JP2008271732A - 誘導性負荷駆動制御回路 - Google Patents

誘導性負荷駆動制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、定電流駆動制御用の電流検出用抵抗を用いて過電流保護動作を行なうことを特徴とする。
【解決手段】出力スイッチM1〜M4によってスイッチング制御される誘導性負荷L1と、誘導性負荷に接続された電流検出用抵抗RS1と、電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、誘導性負荷を定電流駆動するための第1の制御信号S1を生成するコンパレータ回路X1と、電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、出力スイッチの定常状態/過電流状態に応じた第2の制御信号S2を生成するコンパレータ回路X2と、第1、第2の制御信号S1、S2を受け、出力スイッチの定電流駆動制御及び過電流制御を行う信号G1〜G4を生成する制御回路10を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明はモータ等の誘導性負荷の駆動制御を行う誘導性負荷駆動制御回路に係り、特に定電流駆動制御及び過電流制御を行う誘導性負荷駆動制御回路に関する。
ステッピングモータやDCモータ等の誘導性負荷(インダクタンス)の駆動制御は、一般にHブリッジ回路(Hスイッチ回路)と呼ばれている誘導性負荷駆動制御回路により行われる。
図11は従来の誘導性負荷駆動制御回路の一例を示している。MOSトランジスタM1、M2、M3、M4はHブリッジ回路を構成する出力スイッチである。これらのMOSトランジスタの代わりにバイポーラトランジスタが使用される場合もある。T1、T2はHブリッジ回路の出力端子であり、両出力端子T1、T2間に誘導性負荷L1が接続される。VCCはHブリッジ回路の電源電圧である。
また、誘導性負荷L1を定電流駆動するために、電流検出用抵抗RS1とコンパレータ回路X1とが設けられている。電流検出用抵抗RS1は、MOSトランジスタM3、M4の共通ノードとグランドとの間に接続されており、誘導性負荷L1に流れる電流を検知する。コンパレータ回路X1は、この電流検出用抵抗RS1に発生する電圧を基準電圧VR1と比較する。なお、電流検出用抵抗RS1及びコンパレータ回路X1は、図示するようにグランド側に設けられる場合と、電源電圧側に設けられる場合とがある。
さらに、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4に流れる過電流を検出するために、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X2、X3、X4、X5が設けられている。
図11に示す従来回路において、誘導性負荷L1に流れる電流が増大して電流検出用抵抗RS1の両端間の電圧降下が大きくなり、基準電圧VR1を超えると、コンパレータ回路X1の出力信号S1が反転し、誘導性負荷L1に流れる電流が減少するようにMOSトランジスタM1、M2、M3、M4が制御される。上記とは逆に、誘導性負荷L1に流れる電流が減少して電流検出用抵抗RS1の両端間の電圧降下が小さくなり、基準電圧VR1よりも低下すると、コンパレータ回路X1の出力信号S1が上記とは逆方向に反転し、誘導性負荷L1に流れる電流が増加するようにMOSトランジスタM1、M2、M3、M4が制御される。このようにして、誘導性負荷L1に一定の電流が流れるように制御されて、定電流駆動制御が行われる。
また、図11に示す従来回路において、例えばMOSトランジスタM3、M7がオン状態のときに、MOSトランジスタM3、M7に流れる電流をI3、I7とすると、MOSトランジスタM3、M7のチャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/Lに応じてI3、I7の電流比が決まる。そして、例えば出力端子T1が電源電圧VCCの供給ノードに短絡して電流I7が増加し、電流I7が基準電圧VR3で設定された電流に達すると、コンパレータ回路X4の出力信号S4が反転し、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4の全てもしくは一部がオフするように制御される。このようにして、コンパレータ回路X2、X3、X4、X5の出力信号S2、S3、S4、S5に応じてMOSトランジスタM1、M2、M3、M4の過電流保護動作が行われる。
図11に示す従来回路では、互いに対をなすMOSトランジスタ、例えばMOSトランジスタM1、M5のW/Lのずれや、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4のばらつきによる出力スイッチ用MOSトランジスタと電流検出用MOSトランジスタに流れる電流の電流比のずれ等の影響により、意図した電流検出値で過電流保護動作が正しく行われないという問題点がある。
