JP2008265869A - 缶蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】内圧の異常増大に伴うバックリング現象によって、不慮にスコアが破断される事
態の発生を効果的に防止しうる飲料用金属缶の缶蓋を提供する。
【解決手段】缶蓋中心と開口片8先端を通るY軸線と、該Y軸線に直交して中心を通るX
軸線とで区画される第1象限〜第4象限の4つの扇形領域中、開口片8が存する側の第3
象限及び第4象限の各領域内のそれぞれに、左右対称配置に1対のエンボス凹所20、2
0を設け、それらによってバックリング誘導部を形成する。このバックリング誘導部20
の設定によって、Y軸線近傍領域を頂部とし前記第3及び第4象限の両領域にまたがるX
軸線方向に山形をなす大きな膨出状のバックリングMを発生せしめ得るものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビール缶や炭酸飲料缶等の内部が比較的高い陽圧となる飲料用金属缶に適用される缶蓋、更に具体的には、アルミニウム(アルミニウム合金を含む)缶、スチール缶等の金属缶に適用されるプッシュオープンタイプのイージーオープン缶蓋について、内圧の異常増大によって発生することのあるバックリング対策技術の改善に関するものである。
近時、一般にこの種のイージーオープンタイプの缶蓋は、多くはアルミニウム製であり、中央パネル部の周縁に補強用の強化環状溝を介して缶胴側への巻締め部が設けられる一方、上記中央パネル部に切欠環状の開口スコアが形成され、この開口スコアに囲まれた開口片に対応する位置に、開缶操作用のタブが設けられ、このタブの操作端側を指先で引き上げることにより、てこの作用で上記開口スコアを切断し、開口片を缶内方に押し込み態様に位置させて飲み口ないし注出口を開口するようになされている。
この種のプッシュオープンタイプの缶蓋は、開口操作を確実かつ軽快に行いうるように、開口スコアの深さが比較的深く切り込まれ、残厚が極く薄いものとなされるため、プルオープンタイプの缶蓋に較べバックリングの発生によって不本意にスコアが破断し易い傾向がある。
ここに、バックリングというのは、飲料缶の運搬時における振動や不慮の落下、あるいは高温の車室内での保存等によって缶内圧が異常に増大した場合に、缶蓋に対してこれを内方から押し上げる強い力が働き、これが例えば規定内圧値の539KPa(5.5Kgf/cm2)を大きく超えるような事態に至ると、缶蓋の周縁部が強化環状溝の一部の反転現象を伴って上方に山形に盛り上がる現象である、環状溝の領域内での初期段階での軽度の角出し状態の盛り上がりはピーキングと称されることもある。
このようなバックリングの発生状態の一例を、従来の最も一般的な形式の缶蓋(100)を例示物として、図10〜図12に示している。
これらの図において、缶蓋(100)は、中央パネル部(101)の周縁に断面U字状の強化環状溝(102)を有し、その外側壁の延長部によって構成される巻締め部(103)が、別途製作される缶胴(110)の上端開口部周縁に巻き締め固定されるものである。そしてまた、上記中央パネル部(101)には、僅かに凹陥状に成形されるパネルリセス部(104)(図11参照)の内側領域において、その一端側に切欠環状の開口スコア(105)が設けられ、このスコアに囲まれた領域が飲み口ないし注ぎ口を形成する開口片(106)となされている。そして更に、上記パネルリセス部(104)上に開口用タブ(107)がリベット(108)を介して取付固定され、その押圧作用側の先端部が上記開口片(106)の基部側の上面に臨ませられたものとなされている。
このような缶蓋(100)において、前記のバックリングは、図12の(イ)に示すように、元来下方にU字状に形成されている周縁の強化環状溝(102)の一部が、缶内の異常な内圧の上昇に伴って同図(ロ)に示すように大きく上方にはね上がる現象として現れる。
