JP2003033010A - 電源回路及びその保護回路と保護方法 - Google Patents

電源回路及びその保護回路と保護方法

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JP2003033010A
JP2003033010A JP2001216737A JP2001216737A JP2003033010A JP 2003033010 A JP2003033010 A JP 2003033010A JP 2001216737 A JP2001216737 A JP 2001216737A JP 2001216737 A JP2001216737 A JP 2001216737A JP 2003033010 A JP2003033010 A JP 2003033010A
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Naoki Arai
直樹 荒井
Chuji Tanaka
仲治 田中
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SUMITOMO METAL MICRO DEVICES I
HDK Micro Devices Co Ltd
Original Assignee
SUMITOMO METAL MICRO DEVICES I
Sumitomo Metal Micro Devices Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多出力の電源回路において、電源部の状態に
かかわらず短絡等による障害を確実に検出し、高速で確
実に対応することができる電源回路及び保護回路を提供
する。 【解決手段】 第1の出力回路(スイッチング回路2)
と第1の出力回路から電力供給を受ける第2の出力回路
(チャージポンプ回路3,レギュレータ4)を備え、第
2の出力回路は過電流検出回路5と低電圧検出回路8と
を備える構成とし、過電流検出回路5によって第2の出
力回路の過電流検出し、低電圧検出回路8によって第2
の出力回路の低電圧検出し、検出結果に基づいて第1の
出力回路への入力遮断、あるいは第1の出力回路の動作
停止等の制御を行うことによって、短絡や過負荷等によ
る障害に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多出力の電源回路
に関し、負荷回路における短絡や過負荷等による障害を
防止する電源回路及びその保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】装置の小型化、高効率化、低コスト化、
高信頼化等に伴い、一つの電源回路で複数の負荷回路に
出力を供給する多出力の電源回路が求められている。
【0003】多出力の電源回路として、一出力をスイッ
チング電源で構成し、このスイッチング電源の出力から
取出した電圧を別出力とする電源回路が知られている。
図10は、このようなスイッチング電源を用いた電源回
路の一構成例を説明するための図である。図10におい
て、電源回路10は出力1と出力2の二つの出力を負荷
に供給する。ここで、出力1は入力電圧をスイッチング
回路2によって電圧変動を抑制することで得られ、出力
2は出力1をチャージポンプ回路3で高電圧としレギュ
レータ4によって電圧を安定化することで得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような多出力の電
源回路では、一つの負荷回路で短絡や過負荷等の障害が
発生すると、その障害が発生した負荷回路に出力を供給
する回路内の部品が破損する他、別の負荷回路に出力を
供給する回路内の部品にも影響が生じることとなる。そ
のため、ヒューズ等による保護回路が使用されている
が、遮断時間、電圧変動、保守等の点で問題があり、短
絡等に対して高速で確実に対応することができる電源回
路及び保護回路が求められている。
【0005】また、スイッチング電源を用いた多出力の
電源回路は、スイッチング電源から電圧供給を受ける出
力回路(以下、副電源部という)の出力は、スイッチン
グ電源側の出力回路(以下、主電源部という)の出力に
影響される。そのため、従来、スイッチング電源を用い
た多出力の電源回路のように、主電源部や副電源部の状
態が変動する回路構成では、短絡等による過電流等に対
して十分な保護がなされていないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、多出力の電源回路にお
いて、電源部の状態にかかわらず短絡等による障害を確
実に検出し、高速で確実に対応することができる電源回
路及び保護回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は、複
数の出力回路を備える多出力の電源回路である。そし
て、この複数の出力回路は、第1の出力回路と少なくと
