JP2008275394A - 段ボール検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】段ボールケースの接合ずれと抜きずれとを迅速に検査する。
【解決手段】段ボール検査装置10は、接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する第1カメラ41・第2カメラ42と、段ボールケース5の一の辺からデザイン部Dまでのデザイン間隔を含む領域を撮像する第3カメラ43〜第5カメラ45と、第1カメラ41・第2カメラ42により撮像された画像データから接合間隔L1・L2の計測値を求め、接合部の接合にずれが生じているか否かを判定する接合判定部52と、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像データからデザイン間隔L3・L4・L5の計測値を求め、デザイン部Dの位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定部53とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】段ボール検査装置10は、接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する第1カメラ41・第2カメラ42と、段ボールケース5の一の辺からデザイン部Dまでのデザイン間隔を含む領域を撮像する第3カメラ43〜第5カメラ45と、第1カメラ41・第2カメラ42により撮像された画像データから接合間隔L1・L2の計測値を求め、接合部の接合にずれが生じているか否かを判定する接合判定部52と、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像データからデザイン間隔L3・L4・L5の計測値を求め、デザイン部Dの位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定部53とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、段ボールケースの品質を検査する装置に係り、例えば、段ボールケースの接合ずれと抜きずれとを迅速に検査する段ボール検査装置に関する。
近年、段ボールには、高品質のデザインが印刷されることがある。
デザインが印刷された段ボールの製造に際しては、段ボールシートの原紙にデザインが印刷された後、型抜きが行なわれる。この型抜きの際、型抜きする装置に段ボールシートの位置がずれて設置されると、デザインの位置がずれた段ボールシートが型抜きされる。すなわち、いわゆる「抜きずれ」が生じる。
また、一般的に、段ボールは継ぎしろ部分が接合されて畳まれた段ボールケースの状態で出荷される。それゆえ、段ボールケースの接合部に、いわゆる「接合ずれ」が生じていると、出荷先で段ボールを組み立てることができなくなる。
特に近年では、段ボールの流通に際し、出荷先において、段ボールを組み立てるための機械であるケーサーが用いられることが多い。それゆえ、出荷先のケーサーにより段ボールの組み立てが自動で行なえるように、出荷元においては、接合ずれを一定範囲に抑えることが要求されている。
かかる状況のもと、出荷前の段ボールに対して、(1)ピンホール、(2)スジ、(3)接合ずれ、(4)罫割れ、(5)抜きずれ、(6)汚れ、(7)破れ及びキズ、等の項目を検査する必要があり、種々の品質管理装置が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2006−250882号公報
特開2006−234564号公報
本発明者らの検討によれば、段ボールの検査項目のうち、上述した接合ずれの異常と抜きずれの異常とが他に比して多く発生することが把握されている。
しかしながら、上述の特許文献1,2に係る品質管理装置は、段ボールシートの表面状態を検査して、印刷ミスや汚れ等の欠陥を検査するものであり、抜きずれや接合ずれを検査することができない。なぜならば、接合ずれは、段ボールシートの継ぎしろ部分を接合した後に生じる異常なので、接合前の段ボールシートでは検査できないためである。同様に、抜きずれは、印刷された段ボールシートが型抜きされた後に生じる異常なので、型抜き前の印刷からは検査できないためである。
また、段ボールに印刷されるデザインは、梱包される梱包物の内容が印刷されることが多い。そのため、出荷元においては、梱包物の流行に応じて素早く段ボールを出荷する必要がある。このように、梱包物の流行に応じた段ボールが製造された場合には、製造工程の最終段階で生じる接合ずれや抜きずれの異常を迅速に検査する必要が生じる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、段ボールケースの接合ずれと抜きずれとを迅速に検査する段ボール検査装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