このバックリングの発生部位は、元来不特定であり、缶蓋の周方向のいずれかの位置に無差別に発生する。このため、その発生個所が、開口スコア(105)に直接影響を及ぼすようなその近傍領域で発生すると、スコア(105)がバックリングによって破断され、缶に致命的なダメージを与える結果になるのみならず、内容物の噴出事故等を招くおそれがある。
そこで、従来では、バックリングの発生を不可避なものとした上で、このようなスコア破断事故を最小限にくい止めるべく、バックリングの発生位置を、中央パネル面上の、開口片が存する側と反対側の半円領域内に誘導制御するという考え方を基本として、特許文献1〜4に示されるような種々の改善提案がなされてきた。図10および図11に示すバックリング発生状態は、このような制御によって、バックリング(B)がタブ(107)の操作端側の斜め後方位置で、指掛け凹部(104a)の一端側に発生した状態を示している。
特公平7−98234号公報 特許第3223453号公報 特許第2799795号公報 特許第3796057号公報
上記の各特許文献1〜4は、いずれもバックリングの初期の誘発位置を、下記の第1象限及び/または第2象限の領域に誘導制御できるようにしているものである。即ち、缶蓋の平面を、その中心と開口片先端を通る直線(以下「Y軸線」という)と、Y軸線と直交して蓋中心を通る直線(以下「X軸線」という)で四等分し、開口片先端と反対側のY軸線上の位置を時計の12時に見立てて、12時と3時の間の扇形領域を第1象限とし、これより反時計回り方向に、9時と12時との間を第2象限、6時と9時との間を第3象限、3時と6時との間を第4象限とした場合、少なくとも1回目のバックリングの発生位置を上記第1象限と第2象限の領域内に誘導制御しうるようにしているものである。
ところで、従来から最も一般的に広く採用されてきた缶蓋は、前記図12(イ)に示されているように、中央パネル部(101)の周縁の強化環状溝(102)の外側壁から延長されたチャックウォール(109)が缶軸方向と平行してほぼ垂直に立上がっているか、あるいは傾斜していてもせいぜい15°未満の急傾斜角度を有するものとなされていた。このような缶蓋では、バックリングが発生してもそれによる変形が局部的なものに終わり、スコアに直接的な影響を与えないかぎり該スコアに破断を生じることはなく、従って、前記特許文献1〜4のようなバックリング対策技術で一応の満足度が得られるものであった。
ところが、近時、コストの一層の削減のために缶蓋にあっても更に一層の薄肉化が求められ、これに伴って耐圧強度の強化策が求められ、その一環として、下記特許文献5、6に見られるような一般にスーパーエンド(商標)とも称される、パネル部直径を縮径した改良型の缶蓋(以下「パネル縮径型缶蓋」という)が提案され現実に実用化されはじめるに至っている。
特許第3809190号公報 特表2006−514595号公報
このパネル縮径型の缶蓋(200)は、図13及び図14に示すように、中央パネル部(201)の周縁のカウンターシンクとも称される強化環状溝(202)の外側壁から、チャックウォール(209)が缶軸に対して20°〜70°、多くの場合40°〜60°の比較的大きな傾斜角度(θ)をもって斜め上方に傾斜したものとなされている。図14においてこのチャックウォール(209)は、単一の平面をもった直線的な傾斜状のものとして示されているが、変形態様のパネル縮径型缶蓋においては、特開2003−136168号公報に見られるように、チャックウォールが中窪み状のアール屈曲部を介して緩傾斜の下方ウォール部と急傾斜の上方ウォール部とで屈折形に形成されることもある。従って本明細書において、パネル縮径型の缶蓋の用語は、上記のようにストレート型のチャックウォール(209)をもったもののほか、屈折形のチャックウォールに構成されたものも、少なくとも下方ウォール部の傾斜角度が40°〜60°の範囲にあるチャックウォールを備えた缶蓋のすべてを含む概念で用いられるものとする、尚、図13,14において、(203)は巻締め部、(204)はパネルリセス部、(204a)は指掛け凹部、(205)は開口スコア、(206)は開口片、(207)はタブ、(208)はリベットである。
