JP2008267518A - 雲台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベース体とパン回動体との間のがたつきがない雲台を提供する。
【解決手段】雲台1は、ベース体2とパン回動体3とティルト回動体4とを備える。ベース体2は、上方に向って縮径する截頭円錐状の上向受面14と、下方に向って縮径する截頭円錐状の下向受面15とを有する。パン回動体3は、上向受面14と摺動可能に接触する下向接触面34と、下向受面15と摺動可能に接触する上向接触面35とを有する。パン回動体3は、右方に向って拡径する截頭円錐状の一方側受面36と、左方に向って拡径する截頭円錐状の他方側受面37とを有する。ティルト回動体4は、一方側受面36と摺動可能に接触する一方側接触面78と、他方側受面37と摺動可能に接触する他方側接触面79とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、パン回動体とティルト回動体との間のがたつきのみならず、ベース体とパン回動体との間のがたつきも防止できる雲台に関するものである。
従来、ビデオカメラ或いは望遠鏡等の被取付物を支持する雲台として、例えば下記の特許文献1に記載の雲台が知られている。
この従来の雲台は、三脚等の脚装置の上端部に脱着可能に装着されるベース体と、ベース体に設けられ垂直軸線を中心として左右方向に回動するパン回動体と、パン回動体に設けられ水平軸線を中心として上下方向に回動するティルト回動体と、パン回動体をベース体に対して固定するパン固定操作手段と、ティルト回動体をパン回動体に対して固定するティルト固定操作手段とを備えている。
そして、ベース体が垂直軸線を中心とし上方に向って縮径する截頭円錐状の上向受面を有し、パン回動体が上向受面に対応する截頭円錐状でその上向受面と摺動可能に接触する下向接触面を有している。また、パン回動体が、水平軸線を中心としこの水平軸線の一方に向って拡径する截頭円錐状の一方側受面と、水平軸線を中心としこの水平軸線の他方に向って拡径する截頭円錐状の他方側受面とを有し、ティルト回動体が、一方側受面に対応する截頭円錐状でその一方側受面と摺動可能に接触する一方側接触面と、他方側受面に対応する截頭円錐状でその他方側受面と摺動可能に接触する他方側接触面とを有している。
特公平2−35196号公報
しかしながら、上記従来の雲台のように、ベース体の截頭円錐状の上向受面上にパン回動体の截頭円錐状の下向接触面が摺動可能に載せられ、パン回動体がベース体上に載置された状態となっている構成では、ベース体とパン回動体との間にがたつきが生じるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、パン回動体とティルト回動体との間のがたつきのみならず、ベース体とパン回動体との間のがたつきも防止できる雲台を提供することを目的とする。
請求項1記載の雲台は、ベース体と、このベース体に設けられ、垂直軸線を中心として左右方向に回動するパン回動体と、このパン回動体に設けられ、水平軸線を中心として上下方向に回動するティルト回動体と、前記パン回動体を前記ベース体に対して固定するパン固定操作手段と、前記ティルト回動体を前記パン回動体に対して固定するティルト固定操作手段とを備え、前記ベース体は、前記垂直軸線を中心とし上方に向って縮径する截頭円錐状の上向受面と、前記垂直軸線を中心とし下方に向って縮径する截頭円錐状の下向受面とを有し、前記パン回動体は、前記上向受面に対応する截頭円錐状でその上向受面と摺動可能に接触する下向接触面と、前記下向受面に対応する截頭円錐状でその下向受面と摺動可能に接触する上向接触面と、前記水平軸線を中心としこの水平軸線の一方に向って拡径する截頭円錐状の一方側受面と、前記水平軸線を中心としこの水平軸線の他方に向って拡径する截頭円錐状の他方側受面とを有し、前記ティルト回動体は、前記一方側受面に対応する截頭円錐状でその一方側受面と摺動可能に接触する一方側接触面と、前記他方側受面に対応する截頭円錐状でその他方側受面と摺動可能に接触する他方側接触面とを有するものである。
