JP2008268266A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性基体上に、感光層と表面層とをこの順に積層して構成され、前記表面層を構成する元素のうち、13族元素、酸素及び水素の全元素量に対する各構成比の和が0.95以上であり、かつ、前記酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)が1.1以上1.5以下である電子写真感光体である。
【選択図】なし
Description
一方、近年、接触帯電方式が広く使用されているが、この方式においても感光体の磨耗が加速される場合がある。
また、電子写真方式の画像形成装置の像保持体としては、近年、低コストであることから有機感光体が幅広く用いられている。しかし、有機感光体を感光体として用いた場合には、表面に当接されたクリーニングブレードとの摩擦により摩耗するため、無機感光体に比べて寿命が短いことが問題である。
また、このような感光体の保護層を構成する材料のひとつとして、発明者等は既に、13族元素と酸素とを含む材料を提案している。これらの材料を保護層とする電子写真感光体は、繰り返し使用において摩耗がほとんどなく、さらに電子写真用感光体として繰り返し使用したときに高い撥水性を長期にわたって維持するため、放電生成物の付着による画質低下などの問題の発生を抑制することができる(例えば、特許文献4参照)。
以上のように、無機材料を表面層に用いた感光体では、機械的な耐久性を得るために膜厚を大きくする必要があるが、現状では、画質低下を招くことなく残留電位の上昇を抑制することが困難である。
すなわち本発明の請求項1に係る発明は、導電性基体上に、感光層と表面層とをこの順に積層して構成され、
前記表面層を構成する元素のうち、13族元素、酸素及び水素の全元素量に対する各構成比の和が0.95以上であり、かつ、前記酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)が1.1以上1.5以下である電子写真感光体である。
前記電子写真感光体が、請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体であり、画像形成装置本体に対して着脱自在であるプロセスカートリッジである。
前記電子写真感光体が、請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体である画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、表面層の導電性をより十分なものとすることができ、膜厚を大きくしても残留電位の上昇を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、表面層の機械的強度を維持できるだけでなく、さらに適正な露光量で静電潜像形成が可能な電子写真感光体を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、高耐久性及び良好な電気特性を両立できる電子写真感光体を効率的に得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、高耐久性及び良好な電気特性を両立できる電子写真感光体を効率的に得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、過剰な残留電位の発生を抑制し、高耐久性及び良好な電気特性を両立できる電子写真感光体の取り扱いを容易にし、種々の構成の画像形成装置への適応性を高めることができる。
請求項7に係る発明によれば、画像濃度むらや画像濃度低下のない高画質な画像を長期にわたって安定して得ることができる。
<電子写真感光体>
本発明の電子写真感光体は、導電性基体上に、感光層と表面層とをこの順に積層して構成され、前記表面層を構成する元素のうち、13族元素、酸素及び水素の全元素量に対する各構成比の和が0.95以上であり、かつ、前記酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)が1.1以上1.5以下であることを特徴とする。
本発明者等が検討した結果、例えば上記酸化ガリウムに水素を含ませ、さらにガリウム、酸素及び水素の元素構成比を一定以上とした構造とすることにより、電気抵抗の調整幅が広くなり、一定範囲の酸素/ガリウム元素組成比で残留電位の上昇と画質欠陥の発生を共に抑制することができることがわかった。
膜中に水素を含んだ酸化ガリウムでは、水素はガリウムと結合することにより、前記酸素欠損におけるガリウムの電子を電気的に不活性化し電気特性に影響を及ぼすと考えられる。また、膜中に水素を含むことにより、結合のフレキシビリティが増すといったことも考えられる。そして、このような水素を含んだ酸化ガリウムの組成と電気特性との関係は、水素を含まない酸化ガリウムのそれとは異なると考えられるが、上記組成(構造)が前記電気抵抗の制御性を向上させる理由については明らかでない。
前記13族元素、酸素及び水素の各元素構成比の和は、0.99以上とすることが好適である。
酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)は1.1以上1.4以下であることが望ましく、1.1以上1.3以下であることがより好適である。元素組成比が1.4を超えると、膜の導電性が十分でなく、膜厚を大きくしたときに残留電位が問題となる場合がある。
図1は、本実施形態の感光体の層構成の一例を示す模式断面図であり、図1中、1は導電性基体、2は感光層、2Aは電荷発生層、2Bは電荷輸送層、3は表面層を表す。図1に示す感光体は、導電性基体1上に、電荷発生層2A、電荷輸送層2B、表面層3がこの順に積層された層構成を有し、感光層2は電荷発生層2Aおよび電荷輸送層2Bの2層から構成される。
