JP2008261151A - 回転ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ドア装置において、通行量が多くなっても円滑な通行ができるように構成する。
【解決手段】第一、第二仕切りパネル4、5に設けられる円弧パネル6、7の周回り方向長さを出入り口部2b、2cの周回り方向の長さよりも短く設定するとともに、筒壁体2に沿う閉鎖位置と各出入り口部2b、2cの回転方向後側半部を閉鎖する閉鎖位置とに変位自在な開閉パネル8、9を設けて、各円弧パネル6、7と、開放位置の開閉パネル8、9との回転方向先側縁部同士がそれぞれ同位置になることに伴い、各開閉パネル8、9が対応する円弧パネル6、7と同期して各出入り口部2b、2cを閉鎖する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビル等の建築物の出入り口部に設けられる回転ドア装置の技術分野に属するものである。
一般に、回転ドア装置は、回転中心となる支軸に所定の角度間隔を存して放射方向に延出する三枚の仕切りパネルが固定されたドア体を、真円形状の筒壁体の筒中心に回転自在に設けることにより構成されている。前記回転ドア装置の主たる機能の一つとしては、回転ドア装置の屋内外の連通状態を遮断して、屋内の気密性を保持しながら屋内外の出入りが可能な構成とすることがある。
ところで、前記構成を満足するためには、ドア体に設けられる仕切りパネルの枚数と、筒壁体の出入り口部における周回り方向の角度範囲(開口幅)との関係が予め設定されており、仕切りパネルの枚数を四枚とした場合では、出入り口部の角度範囲は最大90度に設定することができる。これに対し、仕切りパネルの枚数を二枚とした場合では、二枚の第一、第二仕切りパネルが180度の角度間隔で支軸に固定されており、このままでは、第一、第二仕切りパネルが出入り口部を回転する状態で出入り口部を連通状態としてしまう。このため、従来では、図4に示すように、第一、第二仕切りパネル10、11の外径側縁部に円弧状の円弧パネル10a、11aをドア体の回転方向先側に向けて延出するように連結し、第一、第二仕切りパネル10、11が筒壁体2の出入り口部2b、2cにおいて回転する場合では、円弧パネル10a、11aが出入り口部2b、2cを閉鎖することで屋内外の連通状態を遮断をするようにしている。この場合に、円弧パネル10a、11aの周回り方向の長さは、出入り口部2b、2cの周回り方向の長さと略同じに設定されるが、出入り口部2b、2cを四枚の仕切りパネルを設ける場合のように90度の角度範囲に設定すると、二点鎖線で示すように、各仕切りパネル12、13に設けられる円弧パネル12a、13aの周回り方向の長さが長くなって通行者に不安感を与えてしまうため、60度の角度範囲に設定することが提唱される。
ところで、同径に設定された筒壁体内に、四枚の仕切りパネルを備えたドア体と、二枚の仕切りパネルを備えたドア体の何れかを設ける場合、隣接する仕切りパネルとの間に形成されるコンパートメントの面積は、二枚の仕切りパネルを設けたドア体を用いる場合の方が大きくなる。このため、二枚の仕切りパネルを設けたドア体は、各コンパートメントに収容する人数を多くできるにもかかわらず、前述したように、出入り口の開口幅は60度の角度範囲と狭く(短く)しなければならず、各出入り口部においてコンパートメントに進入する人と、退出する人との両者で混み合ってしまうという問題がある。
この改善策として、ドア体の円弧パネルを廃止して、出入り口部の開口幅を90度の角度範囲として広い(大きな)開口幅を確保する一方、筒壁体の出入り口部に開閉パネルを設けて、ドア体が出入り口部を回転する作動に合わせて開閉パネルを開閉作動して、出入り口部の屋内外が連通状態になるのを防止するようにしたものが提唱されている。
特開2005−351065号公報
