JP2008268423A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手動でのサンプル排紙機能により、画像形成の確認を効率的に行うことのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像の形成された用紙が積載される積載部と、画像の形成された用紙が目視確認できる状態に排紙される排紙部と、用紙の送り先を前記積載部又は前記排紙部に切り換える切換部とを備えた画像形成装置において、サンプル排紙の指令を入力するための第1操作部と、画像形成ジョブに基づく画像形成の処理中に前記第1操作部が操作された場合にサンプル用に画像形成した用紙を前記排紙部に排出させる手動サンプル排紙処理を実行可能な制御部とを備え、前記制御部は、前記手動サンプル排紙処理で用紙を前記排紙部に排出した際に前記画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させることを特徴としている。
【選択図】図7

Description

この発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に関する。
従来、用紙上に画像を形成して連続的にこの用紙を排出していく画像形成装置が知られている。また、大量部数の画像形成が可能な画像形成装置では、大容量のスタッカーを備え、このスタッカーに画像形成後の用紙を積み重ねていくように排出するのが一般的である。スタッカーは大量の用紙を収容するため、内部がドアで閉じられる構造など、用紙上の画像形成の内容を目視確認しにくい構成にされる。
また、このような画像形成装置においては、画像形成処理の途中で例えばトナー転写濃度が低下するなどの異常がないか目視確認できるように、画像形成処理の途中で、サンプル用の画像形成と目視確認容易な排紙トレイへの排紙とを行うサンプル排紙機能を備えたものが提案されている(例えば特許文献1〜3)。
このようなサンプル排紙機能には、例えば1000部の画像形成毎など所定条件になった場合に自動的にサンプル排紙を行う形式(引用文献1,3)と、サンプル排紙用の操作部を手動で操作したときにサンプル排紙を行う形式(引用文献2)との二種類があった。
特開2005−153374号公報 特開2004−284323号公報 特開平08−197779号公報
手動でサンプル排紙を行う場合、サンプル用に画像形成された用紙の目視確認はその場ですぐ行われるものと想定されるが、従来の画像形成装置では、手動でサンプル排紙を行った場合でも、そのまま次の画像形成処理が続行されてしまうため、たとえサンプル排紙で画像形成に異常が見つかった場合でも、そのまま不要な画像形成が続けられ、処理コストや作業時間に無駄が生じるという課題があった。
この発明の目的は、ユーザによる手動でのサンプル排紙機能によって、画像形成の正常又は異常の確認を効率的に行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
用紙上に画像を形成する画像形成部と、
画像の形成された用紙が積載される積載部と、
画像の形成された用紙が目視確認できる状態に排紙される排紙部と、
用紙の送り先を前記積載部又は前記排紙部に切り換える切換部とを備えた画像形成装置において、
サンプル排紙の指令を入力するための第1操作部と、
画像形成ジョブに基づく画像形成の処理中に前記第1操作部が操作された場合にサンプル用に画像形成した用紙を前記排紙部に排出させる手動サンプル排紙処理を実行可能な制御部とを備え、
前記制御部は、前記手動サンプル排紙処理で用紙を前記排紙部に排出した際に前記画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記手動サンプル排紙処理で画像形成の処理を中断させた後、当該画像形成の処理を中断箇所から再開することが可能に構成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、
再開の指令を入力するための第2操作部を備え、
前記制御部は、
前記手動サンプル排紙処理で画像形成の処理を中断させた後、前記第2操作部の操作に基づき前記画像形成の処理を再開させることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置において、
画像形成処理のプロセス調整を行う調製画面の表示が可能な表示部を備え、
前記制御部は、
前記手動サンプル排紙処理により画像形成処理を中断している間に、前記表示部に前記調整画面を表示することが可能に構成されていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置において、
サンプル排紙処理に関する設定を行うための第3設定部を備え、
該第3設定部は、
前記手動サンプル排紙処理で用紙を排出した際に画像形成の処理を中断させる設定と中断させない設定とが可能であり、
前記制御部は、
前記第3設定部で中断させる設定がなされている場合に、前記手動サンプル排紙処理で用紙を前記排紙部に排出した際に画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させるように構成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
画像形成ジョブに基づく画像形成の処理中に予め設定された条件になった場合にサンプル用に画像形成した用紙を前記排紙部に排出する自動サンプル排紙処理を実行可能であるとともに、
