JP2008263728A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 力率改善回路付きの低圧電源を1つのフィードバックで構成することを目的とする。
【解決手段】 力率改善回路と前記力率改善回路の出力からトランスを用い二次側の電圧を得る直流/直流変換回路を搭載した電源装置において、前記トランスを所定の周波数で駆動させ二次側に電圧を発生させ、前記二次側電圧を前記力率改善回路へフィードバックし力率改善回路の昇圧電圧を制御する事で所望の二次側電圧を得る低圧電源を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、簡素で安価な力率改善回路を備えた電源装置に関するものである。
従来の電源構成としては、特開平8−172773に記載されるように、力率改善回路と直流/直流変換回路の電圧制御は其々独立して設けられ、其々の出力電圧を検知して電圧制御を行なっていた。ここでは、最終的に得られる二次側の出力電圧を検知し、誤差量に応じて力率変換回路のスイッチング素子を制御する事で、制御系を簡素化した電源装置の説明を行なう。
図5は、従来例における力率改善回路を備えた電源装置の回路図である。初めに力率改善回路の説明を行なう。48は、交流電源49を全波整流によてって直流電流に変換するブリッジダイオードであり、前記ブリッジダイオード48の出力は、力率改善回路の制御を行なう第1のコントローラ50の起動電力を供給するSTART1端子51と入力電圧を検知する入力電圧検出抵52に接続される。前記入力電圧検出抵抗52にて分圧された電圧は前記第1のコントローラ50の入力電圧検出端子Vin1 53へ入力される。54は昇圧用のチョークコイルであり、スイッチング用の力率改善用FET55によりチョークコイル54に流れる電流が不連続に変化する。56はスイッチングにより発生した昇圧用チョークコイルの逆起電圧を整流する力率改善用の整流ダイオードであり、次段の力率改善用平滑コンデンサ57へ充電を行い昇圧された直流電圧を生成する。昇圧された電圧は、所望の電圧を制御する為の力率改善用電圧検知抵抗58により分圧された電圧が第1のコントローラ50のFB1端子59へ帰還される。FB1端子59に帰還された電圧は、Vin1端子53の電圧に乗算され力率改善用FET55をスイッチングする基準電圧となる。60は、昇圧用チョークコイル54の電圧に比例した電圧が発生する昇圧用チョークコイルの補助巻き線であり、補助巻き線整流用のダイオード61と補助巻き線整流用コンデンサ62にて平滑され第1のコントローラ51の制御電圧を生成し、第1のコントローラの制御用電源端子Vcc1 63へ出力される。64は、昇圧用チョークコイルに流れる電流のピーク値を検出する昇圧用チョークコイル電流検出抵抗であり、電流値を電圧値へ変換し第1のコントローラの電流検出端子CS1 65へ出力される。66は、力率改善用FET55を駆動する為のVgate1端子である。また、67は、第1のコントローラをGNDへ接続するGND1端子である。続いて力率改善回路の出力を二次側の直流電圧へ変換する直流/直流変換回路の説明を行なう。69は、直流/直流変換回路の制御を行なう第2のコントローラ68の起動電力の入力端子であるSTART2端子である。START2端子69へ電圧が印加されると第2のコントローラ68の制御用の電源端子Vcc2 70へ電力が供給され第2のコントローラ68は起動する。また、95は第2のコントローラのGNDであるGND2端子である。第2のコントローラ68が起動すると力率改善回路の出力に接続されたトランス71を直流/直流変換回路用FET72によってスイッチングが開始される。また、96は直流/直流変換回路用FET72のゲートを駆動するVgate2端子である。トランス71のスイッチングが開始されると二次巻き線に電圧が発生し二次整流ダイオード73と二次平滑コンデンサにより二次側に直流電圧を生成する。75は、直流/直流変換回路用FETに流れる電流電流を検出する直流/直流変換回路用電流検出抵抗であり電流値を電圧値へ変換し第2のコントローラ68の電流検出端子CS2 76へ出力する。