しかるに、前記従来のものは、各出入り口部におけるドア体の回転方向先側と後側との両者に一対の開閉パネルをそれぞれ設け、ドア体が出入り口部を回転することにタイミングをあわせて、それぞれの開閉パネルが適宜開閉作動するように構成されるが、出入り口部の回転方向先側から閉鎖する開閉パネルは、ドア体が出入り口部の周回り方向中央部に位置することにタイミングを合わせて、出入り口部の周回り方向中央部に向けて閉鎖作動するため、前記タイミングでコンパートメントに入ろうとする通行者に不安感を与えてしまうという問題があるばかりでなく、前記タイミングで進入した通行者を、ドア体と前記開閉パネルとの間に挟み込んでしまう惧れもあって問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、回転中心となる支軸に径方向に対向する二枚の仕切りパネルの内径側縁部を固定してなるドア体を、径方向に対向して屋内外の出入り口部が形成された筒壁体の筒中心に回転自在に設けてなる回転ドア装置において、仕切りパネルの外径側縁部に、出入り口部の周回り方向の開口幅よりも幅狭な円弧状の円弧パネルを、ドア体の回転方向先側に向けてそれぞれ延出配設する一方、筒壁体の出入り口部の回転方向後側部位に、円弧状に形成され、筒壁体に沿う開放位置と出入り口部の回転方向後側半部を閉鎖する閉鎖位置とに変位自在な開閉パネルを設けて、円弧パネルの回転方向先側縁部が、開放位置に位置する開閉パネルの回転方向先側縁部と同位置か、開放位置に位置する開閉パネルの回転方向先側縁部よりも回転方向先側に位置することに伴い、開閉パネルが円弧パネルと同期して出入り口部を閉鎖し、円弧パネルの回転に伴い出入り口部の回転方向後側に形成される隙間を開閉パネルが閉鎖するように構成した回転ドア装置である。
請求項2の発明は、開閉パネルは、円弧パネルの回転方向先側縁部が出入り口部の回転方向先側部に対向することにタイミングを合わせて出入り口部を開放するように構成されている請求項1に記載の回転ドア装置である。
請求項3の発明は、開閉パネルは、駆動装置の駆動に伴い開閉方向に変位するよう構成され、前記駆動装置は、ドア体の回転位置に基づいて駆動制御されるように構成されている請求項1または2に記載の回転ドア装置である。
請求項4の発明は、開閉パネルに、出入り口部を開放する方向に向けて付勢する付勢手段と、開放姿勢の開閉パネルの回転方向先側縁部と円弧パネルの回転方向先側縁部とが同位置になることに伴い開閉パネルをドア体に連結し、開閉パネルが出入り口部の所定の閉鎖位置に達することに伴い開閉パネルとドア体との連結を解除する連結手段とを設けて、開閉パネルを、ドア体の回転作動に連動して出入り口部を閉鎖作動し、付勢手段の付勢力に基づいて出入り口部を開放作動するように構成した請求項1または2に記載の回転ドア装置である。
請求項5の発明は、出入り口部は、周回り方向の開口幅が90度の角度範囲に設定されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転ドア装置である。
請求項1、3、4の発明とすることにより、二枚の仕切りパネルにより大きなコンパートメントを備えたドア体を設けた回転ドア装置の出入り口部を、大きな開口幅に設定することができ、通行量が多くても円滑な通行を実現できて、使用感のよい回転ドア装置とすることができる。
請求項2の発明とすることにより、各出入り口部における有効な出入り開口幅をなるべく広く、しかも、長い時間確保できる。
請求項5の発明とすることにより、コンパートメントへの収容人数が多くなっても円滑な出入りが可能となる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は回転ドア装置であって、該回転ドア装置1を構成する筒壁体2は、床面と天井面とのあいだに一体に配される円筒状の本体部2aを備えて構成されており、屋内外に位置して径方向に対向する出入り口部2b、2cが切り欠き形成されている。
そして、前記筒壁体2の出入り口部2b、2cの周回り方向長さ、即ち、各出入り口部2b、2cにおけるドア体3の回転方向先側の先側部2dと回転方向後側の後側部2eとの間の周回り方向長さは、本実施の形態では、真円状に形成された筒壁体2の周縁部において90度の角度範囲で設定される長さとなっており、これによって、二枚の仕切りパネルを用いた回転ドア装置において汎用される出入り口部の開口幅(60度の角度範囲)よりも大きい開口幅を有した広い出入り口部2b、2cに構成されている。
一方、3はドア体であって、該ドア体3は支軸3aを備えて構成されており、該支軸3aは、上下両端部が床面と天井面との間に回転自在に軸承され、天井部に設けた図示しないドア体用駆動装置により所定の回転速度で、かつ、所定の回転方向(図1において矢印方向)で回転するように設定されている。そして、支軸3aの外周面には、二枚の第一、第二仕切りパネル4、5の内径側縁部が180度の角度を存して固定されており、第一、第二仕切りパネル4、5の各外径側縁部がそれぞれ放射方向に延出することで径方向直線形状に構成され、第一、第二仕切りパネル4、5により、筒壁体2内に形成される空間を二つに仕切り第一、第二コンパートメントC1、C2を形成するように設定されている。
