジェクタPは机に置かれて使用されるだけではなく、天井から吊るされる、あるいは傾けて使用されることがある。このようなプロジェクタPに前述の第1実施例及び第2実施例で示すレンズ装置1を適用とすることで、ガタによる影響を抑制することができる。
〔第4実施例〕
以下、図10を参照して本発明の第4実施例として、前述の第1及び第2実施例のレンズ装置1を搭載可能な撮像装置Cの構成について説明する。
図10において、1は前述の第1実施例及び第2実施例で示したレンズ装置であり、22は撮像素子23を有するカメラ装置であり、撮像素子23はレンズ装置1からの光を受光する。このような撮像装置Cが前述の第1実施例及び第2実施例で示したレンズ装置1を備えることで、ユーザが撮像装置Cを上下に傾けたとしても、ガタによる影響を抑制することができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施例では、付勢手段としての2つの板バネを備える構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。付勢手段であれば、部材としては一体に構成されているものであってもよい。さらに、付勢手段としては板バネ以外にも、接触部としての機能を発揮する部材を設けたバネ、ダンパーや、接触面を有するように加工されたゴム部材などを用いてもよい。
また、前述した実施例では、付勢手段としての2つの板バネがレンズホルダ3hに固定されている構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、付勢部材を固定するためのレンズホルダ3h以外の部材を別途設けても良い。
1 レンズ装置
3g レンズホルダ(保持部材)
4b 第2のカム筒(カム筒)
5a、5b コロ(カムフォロア)
8 付勢バネ(付勢手段)
10 直進ガイド筒

Claims (9)

  1. レンズを保持するとともに、カムフォロアを有する保持部材と、
    前記カムフォロアが係合し、前記保持部材を前記レンズの光軸方向に移動させるためのカム溝を有し、回転可能なカム筒と、
    前記カムフォロアが係合する直進ガイドを有する直進ガイド筒と、
    前記直進ガイド筒に固定され、前記光軸方向への移動を制限されている支持部材と、
    前記支持部材に設けられ、前記光軸方向及び前記光軸方向と直交する方向の成分を持つ付勢力で前記直進ガイド筒に対して前記カム筒を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記カム筒は、前記直進ガイド筒の内側に設けられており、
    前記付勢手段は、前記カム筒の内側に接することで、前記光軸方向視において、前記カム筒を前記直進ガイド筒に対して一方向に付勢する、ことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記付勢手段は前記カム筒と接触する接触手段を有し、
    前記接触手段は、前記レンズの光軸と直交する方向視において前記光軸に対して傾斜しているとともに、前記光軸方向への付勢力と、前記光軸方向と直交する方向への付勢力とを発揮するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のレンズ装置。
  3. 前記接触手段は、前記レンズの光軸方向視において互いに異なる位置で前記カム筒と接触する第1の接触部と第2の接触部を有しており、
    前記第1の接触部が前記カム筒に対して与える付勢力を第1の付勢力とし、前記第2の接触部が前記カム筒に対して与える付勢力を第2の付勢力とするとき、
    前記第1の接触部は、前記第1の付勢力が、前記光軸方向への成分である第1の成分と、前記光軸と直交する方向への成分である第2の成分とを有するように構成されており、
    前記第2の接触部は、前記第2の付勢力が、前記光軸方向への成分である第3の成分と、前記光軸と直交する方向への成分である第4の成分とを有するように構成されており、前記第1の成分と前記第3の成分は、互いに平行で互いに同じ方向を向いており、
    前記光軸方向視において、前記第2の成分と前記第4の成分は、互いに平行で互いに同じ方向を向いている成分を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載のレンズ装置。
  4. 前記カム筒の端部のうち前記付勢手段側の端部は傾斜面を備えており、
    前記接触手段は前記傾斜面に接触している、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のレンズ装置。
  5. 前記接触手段は、前記傾斜面と平行な接触面を有している、
    ことを特徴とする請求項に記載のレンズ装置。
  6. 前記付勢手段は、複数の板バネである、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  7. 前記支持部材は、レンズを保持しており、かつ、
    前記直進ガイド筒の端部に固定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のレンズ装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    光源と、
    前記光源からの光を受光する照明光学系と、
    光変調素子と、
    前記照明光学系からの光を前記光変調素子に導くとともに、前記光変調素子からの光を前記レンズ装置に導く色分離合成系と、を備える、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置からの光を受光する撮像素子と、を備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
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