請求項2記載の雲台は、請求項1記載の雲台において、ベース体は、パン回動体を垂直軸線を中心として回動可能に支持するパン軸部を有し、パン回動体は、上下貫通孔部およびこの上下貫通孔部に連通する水平貫通孔部を有し、パン固定操作手段は、軸方向中間に軸部挿通用孔部が形成されかつ内周面に雌ねじ部が形成された筒状体と、前記雌ねじ部に螺合された雄ねじ部が形成された操作体とを有し、前記筒状体は、前記パン回動体の前記水平貫通孔部に挿通され、前記ベース体の前記パン軸部は、前記筒状体の前記軸部挿通用孔部および前記パン回動体の前記上下貫通孔部に挿通され、前記操作体を回動操作すると、前記パン軸部が前記操作体と前記筒状体とで所望の挟持圧で挟持され、前記パン回動体が前記ベース体に対して固定されるものである。
請求項3記載の雲台は、請求項1または2記載の雲台において、球面の一部をなす形状に形成され、ベース体の上面開口を閉塞する上カバー体と、前記球面の一部をなす形状に形成され、パン回動体の前面開口を閉塞する前カバー体と、前記球面の一部をなす形状に形成され、前記パン回動体の後面開口を閉塞する後カバー体とを備えるものである。
請求項1に係る発明によれば、ベース体が截頭円錐状の上向受面と截頭円錐状の下向受面とを有し、パン回動体が上向受面と摺動可能に接触する下向接触面と下向受面と摺動可能に接触する上向接触面と截頭円錐状の一方側受面と截頭円錐状の他方側受面とを有し、ティルト回動体が一方側受面と摺動可能に接触する一方側接触面と他方側受面と摺動可能に接触する他方側接触面とを有する構成であるから、パン回動体とティルト回動体との間のがたつきのみならず、ベース体とパン回動体との間のがたつきも防止できる。
請求項2に係る発明によれば、パン固定操作手段の操作体の回動操作によってベース体のパン軸部を操作体および筒状体間に所望の挟持圧をもって挟持させることができるため、パン回動体をベース体に対して適切に固定できる。
請求項3に係る発明によれば、それぞれ球面の一部をなす形状に形成された上カバー体、前カバー体および後カバー体を備えるため、見栄えが良好であるばかりでなく、強度的に優れている。
本発明の雲台の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図9において、1は雲台で、この雲台1は、例えば脚装置である三脚(図示せず)の上端部に装着され、ビデオカメラ、望遠鏡或いはフィールドスコープ等の被取付物(図示せず)を支持するオイルフリュード雲台である。なお、図6に示す矢印の方向を前後方向および左右方向として以下説明する。
雲台1は、三脚(図示せず)の上端部に脱着可能に装着固定されるベース体2と、ベース体2に設けられ上下方向の垂直軸線Yを中心として左右方向に回動するパン回動体3と、パン回動体3に設けられ左右方向の水平軸線Xを中心として上下方向に回動し上面部に被取付物が脱着可能に取り付けられるティルト回動体とを備えている。また、雲台1は、パン回動体3をベース体2に対して固定するパン固定操作手段6と、ティルト回動体4をパン回動体3に対して固定するティルト固定操作手段7とを備えている。
ここで、ベース体2は、それぞれ略円錐状をなす上下一対の受部材、つまり下受部材11および上受部材12を有している。下受部材11には下方に向って開口するねじ孔13が形成され、このねじ孔13に三脚の上端部のねじ部が螺合される。下受部材11の上面には、垂直軸線Yを中心とし上方に向って縮径する截頭円錐状の上向受面14が形成されている。上受部材12の下面には、垂直軸線Yを中心とし下方に向って縮径する截頭円錐状の下向受面15が形成されている。また、パン回動体3を垂直軸線Yを中心として回動可能に支持する上下方向のパン軸部17を構成するパン軸部材18が、下受部材11から上方に向って突出している。このパン軸部材18は上受部材12の軸挿通用孔部20に挿通され、上受部材12はパン軸部材18に回動不能となっている。このパン軸部材18の上部外周面には、雄ねじ部21が形成されている。そして、雄ねじ部21にナット部材22が螺合されることにより、パン回動体3が上受部材12と下受部材11とにて上下から挟持されている。すなわち、パン回動体3は、下受部材11の上向受面14と上受部材12の下向受面15とによって垂直軸線Yつまりパン軸部を中心として回動可能に支持されている。
