JP2008264824A - ヘミング加工方法及びヘミング加工装置 - Google Patents

ヘミング加工方法及びヘミング加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のパネルをヘミング加工により結合するに際し、パネル同士の接合を行った場合であってもヘミング加工後のワークにおける歪みの発生を防止する。
【解決手段】ヘミング加工装置10aは、ワークWであるアウタパネル12及びインナパネル14を支持する治具本体20a(20b)と、治具本体20a(20b)で支持されたワークWの接合及びヘミング加工を行う第1ロボット24及び第2ロボット28とを備える。治具本体20a(20b)には、第1ロボット24によりワークWを接合する場合に、ワークWを把持可能なクランプ機構36と、第2ロボット28によりアウタパネル12の縁部を折り曲げてインナパネル14の縁部を挟み込むヘミング加工を行う場合に、アウタパネル12のヘミング加工が行われる部位に当接可能に配置された裏当て部材38とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のワークを結合するヘミング加工方法及びヘミング加工装置に関する。
例えば、自動車のボンネット、サイドパネル及びドア等の各種ワークの縁部に対し、パネルの縁部が起立したフランジをパネルの内側方向へ折り曲げるヘミング加工が行われている。
このようなヘミング加工としては、固定金型の上にパネルを位置決め保持しておき、パネル縁部のフランジに対して加工ローラを押しつけながら折り曲げるロールヘミング加工や、位置決め保持されたパネルを上下2つの金型により挟み込み前記フランジを折り曲げる金型ヘミング加工が挙げられる。
前記ロールヘミング加工や金型ヘミング加工(以下単に、ヘミング加工という)では、一般に、折り曲げ角度が大きいため折り曲げ精度を考慮して予備曲げ(プリヘミング)や仕上げ曲げ(本ヘミング)といった複数段階の工程を経て加工を行っている。
特許文献1には、基台を挟んで配置されるヘムローラ及び従動ローラにより、2枚のパネルの縁部へのヘミング加工を行い、これら両パネルを結合するヘミング加工装置が開示されている。
特開2003−103325号公報
ところで、ワークの種類によっては、パネルの結合強度を一層増加させるため、ヘミング加工による結合に加えて、2枚のパネルを溶接により接合する場合がある。
このような場合には、通常、先ず、溶接ステーションにて2枚のパネル、例えば、自動車ドアのアウタパネルとインナパネルとを溶接により接合し、両パネルを互いに固定する。次に、固定された両パネルをヘミングステーションに搬送した後、金型によるヘミング加工を行っていた。
しかしながら、ヘミング加工前に溶接により両パネルを接合する場合には、該溶接により両パネルが互いに略完全に固定された状態でヘミング加工が行われる。従って、ヘミング加工時に発生するパネルの撓み等をワーク全体として吸収することが困難であり、加工後のヘミング加工部位に歪みが現れることが指摘されている。なお、パネル縁部に略90°で起立されたフランジを折り曲げるヘミング加工の初期では、該フランジの折り曲げに伴いワークが内側に押圧されることになり、加工後期よりもワークの撓みが大きいものとなる。そして、通常、ワークのヘミング加工部位は製品の外観を構成するため、前記のようなワークの歪みは製品の外観を損ねる要因となり、その発生を防止することが加工品質(製品品質)の向上につながることになる。
一方、前記溶接によりワークの接合を行わない場合には、ヘミング加工中にパネル同士がずれ、結果として加工品質を低下させる可能性がある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、複数のパネルをヘミング加工により結合するに際し、パネル同士の接合を行った場合であってもヘミング加工後のワークにおける歪みの発生を防止することが可能なヘミング加工方法及びヘミング加工装置を提供することを目的とする。
本発明に係るヘミング加工方法は、少なくとも第1のワークと第2のワークとを結合するヘミング加工方法であって、前記第1のワーク及び前記第2のワークを接合する接合工程と、前記接合工程中に、前記第1のワークの縁部を折り曲げて前記第2のワークの縁部を挟み込むヘミング加工を行うヘミング工程とを有することを特徴とする。
このような方法によれば、第1及び第2のワークを、例えば溶接により接合する接合工程中に、第1のワークの縁部を折り曲げるヘミング工程を実行する。これにより、ヘミング工程時のワークのずれを効果的に防止することができる。さらに、ワークの撓みが大きい傾向にある加工初期において、ワークの接合点のうちの一部のみを接合しておくようにすると、ヘミング工程で発生するワークの撓みを該ワーク全体で効果的に吸収することができ、加工後の歪みを抑えることができる。しかも、接合工程とヘミング工程とを並列的に行うようにすると、ヘミング工程の進行に伴い、その状況に応じてワークを次第に強固に接合することが可能となる。これにより、ヘミング加工初期におけるワークの撓みを好適に吸収しながらも、加工後期にはワークを略完全に接合した状態でヘミング加工を行うことができ、ヘミング加工の品質を向上させることができる。