請求項1に対応する発明は、継ぎしろ部分が接合された接合部と、デザインが印刷されたデザイン部とを有する段ボールケースを検査する段ボール検査装置であって、前記段ボールケースを運搬する運搬手段と、前記運搬手段により運搬される段ボールケースを検出する検出手段と、前記検出手段により前記段ボールケースが検出された場合、前記接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する接合画像撮像手段と、前記検出手段により前記段ボールケースが検出された場合、前記段ボールケースの一の辺から前記デザイン部までの間隔であるデザイン間隔を含む領域を撮像するデザイン画像撮像手段と、前記接合間隔に対して設定される色範囲及び接合間隔許容範囲と、前記デザイン間隔に対して設定される色範囲及びデザイン間隔許容範囲とを予め記憶する記憶手段と、前記接合画像撮像手段により撮像された画像データから、前記記憶手段に記憶された色範囲に基づいて該接合間隔の計測値を求め、該計測値と前記接合間隔許容範囲とを比較し、前記接合部にずれが生じているか否かを判定する接合判定手段と、前記デザイン画像撮像手段により撮像された画像データから、前記記憶手段に記憶された色範囲に基づいて該デザイン間隔の計測値を求め、該計測値と前記デザイン間隔許容範囲とを比較し、前記デザイン部の位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定手段と、前記各判定手段のいずれかの結果に、ずれが生じていると判定された場合、前記段ボールケースを除去する除去手段とを備えた段ボール検査装置である。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する段ボール検査装置において、前記接合画像撮像手段は、前記接合部の一の端部を撮像する第1撮像手段と、前記接合部の他の端部を撮像する第2撮像手段とを備えた段ボール検査装置である。
請求項3に対応する発明は、請求項1または請求項2に対応する段ボール検査装置において、前記デザイン画像撮像手段は、前記段ボールケースの一の辺から前記デザイン部までのデザイン間隔を含む領域で且つ互いに異なる領域を撮像する第3撮像手段および第4撮像手段と、前記一の辺に対して直交する辺から前記デザイン部までのデザイン間隔を含む領域を撮像する第5撮像手段とを備えた段ボール検査装置である。
請求項4に対応する発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、前記接合画像撮像手段と前記デザイン画像撮像手段とは、前記運搬手段を挟んで互いに反対側の位置に設置される段ボール検査装置である。
請求項5に対応する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、前記記憶手段は、前記接合間隔許容範囲を示す画素数と、前記デザイン間隔許容範囲を示す画素数とを記憶し、前記各判定手段は、前記各撮像手段により撮像される領域の画像データの画素数と前記各許容範囲の画素数とを比較する段ボール検査装置である。
請求項6に対応する発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、前記運搬手段は、前記各撮像手段による撮像領域に重ならないように所定の間隔で配置された複数のベルトにより前記段ボールケースを運搬する段ボール検査装置である。
請求項7に対応する発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、前記運搬手段は、透明のベルトにより前記段ボールケースを運搬する段ボール検査装置である。
<用語>
本発明において、特に説明がない限り、各用語の定義は、以下に例示するように、日本工業標準調査会により制定されたJIS規格の「段ボール用語」の定義に従う。なお、段ボール用語はJIS Z 0104により定義される。
本発明において、特に説明がない限り、各用語の定義は、以下に例示するように、日本工業標準調査会により制定されたJIS規格の「段ボール用語」の定義に従う。なお、段ボール用語はJIS Z 0104により定義される。
「フラップ」とは、段ボール箱のふた又は底となる折り曲げ面のことである。
「継ぎしろ」とは、箱の接合部分のことである。
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
請求項1に対応する発明は、接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する接合画像撮像手段と、段ボールケースの一の辺からデザイン部までの間隔であるデザイン間隔を含む領域を撮像するデザイン画像撮像手段と、接合画像撮像手段により撮像された画像データから記憶手段に記憶された色範囲に基づいて接合間隔の計測値を求め、その計測値と接合間隔許容範囲とを比較し、接合部にずれが生じているか否かを判定する接合判定手段と、デザイン画像撮像手段により撮像された画像データから、記憶手段に記憶された色範囲に基づいて該デザイン間隔の計測値を求め、該計測値とデザイン間隔許容範囲とを比較し、デザイン部の位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定手段とを備えているので、段ボールの製造工程の最終段階で生じる接合ずれや抜きずれを迅速に検査し得る段ボール検査装置を提供することができる。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する段ボール検査装置において、接合画像撮像手段が、接合部の一の端部を撮像する第1撮像手段と、接合部の他の端部を撮像する第2撮像手段とを備えており、接合ずれを2点で検査するので、その2点間における接合間隔が平行であるか否かを判定できる。