さらに、電流検出用抵抗RS1の抵抗値が比較的大きな値に設定されていると、抵抗RS1の両端間の電圧降下が大きくなり、過電流状態でない場合に対して、MOSトランジスタM3、M7、またはM4、M8の動作領域が変化し、意図した電流検出値で定電流駆動制御が行われないという問題点もある。
なお、特許文献1には、Hブリッジ型の駆動回路において、バッテリの正極端子からDCモータに至る通電経路に設けられた抵抗器の両端電圧VRSと、通電判定用の基準電圧VTとを比較し、VRS≧VTであるときに、出力トランジスタに過電流が流れたと判断して検出信号を発生する過電流保護回路が開示されている。
特開平9−308261号公報
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、意図した電流検出値で誘導性負荷の定電流駆動制御を行なうことができる共に、意図した電流検出値で過電流保護動作を行なうことができる誘導性負荷駆動制御回路を提供することである。
本発明の誘導性負荷駆動制御回路は、少なくとも1個のスイッチング素子によってスイッチング制御される誘導性負荷と、前記誘導性負荷に接続された電流検出用抵抗と、前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記誘導性負荷を定電流駆動するための第1の制御信号を生成する第1の電圧検知回路と、前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記スイッチング素子の定常状態/過電流状態に応じた第2の制御信号を生成する第2の電圧検知回路と、前記第1、第2の制御信号を受け、前記スイッチング素子の定電流駆動制御及び過電流制御を行う制御信号を生成する制御回路を具備したことを特徴とする。
本発明の誘導性負荷駆動制御回路は、一端が電源電圧の供給ノードに接続され、他端が誘導性負荷の一端に接続された第1のスイッチング素子と、一端が電源電圧の供給ノードに接続され、他端が前記誘導性負荷の他端に接続された第2のスイッチング素子と、一端が前記誘導性負荷の一端に接続された第3のスイッチング素子と、一端が前記誘導性負荷の他端に接続され、他端が前記第3のスイッチング素子の他端に接続された第4のスイッチング素子と、前記第3、第4のスイッチング素子の他端共通接続ノードと基準電源電圧の供給ノードとの間に接続された電流検出用抵抗と、前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記誘導性負荷を定電流駆動するための第1の制御信号を生成する第1の電圧検知回路と、前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記第1乃至第4のスイッチング素子の定常状態/過電流状態に応じた第2の制御信号を生成する第2の電圧検知回路と、前記第1、第2の制御信号を受け、前記第1乃至第4のスイッチング素子の定電流駆動制御及び過電流制御を行う複数の制御信号を生成する制御回路を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、意図した電流検出値で誘導性負荷の定電流駆動制御を行なうことができると共に、意図した電流検出値で過電流保護動作を行なうことができる誘導性負荷駆動制御回路を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施形態により説明する。この説明に際して、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。PチャネルのMOSトランジスタM1、M2及びNチャネルのMOSトランジスタM3、M4はHブリッジ回路を構成する出力スイッチである。MOSトランジスタM1のソース、ドレインからなる電流通路の一端は電源電圧VCCの供給ノードに接続されており、他端はHブリッジ回路の一方の出力端子T1に接続されている。MOSトランジスタM2のソース、ドレインからなる電流通路の一端は電源電圧VCCの供給ノードに接続されており、他端はHブリッジ回路の他方の出力端子T2に接続されている。MOSトランジスタM3のソース、ドレインからなる電流通路の一端は出力端子T1に接続されている。MOSトランジスタM4のソース、ドレインからなる電流通路の一端は出力端子T2に接続されている。上記両MOSトランジスタM3、M4のソース、ドレインからなる電流通路の他端同士が共通に接続されている。上記出力端子T1、T2の相互間には、ステッピングモータやDCモータ等の誘導性負荷L1が接続される。
さらに、誘導性負荷L1に流れる電流を検知するために、電流検出用抵抗RS1と2個のコンパレータ回路X1、X2が設けられている。電流検出用抵抗RS1は、MOSトランジスタM3、M4の共通ノードとグランドとの間に接続されている。コンパレータ回路X1は定電流駆動制御用のものであり、このコンパレータ回路X1は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR1と比較して信号S1を出力する。コンパレータ回路X2は過電流状態検出用のものであり、このコンパレータ回路X2は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR2と比較して信号S2を出力する。基準電圧VR2は基準電圧VR1よりも大きく設定されている。