前記自動サンプル排紙処理で用紙を排出した際に前記画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させないことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、手動でサンプル排紙を行った場合に、画像形成ジョブに基づく画像形成処理が中断されるので、画像形成の異常が確認された場合に、異常な画像形成が連続して行われてしまうという無駄を回避できる。
請求項2記載の発明によれば、手動でサンプル排紙を行った後に、正常な画像形成が確認された場合等に、そのまま続く画像形成処理を再開させることが出来る。
請求項3記載の発明によれば、手動によるサンプル排紙の後、ユーザの操作により中断箇所からの画像形成処理を再開させることが出来る。
請求項4記載の発明によれば、手動によるサンプル排紙の後、画像形成の異常が確認された場合に、画像形成処理のプロセス調整を行う調整画面を表示させて、画像形成の異常を調整により改善させることが出来る。
請求項5記載の発明によれば、手動でのサンプル排紙の後に、画像形成の処理を中断させないようにも設定できるので、ユーザの都合に合わせたサンプル排紙の制御処理が可能となる。
請求項6記載の発明によれば、ユーザが装置前に居ないときに、画像形成処理が勝手に中断されてしまうといった不都合を回避できる。一般に、自動制御に基づくサンプル排紙は、画像形成に不具合が生じていないか、ユーザが後から確認するためのものであるため、自動サンプル排紙処理で画像形成処理を中断させないことで上記の作用効果が奏される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。
この実施形態の画像形成装置1は、複数ページ×複数部数の画像形成を連続的に行い、画像形成された用紙を連続的に排出していく装置である。この画像形成装置1においては、画像形成ジョブ(以下ジョブと呼ぶ)として、画像形成を行う部数、各ページの画像内容、用紙の種類、画像形成を行う面(片面又は両面など)などを設定入力することが可能に構成され、このジョブを設定入力したのち、このジョブの実行を指示することで、ジョブに従った画像形成が連続的に実行されるようになっている。
この画像形成装置1は、図1に示すように、画像形成する画像の内容を読み取るための画像読取部20と、操作用の表示とユーザからの操作指令の入力とを行う表示操作部30と、用紙に画像形成を行うためのプリンタ部40と、複数種類の用紙の供給が可能な給紙機構50と、画像形成された用紙の排出を行う排紙機構60とを備えている。
画像読取部20は、CCD(Charge Coupled Device)などのイメージセンサ23によりプラテンガラス上に載置された原稿を走査して原稿画像をデータ化するスキャナ部22と、複数枚の原稿をスキャナ部22で連続して読み込み可能なように送る自動紙送り機構(ADF:Auto Document Feeder)21等を備えている。
プリンタ部40は、例えば、電子写真方式の画像形成を行うものであり、用紙に画像データに基づくトナー像を転写する画像形成部42と、このトナー像を定着させる定着部43と、給紙された用紙を画像形成部42へ搬送する搬送路41と、片面に画像形成した用紙を反転させて再び画像形成部42に送る両面処理用の搬送路41b等を備えている。画像形成部42は、露光により表面に画像パターンが形成される感光ドラム42aと、画像データに基づいて感光ドラム42aの表面に露光走査を行うレーザユニット42bと、用紙にトナーを転写する転写装置42c等を有し、用紙を感光ドラム42aと転写装置42cとの間に通すことで感光ドラム42aに形成された像で用紙にトナーが転写されるようになっている。
給紙機構50は、例えば、用紙種やサイズの異なる複数種類の用紙を収容してそれぞれ独立して給紙を行う複数の給紙トレイ51〜53と、大量の用紙を収容して給紙を行う給紙ユニット54等を備えている。
排紙機構60は、昇降移動するステージ68を有し画像形成された用紙をステージ68に積み重ねた状態で大量に収容する積載部としてのスタッカー61と、外部に露出され画像形成された用紙が目視可能な状態で排紙される排紙部としての排紙トレイ62と、プリンタ部40から送られてきた用紙をスタッカー61や排紙トレイ62或いは後段の排紙機構60へと送る搬送路63a〜63cと、これら搬送路63a〜63cでの用紙の送り先を切り換える切換部としての切換片64,65と、画像形成処理の途中でスタッカー61内に積み重ねられた用紙を取り出すための取出ボタン66と、排紙トレイ62への用紙の排出を検出する排紙センサ67等を備えている。切換片64,65はアクチュエータにより回動されて用紙の送り先を切り換えるように構成される。
図2には、この実施の形態の画像形成装置1の制御構成のブロック図を示す。
また、この実施の形態の画像形成装置1は、上記の構成に加えて、次のような制御構成を備えている。すなわち、画像形成装置1には、外部端末から画像形成用の画像データを受信するためのインターフェース部70と、画像形成用の画像データを記憶したり読み出したりする画像処理部80とが設けられている。
インターフェース部70には、例えばLAN(Local Area Network)に接続してデータの送受信を行う通信インターフェース701と、通信インターフェース701を介して外部端末から受信した画像データを一次的に記憶するメモリ702と、メモリ702へデータの読み書きを行ったり画像処理部80との間でバス90を介してデータの入出力を行うメモリ制御部704と、インターフェース部70の全体的な制御を行う制御部703等が設けられている。