また、図9等に示されるように、ベース体2の上受部材12の円形状の上面開口23が、上カバー体24にて閉塞されている。上カバー体24は、球面の一部をなす形状に形成され、パン軸部材18の上端部に螺着されている。この上カバー体24は、球面の一部をなす曲面部25を有し、この曲面部25から筒状部26が突出し、この筒状部26の内周面に雌ねじ部27が形成され、この雌ねじ部27にパン軸部材18の雄ねじ部21が螺合されている。曲面部25には、複数、例えば4つの凹部28が形成されている。
パン回動体3は、略円錐状の円錐部材31を4つ組み合わせた形状をなすものである。パン回動体3は、ベース体2の下受部材11の上向受面14に対応する截頭円錐状でその上向受面14と摺動可能に面状に接触する下向接触面34を下面に有し、ベース体2の上受部材12の下向受面15に対応する截頭円錐状でその下向受面15と摺動可能に面状に接触する上向接触面35を上面に有している。つまり、パン回動体3の下部にベース体2の下受部材11が嵌合され、パン回動体3の上部にベース体2の上受部材12が嵌合されている。また、パン回動体3は、水平軸線Xを中心としこの水平軸線Xの一方、すなわち例えば右方に向って拡径する截頭円錐状で右向きの一方側受面36を一側面である右側面に有し、水平軸線Xを中心としこの水平軸線Xの他方、すなわち例えば左方に向って拡径する截頭円錐状で左向きの他方側受面37を他側面である左側面に有している。
さらに、パン回動体3は、上下貫通孔部38およびこの上下貫通孔部38に連通する水平貫通孔部39を中央部に有している。そして、上下貫通孔部38にはベース体2のパン軸部17であるパン軸部材18が挿通され、水平貫通孔部39にはティルト回動体4を水平軸線Xを中心として回動可能に支持するティルト軸部40を構成するティルト軸部材41が挿通されている。このティルト軸部材41は、左右方向に軸方向を有する両端面開口状の略円筒状で、軸方向中間、すなわち例えば軸方向中央部に軸部挿通用孔部42を有し、この軸部挿通用孔部42にはパン軸部材18が挿通されている。また、ティルト軸部材41は軸方向中央部に平面状の当接面43を有し、この当接面43とパン回動体3の中央部内面の被当接面44との当接によりティルト軸部材41のパン回動体2に対する回動が規制されている。さらに、ティルト軸部材41の一端側内周面には第1雌ねじ部45が形成され、ティルト軸部材41の他端側内周面には第2雌ねじ部46が形成されている。第1雌ねじ部45にはねじ部材48の雄ねじ部49が螺合され、このねじ部材48の頭部50が座金51を介してティルト回動体4の外面の被当接面52に当接している。第2雌ねじ部46には、ティルト固定操作手段7の操作体であるティルト固定摘み体55の雄ねじ部56が螺合され、このティルト固定摘み体55の当接面57が座金59を介してティルト回動体4の外面の被当接面58に当接している。
また、パン回動体3は、図9等に示されるように、前面開口61が前カバー体62にて閉塞され、後面開口63が後カバー体64にて閉塞されている。前カバー体62および後カバー体64は、いずれも球面の一部をなす形状に形成され、パン回動体3のカバー被取付部65,66にねじ67,68で固着されている。各カバー体62,64は、球面の一部をなす曲面部69,70を有し、この曲面部69,70から筒状部71,72が突出し、この筒状部71,72内に挿入されたねじ67,68がカバー被取付部65,66にねじ込まれている。なお、図9から明らかなように、前カバー体62の曲面部69、後カバー体64の曲面部70および上カバー体24の曲面部25は、パン回動体3の中心を中心とする1つの球面上に位置している。
