JP2006133689A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で容易にフォーカス調整を行うことができ、ユーザによる操作性を向上させる。
【解決手段】 プロジェクタ10の筐体12に、投映レンズ14による投映画像のフォーカス調整を行うフォーカスダイヤル16を設ける。筺体12の内部に、フォーカス調整機構28を設ける。フォーカス調整機構28は、カム45、コイルバネ46を備える。カム45は、カム本体部45a、カムギア45bを備える。カムギア45bは、フォーカスダイヤル16のダイヤルギア16aに噛合する。カム本体部45aを、フォーカスダイヤル16の回動に対して、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近いときには投映レンズ14の移動量が小さくなり、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近いときには投映レンズ14の移動量が大きくなる形状で形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像光を投映レンズにより結像してスクリーン上に画像を投映するプロジェクタに関するものである。
最近のプロジェクタは、液晶パネルやDMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)を利用して画像光を生成し、この画像光を投映レンズで拡大してスクリーン上に結像している。投映レンズにズーム機能を持たせたものでは、プロジェクタとスクリーンとの間の距離を変えずにスクリーン上での画面サイズを変更することができるのに対し、ズーム機能をもたない投映レンズを使用したプロジェクタでは、スクリーンとプロジェクタとの間の距離を調整して画面サイズの変更を行う。
また、スクリーンに投映された画像のピント合わせを行うために、投映レンズにはユーザによって操作されるフォーカス調整機構が設けられている。ズーム機能をもたない投映レンズの場合、大きな画面サイズでスクリーンに画像を投映する場合にはスクリーンからプロジェクタを離し、逆に画面サイズを小さくするにはプロジェクタをスクリーンに近づけることになる。したがって、投映レンズのピント合わせは、画面サイズ大のときには遠距離レンジ、画面サイズ小のときには近距離レンジでのフォーカス調整が行われる。
ところが、投映レンズのピント合わせを行うときのレンズの移動量は、投映レンズ全体あるいはその一部のレンズを移動させる場合のいずれであっても、遠距離レンジでは小さく、近距離レンジでは大きくなるのが通常である。すなわち、同程度のピンボケに対してフォーカス調整するときのレンズ移動量を画面サイズ大のときには小さく、画面サイズ小のときには大きくしなければならず、不慣れなユーザにはフォーカス調整操作がしにくい面がある。また、投映光学系内に非球面ミラーを用い、この非球面ミラーを移動させてピント合わせを行うようにしたプロジェクタも知られているが、画面サイズが変わるとピント合わせのための非球面ミラーの移動量は非線形に変化し、やはりフォーカス調整操作はしにくいものとなっている。
こうした背景から、特許文献1のプロジェクタ装置では、画像を拡大する結像光学系を複数の反射鏡を用いて構成するとともに、ユーザのボタン操作で駆動するモータによって反射鏡を移動するようにし、反射鏡の繰り出し量が小さいときには、反射鏡の移動をゆっくりと行い、反射鏡の繰り出し量が大きいときには、反射鏡の移動を速く行うことにより、画面サイズが異なる場合においてもボタン操作に応じた画面サイズの変化量を略均一にして、ユーザによる操作性を向上させている。
特開2004−144914号公報
しかしながら、特許文献1のプロジェクタ装置では、反射鏡の繰り出し量が小さいときには、駆動モータによる反射鏡の移動をゆっくりと行い、反射鏡の繰り出し量が大きいときには、駆動モータによる反射鏡の移動を速く行うことにより、ユーザによる操作性を向上させているが、反射鏡の移動量に対する画面サイズの変化量は二次曲線となるため、反射鏡の移動速度を調整するために、メモリに反射鏡の繰り出し量と駆動モータに印加する電圧の関係を記憶させ、位置センサで読み取った反射鏡の位置に合わせてCPUにより駆動モータの駆動を制御しており、構造が複雑になり、それに応じてコストが上がるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で容易にフォーカス調整を行うことができ、ユーザによる操作性を向上させることができるプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクタは、光源からの照明光を画像光に変換する光変換手段と、前記画像光を結像してスクリーンに画像を投映する投映レンズと、前記投映レンズを移動させて前記スクリーンに投映する画像の焦点を調整する調整操作部とを有するプロジェクタにおいて、前記調整操作部の操作量に対して前記画像の焦点調整量が略比例するように前記投映レンズの移動を制御する制御機構を備えることを特徴とする。