も一つの第2の出力回路とを備え、第1の出力回路はそ
れ単体でフィードバックのかかる安定化電源となってお
り、出力電流の如何にかかわらず出力電圧は低下せず安
定している電源であり、第2の出力回路は第1の出力回
路の出力を用いて出力を形成するものである。本発明の
電源回路は以下の各態様(第1,第2の態様)を一例と
することができる。なお、第2の出力回路は複数とする
ことができ、各出力回路は第1の出力回路のエネルギー
を用いてそれぞれの出力を形成し、各出力電圧は任意に
設定することができるものである。
【0008】本発明の電源回路の第1の態様は、少なく
とも第2の出力回路は過電流検出回路を備える構成と
し、この過電流検出回路によって第2の出力回路の過電
流を検出し、検出結果に基づいて第1の出力回路への入
力を遮断するあるいは第1の出力回路の動作を停止する
等による第1の出力回路の制御によって、短絡等による
障害に対応する。第1の態様によれば、第2の出力回路
の過電流を検出することによって、第1の出力回路の状
態変動にかかわらず確実に短絡や過負荷等による障害に
対応することができる。
【0009】本発明の電源回路の第2の態様は、第2の
出力回路は過電流検出回路と低電圧検出回路とを備える
構成とし、過電流検出回路によって第2の出力回路の過
電流検出し、低電圧検出回路によって第2の出力回路の
低電圧検出し、検出結果に基づいて第1の出力回路への
入力遮断、あるいは第1の出力回路の動作停止等の制御
を行うことによって、短絡や過負荷等による障害に対応
する。
【0010】第2の態様によれば以下のような場合であ
っても的確に短絡検出を行うことができる。第2の出力
回路の出力を第1の出力回路のエネルギーを用いて形成
する構成において、第1の態様のような第2の出力回路
で過電流検出を行う構成では、第1の出力回路の出力低
下に伴う第2の出力回路の出力電流の低下によって過電
流検出の検出能力が低下する場合があるが、第2の態様
によれば、低電圧検出回路によって低電圧を検出するこ
とで出力電流が低下した状態においても短絡等の障害を
検出することができる。
【0011】また、短絡等の障害検出を低電圧検出のみ
で行う場合には、第2の出力回路の出力が高電圧の場合
には電圧降下に要する時間のため検出時間が長引く場合
があるが、第2の態様によれば、低電圧検出回路で低電
圧を検出すると共に過電流検出回路で過電流を検出する
ことによって、短絡等の障害を速やかに検出することが
できる。
【0012】また、多出力の電源回路では出力の立上り
に順序(これを出力シーケンスという)があり、入力電
源が駆動したあと所定時間が経過してから出力電圧が立
ち上がるため、出力電圧が出力されない期間が存在する
(ディレーオフという)。入力電源と共に低電圧検出を
開始すると、短絡してないにもかかわらず短絡として検
出されるという誤動作が生じる場合があるが、第2の態
様によれば、低電圧検出回路の動作開始停止を外部信号
で制御するなどディレーオフ状態経過後に開始すること
によって誤動作を防止することができる。
【0013】上記低電圧検出動作の開始停止の動作を本
発明の制御は、低電圧検出回路にスイッチ素子を設け、
スイッチ素子を第2の出力回路が備えるレギュレータ内
の信号に基づいて制御する構成とすることができる他、
この信号は外部信号に基づいて形成することもできる。
【0014】また、このスイッチ素子はレギュレータ内
の信号の大きさに応じて低電圧を検出する。この信号を
レギュレータの出力端の電圧に基づいて形成すること
で、第2の出力回路の出力の低電圧検出を行うことがで
きる。
【0015】さらに、低電圧検出回路は、より具体的に
は第2の出力回路が備えるレギュレータと連動するスイ
ッチ素子と、第2の出力回路の出力に逆バイアス素子を
経由して接続されたコンデンサとを備え、スイッチ素子
の動作によってコンデンサの蓄積電圧を低電圧検出信号
として出力する構成とすることができる。
【0016】したがって、第2の態様によれば、低電圧
検出回路を備えることで出力電流が低下した状態におい
ても短絡等の障害を検出することができ、低電圧検出回
路の低電圧検出動作を出力シーケンスに応じて行うこと
で出力シーケンスによる誤動作を防止することができ、
また、低電圧検出回路と過電流検出回路の両方を備える
ことによって速やな短絡検出を行うことができる。
【0017】本発明の電源回路の保護回路は、第1の出
力回路と、この第1の出力回路のエネルギーを用いて出
力を形成する少なくとも一つの第2の出力回路とを備え
る複数の出力回路を備える多出力の電源回路の保護回路
であり、第2の出力回路は過電流検出回路と低電圧検出
回路とを備える。低電圧検出回路は、第2の出力回路が
備えるレギュレータと連動するスイッチ素子と、第2の
出力回路の出力に逆バイアス素子を経由して接続された
コンデンサとを備えた構成とし、スイッチ素子の動作に
よってコンデンサの蓄積電圧を低電圧検出信号として出
力する。