また、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4に流れる過電流を検出するために、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X3、X4、X5、X6が設けられている。MOSトランジスタM5、M6はPチャネルであり、MOSトランジスタM7、M8はNチャネルである。
MOSトランジスタM5のソース、ドレインからなる電流通路及び電流検出用抵抗R1は直列に接続されており、この直列回路は出力スイッチ用のMOSトランジスタM1のソース、ドレインからなる電流通路に対して並列に接続されている。また、MOSトランジスタM1とM5のゲートは共通に接続されており、この共通ゲートには後述するゲート駆動信号生成回路で生成されるゲート駆動信号G1が供給される。コンパレータ回路X3は、電流検出用抵抗R1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR3と比較して信号S3を出力する。同様に、MOSトランジスタM6、M7、M8のソース、ドレインからなる各電流通路及び電流検出用抵抗R2、R3、R4はそれぞれ直列に接続されており、これら各直列回路は出力スイッチ用のMOSトランジスタM2、R3、R4のソース、ドレインからなる各電流通路に対して並列に接続されている。さらに、MOSトランジスタM2とM6、M3とM7、M4とM8の各ゲートはそれぞれ共通に接続されており、これらの各共通ゲートには後述するゲート駆動信号生成回路で生成されるゲート駆動信号G2、G3、G4がそれぞれ供給される。上記各コンパレータ回路X4、X5、X6はそれぞれ、電流検出用抵抗R2、R3、R4の両端間にそれぞれ発生する電圧を基準電圧VR3、あるいはVR4と比較して信号S4、S5、S6をそれぞれ出力する。
また、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4及びMOSトランジスタM5、M6、M7、M8において、互いに対をなすMOSトランジスタ、例えばMOSトランジスタM1とM5についていえば、両MOSトランジスタが共にオン状態のときに、MOSトランジスタM1、M5に流れる電流をI1、I5とすると、I1>I5となるように、両MOSトランジスタのチャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/Lが設定されている。
なお、Hブリッジ回路を構成するMOSトランジスタM1、M2、M3、M4及び電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8の代わりに、それぞれバイポーラトランジスタが使用される場合がある。
本実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路では、上記信号S1〜S6を受けて、上記ゲート駆動信号G1〜G4を生成する制御回路10が設けられている。この制御回路10は、タイマー回路11、パルス化回路12、フリップフロップ回路13及び14、ORゲート回路15、ノイズ除去回路16、及びゲート駆動信号生成回路17等から構成されている。
タイマー回路11は、一定周期のクロック信号CLKを計数して互いに異なるタイマー信号S11、S12を出力する。一方のタイマー信号S11はフリップフロップ回路13に供給され、他方のタイマー信号S12はゲート駆動信号生成回路17に供給される。なお、タイマー回路11は一方のタイマー信号S11のみを出力するように構成してもよい。
パルス化回路12は、コンパレータ回路X1の出力信号S1が“0”レベルから“1”レベルに反転したことを検出して信号S1をパルス化し、信号S13を出力する。この信号S13はフリップフロップ回路13に供給される。
フリップフロップ回路13は、信号S11、S13をセット信号及びリセット信号として受けて信号S14を出力する。フリップフロップ回路13の出力信号S14はゲート駆動信号生成回路17に供給される。
ORゲート回路15は、コンパレータ回路X2、X3、X4、X5、X6の出力信号S2、S3、S4、S5、S6のOR論理を取り、その出力信号はノイズ除去回路16に供給される。ノイズ除去回路16の出力信号S15はフリップフロップ回路14にセット信号として供給される。このフリップフロップ回路14にはリセット信号RSが供給される。また、フリップフロップ回路14の出力信号S16はゲート駆動信号生成回路17に供給される。
ゲート駆動信号生成回路17は、上記信号S14及びS16、あるいはS12、S14、及びS16に基づいてゲート駆動信号G1〜G4を生成する。
次に、上記構成でなる誘導性負荷駆動制御回路の動作を説明する。