なお、前記制御機構は、前記調整操作部の操作に応じて変位し、変位に応じて前記調整操作部の操作量に対して前記画像の焦点調整量が略比例するように前記投映レンズを移動させる変位部材を有することが好ましい。
本発明のプロジェクタによれば、光源からの照明光を画像光に変換する光変換手段と、画像光を結像してスクリーンに画像を投映する投映レンズと、投映レンズを移動させてスクリーンに投映する画像の焦点を調整する調整操作部と、調整操作部の操作量に対して画像の焦点調整量が略比例するように投映レンズの移動を制御する制御機構とを備えるから、容易に画像の焦点調整を行うことができ、ユーザによる操作性を向上することができる。
また、制御機構は、調整操作部の操作に応じて変位し、変位に応じて調整操作部の操作量に対して画像の焦点調整量が略比例するように投映レンズを移動させる変位部材を有するから、簡単な構造で画像の焦点調整を容易に行うことができる。
図1に、本発明を実施したプロジェクタ10の外観を示す。プロジェクタ10は、使用時にはレンズカバーを開放することにより、筺体12の前面に投映レンズ14が露呈する。投映レンズ14の前方には、スクリーン15(図2参照)が配置され、投映レンズ14から画像が投映される。筺体12の上面には、回動式のフォーカスダイヤル(調整操作部)16が設けられ、フォーカスダイヤル16を操作(回動)することによって、投映レンズ14による投映画像(スクリーン15に投映される画像)のフォーカス調整(焦点調整)を行うことができる。フォーカダイヤル16を図1中A方向及びB方向に回動すると、投映画像のフォーカスが調整される。
図2に、プロジェクタ10の概略的な構成図を示す。筺体12の内部には、光源22、照明光学系23、全反射プリズム24、DMD(光変換手段)26、投映光学系27、フォーカス調整機構(制御機構)28等が設けられている。光源22としては、例えば、キセノンランプや水銀ランプなどの白色光源が使用される。光源22から照射された照明光は、照明光学系23へ入射する。
照明光学系23は、カラーホイール34、ロッドインテグレータ36、リレーレンズ37、38、ミラー39からなる。カラーホイール34は、光源22からの照明光をB、G、Rの3色に時分割で分離する。カラーホイール34は、略円板形状の基板に、B光のみを透過するBフィルタ、G光のみを透過するGフィルタ、R光のみを透過するRフィルタの3色のフィルタを基板の回転中心からほぼ等距離に配置したものである。カラーホイール34は、高速で回転して、各色のフィルタを照明光路に順次挿入する。これにより、照明光がB、G、Rの3色に時分割で色分離され、分離された各色の光が順次DMD26に向けて照射される。
ロッドインテグレータ36は、例えばガラス製で、内側に反射面が形成されている。カラーホイール34で分離された光は、ロッドインテグレータ36を透過する間に反射を繰り返すことによって均斉化される。リレーレンズ37、38は、ロッドインテグレータ36から射出した光束をミラー39に中継する。ミラー39は、この光束を全反射プリズム24へ向けて反射させる。
全反射プリズム24は、ミラー39からDMD26へ入射する入射光と、DMD26で反射する反射光とを分離するためのものである。全反射プリズム24は、例えば、異なる屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面24aが形成される。入射光は、入射角が臨界角よりも大きいため、反射面24aで全反射してDMD26へ入射する。他方、DMD26で反射した反射光は、入射角が臨界角よりも小さいため、反射面24aを透過する。なお、図3に示すように、反射面25aを備えた全反射プリズム25を用い、ミラー39からDMD26への入射光が反射面25aを透過し、DMD26で反射した反射光が反射面25aにて全反射するようにしてもよい。
DMD26は、周知のように、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものである。各ミラー素子は、投映する画像に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をオン光として投映光学系27に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をオフ光として投映光学系27から外れた方向に向けて反射させる。画像光は、投映光学系27に向かうオン光の集合により構成される。
