JPH0875978A - ズーム鏡胴 - Google Patents

ズーム鏡胴

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JPH0875978A
JPH0875978A JP24071394A JP24071394A JPH0875978A JP H0875978 A JPH0875978 A JP H0875978A JP 24071394 A JP24071394 A JP 24071394A JP 24071394 A JP24071394 A JP 24071394A JP H0875978 A JPH0875978 A JP H0875978A
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drive ring
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Takuji Hamazaki
拓司 浜崎
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きなスペースを要せずに手動ズームと電動
ズームの切り換えを行え、カメラのコンパクト化を図れ
るズーム鏡胴を提供すること。 【構成】 ズーム駆動環17と、ズーム駆動環駆動用ギ
ア81と、ズーム操作環19と、ズーム駆動環17とズ
ーム操作環19との間の環状空間35に配設された電動
ズームギア機構47とを備えたズーム鏡胴1において、
ズーム操作環19の内周部の歯部1903に噛合するギ
ア95を有し、ズーム操作環19の回転力をズーム駆動
環駆動用ギア81に伝達する手動ズームギア機構48を
環状空間35に配設し、更に、ズーム操作環19が光軸
方向の一方の側にスライドした状態で、ズーム駆動環駆
動用ギア81と電動ズームギア機構47とを連結し、光
軸方向の他方の側にスライドした状態で、手動ズームギ
ア機構48とズーム駆動環駆動用ギア81とを連結する
ギア切り換え機構49を環状空間35に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズーミング動作を手動
或は電動で切り換えて行なえるズーム鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】ズーミング動作を手動或は電動で切り換
えて行なえるようにしたズーム鏡胴は、一般に、固定筒
上で回転可能に支持されたズーム駆動環と、前記ズーム
駆動環の回転に連動して少なくとも一枚のレンズを光軸
方向に移動させズーム倍率を変化させるレンズ移動機構
と、前記ズーム駆動環を回転させるズーム駆動環駆動用
ギアと、前記ズーム駆動環の外側で回転可能且つ光軸方
向に移動可能に配設されたズーム操作環と、前記ズーム
駆動環とズーム操作環との間の環状空間に配設され、モ
ータの動力を前記ズーム駆動環駆動用ギアに伝達する電
動ズームギア機構とを備える。そして、前記ズーム操作
環を光軸方向の一方の側にスライドした状態で、前記ズ
ーム駆動環駆動用ギアと前記電動ズームギア機構とを連
結する連結機構が設けられ、また、前記ズーム操作環を
光軸方向の他方の側にスライドした状態で、ズーム操作
環とズーム駆動環を直結させるズームレバー等が設けら
れている。そして、前記ズーム操作環を光軸方向の他方
の側にスライドさせた状態でズーム操作環を回転操作す
ると、これと一体にズーム駆動環が回転し、前レンズ及
び後レンズが光軸方向に移動され、手動ズーム動作がな
されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造では、手動ズーム時、ズーム操作環とズ
ーム駆動環とがズームレバーにより直結されるため、ズ
ーム操作環の回転操作時、ズーム操作環と共にズームレ
バーが該ズーム操作環と一体に回転移動する。そのた
め、前記ズーム駆動環とズーム操作環との間の環状空間
に、前記ズームレバーが回転移動する範囲の空間を確保
しなければならず、電動ズームギア機構を構成する電装
品や、モータ、ギア等の配設スペースが制限される不具
合があった。また、手動ズームから電動ズームに切り換
える際、ズーム駆動環とズーム操作環との間のズームレ