まず、Hブリッジ回路の出力端子T1、T2が電源電圧VCCの供給ノードを含むいずれのノードにも短絡(ショート)しておらず、誘導性負荷L1が定電流駆動制御される場合の動作について説明する。この場合、フリップフロップ回路14はリセット状態にされている。
いま、フリップフロップ回路13の出力信号S14が例えば“1”レベルであり、ゲート駆動信号生成回路17で生成されるゲート駆動信号G1〜G4のうち、G1とG3が“0”レベル、G2とG4が“1”レベルのとき、図4(a)に示すようにMOSトランジスタM1とM4がオン状態になり、誘導性負荷L1には出力端子T1側からT2側に向かう方向で電流IL1が流れる。以下、この状態を(1)の期間と称する。(1)の期間がしばらく維持されることにより、負荷電流IL1の値は順次増加していく。これに伴い電流検出用抵抗RS1の両端間の電圧も順次増加していく。
そして、負荷電流IL1の値が基準値を超えると、抵抗RS1の両端間の電圧が基準電圧VR1よりも高くなり、コンパレータ回路X1の出力信号S1が“0”レベルから“1”レベルに反転する。この後、パルス化された信号S13がフリップフロップ回路13に入力することで、フリップフロップ回路13の出力信号S14が例えば“0”レベルに反転し、これを受けて、ゲート駆動信号生成回路17で生成されるゲート駆動信号G1〜G4のうち、G1とG3が“1”レベルに変化し、G2とG4が“0”レベルに変化する。この後、図4(b)に示すようにMOSトランジスタM2とM3がオン状態になり、誘導性負荷L1には出力端子T1側からT2側に向かう方向で電流IL1が流れる。以下、この状態を(2)の期間と称する。(2)の期間では、(1)の期間とは極性の異なる電圧が誘導性負荷L1に加わるので、負荷電流IL1の値は順次減少していく。その後、タイマー回路11からタイマー信号S11が出力されると、フリップフロップ回路13の出力信号S14が“1”レベルに反転し、再び(1)の期間に移る。以下、このような動作が繰り返し行なわれることにより、図2に示すように、常に一定範囲の電流が流れるように誘導性負荷L1が定電流駆動制御される。すなわち、図2は図1の回路の電流特性を示している。
図3(a)は、図2において定電流駆動制御が行われている箇所の特性を拡大して示している。(1)の期間では電源電圧VCCの供給ノードから誘導性負荷L1を介してグランド側に電流が流れるので、負荷電流IL1の値は一定の勾配で順次増加する。そして、負荷電流IL1が基準値(図3では定電流値として示している)を超えると、(2)の期間に移る。(2)の期間では誘導性負荷L1を介してグランド側から電源電圧VCCに電流が流れるので、負荷電流IL1の値は一定の勾配で順次減少する。(2)の期間は、タイマー回路11からタイマー信号S11が出力されることで終了し、(1)の期間に移る。
図3(b)は、図3(a)とは異なる電流特性を示している。本例では、タイマー回路11から出力されるタイマー信号S11の他にタイマー信号S12が使用される。図3(b)の特性が図3(a)の場合と異なる点は、タイマー信号S11の期間が終了した後に直ちに(1)の期間に移るのではなく、(2)の期間よりも小さな勾配で負荷電流IL1の値が順次減少する(3)の期間をタイマー信号S12の期間だけ確保したものである。(3)の期間では、図4(c)に示すようにMOSトランジスタM3とM4がオン状態になり、グランドから誘導性負荷L1を介してグランド側に電流IL1が流れる。ゲート駆動信号生成回路17は、(3)の期間では、全てが“1”レベルとなるようにゲート駆動信号G1〜G4を生成する。
また、図3(c)に示すように、コンパレータ回路X1の出力信号S1が“0”レベルから“1”レベルに反転した後のフリップフロップ回路13の出力信号S14により(1)の期間に移り、負荷電流IL1が基準値を超えると(3)の期間に移り、タイマー回路11からタイマー信号S11が出力されることで(3)の期間が終了し、タイマー信号S11の期間が終了した後は、(3)の期間よりも大きな勾配で負荷電流IL1の値が順次減少する(2)の期間をタイマー信号S12に基づいて確保するように、ゲート駆動信号生成回路17がゲート駆動信号G1〜G4を生成するように構成してもよい。
次に、Hブリッジ回路の出力端子T1、T2間のショートや、T1、T2の電源電圧VCCの供給ノードあるいはグランドノードへのショートが発生して、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4のいずれかに過電流状態が発生した場合の動作について説明する。過電流状態が発生したことを検出する回路手段として、本実施形態の誘導性負荷駆動制御回路では2通りの回路手段を有する。一方の回路手段は、従来回路と同様に、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X2、X3、X4、X5からなる回路であり、他方の回路手段は電流検出用抵抗RS1とコンパレータ回路X2からなる回路である。