また、画像処理部80には、スキャナ部22のイメージセンサ23から送られてくる読み取り信号を受信して画像データに変換する画像読取用の信号処理部801と、読み取った画像データを圧縮処理する圧縮用のデータ処理部802と、画像データを記憶するメモリ803と、メモリ803の記憶領域のうち圧縮した画像データを格納するために設定された圧縮画像データ格納用の記憶領域804と、外部端末から送られてくる非圧縮の画像データを一次的に格納するために設定された非圧縮画像データ格納用の記憶領域805と、メモリ803へのデータの読み書きの制御を行うメモリ制御部806と、圧縮された画像データを伸張処理する伸張用のデータ処理部807と、伸張された画像データに基づいて画像形成用の信号をプリンタ部40のレーザダイオード401に出力する画像書込用の信号処理部808と、設定データ等が格納される不揮発性メモリ810と、スキャナ部22、表示操作部30、プリンタ部40に設けられた各制御部221,303,402とシリアル通信を行って各部との同期制御等を行う制御部809等が設けられている。
また、スキャナ部22には、上述したイメージセンサ23に加えて、画像読み取りに関する制御処理を行う制御部221が設けられている。また、表示操作部30には、液晶パネル等の表示部301と、表示部301の上に配置されるタッチパネル302と、これら表示部301の表示制御やタッチパネル302からの信号入力処理等を行う制御部303が設けられている。また、プリンタ部40には、露光処理を行う上記レーザユニット42bのレーザダイオード(LD)401や、画像形成処理に関する制御処理を行う制御部402が備わっている。
排紙機構60には、上述した取出ボタン66や排紙センサ67に加えて、スタッカー61の内部を閉ざすドアの開放を検出するドアセンサ601と、用紙の搬送先を切り換えるために切換片64,65をそれぞれ独立して回動させる切換アクチュエータ602と、ステージ68上に積み重ねられた用紙が上限に達したことを検出する用紙上限センサ603と、ステージ68が下限位置に達したことを検出するステージ下限センサ604と、ステージ68が上限位置に達したことを検出するステージ上限センサ605と、後段の排紙機構60へ用紙を排出したことを検出する排紙センサ606と、排紙機構60の処理を統括的に制御する制御部607等を備えている。
排紙機構60は、ユニット化されて構成され、複数ユニットを縦続接続することが可能にされている。複数ユニットが接続される場合には、上記のような排紙機構60の構成が複数台分設けられる。図2では、2台目の排紙機構60の各部の構成については省略している。また、複数ユニットが接続される場合には、1台目の排紙機構60の制御部607がプリンタ部40の制御部402とシリアル通信可能に接続されて、両者の処理の同期制御等が図られるようにされ、2台目以降の排紙機構60の制御部607は前段の排紙機構の制御部607とシリアル通信可能に接続されて、両者の処理の同期制御等が図られるようになっている。
上述した構成のうち、画像処理部80の制御部809、表示操作部30の制御部303、プリンタ部40の制御部402、排紙機構60の制御部607が協働して、自動サンプル排紙処理や手動サンプル排紙処理を実行する制御部を構成するようになっている。
次に、上記のように構成された画像形成装置1の基本的な処理動作として、画像データの入力処理と画像形成の処理について順に説明する。
[画像データの入力処理]
画像データの入力処理には、画像読取部20を用いて原稿の画像を読み取る方法と、インターフェース部70を介して外部端末から画像データを送信する方法と2種類がある。
画像読取部20を用いた画像データ入力処理では、先ず、ユーザがADF21を用いて原稿を送ったりプラテンガラスの上に原稿を置いてスキャナ部22を作動させることで、イメージセンサ23によりこの原稿の画像が画像信号として取り込まれる。そして、この画像信号が画像読取用の信号処理部801で画像データに変換され、次いで、圧縮用のデータ処理部802で圧縮処理されて、メモリ制御部806を介してメモリ803の記憶領域804に格納される。
インターフェース部70を用いた画像データ入力処理では、先ず、外部端末から送られてきた画像データを通信インターフェース701を介して受信し、メモリ制御部704を介してインターフェース部70のメモリ702に一時記憶する。次に、インターフェース部70のメモリ制御部704、バス90、画像処理部80のメモリ制御部806を介して、この画像データがメモリ803の記憶領域805に転送され、次いで、この転送された画像データをメモリ制御部806を介して圧縮用のデータ処理部802に送って圧縮処理にかける。そして、圧縮された画像データが再びメモリ制御部806を介してメモリ803の記憶領域804に格納される。
[画像形成処理]
1ページ分の画像形成処理は、次のように実行される。すなわち、先ず、メモリ制御部806により用紙上に転写する画像データがメモリ803の記憶領域804から読み出されて伸張用のデータ処理部807に送られる。そして、データ処理部807で画像データが伸張されて画像書込用の信号処理部808に送られる。信号処理部808はこの画像データに基づき所定のタイミングでレーザダイオード401に画像信号を送って、レーザダイオード401から画像データに基づくレーザ出力が感光ドラム42aに対して行われ、画像データに基づく露光パターンが感光ドラム42aの表面に形成される。また、これらの処理と同時並行的に、プリンタ部40の制御部402が図示しない駆動モータを回転させることで搬送路41,41b上に用紙を搬送し、露光された感光ドラム42aと転写装置42cとの間に用紙を通過させる。それにより、この用紙上に画像データに基づくトナー像が形成される。次いで、この用紙が定着部43に送られて用紙上に付着されたトナーが定着され、その後、この用紙が排紙機構60へと送られる。そして、このような処理が、不揮発性メモリ810等に設定されたジョブの内容に基づいて、複数ページ×設定部数分繰り返し実行されていく。
