JPH06179445A - 容易開口罐蓋 - Google Patents

容易開口罐蓋

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JPH06179445A
JPH06179445A JP4358075A JP35807592A JPH06179445A JP H06179445 A JPH06179445 A JP H06179445A JP 4358075 A JP4358075 A JP 4358075A JP 35807592 A JP35807592 A JP 35807592A JP H06179445 A JPH06179445 A JP H06179445A
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lid
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Hideo Otsuka
英男 大塚
Hiroyuki Terasawa
弘之 寺沢
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • B65D17/28Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness
    • B65D17/401Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall
    • B65D17/4012Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions at lines or points of weakness characterised by having the line of weakness provided in an end wall for opening partially by means of a tearing tab
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 バックリングによる開口スコアの破断を防止
した容易開口罐蓋を提供する。 【構成】 罐蓋を開口片6先端と天板1の中心を結ぶ線
とこの線に対して天板1の中心を通って直交する直線で
扇状の4部分に区分けしたとき全扇状の部分の何れにも
前記の開口片6先端と天板1の中心を結ぶ線より天板1
の中心から25度〜65度の範囲内で周縁溝2の近傍に
座屈部を配設し天板1と周縁溝2の連結部またはその付
近に開口片6と反対側の座屈部とその近傍を除いて座屈
性より補強性の小さい補強部を配設して開口片6側の座
屈部と開口片6と反対側の座屈部との間に強度差を設け
た容易開口罐蓋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保存安定性を改良したブ
ッシュオープンタイプの容易開口罐蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】容易開口容器の罐蓋には一般にプルオー
プンタイプと称されるタブを有する形式のものが極めて
多く用いられている。しかし、プルオープンタイプのも
のは開口部分を形成する開口片が一般に罐蓋天板から除
去されるものが多く、開口片が散逸し、該開口片の端部
は比較的鋭利である故、手足等に損傷を与えたり、分離
した開口片を鳥や魚が飲み込んで死ぬ事故が多く問題と
なっている。そのため、開口片を罐蓋天板から完全に分
離し得ない様に開口片が天板に対し連接部分を有する形
式の罐蓋も提案されている。
【0003】プルオープンタイプの開口片と蓋体の連接
部分を有する形式の罐は、液体飲料用容器の様に容器か
ら直接に内容物を飲む場合、鼻先に開口片が位置し、開
口片の破断端部が比較的鋭利である故、該鼻先の開口片
により違和感を免れず、需要者に好まれない欠点がある
が、この点を改良した開口片を天板から完全分離をさせ
ない容易開口容器の罐蓋としてはプッシュオープンタイ
プと称し開口片を容器内に押し込む形式のものがある。
【0004】これ等のプッシュオープンタイプの罐蓋は
前記の分離した開口片による欠点は解消されるが、実用
に供したとき新しい問題が発生した。液体飲料の多くは
炭酸ガス等のガスを含有するものが多い。これ等のガス
含有飲料を内蔵した飲料容器は保存中に内圧が上昇する
と、内部から押し上げられ、バックリングと称する現象
が多発し、蓋が外方に押し上げられて部分的に突出す
る。このため開口スコアが破断して開罐して飲料が吹出
してしまうのである。この現象はプッシュオープンタイ