投映光学系27は、レンズ鏡筒41と、投映レンズ14と、投映レンズ14を保持するレンズホルダ42とを備える。投映レンズ14とレンズホルダ42とは、レンズ鏡筒41内に配設されている。レンズホルダ42は、図2中C方向及びD方向に移動可能に設けられており、レンズホルダ42の移動により投映レンズ14が移動する。DMD26によって生成された画像光は、投映光学系27によってスクリーン15に結像される。これにより、スクリーン15上に画像が投映される。なお、投映光学系27を構成する投映レンズの枚数は1枚に限定されることなく、適宜変更されるものである。
フォーカス調整機構28は、投映レンズ14を移動させることにより、投映画像(スクリーン15に投映させる画像)のフォーカス調整を行うものであり、回動式のフォーカスダイヤル(調整操作部)16の回動角度(操作量)に対して投映画像のフォーカス調整量が略反比例するように、投映レンズ14を移動させる。
図4に示すように、フォーカス調整機構28は、カム(変位部材)45と、コイルバネ46とを備える。カム45は、カム本体部45aとカムギア45bとを備え、カムギア45bは、フォーカスダイヤル16に形成されたダイヤルギア16aに噛合している。フォーカスダイヤル16の回動によりダイヤルギア16aが回動すると、カムギア45bを介してカム45が回動する。カム45は、ダイヤルギア16aが図4中A方向に回動されると図4中B方向に回動し、ダイヤルギア16aが図4中B方向に回動されると図4中A方向に回動する。なお、本実施形態では、フォーカスダイヤル16を2回転(720°)させると、カム45が180°回動するようにされている。すなわち、カムギア45aのピッチ円直径は、ダイヤルギア16aのピッチ円直径の4倍で形成されている。
カム本体部45aは、レンズホルダ42に当接しており、図4中B方向に回動されると、レンズホルダ42を図4中C方向に移動させる。コイルバネ46は、レンズホルダ42を図4中D方向に向けて付勢している。これにより、カム本体部45aが図4中A方向に回動されると、レンズホルダ42は、カム本体部45aの当接面45cに当接しながら図4中D方向に移動する。図4(A)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=0°(カム45の回動角度=0°)、図4(B)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=360°(カム45の回動角度=90°)、図4(C)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=720°(カム45の回動角度=180°)のときの投映レンズ14、レンズホルダ42及びカム45の位置を示している。本実施形態では、図4(A)に示す投映レンズ14の位置をレンズ基準位置、図4(C)に示す投映レンズ14の位置をレンズ最大移動位置として説明する。また、図4(A)に示すフォーカスダイヤル16の回動位置をダイヤル基準位置、図4(C)に示すフォーカスダイヤル16の回動位置をダイヤル最大回動位置として説明する。カム本体部45aは、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるような形状で形成されている。
図5は、投映レンズ14のレンズ基準位置からの移動量と投映画像のフォーカス調整量とを示すグラフである。投映画像のフォーカス調整量は、投映レンズ14の移動量(レンズホルダ42の移動量)に対して、反比例ではない関係となる。すなわち、投映レンズ14がレンズ基準位置に近いときには、投映レンズ14の移動に対して投映画像のフォーカス調整量が大きく、投映レンズ14がレンズ最大移動位置に近いときには、投映レンズ14の移動に対して投映画像のフォーカス調整量が小さい。
そこで、カム45は、図6に示すように、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるように、投映レンズ14を移動させる。これにより、図7に示すように、フォーカスダイヤル16の回動角度(操作量)に対して投映画像のフォーカス調整量が略反比例する。このように、フォーカスダイヤル16の回動角度と投映画像のフォーカス調整量とが略反比例の関係になるので、ユーザがフォーカスダイヤル16を回動させて、投映画像のフォーカス調整を行う際に、そのフォーカス調整を容易に行うことができる。
次に、上記のように構成されたプロジェクタ10の作用について説明する。ユーザが、投映画像(スクリーン15に投映される画像)のフォーカス調整を行う場合には、フォーカスダイヤル16を回動する。そして、投映画像のフォーカスが合ったときに、フォーカスダイヤル16の回動を停止する。これにより、投映画像のフォーカスが合った状態となる。このとき、投映画像のフォーカス調整量は、投映レンズ14の移動に対して、投映レンズ14がレンズ基準位置に近いときには大きく、投映レンズ14がレンズ最大移動位置に近いときには小さい。そこで、カム45は、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるように、投映レンズ14を移動させる。