バーによる直結状態を解除する解除機構を要するが、こ
の解除機構は構造が複雑化し、組付も面倒になる不具合
があった。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであ
って、本発明の目的は、簡単な構造により手動ズームか
ら電動ズームへの切り換え及び電動ズームから手動ズー
ムへの切り換えを確実に行え、しかも、ズーム駆動環と
ズーム操作環との間の環状空間に大きなスペースを確保
することなく配設でき、カメラのコンパクト化を図れる
ズーム鏡胴を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、固定筒上で回転可能に支持されたズーム駆動
環と、前記ズーム駆動環の回転に連動して少なくとも一
枚のレンズを光軸方向に移動させズーム倍率を変化させ
るレンズ移動機構と、前記ズーム駆動環を回転させるズ
ーム駆動環駆動用ギアと、前記ズーム駆動環の外側で回
転可能且つ光軸方向に移動可能に配設されたズーム操作
環と、前記ズーム駆動環とズーム操作環との間の環状空
間に配設され、モータの動力を前記ズーム駆動環駆動用
ギアに伝達する電動ズームギア機構とを備えたズーム鏡
胴において、前記ズーム操作環の内周部に形成された歯
部に噛合するギアを有し、前記ズーム操作環の回転力を
前記ズーム駆動環駆動用ギアに伝達する手動ズームギア
機構を前記環状空間に配設し、更に、前記ズーム操作環
が光軸方向の一方の側にスライドした状態で、前記ズー
ム駆動環駆動用ギアと前記電動ズームギア機構とを連結
すると共に、前記手動ズームギア機構とズーム駆動環駆
動用ギアとの連結を解除し、ズーム操作環が光軸方向の
他方の側にスライドした状態で、前記ズーム駆動環駆動
用ギアと前記電動ズームギア機構との連結を解除すると
共に、前記手動ズームギア機構と前記ズーム駆動環駆動
用ギアとを連結するギア切り換え機構を前記環状空間に
配設したことを特徴とする。
【0005】また、本発明は、ズーム駆動環駆動用ギア
がズーム駆動環駆動用軸に設けられ、前記手動ズームギ
ア機構は、このズーム駆動環駆動用軸に該ズーム駆動環
駆動用軸と一体に回転可能に配設され前記ズーム操作環
の内周部の歯部と噛合するギアに噛合可能な第1ギアを
備えることを特徴とする。また、本発明は、ズーム駆動
環駆動用ギアがズーム駆動環駆動用軸に設けられ、前記
ギア切り換え機構は、このズーム駆動環駆動用軸に軸方
向に移動可能且つズーム駆動環駆動用軸と一体に回転可
能に配設され、前記電動ズームギア機構に連結可能な第
2ギアを備えることを特徴とする。また、本発明は、ズ
ーム駆動環駆動用ギアがズーム駆動環駆動用軸に設けら
れ、前記手動ズームギア機構は、このズーム駆動環駆動
用軸に該ズーム駆動環駆動用軸と一体に回転可能に配設
され前記ズーム操作環の内周部の歯部と噛合するギアに
噛合可能な第1ギアを備え、前記ギア切り換え機構は、
前記ズーム駆動環駆動用軸に軸方向に移動可能且つズー
ム駆動環駆動用軸と一体に回転可能に配設され、前記電
動ズームギア機構に連結可能な第2ギアを備え、更に、
前記ギア切り換え機構は、前記ズーム操作環の内周部の
歯部と噛合するギアと前記第2ギアをズーム操作環の光
軸方向へのスライドに連動させて軸方向へ移動させるズ
ームレバーを備えることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は実施例に係るズーム鏡胴の半部断面側面
図、図2は電動ズーム時における電動ズームギア機構、
手動ズームギア機構、ギア切り換え機構の展開図、図3
は、手動ズーム時における手動ズームギア機構、ギア切
り換え機構の展開図、図4は実施例に係るズーム鏡胴の
要部の正面図を示す。図1において、1はズーム鏡胴、
3はその光軸、5,7はズームレンズを構成する前レン
ズ群と後レンズ群を示し、前レンズ群5は前移動枠9で
保持され、後レンズ群7は後移動枠11で保持されてい
る。
【0007】ズーム鏡胴1は内側に配設される固定筒1
3と、固定筒13の外側に配設される外筒15と、ズー
ム駆動環17、ズーム操作環19等を備える。固定筒1
3の外周面に回転可能にズーム駆動環17が結合され、
その径方向外側に外筒15が配設され、ズーム駆動環1