図3は、本実施形態の感光体の層構成の他の例を示す模式断面図であり、図3中、6は感光層を表し、他は、図1、図2中に示したものと同様である。図3に示す感光体は、導電性基体1上に、感光層6、表面層3がこの順に積層された層構成を有し、感光層6は、図1や図2に示す電荷発生層2Aおよび電荷輸送層2Bの機能が一体となった層である。
なお、本発実施形態において感光層2、6は、有機材料から形成されたものでもよいし、無機材料から形成されたものでもよい。
RBSは、加速器としてNEC社 3SDH Pelletron、エンドステーションとしてCE&A社 RBS−400、システムとして3S−R10を用いた。解析にはCE&A社のHYPRAプログラム等を用いた。
なお、RBSの測定条件は、He++イオンビームエネルギーは2.275eV、検出角度160°、入射ビームに対してGrazing Angleは約109°である。
まず、He++イオンビームを試料に対して垂直に入射し、検出器をイオンビームに対して、160°にセットし、後方散乱されたHeのシグナルを測定する。検出したHeのエネルギーと強度から組成比と膜厚を決定する。組成比及び膜厚を求める精度を向上させるために二つの検出角度でスペクトルを測定しても良い。深さ方向分解能や後方散乱力学の異なる二つの検出角度で測定しクロスチェックすることにより精度を向上できる。
ターゲット原子によって後方散乱されるHe原子の数は、1)ターゲット原子の原子番号、2)散乱前のHe原子のエネルギー、3)散乱角度の3つの要素のみにより決まる。 測定された組成から密度を計算によって仮定して、これを用いて膜厚を算出する。密度の誤差は20%以内である。
HFSは、加速器としてNEC社 3SDH Pelletron、エンドステーションとしてCE&A社 RBS−400を用い、システムとして3S−R10を用いた。解析にはCE&A社のHYPRAプログラムを用いた。HFSの測定条件は、以下の通りである。
・He++イオンビームエネルギー:2.275eV
・検出角度:160°入射ビームに対してGrazing Angle30°
参照用試料としてSi中にHをイオン注入した試料と白雲母を使用した。白雲母は水素濃度が約6.5原子%であることが知られている。なお、最表面に吸着しているHは、清浄なSi表面に吸着しているH量を差し引くことによって行うことができる。また、2次イオン質量分析法(SIMS)、X線光電子分光法(XPS)、オージェ電子分光(AES)、蛍光X線元素分析(EDS)、エネルギー分散型蛍光X線分析(EDX)、電子線マイクロプローブアナライザ(EPMA)、電子線エネルギー損失分光(EELS)などが挙げられるがこれらに限ったものではない。また、これらは単独、または2つ以上組み合わせて用いてもよい。
表面層3の膜厚は0.2μm以上1.0μm以下とすることがより好適である。
本実施形態の感光体は、その層構成が導電性基体上に感光層と表面層とがこの順に積層されたものである。本実施形態における感光層は、有機材料から形成されたものでもよいし、無機材料から形成されたものでもよい。また、これらの層の間に必要に応じて下引層等の中間層を設けてもよい。さらに感光層は、前記のように2層以上であってもよく、更に、機能分離型であってもよい。
このように、表面層3を形成する前に感光体表面に中間層を設けることで、表面層3を形成するときの紫外線や、画像形成装置内で感光体が使用された場合のコロナ放電や各種の光源からの紫外線などの短波長光による感光層への影響を防ぐことができる。
次に、表面層3の形成方法について説明する。表面層3の形成に際しては、感光層上に直接13族元素や酸素を含むように形成することができる。また感光層2の表面をプラズマでクリーニングしても良い。
表面層の形成は、一般公知の薄膜形成方法を用いることができる。なお、有機感光層に表面層を形成する場合、基板の被成膜面である有機感光体の温度が150℃以下であることが好ましい。中でもプラズマCVDは、アモルファスシリコンや有機感光層などの下地に、本実施形態の無機薄膜を接着性よく形成できること、本実施形態の組成範囲の無機薄膜を原料の供給量により制御性良く形成すること、低温での形成が可能であること、などの点で好適である。その他には、触媒CVD、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、分子線堆積法などを用いることができるが、これらに限られるものではない。
成膜装置30は、真空排気される真空チャンバー32を含んで構成されている。真空チャンバー32の内部には、成膜が未だなされていない状態の電子写真感光体(以下、ノンコート感光体と称する)50を、ノンコート感光体50の長尺方向を回転軸方向として回転可能に支持する支持部材46が設けられている。支持部材46は、支持部材46を支持するための支持軸52を介してモータ48に接続されており、モータ48の駆動力を、支持軸52を介して支持部材46へ伝達可能に構成されている。
高周波電源58からマッチングボックス56を介して放電電極54へ高周波電力が供給されると、放電電極54による放電が行われる。
ガス供給管34の一端は、放電電極54内に連通(すなわち、放電電極54及び開口34Aを介して真空チャンバー32内に連通)しており、他端は、ガス供給装置41A、ガス供給装置41B、ガス供給装置41C各々に接続されている。
なお、上記ガス供給装置41A、ガス供給装置41B、及びガス供給装置41C各々に含まれるガス供給源40に充填されているガスの種類は、同一種類であってもよいが、複数のガスを用いて処理を行う場合には、互いに異なる種類のガスを充填したガス供給源40を用いても良い。この場合には、互いに異なる種類のガスが、ガス供給装置41A、ガス供給装置41B、及びガス供給装置41C各々のガス供給源40からガス供給管34に供給されて合流された混合ガスを、放電電極54及び開口34Aを介して真空チャンバー32内のノンコート感光体50へ向かって供給することができる。