請求項3に対応する発明は、請求項1・2に対応する段ボール検査装置において、デザイン画像撮像手段が、段ボールケースの一の辺からデザイン部までのデザイン間隔を含む領域で且つ互いに異なる領域を撮像する第3撮像手段および第4撮像手段と、一の辺に対して直交する辺からデザイン部までのデザイン間隔を含む領域を撮像する第5撮像手段とを備えているので、段ボールケースの一の辺からデザイン部までの距離を2点で検査することにより、デザインが平行に印刷されているか否かを確認することができ、さらに、その一の辺に直交する辺からデザイン部までの距離を検査することにより、デザイン部が所定の位置に印刷されているか否かを確認することができる。
請求項4に対応する発明は、請求項1〜3のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、接合画像撮像手段とデザイン画像撮像手段とが、運搬手段を挟んで互いに反対側の位置に設置される構成により、接合間隔とデザイン間隔との検査を一度に行なうことができる。結果として、段ボールケースの接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できる。
請求項5に対応する発明は、請求項1〜4のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、記憶手段が、接合間隔許容範囲を示す画素数と、デザイン間隔許容範囲を示す画素数とを記憶し、各判定手段が、各撮像手段により撮像される領域の画像データの画素数と各許容範囲の画素数とを比較するので、接合ずれや抜きずれが生じているか否かを画素数から直接判定できる。すなわち、接合間隔やデザイン間隔の長さ[単位mm]を画素数から算出した後、その算出した値を許容範囲と比較する等といった長さの算出手順を踏まずに、接合ずれや抜きずれが生じているか否かを画素数の比較から直接判定するので、接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できる。
請求項6に対応する発明は、請求項1〜5のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、運搬手段が、各撮像手段による撮像領域に重ならないように所定の間隔で配置された複数のベルトにより段ボールケースを運搬するので、運搬手段の上下から段ボールケースを撮像でき、接合ずれと抜きずれとを一度に検査することができる。
請求項7に対応する発明は、請求項1〜6のいずれか1項に対応する段ボール検査装置において、運搬手段が、透明のベルトにより段ボールケースを運搬するので、各撮像手段による撮像画像にベルトが映らないようにすることができる。これにより、運搬手段の上下から段ボールケースを撮像できるので、接合ずれと抜きずれとを一度に検査することができる。
本発明によれば、段ボールケースの接合ずれと抜きずれとを迅速に検査する段ボール検査装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(1−1.構成)
図1は本発明の実施形態に係る段ボール検査装置10の構成を示す模式図である。
図1は本発明の実施形態に係る段ボール検査装置10の構成を示す模式図である。
段ボール検査装置10は、デザインが印刷された段ボールケース5に対して、「接合ずれ」と「抜きずれ」とを検査する。そこで、段ボール検査装置10の具体的な構成を説明する前に、検査対象である段ボールケース5について説明する。
段ボールケース5は、継ぎしろ面A1が接合された接合部と、デザインが印刷されたデザイン部Dとを有するものである。具体的には、段ボールケース5は、図2に示す展開図において、継ぎしろ面A1が面A5に接合されたものである。それゆえ、本実施形態の検査対象である段ボールケース5は、図3(A)及び図3(B)に示すように、“畳まれた状態”となっている。
ここで、接合が正常に行なわれている場合は、図3(A)において、フラップ面B1を折り畳んだときに、フラップ面B1の辺E1と面A4の辺E2とが一致し、接合部の両端部C1・C2には隙間が生じない。一方、接合が正常に行なわれていない場合には、図3(A)において、面B1や面B3を折り畳んで段ボールケース5を組み立てたときに、両端部C1・C2に隙間が生じる。すなわち、継ぎしろ面A1が最適な長さで接合されていないときには、いわゆる「接合ずれ」が生じ、段ボールケース5を正常に組み立てることができなくなる。
また、段ボールケース5を構成する段ボールシート4は、オフセット印刷された後、所望の型に打ち抜き(以下、型抜きともいう)されて製造されるものである。型抜きが正常に行なわれた場合、図4(A)に示すように、デザインが正常に印刷された段ボールシート4が製造される。一方、段ボールシートの原紙3が型抜き装置にずれて設置された場合などには、いわゆる「抜きずれ」が生じ、例えば図4(B)に示すようなデザインの位置がずれた段ボールシート4が製造される。