この場合、前記接合工程における最初の接合から最後の接合までの間に、前記ヘミング工程が開始され且つ終了されるように設定されていると、第1のワークと第2のワークとの動きが多少なりとも許容された状態でヘミング工程を完了することができる。このため、ヘミング工程時のワークに生じる撓みをより確実にワーク全体として吸収することができ、加工後のワークの歪みを一層確実に防止することができるため一層好ましい。
また、前記ヘミング加工を行うヘミングローラにより少なくとも前記第1のワークを狭持した後であり、且つ、前記ヘミングローラの転動開始前に、前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合を行うと、ヘミングローラ転動中のワークのずれを有効に防止することができるため好ましい。
さらにまた、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘミング加工方法において、前記ヘミングローラの転動終了後であり、且つ、前記ヘミングローラによる前記第1のワーク及び前記第2のワークへの加圧を開放する前に、前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合を行うと、ワークにスプリングバックが発生し、第1のワークと第2のワークとの間のずれを有効に防止できるため好ましい。
また、本発明に係るヘミング加工装置は、重ねられた第1のワーク及び第2のワークを支持する治具本体と、前記治具本体で支持された前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合及びヘミング加工を行う1台又は複数台の加工駆動部とを備え、前記治具本体は、前記第1のワーク及び前記第2のワークを把持可能な把持機構と、前記第1ワークのヘミング加工が行われる部位に当接可能に配置された裏当て部材とを有することを特徴とする。
このような装置によれば、ワークに対する接合工程とヘミング工程とを同一の治具本体を用いて行うことができるため、それぞれの工程のための治具や加工ステーションを個別に用意する必要がなく、装置全体として大幅な省スペース化や、設備コストの削減、さらには2つの工程が凝縮されることによる作業効率の向上が可能となる。しかも、接合工程からヘミング工程へのワークの搬送作業が不要となるため、該搬送作業に伴うワークのずれや撓み等を有効に防止することができる。
また、前記裏当て部材が、前記治具本体に対してフローティング可能な状態で取り付けられていると、ワークの表面形状と裏当て部材の表面形状との間に多少の誤差がある場合であっても、ヘミング工程時にワークが裏当て部材に強制的に押付けられ、変形してしまうことを有効に防止することができる。
本発明に係るヘミング加工方法によれば、第1及び第2のワークを接合する接合工程中に、第1のワークの縁部を折り曲げるヘミング工程を実行することにより、ヘミング工程時のワークのずれや、ヘミング加工後のワークの歪みを防止することができる。
また、本発明に係るヘミング加工装置によれば、ワークに対する接合工程とヘミング工程とを同一の治具本体を用いて行うことが可能となる。その結果、それぞれの工程のための治具や加工ステーションを個別に用意する必要がなく、装置全体として大幅な省スペース化や設備コストの削減が可能となり、さらには2つの工程を凝縮することができるため作業効率の向上が可能となる。
以下、本発明に係るヘミング加工方法について、その加工方法を実施するヘミング加工装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘミング加工装置10aにより、アウタパネル(第1のワーク)12とインナパネル(第2のワーク)14とから構成されるワークWの縁部に対してヘミング加工を行う様子を説明するための斜視図である。図2は、図1に示すヘミング加工装置10aの平面説明図である。本実施形態に係るヘミング加工装置10aは、アウタパネル12及びインナパネル14をスポット溶接等により接合する接合工程と、アウタパネル12の縁部から略直角に起立形成されたフランジを折り曲げてインナパネル14の縁部を挟み込むことで両パネルを結合するヘミング工程とを同時並行的に実施する装置である。
以下、本実施形態ではヘミング加工装置10aによりヘミング加工を行うワークWとして、自動車用フロントドアを例示して説明するが、本発明はこれに限られるものではないことは勿論である。
図3に示すように、ワークWは、アウタパネル12とインナパネル14との重ねられた各部が溶接により接合されると共に、両パネルの縁部がヘミング加工により結合されて形成されている。また、アウタパネル12を構成する窓枠16のインナパネル14側(車内側)には、該窓枠16の剛性を向上させる補強材18が、例えば2本固定されている。アウタパネル12及びインナパネル14は、例えば、所定の形状に打抜き加工されている板金素材(金属製)で構成される。