さて、このようなパネル縮径型缶蓋(200)の場合にあっては、従来からの常識的な前述したようなバックリング対策が実際にはほとんど役に立たず、むしろ有害な影響を及ぼすものとなるという新たな問題が発生してきた。
即ち、パネル縮径型缶蓋(200)にあっては、チャックウォール(209)が緩やかな傾斜をもったものとなされている結果、該缶蓋の製造のためのAl材料の打ち抜きブランク径を縮小して材料節減をはかり得る一方で、図15(イ)に示すように缶胴(110)に巻き締め装着した状態において、パネル部(201)周縁の強化環状溝(202)と巻き締め部(203)との間に、やはり緩傾斜のウォール部分(209a)が残存される。この傾斜ウォール部分(209a)は、缶の内圧増大に対抗する耐圧性の点では、従来の汎用型の図12(イ)のような立ち上がり状のウォール部分に較べ、更に一層優れている。
ところが、それ故に、限界耐圧力を超えて一旦バックリングが生じ始めると、中央パネル部(201)を含む膨出変形度合いは、変形速度、大きさともに顕著に大きなものとなる。図15(ロ)にその態様の一例を略図的に示す。
このように、バックリングによる変形量が非常に大きなものとなることに加えて、急速に、即ち、時間当りの変形速度が極めて速い状態で、極端にいえば爆発的にバックリングが進行するため、このときの衝撃力の影響も相俟って、従来のバックリング対策に準じて開口片と反対側の領域にバックリング発生部位を誘導制御するものとした場合には、バックリングによってねじれ現象を伴いながらタブの後方で大きく浮き上ったパネル部(201)がタブ(207)の操作部に干渉し、恰もタブ(207)を僅かにねじり上げたときのように開口片(206)基部に作用して、結果的に開口スコア(205)の特にリベット(208)の近傍部分に不本意な破断を生じさせるおそれが生じる。
本発明は、上記のような従来技術の背景下において、緩勾配のチャックウォールをもったパネル縮径型缶蓋においてもバックリング対策として有効に機能し、飲料用等の金属缶として致命的な欠陥となるスコア破断の発生を極力少なくした、保存安定性に優れた缶蓋を提供することを目的とする。
尚、本発明は、チャックウォールがほぼ垂直に立ち上がった、あるいは15°未満の傾斜角度である従来汎用型の缶蓋に対しての適用をも排除するものではない。
本発明は、上記の課題に対し、下記の解決手段を提供する。
[1]中央パネル部の周縁に補強用の強化環状溝とチャックウォールを介して取付用の巻締め部が設けられ、かつ上記中央パネル部に切欠環状の開口スコアが形成され、この開口スコアに囲まれた開口片に対応する位置に開缶操作用のタブがリベット止めして設けられたプッュオープンタイプの缶蓋において、
缶蓋中心と開口片先端を通るY軸線と、該Y軸線に直交して中心を通るX軸線とで区画される第1象限〜第4象限の4つの扇形領域中、開口片が存する側の第3象限及び第4象限の各領域内のそれぞれに、Y軸線を中心とする左右対称配置に、バックリング発生部位を誘導制御するバックリング誘導部が設けられてなり、
上記バックリング誘導部の配設によって、主として前記第3及び第4象限の両領域内に、該両領域間にまたがるX軸線方向に山形をなす上方膨出状のバックリングを発生せしめ得るものとなされていることを特徴とする缶蓋。
[2]前記強化環状溝の外側壁上端から延びたチャックウォールの少なくとも下方ウォール部が、缶軸に対して40°〜60°の緩勾配に設定されたものである前項[1]に記載の缶蓋。
[3]前記バックリング誘導部は、Y軸線を基準線として、缶蓋中心からの測定角度が40°〜70°の範囲の第3及び第4象限の各扇形領域内のそれぞれに設けられた、下方に凸の1対のエンボス凹所によって形成されている前項[1]または[2]に記載の缶蓋。
[4]前記エンボス凹所は、平面視において長円形または楕円形であり、その長軸方向を缶蓋中心からの放射状半径線方向に配置して設けられている前記[3]に記載の缶蓋。
[5]前記エンボス凹所は、その外方の一端が、中央パネル部の外周縁の強化環状溝の内側壁上端に及ぶものとなされている前項[4]に記載の缶蓋。