【0018】また、スイッチ素子は、外部信号によって
低電圧検出動作の開始や停止を制御する他、低電圧検出
動作中においてレギュレータ内信号によって低電圧検出
信号の出力を行う。
【0019】本発明の電源回路の保護方法は、第1の出
力回路と第1の出力回路のエネルギーを用いて出力を形
成する少なくとも一つの第2の出力回路とを備える複数
の出力回路を備える多出力の電源回路の保護方法であっ
て、以下の第1,第2の各態様を一例とすることができ
る。なお、保護方法の各態様は前記した本発明の電源回
路の各態様に対応している。
【0020】本発明の電源回路の保護方法の第1の態様
は、少なくとも第2の出力回路の過電流を検出し、この
過電流検出に基づいて第1の出力回路を制御する。第1
の態様によれば、第2の出力回路の過電流を検出するこ
とによって、第1の出力回路の状態変動にかかわらず確
実に係わらず短絡等による障害から電源回路を保護する
ことができる。
【0021】本発明の電源回路の保護方法の第2の態様
は、第2の出力回路の過電流又は低電圧を検出し、この
過電流検出又は低電圧に基づいて第1の出力回路を制御
する。また、ディレーオフ状態経過後に低電圧検出の動
作を開始する、第2の態様によれば、低電圧を検出する
ことで出力電流が低下した状態においても短絡等の障害
を検出することができ、低電圧検出動作をディレーオフ
状態経過後に行う等、出力シーケンスに応じて行うこと
で出力シーケンスによる誤動作を防止することができ、
また、低電圧検出と過電流検出の両検出によって速やに
短絡検出を行って電源回路を保護することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。はじめに、図1の概略ブ
ロック図、及び図2の回路図を用いて第1の態様につい
て説明する。図1(a)において、電源回路1は、出力
1を第1負荷(図示していない)に供給する第1の出力
回路と、出力2を第2負荷(図示していない)に供給す
る第2の出力回路を備える。第1の出力回路はスイッチ
ング回路2を備え、入力電源から電源供給を受け出力1
の電圧変動を抑制し、電流I1の出力1を負荷に供給す
る。また、入力電源とスイッチング回路2との間に入力
遮断回路6を備えることもできる。第1の出力回路の電
源動作の停止制御は、スイッチング回路2が備える遮断
回路(図示していない)によるスイッチング動作の停
止、あるいは入力遮断回路6による入力電源との接続遮
断によって行うことができる。
【0023】第2の出力回路は、スイッチング回路2か
ら電源供給を受け、高電圧(V2in)を形成するチャー
ジポンプ回路3と、チャージポンプ回路3で形成した高
電圧(V2in)を安定化させるレギュレータ手段4とを
備え、電流I2の出力2を負荷に供給する。なお、第2
の出力回路は複数とすることができる。
【0024】さらに、第2の出力回路は過電流を検出す
るための過電流検出手段5を備える。過電流検出手段5
は、第2の出力回路の出力2の電流I2が過電流となっ
た場合に過電流検出信号をスイッチング回路2の遮断回
路2bあるいは入力遮断回路6に送り、スイッチング回
路2に第1の出力回路の電源動作を停止させたり、ある
いは入力遮断回路6に入力遮断を行わせ、これによっ
て、短絡等で生じる過電流による障害を防止する。この
態様によれば、第2の出力回路の過電流を検出に基づい
て遮断制御を行うため、第1の出力回路の状態変動にか
かわらず確実に対応することができる。
【0025】なお、図1(a)は第2の出力回路側にの
みに過電流検出手段5を備える構成例を示し、図1
(b)は第1の出力回路及び第2の出力回路の両出力回
路に過電流検出手段5,5´を備える構成例を示してい
る。
【0026】図1(b)の構成例では、過電流検出手段
5及び過電流検出手段5´の過電流検出信号をオア回路
7を介してスイッチング回路2の遮断回路2bあるいは
入力遮断回路6に入力することによって、第1の出力回
路あるいは第2の出力回路の少なくとも何れか一方で過
電流が発生した場合に、第1の出力回路を停止させるこ
とができる。
【0027】本発明の電源回路の第1の態様の回路例を
図2に示す。なお、この回路例は図1(a)に示す構成
例に対応するものである。図2の回路例において、Vi
n,V2in,ch1,ch2,はそれぞれ入力電圧,チャ
ージポンプ回路3の出力電圧,出力1の出力端子,出力
2の出力端子を示し、破線で囲んだ回路構成2,3,
4,5は図1と同様にそれぞれスイッチング回路,チャ
ージポンプ回路,レギュレータ,過電流検出手段を示し
ている。
【0028】スイッチング回路2は、スイッチングトラ
ンジスタQ1,抵抗R1,及びスイッチング制御部2a
を含むスイッチング部と、ダイオードD1,インダクタ
ンスL1,及びコンデンサC1を含む平滑部とを備え
る。スイッチング制御部2aは出力電圧に応じてスイッ
チングトランジスタQ1のオンオフを制御し、平滑部で
ノイズ等を除去して安定した出力電圧を形成する。
