JP2008267098A - 建具 - Google Patents

建具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008267098A
JP2008267098A JP2007115371A JP2007115371A JP2008267098A JP 2008267098 A JP2008267098 A JP 2008267098A JP 2007115371 A JP2007115371 A JP 2007115371A JP 2007115371 A JP2007115371 A JP 2007115371A JP 2008267098 A JP2008267098 A JP 2008267098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
rail
pair
guide groove
surface portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007115371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4806652B2 (ja
Inventor
Atsushi Takeuji
敦 竹氏
Yosuke Kawatsuma
洋介 川妻
Daisuke Kondo
大介 近藤
Shintaro Murai
信太郎 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2007115371A priority Critical patent/JP4806652B2/ja
Publication of JP2008267098A publication Critical patent/JP2008267098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4806652B2 publication Critical patent/JP4806652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Abstract

【課題】面材の開閉が円滑に実施できる建具を提供すること。
【解決手段】軸部22に回転自在に取り付けたローラー部23を介して障子からの鉛直力が下レール5に伝達され、この鉛直力を支持したローラー部23が障子の開閉に伴って回転することで、ローラー部23が下レール5に引っ掛かることなく円滑にスライド移動できる。そして、障子からの鉛直力をローラー部23が支持しているので、スライド部24が鉛直力を負担せず、スライド部24と案内溝54との摩擦抵抗を小さくすることができ、このスライド部24によってスムーズに案内して障子の開閉移動を確実かつ円滑に実施することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、面材と、当該面材を案内する下レールとを備えた建具に関する。
従来、建具において、その面材(パネル)下端を下レールの長手方向に沿って案内する案内具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された建具では、上方に開口した断面略コ字形でかつ開口端縁が内側に折り曲げられた折返し片を有して下レールが形成されている。そして、案内具は、下レール内に挿入されてスライド自在に支持されるスライダと、このスライダに下端が連結されかつ上端がパネル下部に連結されるロッドとを有して構成されている。このロッドは、取付ブロックを介してパネルに支持され、取付ブロックに対して回動自在かつ下方に付勢された状態で取り付けられている。一方、スライダは、ロッドの軸部を受け入れる溝部、およびロッド下端に固定された連結片(鍔部)を受け入れる隙間を有するとともに、連結片を受け入れる際に弾性変形しかつ受け入れ後に連結片を係止する弾性片を有して構成されている。
実公平7−34119号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の下レールおよび案内具では、下レール内に挿入されたスライダがロッドの下端部に連結され、ロッドから作用する鉛直力がスライダを介して下レールに伝達されるようになっている。このため、スライダと下レールとの摩擦抵抗が大きくなり、スライダが安定して下レール内を走行できず、スライダが下レールに引っ掛かるなどの不具合が生じ、円滑な建具の開閉に支障をきたす可能性がある。
本発明の目的は、面材の開閉が円滑に実施できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、面材と、当該面材を案内する下レールとを備えた建具であって、前記面材の下部には、前記下レールに設けられた案内溝に案内されて当該下レールの長手方向にスライド移動自在に支持される案内部材が設けられ、前記案内部材は、前記面材から下方に突出して設けられた軸部と、この軸部に回転自在に取り付けられて前記案内溝の底面部に摺接可能なローラー部と、前記軸部に取り付けられて少なくとも前記案内溝の側面部に摺接可能なスライド部とを有して構成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具における面材としては、上下左右の框によって四周枠組みされた内部にパネルを有したものでもよく、単にパネルから構成されたものでもよく、つまり面材としては、空間を仕切る部材であればよい。
以上の本発明によれば、軸部に回転自在に取り付けたローラー部を案内溝の底面部に摺接させることで、面材からの鉛直力をローラー部を介して下レールに伝達できるとともに、鉛直力を支持したローラー部が面材の開閉に伴って回転することで、ローラー部が下レールに引っ掛かることなく円滑にスライド移動できる。そして、面材からの鉛直力をローラー部が支持することで、軸部に取り付けたスライド部が鉛直力を負担する必要がなくなるため、スライド部と下レールの案内溝との摩擦抵抗を小さくすることができ、このスライド部によってスムーズに案内して面材の開閉移動を確実かつ円滑に実施することができる。