[6]前記エンボス凹所は、深さ0.10〜0.75mmである前項[3]〜[5]のいずれか1項に記載の缶蓋。
[7]前記エンボス凹所は、上面面積が8.0〜45.0mm2である前項[3]〜[6]のいずれか1項に記載の缶蓋。
本発明の前記[1]項に記載の構成は、従来のバックリング発生部位を開口スコアの存しない、開口片と反対側の第1象限及び/または第2象限の領域内に誘導制御しようとする考え方とは全く逆に、第3象限および第4象限の領域に誘導するものである。それにも拘らず、従来技術の適用による場合に較べてなお一層、バックリングによる不慮のスコア破断の発生率を減少することができる。その理由は、第3象限及び第4象限内に左右対称配置にバックリング誘導部が設定されているため、上記第3及び第4象限の両領域にまたがる態様で、しかも多くの場合は左右ほぼ均等に膨出した態様で、Y軸線近傍を中央頂部とするX軸線方向に大きく緩やかに湾曲した山形ないし丘状の湾曲膨出状のバックリング変形部を生じさせることができる。しかも、大きな変形を伴うため、変形速度が比較的緩慢なものとなる。その結果、バックリング変形部内に開口スコアが存在しても、該スコアに大きなせん断力が作用せず、スコア破断の発生が効果的に回避されることによるものと考えられる。
このような効果は、チャックウォールが大きく緩傾斜状のものに設定された前述のパネル縮径型缶蓋の場合において特に有利なものとして享受することができる。即ち、大きなバックリングの発生によってタブの操作端側にそれが持ち上げられたときのような作用力を及ぼすことがないことから、バックリング対策技術としてパネル縮径型缶蓋の場合に殊に有利に適用することができる。
しかし、チャックウォールがほぼ垂直状ないし急傾斜である従来汎用型の缶蓋の場合にあっても、バックリング発生時における膨出変形態様を、左右にバランスの良い、大きな湾曲山形形状のものに制御しうる結果、スコア破断の防止には同等に有効である。従って、本発明は上記のような従来型の缶蓋への適用も排除されるものではない。
前記[2]に係る構成は、上記のパネル縮径型缶蓋への適用に限定するものであり、従来困難視されていたパネル縮径型缶蓋のバックリングによる破缶の問題を一挙解決し、薄肉化、径小化によりコストダウンをはかりつつ、取扱安全性、保存安定性に優れたパネル縮径型缶蓋の提供を可能とする。
前項[3]は、バックリング誘導部を下方に凸のエンボス凹部の刻設によって形成するものである。元来、バックリング誘導部は、当該部分の耐圧強度を他の部分より低い、弱化部分に形成するか、または逆にバックリング誘導部以外の他の部分を相対的に耐圧性に優れた強化部分に構成することにより、上記いずれかの手法によって形成させることが可能である。そして、このような弱化部分あるいは強化部分の形成のための具体的な手段については、例えば前記特許文献3にも記載されているように、コイニングまたはスコアリングによる溝部の形成、該溝部に代えてエンボシングによる凹所の形成、ディンプルの形成、ビードの形成、強化環状溝の内側壁または外側壁の断面形状の変形や溝底部の薄肉化等、種々の公知の手段が採用可能である。
これらの公知の手段の中でも、前記[3]項の発明のようにエンボス凹所の形成による手段を採用する場合、正確な加工の容易性のメリットに加えて、バックリング発生起点の位置制御の確実性、バックリングの変形態様の好ましい山形湾曲形態への形状制御等の点で有利である。
上記エンボス凹所の位置が、Y軸線を基準線として缶蓋中心から40°〜70°の範囲の第3象限および第4象限の各領域内に設定されることにより、上記エンボス凹所の周縁部を誘発点ないし起点として発生するバックリングの変形は、多くの場合左右にバランス良くY軸線を中央部とする山形の変形態様にあらわれ、スコア破断の確実な防止効果を達成しうる。最も好ましい上記角度範囲は、50°〜60°である。
また、前記[4]項に記載のように、エンボス凹所を長円形または楕円形のものとし、その長軸方向をパネル部の放射状半径線方向に配置して設けるものとする場合、愈々上記のバックリング変形を最も好適な領域と形態に確実に制御することができる。
