JPS6371818A - レンズ鏡筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、固定筒と移動筒とから成る鏡筒本体に、該移
動筒の移動の駆動源として表面波モータを装備して成る
レンズ鏡筒に関する。

「従来の技術」 表面波モータを用いたレンズ鏡筒において、撮影レンズ
を表面波モータの回動力で駆動する自動モードと手動操
作で撮影レンズを駆動する手動モードとを切換える技術
として、特開昭５９−１０１６０８号公報等のように回
転子と固定子との加圧力を変えたり、固定子と回転子を
離間、接触により切換えるもの、特開昭６１−８６７１
８号公報のように手動モード時は固定子と回転子を一体
的に回動させるものが知られている。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、これらの従来の技術では、レンズ鏡筒の
中で表面波モータあるいは表面波モータの構成部材を光
軸方向に移動させることによって、自動モードと手動モ
ードの切換えを行っているため可動部が多く、がたつき
、部品数の増加や、広いスペースが必要となる等の問題
点があった。また、モード切換手段の操作は固定子と回
転子とを相対的に移動させて加圧力を調整するため、比
較的大きな力が必要となり簡単に切換操作を行なえず、
かつ所要動力が大きいという問題点があった。

本発明はこのような問題点に着目して成されたもので、
広いスペースを必要とせず、簡単な構成で簡単にモード
切り換えを行える表面波モータを用いたレンズ鏡筒を提
供することを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するだめの本発明の要旨とするところ
は、 固定筒と、焦点調節のため光軸方向に移動可能な移動箇
々から成る鏡筒本体に、該移動筒の移動の駆動源として
、圧電体と夕避性体とより成るリング形の固定子と、該
固定子に加圧接触するようＭｌみ合わされた回転子とよ
り成る表面波モータを絡同心に装着して成るレンズ鏡筒
において、前記移動筒と表面波モータとの間に介在して
該移動筒に駆動力を伝達する駆動力伝達機構と、前記表
面波モータ全体を回転させて回転子を回転させることに
より駆動力伝達機構を介して前記移動筒を移動させる手
動操作手段と、 前記手動操作手段の動作を禁止し、前記固定筒に前記表
面波モータの固定子を相互に回動不能に固結するととも
に、前記表面波モータを起動可能にする自動モードと、
前記手動操作手段の動作を可能にするとともに、前記表
面波モータを起動可１走にする中間モードと、前記手動
操作手段の動作の禁止を解除するとともに、表面波モー
タを起動不能にする手動モードとに切り換わるモード切
り換え手段とを具備して成るレンズ鏡筒に存する。

「作用」 しかして、自動モードにおいては１手動操作手段の動作
は禁止されて操作することができず１表面波モータの固
定子は固定筒に回動不能に固結されており、表面波モー
タを起動させれば回転子が固定子に対して回転し、回転
子の回転が駆動力伝達機構を介して移動筒に伝達され、
移動筒が移動する。

手動モードにおいては、表面波モータは起動することが
できず、回転子は固定子に圧接されたままで一体的にな
っており、手動操作手段により表面波モータ全体を回転
させると、駆動力伝達機構により移動筒が移動される。

中間モードでは、手動操作手段で表面波モータ全体を回
転させて移動筒を移動させることも可能であるし、表面
波モータを起動して移動筒を移動させることも可能とし
たものである。

「実施例」 以下図面に基づき本発明の一実施例を説明する。各図は
本発明の一実施例を示している。

第１図に示すように、鏡筒１は、間に介在する部材を介
して移動筒１６が固定筒２に焦点Ａ節のため光軸方向に
移動可能に保持されて成る。

鏡筒１には撮影光学系２ａおよび２ｂが設けられ、その
うち、焦点整合用レンズである撮影光学系２ａは移動筒
１６に保持されている。移動筒１６にはキー１６ａとビ
ンｌ　６　ｂが設けてあり、キー１６ａは保持筒１５に
設けたキー溝１５ａに光軸方向に移動可能に嵌合してい
る。

ビン１６ｂは固定筒２側に回転可能に保持された回転筒
１４に設けたヘリ−イド溝１４ｂに嵌合している。回転
筒１４は突部１４ａが１固定筒２側と一体的な外筒１７
の内側に設けたリング溝１７ａに嵌合するように設けら
れている。

表面波モータ３はその外周をローラー５を介して固定リ
ング６およびリング２３と支持筒１９によってはさみ込
まれて回動可能に保持されている。

第４図に示すように、表面波モータ３は圧電素子とりｉ
性体より成る固定子３ａに回転子３ｂが組み合わされ、
固定子３ａを外筒３ｃが保持しておリ、外筒３Ｃに結合
された加圧部材３ｄが固定子３ａと回転子３ｂを圧接さ
せている０回転子３ｂはボールレース３ｅで加圧部材３
ｄに回動可能に押圧されている。