なお、図4に示す一例では、放電電極54による放電方式は、容量型である場合を説明するが、誘導型であってもよい。
なお、上記プラズマ形成時の真空チャンバー32内の圧力は、1Pa以上500Pa以下であることが好ましい。
水素ガスと酸素ガスとを同時にプラズマ内で活性化し、13族元素を含む有機金属化合物を反応させることで、プラズマ放電により生成した活性水素により有機金属ガスに含まれるメチル基やエチル基等の炭化水素基のエッチング効果を得ることができ、これにより低温でも高温成長時と同等の膜質の13族元素及び酸素を含む化合物の膜を、有機物(有機感光層)の表面にも該有機物にダメージを与えることなく良好に形成することができる。
その他の方法による場合においても、ガス供給量を変えることによって成長雰囲気を制御したり、スパッタリングなどにおいてはターゲットに含まれるガリウムと酸素との割合によって制御したりすることが可能である。
放電によるノンコート感光体50の温度上昇を避けたい場合には、ノンコート感光体50表面に当たる高エネルギーの気体流を調節することが効果的である。この場合、ガス流量や放電出力、圧力などの条件を所要温度となるように調整すればよい。
本実施形態の感光体は、導電性基体上に形成された無機感光層または有機感光層のいずれかと、表面層と、を有する。感光層は、電荷発生層と電荷輸送層とが分離された機能分離型であってもよい。機能分離型である場合の構成としては、電荷発生層及び電荷輸送層は、電荷発生層が表面側であってもよいし、電荷輸送層が表面側であってもよい。無機感光層としては、アモルファスシリコンやアモルファスセレンなどが例として挙げられる。必要に応じて導電性基体と感光層との間に下引層を設けてもよい。また、前記のように表面層と感光層との間に、緩衝層などの中間層を設けてもよい。
まず、基体として純アルミ系あるいはアルミニウム合金(例えば、JIS1000番台、3000番台、6000番台のアルミニウムあるいはアルミニウム合金)を用意する。次に陽極酸化処理を行う。陽極酸化処理は、クロム酸、硫酸、蓚酸、リン酸、硼酸、スルファミン酸などの酸性浴中において行うが、硫酸浴による処理がよく用いられる。陽極酸化処理は、例えば、硫酸濃度:10質量%以上20質量%以下、浴温:5℃以上25℃以下、電流密度:1A/dm2以上4A/dm2以下、電解電圧:5V以上30V以下、処理時間:5分以上60分以下程度の条件で行われるが、これに限定するものではない。
アモルファスシリコン感光体は、正帯電用でも負帯電用の感光体でも良い。導電性基板の上に電荷注入阻止や接着性向上のための下引き層を形成し、ついで光導電層と表面層を設けたものが使用できる。表面層は中間層として、感光層の表面に中間層設けた下引層を設け、さらにその表面に表面層を設けても良いし、感光層の表面に直に表面層を設けても良い。
また、感光層の最上層(表面層側の層)は、p型アモルファスシリコンであってもよくn型アモルファスシリコンであってもよく、感光層と表面層との間に中間層(電荷注入阻止層)として、例えば、SiXO(1−X):H,SiXN(1−X):H,SiXC(1−X):H(0≦X≦0.99)、アモルファスカーボン層が形成されていてもよい。
まず下引層を構成する材料としては、ポリビニルブチラールなどのアセタール樹脂;ポリビニルアルコール樹脂、カゼイン、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂などの高分子樹脂化合物のほかに、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウム、マンガン、シリコン原子などを含有する有機金属化合物などが挙げられる。
これらの化合物は単独にあるいは複数の化合物の混合物あるいは重縮合物として用いることができる。これらの中でも、ジルコニウムもしくはシリコンを含有する有機金属化合物は、残留電位が低く環境による電位変化が少なく、また繰り返し使用による電位の変化が少ないため好ましく使用される。また、有機金属化合物は、これを単独または2種以上を混合したり、さらに上述の結着樹脂と混合して用いることが可能である。
なお、樹脂粒子としては、シリコーン樹脂粒子、架橋型PMMA樹脂粒子等を用いることができる。また、表面粗さの調整のために下引層表面を研磨することもできる。研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、ウェットホーニング、研削処理等を用いることができる。なお、正帯電構成の画像形成装置に用いられる感光体では、レーザ入射光は感光体の極表面近傍で吸収され、さらに感光層中で散乱されるため、下引層の表面粗さの調整は強くは必要とされない。
これらの添加物は、単独で用いることもできるが、複数の化合物の混合物あるいは重縮合物として用いることもできる。
乾式法を用いる場合においては、まず、金属酸化物微粒子を加熱乾燥して表面吸着水を除去する。表面吸着水を除去することによって、金属酸化物微粒子表面に均一にカップリング剤を吸着させることができる。次に、金属酸化物微粒子をせん断力の大きなミキサ等で攪拌しながら、直接あるいは有機溶媒または水に溶解させたカップリング剤を滴下、乾燥空気や窒素ガスとともに噴霧させることによって均一に処理される。カップリング剤を添下あるいは噴霧する際には、50℃以上の温度で行われることが好ましい。カップリング剤を添加あるいは噴霧した後、さらに100℃以上で焼き付けを行うことが好ましい。焼き付けの効果によりカップリング剤を硬化させ金属酸化物微粒子と堅固な化学反応を起こさせることができる。焼き付けは、所望の電子写真特性が得られる温度、時間であれば任意の範囲で実施できる。
中でも下引層上に形成される層の塗布溶剤に不溶な樹脂が好ましく用いられ、特にフェノール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などが好ましく用いられる。分散型下引層形成用塗布液中の金属酸化物微粒子と結着樹脂との比率は所望する感光体特性を得られる範囲で任意に設定できる。
