JP2008274438A - 軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置 - Google Patents

軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軸状部材のアール部の加熱を円滑に行うことができる高周波誘導加熱装置を提供する。
【解決手段】高周波誘導加熱コイルを構成する一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a又は8cのうちの一方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第1の一対のコイルホルダ16a,16bと、一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの他方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第2の一対のコイルホルダ17a,17bと、第1の一対のコイルホルダ及び第2の一対のコイルホルダを軸状部材6の側に向けて又は軸状部材6から離隔する方向に移動させて一対の高周波誘導加熱コイル構成体を軸状部材に対して所定位置に配置するコイルホルダ移動機構18と、第1及び第2の一対のコイルホルダを介して一対の高周波誘導加熱コイル構成体に電力を供給する高周波電源19とを具備する。
【選択図】図6

Description

本発明は、フランジ部とこのフランジ部の中央箇所に立設された軸部とを有する軸状部材のうち、フランジ部と軸部とが交差してこれらの間に形成されるアール部並びに軸部の外周面を高周波誘導加熱するための軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置に関する。
従来では、図15に示すように、円柱状の軸部50aを有する軸状部材(ワーク)50を焼入処理のために高周波誘導加熱するに際しては、略半円弧形状の高周波誘導加熱コイル51を軸状部材50の軸部50aの外周面に対して僅かな隙間を隔てて対向配置して軸状部材50をその軸線を中心に例えば矢印M方向に回転させた状態の下で、この高周波誘導加熱コイル51に高周波電流を供給することにより軸状部材50の軸部50aの外周面を所要の焼入温度に高周波誘導加熱するようにしている。しかしながら、この方式では、図16に示すように軸状部材50の外径寸法が異なると、これに見合った寸法の高周波誘導加熱コイル51をそれぞれ別個に準備する必要があるため、数多くの高周波誘導加熱コイル51が必要となり、コスト高になると共に高周波誘導加熱コイル51を高周波誘導加熱装置にセットするために多くの時間を要し、作業効率が悪いという問題点がある。
このような問題点を解決する1つの手段として、特公昭36−10457号(特許文献1)に記載の技術が挙げられる。この特公昭36−10457号に記載の高周波焼入用誘導子は、2つの異なる外径を有する被焼入体(軸状部材)のうちの相対的に大きい外径部分をその外径より僅かに大きい内径を有する高周波誘導子により高周波誘導加熱し、前記被焼入体の相対的に小さい外径部分を上述の高周波誘導子に対して放射方向に摺動される摺動子にて高周波誘導加熱するようにしたものである。従って、特公昭36−10457号に記載の高周波焼入用誘導子によれば、摺動子を高周波誘導子に対して放射方向に移動(摺動)せしめて外径の異なる被焼入体を高周波誘導加熱して焼入処理することができ、前記の問題点を解消することができる。
特公昭36−10457号公報
しかしながら、特公昭36−10457号に記載の公知技術にあっては、被焼入体の外周面に対して僅かな隙間をもって対向配置される摺動子は、被焼入体が小径の場合には被焼入体の全外周面に対向して配置されるが、被焼入体の外径が大きい場合にはその全外周面に対して対向して配置されない部分が生じ、これに起因して被焼入体の外周面の全体が均一に高周波誘導加熱(ひいては焼入処理)されないという問題点がある。また、摺動子の摺動構造も複雑であり、作動の円滑さや安定性において問題点があり、かつ、全体として高価なものとなる。また、高周波誘導加熱による誘導子の昇温を防ぐための冷却機構や、磁束集中材である磁性体(例えば、ダストコアや珪素鋼板等)を設ける機構を追加すると、装置全体がさらに複雑になるという問題点がある。