このように、カム45は、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近いときには、フォーカスダイヤル16の回動に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるように、投映レンズ14を移動させるから、簡単な構成で、投映画像の大きさに係わらず、フォーカスダイヤル16の回動角度と投映画像のフォーカス調整量とを略反比例の関係にすることができ、ユーザがフォーカスダイヤル16を回動させて、投映画像のフォーカス調整を行う際に、そのフォーカス調整を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、フォーカスダイヤル16をA方向に回動すると、投映レンズ14が図4中C方向に移動し、フォーカスダイヤル16をB方向に回動すると、投映レンズ14が図4中D方向に移動するようにしたが、これに限定されることなく、フォーカスダイヤル16をA方向に回動すると、投映レンズ14が図4中D方向に移動し、フォーカスダイヤル16をB方向に回動すると、投映レンズ14が図4中C方向に移動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、フォーカスダイヤル16を2回転(720°)させると、カム45が180°回動するようにしたが、これに限定されることなく、例えば、フォーカスダイヤル16を1回転(360°)させると、カム45が180°回動するようにしてもよい。この場合には、カムギア45aのピッチ円直径を、ダイヤルギア16aのピッチ円直径の2倍で形成する。
さらに、本実施形態では、投映画像のフォーカス調整を行う調整操作部を、回動式のフォーカスダイヤル16から構成したが、これに限定されることなく、投映画像のフォーカス調整を行うことができるものであればよく、例えば移動式のフォーカスレバーから構成してもよい。
また、本発明は、DMD26を用いたプロジェクタ10に限らず、例えば、液晶パネルに照射した光を透過させる透過型のプロジェクタや液晶パネルに照射した光を反射させる反射型の液晶プロジェクタなど、他のプロジェクタに適用してよい。さらに、ズーム機能を有する投映レンズを用いたプロジェクタに適用してもよい。
図8及び図9に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。図8に示すように、この実施形態では、プロジェクタ10の内部には、フォーカス調整機構48を構成するカム(変位部材)50及び中継ギア51と、投映レンズ14を保持するレンズホルダ52とが配設されている。レンズホルダ52は、図8中C方向及びD方向に移動可能に設けられており、レンズホルダ52の移動により投映レンズ14が移動する。
カム50には、カム孔50aと、カムギア50bとが形成されている。カム孔50aは、弓形状に形成されており、レンズホルダ52のホルダボス52aが挿入されている。カムギア50bは中継ギア51に噛合しており、中継ギア51が回動されると、カム50は、図8中E方向及びF方向に移動する。中継ギア51は、フォーカスダイヤル16のダイヤルギア16aに噛合しており、フォーカスダイヤル16の回動によりダイヤルギア16aが回動すると、中継ギア51が回動する。カム50は、ダイヤルギア16aが図8中A方向に回動されると中継ギア51を介して図8中E方向に移動し、ダイヤルギア16aが図8中B方向に回動されると中継ギア51を介して図8中F方向に移動する。レンズホルダ52は、カム50が図8中E方向に移動すると図8中C方向に移動し、カム50が図8中F方向に移動すると図8中D方向に移動する。なお、本実施形態では、フォーカスダイヤル16を2回転(720°)させると、カム50が後述するカム基準位置からカム最大移動位置に移動するようにされている。
図8(A)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=0°、図8(B)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=360°、図8(C)は、フォーカスダイヤル16の回動角度=720°のときの投映レンズ14、カム50及びレンズホルダ52の位置を示している。本実施形態では、図8(A)に示す投映レンズ14の位置をレンズ基準位置、図8(C)に示す投映レンズ14の位置をレンズ最大移動位置として説明する。また、図8(A)に示すフォーカスダイヤル16の回動位置をダイヤル基準位置、図8(C)に示すフォーカスダイヤル16の回動位置をダイヤル最大回動位置として説明する。さらに、また、図8(A)に示すカム50の位置をカム基準位置、図8(C)に示すカム50の位置をカム最大移動位置として説明する。