一方の回路手段による過電流状態の検出動作及び過電流状態が発生した場合の保護動作は以下の通りである。上記したようなショートが発生し、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4のいずれかに過電流状態が発生すると、コンパレータX3、X4、X5、X6の出力信号S3、S4、S5、S6のいずれかが“0”レベルから“1”レベルに反転する。そして、ノイズ除去回路16によりノイズが除去された後の信号S15によりフリップフロップ回路14がセットされる。そして、セット時のフリップフロップ回路14の出力信号S16が入力することにより、ゲート駆動信号生成回路17は、他の信号S14やS12のレベルにかかわらずに、ゲート駆動信号G1とG2を“1”レベルにしかつG3とG4を“0”レベルにする。これにより、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4の全てがオフ状態になり、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4が過電流による破壊から保護される。保護動作の解除は、フリップフロップ回路14にリセット信号RSを供給することにより行なわれる。なお、過電流状態が発生したときに、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4の全てをオフ状態にしなくとも、一部のMOSトランジスタ、例えばM1とM2がオフ状態になるように、ゲート駆動信号生成回路17がゲート駆動信号G1〜G4を生成するように構成してもよい。
ところで、従来回路で説明したように、互いに対をなすMOSトランジスタ、例えばMOSトランジスタM1、M5のW/Lのずれや、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4のばらつきによる出力スイッチ用MOSトランジスタと電流検出用MOSトランジスタに流れる電流の電流比のずれ等の影響により、意図した電流検出値で過電流保護動作が正しく行われない場合がある。
本実施形態の誘導性負荷駆動制御回路では、電流検出用抵抗RS1とコンパレータ回路X2からなる回路によっても過電流状態が検出される。この回路による過電流状態の検出動作及び過電流状態が発生した場合の保護動作は以下の通りである。上記したようなショートが発生し、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4のいずれかに過電流状態が発生すると、電流検出用抵抗RS1の両端間の電圧が上昇する。そして、この電圧が基準電圧VR2を超えると、コンパレータ回路X2の出力信号S2が“0”レベルから“1”レベルに反転する。そして、ノイズ除去回路16によりノイズが除去された後の信号S15によりフリップフロップ回路14がセットされる。そして、セット時のフリップフロップ回路14の出力信号S16が入力することにより、ゲート駆動信号生成回路17は、他の信号S14やS12のレベルにかかわらずに、ゲート駆動信号G1とG2を“1”レベルにしかつG3とG4を“0”レベルにする。これにより、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4の全てがオフ状態になり、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4が過電流による破壊から保護される。保護動作の解除は、フリップフロップ回路14にリセット信号RSを供給することにより行なわれる。なお、過電流状態が発生したときに、MOSトランジスタM1、M2、M3、M4の全てをオフ状態にしなくとも、一部のMOSトランジスタ、例えばM1とM2がオフ状態になるように、ゲート駆動信号生成回路17がゲート駆動信号G1〜G4を生成するように構成してもよい。
電流検出用抵抗RS1及びコンパレータ回路X2からなる回路手段によって過電流状態を検出する場合、過電流状態とみなす電流値は電流検出用抵抗RS1の抵抗値と基準電圧VR2の値によってのみ決まる。すなわち、先に述べたように、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X2、X3、X4、X5からなる回路手段による場合のように、電流検出値を決定する要因に種々のばらつきやずれを含まない。従って、意図した電流検出値で過電流保護動作を正しく行なうことができる。
さらに、電流検出用抵抗RS1及びコンパレータ回路X2からなる回路手段によって過電流状態を検出する場合、コンパレータ回路X2に供給される基準電圧VR2の値を基準電圧VR1よりも大きく設定しておけばよく、電流検出用抵抗RS1の抵抗値を大きく設定する必要がない。したがって、定電流駆動制御動作時に、抵抗RS1の両端間の電圧降下が大きくなることにより、MOSトランジスタM3、M7、またはM4、M8の動作領域が変化し、意図した電流検出値で定電流駆動制御が行われなくなるという問題も回避できる。
<第2の実施形態>