このようなワークWに対するヘミング加工を行うヘミング加工装置10aは、図1に示すように、前記接合工程やヘミング工程中にワークWを位置決め保持する加工テーブルとして機能する一対の治具本体20a、20bと、アーム先端にスポット溶接ツール22を支持した第1ロボット(加工駆動部)24と、アーム先端にヘミング加工ツール26を支持した第2ロボット(加工駆動部)28とから構成される。
図1及び図2に示すように、一対の治具本体20a、20bは、互いの上端側が連結されると共に、下端部が離間した状態でベース30により固定されることで、側面視で略三角形状に配置されており、前記ベース30の下面には回転自在に構成されたターンテーブル32が設けられている。
従って、作業者が、ワークWを治具本体20a又は20bのいずれかに取り付ける場合や、ヘミング加工済みのワークWを治具本体20a又は20bのいずれかから取り外す場合には、一方の治具本体20a又は20bがターンテーブル32により旋回されて第1ロボット24等が可動する加工室側から作業者側に配置される。このため、作業者は加工室内に立ち入ることなく、ワークWの搬入又は搬出を行うことができる。しかも、一対の治具本体20a、20bは前記三角形状により互いに傾斜して配置されているため、作業者は一層容易にワークWを治具本体20a、20bに対して位置決め固定することができる。なお、ワークWは、所定のワーク自動交換手段や作業者の搬送を補助する手段を用いて治具本体20a、20bに搬入又は搬出されるようにしてもよい。
図4は、治具本体20a(20b)の概略正面図であり、ワークWが固定されていない状態を示している。図5は、治具本体20a(20b)にワークWを固定した状態を示す概略正面図である。
図4に示すように、治具本体20aは、略中央部に開口部34aが形成された平板状の機枠34と、該機枠34の表面側で開口部34aの側部から上部にかけて、前記アウタパネル12(窓枠16)の形状に沿うようにして複数(本実施形態の場合、9個)配置されたクランプ機構(把持機構)36と、前記機枠34の表面側でクランプ機構36より下方の大部分を隠すように配置された裏当て部材(ガイド部材、金型)38とを有する。
前記裏当て部材38は、機枠34の表面に設けられたフローティング支持部材40を介して該機枠34の表面から所定距離離間した位置で固定されている(図4及び図6A参照)。本実施形態の場合、フローティング支持部材40は、裏当て部材38の長手方向(幅方向)に3個均等な間隔で配置されているが(図4参照)、例えば2個や4個でもよく、幅方向に長い1個でもよい。
このようなフローティング支持部材40は、例えば、硬質のゴム部材により構成されたブロックであり、図7に示すように、裏当て部材38と機枠34との間に狭持された状態で中心に設けられた取付孔部40aを介して、ボルト42及びナット44により固定される。これにより、前記裏当て部材38は、フローティング支持部材40により機枠34の表面からオフセットした状態で確実に固定される一方、該フローティング支持部材40の弾性(柔軟性)によって、例えば、図6A及び図7中の矢印A方向及び矢印B方向にフローティング可能とされている。
また、裏当て部材38の機枠34と対向する裏面において、その下端側及び両側端側には、それぞれ水平方向及び鉛直方向に延在する2本の溝部である第1溝46a及び第2溝46bが形成されている(図4及び図7参照)。これら第1溝46a及び第2溝46bには、前記ヘミング加工ツール26を構成するガイドローラが係合されるが、詳細は後述する。
図4及び図5に示すように、クランプ機構36は、ワークWを構成するアウタパネル12(窓枠16)が当てられ、該ワークWを位置決めするための受け部48と、該受け部48との間でワークWを把持する可動部50とから構成される。
前記可動部50は、図8に示すように、受け部48に固定された回転軸54により回動自在に支承された第1ガイドフレーム56と、該第1ガイドフレーム56の軸線方向(矢印X方向)に移動可能に設けられた第1スライダ部材58と、前記第1ガイドフレーム56と直交するように第1スライダ部材58に固定された第2ガイドフレーム60と、該第2ガイドフレーム60の軸線方向(矢印Y方向)に移動可能に設けられた第2スライダ部材62とを有する。さらに、該第2スライダ部材62には、アーム部材64が連結されると共に、該アーム部材64の先端には、矢印X方向に沿って延びた把持部66が固定されている。
また、前記第1ガイドフレーム56は、回転軸54に対してサーボモータ68の駆動作用下に図8の矢印θ方向に回動可能である。前記第1スライダ部材58、すなわち、第2ガイドフレーム60はサーボモータ70の駆動作用下に、送りねじ機構(図示せず)を介して矢印X方向に移動可能である。前記第2スライダ部材62、すなわち、アーム部材64はサーボモータ72の駆動作用下に、送りねじ機構(図示せず)を介して矢印Y方向に移動可能である。