ティルト回動体4は、それぞれ略円錐状をなす左右一対の円錐部材、つまり右円錐部材76および左円錐部材77を有している。右円錐部材76にはパン回動体3の一方側受面36に対応する截頭円錐状でその一方側受面36と摺動可能に面状に接触する一方側接触面78が形成され、左円錐部材77にはパン回動体3の他方側受面37に対応する截頭円錐状でその他方側受面37と摺動可能に面状に接触する他方側接触面79が形成されている。また、各円錐部材76,77には左右方向に貫通した貫通孔部81,82が形成され、右円錐部材76の貫通孔部81内にティルト軸部材41の一端側である右端側が嵌入され、左円錐部材77の貫通孔部82内にティルト軸部材41の他端側である左端側が嵌入され、各円錐部材76,77がティルト軸部材41にて水平軸線Xを中心として回動可能に支持されている。
また、ティルト回動体4は、被取付物(図示せず)が上面部に脱着可能に取り付けられるクイックシュー方式の被取付物支持部材83を有している。この被取付物支持部材83は両円錐部材76,77に取り付けられており、この被取付物支持部材83は両円錐部材76,77と一体となって回動する。つまり被取付物支持部材83はキー溝部84を有し、このキー溝部84に各円錐部材76,77のキー部85が嵌入されている。
さらに、被取付物支持部材83の一側板部である右側板部86には貫通孔部87が形成され、この貫通孔部87からねじ部材48がティルト軸部材41の第1雌ねじ部45に螺着されている。被取付物支持部材83の他側板部である左側板部88には貫通孔部89が形成され、この貫通孔部89からティルト固定摘み体55がティルト軸部材41の第2雌ねじ部46に螺着されている。また、被取付物支持部材83の右側板部86には互いに離間対向する前後一対のハンドル被取付部90が突設され、このハンドル被取付部90には棒状の操作ハンドル91がハンドル取付具92にて取り付けられている。この操作ハンドル91は操作者にて把持される把持部93を有し、この操作ハンドル91の両ハンドル被取付部90間に位置する部分がハンドルカバー94にて覆われ、このハンドルカバー94は被取付物支持部材83の右側板部86に取り付けられて両ハンドル被取付部90間に嵌着されている。また図8に示されるように、ハンドルカバー94は挿入爪部95を有し、この挿入爪部95は、右側板部86に形成された孔96に挿入されてその右側板部86の孔96の周縁部内面に係止されている。
また、被取付物支持部材83の上板部97にはシュー保持部98が形成され、このシュー保持部98にてクイックシュー99が保持され、このクイックシュー99はロック用の回動操作レバー100にてロックされている。クイックシュー99は中央部にねじ99aを有し、このねじ99aが被取付物の下面部のねじ孔に螺合されることによりクイックシュー99が被取付物の下面部に取り付けられる。
パン固定操作手段6は、左右方向に軸方向を有する両端面開口状の略円筒状の筒状体101を有している。この筒状体101は、ティルト軸部材41内に挿入された状態でパン回動体3の水平貫通孔部39に挿通されている。そして、筒状体101の軸方向中間、すなわち例えば軸方向中央部には軸部挿通用孔部102が形成され、この軸部挿通用孔部102にはパン軸部材18が挿通されている。筒状体の左端側内周面には、雌ねじ部110が形成されている。
また、パン固定操作手段6は、操作者にて水平軸線Xを中心として回動操作される操作体であるパン固定摘み体103とを有している。パン固定摘み体103は、ティルト固定摘み体55の軸部挿通用孔部104に挿通された左右方向の軸部105と、この軸部105の基端に設けられた摘み部106とを有している。軸部105の先端側外周面に雄ねじ部107が形成され、この雄ねじ部107が筒状体101の雌ねじ部110に螺合されている。