更に前記[5]項のように、エンボス凹所の外方の一端を強化環状溝の内側壁上端に及ぶものとするときは、多くの実験による確認の結果、最も良好な膨出山形状の態様でバックリングを発生させることができ、一層上記効果を確実に達成することができる。
更にまた、前記[6]項に記載のように、エンボス凹所の深さを0.10〜0.75mmに設定し、また前記[7]項に記載のように上面面積を8.0〜45.0mm2の範囲に設定することにより、同じく上記効果を更に一層確実に達成することができる。
次に、この発明の好ましい実施形態について説明する。
図1〜2は、本発明を最も有用に適用しうるパネル縮径型アルミニウム製缶蓋についての好適な実施形態を示しているものである。
これらの図1〜2において、缶蓋(1)は、プッシュオープンタイプのイージーオープン型缶蓋であり、中央パネル部(2)の周縁にカウンターシンクとも称される補強用の強化環状溝(3)を有する。そしてこの環状溝(3)の外側壁(3a)の上端から、緩傾斜のチャックウォール(4)が延設されている。このチャックウォール(4)は、缶軸に対する傾斜角度(θ)が40°〜60°の緩勾配の下方ウォール部(4a)と、アール状屈曲部(4c)を介して連接された傾斜角度(θ)が1°〜40°未満の急勾配の上方ウオール部(4b)とで屈折形のものに形成されている。比較的傾斜角度の小さい上方ウォール部(4b)は、缶蓋の巻締め装着操作の容易かつ確実性を向上するために設けられるものである。
チャックウォール(4)の上端からは、更に取付用の巻き締め部を構成するフランジ部(5)が延設されている。一方、中央パネル部(2)には、その略中央部領域内にパネルフォーム成形によって浅い凹状のパネルリセス部(6)が形成され、その一端部内側領域内に切欠環状の開口用スコア(7)が形成されている。この開口用スコア(7)に囲まれた部分は開口片(8)を構成するものであり、その対応配置に開口操作用タブ(9)が設けられている。タブ(9)は、長さ方向の中間部が中央パネル部(2)から隆起形成されたリベット(10)によって止着されており、一端の押圧作用側端部(9a)が開口片(8)の基部近くの上面に臨ませられ、他端の操作用端部(9b)が中央パネル部(2)に設けられた指掛け凹所(11)に臨んで配置されている。
上記缶蓋(1)は、タブ(9)の操作端部(9b)を指先で引き起こすことにより、リベット(10)を中心とするてこの作用で押圧作用側端部(9a)が開口片(8)の根本部を強く押圧し、開口スコア(7)に上記端部(9a)近傍位置を起点として破断を生じさせる。そして開口片(8)をそのまま缶内方向に押込み状態とすることによってスコアに囲まれた部分を注出口ないし飲み口として開放するものである。
以上の缶蓋の構成と取扱い仕様は、従来公知のパネル縮径型缶蓋と同様である。
本発明は、上記のような缶蓋において、缶内に収容された飲料からのガスの影響による内圧の異常上昇に伴って発生するバックリング現象に対する安全対策技術として、当該バックリングの発生起点を特定部位に制御すると共に、そのバックリング変形態様を好ましい特定形態に制御するものとして、不慮のスコア破断による事故発生を防止するものである。
この対策技術として、中央パネル(2)の特定位置にバックリング発生部位の誘導制御手段としての左右1対のエンボス凹所(20)(20)が設けられたものとなされている。このエンボス凹所(20)(20)は、本発明にいうところの「バックリング誘導部」を構成するものであり、その配置と作用、機能について次に詳しく説明する。
先ず、配置については、缶蓋(1)の上面の全体領域を、前述したように、缶蓋中心と開口片(8)の先端とを通る直線であるY軸線と、これに直交し缶蓋中心を通る直線であるX軸線とで、4つの扇形領域に観念的に区画し、この各区画領域を反時計回り方向に第1〜第4象限と称するものとする。
そこで、上記左右1対のエンボス凹所(20)(20)は、開口片(8)が存する側の第3象限及び第4象限の各領域内において、かつY軸線を基準として缶蓋中心からの測定角度(α1)(α2)がいずれも40°〜70°の範囲内の位置に設けられる。