続いて、段ボール検査装置10の構成を説明する。
段ボール検査装置10は、検査コンベア20と光電管31,32・第1カメラ41〜第5カメラ45・制御装置50・ダイバータ60・排出部70とを備えている。なお、第1カメラ41〜第5カメラ45のうち、第1カメラ41及び第2カメラ42と、第3カメラ43〜第5カメラ45とは、検査コンベア20を挟んで互いに反対側の位置に設置される。ここでは、第1カメラ41と第2カメラ42とは、検査コンベア20の上方に設置される。また、第3カメラ43〜第5カメラ45は、検査コンベア20の下方に設置される。なお、図1において、光電管31,32及び各カメラ41〜45は図示しない支持部等により所定の位置に固定されているものとする。
検査コンベア20は、段ボールケース5を運搬するものである。具体的には、段ボールケース5の製造工程の最終ラインから、段ボールケース5を保管庫まで運搬するコンベアの一部が、検査コンベア20として利用される。検査コンベア20は、駆動部21とベルト22とを備えており、駆動部21が回転することにより、駆動部21に掛止されたベルト22が循環し、ベルト22上に載置された段ボールケース5が運搬される。ここで、第3カメラ43〜第5カメラ45は、検査コンベア20の下方に設置されるため、段ボールケース5を撮像するときに、撮像領域がベルト22に重なることがある。そこで、図5に示すように、ベルト22には複数の細いベルトが用いられ、各カメラ43〜45の撮像領域に重ならないように所定の間隔で配置される。さらに、ベルト22を透明のベルトとすれば、各カメラ43〜45による撮像画像に、ベルト22を映さないようにすることができる。
光電管31・32は、検査コンベア20により運搬される段ボールケース5を検出するものであり、一般的な光スイッチである。ここでは、光電管31は、検査コンベア20の進行方向に対して、各カメラ41〜45の上流側に設置され、光電管32は、各カメラ41〜45の下流側に設置される。光電管31は、検査コンベア20上に運搬される段ボールケース5を検出すると、「検出信号」を第1カメラ41〜第5カメラ45に出力する。また、光電管32は、検査コンベア20上に運搬される段ボールケース5を検出すると、「検出信号」をダイバータ60に出力する。
第1カメラ41〜第5カメラ45は、光電管31から検出信号を受け取った場合、段ボールケース5を撮像する撮像装置である。
第1カメラ41及び第2カメラ42は、段ボールケース5の接合部端部における2つのフラップにより形成される「接合間隔」を含む領域を撮像する。具体的には、第1カメラ41は、図6(A)及び図6(B)に示すように、接合部の一の端部C1におけるフラップ面B1とフラップ面B2との間の距離である接合間隔L1を含む領域を撮像する。また、第2カメラ42は、図6(A)及び図6(C)に示すように、接合部の他の端部C2におけるフラップ面B3とフラップ面B4との接合間隔L2を含む領域を撮像する。このようにして第1カメラ41及び第2カメラ42により撮像された画像は、それぞれ第1画像データG1及び第2画像データG2として、後述する接合判定部52に送出される。
第3カメラ43〜第5カメラ45は、段ボールケース5の一の辺からデザイン部までの間隔である「デザイン間隔」を含む領域で且つ互いに異なる領域を撮像する。具体的には、第3カメラ43は、図7(A)及び図7(B)に示すように、段ボールケース5の一の辺E3からデザイン部Dまでのデザイン間隔L3を含む領域を撮像する。また、第4カメラ44は、図7(A)及び図7(C)に示すように、第3カメラ43と同様、辺E3からデザイン部Dまでのデザイン間隔L4を含む領域を撮像する。また、第5カメラ45は、図7(A)及び図7(D)に示すように、辺E3に直交する辺E2からデザイン部Dまでのデザイン間隔L5を含む領域を撮像する。これらの第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像は、それぞれ第3画像データG3・第4画像データG4・第5画像データG5として、後述するデザイン判定部52に送出される。
制御装置50は、記憶部51と接合判定部52・デザイン判定部53・制御信号出力部54とを備える。
記憶部51は、図8に示すように、接合判定用テーブルT1とデザイン判定用テーブルT2とを記憶するメモリである。
「接合判定用テーブルT1」は、接合間隔L1・L2に対して設定される接合間隔許容範囲が定義されたテーブル情報である。具体的には、接合判定用テーブルT1には、第1カメラ41と第2カメラ42とのそれぞれに対して、撮像領域・カウント領域・色範囲・下限画素数・上限画素数の項目が設定されている。
ここで、「撮像領域」とは、各カメラ41・42が撮像する領域を示すものである。「カウント領域」とは、撮像領域のうち、画素数をカウントする領域を示すものである。例えば図6(B)において、実線部分が撮像領域であり、点線部分がカウント領域である。「色範囲」とは、接合間隔に対応する色情報を示すものである。例えば、最初に、基準となる段ボールケース5を撮像した画像データに基づいて、接合間隔の部分に含まれる色情報が色範囲として設定される。また、接合間隔は、カウント領域に含まれる画素数のうち、色範囲に含まれる色情報の画素数で表される。そこで、接合間隔の上限と下限とは、接合間隔に含まれる色情報の画素数で定義することができ、それぞれ「下限画素数」と「上限画素数」として設定される。すなわち、下限画素数と上限画素数とにより、「接合間隔許容範囲」が定義されている。