本発明は、上述の如き問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、高周波誘導加熱コイルを構成する一対の高周波誘導加熱コイル構成体により外径の異なる軸状部材の高周波誘導加熱を行なうことができ、被加熱体である軸状部材のアール部(軸状部材のフランジ部と軸部とが交差してこれらの間に形成される断面湾曲形状の隅部若しくは角部;R部とも称される)の高周波誘導加熱を円滑に行うことができ、装置構造も簡便であり、安価にかつ容易に作成することができるような軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、フランジ部とこのフランジ部の中央箇所に立設された軸部とを有する軸状部材のうち、前記フランジ部と前記軸部とが交差してこれらの間に形成されるアール部並びに前記軸部の外周面を高周波誘導加熱するための軸状部材加熱用の高周波誘導加熱用コイルであり、前記軸状部材の軸線を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ配置されると共に、前記軸状部材のアール部及び軸部に対して間隔を隔てた位置において前記アール部及び軸部に対向して配置される一対の高周波誘導加熱コイル構成体を備え、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体に、前記軸状部材の軸線に対して遠ざかる方向に向けて突出するように屈曲された屈曲状コイル部をそれぞれ形成して成る軸状部材加熱用の高周波誘導加熱コイルを用いて、軸状部材の高周波誘導加熱を行うための高周波誘導加熱装置において、
(a) 前記高周波誘導加熱コイルを構成する一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの一方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第1の一対のコイルホルダと、
(b) 前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの他方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第2の一対のコイルホルダと、
(c) 前記第1の一対のコイルホルダ及び前記第2の一対のコイルホルダを前記軸状部材の側に向けて又は前記軸状部材から離隔する方向に移動させて前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体を前記軸状部材に対して所定位置に配置するコイルホルダ移動機構と、
(d) 前記第1及び第2の一対のコイルホルダを介して前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体に電力を供給する高周波電源と、
を具備するようにしている。
また、本発明では、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、くの字形状であるようにしている。
また、本発明では、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、略半円弧形状であるようにしている。
また、本発明では、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の一方の屈曲状コイル部が、略半円弧形状であり、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の他方の屈曲状コイル部が、くの字形状であるようにしている。
また、本発明では、前記略半円弧形状の前記屈曲状コイル部には磁束集中用の磁性材を装着するようにしている。
また、本発明では、前記略半円弧形状の前記屈曲状コイル部を、前記軸状部材のアール部に向かって傾斜させた状態で配置するようにしている。
請求項1に記載の本発明は、フランジ部とこのフランジ部の中央箇所に立設された軸部とを有する軸状部材のうち、フランジ部と軸部とが交差してこれらの間に形成されるアール部並びに軸部の外周面を高周波誘導加熱するための軸状部材加熱用の高周波誘導加熱用コイルであり、軸状部材の軸線を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ配置されると共に、軸状部材のアール部及び軸部に対して間隔を隔てた位置においてアール部及び軸部に対向して配置される一対の高周波誘導加熱コイル構成体を備え、一対の高周波誘導加熱コイル構成体に、軸状部材の軸線に対して遠ざかる方向に向けて突出するように屈曲された屈曲状コイル部をそれぞれ形成して成る軸状部材加熱用の高周波誘導加熱コイルを用いて、軸状部材の高周波誘導加熱を行うための高周波誘導加熱装置において、高周波誘導加熱コイルを構成する一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの一方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第1の一対のコイルホルダと、一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの他方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第2の一対のコイルホルダと、第1の一対のコイルホルダ及び第2の一対のコイルホルダを軸状部材の側に向けて又は軸状部材から離隔する方向に移動させて一対の高周波誘導加熱コイル構成体を軸状部材に対して所定位置に配置するコイルホルダ移動機構と、第1及び第2の一対のコイルホルダを介して一対の高周波誘導加熱コイル構成体に電力を供給する高周波電源とを具備するようにしたものであるから、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部の間に軸状部材を挟み、これを軸状部材の外周面に対応して軸状部材の軸線に沿って移動させる際に、高周波電源から高周波誘導加熱コイル構成体に電力を供給することにより、各種サイズの軸状部材を作業性よく確実に高周波誘導加熱することができる。また、高周波誘導加熱コイル構成体を拡縮移動(開閉移動)させるためのコイルホルダ移動機構の構造も簡便なもので済むという利点がある。従って、これら一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部の間に軸状部材(ワーク)を挟み込むことにより一対の高周波誘導加熱コイル構成体を軸状部材の外周面に対して隙間を隔てた状態で対応配置させた状態にして、安定に、かつ、確実に高周波誘導加熱を行うことができる。すなわち、一対の高周波誘導加熱コイル構成体を用いることにより、外周面の径の大きさが相異する各種の軸状部材の全てに対して上述の一対の高周波誘導加熱コイル構成体を対応配置することが可能となる。具体的には、本発明によれば、軸状部材の軸線を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ配置されると共に、軸状部材のアール部及び軸部に対して間隔を隔てた位置においてアール部及び軸部に対向して配置される一対の高周波誘導加熱コイル構成体を備え、一対の高周波誘導加熱コイル構成体に、軸状部材の軸線に対して遠ざかる方向に向けて突出するように屈曲された屈曲状コイル部をそれぞれ形成するようにしたので、これら一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部の間に軸状部材(ワーク)を挟み込むことにより一対の高周波誘導加熱コイル構成体を軸状部材の外周面に対して隙間を隔てた状態で対応配置させた状態にして、安定に、かつ、確実に高周波誘導加熱を行うことができる。すなわち、一対の高周波誘導加熱コイル構成体を用いることにより、外周面の径の大きさが相異する各種の軸状部材の全てに対して上述の一対の高周波誘導加熱コイル構成体を対応配置することが可能となる。
また、請求項2に記載の本発明は、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、くの字形状であるようにしたものであるから、一対の高周波誘導加熱コイル構成体による軸状部材の挟み込みを安定した状態にすることができる。また、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の製作も容易に行うことができる。
また、請求項3に記載の本発明は、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、略半円弧形状であるようにしたものであるから、軸状部材のアール部の高周波誘導加熱をより確実に、かつ、安定して行うことができる。
また、請求項4に記載の本発明は、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の一方の屈曲状コイル部が、略半円弧形状であり、一対の高周波誘導加熱コイル構成体の他方の屈曲状コイル部が、くの字形状であるようにしたものであるから、一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの一方が半円弧形状の屈曲状コイル部を有するので軸状部材のアール部の高周波誘導加熱を充分に安定して確実に行うことができる。
また、請求項5に記載の本発明は、略半円弧形状の屈曲状コイル部には磁束集中用の磁性材を装着するようにしたものであるから、略半円弧形状の屈曲状コイル部が対応配置される軸状部材のアール部の高周波誘導加熱を、より一層、確実かつ安定に行うことができる。
また、請求項6に記載の本発明は、略半円弧形状の屈曲状コイル部を、軸状部材のアール部に向かって傾斜させた状態で配置するようにしたものであるから、軸状部材のフランジ部と軸部とが交差するアール部の高周波誘導加熱をより確実に、かつ、効率良く行うことができる。