この際、本発明の建具では、前記案内溝と前記スライド部との間には、前記面材に作用する見込み方向の力に対して当該案内溝からの当該スライド部の抜け出しを防止する抜出し防止機構が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、面材に見込み方向の力が作用した場合でも、抜出し防止機構により案内溝からのスライド部の抜け出しを防止し、案内部材の案内溝からの脱落(脱輪)を確実に防止することができる。
さらに、本発明の建具では、前記案内溝は、互いに見込み方向に対向する一対のレール側面部と、これら一対のレール側面部の下端部間に位置するレール底面部とを有して上方に開口した溝状に形成され、前記一対のレール側面部には、互いに近づく方向に突出した一対の突出片が前記下レールの長手方向に連続して設けられ、前記スライド部の一対の側面部には、それぞれスライド方向に沿って形成されて前記突出片を挿通させる一対のスライド溝が形成され、前記スライド溝に前記突出片を挿通させた状態において、前記案内溝に対する前記スライド部の上方への移動を規制することで、前記抜出し防止機構が構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、案内溝に設けた突出片によって上方への移動を規制することでスライド部の抜け出しを防止し、案内部材の案内溝からの脱落を防止することができる。
この際、本発明の建具では、前記スライド部には、前記スライド溝に挿通された前記突出片を挟持することで当該スライド部のスライド移動を規制する規制部材が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、規制部材で突出片を挟持してスライド部のスライド移動を規制することで、所定の面材の下部をスライド移動不能に支持することができ、共通の案内部材を用いてスライド可能およびスライド不能のいずれかの支持形態を変更することができる。
また、本発明の建具では、前記案内溝は、互いに見込み方向に対向する一対の第1レール側面部と、これら一対の第1レール側面部に対して内方に延びる一対の第1レール底面部と、これら一対の第1レール底面部よりも下方に延びかつ互いに対向する一対の第2レール側面部と、これら一対の第2レール側面部の下端部間に位置する第2レール底面部と、から前記下レールの長手方向に沿って断面下向き凸状に形成され、前記スライド部は、前記第1レール側面部に対向配置される一対の第1スライド側面部と、前記第1レール底面部に摺接支持される一対の第1スライド底面部と、前記第2レール側面部に対向配置される一対の第2スライド側面部と、前記第2レール底面部の上側に対向配置される第2スライド底面部と、から断面下向き凸状に形成され、前記面材に見込み方向の力が作用した際に、前記一対の第1スライド側面部のうちの一方が前記第1レール側面部に当接するとともに、前記一対の第2スライド側面部のうちの他方が前記第2レール側面部に当接することで、前記抜出し防止機構が構成されていてもよい。
このような構成によれば、一方の第1スライド側面部が第1レール側面部に当接し、他方の第2スライド側面部が第2レール側面部に当接することで、面材に作用する見込み方向の力に抵抗することができ、スライド部の抜け出しを防止して案内部材の案内溝からの脱落を防止することができる。すなわち、スライド部が断面下向き凸状に形成されているので、一方の第1スライド側面部から他方の第2スライド側面部までの見込み寸法が小さくなって、一方の第1スライド側面部と第1レール側面部との当接位置から、他方の第2スライド側面部下端位置までの俯角の角度が大きくなることから、面材に面外方向(下レールの見込み方向)から力が作用した場合にスライド部が案内溝から抜け出しにくくでき、下レールが上方に開口していても、下レールから面材が外れることが防止できる。
また、本発明の建具では、前記案内溝の底面部には、前記ローラー部と摺接する少なくとも1本の突条が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、案内溝の底面部に設けた突条にローラー部が摺接することで、ローラー部と案内溝との摺接面積を小さくして、摺接抵抗を低減させることができ、面材の開閉移動をより円滑に実施することができる。
さらに、本発明の建具では、前記軸部には、径寸法が小さく形成された縮径部が設けられ、前記スライド部には、前記縮径部に係合する係合部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、軸部の縮径部にスライド部の係合部を係合させることで、軸部に対するスライド部の上下移動を規制することができ、軸部を介してスライド部まで面材に作用した見込み方向の力を確実に伝達することができ、面材への見込み方向の力に対する案内部材の抜け出し抵抗力を向上させることができる。
また、本発明の建具では、前記面材は、折り畳み自在に連結された一対の面材から構成され、前記スライド部は、前記軸部に対して回動自在に取り付けられていることが好ましい。
ここで、本発明の建具としては、一対の面材が開閉可能に構成された折戸が例示できる。この際、一対の面材を一組み有したものであってもよく、さらに一対の面材を二組み以上の複数組み有したものであってもよい。
このような構成によれば、面材のスライド開閉時におけるスライド部と下レールの案内溝との摩擦抵抗を小さくしつつ、スライド開閉かつ回動開閉可能な面材を構成することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である折戸1を示す縦断面図である。図2および図3は、それぞれ折戸1の横断面図であり、図2は、折戸1を閉じた状態を示し、図3は、折戸1を開放した状態を示すものである。
図1〜図3において、折戸1は、天井2、床3および左右の壁(不図示)で囲まれた開口部に設けられて空間を左右に仕切るものであって、天井2位置に設けられた上枠4と、床3の床面材3Aに埋設して設けられた下レール5と、壁に設けられた左右の縦枠6と、上枠4および下レール5に開閉支持される4枚の面材としての障子10とを備えて構成されている。4枚の障子10は、それぞれ一対の障子10が二組みで構成され、各組の一対の障子10同士が互いに連結され、連結位置で折れ曲がりつつ開閉されるようになっている。