77は、トランス71の電圧に比例した電圧が発生するトランスの補助巻き線であり補助巻き線用ダイオード78と補助巻き線整流用コンデンサ79により平滑され第2のコントローラ68の制御部を駆動する電源端子Vcc2 70へ出力される。二次側に発生した電圧は、二次側電圧検出抵抗81により分圧され、基準電圧と比較し誤差量を出力するシャントレギュレータ82へ入力され、シャントレギュレータ82の出力は電圧制御用フォトカプラ83により二次から一次の回路へ伝達され第2のコントローラ68の帰還端子FB2 84へ出力され、直流/直流変換回路用FET72のON時間を決定する。85、86は、位相補償用の抵抗とコンデンサであり、87は、シャントレギュレータ82への電流を制限する為のシャントレギュレータ用電流制限抵抗である。88は、FB2端子84への電流を制限する為のFB2端子電流制限抵抗である。
図6は、従来例における力率改善回路の電圧制御動作を説明する図である。89は、Vin1端子電圧波形であり入力電圧波形を抵抗で分圧した全波整流したものである。90は、FB1端子電圧波形であり力率改善回路の出力電圧を抵抗分圧したものである。91は、第1のコントローラ内で生成される力率改善回路の電圧制御波形であり、FB1端子電圧が大きいとVin1端子電圧が減少する演算後の波形である。92は、昇圧用チョークコイルに流れる電流波形であり、昇圧用チョークコイル電流検出抵抗64により電圧変換された電圧が前記力率改善回路の電圧制御波形電圧に達すると力率改善用FET55をOFFさせ昇圧用チョークコイル54の電流を減少させる。力率改善回路の出力負荷電流が一定であれば、FB1 90の値が一定であり交流電源49からはピーク値の軌跡が交流である電流が流れことにより、コンデンサ入力型の入力回路と比較し力率が改善される。
続いて図7は直流/直流コンバータの電圧制御動作を説明する図である。93は、第2のコントローラ68の電圧制御端子FB2 84へ出力される電圧波形であり目標の電圧に対して誤差が大きいほど電圧値が低くなる。FB2端子84へ出力された電圧は第2のコントローラ68内で直流/直流変換回路用FETを制御する基準電圧94に変換される。トンランス71の一次巻き線に流れる電流は直流/直流変換回路用電流検出抵抗75により電圧変換され、第2のコントローラ68の電流検出端子CS2 76に出力される。第2のコントローラ68は、其々の電圧を比較し、第2のコントローラ68の電流検出端子CS2 76の電圧が直流/直流変換回路用FETを制御する基準電圧に達すると、直流/直流変換回路用FETをOFFさせトランスの一次巻き線の電流を減少させる。97はトランス71の一次巻き線に流れる電流波形でありノコギリ状の波形となる。以上説明したように2つの電圧制御により力率改善回路を備えた電源装置は所望の二次側出力電圧を得ている。
特開平8−172773号公報
しかしながら、上記従来例では以下に示す問題点があった。
力率改善回路を備えた電源装置においては、力率改善回路の出力電圧を所望の電圧に制御する第1の制御手段と、二次側の出力電圧を所望の電圧に制御する第2の制御手段の2つの制御手段が存在する。2つの制御手段を達成する為には、制御回路が2つ必要であり、装置が複雑になる。
今回提案する内容は、電圧制御手段を1つにすることで、装置を簡素化し、装置の安定性を向上し、かつ、安価な電源装置を構成するものである。
第1の目的とするところは、直流/直流変換回路に設けられたスイッチング素子を所定の発振周波数でスイッチングし、二次の出力電圧のエラー値を力率改善回路に帰還することで電圧制御を1つの制御回路で行なうものである。
第2の目的とするところは、力率改善回路の出力電圧に過電圧回路を設け、力率改善回路の出力に接続されている素子の耐圧保護を行なうと共に二次の出力電流の過電流保護を行なうものである。
第3の目的とするところは、力率改善回路の出力電圧に低電圧検知回路を設け、設定された電圧値以下になった場合、二次側の負荷を増加させることで、二次側出力の過電圧保護を行なうものである。
第4の目的とするところは、二次側負荷が減少し電力供給の必要性が無い負荷に接続されている場合、自動的に力率改善回路を停止させ待機時の消費電力削減を行なうものである。