プの罐蓋に多発する。この問題を解決した発明が特願平
3−307253号の発明である。この発明はスコアに
囲まれた開口片の先端部付近を除いて天板の周縁溝近傍
をコイニングして薄肉強化部を配置し、開口片の先端部
付近以外の天板周縁にエンボス凹所又はコイニング溝等
の耐圧弱化部を設けた罐蓋である。この発明は厚肉罐蓋
においては非常に有効であって問題は解決された。しか
しながら肉厚が0.285mm以下の薄肉罐蓋において
はバックリングが複数回発生すると、蓋は円弧状に大き
く盛上ってしまう。そして特に薄肉罐蓋で問題となるの
は2回目のバックリングが初回のバックリングの位置と
罐中心に対して反対側に発生する。したがって上記の蓋
では2回目のバックリングは開口片先端に発生してしま
う。このバックリングの位置を制御して予め定めた順序
にバックリングさせ、スコア線の破断を防止した発明が
特願平3−333819号の発明である。この発明は開
口片先端とリベットを結んだ直線とこの直線とリベット
で直交する直線で4分割した罐蓋の開口片の反対側の罐
蓋の2つの扇形部分に座屈部を設け、ここでバックリン
グを発生させる発明である。この発明は初回目のバック
リングの位置の制御には十分効果があるが、2箇所の弱
い部分だけでは2回目以降のバックリングに対しては位
置制御が不十分で開口片先端付近でバックリングが生ず
る場合がみられた。本発明は2回目以降のバックリング
の位置を制御するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は従来不
可能であった初回、2回目および2回目以後のバックリ
ングの位置を制御して、順次予め定めた順序でバックリ
ングさせ開口片先端付近のバックリングを防止しスコア
の破断を防ぐことである。本発明は特別の手段によりこ
の課題の解決に成功した。
【0006】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. 天板と天板周縁部に設けた周縁溝とを有する罐
蓋であって、天板のほぼ中央部にリベットにより連結し
たタブと、始点と終点をリベット側方でかつヒンジとな
る間隔を設けて配置したスコアと、スコアに囲まれた開
口片とからなる容易開口罐蓋であって、該罐蓋を開口片
先端と天板の中心を結ぶ線とこの線に対して天板の中心
を通って直交する直線で扇状の4部分に区分けしたとき
全扇状の部分の何れにも前記の開口片先端と天板の中心
を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度の範囲内で
周縁溝の近傍に座屈部を配設し天板と周縁溝の連結部ま
たはその付近に開口片と反対側の座屈部とその近傍を除
いて座屈性より補強性の小さい補強部を配設して開口片
側の座屈部と開口片と反対側の座屈部との間に強度差を
設けた容易開口罐蓋。 2. 開口片の反対側にある2つの扇状の部分に設けた
座屈部より、座屈性の小さい座屈部を開口片側の2つの
扇状の部分に設けた1項に記載された容易開口片罐蓋。 3. 座屈部がコイニングまたはスコアリングにより天
板に形成された加工側からみた凹状部である、1項また
は2項に記載された容易開口罐蓋。 4. 座屈部がエンボシングにより天板に形成された加
工側からみた凹状部である、1項または2項に記載され
た容易開口罐蓋。 5. 座屈部が天板を押し上げて天板に形成したディン
プルである、1項または2項に記載された容易開口罐
蓋。 6. 座屈部が周縁溝内壁を天板の中心側に変形させた
変形内壁部である、1項または2項のいずれか1項に記
載された容易開口罐蓋。 7. 座屈部がビーディングにより天板に形成したビー
ドの先端である、1項または2項に記載された容易開口
罐蓋。 8. 座屈部が直線状または弧状のビードの先端であ
る、7項に記載された容易開口罐蓋。 9. 座屈部が天板の周縁溝近傍に沿って設けられてい
る円弧状ビードの先端である、7項または8項に記載さ
れた容易開口罐蓋。 10. 座屈部が開口片と反対側にある2つの扇状部分
の夫々と開口片側にある2つの扇状部分の夫々に跨がっ
て配設されているビードの先端である、7項ないし9項
のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。 11. 座屈部が、一端が周縁溝外壁の天板とほぼ同じ
高さの位置から天板の中心に向かって約12mmの巾の
周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端と天板の中
心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度の範囲内