図3には、排紙機構60のスタッカー61の機能の説明図を示す。
上記の画像形成処理において画像形成がなされて連続的に排紙機構60へ送られてくる用紙は、排紙機構60の内部で次のように処理される。すなわち、図3(a)に示すように、画像形成処理の開始時、用紙がない状態では、ステージ68が上限位置まで上昇した状態にされている。ここで、排紙機構60のドアは閉じた状態にされ、外部からスタッカー61の内部は見えない状態となる。
この状態で、画像形成された用紙がプリンタ部40から排紙機構60の搬入口へ送られてくると、この用紙が搬送路63aにより搬送されて、切換片64の誘導によりスタッカー6の内部へ送られる。そして、この用紙がステージ68の上に積み重ねられる。このような処理が繰り返されて、ステージ68の上に複数の用紙が積み重ねられていくと、図3(b)に示すように、用紙上限センサ603のセンサ出力に基づき、最上段の用紙の位置がほぼ一定の位置に保たれるようにステージ68が下降していく。そして、図3(c)に示すように、画像形成された多数の用紙がステージ68上に積み重ねられていく。
ジョブに基づき画像形成が連続して行われている際、スタッカー61から画像形成された用紙を取り出したいときには、ユーザは取出ボタン66を押下する。取出ボタン66を押下すると、先ず、この情報がプリンタ部40の制御部402や画像処理部80の制御部809に通知され、新たな用紙の給紙動作が停止される。そして、ボタン押下時に搬送路41,41b上にある用紙についてのみ、画像形成の処理とスタッカー61への排出処理とが行われ、その後、画像形成の処理が一次停止される。画像形成の処理が一次停止されたら、図3(d)に示すように、ステージ68が最下段まで下降して停止するので、ユーザは、この状態で排紙機構60のドアを開けて内部から画像形成された用紙を取り出すことが出来る。そして、図3(e)に示すように、用紙を取り出してドアが閉められると、ドア閉のセンサ信号に基づき、再び、図3(a)に示すように、ステージが上昇されて、一次停止されていた画像形成処理が再開される。
次に、サンプル排紙機能について説明する。図4は、表示部に表示されるサンプル排紙機能(サンプル出力モード)の設定画面の一例を示す画像図である。
サンプル排紙機能は、設定されたジョブに基づき複数部数×複数ページの画像形成が連続して行われている際に、例えば転写トナーの濃度低下など画像形成に異常が生じていないかを目視確認するために、ジョブの画像形成とは別にサンプル用の画像形成を行って、この用紙を排紙機構60の排紙トレイ62に排紙させる機能である。
この実施形態の画像形成装置1では、サンプル排紙処理として、例えば、設定枚数分の画像形成ごと、或るいは、設定部数分の画像形成ごとなど、所定の周期で自動的にサンプル排紙を行う自動サンプル排紙処理と、ユーザが表示操作部30のサンプル排紙用の操作部を押下することでサンプル排紙を行う手動サンプル排紙処理とがある。
また、この実施形態の画像形成装置1では、サンプル排紙処理に関する設定として、図4に示す各項目の設定が可能にされている。すなわち、「自動サンプル出力」の設定項目において自動サンプル排紙処理を行うか否かの設定が可能であり、この「自動サンプル出力」の設定を「有り」とした場合には、「周期」の設定項目において自動サンプル排紙処理を行う周期の設定が可能とされる。
また、第3設定部として「手動サンプル出力」の設定項目では手動サンプル排紙処理を行うか否かの設定が可能であり、この「手動サンプル出力」の設定を「有り」とした場合、ジョブに基づく画像形成処理の実行中、表示操作部30に後述する「サンプル出力」の操作ボタン311(図9参照)の表示がなされるし、「手動サンプル出力」を「無し」と設定すれば、この操作ボタン311の表示がなされない。
また、「手動サンプル排紙一次停止」の設定項目では、手動サンプル排紙処理を実行したときに、サンプル用の用紙の排紙後にジョブに基づく画像形成処理を中断させるか否かの設定が可能である。この「手動サンプル排紙一次停止」の項目は、「手動サンプル出力」を「有り」とした場合に設定可能な状態にされる。また、「サンプル給紙段」の設定項目では、サンプル用の画像形成を行う用紙の設定が可能である。サンプル排紙処理で用紙が供給される給紙トレイを選択したり、サンプル排紙処理の直前や直後の画像形成で使用する用紙と同一の用紙を選択したりすることが可能になっている。
上記のような設定画面は、表示操作部30に表示されるメイン画面から項目選択を幾つか行って呼び出すことが可能にされる。そして、プルダウンリストを選択したり、数字キーを操作することで、各設定項目の内容を設定し、OKボタンを操作することで、この設定内容が確定して、例えば不揮発性メモリ810に格納されるようになっている。
図5と図6には、自動サンプル排紙処理の第1例と第2例の動作の説明図を示す。
自動サンプル排紙処理は、ジョブに基づく画像形成の処理中に、設定された周期ごとに自動的にサンプル用の画像形成と排紙とを行う処理である。例えば、図5に示すように、ジョブに16ページ(片面)×100部の設定がなされ、サンプル排紙機能の設定画面で「自動サンプル出力」を「有り」、「周期」を「7ページ」と設定した場合、メモリ803に記憶されている1ページ〜16ページの画像データに基づく画像形成の途中、7枚の給紙ごとに、画像処理部80の制御部809からサンプル排紙処理用の信号やコマンドが出力されて、これに基づきサンプル用の給紙、画像形成、排紙とが行われていく。サンプル用の給紙は、図4の設定画面で選択されている給紙トレイから行われ、また、この用紙の排紙は排紙トレイ62にされる。排紙トレイ62への排出は、画像処理部80からのコマンドに基づき排紙機構60の制御部607が、該用紙が送られてきた際に、切換アクチュエータ602を作動させて切換片64,65を排紙トレイ62側の誘導向きへ切り換えることで実現される。