従って、クランプ機構36では、把持部66が矢印X方向及び矢印Y方向に位置調整可能であり、該把持部66の先端面と受け部48との間にワークWを狭持することで該ワークWを位置決めした状態で把持(固定)することができる(図5及び図6A参照)。また、ワークWの着脱時には回転軸54を介して可動部50(把持部66)を上方に回動させることで、該ワークWの着脱を容易に行うことができる。
なお、ワークWを位置決め固定するクランプ機構としては、前記クランプ機構36のように把持部66と受け部48との間でワークWを狭持する構造以外にも、例えば、把持部66の代わりにワークWを把持可能なクリップ状の開閉手段等を用いることができる。
以上のような治具本体20aを構成する裏当て部材38及び受け部48は、図5に示すように、全体としてアウタパネル12を所望の姿勢で位置決め可能に構成され、アウタパネル12が当接する各表面は該アウタパネル12の形状に対応した形状とされている。これにより、ワークWを確実に且つ正確に位置決め固定することができる。
なお、このような治具本体20aと対で用いられる治具本体20bは、該治具本体20aと略同一に構成されるため詳細な説明は省略する。
図1に戻り、第1及び第2ロボット24及び28は、産業用多関節型であって、プログラム動作によりスポット溶接ツール22やヘミング加工ツール26を任意の位置に且つ任意の姿勢に移動可能であり、当然、相互に干渉しないように駆動制御される。これら第1及び第2ロボット24及び28は、図示しないティーチングペンダントの操作により、実際に動作を行わせながら動作ティーチングを行うことができる。さらに、3次元CAD(Computer Aided Design)等を用いたオフライン処理によって、実際にロボットを動作させることなく動作ティーチングを行うことも可能である。このような第1及び第2ロボット24及び28は、ターンテーブル32やクランプ機構36等と共に制御装置であるコントローラ74の制御下に動作する。
前記スポット溶接ツール22は、例えば、Cガン型のスポット溶接装置として構成されており、アウタパネル12とインナパネル14とを一対の電極チップ22a、22aで挟み込み十分に加圧した状態で溶接電流を導通することにより、これらアウタパネル12及びインナパネル14を接合する(図6A参照)。
前記ヘミング加工ツール26は、ローラ対として構成されるヘミングローラ(加工ローラ)76及びガイドローラ78を有する(図6A参照)。これらヘミングローラ76及びガイドローラ78は、それぞれの回転軸が平行に配置されることで、互いの直径方向(円板の向き)が平行に構成されている。このようなヘミングローラ76及びガイドローラ78は、互いに近接又は離間可能に構成される。
前記ヘミングローラ76は、アウタパネル12のフランジ12aに対する予備曲げ(例えば、90°に起立した状態から45°までの曲げ)を行うために先端側に設けられたテーパローラ80と、該テーパローラ80と一体構造で基端側に設けられた円筒ローラ82とから構成される(図9参照)。一方、前記ガイドローラ78は、周囲が狭幅に設定された円盤形状であり、裏当て部材38の機枠34側の裏面に平行に形成された第1溝46a及び第2溝46bに係合可能である(図9参照)。このようなガイドローラ78は、第1溝46aや第2溝46bとの係合作用により、ヘミングローラ76をフランジ12aに沿って正確にガイドする機能を果たす。
次に、基本的には以上のように構成される本実施形態に係るヘミング加工装置10aによるワークWに対するヘミング加工方法につき、図10のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、図10のステップS1及びS2において、作業者が、ワークWが固定されていない治具本体20a(20b)又は前回のヘミング加工で加工された後のワークWを搬出した後の治具本体20a(20b)に対して、今回ヘミング加工を行うワークWであるアウタパネル12及びインナパネル14をセットする(図5参照)。この際、アウタパネル12の下部を裏当て部材38に位置決め当接させると共に、上部(窓枠16)を受け部48に当接させ、さらに、インナパネル14及び補強材18を所定の位置に重ねる。
次いで、所定の位置に位置決めされたワークWをクランプ機構36により把持することで、治具本体20aに対して確実に固定する(ステップS3)。この際、受け部48及び裏当て部材38のワークW(アウタパネル12)に当接する面は、該ワークWの形状に対応した形状とされているため、ワークWを所望の位置に所望の姿勢で確実にクランプすることができる。
このようにワークWの治具本体20aへの位置決め固定が完了した後、ターンテーブル32が旋回され、ワークWが第1及び第2ロボット24及び28が備えられた加工室側に配置されると、次に、第1及び第2ロボット24及び28による接合工程及びヘミング工程が開始される。