「デザイン判定用テーブルT2」は、デザイン間隔L3・L4・L5に対して設定されるデザイン間隔許容範囲が定義されたテーブル情報である。具体的には、デザイン判定用テーブルT2には、接合判定用テーブルT1と同様に、第3カメラ43と第4カメラ44と第5カメラ45とのそれぞれに対して、撮像領域・カウント領域・色範囲・下限画素数・上限画素数の項目が設定されている。そして、下限画素数と上限画素数とにより「デザイン間隔許容範囲」が定義されている。
接合判定部52は、段ボールケース5に接合ずれが生じているか否かを判定するものであり、第1カメラ41と第2カメラ42とにより撮像された画像データG1,G2からそれぞれ記憶部51に記憶された色範囲に基づいて接合間隔L1,L2の計測値を個別に求める機能と、その接合間隔L1の計測値と接合間隔許容範囲とを比較する機能と、接合間隔L2の計測値と接合間隔許容範囲とを比較する機能とを有する。
詳しくは、接合判定部52は、第1カメラ41から送出された第1画像データG1のカウント領域において、記憶部51に記憶されている「色範囲」に含まれる色情報を有する画素数をカウントする。そして、そのカウントした画素数と、記憶部51に記憶されている下限画素数及び上限画素数とを比較する。比較の結果、カウントした画素数が下限画素数と上限画素数との範囲内にあれば、接合ずれは生じていないと判定し、範囲外にあれば接合ずれが生じたと判定する。また、同様にして、接合判定部52は、第2カメラ42から送出された第2画像データG2についても接合ずれが生じているか否かを判定する。
一例を挙げると、撮像領域が横20mm×縦10mmであり80000(=400×200)ピクセルであるとした場合、横20mm×縦1mmのカウント領域の画素数は8000ピクセルとなる。それゆえ、接合間隔L1の許容範囲が横6±3mmである場合には、下限画素数は横3mm×縦1mmに対応する領域であるので1200ピクセルとなり、上限画素数は横9mm×縦1mmに対応する領域であるので3600ピクセルとなる。よって、第1画像データG1において、点線で囲まれるカウント領域の画素数のうち、「色範囲」に含まれる色情報と一致する画素数が1200〜3600ピクセルの範囲内であるか否かにより、接合間隔L1の計測値が許容範囲内であるか否かを判定することが可能となる。
なお、接合判定部52は、接合ずれが生じていると判定した場合、制御信号出力部54にエラー信号を送出する。
デザイン判定部53は、デザイン部Dの位置にずれが生じているか否かを判定するものであり、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像データから記憶部51に記憶された色範囲に基づいてデザイン間隔L3・L4・L5の計測値を求める機能と、そのデザイン間隔L3・L4・L5の計測値とデザイン間隔許容範囲とを比較する機能とを有する。
ここでは、デザイン判定部53は、段ボールケース5の一の辺E3からデザイン部Dまでの距離を2点で検査することにより、デザイン部Dが平行に印刷されているか否かを確認する。さらに、その一の辺E3に対して直交する辺E2からデザイン部Dまでの距離を検査することにより、デザイン部Dが所定の位置に印刷されているか否かを確認する。すなわち、デザイン判定部53は、3点のデザイン間隔を検査することにより、抜きずれが生じているか否かを判定する。
具体的には、デザイン判定部53においても、接合判定部52と同様の方法により、第3カメラ43〜第5カメラ45から送出された第3画像データG3〜第5画像データG5のカウント領域において、記憶部51に記憶されている色範囲に含まれる色情報を有する画素数をカウントすることにより、抜きずれが生じているか否かを判定する。
一例を挙げると、撮像領域が横40mm×縦20mmであり80000(=400×200)ピクセルであるとした場合、横40mm×縦2mmのカウント領域の画素数は8000ピクセルとなる。それゆえ、デザイン間隔L3・L4の許容範囲が横22±2mmである場合には、下限画素数は横20mm×縦2mmに対応する領域であるので4000ピクセルとなり、上限画素数は横24mm×縦2mmに対応する領域であるので4800ピクセルとなる。また、デザイン間隔L5の許容範囲が横10±2mmである場合には、下限画素数は横8mm×縦2mmに対応する領域であるので1600ピクセルとなり、上限画素数は横12mm×縦2mmに対応する領域であるので2400ピクセルとなる。よって、これらの画素数に基づいて、デザイン間隔L3・L4・L5が許容範囲内であるか否かを判定することが可能となる。
なお、デザイン判定部53は、抜きずれが生じていると判定した場合、制御信号出力部54にエラー信号を送出する。
制御信号出力部54は、接合判定部52またはデザイン判定部53からエラー信号が送出された場合、ダイバータ60に「制御信号」を出力するものである。
ダイバータ(除去手段)60は、開閉部61を備えた装置であり、制御装置50から制御信号が入力された場合、段ボールケース5を排出部70に除去する。