【0029】チャージポンプ回路3は、コンデンサC
2,C3,ダイオードD2,D3を含み、トランジスタ
Q1で発生した電圧をコンデンサC3に蓄積することに
よって高電圧をV2inを発生させる。
【0030】レギュレータ4はシリーズレギュレータに
よる構成例を示している。レギュレータ4は、出力を制
御するトランジスタQ3及び抵抗R4,基準電圧を形成
するツェナーダイオードZD1,出力電圧を分圧する抵
抗R5,R6,基準電圧と分圧電圧を比較してトランジ
スタQ3を制御するトランジスタQ4を含み、出力2の
電圧値に基づいてトランジスタQ3を制御することによ
って出力2の電圧を安定化させる。なお、トランジスタ
Q5はレギュレータ4の出力をオンオフさせるものであ
り、入力電源側や負荷側等の外部装置から出力シーケン
スに従って遅延信号が入力され、レギュレータ4の動作
開始を制御する制御信号として動作する。
【0031】過電流検出回路5は、トランジスタQ2と
抵抗R2,R3を含み、レギュレータ4の出力電流を監
視し、過電流を検出して出力回路を停止させるオフ信号
を出力する。ch2に接続される負荷(図示していな
い)に短絡等が生じ、レギュレータ4の出力電流が過電
流となると、抵抗R2にも過電流が流れる。この抵抗R
で発生した電圧はトランジスタQ2のベースに印加して
トランジスタQ2をオンし、オフ信号を形成する。オフ
信号は、スイッチング回路2のスイッチング回路2の遮
断回路2bあるいは遮断回路6に入力され、スイッチン
グ電源の動作停止あるいは入力電圧の入力を遮断する。
【0032】図1,2に示す構成例では、第2の出力回
路が第1の出力回路から電流供給を受けることによる特
性、及び多出力電源回路における出力シーケンスによる
特性を備える。以下、図3,4を用いて第2の出力回路
が第1の出力回路から電流供給を受けることによる特性
について説明し、図5を用いて出力シーケンスによる特
性について説明する。
【0033】はじめに、第2の出力回路が第1の出力回
路から電流供給を受けることによる特性について説明す
る。
【0034】第1の出力回路の出力(スイッチング回路
2の出力)の出力電流I1が増減すると、副となる第2
の出力回路の出力(チャージポンプ回路3の出力)の入
力電圧V2inはその出力電流I1に応じて増減する。図3
(a)のグラフは第1の出力回路の出力電流I1(横
軸)に対する第2の出力回路の入力電圧V2in(縦軸)
の関係を示している。例えば、第1の出力回路の出力電
流I1がIaからIbに変化すると(図4(a),
(d))、第2の出力回路の入力電圧V2inはVaからV
bに変化する(図4(c),(e))。
【0035】第2の出力回路の入力電圧V2inはレギュ
レータ4の入力電圧であるから、ch2に接続される負
荷が短絡すると、第2の出力回路の出力にはこの電圧V
2inに対応した電流が流れることになる。図3(b)の
グラフは、第2の出力回路の出力に短絡が発生した場合
における、第2の出力回路の入力電圧V2in(縦軸)に
対する第2の出力回路の出力電流I2(横軸)の関係を
示している。例えば、入力電圧V2inがVaの場合には第
2の出力回路の出力にはI2s1の短絡電流が流れ、入力
電圧V2inがVbの場合には第2の出力回路の出力にはI
2s2の短絡電流が流れる。この短絡によって第2の出力
回路の出力に流れる電流は過電流となる。過電流検出手
段5は第2の出力回路の出力電流I2を監視することに
よって短絡による過電流を検出する。過電流検出手段5
は第2の出力回路の出力電流にしきい値Issを設定し、
電流I2がこのしきい値Issを超えた場合に過電流が発
生したと判定する(図4(c),(d))。
【0036】このとき、短絡時には、第2の出力回路の
入力電圧V2inと第2の出力回路の出力電流I2との間に
は図3(b)に示す関係があるため、第2の出力回路の
入力電圧V2inの大きさに応じて第2の出力回路の出力
に流れる短絡電流I2の大きさが変化する(図4
(c))。そのため、第2の出力回路の入力電圧V2in
の減少に伴って第2の出力回路の出力の短絡電流が減少
(図4(f))し、過電流検出のためのしきい値Iss以
下に減少すると(例えば、図3(b)中の入力電圧V
b,出力電流I2s2)、しきい値Issによって過電流検出
を行うことが困難となる(図4(g))。そのため、過
電流が検出されず過電流保護による遮断が動作しない場
合には、過電流(例えば出力電流I2s2)が流れる経
路、レギュレータ手段4、チャージポンプ回路3には過
電流によってストレスを受け続けることになり、発熱す
るほか信頼性が低下することになる。
【0037】次に、多出力電源回路における出力シーケ
ンスによる特性について説明する。多出力電源回路にお
いて、入力電源によって第1,2の二つの出力回路から
出力1及び出力2を負荷に供給する場合、入力電源と出
力(出力1及び出力2)の間や出力1と出力2との間に
はその発生に順序があり、遅延信号でレギュレータをオ