すなわち、コントローラ74の制御下に、先ず、第1ロボット24に支持されたスポット溶接ツール22によるアウタパネル12とインナパネル14との溶接接合を開始する(ステップS4)。
続けて、ステップS5では、アウタパネル12とインナパネル14とを完全に固定せず、互いにある程度の動きが許容され、ヘミング工程でのずれを防止できる程度の接合(仮接合)から開始して、最終的にアウタパネル12とインナパネル14とを完全に固定する強固な接合(本接合)までを実行する。すなわち、仮接合では、ワークWにて接合する予定の接合点のうちの一部の接合を行い、本接合では残りの全ての接合点の接合を行う。この場合、ワークWの接合に必要とされる全接合点数を、例えば30点とすると、そのうちの、例えば10点を仮接合により接合し、残りの20点を本接合により接合する。
なお、本実施形態の場合、第1ロボット24による接合工程が施される接合点の位置は、アウタパネル12とインナパネル14とを確実に接合することができる位置であればよく、例えば、図5中のスポット溶接Sとして示されるように、ワークWの全体に均等に振り分けられる。
一方、ヘミング加工ツール26を支持した第2ロボット28は、コントローラ74の制御下に、前記ステップS4にてワークWの接合が開始されると同時に又は多少遅れたタイミング、例えば前記仮接合の終了後に、その動作を開始する。すなわち、第1ロボット24によるワークWの接合工程(ステップS5)と同時並行的に、第2ロボット28によるヘミング工程が開始される(ステップS6)。
このヘミング工程では、先ず、アウタパネル12及びインナパネル14を挟み込んだ状態でヘミングローラ76及びガイドローラ78を配置して、裏当て部材38の第1溝46aにガイドローラ78を係合させると共に、ヘミングローラ76を構成するテーパローラ80をフランジ12aに当接させる(図6A参照)。従って、図9に示すように、第1溝46aにガイドローラ78を係合させながら、該ガイドローラ78及びテーパローラ80を転動させることにより、フランジ12aを内側方向へ45°傾斜屈曲させる予備曲げ工程(プリヘミング工程)を連続的に実行する。この際、テーパローラ80とガイドローラ78との間の加圧力や距離を所定値に保持した状態で、互いに逆方向に回転させながら転動させることで、テーパローラ80の円錐面によりフランジ12aを連続的に曲げることができる。
なお、本実施形態の場合、第2ロボット28によるヘミング工程が施される部位は、アウタパネル12の縁部とインナパネル14の縁部とをヘミング加工により結合する必要がある部位であり、例えば、図5中の矢印Hで示す範囲とされる。
このようなヘミング工程において、前記予備曲げ工程が終了すると、次に、仕上げ曲げ工程(本ヘミング工程)が行われる。すなわち、裏当て部材38の第2溝46bにガイドローラ78を係合させると共に、円筒ローラ82を前記予備曲げ工程により45°に屈曲されたフランジ12aに当接させ、該フランジ12aがインナパネル14に接触するまで屈曲させる(図6B参照)。これにより、フランジ12aは当初の角度から90°屈曲することになる。従って、第2溝46bにガイドローラ78を係合させながら、該ガイドローラ78及び円筒ローラ82を転動させることにより、フランジ12aを前記予備曲げ工程により屈曲された状態からさらに45°傾斜屈曲させる仕上げ曲げ工程(本ヘミング工程)を連続的に実行する。
一方、第1ロボット24による接合工程(ステップS5)では、第2ロボット28によるヘミング工程中に、仮接合により接合された接合点に加えて、残りの接合点についての接合を行う。そして、ステップS7においてヘミング工程が終了し、ステップS8において接合工程が終了すると、アウタパネル12とインナパネル14とは溶接による接合と、ヘミング加工による結合により、互いに強固に結合される。
この場合、ヘミング工程の終了(ステップS7)後にステップS5による本接合を実施して全ての接合点を接合してもよく、また、ヘミング工程と同時に本接合を含む全ての接合工程を終了するようにしてもよい。
次いで、ヘミング工程及び接合工程が終了した後、コントローラ74の制御下にターンテーブル32が半回転され、アウタパネル12とインナパネル14との結合が完了したワークWが加工室側から作業者側に臨む位置とされると、作業者は、治具本体20aから加工後のワークWを取り外す(ステップS9)。これにより、当該ワークWに係るヘミング加工方法の全工程が完了する。
なお、前記補強材18のアウタパネル12への結合は、例えば、スポット溶接ツール22による接合のみであっても、該接合と共にヘミング加工ツール26によるヘミング加工を施すようにしてもよい。また、補強材18をインナパネル14と一体として構成して、接合やヘミング加工を施すこともできる。ところで、補強材18の結合に際しては、クランプ機構36がスポット溶接ツール22やヘミング加工ツール26の動作を妨害することになる。そこで、このような場合には、所定のクランプ機構36を構成するサーボモータ68を駆動させて可動部50を旋回させ、そのクランプ機構36によるクランプ動作を一旦解除すればよい。