上枠4には、長手方向に延びて下方に開口した上レール4Aが形成されている。そして、上レール4Aには、長手方向に転動自在なローラー4Bが支持され、このローラー4Bには、下方に延びるロッドが連結され、このロッドを介して障子10が上枠4に吊り下げ支持されている。
また、縦枠6は、壁に沿って上下に延びて取り付けられており、この縦枠6には、障子10の縦框13と磁着して障子10の移動を規制する磁着部6Aが設けられている。
障子10は、上框11、下框12、および左右の縦框13を四周框組みした内部にパネル14を嵌め込んで形成されており、図2に示すように、4枚の障子10が一直線上に並んだ全閉位置と、図3に示すように、各組2枚の障子10が連結位置で折れ曲がった全開位置との間を左右スライド移動かつ回動可能になっている。なお、障子10の全開位置としては、図3に示すように、各組の障子10が左右の縦枠6側に引き分けた状態に限らず、二組み4枚の障子10が左右いずれか一方の縦枠6側に片寄せした状態であってもよい。
一対の障子10は、互いに隣接する一方の側端縁である縦框13A同士が連結部材15を介して回動自在に連結されている。また、一対の障子10の他方(つまり縦框13Aと反対側)の側端縁である縦框13Bにおいて、その上端位置に前記ローラー4Bから延びるロッドが回動自在に連結され、縦框13Bの下端位置には、下レール5に左右スライド自在かつ回動自在に案内される案内部材20が設けられている。この案内部材20は、縦框13Bの下端部に固定される固定部21と、この固定部21に支持されて障子10の下端縁から下方に突出した軸部22と、この軸部22の先端に回転自在に連結されたローラー部23と、軸部22に回動自在に連結されたスライド部24とを有して構成されている。そして、軸部22は、図示を省略するばね(付勢手段)によって固定部21に対して下方に付勢され、このばねの付勢力に相当する荷重の分だけ障子10の重量が軸部22およびローラー部23を介して下レール5に支持されるようになっている。
以下、下レール5および案内部材20について、図4〜図7も参照して詳しく説明する。
図4は、下レール5および案内部材20を示す平面図である。図5および図6は、下レール5および案内部材20を示す縦断面図であり、図5は、図4に矢視V−V線で示す断面図であり、図6は、図4に矢視VI−VI線で示す断面図である。図7(A),(B)は、案内部材20を示す平面図および側面図である。
下レール5は、床3に固定されて上方に開口した断面略コ字形の第1レール部材51と、この第1レール部材51に係止されて上方に開口した断面略コ字形の第2レール部材52とを備えて構成されている。この下レール5には、当該下レール5の長手方向に沿って断面下向き凸状かつ上方に開口された案内溝54が形成されている。
第1レール部材51の一対の内壁面には、第2レール部材52を係止する係止片511と、スライド部24を係止する突出片512とがそれぞれ一対で形成されている。一対の係止片511は、第1レール部材51の内壁面略中間位置から内方(互いに近づく方向)に向かって延びるとともに、先端が下方に折れ曲がって形成されている。そして、第2レール部材52は、下方に延びて係止片511に係止される一対の被係止片521を有して形成されている。また、一対の突出片512は、第1レール部材51の内壁面上端部(案内溝54の開口上端)から内方に向かって、互いに近づく方向に突出して形成されている。
案内溝54は、第1レール部材51の内壁面にて構成され互いに見込み方向に対向する一対のレール側面部である一対の第1レール側面部541と、第1レール部材51の係止片511および第2レール部材52の上面にて構成され一対の第1レール側面部541よりも内方(互いに近づく方向)に延びる一対の第1レール底面部542と、第2レール部材52の内壁面にて構成され一対の第1レール底面部542よりも下方に延びかつ互いに対向する一対の第2レール側面部543と、第2レール部材52のコ字形底面にて構成され一対の第2レール側面部543の下端部間に位置する第2レール底面部544とを有して形成されている。これらの第1レール底面部542と第2レール底面部544とで、一対のレール側面部の下端部間に位置するレール底面部が構成されている。また、一対の第1レール底面部542の上面である第2レール部材52の上面には、下レール5の長手方向に沿って上方に突出した一対の突条545が形成されている。
案内部材20のローラー部23は、図5および図7に示すように、下レール5における第1レール底面部542の突条545に摺接支持されるローラー底面部231と、このローラー底面部231から下方に突出して第2レール側面部543間に挿入されるローラー突出部232とを有して、下向きに凸な段付き円盤状に形成されている。このローラー部23は、軸部22の下端部にローラー部23自体の弾性を利用してスナップ式で嵌め込まれることで、軸部22に対して回転可能に支持されている。また、軸部22には、ローラー部23を支持する位置よりも上側が切削された縮径部221と、この縮径部221の下側で切削されずに元の軸径を有した鍔部222とが形成されている。そして、鍔部222がローラー部23の上面に当接することで、前記ばねの付勢力がローラー部23に伝達されるようになっている。また、縮径部221には、スライド部24が回動自在にかつ上下移動が規制された状態で係止されるようになっている。