排出部70は、開閉部61の下方に配置されて鉛直方向から傾斜した傾斜板71と、傾斜板71の下部近傍に配置された排出コンベア72とを備えている。
詳しくは、ダイバータ60は、制御装置50から制御信号が入力された場合、“スタンバイ状態”となる。そして、このスタンバイ状態のときに、光電管32から検出信号が入力されると、開閉部61を開く。これにより、段ボールケース5が、検査コンベア20から傾斜板71を滑り落ちて排出コンベア72に移し替えられ、異常の生じた段ボールケース5のみが個別に収納される。
(1−2.動作)
次に本実施形態に係る段ボール検査装置10の動作を図9を用いて説明する。
次に本実施形態に係る段ボール検査装置10の動作を図9を用いて説明する。
始めに、デザインが印刷された段ボールケース5が検査コンベア20により運搬される(ステップS1)。
運搬中の段ボールケース5は、所定の位置を通過すると、光電管31により検知される(ステップS2)。これにより、光電管31から第1カメラ41〜第5カメラ45のそれぞれに検出信号が出力される。
第1カメラ41〜第5カメラ45に検出信号が入力されると、予め設定されたタイミングで、段ボールケース5が個別に撮像される(ステップS3)。そして、撮像された画像データが制御装置50に送出される。具体的には、第1カメラ41と第2カメラ42とにより撮像された第1画像データG1と第2画像データG2とが接合判定部52に送出され、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された第3画像データG3〜第5画像データG5がデザイン判定部53に送出される。
続いて、接合判定部52では、第1カメラ41から受けた第1画像データG1に基づいて、接合間隔L1の計測値が求められる。そして、接合間隔L1の計測値が、記憶部51に記憶された接合間隔許容範囲内であるか否かが判定される(ステップS4)。第1画像データG1の接合間隔L1が許容範囲内であれば、第2カメラ42から送出された第2画像データG2の接合間隔L2が許容範囲内であるか否かが判定される(ステップS4−Yes,S5)。一方、接合間隔L1又は接合間隔L2のいずれかが接合間隔許容範囲を超えている場合、「接合ずれ」が生じていると判定される(ステップS4−No,S5−No,S6)。
また、デザイン判定部53では、第3カメラ43から受けた第3画像データG3に基づいて、デザイン間隔L3の計測値が求められる。そして、デザイン間隔L3の計測値がデザイン間隔許容範囲内であるか否かが判定される(ステップS7)。デザイン間隔L3がデザイン間隔許容範囲内であれば、第4カメラ44から送出された第4画像データG4のデザイン間隔L4が許容範囲内であるか否かが判定される(ステップS7−Yes,S8)。さらに、デザイン間隔L4が許容範囲内であれば、第5カメラから送出された第5画像データG5のデザイン間隔L5が許容範囲内であるか否かが判定される(ステップS8−Yes,S9)。そして、第5画像データG5のデザイン間隔L5が許容範囲内であれば、異常なしと判定されて、段ボールケース5が保管庫に保管される(ステップS9−Yes,S10,S11)。
一方、デザイン間隔L3・L4・L5のいずれかが許容範囲を超えている場合、「抜きずれ」が生じていると判定される(ステップS7−No,S8−No,S9−No,S12)。
接合判定部52により接合ずれが生じていると判定された場合、あるいは、デザイン判定部53により抜きずれが生じていると判定された場合、制御信号出力部54から、制御信号がダイバータ60に出力される(ステップS6,S12,S13)。
ダイバータ60では、制御信号出力部54から制御信号が入力されると、静止状態からスタンバイ状態に切り替わる(ステップS14)。そして、検査コンベア20上の所定の位置を通過した段ボールケース5が光電管32により検知され、光電管32からダイバータ60に検出信号が送出されると、開閉部61が開かれる(ステップS15−Yes,S16)。これにより、段ボールケース5が、検査コンベア20から排出コンベア72に移し替えられ、接合ずれ又は抜きずれが生じている段ボールケース5が区分けして保管庫に保管される(ステップS11)。
(1−3.効果)
以上説明したように、本実施形態に係る段ボール検査装置10によれば、接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する第1カメラ41・第2カメラ42と、段ボールケース5の一の辺からデザイン部Dまでの間隔であるデザイン間隔を含む領域を撮像する第3カメラ43〜第5カメラ45と、第1カメラ41・第2カメラ42により撮像された画像データから記憶部51に記憶された色範囲に基づいて接合間隔L1・L2の計測値を求め、その計測値と接合間隔許容範囲とを比較し、接合部の接合にずれが生じているか否かを判定する接合判定部52と、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像データから記憶部51に記憶された色範囲に基づいてデザイン間隔L3・L4・L5の計測値を求め、その計測値とデザイン間隔許容範囲とを比較し、デザイン部Dの位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定部53とを備えているので、段ボールケース5の製造工程の最終段階で生じる接合ずれや抜きずれを迅速に検査することができる。