以上のように、本実施形態に係るヘミング加工装置10a及びヘミング加工方法によれば、接合工程とヘミング工程とを同一の治具本体20a(20b)を用いて行うことができるため、それぞれの工程のための治具や加工ステーションを個別に用意する必要がない。その結果、装置全体として大幅な省スペース化や、設備コストの削減、さらには2つの工程が凝縮されるため作業効率の向上が可能となる。しかも、接合工程からヘミング工程へのワークWの搬送作業が不要となるため、該搬送作業に伴うワークWのずれや撓み等を有効に防止することができる。
また、ヘミング工程の開始前に接合工程を開始することにより、ヘミング工程時のアウタパネル12とインナパネル14とのずれを有効に防止することができる。しかも、ヘミング工程において、ワークWの撓みが大きい傾向にある加工初期には、前記仮接合のようにワークWの一部のみが接合されているため、ワークWの撓みをワークWの全体で効果的に吸収することができ、加工後の歪みを抑えることができる。この場合、ヘミング工程が進行し、ヘミング加工によるワークWの撓みが次第に減少するのに合わせて、接合工程を進行させることができる。
すなわち、本実施形態によれば、接合工程中にヘミング工程を行うことにより、ヘミング工程の進行に伴い、その状況に応じてワークWを次第に強固に接合することができるため、前記のような加工初期のワークWの撓みを好適に吸収しながらも、加工後期にはワークWを確実に固定した状態でヘミング加工を行うことができ、ヘミング加工の品質を向上させることができる。ワークWに撓みが発生しない状況では、ワークWを確実に固定しておく方が、ヘミング加工精度が向上するからである。このように本実施形態によれば、接合工程とヘミング工程とを同時並行的に行うことにより、各工程を個別に行うのに比べて、サイクルタイムの短縮のみならず、前記のような相乗的な効果が得られることになる。
この場合、例えば、ヘミング工程において予備曲げを行う場合に、該予備曲げを行うヘミング加工ツール26の前方を、同一方向でスポット溶接ツール22がワークWを接合するように動作させると、ワークWのヘミング加工時のずれや歪みを効果的に一層防止しながら、より効率的に接合及びヘミング加工を行うことが可能となる。
また、本実施形態の場合、ヘミング工程時にワークWを保護し且つ支持する裏当て部材38が、機枠34に対してフローティング支持部材40を介して支持されている。これにより、例えば、ワークW(アウタパネル12)の表面形状と、これに当接する裏当て部材38の表面形状との間に多少の形状誤差がある場合であっても、ヘミング工程時にワークWが裏当て部材38に強制的に押付けられ、変形してしまうことを有効に防止することができる。なお、ヘミング加工ツール26をロボット28に対してフローティング可能な状態で支持しておくと、前記ワークWの変形を一層効果的に防止することが可能となる。
ところで、本実施形態の場合、ヘミング工程の終了(ステップS7)と接合工程の終了(ステップS8)のタイミングは、上記のように、ヘミング工程が先に終了した後、接合工程が終了するタイミング以外にも、図10中の破線Cで示されるように、先に接合工程を終了させた後、ヘミング工程を終了させるように設定することもできる。なお、通常、このように接合工程に続いてヘミング工程を終了させるよりも、上記のように、ヘミング工程に続いて接合工程を終了させる方が好適である。すなわち、後者の場合には、アウタパネル12とインナパネル14との動きが多少なりとも許容された状態でヘミング工程を完了することができるため、ヘミング工程時のワークWに生じる撓みをより確実にワークW全体として吸収することができ、加工後のワークWの歪みを一層確実に防止することができるからである。勿論、ヘミング工程の加工後期では、上記のようにワークWの撓みはほとんど発生しないため、ワークWの用途によっては、先に接合工程を終了させた後、ヘミング工程を終了させるようにする方法も有効である。
なお、通常、ワークWの撓みは、ヘミングローラ76によりワークWを加圧し狭持する際が最も大きくなる。そこで、この時点ではワークWの接合を行わないか又は少なくともヘミングローラ76の転動開始点付近の接合を行わないようにすると、ワークW全体の撓みを有効に吸収することができる。そして、ヘミングローラ76でワークWを狭持した後であって、当該ヘミングローラ76の転動開始前に、特に前記転動開始点付近の接合を行うと、転動中のワークWのずれを効果的に防止することができるため好適である。
また、ヘミングローラ76の転動が終了するまでは、当該ヘミングローラ76の転動終了点付近の接合を行わなくすると、転動中のワークWの撓みを適切に許容して吸収することができる。そこで、ヘミングローラ76の転動終了後であって、ヘミングローラ76をワークWから離間させる(加圧による狭持を開放する)前に、特に前記転動終了点付近の接合を行うと、ワークWでのスプリングバックの発生を防止でき、アウタパネル12とインナパネル14のずれを一層確実に防止できるため好適である。