さらに、前記第一、第二仕切りパネル4、5の外径側縁部には、それぞれ筒壁体2の内周面に沿うべく円弧状に形成された円弧パネル6、7がそれぞれ固定されるが、各円弧パネル6、7は、ドア体3の回転方向後側を向く縁部である回転方向後側縁部6a、7aが第一、第二仕切りパネル4、5の外径側縁部に固定され、回転方向先側を向く縁部である回転方向先側縁部6b、7bが、第一、第二仕切りパネル4、5の回転方向先側に延出するように構成されている。
ここで、前記円弧パネル6、7の周方向長さは、各出入り口部2b、2cの周回り方向の長さより短く設定されており、本実施の形態では、各出入り口部2b、2cの略半分(筒壁体2の周縁部において45度の角度範囲で設定される長さ)よりも僅かに長い長さに設定されている。そして、図1に示すように、第一、第二仕切りパネル4、5が出入り口部2b、2cの周回り方向中央部に位置したときに、円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが、出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dを構成する筒壁体本体部2aに積層する状態となるように設定されている。
一方、前記筒壁体2の屋内外の出入り口部2b、2c形成部位において、ドア体3の回転方向後側に位置する部位の外周には、本発明が実施された開閉パネル8、9がそれぞれ設けられている。前記開閉パネル8、9は、それぞれ筒壁体2の外周面に沿うべく円弧状に形成されており、周回り方向の長さは、各仕切りパネル4、5に一体的に設けられた円弧状パネル6、7の周回り方向長さと略同様の長さで、各出入り口部2b、2cの周回り方向の長さの半分よりも僅かに長い長さに設定されている。
これら各開閉パネル8、9は、筒壁体2上部に沿って設けられた円弧状のガイドレール(図示せず)にそれぞれ吊持されており、筒壁体2外周面の所定の周回り範囲において、筒壁体2外周面に沿って変位するように設定されている。そして、開閉パネル8、9は、ドア体3の回転方向先側を向く開閉パネル8、9の先端縁部である回転方向先側縁部8a、9aが、出入り口部2b、2cの回転方向後側部2eと周回り方向同位置となり、開閉パネル8、9が筒壁体2に積層状に位置して各出入り口部2b、2cを開放する開放位置(図1における実線)と、開閉パネル8、9の回転方向先側縁部8a、9aが各出入り口部2b、2cの周回り方向略中央部に位置し、出入り口部2b、2cにおける回転方向後側の半部を閉鎖する閉鎖位置(図1における二点鎖線)との間を変位自在となるように設けられている。
そして、各開閉パネル8、9は、本実施の形態では、図示しない開閉パネル用駆動装置の駆動に基づいてガイドレールを走行し、前記開放位置と閉鎖位置とのあいだを変位して出入り口部2b、2cの回転方向後側半部を開閉作動するように設定されている。
一方、前記ドア体3は、前述したようにドア体用駆動装置の駆動により、予め設定される回転速度で、予め設定される回転方向において回転するように設定されている。そして、ドア体用駆動装置を駆動制御する制御部には、ドア体3の回転位置を検知する検知手段が設けられるとともに、前記開閉パネル用駆動装置が接続されている。そして、前記制御部は、ドア体3の各円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが各出入り口部2b、2cにおける回転方向後側部2eと同位置になることにより、各円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが開放位置となった開閉パネル8、9の回転方向先側縁部8a、9aと同位置となったことを検知し、該検知に伴い、開閉パネル用駆動装置を閉鎖駆動するように設定されている。これによって、開放位置に位置する開閉パネル8、9は、出入り口部2b、2cの閉鎖作動を開始し、出入り口部2b、2cにおける回転方向後側半部を閉鎖する閉鎖位置にまで変位するが、このとき、開閉パネル8、9の閉鎖速度はドア体3の回転速度に同期するように設定されており、開閉パネル8、9と円弧パネル6、7とは、一体となって回転作動するように設定されている。そして、制御部は、ドア体3の円弧パネル6、7の回転方向後側縁部6a、7aが出入り口部2b、2cの周回り方向中央位置に達することを検知することに伴い、開閉パネル用駆動装置を駆動停止するように設定されており、これによって、開閉パネル8、9は閉鎖位置に保持されるように設定されている。
