JP2008261314A - リザーブタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却水に空気が混入するのを防止できるリザーブタンクを提供する。
【解決手段】冷却水を貯留するタンク本体10と、タンク本体10における冷却水の液面レベルLよりも下方に設けられ、タンク本体10に冷却水を流入させる流入部23と、流入部23よりも上方であって液面レベルLよりも下方に設けられ、流入部23から流入して上方に向かう冷却水の流れをほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導する平板状部材35と、液面レベルLよりも下方に設けられ、タンク本体10から冷却水を流出させる流出部24とを有するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、循環型のリザーブタンクに関する。
従来、車両に搭載される発熱機器を冷却するための冷却水回路には、温度変化によって生じる冷却水の体積変化を吸収するリザーブタンクが設けられている(例えば、特許文献1参照)。近年では歩行者保護の観点から、ボンネットでの衝撃吸収のためにエンジン部品とボンネットの間に所定の隙間を設けることが要求されている。これにより、エンジンルーム内に部品を搭載する際の制約が厳しくなっているため、リザーブタンクにおいても小型化が求められている。
また、エンジンの大型化や制御部品の増加等により、エンジンルーム内の部品搭載スペースは縮小される傾向にある。このため、空きスペースを有効利用して必要な容積を確保できるように、リザーブタンクの外形は複雑化している。さらに、リザーブタンクに接続される配管は狭いスペースの中で取り回されるため、リザーブタンクの流入部や流出部の位置の制約も厳しくなっている。
特開2005−120906号公報
しかしながら、小型のリザーブタンクや上下方向に薄いリザーブタンクでは、貯留される冷却水の深さを充分に確保できない場合がある。また、複雑な外形を有するリザーブタンクでは、内部に流入する冷却水の流れに対して障害となる形状に形成される場合もある。このようなリザーブタンクでは、冷却水の流れによって液面が暴れてしまい、冷却水に空気が混入してしまうという問題が生じ得る。空気の混入した冷却水が冷却水回路を循環すると、冷却水回路に設けられた熱交換器の冷却性能やウォータポンプの寿命が低下したり、ウォータポンプで異音が発生したりしてしまう。
本発明の目的は、冷却水に空気が混入するのを防止できるリザーブタンクを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、冷却水を貯留するタンク本体(10)と、タンク本体(10)に冷却水を流入させる流入部(23)と、流入部(23)よりも上方であって、タンク本体(10)の冷却水の液面よりも下方に設けられ、流入部(23)から流入して上方に向かう冷却水の流れをほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導するガイド部(35)と、タンク本体(10)から冷却水を流出させる流出部(24)とを有することを特徴としている。
これにより、液面側に向かう冷却水の流れがガイド部(35)により水平方向又はそれより下向きの方向に誘導されるため、液面が暴れるのを防止できる。したがって、冷却水に空気が混入するのを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、ガイド部(35)は、ほぼ水平に配置された平板状部材を有することを特徴としている。これにより、ガイド部(35)の構成が簡素化する。
請求項3に記載の発明は、冷却水を前記タンク本体(10)内に注入するためにタンク本体(10)の上面部に設けられた注入口(21)をさらに有し、ガイド部(35)は、注入口(21)の鉛直下方を除いた領域に形成されていることを特徴としている。これにより、注入口(21)を介して冷却水を注入する際に注入性が低下するのを防止できる。
請求項4に記載の発明は、流入部(23)は、タンク本体(10)の外壁(36)又はタンク本体(10)内を複数の区域に分ける隔壁(37)の近傍に配置され、当該外壁(36)又は隔壁(37)に向かって冷却水を流入させることを特徴としている。これにより、ガイド部(35)を流入部(23)と外壁(36)又は隔壁(37)との間の範囲に設ければよいため、ガイド部(35)を小型化できる。
請求項5に記載の発明は、流入部(23)は、外部から流入する冷却水の流れ方向をほぼ鉛直上方に変化させる曲管部(31)と、曲管部(31)に接続されてタンク本体(10)内で鉛直上方に延び、側面の一部に開口部(33)が形成された直管部(32)とを有していることを特徴としている。直管部(32)は、管軸を中心として回転させることにより開口部(33)の向きを変えるのが比較的容易であるため、タンク本体(10)内への冷却水の流入方向を容易に変更できる。