第１図でわかるように、表面波モータ３の外周面３ｆに
は表面波モータ３を光軸中心に回転させるための歯車７
が固定されている。歯車７は前方を向いたリング状歯を
端部に有している６表面波モータ３の回転子３ｂにはビ
ン４が固設してあり、ビン４は回転筒１４に設けた連結
部材１３と連結されている。表面波モータ３の光軸方向
後側の平面部３ｇには円周方向に電源供給用あるいは信
号伝達用の接点が設けられており、鏡筒側の接点２１と
接触している。

連結部材１３と、回転筒１４ならびにヘリコイド溝１４
ｂと、移動↑４１６のキー１６ａ、ビン１６ｂとが、移
動筒１６と表面波モータ３との間に介在して移動筒１６
に表面波モータ３の駆動力を伝達する駆動力伝達機構を
構成している。

歯車７の尚は外筒１７の内側に放射方向の軸まわりに回
動可能に設けた歯車８とかみ合っており、歯車８は外筒
１７の外側に設けた歯車９と同軸に一体的に連結されて
いる。ｔＪｉｌ車９は手動操作用の回転可能な距離環１
０（以後手動環と称す）の筒の端縁に設けたリング状の
歯車１０ａとかみ合っている。

歯車９にはクラッチ歯車２５がｔ＊Ｔｔｉ９の軸心周り
に回動可能に噛合され、クラッチ歯車２５と歯車９とは
、一端が係合ビン２８に他端がクラッチ歯車２５の枢軸
２６に係合されたばね２９により連結され、クラッチ歯
車２５は歯車９に［噛合したまま手動ｇ５ｉｏの歯車１
０ａに係脱可能に保持され、常時は歯車９と歯車１０ａ
が噛合する方向に付勢されている。

手動環ｌＯおよび歯車１０ａと、歯車７．８゜９とが、
表面波モータ３全体を回転させてその回転子３ｂを回転
させることにより駆動力伝達機構を介して移動筒１６を
移動させる手動操作手段を構成している。

固定筒２にはモード切換つまみ１２が円周方向に移動可
能に設けてあり、クラッチ板１１が接続されている。ク
ラッチ板１１には小径部と大径部とを有するクラッチ溝
１１ａが穿設され、クラッチ溝１１ａにクラッチ歯車２
５の枢軸２６が相対的に摺動可能に嵌合している。

モード切換つまみ１２と、クラッチ板１１およびクラッ
チ溝１１ａと、クラッチ山車２５と、歯車９と、ばね２
９とが、手動操作手段の動作を禁止し、固定筒２に表面
波モータ３の固定子３ａを相互に回動不能に固結すると
ともに、表面波モータ３を起動可能にする自動モードと
、手動操作手段の動作を可能にするとともに、表面波モ
ータ３を起動可ｆ＠にする中間モードと、手動操作手段
の動作の禁止を解除するとともに、表面波モータ３を起
動不能にする手動モードとに切り換わるモード切換手段
を構成している。

またモード切換つまみ１２は電源スィッチも兼ねており
、クラッチ板１１にスイッチ２７のリード接点端子２７
ａ、２７ｂが接している。スイッチ２７と接点２１との
間は接続コード２２で結ばれている。固定筒２の後側に
はレンズ鏡筒をカメラ等に取り付けるためのマウント２
０ｃ／＜ヨネットマウントあるいはスクリューマウント
）が固定されている。

次に作用を説明する。

表面波モータ３の回動力によってＷ　ｋレンズを駆動す
る自動モードは、第５図および第６図に示すようにモー
ド切換えつまみ１２を自動モードｌ”Ｉｌｌにすること
によって設定される。

モード切換えつまみ１２を自動モード側にするとクラッ
チ板１１がモードｖ１換えつまみ１２に連動して移動し
、第８図の状態を経てクラッチ板１１に設けた穴１１ａ
に沿って軸２６が図中左側に移動する。

そして、軸２６に設けられた歯車９とかみあっている歯
車２５がバネ２９によって歯車９とかみあったまま歯車
１０ａとかみ合う、ｔ＠車９゜１０ａ　、２５が同時に
かみめった状ｙホでは３つの歯車すべてが回転できない
状Ｅ；となる。したがって歯車８も回転できず、歯車７
も回転できずｆ動環１０の回転が禁＋ｈされる。

表面波モータ３の外周面３ｆには歯車７が固定されてい
て外周面３ｆすなわち外筒３Ｃに固定子３ａが固定され
ているので結局固定子３ａは回転できない状態となって
いる。またクラッチ板１１に連動してスイッチ２７ｂが
動きスイッチ２７ａと２７ｂが接し、接点２１を介して
表面波モータに不図示のｉｌ！源より給電され、表面波
モータ３はＯＮの状態となリモータ駆動信号によって回
転子３ｂが回動する。

回転子３ｂに設けたビン４に回転筒１４が接続されてい
るので回転子３ｂの回動によって回転筒工４が回転し、
移動筒１６が光軸方向前後に移動して焦点整合が行われ
る。撮影レンズである撮影光学系２ａの繰り出し邊は窓
２４を通して距離目盛りで確認できる。