7の外周面には歯部1701が形成されている。外筒1
5は大径部1501と、この大径部1501に環状板部
1503を介して接続され前記ズーム駆動環17の後部
外周面との間に隙間を確保して配設される小径部150
5とで構成されている。前記固定筒13の後端及びズー
ム駆動環17の後端は外筒15の後端の段部1507内
に収容され、外筒15の後端にはマウント継環21が連
結され、マウント継環21の後部の外周面には絞り環2
3が回転可能に配設され、マウント継環21の後面には
マウント25が連結され、マウント25の内側には保護
環27が連結されている。
【0008】前記ズーム操作環19は、外筒15の大径
部1501の後端外周面とマウント継環21の前部外周
面にわたり回転可能かつ軸方向に移動可能に配設されて
いる。前記ズーム駆動環17の前部は固定筒13よりも
前方に延出し、この前部外周面には前移動枠用駆動環3
1が取着され、前移動枠用駆動環31の外周面には歯部
3101が形成されている。外筒15の大径部1501
の前部にはフォーカスリング33が取着され、フォーカ
スリング33の内周面にはカム溝3301が形成されて
いる。
【0009】前記前移動枠9の外周部には、フォーカス
リング33のカム溝3301に係合する突起901が形
成され、また、外周部の内周面には前移動枠用駆動環3
1の歯部3101に噛合する歯部903が形成されてい
る。前記固定筒13とズーム駆動環17にはそれぞれカ
ム溝1301,1703が形成され、後移動枠11の外
周部に形成された突起1101が両カム溝1301,1
703にわたり係合されている。従って、ズーム駆動環
17が回転すると、歯部903,3101を介して前移
動枠9が回転し、このとき、突起901がカム溝330
1に案内され、これにより前移動枠9及び前レンズ群5
が光軸方向に移動する。また、ズーム駆動環17が回転
すると、固定筒13のカム溝1301とズーム駆動環1
7のカム溝1703との重なる部分が変位し、このカム
溝1301,1703の重なる部分に突起1101が案
内され、これにより後移動枠11及び後レンズ群7が光
軸方向に移動する。即ち、ズーム駆動環17が回転する
と、前レンズ群5及び後レンズ群7が光軸方向に移動し
てズーム動作がなされ、実施例では、前記歯部903,
3101、突起901、カム溝3301、突起110
1、カム溝1301,1703によりズーム駆動環17
の回転に連動して前レンズ群5及び後レンズ群7を光軸
方向に移動させズーム倍率を変化させるレンズ移動機構
34が構成されている。
【0010】前記外筒15の小径部1505の径方向外
側且つズーム操作環19の径方向内側には環状板部15
03とマウント継環21により閉塞された環状空間35
が形成され、環状板部1503とマウント継環21側に
それぞれ環状空間35の周方向に延在する前軸受板37
と後軸受板39が配設され、これら軸受板37,39の
周方向両端には、図2に示すように、支軸41,43が
掛け渡されている。前記環状空間35には前記軸受板3
7,39を介してズーム駆動環駆動用軸45及び電動ズ
ームギア機構47、手動ズームギア機構48、ギア切り
換え機構49が配設され、また、ズーム用モータ51が
配設されている。
【0011】電動ズームギア機構47は、前記軸受板3
7,39で支持された第1軸55、第2軸57、第3軸
59を備え、ズーム用モータ51の動力は、前軸受板3
7の前方に配設されたギア列61を介して前記第1軸5
5に伝達される。第1軸55にはギア63が該第1軸5
5と一体回転可能にかつ軸方向に移動可能に結合され、
ギア63はコイルスプリング65により前方に付勢され
ている。
【0012】第2軸57には第1ギア67が固着され、
また、第2ギア69及び第3ギア71が回転可能に配設
されている。各第1,第2,第3ギア67,69,71
はそれぞれ大径ギア67A,69A,71Aと小径ギア
67B,69B,71Bを備え、第1ギア67の大径ギ
ア67Aは前記第1軸55のギア63に噛合している。
尚、図中73はエンコーダで、エンコーダ73は、第2
軸57の端部に取着されたスリット板7301と、スリ
ット板7301を挟む位置で投光器及び受光器を支持す
るケース7303等で構成され、ケース7303は後軸
受板39に取着されている。