にあり、他端がこの範囲より天板の中心側にある直線状
または弧状の4本のビードの周縁溝側の先端であって全
ての扇状の部分に配置されている、7項ないし10項の
いずれか1項に記載された容易開口罐蓋。 12. 座屈部が弧状のビードの先端であって、該弧状
のビードの先端が開口片と反対側にある2つの扇状の部
分の夫々と開口片側にある2つの扇状の部分の夫々にに
跨がって配設されており該弧状のビードが蓋の中心側に
凸に形成された、7項ないし11項のいずれか1項に記
載された容易開口罐蓋。 13. 座屈部がコイニング、スコアリング、エンボシ
ング、デンプル、変形内壁部、ビード等の座屈部を1種
類または2種以上組合せて配設した座屈部である、1項
ないし12項のいずれか1項に記載された容易開口罐
蓋。 14. 座屈部がコイニング、スコアリング、エンボシ
ング、デンプル、変形内壁部、ビード等の座屈部を2種
以上重複させた複合座屈部である、1項ないし12項の
いずれか1項に記載された容易開口罐蓋。 15. 補強部が天板と周縁溝の連結部に開口片と反対
側の座屈部を除いて全周にコイニング加工により形成し
たパネルコイニング部である、1項ないし12項のいず
れか1項に記載された容易開口罐蓋。 16. 補強部が開口片側では座屈部と重なっている補
強部である、1項ないし15項のいずれか1項に記載さ
れた容易開口罐蓋。 17. 補強部が開口片側で座屈部と重なっていない補
強部である、1項ないし15項のいずれか1項に記載さ
れた容易開口罐蓋。 18. 補強部が開口片と反対側の座屈部を除いた全周
の天板と周縁溝の連結部の曲率半径を開口片と反対側の
座屈部近傍の曲率半径より小とした変形連結部である、
1項ないし17項のいずれか1項に記載された容易開口
罐蓋。 19. 補強部が開口片と反対側の座屈部を除いた全周
の天板と周縁溝の深さを開口片と反対側の座屈部近傍の
周縁溝の深さより大とした深溝である、1項ないし17
項のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。」 に関する
【0007】
【作用】さきに述べたように、開口片の分離しないプッ
シュオープン型の罐蓋は分離した開口片による問題を発
生しない点から望ましいが、罐の保存中に罐内温上昇に
よりバックリングによるスコア破断を生じる欠点があ
る。本発明者はこの原因について研究を行なった結果、
プルオープン型罐蓋とプッシュオープン型罐蓋の開口ス
コアの深さの相違によりプッシュオープン型罐蓋にのみ
スコア破断が発生することが解明された。そして薄肉罐
においてバックリングによる罐蓋の持上げ量が著しく大
きくそのためスコア破断が生じることも判明した。
【0008】従来のプルオープン型の罐蓋の場合は開口
片を切断する天板周辺付近のスコアが浅く、残肉厚が大
きくてもプルタブで引きちぎるので開口出来るが、プッ
シュオープン型の罐蓋はタブの先端で開口片を罐の内部
に押し込んでスコアを切断するのでスコアの残肉厚を少
くする必要がある。特に開口片先端の天板周辺部付近い
わゆる飲み口部はタブからの距離も遠く力が掛り難いの
でスコア残厚を小さくしなければならない。このように
開口片の天板周縁部付近はスコア残厚が小さいので、こ
の部分にバックリングが発生するとスコアが破断するの
である。
【0009】バックリングは自動車内等の温度の高い所
に置かれると内温が上昇するので罐の内圧が高くなり、
蓋を押し上げるために発生する。罐蓋は耐内圧性を大き
くする必要上、天板周縁に溝部が設けられこの周縁溝の
外側に巻締部が設けられている。溝部をプレス形成する
とここに残留応力が発生するため罐内圧が高くなるとこ
の溝部が外に膨出して凸部を形成する。これがバックリ
ングと呼ばれる現象である。
【0010】ガス含有飲料はガスの含有量が液体の4〜
6倍であるので、一度バックリングした後でも保存条件
により膨出部もガスで満たされ、内圧が高くなれば2度
3度とバックリングを発生する。
【0011】本発明者は、プッシュオープンタイプの罐
蓋ではバックリングを完全に防止することが困難である
ことを考え、バックリングを開口スコア特に天板周縁に
近い開口片先端のスコア付近以外の所で発生させること
を研究した。このような位置であればバックリングして
もスコア破断の危険がないからである。
【0012】そのために蓋のスコア線破断の危険のない
位置に耐圧性の小さいバックリングを発生し易い座屈部
を形成することを考えた。
【0013】バックリングは、2回、3回と繰り返し発
生する危険があるが、初回が最も変形量が大きく、2回
目がついで大きい。初回と2回目のバックリングを開口
片先端部以外の箇所で発生させればスコア破断の危険は
かなり少くなる。薄肉罐では2回目のバックリングは初