ここで、本実施の形態の開閉パネル8、9の閉鎖作動は、前述したように、開放姿勢の開閉パネル8、9の回転方向先側縁部8a、9aと円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bとが同位置になることにより閉鎖作動を開始するように設定されているが、必ずしも先側縁部8a、9a、6b、7b同士が同位置になることに限定されることはなく、円弧パネル6、7が開放位置の開閉パネル8、9よりも回転方向先側に位置し、かつ、円弧パネル6、7と開閉パネル8、9とが積層する状態であれば閉鎖作動を開始するように構成してもよく、この場合では、開閉パネル8、9による出入り口部2b、2cの回転方向後側半部の閉鎖時間を短くすることができる。
また、開閉パネル8、9の閉鎖作動は、本実施の形態では、円弧パネル6、7の回転方向後側縁部6a、7aが出入り口部2b、2cの周回り方向中央位置に達することで駆動停止しているが、円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに対向し、出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに周回り方向の隙間ができない状態となることにタイミングを合わせて駆動停止するようにしてもよい。
さらに、制御部は、ドア体3の円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに対向する位置に達したことを検知することに伴い(タイミングを合わせて)、開閉パネル用駆動装置を開放作動するように設定されており、これによって、開閉パネル8、9は出入り口部2b、2cを開放して、筒壁体本体部2aに積層する開放位置に変位するように設定されている。
ここで、開閉パネル用駆動装置の開放作動における開放速度は、必ずしも閉鎖速度と同速度である必要はなく、ドア体の回転速度よりも速い速度で開放作動させることも可能であり、本実施の形態のように、各仕切りパネル4、5が出入り口部2b、2cの周回り方向中央位置に位置することにタイミングを合わせて開閉パネル8、9が開放位置に変位するように構成することができ、このようにすることで、出入り口部2a、2bからコンパートメントC1、C2への出入り、特にコンパートメントC1、C2からの退出を一層円滑にすることができる。
つぎに、ドア体3の回転作動と開閉パネル8、9の開閉作動とについて、図2、図3の図面に基づいて説明する。
図2(A)に示す状態は、図1と同様であり、第一、第二仕切りパネル4、5が各出入り口部2b、2cの周回り方向中央に位置しており、各仕切りパネル4、5に一体的に設けられた円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bは、各出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dを構成する筒壁体本体部2aに積層する状態となっている。このとき、開閉パネル8、9は開放位置に位置しており、各出入り口部2b、2cは、円弧パネル6、7により回転方向先側部位が閉鎖されていて、第一、第二仕切りパネル4、5と円弧パネル6、7とにより屋内外の連通状態が遮断されている。
この状態からドア体3が矢印方向に回転すると、図2(B)、(C)に示すように、各出入り口部2b、2cは次第に開口幅が大きくなり、仕切りパネル4、5が各出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに対向する部位に位置する図2(D)の状態となることにより、各出入り口部2b、2cが最大の開口幅となる。この状態となると、各出入り口部2b、2cが最大の開口幅を維持した状態で、ドア体3の第一、第二仕切りパネル4、5は筒壁体2の内周面に沿って回転を続けるが、この状態において、屋内外の連通状態は、第一、第二仕切りパネル4、5により遮断されている。そして、図2(G)に示すように、各円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが各出入り口部2b、2cの回転方向後側部2eと同位置に位置する、即ち、各円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが開閉パネル8、9の回転方向先側縁部8a、9aと同位置になると、開閉パネル8、9は、第一、第二仕切りパネル4、5(円弧パネル6、7)と同期した状態で回転し、各出入り口部2b、2cの閉鎖作動を開始するように設定されている。