また、サンプル用の画像形成の内容は、図5に示すように、ジョブに従った画像形成処理でその時点で用いられるはずだった画像データに基づくものとすると良い。但し、この場合、サンプル排紙処理の次の用紙に画像形成される画像の内容は、サンプル排紙処理で使用した画像データを再度用いて画像形成処理を行う必要がある。
なお、図6に示すように、サンプル用の画像形成は、ジョブの画像データに基づいて行うのではなく、サンプル排紙処理用に予めメモリ803等にサンプル用の画像データを格納しておき、このサンプル用の画像データを用いて画像形成を行うようにしても良い。
図7と図8には、手動サンプル排紙処理の第1例と第2例の動作の説明図を示す。また、図9〜図11には、手動サンプル排紙処理に関する表示操作部30の表示内容を示す。
手動サンプル排紙処理は、ジョブに基づく画像形成処理の途中で、ユーザによりサンプル排紙処理用の操作ボタンが操作されたときに、サンプル用の給紙、画像形成、排紙とを行っていく処理である。また、この実施形態では、手動によるサンプル排紙がなされた後に、設定により、ジョブに基づく画像形成の処理を中断させることが可能になっている。例えば、図7に示すようにジョブに16ページ(片面)×100部の設定がなされ、図4のサンプル排紙機能の設定画面で「手動サンプル出力」を「有り」、「手動サンプル排紙一時停止」を「する」と設定している場合、次のような手動サンプル排紙処理が実行される。
すなわち、メモリ803に記憶されている1ページ〜16ページの画像データを読み出しながら複数部の画像形成を連続的に実行している際、図9に示すように、表示操作部30の表示部301には、手動サンプル排紙処理を実行させる第1操作部としての「サンプル出力」の操作ボタン311が表示される。ここで、ユーザがこの操作ボタン311を押下すると、表示操作部30の制御部303から画像処理部80の制御部809にこの情報が出力され、これに基づき画像処理部80の制御部809からサンプル排紙処理の信号やコマンドが出力される。そして、これらに基づきサンプル用の給紙が行われ、次いで、この用紙がプリンタ部40に搬送された際にサンプル用の画像形成が行われ、続いて、この用紙が排紙機構60に送られた際にサンプル用の排紙処理が実行される。
ここで、サンプル用の給紙は、図4の設定画面で選択されている給紙トレイから行われる。また、サンプル用の排紙処理は、排紙機構60の排紙トレイ62に用紙を排出するように行われる。さらに、サンプル用の画像形成の内容は、図7に示すように、ジョブの画像形成処理でその時点で用いられるはずだった画像データに基づくものとすると良い。すなわち、「サンプル出力」の操作ボタン311を押下した段階で給紙済みとなっていた最後の用紙が、6ページ目の画像が形成されるものであった場合、サンプル用の画像形成は7ページ目の画像データに基づいて行われる。なお、図8に示すように、サンプル用の画像形成は、ジョブの画像データに用いて行うのではなく、サンプル排紙処理用に予めメモリ803等に格納されているサンプル用の画像データを用いて行っても良い。このような手動サンプル排紙処理により、ユーザはサンプル用に画像形成された用紙を目視して画像形成に異常がないか確認することが出来る。
さらに、上記のように「サンプル出力」の操作ボタン311が押下されて、サンプル用の給紙が行われた後には、続く用紙の給紙が中断されて、それによりサンプル排紙後の画像形成処理が中断された状態となる。また、図10に示すように、表示操作部30の表示部301に、画像形成処理を再開するか否かを問い合わせるメッセージ表示313を含んだ表示窓(ダイアログボックス表示)312が表示される。さらに、この表示窓312の中には、画像形成処理の再開を指示する第2操作部としてのOKボタン314や、トナー濃度などの詳細なプロセス調整を行うプロセス調整画面への移行を指示するプロセス調整ボタン315や、中断しているジョブを再開せずに画像形成処理を中止するためのJOB中止ボタン316などが表示される。また、この表示窓312が表示されたら、ボタン314〜316以外の操作は受け付けないようにされる。このように、手動サンプル排紙処理後に、ジョブに基づく画像形成処理が中断されるので、画像形成に異常が認められた場合など、無駄な画像形成処理が続行されてしまうという不都合を回避することが出来る。
そして、この表示窓312の画面でユーザがOKボタン314を押下すると、表示操作部30の制御部303から画像処理部80の制御部809にこの情報が出力され、これに基づき画像処理部80の制御部809から画像形成処理を再開するための信号やコマンドが出力される。そして、これに基づき、ジョブの中断していた箇所から、再び画像形成の処理が実行される。図7に示すように、サンプル用の画像形成に、ジョブの画像データを用いた場合には、この画像データに基づく画像形成から再開される。
一方、手動サンプル排紙処理でサンプル用の画像形成に異常が確認された場合などには、図10の表示窓312の画面でユーザがプロセス調整ボタン315を押下することで、図11のプロセス調整用の設定画面に移行することが出来る。プロセス調整用の設定画面の内容は、特に制限されるものではないが、表示窓321内に、各種設定項目322〜331や、その設定値322a〜331a、設定値を入力するための数字キー333やセットボタン334などが設けられ、これらを操作することで、画像形成処理の詳細なプロセス調整の設定が可能になっている。そして、各種の設定を行ったら、OKボタン335を操作して設定を確定し、図10の画面に戻ることが出来る。