第5の目的とするところは、二次側負荷の複数の負荷モードに応じで直流/直流変換回路の発振器のON Dutyを設定することで二次側負荷の制御幅の増加を行なうものである。
上記目的1を達成する為に請求項1記載の電源装置では、設定された周波数で直流/直流変換回路のスイッチング素子をスイッチングし、二次の出力電圧のエラー値を力率改善回路のコントローラへ帰還し1つの制御回路で二次の電圧制御を行なう。
上記第2の目的を達成する為に請求項2記載の電源装置では、力率改善回路に過電圧保護を設け力率改善回路の出力に接続されている素子の過電圧保護を行なうと共に二次側出力の過電流保護を行なう。
上記第3の目的を達成する為に請求項3記載の電源装置では、力率改善回路の出力が所定の電圧以下を検知すると、トランスの出力である二次側の負荷電流を増加させることで二次側電圧の過電圧保護を行なう。
上記第4の目的を達成する為に請求項4記載の電源装置では、交流電源から別途二次側の電圧を生成する第2の交流直流変換回路と、第2の交流直流変換回路の制御電源から制御電力を供給され交流電源からの電力ラインの接続切断を行なうロードスイッチと、力率改善回路の出力電圧が所定の電圧値以下になると前記ロードスイッチをOFFする低電圧保護回路と、第2の交流直流変換回路に接続された回路からの信号により前記ロードスイッチをOFFすることにより二次側負荷が減少すると自動的に力率改善回路が停止し待機時の電力を軽減し、待機時からの復帰は第2の交流直流変換回路に接続された信号によりロードスイッチがONし、強制的に力率改善回路が起動する。
上記第5の目的を達成する為に請求項5記載の電源装置では、二次側で使用される負荷モードに従って直流/直流変換回路に設けられた発振器のON Dutyを切換え二次側負荷の制御幅を増加させる。
以上説明したように、上記目的1を達成する為に請求項1記載の電源装置では、設定された周波数で直流/直流変換回路のスイッチング素子をスイッチングし、二次の出力電圧のエラー値を力率改善回路のコントローラへ帰還し1つの制御回路で二次の電圧制御を行なう事が出来る。
上記第2の目的を達成する為に請求項2記載の電源装置では、力率改善回路に過電圧保護を設け力率改善回路の出力に接続されている素子の過電圧保護を行なうと共に二次側出力の過電流保護を行なうことが出来る。
上記第3の目的を達成する為に請求項3記載の電源装置では、力率改善回路の出力が所定の電圧以下を検知すると、トランスの出力である二次側の負荷電流を増加させることで二次側電圧の過電圧保護を行なうことが出来る。
上記第4の目的を達成する為に請求項4記載の電源装置では、交流電源から別途二次側の電圧を生成する第2の交流直流変換回路と、第2の交流直流変換回路の制御電源から制御電力を供給され交流電源からの電力ラインの接続切断を行なうロードスイッチと、力率改善回路の出力電圧が所定の電圧値以下になると前記ロードスイッチをOFFする低電圧保護回路と、第2の交流直流変換回路に接続された回路からの信号により前記ロードスイッチをOFFすることにより二次側負荷が減少すると自動的に力率改善回路が停止し待機時の電力を軽減し、待機時からの復帰は第2の交流直流変換回路に接続された信号によりロードスイッチがONし、強制的に力率改善回路が起動する事が出来る。
上記第5の目的を達成する為に請求項5記載の電源装置では、二次側で使用される負荷モードに従って直流/直流変換回路に設けられた発振器のON Dutyを切換え二次側負荷の制御幅を増加させる事が出来る。
(実施例1)
従来例と比較し、本実施例で変更点と追加点に関して説明を行なう。
図1は、実施例1における力率改善回路を備えた電源装置の回路図である。
従来では、力率改善回路と直流/直流変換回路の其々で電圧制御を行なっていた構成であったが、本実施例では、直流/直流変換回路の出力電圧で力率変換回路を制御し所望の電圧を得る構成とする。
従来例と異なる点を以下に説明する。