カム50に形成されたカム孔50aは、カム50の位置がカム基準位置に近い(フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近い)ときには、カム50の移動(フォーカスダイヤル16の回動)に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、カム50の位置がカム最大移動位置に近い(フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近い)ときには、カム50の移動(フォーカスダイヤル16の回動)に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるような形状で形成されている。図9は、カム50の移動量と、投映レンズ14の移動量とを示すグラフである。これにより、フォーカスダイヤル16の回動角度と投映画像のフォーカス調整量とを略反比例の関係にすることができる。
このように、カム50は、カム50の位置がカム基準位置に近い(フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル基準位置に近い)ときには、カム50の移動(フォーカスダイヤル16の回動)に対して投映レンズ14の移動量が小さくなるとともに、カム50の位置がカム最大移動位置に近い(フォーカスダイヤル16の回動位置がダイヤル最大回動位置に近い)ときには、カム50の移動(フォーカスダイヤル16の回動)に対して投映レンズ14の移動量が大きくなるように、投映レンズ14を移動させるから、簡単な構成で、投映画像の大きさに係わらず、フォーカスダイヤル16の回動角度と投映画像のフォーカス調整量とを略反比例の関係にすることができ、ユーザがフォーカスダイヤル16を回動させて、投映画像のフォーカス調整を行う際に、そのフォーカス調整を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、フォーカスダイヤル16を2回転(720°)させると、カム50がカム基準位置からカム最大移動位置に移動するようにしたが、これに限定されることなく、例えば、フォーカスダイヤル16を1回転(360°)させると、カム50がカム基準位置からカム最大移動位置に移動するようにしてもよい。
プロジェクタを示す外観図である。 プロジェクタの概略的な構成を示す説明図である。 仕様の異なる全反射プリズムを用いた例を表す説明図である。 投映レンズ、レンズホルダ、ダイヤルギア、カム、コイルバネを示す上面図である。 投映レンズの移動量と投映画像のフォーカス調整量とを示すグラフである。 フォーカスダイヤルの回動角度と投映レンズの移動量とを示すグラフである。 フォーカスダイヤルの回動角度と投映画像のフォーカス調整量とを示すグラフである。 本発明の他の実施形態の投映レンズ、レンズホルダ、ダイヤルギア、カム、中継ギアを示す上面図である。 図8に示す実施形態のカムの移動量と投映レンズの移動量とを示すグラフである。
符号の説明
10 プロジェクタ
14 投映レンズ
14a レンズギア
15 スクリーン
16 フォーカスダイヤル(調整操作部)
16a ダイヤルギア
22 光源
23 照明光学系
26 DMD(光変換手段)
27 投映光学系
28,48 フォーカス調整機構(制御機構)
41 レンズ鏡筒
42 レンズホルダ
45 カム(変位部材)
45a カム本体部
45b カムギア
45c 当接面
46 コイルバネ
50 カム(変位部材)
50a カム孔
50b カムギア
51 中継ギア
52 レンズホルダ
52a ホルダボス

Claims (2)

  1. 光源からの照明光を画像光に変換する光変換手段と、前記画像光を結像してスクリーンに画像を投映する投映レンズと、前記投映レンズを移動させて前記スクリーンに投映する画像の焦点を調整する調整操作部とを有するプロジェクタにおいて、
    前記調整操作部の操作量に対して前記画像の焦点調整量が略比例するように前記投映レンズの移動を制御する制御機構を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記制御機構は、前記調整操作部の操作に応じて変位し、変位に応じて前記調整操作部の操作量に対して前記画像の焦点調整量が略比例するように前記投映レンズを移動させる変位部材を有することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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