以下、軸状部材加熱用の高周波誘導加熱コイル1及びこの高周波誘導加熱コイル1を用いた本発明の実施形態に係る高周波加熱装置2について図1〜図14を参照して説明する。なお、以下に述べる本発明の実施形態においては、図7及び図10〜図14に示すように、フランジ部3とこのフランジ部3の中央箇所に立設された軸部4とを備え、かつ、フランジ部3と軸部4とが交差してこれらの間に形成される断面湾曲状のアール部(隅部)5を有する軸状部材6が被加熱体(加熱対象としてのワーク)となされる。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る軸状部材加熱用の高周波誘導加熱コイル1(以下、高周波誘導加熱コイル1と記載する)を示している。図1に示すように、この高周波誘導加熱コイル1は、同一形状(直線を対称軸Xとする左右対称形状)の一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bを備えるものである。本実施形態における一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bは、図1の上下方向に沿って同一ライン上に配置される各一対の直線状(ストレート状)コイル部9a,9a及び9b,9bと、それらのコイル部9a,9a及び9b,9bの間において対称軸Xから遠ざかる方向(外側)、ひいては、被加熱体である軸状部材6の軸線に対して遠ざかる方向に向けて突出するようにくの字形状に屈曲された屈曲状コイル部(突出コイル部)10a,10bとを有している。なお、上述の直線状コイル部9a,9b及び屈曲状コイル部10a,10bは、図2に示すように中空パイプ11にて構成されており、それらの中空部12には図外の冷却水供給機構から冷却水が供給されて流通し得るようになっている。屈曲状コイル部10a,10bは、本実施形態では、くの字形状のもの(三角形の2辺から成る形状のもの)から構成されている。なお、屈曲状コイル部10a,10bは、くの字形状の形態に特に限定されるものではなく、例えば、直角三角形の直角部を形成する2辺から成るL字形状のものを採用してもよい。
図3は、高周波誘導加熱コイル1の他の実施形態(本発明の第2実施形態)を示している。この高周波誘導加熱コイル1は、図1に示した直線状コイル部9a,9a及びくの字形状の屈曲状コイル部10aを有する高周波誘導加熱コイル構成体8aと、直線状コイル部9C,9C及びこれらの間に設けられた略半円弧形状若しくは略U字形状の屈曲状コイル部10cを有する高周波誘導加熱コイル構成体8cとから構成されている。上述の略半円弧形状の屈曲状コイル部10cは、そのままの状態で用いてもよいが、図4及び図5に示すように略半円弧形状の屈曲状コイル部10cの湾曲状頂部に磁束集中用の断面コ字形状の磁性材(例えば、ダストコア)13を装着したものが通常使用される。この磁性材13の使用により、後に述べる如く、被加熱物(ワーク)である軸状部材6のアール部5の高周波誘導加熱(ひいては高周波焼入)をより確実に効率良く行うことができる。また、図示を省略したが、図4及び図5に示した直線状コイル部9c,9c及び略半円弧形状の屈曲状コイル部10cをそれぞれ有する一対の高周波誘導加熱コイル構造体8c,8cを左右対称の位置に配置して高周波誘導加熱コイル1を構成するようにしても勿論よい。
また、一方の高周波誘導加熱コイル構成体8cの略半円弧形状の屈曲状コイル部10cは、図5に示すように直線状コイル部9cに対して傾斜した状態となされており、図7に示す如く被加熱物である軸状部材6のアール部5に向けられるように傾斜されるようになっている。そして、断面コ字形状の磁性材13に取り囲まれていないコイル部分P(図5参照)が軸状部材6のアール部5の側に向けられて対向配置されるようになっている。
次に、図3乃至図5に示す高周波誘導加熱コイル1を用いた高周波誘導加熱装置2について、図6及び図7を参照して説明する。なお、この高周波誘導加熱装置2には、後述の如く冷却機構が付設されており、高周波焼入装置となされている。
まず、高周波誘導加熱装置2は、装置基台15と、一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cをそれぞれ保持する各一対のコイルホルダ16a,16b及び17a,17bと、一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cを軸状部材6の軸部4の側へ向けて若しくは軸状部材6から離隔する方向に移動させて所望位置にセットするために上述のコイルホルダ16a,16b及び17a,17bを軸状部材6の直径(大きさ)に応じて移動させるコイルホルダ移動機構部18と、コイルホルダ16a,16b及び17a,17bを介して一対の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cに電力を供給する高周波電源19とを具備している。