案内部材20のスライド部24は、図4〜図7に示すように、下レール5の長手方向に沿った所定長さ寸法を有して形成され、下レール5の案内溝54に側方から設置され、下レール5に沿ってスライド案内されるようになっている。このスライド部24は、スライド本体部241と、このスライド本体部241から延びる一対の係合片部(係合部)242とを有して形成され、一対の係合片部242の弾性を利用して軸部22の縮径部221を挟み込むことで軸部22に回動自在に係合されるとともに、軸部22と直交方向に引っ張ることで軸部22から取り外せるようになっている。スライド本体部241は、案内溝54に設置された状態において、第1レール側面部541に対向配置される一対のスライド側面部243と、第1レール底面部542に対向配置されるスライド底面部244と、係合片部242の反対側の当接面245とを有して形成されている。そして、スライド側面部243には、スライド方向に沿って形成されて突出片512を挿通させるスライド溝246が形成され、スライド底面部244には、上方に向かって凹んだ凹部247が形成されている。この凹部247には、規制部材248が配置され、この規制部材248には、スライド本体部241を貫通するビス249が螺合されており、ビス249を締め付けることで規制部材248が上方に移動し、突出片512の上面と対向するスライド溝246内面との間で突出片512を挟持してスライド部24のスライド移動が規制できるようになっている。このような規制部材248によるスライド移動規制は、一対の障子10のうちの一方の障子10の縦框13B(例えば、縦枠6側の縦框13B)をスライド不能にして、他方の障子10の縦框13B側を開閉移動させる場合に用いる。
以上のスライド部24では、図3に示すように障子10を開放した際に、一対のスライド部24の当接面245同士が当接し、この当接面245同士の当接によって障子10の開放角度が規制されるようになっている。また、図8に示すように、下レール5の案内溝54にスペーサ55を取り付けてもよく、このようなスペーサ55を取り付けた場合には、一対のスライド部24の当接面245が各々スペーサ55に当接するすることで、障子10の開放角度が規制されるようになっている。従って、スペーサ55の長さ寸法を適宜に設定することで、全開状態における一対の障子10同士の交差角度が任意に設定でき、障子10の幅寸法に応じて適切な交差角度に設定できるようになっている。
なお、スペーサ55は、第1レール部材51の一対の突出片512に係合する一対の取付片551を有しており、この一対の取付片551が弾性変形することで一対の突出片512に着脱自在に取付可能に構成されている。
具体的には、図9に示すように、スペーサ55は、第1レール部材51の一対の突出片512の上面間に架け渡される上面部552と、この上面部552の下面から下方に突出する一対の取付片551とを有して形成されている。そして、一対の取付片551は、それぞれ一対の斜面を有した山形の抜止部553を有して形成されており、突出片512に対してこの斜面を摺接させながら弾性変形することで、第1レール部材51に対してスペーサ55が着脱できるようになっている。また、スペーサ55は、取付片551の一対の抜止部553の斜面のうち、上方に位置する斜面が突出片512の下面に当接することで、不用意に第1レール部材51から抜け出ないように規制され、第1レール部材51に取り付けられた状態で、下レール5の長手方向に沿ってスペーサ55がスライド移動自在になっている。
また、障子10に見込み方向からの力(面外の力)が作用した場合には、案内部材20の軸部22が側方かつ上方に抜け出そうとするが、軸部22の鍔部222がスライド部24の係合片部242下面に当接することで、軸部22の抜け出し力がスライド部24に伝達される。そして、スライド部24のスライド溝246が下レール5の突出片512に係止されることで、スライド部24が案内溝54から外れずに軸部22の抜け出し力に抵抗し、これによって障子10が下レール5から外れないようになっている。
以上の案内部材20の取付手順としては、先ず、床面材3Aに固定する前の下レール5にスライド部24を挿入しておくとともに、軸部22の先端にローラー部23を取り付けた固定部21を障子10の縦框13B下端に固定しておく。次に、ローラー4Bを介して障子10を上枠4に吊り下げ支持するとともに、ローラー部23を下レール5の案内溝54に挿入し、ローラー底面部231を第1レール底面部542の突条545に摺接支持させる。この状態で、スライド部24をスライドさせて一対の係合片部242を軸部22の縮径部221に押し付け、これらの係合片部242で縮径部221を挟み込むことで、スライド部24を軸部22に回動自在に係合させる。この後、必要に応じて一対のスライド部24間の案内溝54にスペーサ55を取り付ける。
一方、障子10を取り外す場合には、上述と逆の手順で先ず、軸部22からスライド部24を取り外しておき、その後、ローラー部23を上方に押し上げて軸部22を固定部21内に没入させ、これによりローラー部23を下レール5の案内溝54から外せばよい。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、軸部22に回転自在に取り付けたローラー部23を介して障子10からの鉛直力が下レール5に伝達され、この鉛直力を支持したローラー部23が障子10の開閉に伴って回転することで、ローラー部23が下レール5に引っ掛かることなく円滑にスライド移動できる。そして、障子10からの鉛直力をローラー部23が支持しているので、スライド部24が鉛直力を負担せず、スライド部24と案内溝54との摩擦抵抗を小さくすることができ、このスライド部24によってスムーズに案内して障子10の開閉移動を確実かつ円滑に実施することができる。
(2)また、下レール5に設けた突出片512にスライド溝246が係止され、スライド部24の上方への移動が規制されているので、案内溝54からのスライド部24の抜け出しを防止することができ、障子10に横力が作用した場合でも、案内部材20の案内溝54からの脱落を確実に防止することができる。
(3)また、第2レール部材52の上面に設けた突条545にローラー部23のローラー底面部231が摺接することで、ローラー部23と案内溝54との摺接面積を小さくして、摺接抵抗を低減させることができる。さらに、突条545にローラー部23が摺接することで、障子10の開閉に伴ってローラー部23を回転させることができ、障子10の開閉移動をさらに円滑にすることができる。