第2のコントローラ68を削除し、直流/直流変換回路用FET72が所定の周波数を発振する直流/直流変換回路用発信器1でスイッチングされていること。前記直流/直流変換回路用発信器1は、第1のコントローラのVcc1 63にて駆動されていること。第2のコントローラ68が削除されている為、Vcc2 70の必要が無く、Vcc2 70を生成する為のトランスの補助巻き線77、補助巻き線整流用第オード、補助巻き線整流用コンデンサ79が無いこと。第2のコントローラ68が無いため、直流/直流変換回路用電流検出抵抗75、FB2端子電流制限抵抗88が必要ないこと。直流/直流変換回路の出力電圧である二次側の出力電圧のエラー値が第1のコントローラの帰還端子FB1 59へ帰還されていること。FB2端子電流制限抵抗88は、力率改善回路のVcc1端子63に接続されていること。ここでは、FB2端子電流制限抵抗88をFB1端子電流制限抵抗2 98と呼ぶことにする。力率改善用電圧検知抵抗58で分圧される電圧は、第1のコントローラ50の過電圧保護端子OVP3へ出力される。過電圧保護端子3は所定の電圧以上の電圧を検知すると、力率改善用FET55をOFFさせ力率改善回路の出力に接続されている部品の耐圧保護を行なう。4は、低電圧保護の基準電圧用のツェナーダイオードであり力率用電圧検出抵抗58の分圧で検出した電圧値との比較用基準電圧として用いられる。5は、力率用電圧検出抵抗58の分圧で検出した電圧値と基準電圧用のツェナーダイオード4の値とを比較してる低電圧保護用のコンパレータであり、力率用電圧検出抵抗58の分圧で検出した電圧値がツェナーダイオード4の値よりも低くなるとONし、低電圧用フォトカプラ9で一次側から二次側に信号が伝えられ、低電圧用トランジスタ6とONし、二次側の出力に取り付けられた負荷用抵抗7をONし二次側の負荷を増加させる。また、8は低電圧保護用トランジスタ6のベース抵抗であり、10は低電圧保護用フォトカプラ9のフォトダイオード保護用の抵抗であり、11は低電圧保護の基準電圧用のツェナーダイオード4の電流設定抵抗である。
続いて、図2にて本実施例1における動作を説明するタイムチャートを示す。12は本第1の実施例の出力に接続される負荷電流、13は力率改善回路の出力電圧、14はトランス71に流れる電流を示す。続いて、通常駆動時における各波形の説明を行なう。15は、本第1の実施例の出力に接続される負荷が定常時の負荷範囲である時間を示す。負荷電流12が低いタイミングでは力率改善回路の出力電圧13の電圧を低く制御される。直流/直流コンバータのトランス71への投入電流は所定の周波数On Dutyでトランスがスイッチングされる為、負荷に対して変化は少ないが、トランス71の入力電圧(力率改善回路の出力電圧)が減少することで、二次側に伝達される電力が減少する。一方、負荷電流12が高いタイミングでは、力率改善回路の出力電圧13の電圧を低く制御され、二次側に伝達される電力が増加する。続いて二次側の負荷が定常時の負荷範囲よりも極端に減少した場合の説明を行なう。16は二次側負荷が極端に減少した時間である。二次側負荷が減少した場合、前述したように力率改善回路の出力電圧が減少するように制御されるのだが、力率改善用FET55が継続してOFFの状態になったとしても力率改善回路の出力電圧は昇圧回路の構成上、交流電源49のピーク値よりは減少しない。力率改善回路の出力電圧が減少しない状態で二次側の負荷が低いと一次側から供給される電力が過多となり二次側の出力電圧が所望の値よりも高くなってしまう。そこで、低電圧保護回路を設け力率改善回路の出力電圧が所定の電圧値17以下を検知した場合、二次側の負荷を増加させ二次側電圧の上昇を抑制する。続いて二次側の負荷が定常時の負荷範囲よりも極端に増加した場合の説明を行なう。18は二次側負荷が極端に減少した時間である。二次側負荷が増加すると力率改善回路の出力電圧もそれに従って増加する。定常時の負荷範囲よりも極端に負荷が増加した場合、力率改善回路の出力に接続されている部品の耐圧を越えて力率改善回路の出力電圧が増加する可能性が高い。そこで、過電圧保護回路を設け力率改善回路の出力電圧が所定の電圧値19以上を検知した場合、力率改善等FETを強制的にOFFさせ力率改善回路の出力電圧の上昇を抑制する。また、力率改善回路の過電圧保護は二次側の負荷電流が所定の電流値以上に電流が増加しないよう動作する為、二次側の過電流保護としても有効である。