上述の高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cのうちの一方の高周波誘導加熱コイル構成体8aの直線状コイル部9a,9aの各端部(高周波誘導加熱コイル構成体8aの両端部)は、板状部材から成るコイルホルダ16a,16bに電気的に接続されて固定され、図6における上下のコイルホルダ16a,16bは、絶縁材から成る架設板20により互いに連結されている。また、他方の高周波誘導加熱コイル8cの直線状コイル部9c,9cの各端部(高周波誘導加熱コイル構成体8cの両端部)は、板状部材から成るコイルホルダ17a,17bに固定され、図6における上下のコイルホルダ17a,17bは絶縁材から成る架設板21により互いに連結されている。そして、図6における上方側のコイルホルダ16aとコイルホルダ17aとは絶縁板(図示せず)を介して上下に重ね合わされる一方、図6における下方側のコイルホルダ16bとコイルホルダ17bとは互いに密接して上下に重ね合されている。なお、コイルホルダ16a,16b及び17a,17bは、導電性の板状部材から成り、上方側のコイルホルダ16a及びコイルホルダ17aは図外の絶縁板によって電気的に絶縁される一方、下方側のコイルホルダ16b及びコイルホルダ17bは互いに電気的に接続されている。
また、上述のコイルホルダ移動機構部18は、装置基台15上に固定配置された4つのガイド部材22と、これらのガイド部材22に沿ってそれぞれ案内移動される4つの摺動板23とから構成されている。そして、各コイルホルダ16a,16b,17a,17bが上述の摺動板23にそれぞれ連結されており、これにより各コイルホルダ16a,16b,17a,17bが摺動板23と一緒にガイド部材22にそれぞれ摺動自在の状態で支持されている。さらに、装置基台15上には、軸状部材6をその軸線を中心に回転駆動する回転台(図7及び図13参照)35等が配設されている。また、図6の上方側のコイルホルダ16a,17aには高周波電源19が接続されており、図6において例えば矢印αで示す方向に、この高周波電源19からコイルホルダ16a,16b,17a,17bを介して高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cに所要の高周波電流が流れるように構成されている。
上述のコイルホルダ16a,16b,17a,17bは、ガイド部材22に摺動板23を介して支持されるため、互いに近接又は離隔する方向に移動可能であり、コイルホルダ16a,17bには、高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cを互いに近づける方向並びに互いに遠ざける方向(軸状部材6を挟む開閉方向)に移動させるための移動機構が設けられている。本実施形態における移動機構は、コイルホルダ16a,17bにそれぞれ取付けられたピン24a,24bと、これらのピン24a,24bを図6において左右方向に駆動するシリンダ(図示せず)とから構成されている。なお、この移動機構としては、上述の構成のものに限らず、任意の構成のものであってよい。
また、図6,図7に示すように、高周波誘導加熱装置2には各種の冷却手段が設けられている。その1つは高周波誘導加熱コイル8aや高周波誘導加熱コイル8cのまわりに配置されて軸状部材6の冷却を行うための主ジャケット26や補助ジャケット27,27があり、これらに焼入冷却水を送る焼入冷却水供給部28,28が設けられている。また、高周波誘導加熱コイル8aや高周波誘導加熱コイル8cにコイル冷却水を送るコイル冷却水供給部29,29、並びに、高周波誘導加熱コイル8aや高周波誘導加熱コイル8cからコイル冷却水を排出するコイル冷却水排出部30,30が設けられている。さらに、コイルホルダ16a,16b,17a,17bのまわりを冷却,洗浄する接点洗浄シャワー31が配設されている。
次に、上述の高周波誘導加熱装置2により軸状部材6を高周波誘導加熱して焼入処理を行う際の動作について説明する。
まず、既述の移動機構を作動させて高周波誘導加熱コイル構成体8a,8cを移動させ、図6及び図7示すように高周波誘導加熱コイル構成体8aの屈曲状コイル部10a及び高周波誘導加熱コイル構成体8cの屈曲状コイル部10cを軸状部材6の軸線を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ配置すると共に、軸状部材6のアール部5及び軸部4に対して僅かな間隔を隔てた位置においてアール部5及び軸部4に対向して配置する。なお、この際、高周波誘導加熱コイル8aのくの字形状の屈曲状コイル部10aは、図6に示す如く軸部4を挟むように配置すると共に、高周波誘導加熱コイル8cの略半円弧形状の屈曲状コイル部10cのうち断面コ字形状の磁性材13に取り囲まれていないコイル部分P(図5参照)が図7に示す如く軸状部材6のアール部5側を向いて傾斜した状態で配置する。このような状態の下で、高周波電源19からコイルホルダ16a,16b及び17a,17bを介して高周波誘導加熱コイル8a,8cに高周波電流を供給し、軸状部材6をその軸線を中心に回転させかつ適宜に軸状部材6をその軸線の方向に沿って移動させながら高周波誘導加熱を行う。