次に、本発明の第2の実施形態に係るヘミング加工装置10b及びこのヘミング加工装置10bを用いたヘミング加工方法につき、図11及び図12を参照して説明する。なお、図11〜図12において、図1〜図10に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして、詳細な説明を省略する。
この第2の実施形態に係るヘミング加工装置10bは、1台のロボット(加工駆動部)84を備え、該ロボット84のアーム先端に支持されるツール、すなわち、スポット溶接ツール22とヘミング加工ツール26とが交換可能に構成されている(図11参照)。
次に、本実施形態に係るヘミング加工装置10bによるワークWに対するヘミング加工方法につき、図12のフローチャートに基づいて説明する。
図12のステップS11〜S13は、図10のステップS1〜S3と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、本実施形態の場合、先ず、ロボット84にはスポット溶接ツール22が連結されているものとする。
ステップS14において、コントローラ74の制御下に、先ず、スポット溶接ツール22によるアウタパネル12とインナパネル14との溶接接合を行う。これにより、本実施形態での接合工程が開始される。
なお、このステップS14では、アウタパネル12とインナパネル14とを完全に固定せず、互いにある程度の動きが許容され、ヘミング工程でのずれを防止できる程度の接合、すなわち仮接合が行われ、ワークWにて接合する予定の接合点のうちの一部の接合点につき接合を実行する。
次いで、ステップS15において、ロボット84に支持されたスポット溶接ツール22がヘミング加工ツール26に交換される。
ステップS16では、ヘミング工程が行われる。すなわち、アウタパネル12のフランジ12aを先ず45°折り曲げる予備曲げ工程と、さらに45°折り曲げる仕上げ曲げ工程とが行われる。この際、ワークWは前記仮接合により多少の余裕を持って接合されているため、ヘミング工程時のアウタパネル12とインナパネル14とのずれが防止されると共に、ワークWの撓みが吸収され、ワークWでの歪みの発生を確実に防止することができる。
続いて、ステップS17において、ロボット84に支持されたヘミング加工ツール26が再度スポット溶接ツール22に交換される。
ステップS18では、前記ステップS14で開始された接合工程の第2段階として、アウタパネル12とインナパネル14との本接合が行われる。すなわち、前記ステップS14の仮接合で接合されなかった残りの接合点について、溶接接合を行う。これにより、このステップS18が終了し接合工程が終了すると、アウタパネル12とインナパネル14とは溶接による接合と、ヘミング加工による結合により、互いに強固に結合されることになる。
従って、コントローラ74の制御下にターンテーブル32が半回転され、アウタパネル12とインナパネル14との結合が完了したワークWが加工室側から作業者側に臨む位置とされると、作業者は、治具本体20a(20b)から加工後のワークWを取り外す(ステップS19)。これにより、当該ワークWに係るヘミング加工方法の全工程が完了する。
以上のように、本実施形態に係るヘミング加工装置10b及びヘミング加工方法によれば、接合工程とヘミング工程とを同一の治具本体20a(20b)を用いて行うことができ、さらに、1台のロボット84を用いて接合工程とヘミング工程とを順次行うことができる。このため、上記第1の実施形態に係るヘミング加工装置10aに比べて、さらなる省スペース化と設備コストの低減が可能となる。
また、ステップS14〜S18の接合工程の間に、ステップS15及びS17でのツールチェンジを行うことにより、ステップS16でのヘミング工程を行うことが可能となっている。これにより、仮接合でずれを防止されたワークWに対してヘミング加工を行うことができるため、ヘミング加工後のワークWでの歪みの発生を防止することができる。しかも、接合工程とヘミング工程とでワークWの搬送が不要であるため、該ワークWの搬送に伴うずれや撓み等を有効に防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、前記スポット溶接ツール22としては、上記したCガン型以外のものであっても適用可能であることは言うまでもなく、スポット溶接装置以外にも、MIG溶接装置や摩擦攪拌接合装置等、ワークWの接合が可能なものであれば代替可能である。
また、前記ヘミング加工ツール26としては、ヘミングローラ76に加えてガイドローラ78を設けた構成以外にも、ガイドローラ78を持たない構成等、各種用いることができる。当然、ヘミングローラ76はテーパローラ80と円筒ローラ82とが一体である必要はなく、ローラを用いる以外のツール、例えば、金型を用いる金型ヘミング装置に代替してもよい。
さらに、上記各実施形態では、ワークWとして、アウタパネル12及びインナパネル14の2枚の板部材を用いるものとしたが、これに限らず、前記板部材を3枚以上としても本発明は適用可能である。