この分散型下引層用塗布剤により下引層を形成する方法は、上述した下引層用塗布剤を用いて下引層を形成する方法と同様に行うことができる。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送材料としては、下記に示すものが例示できる。即ち、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−[ピリジル−(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノスチリル)ピラゾリンなどのピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、トリ(p−メチル)フェニルアミン、N,N−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン、ジベンジルアニリン、9,9−ジメチル−N,N−ジ(p−トリル)フルオレノン−2−アミンなどの芳香族第3級アミノ化合物、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミンなどの芳香族第3級ジアミノ化合物、3−(4’ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ−(4’−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジンなどの1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、4−ジフェニルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、[p−(ジエチルアミノ)フェニル](1−ナフチル)フェニルヒドラゾン、1−ピレンジフェニルヒドラゾン、9−エチル−3−[(2メチル−1−インドリニルイミノ)メチル]カルバゾール、4−(2−メチル−1−インドリニルイミノメチル)トリフェニルアミン、9−メチル−3−カルバゾールジフェニルヒドラゾン、1,1−ジ−(4,4’−メトキシフェニル)アクリルアルデヒドジフェニルヒドラゾン、β,β−ビス(メトキシフェニル)ビニルジフェニルヒドラゾンなどのヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリル−キナゾリンなどのキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)−ベンゾフランなどのベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフェニルビニル)−N,N−ジフェニルアニリンなどのα−スチルベン誘導体、エナミン誘導体、N−エチルカルバゾールなどのカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体などの正孔輸送物質が用いられる。あるいは、上記化合物からなる基を主鎖又は側鎖に有する重合体などが挙げられる。これらの電荷輸送材料は、単独又は2種以上を組み合せて使用できる。
この結着樹脂の例として、ビスフェノールAやビスフェノールZ,ビスフェノールC,ビスフェノールTPなどからなる各種のポリカーボネート樹脂やその共重合体、ポリアリレート樹脂やその共重合体、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は単独あるいは2種以上の混合物として使用することができる。
また、前記電荷輸送材料と上記結着樹脂との配合比は10:1〜1:5の範囲内が好ましい。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノン又はそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物などが挙げられる。
有機燐系酸化防止剤では、トリスノニルフェニルフォスフィート、トリフェニルフォスフィート、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−フォスフィートなどが挙げられる。
ベンゾフェノン系光安定剤として、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどが挙げられる。
ベンゾトリアゾール系光安定剤として、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラ−ヒドロフタルイミド−メチル)−5’−メチルフェニル]−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−t−ブチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)−ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
その他の光安定剤としては、2,4,ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、ニッケルジブチル−ジチオカルバメートなどがある。
また電荷輸送層形成用塗布液には、塗布形成される塗膜の平滑性向上のためのレベリング剤としてシリコーンオイルを微量添加することもできる。
なお、電荷輸送層の膜厚は一般に5μm以上50μm以下であることが好ましく、10μm以上40μm以下であることがより好ましい。