なお、図6において、矢印αはある瞬間における高周波電流が流れる方向を示している。かくして、高周波誘導加熱コイル8cの屈曲状コイル部10cには磁性材13が設けられているため、軸状部材6のアール部5はこの高周波誘導加熱コイル8cの屈曲状コイル部10cにて確実に、かつ安定して高周波誘導加熱が行われ、しかる後に焼入冷却水が主ジャケット26及び補助ジャケット27から噴射されるのに伴い焼入処理が行われる。
また、図8に示すような比較的小径の軸部4を有する軸状部材6を高周波誘導加熱(ひいては高周波焼入)する場合には、図8に示すように、くの字形状の屈曲状コイル部10a,10bをそれぞれ有する2つの高周波誘導加熱コイル8a,8bを左右対称に配置して成る高周波誘導加熱コイル1を用いると共に、既述の移動機構により2つの高周波誘導加熱コイル8a,8aの屈曲状コイル部10a,10aの頂部(角部)が互いに近接するように高周波誘導加熱コイル8a,8bを移動し、これらの高周波誘導加熱コイル8a,8bの屈曲状コイル部10a,10bによって形成される比較的小さい矩形の空間部32内に軸状部材6の軸部4を配置してこの軸状部材6の軸部4をこれらの屈曲状コイル部10a,10bにて取り囲んだ状態にする。これにより、軸状部材6の軸部4を高周波誘導加熱コイル構成体8a,8aの屈曲状コイル部10a,10bによってその全周が僅かな隙間を介して取り囲まれた状態とし、この状態の下で軸状部材6をその軸線を中心に回転させかつその軸線に沿って高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bに対して相対的に移動させながら高周波電源19から高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bに図8において矢印αで示す方向に高周波電流を流すことにより高周波誘導加熱を行い、しかる後に焼入冷却水供給部28,28から焼入冷却水を噴射することにより焼入処理を行なう。なお、図8において、矢印βは、コイル冷却水が流れる方向を示している。
一方、図9は、比較的大径の軸部4を有する軸状部材6を高周波誘導加熱する場合を示している。この場合には、図9に示すように、くの字形状の屈曲状コイル部10a,10bをそれぞれ有する2つの高周波誘導加熱コイル8a,8bを左右対称に配置して用いると共に、既述の移動機構により2つの高周波誘導加熱コイル8a,8bの屈曲状コイル部10a,10bの頂部(勇部)を互いに離隔する方向に移動し、これらの屈曲状コイル部10a,10bによって形成される比較的大きい矩形の空間部32内に軸状部材6を配置
してこの軸状部材6をこれらの屈曲状コイル部10a,10bにて取り囲んだ状態にする。これにより、軸状部材6は高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bの屈曲状コイル部10a,10bによってその全周が僅かな隙間を介して取り囲まれた状態とし、この状態の下で軸状部材6をその軸線を中心に回転させかつその軸線に沿って高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bに対して相対的に移動させながら高周波電源19から高周波誘導加熱コイル構成体8a,8bに図8において矢印αで示す方向に高周波電流を流すことにより高周波誘導加熱を行い、しかる後に焼入冷却水供給部28,28から冷却水を噴射することにより焼入処理を行なう。なお、図9においては、コイル冷却水の流れは図8の場合と同様であるので、その流れの方向を示す矢印βは省略している。
図10〜図12は、本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱コイル1を用いて高周波誘導加熱及び高周波焼入される軸状部材6の諸々の形状を示している。軸状部材6は、フランジ部3とこのフランジ部3の中央箇所に立設された互いに異なる直径を有する軸部4a,4bから成り、フランジ部3と軸部4aとが交差する部分にはアール部5が形成されている。なお、図10の軸状部材6は、アール部5と軸部4a(下側の大径部分)と4b(頂部側の小径部分)を高周波誘導加熱及び高周波焼入したものであり、図11に示す軸状部材6はアール部5と軸部4a(下側の大径部分)だけを高周波誘導加熱及び高周波焼入したものであり、図12はアール部5と軸部4a,4bのほぼ全長を高周波誘導加熱及び高周波焼入したものである。この場合、いずれの軸状部材6に対しても高周波焼入される部位に既述の高周波誘導加熱コイル8a,8b、又は8cを適宜に用いて軸状部材6を挟み込んだ位置に配置して、軸状部材をその軸線を中心に回転させつつ高周波誘導加熱コイル8a,8b、又は8c或いは軸状部材6をその軸線方向に沿って相対的に移動して所望の焼入部のみの高周波誘導加熱及び高周波焼入を行う。なお、図10〜図12において、Sは焼入硬化層を示している。