請求項6に記載の発明のように、直管部(32)はステンレス鋼製であってもよい。
請求項7に記載の発明は、冷却水を貯留するタンク本体(10)と、タンク本体(10)に冷却水を流入させる流入部(23)と、下端面(35a)が流入部(23)の開口部(33)の上端面(33a)とほぼ同じ高さに配される平板状のガイド部(35)と、タンク本体(10)から冷却水を流出させる流出部(24)とを有することを特徴としている。
これにより、液面側に向かう冷却水の流れがガイド部(35)により水平方向又はそれより下向きの方向に誘導されるため、液面が暴れるのを防止できる。したがって、冷却水に空気が混入するのを抑制できる。
ここで、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係の一例を示している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1乃至図9を用いて説明する。図1は本実施形態におけるリザーブタンクの全体構成を示す正面図であり、図2はリザーブタンクの全体構成を示す上面図である。図1及び図2に示すように、リザーブタンク1は、中空のタンク本体10を有している。タンク本体10は、液面レベルLが下限レベルLl以上上限レベル(満水レベル)Lf以下になるように冷却水を貯留するようになっている(図7参照)。タンク本体10は、例えば共に熱可塑性樹脂を用いて成形され、溶着により互いに接合された上タンク11及び下タンク12を備えている。またリザーブタンク1は、車両のエンジンルーム内に固定するためのブラケット13、14を有している。ブラケット13は上タンク11と一体的に成形され、ブラケット14は下タンク12と一体的に成形されている。リザーブタンク1は、エンジン等の発熱機器を冷却する冷却水の温度変化による体積変化を吸収するために、冷却水回路の途中に設けられている。
上タンク11の上面には、リザーブタンク1内に冷却水を注入するための注入口21が設けられている。注入口21には圧力キャップ22が取り付けられている。下タンク12の底面には、タンク本体10内に冷却水を流入させる流入部23と、タンク本体10内から冷却水を流出させる流出部24とが設けられている。
図3は、下タンク12の構成を示す上面図である。図4は図3のIV−IV線で切断した下タンク12の構成を示す断面図であり、図5は図3のV−V線で切断した下タンク12の構成を示す断面図である。図6は、図4のVI−VI線で切断した下タンク12の構成を示す断面図である。なお図3では、上タンク11側に形成される注入口21の位置を破線で示している。また図3中の太矢印は、冷却水の流れ方向を表している。
図3乃至図6に示すように、下タンク12は、比較的深さの浅い底浅部27と、流入部23及び流出部24が設けられ、底浅部27よりも深さの深い底深部28とを備え、外壁36により全周を囲まれた皿状の形状を有している。互いに深さが異なる底浅部27と底深部28との間の段差部には、上辺が底浅部27の底面に接続され、下辺が底深部28の底面に接続される縦壁29が形成されている。
外壁36の上部には、上タンク11と溶着接合するためのフランジ部25が形成されている。フランジ部25は、溶着代の標準寸法を確保するために比較的幅広に形成された溶着面26を全周に有している。下タンク12の溶着面26と、上タンク11の外周部に同様に形成された溶着面とを全周に亘って溶着接合することにより、下タンク12と上タンク11との接合部分がシールされるようになっている。
また下タンク12は、内部を複数の区域に分けるとともに、流入部23から流出部24までの流路を長くして冷却水の気液分離を促進する隔壁37、38、39を有している。隔壁37、38、39の上面部は、上タンク11側に同様に形成された隔壁と溶着される溶着面になっている。
流入部23は、外壁36のうち角部を挟んで互いに隣接する2つの面と隔壁37とによって三方から囲まれる領域に配置されている。流入部23は、冷却水回路の冷却水配管に接続される直管状の流入パイプ30と、流入パイプ30を介して所定方向から流入する冷却水の流れ方向を鉛直上方に変化させる曲管部31と、曲管部31に接続されて鉛直上方に延びる直管状の整流パイプ32とを有している。
流入パイプ30は、下タンク12の底深部28底面からタンク外側の所定方向に向かって突出している。曲管部31の一端は流入パイプ30に接続され、他端は底深部28底面から鉛直上方に突出している。また曲管部31の他端には、曲管部31の本体部分の内径よりも大きい内径を有する円筒状の台座31aが形成されている。台座31aの一部には、内側(中心側)に突出する突起31bが形成されている。また台座31aからは、後述する整流パイプ32の組付けを容易にするための2本の組付けガイド31c、31dが鉛直上方に延びている。