電荷発生材料としては、非晶質セレン、結晶性セレン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、その他のセレン化合物;セレン合金、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系光導電体;又はこれらを色素増感したもの、無金属フタロシアニン,チタニルフタロシアニン,銅フタロシアニン,錫フタロシアニン,ガリウムフタロシアニンなどの各種フタロシアニン化合物;スクエアリウム系、アントアントロン系、ペリレン系、アゾ系、アントラキノン系、ピレン系、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の各種有機顔料;又は染料が用いられる。
また、これらの有機顔料は一般に数種の結晶型を有しており、特にフタロシアニン化合物ではα型、β型などをはじめとしてさまざまな結晶型が知られているが、目的にあった感度その他の特性が得られる顔料であるならば、これらのいずれの結晶型でも用いることが可能である。
(1)電荷発生材料としてCuKα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)において、少なくとも7.6°,10.0°,25.2°,28.0°の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン。
(2)電荷発生材料としてCuKα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)において、少なくとも7.3°,16.5°,25.4°,28.1°の位置に回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン、
(3)電荷発生材料としてCuKα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)において、少なくとも9.5°,24.2°,27.3°の位置に回折ピークを有するチタニルフタロシアニン。
なお、結晶の形状や測定方法によりこれらのピーク強度や位置が微妙にこれらの値から外れることも有るが、X線回折パターンが基本的に一致しているものであれば同じ結晶型であると判断できる。
電荷発生層を形成する為の塗布液の溶媒として公知の有機溶剤、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状あるいは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。
電荷注入阻止層の材料としては上記に列挙したようなシランカップリング剤、チタンカップリング剤、有機ジルコニウム化合物、有機チタン化合物、その他の有機金属化合物、ポリエステル、ポリビニルブチラールなどの汎用樹脂を用いることができる。電荷注入阻止層の膜厚は0.001μm以上5μm以下程度で成膜性及びキャリアブロッキング性を考慮して適宜設定される。
次に、本発明の感光体を用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置について実施形態により説明する。
図5に示すように、本実施形態の画像形成装置82は、所定方向(図5中、矢印D方向)に回転する電子写真感光体80を備えている。電子写真感光体80の近傍には、電子写真感光体80の回転方向に沿って、帯電装置(帯電手段)84、露光装置(露光手段)86、現像装置(現像手段)88、転写装置(転写手段)89、除電装置81、及びクリーニング部材87が設けられている。
転写装置89は、電子写真感光体80上に形成されたトナー像を、電子写真感光体80との間で記録媒体83を挟持搬送することにより、記録媒体83に転写する。記録媒体83に転写されたトナー像は、図示を省略する定着装置によって記録媒体83表面に定着される。
本実施形態において、クリーニング手段としては特に限定されるものではないが、クリーニングブレードであることが好ましい。クリーニングブレードは、他のクリーニング手段と比べると感光体表面を傷つけ、また、磨耗を促進しやすいものである。
<実施例1>
(電子写真感光体の作製)
−下引層の形成−
酸化亜鉛(平均粒子径:70nm、テイカ社製試作品)100質量部をトルエン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(商品名:KBM603、信越化学社製)1.5質量部を添加して2時間攪拌した。その後、減圧蒸留によりトルエンを留去し、150℃で2時間焼き付けを行った。
次に、下引層上に感光層を形成した。まず、電荷発生物質として、CuKα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.4゜,16.6゜,25.5゜,28.3゜の位置に回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン15質量部、結着樹脂として塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(商品名:VMCH、日本ユニカー社製)10質量部、及びn−ブチルアルコール300質量部からなる混合物を、直径1mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散処理し、電荷発生層用塗布液を得た。得られた分散液を下引層上に浸漬塗布し、乾燥させて、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成させた。
続いて、ノンコート感光体上にプラズマCVDにより表面層の形成を行った。ノンコート感光体に参照試料作製のためのSi基板(5mm×10mm)を粘着テープで貼り付け、図4に示すプラズマCVD装置に導入し、真空チャンバー32内を、圧力が1×10−2Paとなるまで真空排気した。次に、ガス供給管から、マスフローコントローラー36を介して真空チャンバー32に、水素ガス200sccm、He希釈酸素(4%)5sccm、及び水素希釈トリメチルガリウム(約10%)5sccmを供給すると共にコンダクタンスバルブを調整することにより、真空チャンバー32内の圧力を20Paとし、高周波電源58及びマッチングボックス56により、13.56MHzのラジオ波を出力80Wにセットし、チューナーでマッチングを取り放電電極54から放電を行った。このときの反射波は0Wであった。この状態で、73分間、20rpmの速度で回転させながら成膜し表面層付きの感光体を得た。なお、この水素希釈トリメチルガリウムガスの供給は、0℃に保たれたトリメチルガリウムに、水素をキャリアガスとしてバブリングすることによって行った。貼り付けていたサーモテープの色から成膜時の温度は約40℃以下であることがわかった。得られた感光体を温度20℃の環境で24時間放置した。