ンオフすることで所定の出力シーケンスに従って出力し
ている。
【0038】図5(a)は入力電源の電圧、図5
(b),(c)はそれぞれ出力1及び出力2の電圧を模
式的に示しており、出力1及び出力2の立ち上がり時点
は入力に対してそれぞれの時間間隔(ディレーオフ)を
有している。このとき、第2の出力回路の出力をあるし
きい値(図5(c)中の一点鎖線)を基準として過電流
を検出すると、図5(d)に示すように、出力2の立ち
上がり時には、入力の立ち上がり時点を始点とし出力2
がしきい値に立ち上がる時点を終点とする低電圧検出信
号Aが形成され、出力2の短絡検出時には、短絡によっ
て出力2の電圧が低下してしきい値を切った時点を始点
とする低電圧検出信号Bが形成される。
【0039】低電圧検出信号Aが形成される区間はディ
レーオフの期間であって、短絡や過負荷による保護を必
要としない期間である。そのため、この期間に低電圧検
出信号Aが形成されると誤信号となる。また、低電圧検
出信号Bは、短絡や過負荷による保護を行うために入力
遮断のための制御信号として利用されるため、出力2の
立ち下がりが開始した後すぐに立ち上がる必要がある。
しかしながら、出力2はチャージポンプ回路等によって
電圧が高く設定されるため、出力2の電圧がしきい値ま
でに降下するまで時間を要することになり、この時間は
検出遅れとなる。
【0040】次に、第2の態様について、図6の概略ブ
ロック図、図7の回路図、図8の信号図、及び図9の入
力遮断回路の回路図を用いて説明する。
【0041】図6において、第2の態様の電源回路1
は、第1の態様と同様に、出力1を第1負荷(図示して
いない)に供給する第1の出力回路と、出力2を第2負
荷(図示していない)に供給する第2の出力回路を備え
ると共に、第1の出力回路はスイッチング回路2を備
え、第2の出力回路はチャージポンプ回路3とレギュレ
ータ手段4と過電流検出手段5を備え、さらに第2の出
力回路は出力電圧の低下を検出する低電圧検出手段8を
備える。
【0042】過電流検出手段5は、第1の態様と同様
に、第2の出力回路の出力2側が過負荷や短絡したこと
によって生じる過電流を検出する。また、低電圧検出手
段8は、第2の出力回路の出力2側が過負荷や短絡した
ことによって生じる電圧降下を検出する。過電流検出手
段5の過電流検出信号及び低電圧検出手段8の低電圧検
出信号は、オア回路7を介してスイッチング回路2の遮
断回路2bあるいは入力遮断回路6に送られ、スイッチ
ング回路2による第1の出力回路の電源動作を停止させ
たり、あるいは入力遮断回路6に入力遮断を行わせ、こ
れによって、短絡等で生じる過電流による障害を防止す
る。
【0043】なお、図6(a)は第2の出力回路側にの
みに過電流検出手段5を備える構成例を示し、図6
(b)は第1の出力回路及び第2の出力回路の両出力回
路に過電流検出手段5,5´を備える構成例を示してい
る。図6(b)の構成例では、過電流検出手段5及び過
電流検出手段5´の過電流検出信号をオア回路7を介し
てスイッチング回路2の遮断回路2bあるいは入力遮断
回路6に入力することによって、第1の出力回路あるい
は第2の出力回路の少なくとも何れか一方で過電流が発
生した場合に、第1の出力回路を停止させることができ
る。
【0044】従って、この第2の態様は、過負荷や短絡
による障害を検出し保護を行う保護回路として、過電流
検出手段5及び低電圧検出手段8の二種の検出手段を備
え、二種の検出手段を備えることで以下のような効果を
奏する。
【0045】この第2の態様では、低電圧検出手段8に
よって第2の出力回路の電圧低下を検出することができ
るため、第1の出力回路の出力電流が低下して第2の出
力回路の短絡時に流れる過電流の電流値が低下した場合
であっても、過電流に伴う電圧低下を検出することで過
電流を容易に検出することができる。
【0046】また、第2の態様では、第2の出力回路の
出力が高電圧の場合に、低電圧検出手段8によって電圧
降下を検出する際に検出時間が長引いたとしても、過電
流検出手段5で過電流を検出することによって、短絡等
の障害を速やかに検出することができる。
【0047】また、第2の態様では、出力シーケンスに
よるディレーオフ時において、このディレーオフ時の低
電圧検出を停止させると共に、過電流検出手段で過電流
を検出することによってディレーオフ時に誤検出するこ
となく短絡や過負荷等の障害を速やかに検出することが
できる。
【0048】なお、図6(a)は第2の出力回路側にの
みに過電流検出手段5を備える構成例を示し、図6
(b)は第1の出力回路及び第2の出力回路の両出力回
路に過電流検出手段5,5´を備える構成例を示してい
る。
【0049】図6(b)の構成例では、過電流検出手段
5及び過電流検出手段5´の過電流検出信号をオア回路
7を介してスイッチング回路2の遮断回路2bあるいは
入力遮断回路6に入力することによって、第1の出力回
路あるいは第2の出力回路の少なくとも何れか一方で過