台座31aには、直管状の整流パイプ32が圧入されている。整流パイプ32は、組付けガイド31c、31dに沿って鉛直方向に延びている。整流パイプ32は、肉厚を比較的薄くでき、かつ冷却水として用いられるLLC(不凍液)に対する耐腐食性の高いステンレス鋼を用いて形成されている。整流パイプ32の内径は、曲管部31の本体部分の内径よりも大きくなっている。これにより、整流パイプ32内での冷却水の流速の増加が抑えられるため、冷却水の流れが乱れるのを防止できるようになっている。整流パイプ32の下端面32cと台座31aの下端面31eとは互いに接触せず、所定の隙間50が形成されている。
整流パイプ32の下端には、台座31aの突起31bを囲むように切り欠かれた切欠き部32aが形成されている。また整流パイプ32の上端には、切欠き部32aよりも幅広かつ後述する突起34aより幅広に切り欠かれた切欠き部32bが形成されている。
整流パイプ32の側面の一部には、開口部33が開口されている。開口部33は、外壁36及び隔壁37に対向するように、整流パイプ32の円周方向で半周程度の範囲に形成されている。開口部33の上端面33aは、タンク本体10の液面の下限レベルLlよりも下方に位置している。すなわち開口部33は、リザーブタンク1の通常の使用時には液面レベルLよりも下方に位置する。開口部33は、タンク本体10内の外壁36及び隔壁37に向かって冷却水を流入させるようになっている。
整流パイプ32の上方には、一体的に成形された整流キャップ40が設けられている。整流キャップ40は、整流パイプ32上端に圧入されたキャップ部34と、外壁36及び隔壁37により囲まれる領域に嵌め込まれ、開口部33近傍を庇(ひさし)状に覆う平板状部材35とを有している。キャップ部34の上面部は、外壁36及び隔壁37の各上面部とほぼ同じ高さに位置し、上タンク11に溶着される溶着面になっている。キャップ部34には、整流パイプ32の切欠き部32bに対応する位置で内側に突出する突起34aが形成されている。突起34aは、整流パイプ32の切欠き部32aよりも幅広に形成されている。
また整流キャップ40は、キャップ部34から整流パイプ32側面に沿って鉛直下方に延びる2本の脚部34b、34cを有している。脚部34b、34cの先端は、組付けガイド31c、31dの先端にそれぞれ当接している。
平板状部材35はほぼ水平に配置され、タンク本体10の液面の下限レベルLlよりも下方に位置している。つまり、平板状部材35は、タンク本体10の冷却水液面よりも下方に位置している。平板状部材35の下面35aは、例えば開口部33の上端面33aとほぼ同じ高さに配置されている。平板状部材35は、開口部33からタンク本体11内に流入して上方(液面側)に向かう冷却水の流れをほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導するガイド部として機能する。平板状部材35は、上タンク11側の注入口21の鉛直下方を除いた領域に配置される。
整流キャップ40は、平板状部材35の外周のうち外壁36側に設けられ、外壁36に面接触する接触面41と、接触面41の上端に設けられ、外壁36上端部内側に形成された切欠き部43により係止される係止部42とを有している。係止部42の上面部は、外壁36の上面部とほぼ同じ高さに位置し、上タンク11と溶着される溶着面になっている。また整流キャップ40は、平板状部材35の外周のうち隔壁37側に設けられ、隔壁37に面接触する接触面45と、接触面45の上端に設けられ、隔壁37に形成された係合穴47に係合する係合爪46とを有している。
次に、リザーブタンク1内の冷却水の流れについて説明する。図7は、リザーブタンク1内の冷却水の流れを示す模式図である。図7(a)はリザーブタンク1を水平方向に見た状態を示し、図7(b)はリザーブタンク1を鉛直上方から見た状態を示している。図7(a)、(b)の破線矢印で示すように、本実施形態のリザーブタンク1と同様の外形状を有する従来のリザーブタンクでは、内部に流入した冷却水の流れは縦壁29に直撃し、液面側に進む。これにより、液面が暴れて冷却水に空気が混入する場合があった。
これに対して本実施形態のリザーブタンク1では、流入パイプ30を介して所定方向から流入した冷却水は、曲管部31により流路を曲げられて鉛直上方に進み、整流パイプ32に流入する。整流パイプ32に流入した冷却水は、開口部33を介してタンク本体10内に流入する。タンク本体10内に流入する冷却水の流れの向きは、図7(a)に示すように水平方向又はそれより上向きである。また図7(b)に示すように、冷却水は、平面視では半放射状に流れる。