なお、上記の手動サンプル排紙処理において、図4の設定画面で「手動サンプル排紙一時停止」を「しない」に設定していた場合、上述した手動サンプル排紙処理後の画像形成処理の中断や、図10の表示窓312の表示出力は行われず、サンプル用の給紙、画像形成、排紙とを挟んで、ジョブに基づく画像形成処理がそのまま継続的に実行されるように制御される。
以下、図12〜図14のフローチャートを参照しながら、上述の手動サンプル排紙処理の処理手順を詳細に説明する。
図12は、ジョブに基づく画像形成処理の処理手順を示すフローチャートである。
この処理は、設定入力されたジョブを指定して画像形成処理の開始操作がなされた場合、或いは、指定されたジョブの開始タイミングになった場合に、画像処理部80の制御部809により開始される処理である。
この処理が開始されると、先ず、ジョブの設定内容を不揮発性メモリ810から制御部809の内部メモリに読み込んだり各種の初期設定を行うなどの設定処理(ステップS1)を行う。次に、表示操作部30やプリンタ部に備わる制御部303,402と通信を行ってジョブのスタート準備が整ったか確認して画像形成の処理動作を開始させる(ステップS2)。
そして、ジョブの処理を開始したら、このジョブに設定されたページ数×部数分の画像形成が終了するまで、ステップS3〜S6によるループ処理を繰り返し実行する処理に移行する。すなわち、給紙トレイ51〜53や給紙ユニット54から用紙を給紙させる給紙処理(ステップS3)と、画像形成部42を動作させて搬送路41に搬送されてきた用紙上に画像形成を行う画像形成処理(ステップS4)と、画像形成された用紙を排紙機構60に排出するための排紙処理(ステップS5)とを実行し、ステップS6でジョブの終了か否かを判別して、ジョブが終了するまでステップS3に戻って、これらの処理を繰り返す。
なお、この実施形態の画像形成装置1では、1枚の用紙について給紙処理と画像形成処理と排紙処理とを行った後に、次の用紙についての処理に移行するというのではなく、複数枚の用紙に対して給紙処理と画像形成処理と排紙処理とを同時並行的に実行するように構成されている。すなわち、給紙機構50から排紙機構60までの間に複数枚(例えば3枚)の用紙が送られた状態にされ、先頭の用紙に対して排紙処理、次の用紙に対して画像形成処理、その次の用紙に対して給紙処理といったように、複数枚の用紙に対してそれぞれ同時並行的に処理が実行される。従って、連続するステップS3〜S6の各処理は、1枚の用紙に対して順次行われるのではなく、複数枚の用紙に対してそれぞれ個別に行われる処理である。
図13は、図12のステップS3の給紙処理の処理手順を示すフローチャートである。
この給紙処理に移行したら、先ず、ステップS11において制御部809のレジスタ上に設定された給紙禁止フラグを確認し、給紙禁止フラグが「1」で給紙禁止であれば、用紙を給紙させずにこの給紙処理を終了する。一方、給紙フラグが「0」で給紙禁止でなければ、続くステップS12に移行する。給紙禁止フラグは、手動サンプル排紙処理が実行された後に、設定により続く画像形成処理を中断させるためのフラグである。
ステップS12では、制御部809の内部メモリ等に設定された給紙カウンタA(自動サンプル排紙処理の周期を確認するために給紙数を計数するカウンタ)の値が、設定されたサンプル周期であるか否かの確認を行い、サンプル周期であればステップS18に、サンプル周期でなければステップS13に移行する。
その結果、サンプル周期でないとしてステップS13に移行したら、該ステップで表示操作部30の制御部303から図9の「サンプル出力」の操作ボタン311が押された情報が通知されたか否かを確認し、通知があればステップS18に、通知がなければステップS14に移行する。
その結果、通知がなくてステップS14に移行したら、ジョブに基づく通常の画像形成用の処理を行うものとして、ジョブの情報等に基づき次に給紙を行うページ情報(給紙トレイ、排紙先、画像内容の情報など)を取得し(ステップS14)、続いて、該用紙についての排紙先の情報と、給紙元の給紙トレイの情報とを処理リストにセットする(ステップS15)。続いて、図4の設定画面の「自動サンプル出力」の設定情報を確認して(ステップS16)、「有り」の設定であればサンプル周期を確認するための給紙カウンタAに「1」加算し(ステップS17)、「無し」の設定であればそのままステップS23に移行する。
一方、ステップS12でサンプル周期であると判別されたり、ステップS13で「サンプル出力」の操作ボタン311のオン通知があると判別されて、ステップS18に移行した場合には、先ず、該ステップで、サンプル排紙用に設定されたページ情報(給紙トレイ、排紙先、画像内容の情報など)をメモリから読み出して取得する。次に、ステップS19で自動サンプル排紙処理か手動サンプル排紙処理かを判別し、自動サンプル排紙処理であれば、ステップS20でサンプル周期確認用の給紙カウンタを「0」にクリアしてステップS23にジャンプするが、手動サンプル排紙処理であれば、ステップS21に移行する。ステップS21では、図4の「手動サンプル排紙一時停止」の設定情報を確認して、「しない」の設定であれば、そのままステップS23にジャンプするが、「する」の設定であれば、ステップS22でサンプル排紙後に画像形成処理を中断させるために給紙禁止フラグを「1」にセットして、ステップS23に移行する。