(4)また、軸部22の縮径部221にスライド部24の係合部242が係合され、係合部242の下面に軸部22の鍔部222が当接することで、軸部22に対するスライド部24の上下移動を規制することができる。そして、障子10に見込み方向の力が作用した際に、軸部22を介してスライド部24へ確実に力を伝達することができ、障子10への横力に対する案内部材20の抜け出し抵抗力を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について図10〜図15に基づいて説明する。この第2実施形態は、下レールおよび案内部材の構成が前記第1実施形態と相違するもので、他の構成は第1実施形態と略同一である。
図10は、第2実施形態の下レール7および案内部材30を示す平面図である。図11および図12は、下レール7および案内部材30を示す縦断面図であり、図11は、図10に矢視XI−XI線で示す断面図であり、図12は、図10に矢視XII−XII線で示す断面図である。図13(A)〜(C)は、案内部材30を示す三面図であり、図14は、案内部材30のスライド部34を示す斜視図である。図15は、案内部材30の動作を示す縦断面図である。
下レール7は、床3に固定されて上方に開口した断面略コ字形の第1レール部材71と、この第1レール部材71内部に設けられたスペーサ72と、スペーサ72上に係止されて上方に開口した断面略コ字形の第2レール部材73とを備えて構成されている。この下レール7には、当該下レール7の長手方向に沿って断面下向き凸状かつ上方に開口された案内溝74が形成されている。
案内溝74は、第1レール部材71の内壁面にて構成され互いに見込み方向に対向する一対の第1レール側面部741と、第2レール部材73の上面にて構成され一対の第1レール側面部741よりも内方(互いに近づく方向)に延びる一対の第1レール底面部742と、第2レール部材73の内壁面にて構成され一対の第1レール底面部742よりも下方に延びかつ互いに対向する一対の第2レール側面部743と、第2レール部材73の底面にて構成され一対の第2レール側面部743の下端部間に位置する第2レール底面部744とを有して形成されている。また、一対の第1レール底面部742のうち、一方の上面には、下レール7の長手方向に沿って上方に突出した第1突条745が形成され、一対の第1レール底面部742の両方の上面には、下レール7の長手方向に沿って上方に突出した第2突条746が形成されている。
案内部材30は、縦框13Bの下端部に固定される図示しない固定部(図1の固定部21と同様)と、この固定部に支持されて障子10の下端縁から下方に突出した軸部32と、この軸部32に回転自在に取り付けられたローラー部33と、軸部32に回動自在に連結されたスライド部34とを有して構成されている。この案内部材30のローラー部33は、下レール7における第1レール底面部742の第1突条745に摺接支持されるローラー底面部331と、このローラー底面部331から下方に突出して第2レール側面部743間に挿入されるローラー突出部332とを有して形成されている。
一方、スライド部34は、スライド本体部341と、軸部32に着脱自在に係合するとともにローラー部33の上面に当接または近接してローラー部33の上方への移動を規制する上方規制部(係合部)342と、ローラー部33の側方に近接してローラー部33の側方への移動を規制する一対の側方規制部343と、ローラー部33の下方に近接してローラー部33の下方への移動を規制する下方規制部344とを有して形成されている。側方規制部343および下方規制部344は、図9に示すように、スライド本体部341から突出して軸部32の回転中心位置よりも延びて形成され、一対の側方規制部343は、軸部32の回転中心を挟んで対向して位置している。また、下方規制部344の先端には、ローラー部33のローラー突出部332側面に近接して位置する突起部344Aが形成されている。
スライド部34のスライド本体部341は、図12〜図14に示すように、下レール7の長手方向に沿った所定長さ寸法を有して断面下向き凸状に形成され、下レール7の案内溝74に上方から設置され、下レール7に沿ってスライド案内されるようになっている。このスライド本体部341は、案内溝74に設置された状態において、第1レール側面部741に対向配置される一対の第1スライド側面部345と、第1レール底面部742の第2突条746に摺接支持される一対の第1スライド底面部346と、第2レール側面部743に対向配置される一対の第2スライド側面部347と、第2レール底面部744の上側に対向配置される第2スライド底面部348とを有して形成されている。さらに、スライド本体部341における前記軸部32と反対側側面は、当接面349とされており、前記第1実施形態のスライド部24と同様に、障子10の全開状態において一対のスライド本体部341の当接面349同士が当接するか、または前記第1実施形態のスペーサ55と同様のスペーサと当接するようになっており、これによって障子10の開放角度が規制されるようになっている。
また、スライド部34において、スライド本体部341の第1スライド側面部345と側方規制部343の側面とは、面一に連続して形成され、第1スライド底面部346と側方規制部343の底面とは、面一に連続して形成されている。さらに、スライド本体部341の第2スライド側面部347と下方規制部344の側面とは、面一に連続して形成され、第2スライド底面部348と下方規制部344の底面とは、面一に連続して形成されている。
以上のようなスライド部34は、上方規制部342に形成された略C字状の係合部の弾性によって軸部32に係合させた状態で軸部32回りに回動可能になっており、障子10の開閉移動に伴って下レール7の案内溝74内を摺動するとともに、スライド部34に対して障子10が回動できるようになっている。また、軸部32およびローラー部33をばねの付勢力に抗して上方に押し上げることで、スライド部34も案内溝74から上方に外れ、障子10とともに下レール7から取り外すことができ、さらに、上方規制部342の係合部を軸部32から外せばスライド部34が交換できるようになっている。
次に、図15に基づき、障子10に下レール7の見込み方向(障子10の面外方向)から力が作用した場合の案内部材30の抵抗機構について説明する。