タンク本体10内に流入した冷却水の流れは、液面より下方に水平配置された平板状部材35の下面35aにより遮られ、ほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導される。平板状部材35は外壁36まで形成されているため、冷却水の流れが外壁36に遮られても液面側には進まないようになっている。
次に、本実施形態におけるリザーブタンク1の製造方法について説明する。まず、熱可塑性樹脂を用いて、所定形状の上タンク11、下タンク12及び整流キャップ40を成形する。また、ステンレス鋼製の整流パイプ32を作製する。整流パイプ32は、キャップ部34の上面部の高さが外壁36の上面部より高くなってしまうことがないように、組付けが完了したときに台座31aの下端面31eとの間に隙間50が形成されるような長さに形成される。
次に、整流キャップ40のキャップ部34に整流パイプ32の一端(図4及び図5では上端)を圧入する。整流パイプ32の管軸を中心とした回転方向におけるキャップ部34に対する位置決めは、整流パイプ32の切欠き部32bの位置とキャップ部34の突起34aの位置とを合わせることにより行われる。また、整流パイプ32の他端に形成された切欠き部32aは突起34aよりも幅狭に形成されているため、整流パイプ32を上下反転して組み付けてしまう誤組付けが防止される。
次に、下タンク12における外壁36及び隔壁37に三方を囲まれた領域に整流キャップ40を嵌め込む。図8は、図4に対応する下タンク12の断面図であり、整流キャップ40が下タンク12に嵌め込まれる途中の状態を示している。図8に示すように、整流キャップ40の接触面41、45をそれぞれ外壁36及び隔壁37に面接触させて下方向に摺動させるとともに、整流パイプ32他端の側壁を組付けガイド31c、31dに沿わせる。整流パイプ32は、整流キャップ40の係合爪46が隔壁37の上端に乗り上げるより先に、組付けガイド31c、31dに沿わせることができるようになっている。
その後、整流キャップ40に対して下方向の荷重をさらに加えることによって、係合爪46は隔壁37の係合穴47に係合し、整流パイプ32の他端は台座31aに圧入される。これにより、整流キャップ40は下タンク12に対して固定され、位置ずれが防止される。また、整流キャップ40の脚部34b、34cの先端は組付けガイド31c、31dの先端に当接し、係止部42は切欠き部43により係止される。以上の工程を経て、外壁36及び隔壁37に三方を囲まれた領域に整流キャップ40が嵌め込まれ、下タンク12の組付けが完了する。
次に、熱板溶着法を用いて、下タンク12と上タンク11とを溶着する。このとき、下タンク12の外壁36、隔壁37、キャップ部34及び係止部42の各上面部が溶着面となる。このとき、係合爪46が係合穴47に係合されることにより整流キャップ40が下タンク12に対して固定されているため、溶着面加圧後の熱板を下タンク12から剥がす際にも整流キャップ40の下タンク12に対する位置ずれが生じ難くなっている。外壁36の上面部を上タンク11の外壁と全周で溶着されることにより、上タンク11及び下タンク12の接合部がシールされる。また、隔壁37、キャップ部34及び係止部42の各上面部を上タンク11と溶着することにより、これらの接合部において冷却水の流れが乱れるのを抑制できるようになっている。
本実施形態では、タンク本体10内に流入して液面側に向かう冷却水の流れが、ガイド部として機能する平板状部材35により水平方向又はそれより下向きの方向に誘導されるため、冷却水の液面が暴れるのを防止できる。したがって、リザーブタンク1が冷却水の流れに対して障害となり得る複雑な形状に形成される場合であっても、冷却水に空気が混入するのを抑制できる。また本実施形態では、平板状の形状を有する平板状部材35がガイド部として機能するため、簡素な構成で上記の効果が得られる。
さらに本実施形態では、平板状部材35が注入口21の鉛直下方を除いた領域に形成されている。このため、冷却水の注入性が低下することを防止できる。
また本実施形態では、流入部23が外壁36及び隔壁37に比較的近接して囲まれる領域に設けられており、開口部33は外壁36及び隔壁37に対向するように形成されている。したがって、平板状部材35は開口部33と外壁36及び隔壁37との間に設ければよいため、平板状部材35を小型化できる。
さらに本実施形態では、流入部23が、鉛直方向に延びて側面の一部に開口部33が形成された整流パイプ32を有している。整流パイプ32は、管軸を中心として回転させることにより開口部33の向きを変えるのが比較的容易であるため、外壁36及び隔壁37の配置や注入口21の位置等に基づいて、タンク本体10内への冷却水の流入方向を容易に変更できる。