以上説明したように、従来までは力率改善回路と直流/直流変換回路の其々で電圧制御を行なっていた構成であったが、本実施例では、直流/直流変換回路の出力電圧のエラー値を力率変換回路にて制御し1つの制御にて所望の電圧を得ることができ構成を簡素化できる。
なお、今回の実施例では、力率改善回路の動作モードを臨界モード、直流/直流変換回路をフライバック方式で説明しているが、力率改善回路はインダクタンス入力方式であることと、直流/直流変換変換回路は他の如何なる方式であっても本実施例が適応できることは言うまでも無い。
(実施例2)
図3は実施例1の電源装置を画像形成装置の駆動部へ使用した場合の実施例であり、待機時の消費電力低減を説明するブロック図である。交流電源49から入力された電力は、力率改善回路99を通り、直流/直流変換回路100を通り、画像形成装置の駆動系負荷部20へ接続される。一方、交流電源49からの電力は、別途設けられた交流/直流変換回路23を通り信号系負荷部21へ接続される。駆動系負荷部20は、画像形成装置がプリントや画像形成装置を構成するユニットの機能チェックを行なう際に駆動するモータやアクチュエータ類のことを示す。信号系負荷部21は画像形成装置の制御を行なうCPUやホストコンピュータからの画像信号を画像形成可能な信号へ変換する処理を行なうコントローラ等、常時駆動している部品を示す。また、22は交流電源49と力率改善回路99の間に設けられたロードスイッチであり、信号系負荷に接続されたCPUからの信号と低電圧保護力率改善回路の出力の論理和101を取っており、どちらかの信号も“L”(off)の時に前記ロードスイッチをOFFし、力率改善回路への電力供給を切断し、どちらか片方の信号が“H”になることで前記ロードスイッチをONする。
図4は第2の実施例における回路図である。図4の説明では、実施例1と比較して変更のあった箇所を説明する。一般的に力率改善回路を搭載した画像形成装置では待機時の消費電力の軽減を目的として力率改善回路とは別に制御回路用の電源を搭載し、待機時(モータやアクチュエータ類が駆動していない時)に力率改善回路の動作を停止させる。本実施例においては待機時に自動的に力率改善回路の動作が停止することが出来、また、実施例1で説明したような駆動側の負荷が極端に減少した場合に負荷を増加させる構成が必要ないため、負荷増加の為の比較的大型な部品を使用せずに待機時の消費電力を減少させることができる。20は図3でも説明した駆動系負荷であり直流/直流変換回路100の出力に接続されている。21は信号系負荷であり交流/直流変換回路の出力に接続されている。まず交流/直流変換回路について説明を行なう。24は第2のダイオードブリッジであり交流/直流変換回路の入力電圧の整流を行なっている。25は第2の平滑コンデンサであり交流/直流変換回路の入力の平滑を行なっている。26は交流/直流変換回路の制御を行なっている交流/直流変換回路制御ICであり、二次側の電圧を設定された電圧になるよう制御を行なっている。102は交流/直流変換回路制御IC26の起動電流用の起動端子START3である。27は交流/直流変換回路の一次側と二次側を絶縁しつつ電力を一次側から二次側に伝達する交流/直流変換回路用トランスである。28は、交流/直流変換回路用トランス27のスイッチングを行なう交流/直流変換回路用FETであり、交流/直流変換回路制御IC26のVgate3端子103の信号によりスイッチングされる。29は交流/直流変換回路用トランス27及び、交流/直流変換回路用FET28に流れる電流を検出する交流/直流変換回路用電流検出抵抗であり、両端に発生する電圧効果による電圧値を交流/直流変換回路制御IC26の電流検出端子CS3 107へ出力し所定の電圧値を検出すると、交流/直流変換回路用FET28をOFFし過剰電流が交流/直流変換回路用トランス27及び交流/直流変換回路用FET28に流れることを防止する。30は交流/直流変換回路の制御電圧を生成する為の交流/直流変換回路用トランスの補助巻き線であり二次巻き線の電圧値に比例した電圧が発生し、整流用の交流/直流変換回路用トランスの整流ダイオード31により整流され、交流/直流変換回路用トランスの補助巻き線電圧を平滑する第2の平滑コンデンサにより平滑される。