先ず、図15に白抜き矢印で示すように図の右側から左側に向かう力が障子10に作用すると、案内部材30の軸部32を介してスライド部34に力が伝達され、スライド部34が図の左側に押されるとともに反時計回りに回動される力が作用することとなる。このような力がスライド部34に作用すると、一方(図15の左側)の第1スライド側面部345が第1レール側面部741に当接するとともに、回動したスライド部34における他方(図15の右側)の第2スライド側面部347の下端部が第2レール側面部743に当接する。
以上のように、障子10に下レール7の見込み方向(障子10の面外方向)からの力が作用した場合には、その力がスライド部34に伝達され、スライド部34が見込み方向に押されつつ回動することによって、第1スライド側面部345と第1レール側面部741とが当接し、これと反対側の第2スライド側面部347下端部が第2レール側面部743に当接することで、スライド部34が案内溝74から抜けないようになっている。従って、案内部材30によって下レール7の見込み方向からの力に抵抗することができ、障子10下端部の下レール7からの脱落が防止できるようになっている。この際、第1スライド側面部345側の当接位置と第2スライド側面部347側の当接位置との水平距離Wおよび垂直距離Hの比(H/W)が大きい、つまり第1スライド側面部345側の当接位置から第2スライド側面部347側の当接位置までの俯角の角度が大きいほど、第2スライド側面部347下端部が第2レール側面部743に当接するまでのスライド部34の回動角度が小さくでき、スライド部34の案内溝74からの抜け出し抵抗が大きくできるようになっている。
このような本実施形態によれば、前記(1)の効果に加えて以下のような効果がある。
(5)すなわち、下レール7の案内溝74が断面下向き凸状に形成され、これに案内される案内部材30のスライド部34が断面下向き凸状に形成されているので、スライド部34を案内溝74から上方に引き抜くことで、障子10を取り外す際にスライド部34を含んだ案内部材30全体を下レール7から取り外すことができ、スライド部34の交換が容易になってメンテナンス性を向上させることができる。さらに、下レール7の案内溝74が上方に開口して形成されているので、案内溝74内に入ったゴミや埃が容易に取り出せることから、スライド部34のスライド移動が阻害されることがなく障子10の開閉移動が円滑に実施できるとともに、スライド部34の破損も防止することができる。
(6)また、従来の案内具では、スライダが下レール内に挿入されていることから、スライダを下レールから取り外すことが困難であり、スライダ交換や清掃等のメンテナンス上の問題がある。一方、メンテナンスを考慮して溝部の上方を開口した構造にすると、深い溝が下レール上面に開口されることから、足の指等が引っ掛かりやすくなるなど、安全性の点で問題が生じるが、逆に溝の深さを浅くするとスライダが安定して溝内を走行できなくなるという問題もある。それに対して、本実施形態の案内溝74では、その底面が第1レール底面部742および第2レール底面部744の二段で構成されているので、一段で構成する場合よりも第1レール底面部742までの深さ寸法を小さくすることができ、案内溝74内への物品や足指の落ち込みが防止できる。さらに、スライド部34が断面下向き凸状に形成されているので、一方の第1スライド側面部345と第1レール側面部741との当接位置から、他方の第2スライド側面部347下端位置までの俯角の角度が大きくなって、障子10に面外方向の力が作用した場合のスライド部34の抜け出し抵抗が大きくでき、下レール7からの障子10の脱落が防止できる。
(7)また、一対の第1レール底面部742に設けた第2突条746にスライド部34の第1スライド底面部346が摺接することで、スライド部34と案内溝74との摺接面積を小さくして、摺接抵抗を低減させることができる。また、第1レール底面部742の一方に設けた第1突条745に面材開閉時のローラー底面部331が摺接することで、ローラー部33をスムーズに回転させることができ、ローラー部33と案内溝74との摺接抵抗を低減させることができる。従って、案内部材30と下レール7との摺接抵抗を低減して障子10の開閉移動をより円滑に実施することができる。
(8)スライド部34に上方規制部342、側方規制部343および下方規制部344が形成され、これらでローラー部33の上方、下方および側方を囲むことで、スライド部34とローラー部33との相対移動が規制され、障子10に面外方向の力が作用した場合の軸部32およびローラー部33の傾斜をスライド部34で拘束し、軸部32およびローラー部33からの力を案内溝54に伝達することができる。さらに、スライド部34の側方規制部343および下方規制部344が軸部32の回転中心位置よりも延びて形成されているので、軸部32およびローラー部33の傾斜をより確実に規制することができる。また、障子10の鉛直荷重を支持する軸部32およびローラー部33の回動中心位置に対向する位置までスライド部34の側方規制部343を延ばして設けたことで、軸部32やローラー部33に対して下レール7の幅方向の力が作用した際に、側方規制部343でもその力を受けることができるため、ローラー部33の傾斜をより確実に規制することができるとともに、係合部等の破損を防止することができる。
(9)また、スライド部34の側方規制部343の側面および底面が、それぞれ第1スライド側面部345および第1スライド底面部346と面一に連続して形成され、下方規制部344の側面および底面が、それぞれ第2スライド側面部347および第2スライド底面部348と面一に連続して形成されているので、軸部32およびローラー部33の近傍に位置する側方規制部343および下方規制部344を、案内溝54に摺動させたり横力作用時に当接させることにより、スライド部34のスライドを安定させることができるとともに、抜け出しが確実に防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、折戸タイプの障子10を例示したが、本発明の建具は折戸に限らず、レールに対してスライド開閉のみ可能で、回動開閉ができないタイプの建具であってもよい。
また、前記実施形態においては、二組み4枚の障子10を有した折戸1を例示したが、本発明の建具は、一組みの障子を有した折戸であってもよく、また、三組み以上の障子の組み合わせを有した折戸であってもよい。