前記Si参照試料を癖開した断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、膜厚は0.31μmであった。
また、Si参照試料に形成された膜の組成分析を、ラザフォードバックスキャッタリング(RBS)とハイドロジェンフォワードスキャッタリング(HFS)により行ったところ、Ga:36原子%、O:44原子%、H:20原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.22であった。
−電位特性−
次に、この保護層を設けた電子写真感光体の電位特性を評価した。まず、上述の表面層形成前のノンコート感光体と、表面層を設けた感光体とに対して、露光用の光(光源:半導体レーザー、波長:780nm、出力:5mW)を、スコロトロン帯電器により−700Vに帯電させた状態で40rpmで回転させている感光体の表面に走査しながら照射した。
さらに、前記条件での帯電、露光を100回繰り返し、同様にノンコート感光体及び表面層を設けた感光体について残留電位を測定した。その結果、ノンコート感光体で−22Vであるのに対し、表面層を設けた感光体では−30Vであった。
次に、この表面層を形成した電子写真感光体を、富士ゼロックス社製DocuCenter Colar 500用のプロセスカートリッジに感光体として搭載し、これをDocuCenter Colar 500に取り付けて、300dpi、面積被覆率30%の画像を、A4サイズの用紙(富士ゼロックスオフィスサプライ社製、商品名P紙)に形成するプリントテストを実施した。
○:画像濃度、ドット再現とも異常が見られない。
△:画像濃度低下あるいは一部でドットの欠け、縦スジが見られるが、問題とならないレベル。
×:かなりの画像濃度低下あるいは縦すじが見られ、問題となるレベル。
結果をまとめて表1に示す。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の酸素供給量を8.5sccmとし、成膜時間を65分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.29μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:35原子%、O:48原子%、H:17原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.37であった。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の酸素供給量を20sccmとし、成膜時間を60分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.30μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:35原子%、O:50原子%、H:15原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.43であった。
実施例3の電子写真感光体の作製において、成膜時間を30分とした以外は実施例3と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.16μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:35原子%、O:50原子%、H:15原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.43であった。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の成膜時間を40分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.18μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:36原子%、O:44原子%、H:20原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.22であった。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の成膜時間を480分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は2.1μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:36原子%、O:44原子%、H:20原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.22であった。
結果をまとめて表1に示す。
厚さ1mmのAlからなる円筒基体を、円筒基板用プラズマCVD装置に設置して、n型のSiN0.5からなる膜厚3μmの電荷注入阻止層と、膜厚20μmのi型のアモルファスシリコン感光層と、p型のSi2Cからなる膜厚0.5μmの電荷注入阻止表面層とをこの順に積層形成した負帯電型のアモルファスシリコン感光体を得た。この表面に、実施例1と同様の図4に示す構成を有する成膜装置を用い、実施例1と同一の条件で表面層を形成し、表面層を有するアモルファスシリコン感光体を得た。