そして、操作者がパン固定摘み体103を一方向に回動操作すると、ベース体2のパン軸部17がパン固定摘み体103の軸部105の先端面105aと筒状体101の軸部挿通用孔部102の周縁部とで左右から所望の挟持圧をもって挟持され、その結果、パン固定摘み体103および筒状体101がパン軸部17に圧着され、パン回動体3がベース体2に対して固定される。また、操作者がパン固定摘み体103を他方向に回動操作すると、パン固定摘み体103と筒状体101とによるパン軸部17の挟持が解かれ、パン回動体3のベース体2に対する固定が解除される。
ティルト固定操作手段7は、操作者にて水平軸線Xを中心として回動操作される操作体であるティルト固定摘み体55を有している。ティルト固定摘み体55は、被取付物支持部材83の左側板部88の貫通孔部89に挿通された左右方向の軸部111と、この軸部111の基端に設けられた略円形状をなす摘み部112とを有している。軸部111の先端側外周面には雄ねじ部56が形成され、この雄ねじ部56がティルト軸部材41の第2雌ねじ部46に螺合されている。軸部111には軸部挿通用孔部104がこの軸部111を貫通するように軸方向に沿って成されている。また、摘み部112は、左側方に向って開口する摘み収納部113を有し、この摘み収納部1113内にパン固定摘み体103の摘み部106が収納されている。
そして、操作者がティルト固定摘み体55を一方向に回動操作すると、パン回動体3が左円錐部材77と右円錐部材76とで左右から所望の挟持圧をもって挟持され、その結果、一方側接触面78および他方側接触面79が一方側受面36および他方側受面37に圧着され、ティルト回動体4がパン回動体3に対して固定される。また、操作者がティルト固定摘み体55を他方向に回動操作すると、左円錐部材77と右円錐部材76とによるパン回動体3の挟持が解かれ、ティルト回動体4のパン回動体3に対する固定が解除される。
次に、上記雲台1の作用等を説明する。
操作者は、パン固定操作手段6のパン固定摘み体103を回動操作して、パン回動体3のベース体2に対する固定を解除すれば、パン回動体3をベース体2に対して垂直軸線Yを中心に左右方向に回動させることができる。また、操作者は、ティルト固定操作手段7のティルト固定摘み体55を回動操作して、ティルト回動体4のパン回動体3に対する固定を解除すれば、ティルト回動体4をパン回動体3に対して水平軸線Xを中心に上下方向に回動させることができる。よって、操作者は、ティルト回動体4の被取付物支持部材83にて支持したビデオカメラ等の被取付物の向きを被写体に合わせることができる。
そして、雲台1によれば、ベース体2が2つの截頭円錐面、つまり截頭円錐状の上向受面14と截頭円錐状の下向受面15とを有し、パン回動体3が4つの截頭円錐面、つまり上向受面14と摺動可能に接触する下向接触面34と下向受面15と摺動可能に接触する上向接触面35と截頭円錐状の一方側受面36と截頭円錐状の他方側受面37とを有し、ティルト回動体4が2つの截頭円錐面、つまり一方側受面36と摺動可能に接触する一方側接触面78と他方側受面37と摺動可能に接触する他方側接触面79とを有する構成であるから、パン回動体3とティルト回動体4との間のがたつきのみならず、ベース体2とパン回動体3との間のがたつきも防止でき、しかも、従来の雲台に比べて、上下方向長さ寸法を小さくでき、コンパクト化を図ることができる。
また、パン固定操作手段6のパン固定摘み体103の回動操作によってベース体2のパン軸部17をパン固定摘み体103および筒状体101間に所望の挟持圧をもって挟持させることができるため、パン回動体3をベース体2に対して適切かつ確実に固定できる。
さらに、それぞれ球面の一部をなす形状に形成された上カバー体24、前カバー体62および後カバー体64を備えるため、雲台1の見栄えが良好であるばかりでなく、平板状のカバー板で閉塞した構成に比べて強度的に優れている。