エンボス凹所(20)(20)は、下方に凸状をなすものであり、当該エンボス凹所(20)(20)の部分自体は、耐圧強度が強化された部分として機能するが、その周縁部に残留応力を発生した変形し易い部分、即ちバックリングの誘発起点となり易い易変形部(21)(21)が形成される。
そこで、このような左右に1対のエンボス凹所(20)(20)を形成した缶蓋について、繰返し内圧負荷によるバックリング試験を行ったところ、バックリングはほとんどの場合、両エンボス凹所(20)(20)のY軸線側の周縁部である易変形部(21)(21)を起点として両部間の領域で発生し、開口片先端の前方のチャックウォール(4)部分の大きな山形の膨出変形を生じて、図3〜図5に示すようにY軸近傍領域をやや平坦状の頂部とし、主としてチャックウォール(4)の部分が湾曲した山形膨出状のバックリング変形部(M)が、第3象限及び第4象限の両領域間にまたがって生じることが判明した。しかも、ほとんどの場合は、上記バックリング変形部(M)はY軸線をはさんで左右ほぼ対称形のものとなり、一部の場合は第3象限または第4象限内にピーク部を有する左右非対称のものとなることが判明した。そして、いずれの変形態様の場合にあっても、このようなバックリング変形部(M)の発生によっては、開口スコア(7)の存する領域部分はY軸線方向にもX軸線方向にも大きな変形を伴うことなく、ほとんど平坦状態を維持し、その結果、バックリングに伴うスコア(7)の破断はほとんど生じないことを確認し得た。
このようなバックリング変形態様を生じる理由は、明確ではないが、パネルリセス部(6)の存在によってY軸線方向には曲げに対する抗力が大きい一方、指掛け凹所(11)と2つのエンボス凹所(20)(20)とでつくる三角形の各辺の耐撓曲変形強度を考えた場合、上記パネルリセス部(6)の補強作用を受ける左右斜辺に較べ底辺が相対的に弱いことになるため、この底辺の存する両エンボス凹所(20)(20)間の領域部分にバックリング変形が集中し、この部分が大きく変形することになるためによるものと考えられる。
この意味で、左右両エンボス凹所(20)(20)間の特にパネル(2)の外周縁近傍領域部分(22)(図1参照)を、バックリング誘発部と称することもできる。
エンボス凹所(20)(20)の配設位置は、これがY軸線に対して40°未満の位置に設定されるときには、両エンボス凹所(20)(20)間のバックリング誘発部で発生するバックリングがやや急峻な山形のものとなる傾向があり、その結果スコア(7)の破断を生じさせるおそれが増大する。また逆に70°を超える位置に設定されるときは、バックリング発生起点を第3象限及び第4象限の両領域内に均等に制御することが困難になる傾向があり、不特定位置での不定形なバックリング変形を生じてスコア破断につながる危険性が増大する。
エンボス凹所(20)(20)の好ましい設定位置は、Y軸線からの角度(α1)(α2)において50〜60°の位置である。
また、エンボス凹所(20)(20)は、図1,2に示す好適な実施形態によれば、平面視において長円形のものに形成され、その長軸方向を缶蓋(1)の放射状半径線方向に一致させた態様で配置されている。しかも、その内方の一端は凹状のパネルリセス部(6)の外周縁に近接し、外方の一端は強化環状溝(3)の内側壁(3b)の上端に及んでそれと交叉したものとなされている。
更にまた、上記エンボス凹所(20)(20)の深さは、0.10〜0.75mmの範囲に設定され、好ましくは0.30〜0.65mm、更に好ましくは0.40〜0.60mmの範囲に設定される。これが0.10mm未満の浅すぎるものであるときは、バックリングの誘導制御作用の点で不十分なものとなる。逆に、0.75mmを超える深さの深すぎるものとするときは、過酷な加工によって易変形部(21)等に材料破断を生じるおそれがある。
更にまた、エンボス凹所(20)(20)の大きさは、特に限定されるものではないが、上面面積において8.0〜45.0mm2、好ましくは10〜30mm2、更に好ましくは15〜25mm2の範囲に設定することが望ましい。これが小さすぎるときは、バックリング誘導作用の点で不十分なものとなり、大きすぎるときは面積上の制約から中央パネル部(2)面上の好適位置に設定することが困難になる。