回のバックリングの位置とは罐蓋中心に対して反対側の
位置に発生し易いがスコア線破断を防ぐためには2回目
のバックリングも開口片先端の反対側で発生させなけれ
ばならない。そして3回目と4回目は初回、2回目のバ
ックリングした位置と罐蓋中心に対して反対側の位置に
発生するが、開口片付近特に先端付近でのバックリング
を絶対に避けなければならない。
【0014】このバックリングの順序について詳細に説
明すると、蓋の中心と開口片先端を通る直線(以下Y軸
という)と中心でY軸に直交する直線(以下X軸とい
う)で四等分し開口片先端側を6時の方向、反対側を1
2時の方向というように時計にみたてて考えた場合、1
2時と3時の間を第1象限とし、9時と12時の間を第
2象眼、6時と9時の間を第3象眼、3時と6時の間を
第4象眼とすると、初回のバックリングを第1象眼か第
2象眼で発生させ、2回目を残った第1象眼か第2象眼
で発生させるのである。
【0015】2回のバックリングにより蓋は大きく変形
し、外に盛り上がるので3回目以降のバックリングによ
る変形量は小さくなる。したがって3回目、4回目のバ
ックリングを第3象眼か第4象眼で発生させるのである
が変形量が小さくとも、開口片付近特に先端付近でバッ
クリングが発生するとスコア線の破断が発生する。そし
て基本的バックリングは4回以上は発生しない。
【0016】このように、第1象眼または第2象眼で初
回と2回目のバックリングを発生させ、第3象眼と第4
象眼の開口片先端から離れた位置で3回目と4回目のバ
ックリングを発生させるのが本発明の特徴の1つであ
る。そのためには蓋の第1象眼と第2象眼に第3象眼と
第4象眼より座屈性の大きい座屈部を設ければ良いので
あるが実際に座屈部を配置してみたところ、座屈部の配
設位置に重大な問題があることがわかった。
【0017】すなわち、初回と2回目のバックリングを
発生させる座屈部は第1象眼および第2象眼のY軸から
25度〜65度の扇形部分であって、しかも、周縁溝外
壁の天板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かっ
て約12mmの帯状の同心円環部分の範囲内にあること
が好ましい。この範囲に座屈部を配設すると2回目のバ
ックリングが第3ないし第4象眼に発生する危険が小さ
くなる。
【0018】また第3、第4象眼にも座屈部を配設する
と、3回目、4回目のバックリングの位置が制御される
のでスコア破断防止効果が大きくなる事がわかった。設
ける座屈部は座屈性が第1象眼と第2象眼に設けた座屈
部より座屈性が小さいことが好ましい。そうでないと初
回と2回目のバックリングが、第3象眼と第4象眼に発
生する危険があるからである。
【0019】第3象眼と第4象眼に設ける座屈部の位置
も同様に、夫々Y軸から25〜65度の扇形部分であっ
て、しかも、周縁溝外壁の天板とほぼ同じ高さの位置か
ら天板の中心に向かって約12mmの帯状の同心円環部
分の範囲内にあることが好ましい。この範囲外にあると
3回目、4回目のバックリングにより開口片のスコアが
破断し易い。座屈部としては、上記の位置の天板に、コ
イニングまたはスコアリングにより設けた溝部が良い効
果を奏する。この溝部は座屈性が大きくこの部分でバッ
クリングが発生する。
【0020】また、上記の溝に代えてエンボッシングに
よる凹所を配置してもよい。バックリングはエンボッシ
ングによる変形の凹所周辺を起点として発生する。エン
ボッシング凹所の場合は、バックリングは凹の変形の大
きい箇所例えば半月形凹所の両端の尖端部に発生するの
で、尖端部が前記の蓋の位置にあればここからバックリ
ングする。この他天板に形成した凸所であるデインプル
も座屈性が大きく効果がある。バックリングはデインプ
ルの頂上ではなく周縁で発生する。
【0021】天板に形成したビードも有効な座屈部を形
成する。ビードの場合はビードの先端が座屈部となりこ
こでバックリングが発生する。したがってビードの先端
の位置が蓋の前記の範囲にある必要があるがこの要件を
満たせばビードの形状は制限されない。直線状でも弧状
でもよい。また、ビードの先端が周縁溝付近の所定の位
置にあればビードは直線状でも蓋の中心に向けて凸状で
もよい。またエンボッシングによる凹所とビードの場合
は第1象眼と第2象眼、第3象眼と第4象眼にまたがっ
て形成することも出来る。ビードの場合は、第1象眼と
第4象眼にまたがったビードと、第2象眼と第3象眼に
またがったビードを配設してもよい。
【0022】ビードは連続したビードでなく、各象眼に
分れて配置してもよく、ビードの一端が周縁溝外壁の天
板とほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって12
mmの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端
と天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65
度の範囲内にあれば他端はこの範囲の外例えば天板の中
心側にあってもよい。このようなビードは第3および第
4象眼にも配置するとバックリングの位置の制御に有効
である。
【0023】この他、周縁溝の内壁を天板中心側に向っ
て傾斜させて変形した変形内壁も座屈部として有効であ
り、変形部分は構造的な不連続と残留応力により座屈性
が大きくなりここでバックリングが発生する。座屈部は
複数種類の座屈部を併用した複合座屈部も使用される。
例えばコイニングとスコアリングを併用したり、ディン
プルとスコアリングを併用したりすることができる。特
に変形壁は他の座屈部との併用が容易である。また座屈
部の加工は、蓋の内外面いずれからの加工も可能であ
る。
【0024】このように座屈部を4ヶ所に配置して順次
バックリングさせるのであるが、実際に実施したところ
初回や2回目のバックリングが第3象眼、第4象眼つま
り開口片側で発生する場合がみられた。そこで、第1象
眼、第2象眼の座屈部の座屈性を第3象眼、第4象眼の
座屈部より大きくしてバックリングの発生位置を制御し
てみた。しかしこのような手段を用いても実際には大き
な座屈性の差が生じるような座屈部の形成は罐の取扱い
や保存を困難とするので難しく第3象眼と第4象眼にお
ける初回、2回目のバックリングの発生を零とすること
が出来なかった。そこで本発明は第1象眼、第2象眼と
第3象眼、第4象眼の座屈性に明瞭且つ有効な差を与え
るため、第1象眼と第2象眼の座屈部とその近傍を除い
て、天板と周縁溝の連結部とその近傍に全周にわたって
補強部を配置したのである。補強部は第3象眼と第4象
眼の座屈部にも設けられるので、第1象眼、第2象眼の
座屈部に較べ座屈性は著しく小さくなる。そして第1象
眼と第2象眼の座屈部はその近傍の補強部との間の耐圧
強度に著しい差が生じバックリングし易くなる。補強部
は第3象眼と第4象眼では座屈部と重ねて配置してもよ
く、重ならないように間隙をあけて配置してもよい。第
3象眼と第4象眼の座屈部とその近傍は補強部により補
強されるが、補強されたとは言えこの座屈部とその付近
の補強部との間には耐圧強度に明確な差があるのでバッ
クリングは必ず座屈部で発生する。補強部と座屈部が重
なっていても、座屈部とその近傍の補強部とは座屈部の
効果により強度に大きな差があるので必ず座屈部でバッ
クリングする。このようにバックリングの位置を座屈部
と補強部を組合せることにより完全に制御することが出
来た。本発明によれば罐の取扱いや保存に悪影響を与え
る無理な座屈部を形成する必要がなく実用上の効果が非
常に大きい。補強部としては、開口片反対側の座屈部と
その近傍を除いて天板と周縁溝の連結部またはその近傍
の全周にわたってコイニング加工により形成したパネル
コイニングが好適である。また、天板と周縁溝の連結部
の曲率半径を小さくすることも補強効果が大きく曲率半
径を小さくした補強部を配置することも有効である。さ
らに、周縁溝の深さを大きくすることも補強効果があ
る。第1象眼と第2象眼の座屈部とその近傍を除いて周
縁溝の深さを大きくするのである。この補強部は厳密に
言えば天板と周縁溝の連結部に設けられていないともみ
られるが、周縁溝に沿って溝の近傍に設けられた座屈部
に対して同様な効果を奏するので本発明の補強部に包含
される。補強部は座屈部を形成した後に後加工して形成
してもよい。また予め補強部を形成してから座屈部を後
で形成してもよい。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例をあげて具体的に説明
する。
【0026】図1は本発明の実施例である罐蓋の説明図
である。図1で1は蓋の天板であり2は周縁溝である。
3はタブであってリベット4によって天板に結合されて
いる。5はスコアであり6はスコアに囲まれた開口片で
ある。タブ先端により押し下げられるとスコアが破断
し、開口片が下方に押し下げられて飲み口が形成され
る。25は開口片先端と蓋の中心を通る直線でY軸とい
う。26は蓋の中心でY軸と直交する直線でX軸とい
う。X軸とY軸は説明上引いた線で蓋にある構造ではな
い。X軸とY軸によって区画された第1象眼8の周縁溝
近傍に座屈部であるコイニングにより形成した溝7が配
置されている。溝7はY軸から45度の位置にある。そ
して第2象眼と第3象眼10と第4象眼11にも座屈部