一方、図13は、高周波焼入時における軸状部材6のセンタ支持及びその回転機構を示すものである。軸状部材6は、そのフランジ部3が回転台35(図7参照)上に載置されて上下のセンタ部材36,37によりセンタ支持されて回転台35上に立設状態で配置される。回転台35にはセンタ部材37から離れた位置にスプリング38により付勢されているケレピン39が設けられ、このケレピン39は軸状部材6のフランジ部3の偏心穴40に嵌り込むように構成されている。以上の支持構造により、回転台35が回転するのに伴ってケレピン39を介して軸状部材6がセンタ部材36,37によりセンタ支持されて回転するようになっている。
なお、図14は、既述の高周波誘導加熱装置2により高周波誘導加熱して高周波焼入された軸状部材6に形成されて焼入硬化層Sを示している。図14から明らかなように、軸状部材6の所望の部分に焼入硬化層層Sが所望の深さだけ形成されていることがわかる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態では軸状部材6の形状や高周波焼入装置2の構成を限定したが、本発明はそれ等に限定するものではなく、同一の技術的範曙のものが採用されることは勿論である。また、本発明は、軸部を有する軸状部材(ワーク)を安定、かつ確実に高周波誘導加熱するための高周波誘導加熱コイル及びこれを用いた高周波誘導加熱装置に関するものであるが、屈曲状コイル部をそれぞれ有する2つの高周波誘導加熱コイル構成体にて軸状部材を僅かな間隔をもって挟み込んで高周波誘導加熱することのできる各種の軸状部材のすべてに対応することが可能である。また、既述の実施形態では高周波誘導加熱コイル構成体8aと高周波誘導加熱コイル構成体8bとを左右対称に対向配置して成る高周波誘導加熱コイル1、及び、高周波誘導加熱コイル構成体8aと高周波誘導加熱コイル構成体8cとを対向配置して成る高周波誘導加熱コイル1を用いるようにしたが、これに限らず、略半円
弧形状若しくは略U字形状の屈曲状コイル部10cをそれぞれ有する2つの高周波誘導加熱コイル構成体8c,8cを左右対称に対向配置して成る高周波誘導加熱コイルを用いることも可能である。
くの字形状の屈曲状コイル部をそれぞれ有する2つの高周波誘導加熱コイル構成体から成る高周波誘導加熱コイルを示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 くの形状の屈曲状コイル部を有する高周波誘導加熱コイル構成体と略半円弧形状の屈曲状コイル部を有する高周波誘導加熱コイル構成体とから成る高周波誘導加熱コイルを示す平面図である。 略半円弧形状の屈曲状コイル部に磁性材を設けて成る高周波誘導加熱コイル構成体を示す平面図である。 図4のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置の構造を概略的に示す平面図である。 図6の高周波誘導加熱装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置により比較的小径の軸状部材を高周波誘導加熱する際の高周波誘導加熱コイル及び軸状部材の配置関係を説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置により比較的大径の軸状部材を高周波誘導加熱する際の高周波誘導加熱コイル及び軸状部材の配置関係を説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置を用いて焼入処理された軸状部材を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置を用いて焼入処理された別の軸状部材を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置を用いて焼入処理された別の軸状部材を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置により高周波誘導加熱される軸状部材の支持構造を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る高周波誘導加熱装置によって高周波誘導加熱されて焼入処理がなされた軸状部材の焼入硬化層の状態を示す断面図である。 従来の高周波誘導加熱方法を説明するための模式図である。 従来の高周波誘導加熱方法を説明するための模式図である。