結果として、流行性を有するデザインが印刷された段ボールケース5を迅速に出荷することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る段ボール検査装置10によれば、接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する第1カメラ41・第2カメラ42と、段ボールケース5の一の辺からデザイン部Dまでの間隔であるデザイン間隔を含む領域を撮像する第3カメラ43〜第5カメラ45と、第1カメラ41・第2カメラ42により撮像された画像データから記憶部51に記憶された色範囲に基づいて接合間隔L1・L2の計測値を求め、その計測値と接合間隔許容範囲とを比較し、接合部の接合にずれが生じているか否かを判定する接合判定部52と、第3カメラ43〜第5カメラ45により撮像された画像データから記憶部51に記憶された色範囲に基づいてデザイン間隔L3・L4・L5の計測値を求め、その計測値とデザイン間隔許容範囲とを比較し、デザイン部Dの位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定部53とを備えているので、段ボールケース5の製造工程の最終段階で生じる接合ずれや抜きずれを迅速に検査することができる。結果として、流行性を有するデザインが印刷された段ボールケース5を迅速に出荷することが可能となる。
また、段ボール検査装置10は、接合部の一の端部C1を撮像する第1カメラ41と、接合部の他の端部C2を撮像する第2カメラ42とを備えており、接合ずれを2点で検査するので、その2点間における接合間隔が平行であるか否かを判定できる。
すなわち、接合ずれが生じていなければ、図6(A)に示すように、第1画像データG1の接合間隔L1と第2画像データG2の接合間隔L2とは一致する。これに対し、接合ずれが生じている場合には、図10(A)〜図10(C)に示すように、第1画像データG1の接合間隔L1と第2画像データG2の接合間隔L2とは一致しない。この場合、接合部は平行に接合されておらず、段ボールを組み立てたときに、端部C1(第1画像データG1に相当する部分)と端部C2(第2画像データG2に相当する部分)とのうち、いずれかに隙間が生じることになる。図10(A)においては、端部C1に隙間が生じることになる。それゆえ、接合部の両端部C1・C2を撮像して接合ずれを検査することにより、正常に組み立てることができない段ボールシート5を除去することができる。
また、段ボール検査装置10は、段ボールケース5の一の辺E3からデザイン部Dまでのデザイン間隔の画像を撮像する第3カメラ43および第4カメラ44と、一の辺E3に対して直交する辺E2からデザイン部Dまでのデザイン間隔の画像を撮像する第5カメラ45とを備えている。それゆえ、段ボールケース5の一の辺E3からデザイン部Dまでの距離を2点で検査することにより、辺E3に対してデザイン部Dが平行に印刷されているか否かを確認することができる。さらに、その一の辺E3に対して直交する辺E2からデザイン部Dまでの距離を検査することにより、デザイン部Dが所定の位置に印刷されているか否かを確認できる。
補足すると、抜きずれが生じている場合、図11(A)〜図11(D)に示すように、デザイン部Dが傾くことがある。このデザイン部Dの傾きの有無は、第3画像データG3のデザイン間隔L3と、第4画像データG4のデザイン間隔L4とが許容範囲であるか否かにより確認できる。しかしながら、図12(A)〜図12(D)に示すように、デザイン部Dには傾きがなく、辺E3に対して平行にずれて印刷される場合もある。この場合であっても、第5画像データG5のデザイン間隔L5を検査すれば、デザイン部Dが所定の位置に印刷されているか否かを確認できる。
また、段ボール検査装置10において、第1カメラ41及び第2カメラ42と、第3カメラ43〜第5カメラ45とは、検査コンベア20を挟んで互いに反対側の位置に設置されるので、接合間隔を含む領域の画像データとデザイン間隔を含む領域の画像データとの検査を一度に行なうことができる。結果として、段ボールケース5の接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できる。
また、本実施形態に係る制御装置50において、記憶部51は、接合間隔許容範囲を示す画素数と、デザイン間隔許容範囲を示す画素数とを記憶する。また、各判定部52・53は、各撮像手段により撮像される画像データの画素数と各許容範囲の画素数とを比較する。それゆえ、接合ずれや抜きずれが生じているか否かを画素数から直接判定できる。すなわち、接合間隔やデザイン間隔の長さ[単位mm]を画素数から算出した後、その算出した値を許容範囲と比較する等といった長さの算出手順を踏まずに、接合ずれや抜きずれが生じている否かを画素数の比較から直接判定するので、接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できる。