図9は、本実施形態におけるリザーブタンクの変形例を示す模式図である。図9(a)に示すような小型(幅狭)のリザーブタンク2や、図9(b)に示すような連通穴60の形成された隔壁61による制約があるリザーブタンク3であっても、上記と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
上記実施形態ではステンレス鋼製の整流パイプ32を用いているが、整流パイプ32を熱可塑性樹脂により下タンク12と一体的に成形してもよい
また上記実施形態では、平板状の形状を有する平板状部材35がガイド部として設けられているが、タンク本体10内に流入して液面側に向かう冷却水の流れをほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導するような形状であれば、ガイド部は他の形状を有していてもよい。
また、上記実施形態では、ガイド部として機能する平板状部材35は液面の下限レベルL1よりも下方に配されているが、ガイド部はタンク部本体10の冷却水の液面よりも下方に設けられていれば、液面の乱れによる冷却水への空気の混入を抑制することができる。
第1実施形態におけるリザーブタンクの全体構成を示す正面図である。 第1実施形態におけるリザーブタンクの全体構成を示す上面図である。 下タンクの構成を示す上面図である。 図3のIV−IV線で切断した下タンクの構成を示す断面図である。 図3のV−V線で切断した下タンクの構成を示す断面図である。 図4のVI−VI線で切断した下タンクの構成を示す断面図である。 第1実施形態におけるリザーブタンク内の冷却水の流れを示す模式図である。 図4に対応する下タンクの断面図である。 第1実施形態におけるリザーブタンクの変形例を示す模式図である。
符号の説明
1、2、3 リザーブタンク
10 タンク本体
21 注入口
23 流入部
24 流出部
31 曲管部
32 整流パイプ(直管部)
33 開口部
35 平板状部材(ガイド部)
36 外壁
37 隔壁

Claims (7)

  1. 冷却水を貯留するタンク本体(10)と、
    前記タンク本体(10)に前記冷却水を流入させる流入部(23)と、
    前記流入部(23)よりも上方であって、前記タンク本体(10)の冷却水の液面よりも下方に設けられ、前記流入部(23)から流入して上方に向かう前記冷却水の流れをほぼ水平方向又はそれより下向きに誘導するガイド部(35)と、
    前記タンク本体(10)から前記冷却水を流出させる流出部(24)とを有することを特徴とするリザーブタンク。
  2. 前記ガイド部(35)は、ほぼ水平に配置された平板状部材を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のリザーブタンク。
  3. 前記冷却水を前記タンク本体(10)内に注入するために前記タンク本体(10)の上面部に設けられた注入口(21)をさらに有し、
    前記ガイド部(35)は、前記注入口(21)の鉛直下方を除いた領域に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のリザーブタンク。
  4. 前記流入部(23)は、前記タンク本体(10)の外壁(36)又は前記タンク本体(10)内を複数の区域に分ける隔壁(37)の近傍に配置され、当該外壁(36)又は隔壁(37)に向かって前記冷却水を流入させること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  5. 前記流入部(23)は、外部から流入する前記冷却水の流れ方向をほぼ鉛直上方に変化させる曲管部(31)と、前記曲管部(31)に接続されて前記タンク本体(10)内で鉛直上方に延び、側面の一部に開口部(33)が形成された直管部(32)とを有していること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリザーブタンク。
  6. 前記直管部(32)はステンレス鋼製であること
    を特徴とする請求項5に記載のリザーブタンク。
  7. 冷却水を貯留するタンク本体(10)と、
    前記タンク本体(10)に前記冷却水を流入させる流入部(23)と、
    下端面(35a)が前記流入部(23)の開口部(33)の上端面(33a)とほぼ同じ高さに配される平板状のガイド部(35)と、
    前記タンク本体(10)から前記冷却水を流出させる流出部(24)とを有することを特徴とするリザーブタンク。
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