表面層等の分析を含めて結果を表1に示す。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の酸素供給量を3sccmとし、成膜時間を85分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.32μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:38原子%、O:41原子%、H:21原子%であり(3元素の構成比の和:1.0)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.08であった。
結果をまとめて表1に示す。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成時の真空チャンバーへの供給ガスを、水素ガス200sccm、He希釈酸素(4%)10sccm、窒素ガス50sccm,及び水素希釈トリメチルガリウム(約10%)5sccmとし、成膜時間を60分とした以外は実施例1と同様にして、表面層付きの電子写真感光体を得た。
この感光体について、実施例1と同様にして断面のSEM観察を行ったところ、膜厚は0.32μmであった。また、同様にして元素分析を行ったところ、元素組成は、Ga:33原子%、O:41原子%、H:20原子%であり(3元素の構成比の和:0.94)、酸素とガリウムの元素組成比(O/Ga)は1.24であった。
実施例1の電子写真感光体の作製において、表面層の形成を以下のように行った。
ノンコート感光体を図4に示すプラズマCVD装置に導入し、真空チャンバー32内を、圧力が1×10−2Paとなるまで真空排気した。次に、ガス供給管から、マスフローコントローラー36を介して真空チャンバー32に、水素ガス500sccm及び窒素ガス500sccmを供給すると共にコンダクタンスバルブを調整することにより、真空チャンバー32内の圧力を40Paとし、高周波電源58及びマッチングボックス56により、13.56MHzのラジオ波を出力100Wにセットし、チューナーでマッチングを取り放電電極54から放電を行った。このときの反射波は0Wであった。
得られた感光体を、温度25℃、相対湿度50%RHの環境で24時間放置して、自然酸化による酸化処理を実施した。
また、Si基板上に形成され酸化された膜の表面について、XPS(X線光電子分光法)により測定したところ、酸素が60原子%,Gaが40原子%であり、窒素は認められなかった。この結果に加えて、XPS測定による深さ方向の分解能は最表面数nm程度であることや、表面層全体が測定対象となる赤外線吸収スペクトルの結果から、少なくとも表面層の最表面は、酸素リッチ、窒素プアーな状態になっており、表面層膜厚方向に対する酸素原子の濃度が、電荷輸送層側に向かって減少(窒素原子の濃度が電荷輸送層側に向かって増加)していることがわかった。
2、6 感光層
2A 電荷発生層
2B 電荷輸送層
3 表面層
4 下引層
5 中間層
30 成膜装置
32 真空チャンバー
34 ガス供給管
36 マスフローコントローラー
38 圧力調整器
40 ガス供給源
42 排気管
48 モータ
50 ノンコート感光体
54 放電電極
56 マッチングボックス
58 高周波電源
60 キャリアガス供給源
62 原料ガス供給源
64 ガス導入管
82 画像形成装置
84 帯電装置
86 露光装置
88 現像装置
89 転写装置
Claims (7)
- 導電性基体上に、感光層と表面層とをこの順に積層して構成され、
前記表面層を構成する元素のうち、13族元素、酸素及び水素の全元素量に対する各構成比の和が0.95以上であり、かつ、前記酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)が1.1以上1.5以下であることを特徴とする電子写真感光体。 - 前記酸素及び13族元素の元素組成比(酸素/13族元素)が、1.1以上1.4以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記表面層の膜厚が、0.2μm以上2.0μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 前記表面層が、プラズマCVDによって形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層が、有機感光層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 電子写真感光体と、該電子写真感光体表面を帯電する帯電手段、及び前記電子写真感光体表面に形成された静電潜像を少なくともトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段、及び前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段から選択される少なくとも1つを有し、
前記電子写真感光体が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体であり、画像形成装置本体に対して着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 電子写真感光体と、該電子写真感光体表面を帯電する帯電手段と、該帯電手段により帯電された前記電子写真感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、該静電潜像を少なくともトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、を有し、
前記電子写真感光体が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。
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