7は配設されている。27は補強部である。この実施例
では天板と周縁溝の連結部付近に設けたパネルコイニン
グであり、座屈部に重なっているが、重ならないように
配置してもよい。補強部は第1象眼8と第2象眼9の座
屈部7とその近傍には形成されていないが、第3象眼と
第4象眼の座屈部7には補強部が設けられている。初回
のバックリングは補強部のない座屈部を設けた、第1ま
たは第2象眼に発生する。バックリングによる変形量の
多い初回のバックリングを開口片の反対側の第1または
第2象眼で発生させるので開口スコア5の破断の危険は
少ない。パネルコイニング部は補強されるので強度が大
きい。したがって第1象眼と第2象眼では座屈部とパネ
ルコイニングとの強度差が大きいので初回と2回目のバ
ックリングはこの象眼の座屈部で発生する。一方第3象
眼と第4象眼では座屈部7はパネルコイニングが設けら
れ補強されているので、第1象眼と第2象眼の座屈部よ
り強度も大きい。したがって初回、2回目のバックリン
グはここでは発生しない。しかしながら、パネルコイニ
ングで補強されても座屈部とその近傍のパネルコイニン
グ補強部との間には明確な強度差があるので3回目、4
回目のバックリングは第3象眼と第4象眼の座屈部で発
生する。座屈部は原点でY軸から25度〜60度の範囲
内の天板と周縁溝の連結部近傍に設けられているので開
口片の先端部でのバックリングは防止される。このよう
にして変形量が最大である初回のバックリングと変形量
が2番目に大きい2回目のバックリングを開口片の反対
側の象眼で正確に発生させ開口片側の3回目以後のバッ
クリングも開口片の近傍以外で発生させるのでスコア5
の破断の危険は非常に少なくなる。
【0027】図1で座屈部は、Y軸またはX軸より45
度の位置にある。25度〜65度の範囲にないとバック
リングした時の形状がスコア破断を防止する効果を劣化
させ、また次のバックリングの位置を所定の位置から移
動する危険がある。座屈部はコインニグ溝に代ってスコ
ア溝或いは天板を下から押上た凸部ディンプルを配置し
てもよい。
【0028】図2は座屈部である2本のビードを第1象
眼と第4象眼、第2象眼と第3象眼に夫々またがらせて
配設した蓋である。ビードは周縁溝に沿いその先端は4
つの象眼の全てに配置されており、ビード自体は耐圧強
度は大となるがビード部と昔通部の境では金属板はビー
ド側に引っ張られるためビードの先端18、19で金属
板にいわゆるひきつれが発生し天板の円周方向のバラン
スが崩れておりこの点が座屈部となる。そして夫々Y軸
から45度で且つ周縁溝の近くに設けられている。27
は補強部でこの実施例ではパネルコイニングであり、第
3象眼と第4象眼の補強部は座屈部と重なっていない例
である。初回と2回目のバックリングは第1、2象眼に
発生しついで3回目と4回目が第3、第4象眼に発生す
る。また、ビード先端19をビード先端18の深さより
も浅くし、座屈部の座屈性に差を持たせることも可能で
ある。
【0029】図3はビードが周縁溝に沿っていない例で
ある。この場合もビード先端は、夫々Y軸から45度で
且つ周縁溝の近くに設けられている。27は補強部でこ
の実施例ではパネルコイニングである。初回と2回目の
バックリングは第1、2象眼に発生しついで3回目と4
回目が第3、第4象眼に発生する。
【0030】図4は第1図に示す蓋を設けた罐のバック
リングした状態を示し、蓋はドーム状に盛り上がってい
る。バックリングは座屈部7で発生し、周囲の天板1を
上方に持上げる。この例ではバックリングは4回発生し
た。第1、第2象眼の所定の位置で初回、2回目が発生
し、変形量の少ない3回目と4回目が第3、第4象眼の
所定の位置で発生し、蓋は大きく外方に盛り上がってい
る。しかしながらバックリングの位置と順序を制御して
いるのでスコア5は破断しなかった。
【0031】図5はビードの深い端部が周縁溝付近の所
定の位置にあり、他端が蓋の中心に向かっている弧状の
ビードであり蓋の全扇形状部に配置されている例であ
る。27は補強部でこの実施例ではパネルコイニングで
あって、第3象眼と第4象眼では座屈部に重なっていな
い。図6は直線状のビードとした例である。これ等の蓋
では第1、第2象眼の次に第3、第4象眼でバックリン
グする。
【0032】図7は、蓋全体の耐圧性を大きくするため
周縁溝と天板の連結部に設けた補強部であるコイニング
によるパネルコイニング27を示す。この例ではコイニ
ングは上面から行なわれている。パネルコイニング27
は第1象眼と第2象眼の座屈部近傍を除いて全周縁に設
けられている。パネルコイニングの耐圧補強効果は大き
い。第3象眼と第4象眼の座屈部にはパネルコイニング