【0013】第3軸59には第1,第2,第3ギア7
5,77,79が回転可能に配設され、各第1,第2ギ
ア75,77はそれぞれ大径ギア75A,77Aと小径
ギア75B,77Bを備える。そして、前記第2軸57
の小径ギア67Bと第3軸59の第1ギア75の大径ギ
ア75Aが噛合し、第2軸57の大径ギア69Aと第3
軸59の第1ギア75の小径ギア75Bが噛合し、第2
軸57の小径ギア69Bと第3軸59の第2ギア77の
大径ギア77Aが噛合し、第2軸57の大径ギア71A
と第3軸59の第2ギア77の小径ギア77Bが噛合
し、第2軸57の小径ギア71Bと第3軸59の第3ギ
ア79が噛合している。従って、これら第2軸57と第
3軸59のギア67,69,71,75,77により、
ズーム用モータ51の動力を減速して第3軸59の第3
ギア79に出力する減速機構が構成されている。
【0014】前記ズーム駆動環駆動用軸45が前軸受板
37の前方に突出する部分には前記歯部1701に噛合
するズーム駆動環駆動用ギア81が取着されている。前
記ズーム駆動環駆動用軸45には、第1ギア83が固着
され、また、筒体85が回転可能かつ軸方向に移動可能
に結合され、さらに、この筒体85にその端面が当接す
るようにコイルスプリング87に付勢されて第2ギア8
9がズーム駆動環駆動用軸45と一体に回転可能かつ軸
方向に移動可能に配設されている。
【0015】手動ズームギア機構48及びギア切り換え
機構49は、第1軸90と、前記支軸43と、前記第
1,第2ギア83,89等を備えている。前記支軸43
には筒状部材91が軸方向に移動可能に結合されてい
る。筒状部材91には第1ズームレバー9101と第2
ズームレバー9103が突設されている。前記第1ズー
ムレバー9101はズーム操作環19の内周部の溝19
01に係合され、この溝1901は周方向に所定の長さ
延在して形成され、従って、ズーム操作環19を光軸方
向に移動させるとこれと一体に筒状部材91が移動する
が、ズーム操作環19を回転させても第1ズームレバー
9101は溝1901内に留まるのみで筒状部材91は
回転しない。また、筒状部材91の外周面には軸方向に
間隔をおいて前凹部9111と後凹部9113が形成さ
れ、これら凹部9111,9113には後軸受板39に
取着されたバネ板93の突部9301が係合可能で、バ
ネ板93の突部9301がいずれかの凹部9111,9
113に係合することで、該筒状部材91の位置が保持
されるように構成され、バネ板93と凹部9111,9
113によりクリック機構が構成されている。
【0016】第1軸90にはギア95が該第1軸90と
一体回転可能にかつ軸方向に移動可能に結合され、ギア
95はコイルスプリング97により後方に付勢されてい
る。また、第1軸90には筒体99が軸方向に移動可能
に結合され、前記ギア95の端面はこの筒体99の端面
に当接することで位置決めされる。前記ギア95は大径
ギア95Aと小径ギア95Bを備え、大径ギア95Aは
ズーム操作環19の内周部に形成された歯部1903に
噛合可能で、小径ギア95Bは前記ズーム駆動環駆動用
軸45の第1ギア83に噛合可能である。
【0017】前記第2ズームレバー9103は前記筒体
99とズーム駆動環駆動用軸45の筒体85に係合し、
ズーム操作環19を軸方向に動かした時に、これら筒体
85,99をズーム操作環19と一体的に軸方向に動か
すように構成されている。そして、図2に示すように、
ズーム操作環19を前方にスライドさせた時に、後凹部
9113とバネ板93の突部9301が係合し、ズーム
操作環19が電動ズーム位置となり、この位置でズーム
駆動環駆動用軸45の第1ギア83と第1軸90の小径
ギア95Bが軸方向に離れると共に、ズーム駆動環駆動
用軸45の第2ギア89と第3軸59の第3ギア79が
噛合するように構成されている。また、図3に示すよう
に、ズーム操作環19を後方にスライドさせた時に、前
凹部9111とバネ板93の突部9301が係合し、ズ
ーム操作環19が手動ズーム位置となり、この位置でズ
ーム駆動環駆動用軸45の第2ギア89と第3軸59の
第3ギア79が軸方向に離れると共に、ズーム駆動環駆
動用軸45の第1ギア83と第1軸90の小径ギア95
Bが噛合するように構成されている。