なお、本実施形態に係る検査コンベア20は、各カメラ41〜45による撮像領域に重ならないように所定の間隔で配置された複数のベルト22により段ボールケース5を運搬するので、検査コンベア20の上下から段ボールケース5を撮像でき、接合ずれと抜きずれとを一度に検査することができる。それゆえ、接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できるようになる。
なお、検査コンベア20として、透明のベルト22を用いれば、各カメラ41〜45による画像データにベルト22が映らないようにすることができる。これにより、検査コンベア20の上下から段ボールケース5を撮像できるので、接合ずれと抜きずれとを一度に検査することができる。この結果、接合ずれと抜きずれとを迅速に検査できるようになる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
5・・・段ボールケース、10・・・段ボール検査装置、20・・・検査コンベア、21・・・駆動部、22・・・ベルト、31・32・・・光電管、41・・・第1カメラ、42・・・第2カメラ、43・・・第3カメラ、44・・・第4カメラ、45・・・第5カメラ、50・・・制御装置、51・・・記憶部、52・・・接合判定部、53・・・デザイン判定部、54・・・制御信号出力部、60・・・ダイバータ、61・・・開閉部、70・・・排出部、71・・・傾斜板、72・・・排出コンベア。
Claims (7)
- 継ぎしろ部分が接合された接合部と、デザインが印刷されたデザイン部とを有する段ボールケースを検査する段ボール検査装置であって、
前記段ボールケースを運搬する運搬手段と、
前記運搬手段により運搬される段ボールケースを検出する検出手段と、
前記検出手段により前記段ボールケースが検出された場合、前記接合部端部の接合間隔を含む領域を撮像する接合画像撮像手段と、
前記検出手段により前記段ボールケースが検出された場合、前記段ボールケースの一の辺から前記デザイン部までの間隔であるデザイン間隔を含む領域を撮像するデザイン画像撮像手段と、
前記接合間隔に対して設定される色範囲及び接合間隔許容範囲と、前記デザイン間隔に対して設定される色範囲及びデザイン間隔許容範囲とを予め記憶する記憶手段と、
前記接合画像撮像手段により撮像された画像データから、前記記憶手段に記憶された色範囲に基づいて該接合間隔の計測値を求め、該計測値と前記接合間隔許容範囲とを比較し、前記接合部にずれが生じているか否かを判定する接合判定手段と、
前記デザイン画像撮像手段により撮像された画像データから、前記記憶手段に記憶された色範囲に基づいて該デザイン間隔の計測値を求め、該計測値と前記デザイン間隔許容範囲とを比較し、前記デザイン部の位置にずれが生じているか否かを判定するデザイン判定手段と、
前記各判定手段のいずれかの結果に、ずれが生じていると判定された場合、前記段ボールケースを除去する除去手段と
を備えたことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1に記載の段ボール検査装置において、
前記接合画像撮像手段は、
前記接合部の一の端部を撮像する第1撮像手段と、
前記接合部の他の端部を撮像する第2撮像手段と
を備えたことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1または請求項2に記載の段ボール検査装置において、
前記デザイン画像撮像手段は、
前記段ボールケースの一の辺から前記デザイン部までのデザイン間隔を含む領域で且つ互いに異なる領域を撮像する第3撮像手段および第4撮像手段と、
前記一の辺に対して直交する辺から前記デザイン部までのデザイン間隔を含む領域を撮像する第5撮像手段と
を備えたことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の段ボール検査装置において、
前記接合画像撮像手段と前記デザイン画像撮像手段とは、前記運搬手段を挟んで互いに反対側の位置に設置される、
ことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の段ボール検査装置において、
前記記憶手段は、前記接合間隔許容範囲を示す画素数と、前記デザイン間隔許容範囲を示す画素数とを記憶し、
前記各判定手段は、前記各撮像手段により撮像される領域の画像データの画素数と前記各許容範囲の画素数とを比較する
ことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の段ボール検査装置において、
前記運搬手段は、前記各撮像手段による撮像領域に重ならないように所定の間隔で配置された複数のベルトにより前記段ボールケースを運搬する
ことを特徴とする段ボール検査装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の段ボール検査装置において、
前記運搬手段は、透明のベルトにより前記段ボールケースを運搬する
ことを特徴とする段ボール検査装置。
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- 2007-04-26 JP JP2007117634A patent/JP2008275394A/ja active Pending
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