が設けられているが、座屈部の効果があるのでコイニン
グ補強部があってもその近傍の補強部と明確な強度差が
あるのでバックリングは必ず座屈部で発生する。図8の
例は天板と周縁溝の連結部を下方からコイニング処理し
てパネルコイニング27を形成した例である。パネルコ
イニングの配置は図7と同様である。図9は補強部を周
縁溝と天板の連結部の曲率半径を小として形成した例で
ある。実線の補強部は点線の開口片反対側の座屈部近傍
の連結部より曲率半径が小さい。図10は補強部を周縁
溝の深さを深くして形成した例である。実線の周縁溝
は、開口片反対側の座屈部近傍の点線の溝より深い。次
に比較試験の結果を示す。
【0033】比較試験 実施例1 肉厚0.25mnのアルミ板で成形した図1の蓋をアル
ミ罐胴に捲締めた罐を使用した。 実施例2 図2の蓋を用いた以外は実施例1と同様にした。 比較例1 座屈部のない蓋を用いた以外は実施例1と同様にした。 比較例2 コイニング溝の座屈部を第1象眼と第2象眼のみに設け
た。各罐100本に4G.V.の炭酸水を充填して恒温
器にて液温を80℃の状態にしてバックリングを発生さ
せ炭酸水の吹出した罐をカウントした。試験結果を表1
に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の罐蓋はバックリングによるスコ
ア線の破断が少い優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の罐蓋の説明図である。
【図2】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の説明図であ
る。
【図3】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の説明図であ
る。
【図4】本発明の罐蓋のを用いた罐のバックリングした
状態を示す説明図である。
【図5】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の説明図であ
る。
【図6】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の説明図であ
る。
【図7】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の表側からのパ
ネルコイニングの説明図である。
【図8】本発明の罐蓋の座屈部と補強部の裏側からのパ
ネルコイニングの説明図である。
【図9】本発明の罐蓋の曲率を小とした補強部の説明図
である。
【図10】本発明の溝を深くした補強部の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 天板 2 周縁溝 3 タブ 4 リベット 5 開口スコア 6 開口片 7 スコア溝 8 第1象眼 9 第2象眼 10 第3象眼 11 第4象眼 12 デインプル 17 ビード 18 ビード先端 19 浅いビード先端 21 内壁 22 外壁 25 Y軸 26 X軸 27 連結部に設けたパネルコイニング
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 ガス含有飲料はガスの含有量が液体の
1.54.5倍であるので、一度バックリングした後
でも保存条件により膨出部もガスで満たされ、内圧が高
くなれば2度3度とバックリングを発生する。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と天板周縁部に設けた周縁溝とを有
    する罐蓋であって、天板のほぼ中央部にリベットにより
    連結したタブと、始点と終点をリベット側方でかつヒン
    ジとなる間隔を設けて配置したスコアと、スコアに囲ま
    れた開口片とからなる容易開口罐蓋であって、該罐蓋を
    開口片先端と天板の中心を結ぶ線とこの線に対して天板
    の中心を通って直交する直線で扇状の4部分に区分けし
    たとき全扇状の部分の何れにも前記の開口片先端と天板
    の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度の範
    囲内で周縁溝の近傍に座屈部を配設し天板と周縁溝の連
    結部またはその付近に開口片と反対側の座屈部とその近
    傍を除いて座屈性より補強性の小さい補強部を配設して
    開口片側の座屈部と開口片と反対側の座屈部との間に強
    度差を設けた容易開口罐蓋。
  2. 【請求項2】 開口片の反対側にある2つの扇状の部分
    に設けた座屈部より、座屈性の小さい座屈部を開口片測