図1〜2の実施形態においてはエンボス凹所(20)(20)を最も好ましい形状態様として長円形のものとした例を示したが、楕円形のものとしても良い。
また、図6〜7に示すように、真円形のエンボス凹所(120)に形成しても良いし、複数個を缶蓋の半径線方向または周方向並べて配置するものとしても良い。
更には図8〜9に示すように、長円形あるいは楕円形のエンボス凹所(220)とした場合にあって、その長軸方向を缶蓋(1)の周方向に設定配置したものとしても良い。
いずれの場合にも、エンボス形状は、強化環状溝(3)とパネルリセス部(6)とを繋ぐ意味では、あまり両者とのすきま距離が無いほうが好ましい。
本発明者らの行った多くの実験結果によれば、図1〜2のエンボス凹所(20)(20)の形成態様においてバックリング対策として最も好ましい結果が得られた。
[実験例]
次に、この発明の効果を確認するために行った各種実験例について説明する。
[第1実験]
缶蓋材料として、JIS A5182合金からなる厚さ0.24mmのアルミニウム合金板材を用いて作成した下記仕様のプッシュオープンタイプのパネル縮径型缶蓋を用いた。
中央パネル部直径: 47mm
強化環状溝 : 深さ2.3mm
: 溝底部半径0.5mm
チャックウォール傾斜角度: 上方ウォール部28°
下方ウォール部55°
そして、上記缶蓋について、その中央パネル部中の第3及び第4象限領域中に、バックリング誘導部としてのエンボス凹所を表1に示す各種の態様で形成したもの(発明)と、エンボス凹所を形成しないもの(比較)とを作製した。そして、それらを試料として、この各種試料の缶蓋を別途製作した有底筒状のアルミニウム製缶胴の上端開口縁に、常法による二重巻き締め加工によって密封固定した。
このような施蓋缶を各実験例1〜15につき30缶づつ用意し、後記の耐圧バックリング試験を行った。
[バックリング試験]
上記各実験例1〜15の施蓋缶の缶胴部分を高さの中間部分で切断したのち、蓋付きの上部半体を供試体として、金属缶用耐圧試験機(株式会社テクノネット製「WBT−500」)にセッティングし、水圧により26KPa/秒の速度で缶内圧を上昇させ、初回のバックリングが発生して内圧が急降下した時点で試験を終了した。そして各試料について、「バックリングの発生部位」および「スコア破断の有無」の2項目について調べ、下記の基準で評価した。
[バックリング発生部位]
目視検査により、バックリングによる最大膨出変形部が第3象限と第4象限の領域内に位置しており、第1象限および第2象限の領域内には大きな変形がみられなかった試験体を良品とし、この良品の歩留り率が85%以上であったものを◎印、60〜85%未満であったものを○印、60%未満であったものを×印で評価した。
[スコア破断の有無]
30缶のすべてについてスコア破断の発生状況を調べ、ほぼ100%近く発生の認められなかったものを◎印、一部にスコア破断が見られたが、大部分は生じなかったものを○印、ほとんど全てに破断が認められたものを×印で評価した。
上記の評価結果を、表1に併記した。
Figure 2008265869
上表1の評価結果から判るように、本発明を適用した缶蓋は、比較品に較べて、相対的に顕著に高い確率で、バックリングの発生部位を第3及び第4象限の領域内に誘導制御しつつ、結果として、スコア破断の発生率を極めて少なくした、バックリング対策品として卓越した性能を有するものであることを確認し得た。
[第2実験例]
エンボス凹所の深さと面積を各種態様に変化させた、表2に示す実験例No.16〜24の各種パネル縮径型缶蓋を用いた。これらの缶缶の材料、中央パネル部直径、強化環状溝、チャックウォール傾斜角度等の基本的な構成仕様は、すべて前記第1実験例の場合と同様のものとした。
そして、上記実験例No.16〜24の缶蓋を、第1実験例の場合と同様にして有底筒状のアルミニウム製缶胴の上端開口縁に巻き締めて装着し、得られた施蓋缶について、前記同様の耐圧バックリング試験を行った。この耐圧バックリング試験の評価基準は前記第1実験例の場合と同様とし、その評価結果を表2に併記した。