前記平滑された電圧は、交流/直流変換回路制御IC26の制御回路用の電源端子Vcc3 104や、後述する交流/直流変換回路の出力電圧をフィードバックするフォトカプラや力率改善回路のラインをON/OFFするロードスイッチ22のゲート駆動を行なう信号に使用される。33は交流/直流変換回路用トランス27の二次巻き線電圧を整流する交流/直流変換回路用二次整流ダイオードであり、交流/直流変換回路用二次整流ダイオードにより整流された電圧は、交流/直流変換回路用二次平滑コンデンサ34により平滑され、交流/直流変換回路の出力電圧となる。続いて所望の出力電圧を得る為のフィードバック回路について説明する。交流/直流変換回路の出力電圧は第2の電流検出抵抗35により分圧された電圧が基準電圧と比較する為の第2のシャントレギュレータ36により所定の電圧と比較され、エラー値を電流値として出力される。37,38は位相補償用の第2の位相補償用コンデンサ、第2の位相補償抵抗である。39はエラー値として変換された電流の電流値を制限する為の第2のシャントレギュレータ用電流制限抵抗である。40は第2のシャントレギュレータ36の出力電流に従って光量が増加減する第2の電圧制御用フォトカプラであり、交流/直流変換回路の出力電圧のエラー値を一次側へ伝達する。一次側へ伝達されたエラー値は交流/直流変換回路制御IC26の電圧制御端子であるFB3と第2の平滑コンデンサ32の間に設けられた第2の電圧制御用フォトカプラ40のフォトトランジスタを制御することで交流/直流変換回路制御IC26の電圧制御端子FB3 105へ伝達される。41はFB3端子 108へ流れ込む電流値を制限する為のFB3端子電流制限抵抗であり、FB3端子と第2の電圧制御用フォトカプラの過電流保護を行なうものである。106は交流/直流変換回路制御IC26のGNDであるGND3端子である。
続いて、ロードスイッチ22のON/OFF制御について説明を行なう。実施例1では、力率改善回路の出力電圧を監視し所定の電圧値以下の電圧を検出した場合二次側の負荷を増大させ力率改善回路の出力電圧の低下を防止し二次側の出力電圧が増加ないような構成を取っていた。今回は、画像形成装置特有の負荷シーケンスに基き二次側の負荷を無駄に増加させる事無く二次側の出力電圧の増加を防止する構成をとる。画像形成装置の駆動系負荷はプリントシーケンスや画像形成装置を構成する各ユニットのチェックを行なう時以外は動作する事は無く、ある一定の負荷を引き続ける特長を持っている。つまり、本実施例のような力率改善回路と直流/直流変換回路にて駆動した場合でも低電圧保護回路が動作する状態には至らない。この特徴を利用して低電圧保護回路が動作した場合、力率改善回路の動作をOFFさせるようにすれば、直流/直流変換回路の出力電圧が上昇することが防止でき更に、待機時の消費電力削減にも繋がる。しかし、力率改善回路の動作をOFFさせるだけでは、一度力率改善回路をOFFさせてしまうと、再起動させる事が出来なくなってしまう。そこで、別途設けた交流/直流変換回路にて駆動されている信号系負荷のデバイスよりモータON信号をロードスイッチ22へ送信し、モータON信号にて強制的に力率改善回路をONさせる構成を取る事で再起動させる事が出来る。具体的には、低電圧保護回路の出力信号とモータON信号の論理和を取る事でどちらか一方の信号がON状態であれば力率改善回路をONさせる構成とする。つまり、起動時は低電圧保護回路の出力如何に関わらずモータON信号“H”により力率改善回路起動させる。また、起動時はモータON信号によりモータ類は駆動状態にある為、二次側の負荷が軽く電圧が上昇する事は無い。プリント時等の駆動系負荷が引かれている状態ではモータON信号、低電圧保護回路出力共に“H”であり力率改善回路駆動は駆動状態である。プリント状態から待機状態への移行時は、まず、モータON信号が“L”になりモータ類が停止する。モータ類が停止すると駆動系負荷が軽くなり低電圧保護回路の出力は“L”となりロードスイッチ22がOFFとなる。続いて、具体的な回路の説明を行なう。