    の2つの扇状の部分に設けた請求項1に記載された容易
    開口片罐蓋。
  3. 【請求項3】 座屈部がコイニングまたはスコアリング
    により天板に形成された加工側からみた凹状部である、
    請求項1または2に記載された容易開口罐蓋。
  4. 【請求項4】 座屈部がエンボシングにより天板に形成
    された加工側からみた凹状部である、請求項1または2
    に記載された容易開口罐蓋。
  5. 【請求項5】 座屈部が天板を押し上げて天板に形成し
    たディンプルである、請求項1または2に記載された容
    易開口罐蓋。
  6. 【請求項6】 座屈部が周縁溝内壁を天板の中心側に変
    形させた変形内壁部である、請求項1または2のいずれ
    か1項に記載された容易開口罐蓋。
  7. 【請求項7】 座屈部がビーディングにより天板に形成
    したビードの先端である、請求項1または2に記載され
    た容易開口罐蓋。
  8. 【請求項8】 座屈部が直線状または弧状のビードの先
    端である、請求項7に記載された容易開口罐蓋。
  9. 【請求項9】 座屈部が天板の周縁溝近傍に沿って設け
    られている円弧状ビードの先端である、請求項7または
    8に記載された容易開口罐蓋。
  10. 【請求項10】 座屈部が開口片と反対側にある2つの
    扇状部分の夫々と開口片側にある2つの扇状部分の夫々
    に跨がって配設されているビードの先端である、請求項
    7ないし9のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。
  11. 【請求項11】 座屈部が、一端が周縁溝外壁の天板と
    ほぼ同じ高さの位置から天板の中心に向かって約12m
    mの巾の周縁溝に沿った同心円環状部分の開口片先端と
    天板の中心を結ぶ線より天板の中心から25度〜65度
    の範囲内にあり、他端がこの範囲より天板の中心側にあ
    る直線状または弧状の4本のビードの周縁溝側の先端で
    あって全ての扇状の部分に配置されている、請求項7な
    いし10のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。
  12. 【請求項12】 座屈部が弧状のビードの先端であっ
    て、該弧状のビードの先端が開口片と反対側にある2つ
    の扇状の部分の夫々と開口片側にある2つの扇状の部分
    の夫々にに跨がって配設されており該弧状のビードが蓋
    の中心側に凸に形成された、請求項7ないし11のいず
    れか1項に記載された容易開口罐蓋。
  13. 【請求項13】 座屈部がコイニング、スコアリング、
    エンボシング、デンプル、変形内壁部、ビード等の座屈
    部を1種類または2種以上組合せて配設した座屈部であ
    る、請求項1ないし12のいずれか1項に記載された容
    易開口罐蓋。
  14. 【請求項14】 座屈部がコイニング、スコアリング、
    エンボシング、デンプル、変形内壁部、ビード等の座屈
    部を2種以上重複させた複合座屈部である、請求項1な
    いし12のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。
  15. 【請求項15】 補強部が天板と周縁溝の連結部に開口
    片と反対側の座屈部を除いて全周にコイニング加工によ
    り形成したパネルコイニング部である、請求項1ないし
    12のいずれか1項に記載された容易開口罐蓋。
  16. 【請求項16】 補強部が開口片側では座屈部と重なっ
    ている補強部である、請求項1ないし15のいずれか1
    項に記載された容易開口罐蓋。
  17. 【請求項17】 補強部が開口片側で座屈部と重なって
    いない補強部である、請求項1ないし15のいずれか1
    項に記載された容易開口罐蓋。
  18. 【請求項18】 補強部が開口片と反対側の座屈部を除
    いた全周の天板と周縁溝の連結部の曲率半径を開口片と
    反対側の座屈部近傍の曲率半径より小とした変形連結部
    である、請求項1ないし17のいずれか1項に記載され
    た容易開口罐蓋。
  19. 【請求項19】 補強部が開口片と反対側の座屈部を除
    いた全周の天板と周縁溝の深さを開口片と反対側の座屈
    部近傍の周縁溝の深さより大とした深溝である、請求項
    1ないし17のいずれか1項に記載された容易開口罐
    蓋。
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