Figure 2008265869
上表2の評価結果から、エンボス凹所の深さは、0.30mm以上に設定し、また同じくその表面側の面積は13mm2以上に設定した場合に、バックリング対策品として特に好適な結果が得られることが判明した。
本発明の好適な実施形態示す缶蓋の平面図である。 図1のII−II線の中間部省略断面図である。 図1の缶蓋にバックリングを生じたときの状態を示す斜視図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 図3のV−V線の断面図である。 本発明の適用によって形成するエンボス凹部の形状の変形例を示す缶蓋の一部平面図である。 図6のVII−VII線の断面図である。 本発明の適用によって形成するエンボス凹部の配置態様の変形例を示す缶蓋の一部平面図である。 図8のIX−IX線の断面図である。 従来の汎用型の缶蓋においてバックリングを発生したときの典型的な1つの変形状態を示す斜視図である。 図10のバックリングを生じた缶蓋の平面図である。 図10のA−A線の断面図であって、(イ)はバックリング発生前、(ロ)はバックリング発生後の状態を示すものである。 従来公知であるパネル縮径型の缶蓋の平面図である。 図13のB−B線の断面図である。 図13の缶蓋を缶胴に巻き締め装着した状態の周縁部の断面図であり、(イ)はバックリング発生前、(ロ)はバックリング発生後の状態を示すものである。
符号の説明
1…缶蓋
2…中央パネル部
3…強化環状溝
4…チャックウォール
4a…下方ウォール部
4b…上方ウォール部
5…フランジ部
6…パネルリセス部
7…開口スコア
8…開口片
9…タブ
10…リベット
20…エンボス凹所(バックリング誘導部)
21…易変形部
M…バックリング変形部

Claims (7)

  1. 中央パネル部の周縁に補強用の強化環状溝とチャックウォールを介して取付用の巻締め部が設けられ、かつ上記中央パネル部に切欠環状の開口スコアが形成され、この開口スコアに囲まれた開口片に対応する位置に開缶操作用のタブがリベット止めして設けられたプッュオープンタイプの缶蓋において、
    缶蓋中心と開口片先端を通るY軸線と、該Y軸線に直交して中心を通るX軸線とで区画される第1象限〜第4象限の4つの扇形領域中、開口片が存する側の第3象限及び第4象限の各領域内のそれぞれに、Y軸線を中心とする左右対称配置に、バックリング発生部位を誘導制御するバックリング誘導部が設けられてなり、
    上記バックリング誘導部の配設によって、主として前記第3及び第4象限の両領域内に、該両領域間にまたがるX軸線方向に山形をなす上方膨出状のバックリングを発生せしめ得るものとなされていることを特徴とする缶蓋。
  2. 前記強化環状溝の外側壁上端から延びたチャックウォールの少なくとも下方ウォール部が、缶軸に対して40°〜60°の緩勾配に設定されたものである請求項1に記載の缶蓋。
  3. 前記バックリング誘導部は、Y軸線を基準線として、缶蓋中心からの測定角度が40°〜70°の範囲の第3及び第4象限の各扇形領域内のそれぞれに設けられた、下方に凸の1対のエンボス凹所によって形成されている請求項1または2に記載の缶蓋。
  4. 前記エンボス凹所は、平面視において長円形または楕円形であり、その長軸方向を缶蓋中心からの放射状半径線方向に配置して設けられている請求項3に記載の缶蓋。
  5. 前記エンボス凹所は、その外方の一端が、中央パネル部の外周縁の強化環状溝の内側壁上端に及ぶものとなされている請求項4に記載の缶蓋。
  6. 前記エンボス凹所は、深さ0.10〜0.75mmである請求項3〜5のいずれか1項に記載の缶蓋。
  7. 前記エンボス凹所は、上面面積が8.0〜45.0mm2である請求項3〜6のいずれか1項に記載の缶蓋。
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