なお、例えば図示しないが、被取付物を支持する被取付物支持部材83を前後方向の水平軸線を中心として回動可能に設けてサイドティルト可能な構成としてもよい。
本発明の一実施の形態に係る雲台の斜視図である。 同上雲台の斜視図である。 同上雲台の背面図である。 同上雲台の左側面図である。 同上雲台の右側面図である。 同上雲台の平面図である。 同上雲台の分解斜視図である。 同上雲台の断面図である。 同上雲台の断面図である。
符号の説明
1 雲台
2 ベース体
3 パン回動体
4 ティルト回動体
6 パン固定操作手段
7 ティルト固定操作手段
14 上向受面
15 下向受面
17 パン軸部
23 上面開口
24 上カバー体
34 下向接触面
35 上向接触面
36 一方側受面
37 他方側受面
61 前面開口
62 前カバー体
63 後面開口
64 後カバー体
78 一方側接触面
79 他方側接触面
101 筒状体
102 軸部挿通用孔部
103 操作体であるパン固定摘み体
107 雄ねじ部
110 雌ねじ部
X 水平軸線
Y 垂直軸線

Claims (3)

  1. ベース体と、
    このベース体に設けられ、垂直軸線を中心として左右方向に回動するパン回動体と、
    このパン回動体に設けられ、水平軸線を中心として上下方向に回動するティルト回動体と、
    前記パン回動体を前記ベース体に対して固定するパン固定操作手段と、
    前記ティルト回動体を前記パン回動体に対して固定するティルト固定操作手段とを備え、
    前記ベース体は、
    前記垂直軸線を中心とし上方に向って縮径する截頭円錐状の上向受面と、
    前記垂直軸線を中心とし下方に向って縮径する截頭円錐状の下向受面とを有し、
    前記パン回動体は、
    前記上向受面に対応する截頭円錐状でその上向受面と摺動可能に接触する下向接触面と、
    前記下向受面に対応する截頭円錐状でその下向受面と摺動可能に接触する上向接触面と、
    前記水平軸線を中心としこの水平軸線の一方に向って拡径する截頭円錐状の一方側受面と、
    前記水平軸線を中心としこの水平軸線の他方に向って拡径する截頭円錐状の他方側受面とを有し、
    前記ティルト回動体は、
    前記一方側受面に対応する截頭円錐状でその一方側受面と摺動可能に接触する一方側接触面と、
    前記他方側受面に対応する截頭円錐状でその他方側受面と摺動可能に接触する他方側接触面とを有する
    ことを特徴とする雲台。
  2. ベース体は、パン回動体を垂直軸線を中心として回動可能に支持するパン軸部を有し、
    パン回動体は、上下貫通孔部およびこの上下貫通孔部に連通する水平貫通孔部を有し、
    パン固定操作手段は、軸方向中間に軸部挿通用孔部が形成されかつ内周面に雌ねじ部が形成された筒状体と、前記雌ねじ部に螺合された雄ねじ部が形成された操作体とを有し、
    前記筒状体は、前記パン回動体の前記水平貫通孔部に挿通され、
    前記ベース体の前記パン軸部は、前記筒状体の前記軸部挿通用孔部および前記パン回動体の前記上下貫通孔部に挿通され、
    前記操作体を回動操作すると、前記パン軸部が前記操作体と前記筒状体とで所望の挟持圧で挟持され、前記パン回動体が前記ベース体に対して固定される
    ことを特徴とする請求項1記載の雲台。
  3. 球面の一部をなす形状に形成され、ベース体の上面開口を閉塞する上カバー体と、
    前記球面の一部をなす形状に形成され、パン回動体の前面開口を閉塞する前カバー体と、
    前記球面の一部をなす形状に形成され、前記パン回動体の後面開口を閉塞する後カバー体とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の雲台。
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