電流が発生した場合に、第1の出力回路を停止させるこ
とができる。
【0050】本発明の電源回路の第2の態様の回路例を
図7に示す。なお、この回路例は図6(a)に示す構成
例に対応するものである。
【0051】図7に示す回路例は、図2に示す回路例と
同様に、スイッチング回路2,チャージポンプ回路3,
レギュレータ4,過電流検出手段5の各手段を同様の構
成で備え、さらにレギュレータ4と過電流検出手段5の
間に低電圧検出手段8(図中の一点鎖線で囲む部分)を
備える。ここで、スイッチング回路2,チャージポンプ
回路3,レギュレータ4,及び過電流検出手段5は図2
に示す回路例と同様であるので、以下では主に低電圧検
出手段8について説明し共通する部分の説明は省略す
る。
【0052】低電圧検出手段8は、第2の出力回路の出
力が低電圧状態であるかを検出するトランジスタQ6
と、低電圧であることを知らせるオフ信号の電圧を形成
するためのダイオードD4,抵抗R7,R8,コンデン
サC6を含む。
【0053】トランジスタQ6は、一端(エミッタ側)
を接地し他端(コレクタ側)をダイオードD5を順方向
でスイッチング制御回路の遮断回路2b(あるいは図示
しない入力遮断回路6)に接続し、ベース側をレギュレ
ータ4のトランジスタQ3のベース側に接続する。トラ
ンジスタQ6はトランジスタQ3のベース電圧に応じて
オンオフし、トランジスタQ3のベース電圧が高い場合
にはトランジスタQ6はオンとなり、トランジスタQ3
のベース電圧が低い場合にはトランジスタQ6はオフと
なる。ここで、トランジスタQ3のベース電圧はレギュ
レータ4の出力(ch2の出力)に応じて変化するた
め、トランジスタQ6のオンオフ出力はレギュレータ4
の出力(ch2の出力)の電圧変化を検出することにな
る。
【0054】一方、コンデンサ6には、レギュレータ4
の通常動作中に抵抗R7と抵抗R8で分圧されたレギュ
レータ4の出力(ch2の出力)電圧が印加されて充電
されており、トランジスタQ6がオフとなることで抵抗
R8及びダイオードD5を介してスイッチング制御回路
2の遮断回路2b(あるいは入力遮断回路6)と接続さ
れると、このコンデンサの充電電圧はオフ信号として送
られる。
【0055】以下、低電圧検出手段の動作を、出力電圧
が立ち上がるまでの移行期間(ディレーオフ期間)の動
作時点、レギュレータの通常動作時点、過負荷や出力短
絡による遮断動作時点の各時点について説明する。
【0056】通常、レギュレータ4では、ch2の出力
電圧を抵抗R5,R6で分圧した電圧と、ツェナーダイ
オードZD1のよる所定電圧とをトランジスタQ4で比
較し、トランジスタQ4のコレクタ電圧をトランジスタ
Q3のベース電圧とすることによってトランジスタQ3
を制御し、ch2の出力電圧を安定化させている。
【0057】ディレーオフの期間では、外部から入力さ
れた遅延信号によってトランジスタQ5がオンとなる
(図8中の1)。トランジスタQ5がオンとなると、ト
ランジスタQ3のベースが接地されて0Vとなるためト
ランジスタQ3はオフ状態となり(図8中の2)、ch
2からの出力は停止される(図8中の3)。
【0058】このディレーオフ期間において、トランジ
スタQ3のエミッタ及びベースには電圧が生じていない
ため(図8中の2)、トランジスタQ6のコレクタ及び
ベースには電圧は印加されていない(図8中の4)。従
って、ダイオードD5を介してスイッチング回路2の遮
断回路2bあるいは入力遮断部6(図示していない)に
伝送されるオフ信号は発生せず(図8中の5)、第2の
出力回路の遮断は行われない。
【0059】次に、レギュレータの通常動作時点につい
て説明する。このディレーオフ期間が経過して遅延信号
がローレベルとなると、トランジスタQ5がオフとなっ
て(図8中の6)トランジスタQ3のベースは接地から
切り離されるため、レギュレータ4は通常の動作を開始
する(図8中の7)。レギュレータ4が通常動作を開始
することで、トランジスタQ3のベースは抵抗R4を介
して上昇し、R5,R6,ZD1で定まる電圧となる。
(なお、トランジスタQ3のベース−エミッタ電圧は無
視している。) トランジスタQ3のベース電圧が上昇するとR9を介し
てトランジスタQ6のベース電圧も上昇するため、トラ
ンジスタQ6はオンする(図8中の8)。トランジスタ
Q6がオンするとトランジスタQ6のコレクタはローレ
ベルとなるため、ダイオードD5を介してスイッチング
回路2の遮断回路2bあるいは入力遮断部6(図示して
いない)に伝送されるオフ信号は発生せず(図8中の
9)、第2の出力回路の遮断は行われない。
【0060】次に、過負荷や出力短絡による遮断動作時
点について説明する。ch2の出力に過負荷や出力短絡
が発生すると(図8中の10)、出力電圧は0v近くま
で低下するため(図8中の11)、トランジスタQ3の
エミッタ電圧及びベース電圧が低下する。トランジスタ
Q3のベース電圧の低下は、抵抗R9を介してトランジ