【0018】従って、実施例では、ズーム操作環19の
回転力をズーム駆動環駆動用ギア81に伝達する手動ズ
ームギア機構48は、前記ズーム操作環19の歯部19
03、大径ギア95A、小径ギア95B、第1ギア83
により構成されている。また、ギア切り換え機構49
は、第1,第2ズームレバー9101,9103、コイ
ルスプリング97、ギア95、筒体99,85、コイル
スプリング87、第2ギア89により構成されている。
【0019】本実施例は前記のように構成したので、図
2に示すように、ズーム操作環19を電動ズーム位置に
スライドさせると、ズーム駆動環駆動用軸45の第2ギ
ア89と第3軸59の第3ギア79が噛合する。ここ
で、不図示の電動ズームスイッチを操作すると、ズーム
用モータ51が駆動され、ズーム用モータ51の動力
が、ギア列61、ギア67,69,71,75,77を
介して第3軸59の第3ギア79からズーム駆動環駆動
用軸45の第2ギア89に伝達され、ズーム駆動環駆動
用軸45を回転させる。ズーム駆動環駆動用軸45が回
転されると、ズーム駆動環駆動用ギア81及び歯部17
01を介してズーム駆動環17が回転される。そして、
ズーム駆動環17が回転されると、前レンズ群5及び後
レンズ群7が光軸方向に移動し、電動ズーム動作がなさ
れる。
【0020】また、図3に示すように、ズーム操作環1
9を手動ズーム位置にスライドさせると、ズーム駆動環
駆動用軸45の第1ギア83と第1軸90の小径ギア9
5Bが噛合する。ここで、ズーム操作環19を回転させ
ると、ズーム操作環19の歯部1903、大径ギア95
A、小径ギア95B、第1ギア83を介してズーム操作
環19の回転力がズーム駆動環駆動用軸45に伝達さ
れ、ズーム駆動環駆動用軸45を回転させる。ズーム駆
動環駆動用軸45が回転されると、ズーム駆動環駆動用
ギア81及び歯部1701を介してズーム駆動環17が
回転され、前レンズ群5及び後レンズ群7が光軸方向に
移動し、手動ズーム動作がなされる。
【0021】従って、本実施例によれば、環状空間35
に手動ズームギア機構48及びギア切り換え機構49を
配設し、特に、手動ズーム時にもギア機構によりズーム
駆動環17を回転させるようにしたので、従来のように
ズーム操作環19と一体に第1,第2ズームアーム91
01,9103を回転させる必要はなくなり、従って、
従来のようにズームレバーが回転移動するための大きな
スペースを、環状空間35に確保する必要がなくなり、
電動ズームギア機構を構成する電装品や、モータ、ギア
等の各種部品を配置する上で有利となり、カメラのコン
パクト化を図ることが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
固定筒上で回転可能に支持されたズーム駆動環と、前記
ズーム駆動環の回転に連動して少なくとも一枚のレンズ
を光軸方向に移動させズーム倍率を変化させるレンズ移
動機構と、前記ズーム駆動環を回転させるズーム駆動環
駆動用ギアと、前記ズーム駆動環の外側で回転可能且つ
光軸方向に移動可能に配設されたズーム操作環と、前記
ズーム駆動環とズーム操作環との間の環状空間に配設さ
れ、モータの動力を前記ズーム駆動環駆動用ギアに伝達
する電動ズームギア機構とを備えたズーム鏡胴におい
て、前記ズーム操作環の内周部に形成された歯部に噛合
するギアを有し、前記ズーム操作環の回転力を前記ズー
ム駆動環駆動用ギアに伝達する手動ズームギア機構を前
記環状空間に配設し、更に、前記ズーム操作環が光軸方
向の一方の側にスライドした状態で、前記ズーム駆動環
駆動用ギアと前記電動ズームギア機構とを連結すると共
に、前記手動ズームギア機構とズーム駆動環駆動用ギア
との連結を解除し、ズーム操作環が光軸方向の他方の側
にスライドした状態で、前記ズーム駆動環駆動用ギアと
前記電動ズームギア機構との連結を解除すると共に、前
記手動ズームギア機構と前記ズーム駆動環駆動用ギアと
を連結するギア切り換え機構を前記環状空間に配設し
た。そのため、簡単な構造の手動ズームギア機構とギア
切り換え機構により手動ズームから電動ズームへの切り
換え及び電動ズームから手動ズームへの切り換えを確実
に行えることは無論のこと、これら機構をズーム駆動環