またさらに、上記各実施形態のワークWについては、自動車フロントドアを例示して説明したが、これに限らず、その他の箇所についても適用することができるのはもちろんである。例えば、ワークWとしては、自動車のリアドア、ボンネット、トランク及びサイドパネルやフロントフェンダーに形成されたホイールアーチ等を挙げることができる。勿論、ワークWとしては、自動車用以外のパネルであってもよいことは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係るヘミング加工装置により、アウタパネルとインナパネルとから構成されるワークの縁部に対してヘミング加工を行う様子を説明するための斜視図である。 図1に示すヘミング加工装置の平面説明図である。 図1に示すワークである自動車フロントドアの一部切欠斜視図である。 図1に示す治具本体の概略正面図である。 図4に示す治具本体にワークを固定した状態を示す概略正面図である。 図6Aは、図5中のVI−VI線に沿う一部省略部分断面図であり、図6Bは、図6Aに示す状態からヘミングローラ及びガイドローラを仕上げ曲げ工程の位置に移動させた状態を示す一部省略部分断面図である。 図4に示す治具本体に備えられる裏当て部材を支持するフローティング支持部材の取付構造を説明するための一部省略部分断面分解斜視図である。 図4中のVIII−VIII線に沿う一部省略部分断面図である。 図1に示すヘミング加工ツールにより、ワークの縁部に対して予備曲げ工程を行っている状態を説明するための図5中のIX−IX線に沿う一部断面斜視図である。 図1に示すヘミング加工装置によるヘミング加工方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るヘミング加工装置により、アウタパネルとインナパネルとから構成されるワークの縁部に対してヘミング加工を行う様子を説明するための説明図である。 図11に示すヘミング加工装置によるヘミング加工方法の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10a、10b…ヘミング加工装置 12…アウタパネル
12a…フランジ 14…インナパネル
20a、20b…治具本体 22…スポット溶接ツール
22a…電極チップ 24、28、84…ロボット
26…ヘミング加工ツール 32…ターンテーブル
34…機枠 36…クランプ機構
38…裏当て部材 40…フローティング支持部材
48…受け部 50…可動部
66…把持部 74…コントローラ
76…ヘミングローラ 78…ガイドローラ
W…ワーク

Claims (6)

  1. 少なくとも第1のワークと第2のワークとを結合するヘミング加工方法であって、
    前記第1のワーク及び前記第2のワークを接合する接合工程と、
    前記接合工程中に、前記第1のワークの縁部を折り曲げて前記第2のワークの縁部を挟み込むヘミング加工を行うヘミング工程と、
    を有することを特徴とするヘミング加工方法。
  2. 請求項1記載のヘミング加工方法において、
    前記接合工程における最初の接合から最後の接合までの間に、前記ヘミング工程が開始され且つ終了されることを特徴とするヘミング加工方法。
  3. 請求項1又は2記載のヘミング加工方法において、
    前記ヘミング加工を行うヘミングローラにより少なくとも前記第1のワークを狭持した後であり、且つ、前記ヘミングローラの転動開始前に、前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合を行うことを特徴とするヘミング加工方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘミング加工方法において、
    前記ヘミングローラの転動終了後であり、且つ、前記ヘミングローラによる前記第1のワーク及び前記第2のワークへの加圧を開放する前に、前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合を行うことを特徴とするヘミング加工方法。
  5. 重ねられた第1のワーク及び第2のワークを支持する治具本体と、
    前記治具本体で支持された前記第1のワーク及び前記第2のワークの接合及びヘミング加工を行う1台又は複数台の加工駆動部と、
    を備え、
    前記治具本体は、前記第1のワーク及び前記第2のワークを把持可能な把持機構と、
    前記第1ワークのヘミング加工が行われる部位に当接可能に配置された裏当て部材と、
    を有することを特徴とするヘミング加工装置。
  6. 請求項5記載のヘミング加工装置において、
    前記裏当て部材は、前記治具本体に対してフローティング可能な状態で取り付けられていることを特徴とするヘミング加工装置。
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