次に手動モードについて説明する０手動モードは第２図
および第３図に示すようにモード切換えつまみ１２を手
動側にすることによって設定される。

モード切換スイッチを第６図で下方向に移動させるとク
ラッチ板１１も下方に動きクラッチ溝１１＆に沿って軸
２６が右側に移動する。Ｍが右側に動くと歯車２５は歯
車１０ａからはずれ手動環１０の回動の禁止状態が解除
され、歯車１０ａは歯車９とかみあい、歯車９と歯車２
５がかみあっている状態となる。

またクラッチ板１１の移動にともなってスイッチ２７ｂ
はクラッチ板１１に押されてスイッチ２７ａから離れ１
表面波モータ３への電源の供給は行われなくなる。歯車
２５が歯車１０ａから敲れたことによって、手動環１０
を回転させると歯車９、歯車８、歯車７と手動環１０の
回転が伝達され１表面波モータ３の外筒３ｃが回転する
。外筒３Ｃが回転すると固定子３ａが回転する。

表面波モータ３への給電は行われていなゝいので固定子
３ａと回転子３ｂはその加圧接触によって一体となって
おり、固定子３ａの回転は回転子３ｂへ伝達され、回転
子３ｂに接続されている回転筒１４が回転して撮影レン
ズである撮影光学系２ａが移動して焦点整合が行われる
ことになる。

第７図および第８図は自動モードと手動モードの間の中
間モードを示したもので歯車２５は歯車１０ａより離れ
ている状態で、スイッチ２７ａと２７ｂは接している。

したがって手動環１０の回動により表面波モータの外筒
３ｃは回転回部な状態であると同時にモータへの給電は
行われているので表面波モータの駆動も可能な状態であ
る。つまり、撮影レンズである撮影光学系２ａを手動環
１０と表面波モータ３の両者によって移動させることが
できるわけである。（なお、手動操作時に操作が軽すぎ
る場合などは軸２８にゴム等の円板をつけることによっ
て操作性を変えることができる。） 以上本発明の実施例を述べてきたが、表面波モータの保
持方法は本実施例の方法に限られるものではなく、表面
波モータ全体が回転可能な状態と回転不ＩＴｆ能な状態
が選択可能ならばどのような方法で保持しても良い、ま
た、自動モードと手動モードの切換えには歯車を用いた
クラッチを示したがクラッチ機構もこの方法に限られる
ものではない。

「発明の効果」 本発明に係るレンズ鏡筒によれば、自動モードと手動モ
ードの切換えが、表面波モータあるいは表面波モータの
構成部材を光軸方向に動かすことなく行えるため、広い
スペースを必要とセス、しかもモードの切換えを簡単に
行うことができる。

また手動操作手段と固定子とが連結されていて、撮影レ
ンズとは直接接続されていないので。

自動モード時（固定子は固定状態）に手動操作手段に触
れても焦点整合を妨げてしまうことはない。

さらに、自動モードと手動モードの操作を同時に行うこ
とが可能となり、手動で粗調整、自動で微調整という焦
点整合方法が可能となるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の一実施例を示しており、第１図はレンズ
鏡筒の縦断面図、第２図および第３図は手動モード時の
切り換え動作部位の説明図、第４図は表面波モータの横
断面図、第５図および第６図は自動モード時の切り換え
動作部位の説明図、第７図および第８図は中間モード時
の切り換え動作部位の説明図である。 １・・・鏡筒　　　　　２・・・固定筒２ａ、２ｂ・・
・撮影光学系 ３・・・表面波モータ　１０・・・手動環１１・・・ク
ラッチ板　１２・・・モード切換えスイッチ１６・・・
移動筒 第１図 第２図　第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 固定筒と、焦点調節のため光軸方向に移動可能な移動筒
   とから成る鏡筒本体に、該移動筒の移動の駆動源として
   、圧電体と弾性体とより成るリング形の固定子と、該固
   定子に加圧接触するよう組み合わされた回転子とより成
   る表面波モータを略同心に装着して成るレンズ鏡筒にお
   いて、 前記移動筒と表面波モータとの間に介在して該移動筒に
   駆動力を伝達する駆動力伝達機構と、前記表面波モータ
   全体を回転させて回転子を回転させることにより駆動力
   伝達機構を介して前記移動筒を移動させる手動操作手段
   と、 前記手動操作手段の動作を禁止し、前記固定筒に前記表
   面波モータの固定子を相互に回動不能に固結するととも
   に、前記表面波モータを起動可能にする自動モードと、
   前記手動操作手段の動作を可能にするとともに、前記表
   面波モータを起動可能にする中間モードと、前記手動操
   作手段の動作の禁止を解除するとともに、表面波モータ
   を起動不能にする手動モードとに切り換わるモード切り
   換え手段とを具備して成るレンズ鏡筒。