また、本発明の建具の用途としては、可動間仕切り、屋内の部屋や物入れ、浴室等の出入り口に設けられる戸の他、面材の下部に若干の隙間があっても使用上差し支えのない位置にて空間を仕切る用途に利用可能である。
また、前記実施形態では、一対の障子(面材)10の両方における他方の側端縁である縦框13B下端部に案内部材20,30が設けられ、一対の障子が左右いずれの側にも開閉可能に構成されていたが、これに限らず、一対の面材のうちいずれか片方の面材における他方の側端縁下端部に案内部材が設けられ、反対側の面材の下端部がスライド移動不能(回動可能)に下レールや床に支持されていてもよい。
また、前記第1実施形態では、別体で構成された第1レール部材51と第2レール部材52とで下レール5を構成したが、これらを一体成形して下レール5を形成してもよい。これと同様に、前記第2実施形態では、別体で構成された第1レール部材71とスペーサ72と第2レール部材73とで下レール7を構成したが、これらを一体成形して下レール7を形成してもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具の横断面図であり、面材の全閉状態を示す横断面図である。 前記建具の横断面図であり、面材の全開状態を示す横断面図である。 前記建具における下レールおよび案内部材を示す平面図である。 前記下レールおよび案内部材を示す縦断面図である。 前記下レールおよび案内部材を示す縦断面図である。 (A),(B)は、前記案内部材を示す平面図および側面図である。 前記第1実施形態に係る建具の変形例を示す斜視図である。 前記変形例における下レールを示す縦断面図である。 第2実施形態に係る下レールおよび案内部材を示す平面図である。 前記下レールおよび案内部材を示す縦断面図である。 前記下レールおよび案内部材を示す縦断面図である。 (A)〜(C)は、前記案内部材のスライド部を示す三面図である。 前記スライド部を示す斜視図である。 前記案内部材の動作を示す縦断面図である。
符号の説明
5,7…下レール、10…面材である障子、20,30…案内部材、22,32…軸部、33…ローラー部、24,34…スライド部、54,74…案内溝、221…縮径部、231,331…ローラー底面部、242…係合片部(係合部)、246…スライド溝、248…規制部材、342…上方規制部(係合部)、345…第1スライド側面部、346…第1スライド底面部、347…第2スライド側面部、348…第2スライド底面部、512…突出片、541,741…第1レール側面部、542…第1レール底面部、543…第2レール側面部、544…第2レール底面部、545,745…突条。

Claims (8)

  1. 面材と、当該面材を案内する下レールとを備えた建具であって、
    前記面材の下部には、前記下レールに設けられた案内溝に案内されて当該下レールの長手方向にスライド移動自在に支持される案内部材が設けられ、
    前記案内部材は、前記面材から下方に突出して設けられた軸部と、この軸部に回転自在に取り付けられて前記案内溝の底面部に摺接可能なローラー部と、前記軸部に取り付けられて少なくとも前記案内溝の側面部に摺接可能なスライド部とを有して構成されている建具。
  2. 前記案内溝と前記スライド部との間には、前記面材に作用する見込み方向の力に対して当該案内溝からの当該スライド部の抜け出しを防止する抜出し防止機構が設けられている請求項1に記載の建具。
  3. 前記案内溝は、互いに見込み方向に対向する一対のレール側面部と、これら一対のレール側面部の下端部間に位置するレール底面部とを有して上方に開口した溝状に形成され、前記一対のレール側面部には、互いに近づく方向に突出した一対の突出片が前記下レールの長手方向に連続して設けられ、
    前記スライド部の一対の側面部には、それぞれスライド方向に沿って形成されて前記突出片を挿通させる一対のスライド溝が形成され、
    前記スライド溝に前記突出片を挿通させた状態において、前記案内溝に対する前記スライド部の上方への移動を規制することで、前記抜出し防止機構が構成されている請求項2に記載の建具。
  4. 前記スライド部には、前記スライド溝に挿通された前記突出片を挟持することで当該スライド部のスライド移動を規制する規制部材が設けられている請求項3に記載の建具。
  5. 前記案内溝は、互いに見込み方向に対向する一対の第1レール側面部と、これら一対の第1レール側面部に対して内方に延びる一対の第1レール底面部と、これら一対の第1レール底面部よりも下方に延びかつ互いに対向する一対の第2レール側面部と、これら一対の第2レール側面部の下端部間に位置する第2レール底面部と、から前記下レールの長手方向に沿って断面下向き凸状に形成され、
    前記スライド部は、前記第1レール側面部に対向配置される一対の第1スライド側面部と、前記第1レール底面部に摺接支持される一対の第1スライド底面部と、前記第2レール側面部に対向配置される一対の第2スライド側面部と、前記第2レール底面部の上側に対向配置される第2スライド底面部と、から断面下向き凸状に形成され、
    前記面材に見込み方向の力が作用した際に、前記一対の第1スライド側面部のうちの一方が前記第1レール側面部に当接するとともに、前記一対の第2スライド側面部のうちの他方が前記第2レール側面部に当接することで、前記抜出し防止機構が構成されている請求項2に記載の建具。
  6. 前記案内溝の底面部には、前記ローラー部と摺接する少なくとも1本の突条が設けられている請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
  7. 前記軸部には、径寸法が小さく形成された縮径部が設けられ、前記スライド部には、前記縮径部に係合する係合部が設けられている請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
  8. 前記面材は、折り畳み自在に連結された一対の面材から構成され、
    前記スライド部は、前記軸部に対して回動自在に取り付けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の建具。