図5は本発明の第2の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。上述したように第1の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路では、過電流状態が発生したことを検出するために2通りの回路手段を有する。本実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路では、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X2、X3、X4、X5からなる回路を省略して、一方の回路手段である電流検出用抵抗RS1とコンパレータ回路X2からなる回路のみを設けるようにしたものである。これに伴って、ゲート駆動信号G1〜G4を生成する制御回路10の構成も一部異なる。すなわち、図5に示すようにコンパレータ回路X2、X3、X4、X5が省略されているので、ORゲート回路15は不要となり、ノイズ除去回路16にはコンパレータ回路X2の出力信号S2が供給される。
本実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の動作は、基本的には第1の実施形態の場合と同様であるのでその説明は省略する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の場合と同様の効果が得られる上に、電流検出用のMOSトランジスタM5、M6、M7、M8、電流検出用抵抗R1、R2、R3、R4、及びコンパレータ回路X2、X3、X4、X5からなる回路を省略できるので、回路の構成が大幅に簡略化できるという効果が得られる。
<第1、第2の実施形態の種々の変形例>
図6は第1、第2の実施形態の第1の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。なお、図6以降の説明では制御回路10の図示を省略している。
第1、第2の実施形態では、過電流状態を検出するためにコンパレータ回路X2を用いる場合を説明した。これに対し、第1の変形例の誘導性負荷駆動制御回路では、過電流状態を検出するためにnpn型のバイポーラトランジスタTR1を用いるようにしたものである。すなわち、トランジスタTR1のベースが電流検出用抵抗RS1に接続され、抵抗RS1に発生する電圧がベースに供給される。さらに、トランジスタTR1のエミッタには基準電圧VR5が供給される。
第1の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路では、過電流状態が発生して抵抗RS1の両端間の降下電圧がVR5+VBE(TR1)を超えると、トランジスタTR1がオン状態になる。ただし、VBE(TR1)はnpn型のバイポーラトランジスタTR1のベース・エミッタ間電圧である。先の信号S2は、例えば、トランジスタTR1のコレクタに負荷回路を接続して得られるコレクタ信号を論理反転することにより得られる。
本変形例によれば、過電流状態を検出するためにバイポーラトランジスタを用いているので、コンパレータ回路X2を用いる場合と比べて、回路構成がより簡略化できる。
なお、本変形例では、基準電圧VR5を使用する代わりに抵抗を用いてもよいし、さらには、電流検出用抵抗RS1の抵抗値を適切に設定することにより、基準電圧VR5または抵抗を省略することができる。またさらに、バイポーラトランジスタの代わりにMOSトランジスタを用いることもできる。MOSトランジスタを用いる場合、電流検出用抵抗RS1に発生する電圧はゲートに供給される。
図7は第1、第2の実施形態の第2の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。第1、第2の実施形態では、電流検出用抵抗RS1がMOSトランジスタM3、M4の共通ノードとグランドとの間に接続される場合を説明した。しかし、図7に示すように、MOSトランジスタM1、M2の共通ノードと電源電圧VCCの供給ノードとの間に電流検出用抵抗RS1を接続するようにしてもよい。
図8は第1、第2の実施形態の第3の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。本変形例では、第1及び第2の変形例を組み合わせて、MOSトランジスタM1、M2の共通ノードと電源電圧VCCの供給ノードとの間に電流検出用抵抗RS1を接続し、かつ過電流状態を検出するためにバイポーラトランジスタを用いるようにしたものである。ただし、本例では、電流検出用抵抗RS1が電源電圧VCCの供給ノード側に接続されているので、バイポーラトランジスタとしてpnp型のバイポーラトランジスタTR2が用いられる。すなわち、トランジスタTR2のベースが電流検出用抵抗RS1に接続され、抵抗RS1に発生する電圧がベースに供給される。トランジスタTR2のエミッタには基準電圧VR6が供給される。
第3の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路では、過電流状態が発生して抵抗RS1の両端間の電圧がVR6+VBE(TR2)を超えると、トランジスタTR2がオン状態になる。ただし、VBE(TR2)はpnp型のバイポーラトランジスタTR2のベース・エミッタ間電圧である。先の信号S2はトランジスタTR2のコレクタ信号として得られる。