前記状態になった以降、第一、第二仕切りパネル4、5の円弧パネル6、7は、出入り口部2b、2cに位置して回転することになるが、このとき、屋内外の連通状態は、第一、第二仕切りパネル4、5により遮断されている。そして、図3(A)、(B)、(C)に示すように、開閉パネル8、9は、円弧パネル6、7とともに回転して各出入り口部2b、2cを閉鎖しており、開閉パネル8、9の回転方向先側縁部8a、9aと円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bとが、各出入り口部2b、2cにおける周回り方向中央部に位置する閉鎖位置にまで変位すると、開閉パネル8、9の閉鎖作動が停止するように構成されている。そして、図3(D)に示す状態となると、開閉パネル8、9が閉鎖位置に保持される一方で、各円弧パネル6、7(ドア体3第一、第二仕切りパネル4、5)の回転が続行する状態となる。
そして、図3(E)の状態となると、第一、第二仕切りパネル4、5は各出入り口部2b、2cに位置しており、各出入り口部2b、2cにおいて円弧パネル6、7の回転方向先側と後側の両者において隙間S1、S2が形成されることになるが、このとき、円弧パネル6、7の回転方向後側に形成される隙間S2は開閉パネル8、9により閉鎖されており、これによって、屋内外の連通状態は、第一、第二仕切りパネル4、5、および、開閉パネル8、9とにより遮断されるように設定されている。
前記状態から、ドア体3のさらなる回転がなされると、図3(G)に示すように、円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが各出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに対向する位置となり、この状態となると、開閉パネル8、9は開放作動をして開放位置に変位する一方で、ドア体3は回転を続行し、第一、第二仕切りパネル4、5が各出入り口部2b、2cの周回り方向中間位置に位置する、前記図2(A)と同様の状態となるように設定されている。そして、ドア体3(第一、第二仕切りパネル4、5、円弧パネル6、7)、および、開閉パネル8、9とは、180度の回転ごとに前記回転を繰り返しながら回転することで、大きな開口幅の出入り口部2b、2cを備えるものでありながら、屋内外の連通状態が遮断され、かつ、屋内外の通行が可能となるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、回転ドア装置1は、支軸3aに二枚の第一、第二仕切りパネル4、5が径方向に直線状に固定されたドア体3が、筒壁体2内を回転するように構成されるが、この場合に、各円弧パネル6、7の周回り長さを、各出入り口部2b、2cの周回り長さよりも短くすることができるので、各出入り口部2b、2cの開口幅を広くしたとしても、開閉パネル8、9により出入り口部2b、2cを閉鎖する分、円弧パネル6、7を長くする必要がなく、通行者に不安感を与えるような不具合を解消することができる。しかも、円弧パネル6、7が各出入り口部2b、2cの周回り方向長さよりも短いため、通行者に対する不安感の低減を効果的に実現することができるが、このものでは、各出入り口部2b、2cにおいて円弧パネル6、7の回転方向後側に形成される隙間S2を閉鎖するための開閉パネル8、9を、円弧パネル6、7に同期して一体に回転させる構成とし、予め隙間S2が形成される前の段階で閉鎖する構成としたので、従来の開閉パネル8、9が単独で、しかも、回転方向先側から閉鎖してくるもののように、通行者に大きな不安感を与えることがなく、違和感のない動作とすることができて使用感のよい回転ドア装置1とすることができる。
このように、本発明にあっては、開閉パネル8、9が第一、第二仕切りパネル4、5の円弧パネル6、7と一体回転して各出入り口部2b、2cを閉鎖して、作動性のよい回転ドア装置1とするものであるが、このものでは、さらに、開閉パネル8、9は、各円弧パネル6、7の回転方向先側縁部6b、7bが各出入り口部2b、2cの回転方向先側部2dに対向することにタイミングを合わせて開放作動して開放位置に変位するので、各出入り口部2b、2cにおける有効な出入り幅をなるべく広く、しかも、長い時間確保することができる。