JP2007115371A 2007-04-25 2007-04-25 建具 Active JP4806652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115371A JP4806652B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115371A JP4806652B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008267098A true JP2008267098A (ja) 2008-11-06
JP4806652B2 JP4806652B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=40046944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007115371A Active JP4806652B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4806652B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101832747B1 (ko) * 2017-04-03 2018-02-27 주식회사 효성금속 접이식 슬라이딩 창호
KR101972823B1 (ko) * 2018-12-21 2019-04-26 정정우 슬라이딩 도어의 이물질 방지구조

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154274U (ja) * 1988-04-15 1989-10-24
JPH0262079U (ja) * 1988-10-27 1990-05-09
JPH042882U (ja) * 1990-04-25 1992-01-10
JPH11152956A (ja) * 1997-11-21 1999-06-08 Meiko:Kk ランナのストッパー兼用軸受け装置
JPH11315660A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Shinkansai Bearing Co Ltd 引戸用の上部案内装置
JP2000073646A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Matsushita Electric Works Ltd 扉走行装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154274U (ja) * 1988-04-15 1989-10-24
JPH0262079U (ja) * 1988-10-27 1990-05-09
JPH042882U (ja) * 1990-04-25 1992-01-10
JPH11152956A (ja) * 1997-11-21 1999-06-08 Meiko:Kk ランナのストッパー兼用軸受け装置
JPH11315660A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Shinkansai Bearing Co Ltd 引戸用の上部案内装置
JP2000073646A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Matsushita Electric Works Ltd 扉走行装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101832747B1 (ko) * 2017-04-03 2018-02-27 주식회사 효성금속 접이식 슬라이딩 창호
KR101972823B1 (ko) * 2018-12-21 2019-04-26 정정우 슬라이딩 도어의 이물질 방지구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP4806652B2 (ja) 2011-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818362B2 (ja) 引戸具
JP5384265B2 (ja) サッシ
JP5069179B2 (ja) ランナ装置
JP6126898B2 (ja) サッシ
JP4806652B2 (ja) 建具
JP5827156B2 (ja) 建具
JP5698708B2 (ja) 横引きスクリーン装置
JP6480232B2 (ja) 網戸付きサッシ
JP2008180064A (ja) 移動式間仕切装置のストッパー装置
JP4573764B2 (ja) 建具
JP5154257B2 (ja) 移動間仕切り装置におけるドア付間仕切りパネル
JP4749883B2 (ja) 建具枠材の取付構造
JP3609716B2 (ja) 巻取式網戸
JP6023659B2 (ja) 建物開口部枠へのスクリーン装置の取付機構
JP2014109128A (ja) 開口部装置
JP2007023691A (ja) シャッターカーテンのガイド構造
JP2010236189A (ja) 建物開口部用スクリーン装置
JP4489506B2 (ja) 移動式間仕切り装置
JP7060343B2 (ja) 間仕切り及び室内システム
KR200394903Y1 (ko) 창틀과 문틀 겸용 커버
JP6851912B2 (ja) 建具
JP4468317B2 (ja) 横引き式スクリーン装置における固定框の取付機構
JP6796020B2 (ja) 移動間仕切
JP2004316351A (ja) 収納ボックス
JP2023030909A (ja) 網戸自走防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4806652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3