スタQ6のベース電圧を下げるため、トランジスタQ6
はオフする(図8中の12)。コンデンサ6は、ch2
に出力が出ている間に、ダイオードD4,抵抗R7を介
して充電されているが(図8中の13)、ch2が短絡
した場合にはダイオードD4が逆バイアスであるため、
コンデンサ6の電圧は放電されずにいる。このとき、ト
ランジスタQ6がオフすると(図8中の12)、トラン
ジスタQ6のコレクタ側は抵抗R8を介してコンデンサ
6の電圧によってハイレベルとなる(図8中の14)。
このハイレベルは、ダイオードD5を介して遮断回路2
bあるいは入力遮断回路6(図示していない)にオフ信
号として入力される。これによって、スイッチング回路
2のスイッチング動作が停止、あるいは入力遮断回路6
の入力遮断が働き、電源動作が停止する。
【0061】従って、ディレーオフ期間や通常の動作時
点では遮断動作は働かず、過負荷や短絡時のみ遮断動作
が働くことになる。
【0062】図9は入力遮断回路の一構成例を示す回路
図である。図9において、トランジスタQ21のコレク
タ側には遮断回路の入力端(電圧Vin1)が接続されエ
ミッタ側には遮断回路の出力端(電圧Vin2)が接続さ
れ、ベース電位によって接続及び遮断が制御される。
【0063】接続時には、オフ信号が入力されないた
め、トランジスタQ22のベースには入力端の電圧Vin
1が印加されてオンとなる。トランジスタQ22がオン
することで、トランジスタQ21のベースにはR25に
よる電圧が印加されてオン状態となり、トランジスタQ
22のコレクタ側に、電圧Vin1とほぼ同電圧の電圧Vi
n2が出力される。
【0064】これに対して、オフ信号が入力するとトラ
ンジスタQ24がオンとなり、トランジスタQ22のベ
ース電位が下がり、トランジスタQ22がオフする。ト
ランジスタQ22がオフすると、トランジスタQ21も
オフ状態となり、遮断回路の入力端と出力端との間が切
り離され、出力端から電圧Vin2は出力されない。
【0065】なお、図9に示す回路構成は一例であり、
他の構成によって遮断回路を構成することもできる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源部の状態にかかわらず短絡等による障害を確実に検
出し、高速で確実に対応することができる。
【0067】第1の態様によれば、第2の出力回路の過
電流を検出することによって、第1の出力回路の状態変
動にかかわらず確実に短絡等による障害に対応すること
ができる。
【0068】第2の態様によれば、低電圧検出によって
出力電流が低下した状態においても短絡等の障害を検出
することができ、低電圧検出動作を出力シーケンスに応
じて行うことで出力シーケンスによる誤動作を防止する
ことができ、また、低電圧検出と過電流検出の両方を備
えることによって速やな短絡検出を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様を説明するための概略ブロ
ック図である。
【図2】本発明の第1の態様を説明するための回路図で
ある。
【図3】本発明の第2の出力回路が第1の出力回路から
電流供給を受けることによる特性を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の第2の出力回路が第1の出力回路から
電流供給を受けることによる特性を説明するための図で
ある 。
【図5】本発明の出力シーケンスによる特性を説明する
ための図である。
【図6】本発明の第2の態様を説明するための概略ブロ
ック図である。
【図7】本発明の第2の態様を説明するための回路図で
ある。
【図8】本発明の第2の態様を説明するための信号図で
ある。
【図9】本発明の電源回路に適用する入力遮断回路の回
路図である。
【図10】スイッチング電源を用いた電源回路の一構成
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1、10 電源回路 2 スイッチング回路 2a スイッチング制御部 2b 遮断部 3 チャージポンプ回路 4 レギュレータ 5、5´ 過電流検出手段 6 入力遮断回路 7 オア回路 8 低電圧検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G05F 1/00 G05F 1/00 G 1/10 304 1/10 304M Fターム(参考) 5G004 AA04 AB03 BA03 BA04 DA02 DC04 DC07 EA01 5G053 AA01 AA02 AA12 BA01 BA04 CA01 DA01 EC03 5H410 DD05 EA10 EA37 EB01 EB37 FF05 LL06 LL13 LL20 5H730 BB02 BB13 BB82 DD02 FD31 XX05 XX15 XX23 XX35 XX43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力回路を備える多出力の電源回