<第3の実施形態>
図9は本発明の第3の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。第1、第2の実施形態では、本発明をステッピングモータやDCモータ等の誘導性負荷の駆動制御を行なうHブリッジ回路を有する誘導性負荷駆動制御回路に実施した場合について説明した。これに対して、本実施形態では、いわゆるローサイドスイッチ回路を有する誘導性負荷駆動制御回路に実施したものである。
すなわち、NチャネルのMOSトランジスタM10はローサイドスイッチ回路を構成する出力スイッチである。MOSトランジスタM10のソース、ドレインからなる電流通路の一端は出力端子T1に接続されている。MOSトランジスタM10の電流通路の他端とグランドとの間には電流検出用抵抗RS1が接続されている。上記出力端子T1と電源電圧VCCの供給ノードとの間には誘導性負荷L1が接続されている。また、誘導性負荷L1に対して並列的に保護ダイオードD1が接続されている。
誘導性負荷L1に流れる電流を検知するために、2個のコンパレータ回路X1、X2が設けられている。コンパレータ回路X1は定電流駆動制御用のものであり、このコンパレータ回路X1は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR1と比較して信号S1を出力する。コンパレータ回路X2は過電流状態検出用のものであり、このコンパレータ回路X2は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR2と比較して信号S2を出力する。基準電圧VR2は基準電圧VR1よりも大きく設定されている。
また、本実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路では、信号S1、S2を受けて、MOSトランジスタM1のゲートに供給されるゲート駆動信号G10を生成する制御回路20が設けられている。この制御回路20は、誘導性負荷L1の定電流駆動制御動作時は、コンパレータ回路X1の出力信号S1に応じてMOSトランジスタM10のオン/オフ制御を行い、過電流保護動作時はコンパレータ回路X2の出力信号S2に応じてMOSトランジスタM10の遮断制御を行なうようにゲート駆動信号G10を生成する。
本実施形態によれば、電流検出用抵抗RS1及びコンパレータ回路X2からなる回路手段によって過電流状態を検出するようにしているので、第1、第2の実施形態の場合と同様に、意図した電流検出値で過電流保護動作を正しく行なうことができる。
さらに、電流検出用抵抗RS1の抵抗値を大きく設定する必要がないので、定電流駆動制御動作時に、抵抗RS1の両端間の電圧降下が大きくなることにより、MOSトランジスタM10の動作領域が変化し、意図した電流検出値で定電流駆動制御が行われなくなるという問題が回避できる。
<第4の実施形態>
図10は本発明の第4の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図である。第3の実施形態では、本発明をローサイドスイッチ回路を有する誘導性負荷駆動制御回路に実施した場合について説明したが、実施形態ではいわゆるハイサイドスイッチ回路を有する誘導性負荷駆動制御回路に実施したものである。
すなわち、PチャネルのMOSトランジスタM11はハイサイドスイッチ回路を構成する出力スイッチである。MOSトランジスタM11のソース、ドレインからなる電流通路の一端は出力端子T1に接続されている。上記出力端子T1とグランドとの間には誘導性負荷L1が接続されている。また、誘導性負荷L1に対して並列的に保護ダイオードD1が接続されている。また、MOSトランジスタM11の電流通路の他端と電源電圧VCCの供給ノードとの間には電流検出用抵抗RS1が接続されている。
誘導性負荷L1に流れる電流を検知するために、2個のコンパレータ回路X1、X2が設けられている。コンパレータ回路X1は定電流駆動制御用のものであり、このコンパレータ回路X1は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR1と比較して信号S1を出力する。コンパレータ回路X2は過電流状態検出用のものであり、このコンパレータ回路X2は、電流検出用抵抗RS1の両端間に発生する電圧を基準電圧VR2と比較して信号S2を出力する。基準電圧VR2は基準電圧VR1よりも大きく設定されている。
また、本実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路では、信号S1、S2を受けて、MOSトランジスタM11のゲートに供給されるゲート駆動信号G11を生成する制御回路20が設けられている。この制御回路20は、誘導性負荷L1の定電流駆動制御動作時は、コンパレータ回路X1の出力信号S1に応じてMOSトランジスタM11のオン/オフ制御を行い、過電流保護動作時はコンパレータ回路X2の出力信号S2に応じてMOSトランジスタM11の遮断制御を行なうようにゲート駆動信号G11を生成する。