ステップS23では、給紙する用紙についてサンプル用の排紙先の情報と、サンプル用の給紙元の給紙トレイの情報とを処理リストにセットする。すなわち、排紙先情報をサンプル排紙用の排紙トレイ62の情報に、また、給紙元となる給紙トレイの情報を図4の「サンプル給紙段」で設定されている情報にセットする。そして、ステップS24に移行する。
ステップS24では、給紙動作を開始させるための給紙要求のコマンドを発行する。このコマンドにより、ステップS15又はステップS23で処理リストに設定されている給紙トレイ情報に基づき、この給紙トレイから所定のタイミングで給紙が実行される。
上記のような給紙処理により、通常の画像形成処理では、所定タイミングにジョブに従った用紙の給紙が行われる一方、自動サンプル排紙処理のサンプル周期になった場合や、「サンプル出力」の操作ボタン311が押下された場合に、サンプル排紙用に設定された給紙トレイから所定タイミングに用紙の給紙が行われるようになっている。また、「サンプル出力」の操作ボタン311が押された場合等には、給紙禁止フラグが「1」に設定されて、続く給紙が禁止され、それによりサンプル排紙後の画像形成処理が中断するようなっている。
図14は、図12のステップS5の排紙処理の処理手順を示すフローチャートである。
排紙処理に移行したら、先ず、処理リストにセットされている情報を確認して、この時点で排紙機構60へ送られてくる用紙がサンプル排紙用のものか否かを判別する。その結果、サンプル排紙用の用紙でなければ、ステップS32でこの用紙をスタッカー61に排出する通常排紙処理を実行して、この排紙処理を終了する。一方、サンプル排紙用の用紙であれば、先ず、ステップS33でこの用紙を排紙トレイ62に排出するサンプル排紙処理を実行し、続くステップS34に移行する。ステップS33のサンプル排紙処理では、画像処理部80の制御部809からプリンタ部40の制御部402を介して排紙機構60の制御部607へ排紙先の情報が通知され、この情報に基づき制御部607が切換アクチュエータ602を作動させて切換片64,65を回動させ、用紙を排紙トレイ62へと誘導することで行われる。
ステップS34では、排紙した用紙が自動サンプル排紙処理のものか手動サンプル排紙処理のものか確認し、自動サンプル排紙処理のものであれば、このままこの排紙処理を終了するが、手動サンプル排紙処理のものであれぱ、ステップS35に移行する。ステップS35では、図4の「手動サンプル排紙一時停止」の設定情報を確認して、「しない」の設定であれば、このままこの排紙処理を終了するが、「する」の設定であれば、ステップS36に移行する。
その結果、手動サンプル排紙処理で且つ一時停止の設定がなされていてステップS36に移行したら、該ステップで画像形成処理を中断する処理を行う。この時点では、図13のステップS22で給紙禁止フラグが「1」にセットされているため、排紙した用紙以降の用紙は給紙されておらず、画像形成装置1のプリンタ部40には用紙が1枚も搬送されてない状態になっている。
ステップS36で中断処理をしたら、続くステップS37で表示操作部30の制御部303にコマンドを送信して、図10の表示窓312の表示出力を行わせる。そして、操作ボタン314〜316の押下情報の通知を待つループ処理(ステップS38,S40,S42)を行って、OKボタン314の押下の情報が通知されたら、ステップS38の判別処理でステップS39に移行し、給紙禁止フラグを「0」にリセットしてこの排紙処理を終了する。これにより、図12のステップS3の給紙処理において、用紙の給紙が実行されて続く画像形成処理が再開される。
一方、JOB中止ボタン316の押下の情報が通知されたら、ステップS40の判別処理でステップS41に移行して、中断しているジョブを削除する処理をしてこの排紙処理を終了する。これにより、図12のステップS6でジョブ終了と判断されて、このジョブに基づく画像形成処理が終了される。
また、プロセス調整ボタン315の押下の情報が通知されたら、ステップS42の判別処理でステップS43に移行して、プロセス調整処理を行う。すなわち、表示操作部30の制御部303にコマンドを送信し、図11のプロセス調整用の表示窓321を表示させて、表示窓321での操作内容の情報の通知を受けて各種プロセス調整の設定変更を行う。そして、プロセス調整処理が完了したらステップS38に戻る。
上記のような排紙処理により、手動サンプル排紙処理でサンプル用に画像形成された用紙が排紙トレイ62に排出されて、設定により画像形成処理が中断された場合に、ユーザの操作により再スタートやプロセス調整を行うことが可能となっている。
以上のように、この実施形態の画像形成装置1によれば、手動でサンプル排紙を行った際に、設定によりジョブに基づく画像形成処理を中断させることが出来るので、この設定によりサンプル排紙で画像形成に異常が認められた場合に、異常な画像形成が連続して行われてしまうといった無駄を回避することが出来る。また、手動サンプル排紙処理で画像形成処理を中断させた際に、表示窓312のOKボタン314を操作することで、中断箇所から画像形成処理を再開させることが出来るので、画像形成が正常と確認された場合に、簡単に中断箇所からの画像形成の処理を続行させることが可能となる。また、図4の設定画面により、手動サンプル排紙処理の後に、画像形成処理を中断させないようにすることも出来るので、ユーザの都合に合わせた処理設定も可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、手動サンプル排紙処理で画像形成処理を中断させた場合に、上記実施の形態では、ユーザによる再開の操作があるまで処理が中断されるようにしているが、例えば、操作が何も無いまま所定時間(例えば数分)が経過したら自動的に再開させるなど、処理を再開させる方法は様々に変更可能である。