    路であって、前記出力回路は、第1の出力回路と、当該
    第1の出力回路のエネルギーを用いて出力を形成する少
    なくとも一つの第2の出力回路とを備え、少なくとも前
    記第2の出力回路は過電流検出回路とを備え、当該過電
    流検出回路の過電流検出によって前記第1の出力回路を
    制御する、電源回路。
  2. 【請求項2】 複数の出力回路を備える多出力の電源回
    路であって、前記出力回路は、第1の出力回路と、当該
    第1の出力回路のエネルギーを用いて出力を形成する少
    なくとも一つの第2の出力回路とを備え、前記第2の出
    力回路は過電流検出回路と低電圧検出回路とを備え、当
    該過電流検出回路の過電流検出、又は低電圧検出回路の
    低電圧検出によって前記第1の出力回路を制御する、電
    源回路。
  3. 【請求項3】 前記低電圧検出回路は、外部信号によっ
    て低電圧検出動作の開始及び又は停止を制御する、請求
    項2記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記低電圧検出回路は、ディレーオフ状
    態経過後に低電圧検出動作を開始する、請求項2又は3
    記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 前記低電圧検出回路はスイッチ素子を備
    え、当該スイッチ素子は前記第2の出力回路が備えるレ
    ギュレータ内の信号に基づいて低電圧検出動作の開始及
    び又は停止を制御する、請求項2記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 前記低電圧検出動作の制御に用いるレギ
    ュレータ内の信号は、外部信号に基づいて形成する、請
    求項5記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 前記低電圧検出回路はスイッチ素子を備
    え、当該スイッチ素子は前記第2の出力回路が備えるレ
    ギュレータ内の信号に基づいて低電圧検出信号を出力す
    る、請求項2記載の電源回路。
  8. 【請求項8】 前記低電圧検出信号を出力するレギュレ
    ータ内の信号は、当該レギュレータの出力端の電圧に基
    づいて形成する、請求項7記載の電源回路。
  9. 【請求項9】 前記低電圧検出回路は、第2の出力回路
    が備えるレギュレータと連動するスイッチ素子と、第2
    の出力回路の出力に逆バイアス素子を経由して接続され
    たコンデンサとを備え、前記スイッチ素子の動作によっ
    て前記コンデンサの蓄積電圧を低電圧検出信号として出
    力する、請求項2記載の電源回路。
  10. 【請求項10】 第1の出力回路と、当該第1の出力回
    路のエネルギーを用いて出力を形成する少なくとも一つ
    の第2の出力回路とを備える複数の出力回路を備える多
    出力の電源回路の保護回路であって、前記第2の出力回
    路は過電流検出回路と低電圧検出回路とを備え、前記低
    電圧検出回路は、第2の出力回路が備えるレギュレータ
    と連動するスイッチ素子と、第2の出力回路の出力に逆
    バイアス素子を経由して接続されたコンデンサとを備
    え、前記スイッチ素子の動作によって前記コンデンサの
    蓄積電圧を低電圧検出信号として出力する、電源回路の
    保護回路。
  11. 【請求項11】 前記スイッチ素子は、外部信号による
    低電圧検出動作の開始及び又は停止の制御、及びレギュ
    レータ内信号による低電圧検出信号の出力を行う、請求
    項10記載の電源回路の保護回路。
  12. 【請求項12】 第1の出力回路と、当該第1の出力回
    路のエネルギーを用いて出力を形成する少なくとも一つ
    の第2の出力回路とを備える複数の出力回路を備える多
    出力の電源回路の保護方法であって、少なくとも前記第
    2の出力回路の過電流を検出し、当該過電流検出に基づ
    いて前記第1の出力回路を制御する、電源回路の保護方
    法。
  13. 【請求項13】 第1の出力回路と、当該第1の出力回
    路のエネルギーを用いて出力を形成する少なくとも一つ
    の第2の出力回路とを備える複数の出力回路を備える多
    出力の電源回路の保護方法であって、前記第2の出力回
    路の過電流又は低電圧を検出し、当該過電流検出又は低
    電圧検出に基づいて前記第1の出力回路を制御する、電
    源回路の保護方法。
  14. 【請求項14】 ディレーオフ状態経過後に前記低電圧
    検出の動作を開始する、請求項13記載の電源回路の保
    護方法。
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