本実施形態においても第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第3、第4の実施形態においても、第1、第2の実施形態においてなした第1、第2、及び第3の各変形例と同様の変形を施すことができる。
本発明の第1の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 図1の回路の電流特性を示す図。 図2において定電流駆動制御が行われている箇所の特性を拡大して示す図。 図1の回路を一部抽出して示す回路図。 第2の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 第1、第2の実施形態の第1の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 第1、第2の実施形態の第2の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 第1、第2の実施形態の第3の変形例に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 第3の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 第4の実施形態に係る誘導性負荷駆動制御回路の構成を示す回路図。 従来の誘導性負荷駆動制御回路の一例を示す回路図。
符号の説明
10、20…制御回路、11…タイマー回路、12…パルス化回路、13、14…フリップフロップ回路、15…ORゲート回路、16…ノイズ除去回路、17…ゲート駆動信号生成回路、M1〜M8…MOSトランジスタ、RS1…電流検出用抵抗、X1〜X6…コンパレータ回路、R1〜…R4…電流検出用抵抗。

Claims (5)

  1. 少なくとも1個のスイッチング素子によってスイッチング制御される誘導性負荷と、
    前記誘導性負荷に接続された電流検出用抵抗と、
    前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記誘導性負荷を定電流駆動するための第1の制御信号を生成する第1の電圧検知回路と、
    前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記スイッチング素子の定常状態/過電流状態に応じた第2の制御信号を生成する第2の電圧検知回路と、
    前記第1、第2の制御信号を受け、前記スイッチング素子の定電流駆動制御及び過電流制御を行う制御信号を生成する制御回路
    を具備したことを特徴とする誘導性負荷駆動制御回路。
  2. 一端が電源電圧の供給ノードに接続され、他端が誘導性負荷の一端に接続された第1のスイッチング素子と、
    一端が電源電圧の供給ノードに接続され、他端が前記誘導性負荷の他端に接続された第2のスイッチング素子と、
    一端が前記誘導性負荷の一端に接続された第3のスイッチング素子と、
    一端が前記誘導性負荷の他端に接続され、他端が前記第3のスイッチング素子の他端に接続された第4のスイッチング素子と、
    前記第3、第4のスイッチング素子の他端共通接続ノードと基準電源電圧の供給ノードとの間に接続された電流検出用抵抗と、
    前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記誘導性負荷を定電流駆動するための第1の制御信号を生成する第1の電圧検知回路と、
    前記電流検出用抵抗に発生する電圧を検知し、前記第1乃至第4のスイッチング素子の定常状態/過電流状態に応じた第2の制御信号を生成する第2の電圧検知回路と、
    前記第1、第2の制御信号を受け、前記第1乃至第4のスイッチング素子の定電流駆動制御及び過電流制御を行う複数の制御信号を生成する制御回路
    を具備したことを特徴とする誘導性負荷駆動制御回路。
  3. 前記第1、第2の電圧検知回路は前記電流検出用抵抗に発生する電圧を第1、第2の基準電圧と比較する第1、第2のコンパレータ回路からなり、前記第1、第2の基準電圧は互いに値が異なることを特徴とする請求項1または2記載の誘導性負荷駆動制御回路。
  4. 前記第2の電圧検知回路は、前記電流検出用抵抗に発生する電圧がベースに供給されるバイポーラトランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の誘導性負荷駆動制御回路。
  5. 前記第2の電圧検知回路は、前記電流検出用抵抗に発生する電圧がゲートに供給されるMOSトランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の誘導性負荷駆動制御回路。
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