5は実施例1で説明した低電圧保護用のコンパレータであり力率改善回路の出力電圧が低電圧保護の基準電圧用のツェナーダイオード4の基準電圧以下に低下すると“L”を出力する構成を取っている。低電圧保護用のコンパレータ5の出力は、論理和構成用ダイオード45を経由しロードスイッチ22へ伝達される。42はモータON信号であり画像形成装置からプリント命令や各ユニットのチェック命令を受けモータ類を駆動する駆動信号であり“H”でモータ類が駆動する。43はモータON信号を一次側に伝達する為のモータON信号用フォトカプラである。44はモータON信号用フォトカプラ43の電流保護を行なう為のモータON信号用フォトカプラ電流制限抵抗である。モータON信号用フォトカプラ43により一次側へ伝達されたモータON信号は論理和構成用ダイオード45を経由しロードスイッチ22へ伝達される。46は一次側のモータON信号用フォトカプラへ流れ込む電流制限を行なう一次側モータON信号用フォトカプラ電流制限抵抗である。47は論理和を構成する為の論理和構成用抵抗である。上記構成を取る事によりモータON信号と低電圧保護回路の出力の論理和をとることが出来、モータがOFFすると自動的に力率改善回路がOFFし、モータ起動時には力率改善回路がONし待機時の消費電力削減と待機時の二次側過電圧保護を同時に行なうことが出来る。また、実施例1にあったような軽負荷になった場合に二次側の負荷を故意に引くような大型の部品を使用する必要も無い。
また、力率改善回路と直流/直流変換回路の出力は負荷電流範囲が限定される特徴を持つ。つまり、二次側の負荷で力率改善回路の出力電圧電圧が変動し、上下限値で保護回路を設ける必要がある。画像形成装置は、電子写真の都合上複数のプリント速度モード持ち合わせる場合がある。プリント速度を変更した場合モータ類の電流値が変化する。このプリント速度モードに従って直流/直流変換回路用発信器1のON Dutyを変更することにより各モードにより最適な負荷範囲の設定が可能にできる。
実施例1における力率改善回路を備えた電源装置の回路図 第1の実施例における動作を説明するタイムチャート 第2の実施例におけるブロック図 実施例1における回路図 従来例における力率改善回路を備えた電源装置の回路図 従来例における力率改善回路の電圧制御動作を説明する図 従来例における直流/直流コンバータの電圧制御動作を説明する図
符号の説明
1 直流/直流変換回路用発信器
2 FB1端子電流制限抵抗
3 過電圧保護端子OVP
4 低電圧保護の基準電圧用のツェナーダイオード
5 低電圧保護用のコンパレータ
6 低電圧保護用トランジスタ
7 負荷用抵抗
8 低電圧保護用トランジスタのベース抵抗
9 低電圧保護用フォトカプラ
10 低電圧保護用フォトカプラ9のフォトダイオード保護用の抵抗
11 低電圧保護の基準電圧用のツェナーダイオードの電流設定抵抗
12 本第1の実施例の出力に接続される負荷電流
13 力率改善回路の出力電圧
14 トランス71に流れる電流
15 本第1の実施例の出力に接続される負荷が定常時の負荷範囲である時間
16 二次側負荷が極端に減少した時間
17 低電圧保護回路の検知電圧
18 二次側負荷が極端に増加した時間
19 過電圧保護回路の検知電圧
20 駆動系負荷部
21 信号系負荷部
22 ロードスイッチ
23 交流/直流変換回路
24 第2のダイオードブリッジ
25 第2の平滑コンデンサ
26 交流/直流変換回路制御IC
27 交流/直流変換回路用トランス
28 交流/直流変換回路用FET
29 交流/直流変換回路用電流検出抵抗
30 交流/直流変換回路用トランスの補助巻き線
31 交流/直流変換回路用トランスの整流ダイオード
32 第2の平滑コンデンサ
33 交流/直流変換回路用二次整流ダイオード
34 交流/直流変換回路用二次平滑コンデンサ
35 第2の電流検出抵抗
36 第2のシャントレギュレータ
37 第2の位相補償用コンデンサ
38 第2の位相補償抵抗
39 第2のシャントレギュレータ用電流制限抵抗
40 第2の電圧制御用フォトカプラ
41 FB3端子電流制限抵抗
42 モータON信号
43 モータON信号用フォトカプラ
44 モータON信号用フォトカプラ電流制限抵抗