符号の説明
1 高周波誘導加熱コイル
2 高周波誘導加熱装置
3 フランジ部
4 軸部
5 アール部
6 軸状部材(ワーク)
8a,8b,8c 高周波誘導加熱コイル構成体
9a,9b,9c 直線状コイル部
10a,10b,10c 屈曲状コイル部
13 磁性材
15 装置基台
16a,16b コイルホルダ
17a,17b コイルホルダ
18 コイルホルダ移動機構部
19 高周波電源
20,21 架設板
22 ガイド部材
23 摺動板
35 回転台

Claims (6)

  1. フランジ部とこのフランジ部の中央箇所に立設された軸部とを有する軸状部材のうち、前記フランジ部と前記軸部とが交差してこれらの間に形成されるアール部並びに前記軸部の外周面を高周波誘導加熱するための軸状部材加熱用の高周波誘導加熱用コイルであり、前記軸状部材の軸線を挟んで互いに対向する位置にそれぞれ配置されると共に、前記軸状部材のアール部及び軸部に対して間隔を隔てた位置において前記アール部及び軸部に対向して配置される一対の高周波誘導加熱コイル構成体を備え、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体に、前記軸状部材の軸線に対して遠ざかる方向に向けて突出するように屈曲された屈曲状コイル部をそれぞれ形成して成る軸状部材加熱用の高周波誘導加熱コイルを用いて、軸状部材の高周波誘導加熱を行うための高周波誘導加熱装置であって、
    (a) 前記高周波誘導加熱コイルを構成する一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの一方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第1の一対のコイルホルダと、
    (b) 前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体のうちの他方の高周波誘導加熱コイル構成体の一端部及び他端部をそれぞれ保持する第2の一対のコイルホルダと、
    (c) 前記第1の一対のコイルホルダ及び前記第2の一対のコイルホルダを前記軸状部材の側に向けて又は前記軸状部材から離隔する方向に移動させて前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体を前記軸状部材に対して所定位置に配置するコイルホルダ移動機構と、
    (d) 前記第1及び第2の一対のコイルホルダを介して前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体に電力を供給する高周波電源と、
    を具備することを特徴とする軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
  2. 前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、くの字形状であることを特徴とする請求項1に記載の軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
  3. 前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の屈曲状コイル部が、それぞれ、略半円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
  4. 前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の一方の屈曲状コイル部が、略半円弧形状であり、前記一対の高周波誘導加熱コイル構成体の他方の屈曲状コイル部が、くの字形状であることを特徴とする請求項1に記載の軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
  5. 前記略半円弧形状の前記屈曲状コイル部には磁束集中用の磁性材を装着したことを特徴とする請求項3又は4に記載の軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
  6. 前記略半円弧形状の前記屈曲状コイル部を、前記軸状部材のアール部に向かって傾斜させた状態で配置するようにしたことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の軸状部材加熱用の高周波誘導加熱装置。
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