とズーム操作環との間の環状空間に大きなスペースを確
保することなく配設でき、カメラのコンパクト化を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るズーム鏡胴の半部断面側面図であ
る。
【図2】電動ズーム時における電動ズームギア機構、手
動ズームギア機構、ギア切り換え機構の展開図である。
【図3】手動ズーム時における手動ズームギア機構、ギ
ア切り換え機構の展開図である。
【図4】実施例に係るズーム鏡胴の要部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ズーム鏡胴 5 前レンズ群 7 後レンズ群 13 固定筒 17 ズーム駆動環 19 ズーム操作環 34 レンズ移動機構 35 環状空間 45 ズーム駆動環駆動用軸 47 電動ズームギア機構 48 手動ズームギア機構 49 ギア切り換え機構 81 ズーム駆動環駆動用ギア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒上で回転可能に支持されたズーム
    駆動環と、 前記ズーム駆動環の回転に連動して少なくとも一枚のレ
    ンズを光軸方向に移動させズーム倍率を変化させるレン
    ズ移動機構と、 前記ズーム駆動環を回転させるズーム駆動環駆動用ギア
    と、 前記ズーム駆動環の外側で回転可能且つ光軸方向に移動
    可能に配設されたズーム操作環と、 前記ズーム駆動環とズーム操作環との間の環状空間に配
    設され、モータの動力を前記ズーム駆動環駆動用ギアに
    伝達する電動ズームギア機構とを備えたズーム鏡胴にお
    いて、 前記ズーム操作環の内周部に形成された歯部に噛合する
    ギアを有し、前記ズーム操作環の回転力を前記ズーム駆
    動環駆動用ギアに伝達する手動ズームギア機構を前記環
    状空間に配設し、 更に、前記ズーム操作環が光軸方向の一方の側にスライ
    ドした状態で、前記ズーム駆動環駆動用ギアと前記電動
    ズームギア機構とを連結すると共に、前記手動ズームギ
    ア機構とズーム駆動環駆動用ギアとの連結を解除し、ズ
    ーム操作環が光軸方向の他方の側にスライドした状態
    で、前記ズーム駆動環駆動用ギアと前記電動ズームギア
    機構との連結を解除すると共に、前記手動ズームギア機
    構と前記ズーム駆動環駆動用ギアとを連結するギア切り
    換え機構を前記環状空間に配設した、 ことを特徴とするズーム鏡胴。
  2. 【請求項2】 ズーム駆動環駆動用ギアはズーム駆動環
    駆動用軸に設けられ、前記手動ズームギア機構は、この
    ズーム駆動環駆動用軸に該ズーム駆動環駆動用軸と一体
    に回転可能に配設され前記ズーム操作環の内周部の歯部
    と噛合するギアに噛合可能な第1ギアを備える請求項1
    記載のズーム鏡胴。
  3. 【請求項3】 ズーム駆動環駆動用ギアはズーム駆動環
    駆動用軸に設けられ、前記ギア切り換え機構は、このズ
    ーム駆動環駆動用軸に軸方向に移動可能且つズーム駆動
    環駆動用軸と一体に回転可能に配設され、前記電動ズー
    ムギア機構に連結可能な第2ギアを備える請求項1記載
    のズーム鏡胴。
  4. 【請求項4】 ズーム駆動環駆動用ギアはズーム駆動環
    駆動用軸に設けられ、前記手動ズームギア機構は、この
    ズーム駆動環駆動用軸に該ズーム駆動環駆動用軸と一体
    に回転可能に配設され前記ズーム操作環の内周部の歯部
    と噛合するギアに噛合可能な第1ギアを備え、前記ギア
    切り換え機構は、前記ズーム駆動環駆動用軸に軸方向に
    移動可能且つズーム駆動環駆動用軸と一体に回転可能に
    配設され、前記電動ズームギア機構に連結可能な第2ギ
    アを備え、更に、前記ギア切り換え機構は、前記ズーム
    操作環の内周部の歯部と噛合するギアと前記第2ギアを
    ズーム操作環の光軸方向へのスライドに連動させて軸方
    向へ移動させるズームレバーを備える請求項1記載のズ
    ーム鏡胴。
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