また、手動サンプル排紙処理を開始させる操作ボタンの形式や、画像形成処理を中断させた際の表示操作部30の内容など、実施の形態で具体的に示した細部等は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 排紙機構のスタッカーの機能を示す説明図である。 表示操作部に表示されるサンプル排紙機能の設定画面の一例を示す画像図である。 自動サンプル排紙処理の第1例を説明する図である。 自動サンプル排紙処理の第2例を説明する図である。 手動サンプル排紙処理の第1例を説明する図である。 手動サンプル排紙処理の第2例を説明する図である。 画像形成処理中の表示画面の一例を示す画像図である。 図9の表示画面でサンプル出力の操作部を押下した際に表示される表示画面の一例を示す画像図である。 図10の表示画面でプロセス調整の操作部を押下した際に表示される表示画面の一例を示す画像図である。 ジョブに基づく画像形成処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12のステップS3の給紙処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12のステップS5の排紙処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
20 画像読取部
21 自動紙送り機構
22 スキャナ部
23 イメージセンサ
221 制御部
30 表示操作部
301 表示部
302 タッチパネル
303 制御部
40 プリンタ部
41,41b 搬送路
42 画像形成部
42a 感光ドラム
42b レーザユニット
42c 転写装置
401 レーザダイオード
402 制御部
50 給紙機構
51〜53 給紙トレイ
54 給紙ユニット
60 排紙機構
61 スタッカー
62 排紙トレイ
63a〜63c 搬送路
64,65 切換片
66 取出ボタン
67 排紙センサ
68 ステージ
601 ドアセンサ
602 切換アクチュエータ
603 用紙上限センサ
604 ステージ下限センサ
605 ステージ上限センサ
606 排紙センサ
607 制御部
70 インターフェース部
701 通信インターフェース
702 メモリ
703 制御部
704 メモリ制御部
80 画像処理部
801 信号処理部
802 データ処理部
803 メモリ
804,805 記憶領域
806 メモリ制御部
807 データ処理部
808 信号処理部
809 制御部
810 不揮発性メモリ
90 バス

Claims (6)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    画像の形成された用紙が積載される積載部と、
    画像の形成された用紙が目視確認できる状態に排紙される排紙部と、
    用紙の送り先を前記積載部又は前記排紙部に切り換える切換部とを備えた画像形成装置において、
    サンプル排紙の指令を入力するための第1操作部と、
    画像形成ジョブに基づく画像形成の処理中に前記第1操作部が操作された場合にサンプル用に画像形成した用紙を前記排紙部に排出させる手動サンプル排紙処理を実行可能な制御部とを備え、
    前記制御部は、前記手動サンプル排紙処理で用紙を前記排紙部に排出した際に前記画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記手動サンプル排紙処理で画像形成の処理を中断させた後、当該画像形成の処理を中断箇所から再開することが可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 再開の指令を入力するための第2操作部を備え、
    前記制御部は、
    前記手動サンプル排紙処理で画像形成の処理を中断させた後、前記第2操作部の操作に基づき前記画像形成の処理を再開させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 画像形成処理のプロセス調整を行う調製画面の表示が可能な表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記手動サンプル排紙処理により画像形成処理を中断している間に、前記表示部に前記調整画面を表示することが可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. サンプル排紙処理に関する設定を行うための第3設定部を備え、
    該第3設定部は、
    前記手動サンプル排紙処理で用紙を排出した際に画像形成の処理を中断させる設定と中断させない設定とが可能であり、
    前記制御部は、
    前記第3設定部で中断させる設定がなされている場合に、前記手動サンプル排紙処理で用紙を前記排紙部に排出した際に画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    画像形成ジョブに基づく画像形成の処理中に予め設定された条件になった場合にサンプル用に画像形成した用紙を前記排紙部に排出する自動サンプル排紙処理を実行可能であるとともに、
    前記自動サンプル排紙処理で用紙を排出した際に前記画像形成ジョブに基づく画像形成の処理を中断させないことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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