さらに、このものでは、ドア体3を二枚の仕切りパネル4、5により構成するものでありながら、各出入り口部2b、2cの周回り方向の開口幅として、四枚の仕切りパネルを備えたドア体を設ける場合と同様の広さを確保することができて、コンパートメントC1、C2への収容人数が多くなっても円滑な出入りが可能となる。この結果、出入り口部として小さな径の筒壁体内にドア体を設けるような場合であっても、円滑な通行ができる回転ドア装置とすることができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、開閉パネルをドアの回転作動により開放位置から閉鎖位置に変位させるように構成してもよい。この場合、開閉パネルに出入り口部を開放する開放位置に位置する側に向けて付勢する付勢手段を設けるとともに、開放姿勢の開閉パネルの回転方向先側縁部と各円弧パネルの回転方向先側縁部とが同位置になることに伴い、開閉パネルをドア体(円弧パネル)に連結し、開閉パネルが出入り口部の所定の閉鎖位置に達することに伴い、開閉パネルとドア体との連結を解除する連結手段を設けて、ドア体の回転作動に連動して出入り口部を閉鎖作動し、付勢手段の付勢力に基づいて出入り口部を開放作動するように構成することで本発明を実施することができる。
回転ドア装置を説明する概略平面図である。 図2(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)はそれぞれ回転ドア装置の回転状態を説明する平面図である。 図3(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)はそれぞれ回転ドア装置の回転状態を説明する平面図である。 従来の回転ドア装置のドア体と出入り口部の開口幅との関係を説明する平面図である。
符号の説明
1 回転ドア装置
2 筒壁体
2b 屋内側出入り口部
2e 回転方向後側部
3 ドア体
3a 支軸
4 第一仕切りパネル
6 円弧パネル
6b 回転方向先側縁部
8 開閉パネル
8a 回転方向先側縁部

Claims (5)

  1. 回転中心となる支軸に径方向に対向する二枚の仕切りパネルの内径側縁部を固定してなるドア体を、径方向に対向して屋内外の出入り口部が形成された筒壁体の筒中心に回転自在に設けてなる回転ドア装置において、仕切りパネルの外径側縁部に、出入り口部の周回り方向の開口幅よりも幅狭な円弧状の円弧パネルを、ドア体の回転方向先側に向けてそれぞれ延出配設する一方、筒壁体の出入り口部の回転方向後側部位に、円弧状に形成され、筒壁体に沿う開放位置と出入り口部の回転方向後側半部を閉鎖する閉鎖位置とに変位自在な開閉パネルを設けて、円弧パネルの回転方向先側縁部が、開放位置に位置する開閉パネルの回転方向先側縁部と同位置か、開放位置に位置する開閉パネルの回転方向先側縁部よりも回転方向先側に位置することに伴い、開閉パネルが円弧パネルと同期して出入り口部を閉鎖し、円弧パネルの回転に伴い出入り口部の回転方向後側に形成される隙間を開閉パネルが閉鎖するように構成した回転ドア装置。
  2. 開閉パネルは、円弧パネルの回転方向先側縁部が出入り口部の回転方向先側部に対向することにタイミングを合わせて出入り口部を開放するように構成されている請求項1に記載の回転ドア装置。
  3. 開閉パネルは、駆動装置の駆動に伴い開閉方向に変位するよう構成され、前記駆動装置は、ドア体の回転位置に基づいて駆動制御されるように構成されている請求項1または2に記載の回転ドア装置。
  4. 開閉パネルに、出入り口部を開放する方向に向けて付勢する付勢手段と、開放姿勢の開閉パネルの回転方向先側縁部と円弧パネルの回転方向先側縁部とが同位置になることに伴い開閉パネルをドア体に連結し、開閉パネルが出入り口部の所定の閉鎖位置に達することに伴い開閉パネルとドア体との連結を解除する連結手段とを設けて、開閉パネルを、ドア体の回転作動に連動して出入り口部を閉鎖作動し、付勢手段の付勢力に基づいて出入り口部を開放作動するように構成した請求項1または2に記載の回転ドア装置。
  5. 出入り口部は、周回り方向の開口幅が90度の角度範囲に設定されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転ドア装置。
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