45 論理和構成用ダイオード
46 一次側モータON信号用フォトカプラ電流制限抵抗
47 論理和構成用抵抗
48 ブリッジダイオード
49 交流電源
50 第1のコントローラ
51 START1端子
52 入力電圧検出抵
53 Vin1
54 昇圧用のチョークコイル
55 力率改善用FET
56 力率改善用の整流ダイオード
57 力率改善用平滑コンデンサ
58 力率改善用電圧検知抵抗
59 FB1端子
60 昇圧用チョークコイルの補助巻き線
61 補助巻き線整流用のダイオード
62 補助巻き線整流用コンデンサ
63 Vcc1
64 昇圧用チョークコイル電流検出抵抗
65 CS1
66 Vgate1
67 GND1
68 第2のコントローラ
69 START2
70 Vcc2
71 トランス
72 直流/直流変換回路用FET
73 二次整流ダイオード
74 二次平滑コンデンサ
75 直流/直流変換回路用電流検出抵抗
76 CS2
77 トランスの補助巻き線
78 補助巻き線整流用第オード
79 補助巻き線整流用コンデンサ
80 Vcc2
81 二次側電圧検出抵抗
82 シャントレギュレータ
83 電圧制御用フォトカプラ
84 FB2
85 位相補償用の抵抗
86 位相補償用のコンデンサ
87 シャントレギュレータ用電流制限抵抗
88 FB2端子電流制限抵抗
89 Vin1端子電圧波形
90 FB1端子電圧波形
91 力率改善回路の電圧制御波形
92 昇圧用チョークコイルに流れる電流波形
93 電圧制御端子FB2の電圧波形
94 直流/直流変換回路用FETを制御する基準電圧波形
95 GND2端子
96 Vgate2端子
97 トランス71の一次巻き線に流れる電流波形
98 FB1端子電流制限抵抗2
99 力率改善回路
100 直流/直流変換回路
101 論理和
102 START3
103 Vgate3
104 交流/直流変換回路制御IC26の制御回路用の電源端子Vcc3
105 交流/直流変換回路制御IC26の電圧制御端子FB3
106 GND3
107 交流/直流変換回路制御IC26の電流検出端子CS3
108 交流/直流変換回路制御IC26の電圧制御端子FB3

Claims (5)

  1. 交流電源を全波整流によって直流に変換するためのブリッジ整流回路、コントローラを備え前記コントローラにより制御されブリッジ整流回路から出力される直流に対して力率改善を施すための力率改善回路、トランスと前記トランスをスイッチングする事により力率改善回路によって力率が改善された後の直流を直流に変換するための直流/直流変換回路において、前記トランスは設定された周波数で駆動する発振器により駆動されるスイッチング素子でスイッチングされ、力率改善回路の出力電圧に依存した電力を出力し、トランスの出力直流電圧を検出し力率改善回路のコントローラの制御値として帰還し所定の電圧を得ることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1記載の電源装置において、力率改善回路の出力に過電圧保護を設けたことを特徴とした電源装置。
  3. 請求項1記載の電源装置において、力率改善回路の出力が所定の電圧以下を検知すると、トランスの出力である二次側の負荷電流を増加させることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項2記載の電源装置において、交流電源から別途二次側の電圧を生成する第2の交流直流変換回路と、第2の交流直流変換回路の制御電源から制御電力を供給され交流電源からの電力ラインの接続切断を行なうロードスイッチと、力率改善回路の出力電圧が所定の電圧値以下になると前記ロードスイッチをOFFする低電圧保護回路と、第2の交流直流変換回路に接続された回路からの信号により前記ロードスイッチをONすることを特徴とした電源装置。
  5. 請求項3記載、請求項4記載で電源装置において、二次側で使用される負荷モードに従って直流/直流変換回路に設けられた発振器のON Dutyを切換えることを特徴とした電源装置。
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