JP2008258721A - 通信装置及びその制御方法ならびにプログラム - Google Patents

通信装置及びその制御方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置と子機が接続されていないときにも、外線着信中であることをユーザに通知するようにすること。
【解決手段】IP網3を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置1に接続される子機2との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機2と通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置1であって、前記IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出手段と、前記着信検出手段により電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知手段とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP網を介した電話通信を行なう通信装置及びその制御方法ならびにプログラムに関するものである。
近年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)などブロードバンドアクセス回線の家庭への普及に伴い、パーソナルコンピュータに代表される家庭内の複数のネットワーク機器が、インターネット接続を共有できるようにする、「ブロードバンドルータ」と呼ばれる通信機器が広く普及している。最近ではブロードバンドルータ配下に、単数あるいは複数台のIP(Internet Protocol)電話子機を有線あるいは無線によりネットワーク接続可能な、IP電話対応ルータ(以降、通信装置)と呼ばれる製品も市場投入されている。この通信装置は、配下にネットワーク接続された子機を使って、IP(Internet Protocol)網による外線発着信や、子機同士の内線通話が可能であり、中には公衆回線網用インターフェースを持つことにより、公衆回線網による発着信が可能なものも存在する。
従来の通信装置において、子機(あるいは周知の電話端末)が接続されていないときに外線着信があった場合に、通信装置内に着信相手からの音声メッセージを記憶し、子機が接続された際に、子機に対して音声メッセージの記憶を通知することで、ユーザに着信を知らせる技術が存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2004−112308号公報
しかしながら上記の従来の構成では、ユーザのミスにより、子機の電源がオフの状態であった場合や、子機の設定ミスなどにより、子機が通信装置に接続していない場合など、ユーザが子機は通信装置に接続しているものと勘違いしているような場合にも、通信装置内に着信相手からの音声メッセージが録音されてしまう処理に移行してしまい、ユーザは外線着信していることに気付かないという課題があった。
さらに、IP電話対応ルータを用いた通信システムにおいては、通常の公衆回線網で用いられるアナログ親子電話機とは異なり、子機はIP通信可能であることから、子機単独でホットスポットやオフィスで利用可能であるため、親機配下に子機が接続されていない状況が容易に起き得る。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、通信装置と子機が接続されていないときにも、外線着信中であることをユーザに通知することのできる通信装置及びその制御方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、IP網を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置に接続される子機との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機と通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置であって、前記IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出手段と、前記着信検出手段により電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知手段とを設けたものである。
この構成により、外線電話の着信時に、着信通知手段によりユーザに対して外線着信を通知することができる。
本発明によれば、通信装置が外線着信をユーザに通知することが可能となり、通信装置と子機が接続されていないときにも、ユーザは外線着信に気付くことができるという効果を奏する。
第1の発明は、IP網を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置に接続される子機との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機と通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置であって、IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出手段と、着信検出手段により電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知手段とを設けている。
これにより、通信装置が外線着信をユーザに通知することが可能となるので、通信装置と子機が接続されていないときにも、ユーザは外線着信に気付くことができる。
第2の発明は、第1の発明において、公衆回線網を介した電話通信を行なう公衆回線網通信手段と、公衆回線網を経由した電話通信を通話装置内でIP網を介した電話通信と同じように処理できるように変換するゲートウェイ手段とを設ける、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置はIP網のみでなく、公衆回線網からの着信も通知することが可能となるので、家庭内に複数種別(IP網/公衆回線網)の回線を持つユーザに対しても、回線種別に関係なく着信を通知することができる。
第3の発明は、第1もしくは第2の発明において、着信通知手段により着信を通知するかどうかをユーザが選択する選択手段を設ける、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置において着信を通知するかどうかをユーザが選択可能となり、通知が不要の場合には着信を通知しないようにすることができる。
第4の発明は、第1もしくは第2の発明において、子機通信手段により通信可能な子機が存在するかどうかを判定する子機接続判定手段を設ける、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置は子機が接続されているかどうかを知ることが可能となるので、子機が接続されていない場合にのみ、通信装置が着信を通知することができる。
第5の発明は、第1もしくは第2の発明において、通信装置は、網から電話着信時、あるタイムアウト時間を超過しても、その着信に対する子機からの応答が無かった場合にのみ、着信通知手段により通知する、ように構成されてもよい。
これにより、着信に対して子機が一定時間、応答しなかった場合にのみ、通信装置が着信を通知することができるようになり、例えばユーザがマナーモード設定などにより子機の着信音を切っていた場合などに、一定時間後に通信装置が着信を通知することで、ユーザが着信に気付くことができる。
第6の発明は、第5の発明において、タイムアウト時間をユーザが設定可能である、ように構成されてもよい。
これにより、ユーザは通信装置が着信を通知するまでの時間を設定することで、ユーザの好みに応じて通知までの時間を調節することができる。
第7の発明は、第1もしくは第2の発明において、通信装置は、着信通知手段は光による通知である、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置が着信を光で通知することで、耳の不自由なユーザでも着信に気付くことができる。
第8の発明は、第1もしくは第2の発明において、通信装置は、着信通知手段は音による通知である、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置が着信を音で通知することで、通信装置から離れたところにユーザがいる場合でも、ユーザは着信に気付くことができる。
第9の発明は、第1もしくは第2の発明において、通信装置は、子機通信手段で子機との通信に用いるプロトコルはTCP/IPである、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置と子機間の通信はネットワーク通信において事実上標準となっているTCP/IPを用いることで、特殊なプロトコルを実装する必要が無くなり、実装が容易になる。
第10の発明は、第1もしくは第2の発明において、通信装置は、子機通信手段で子機との呼制御に用いるプロトコルはSIPである、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置と子機間の通信において、その呼制御にIP電話やインスタントメッセンジャーなどで標準的に用いられるSIPを用いることで、特殊なプロトコルを実装する必要が無くなり、実装が容易になるほか、SIPを実装した子機であれば、他社製の子機でも通信装置の子機として使用することができる。
第11の発明は、第1もしくは第2の発明において、子機通信手段で子機との呼制御に用いるプロトコルはH.323である、ように構成されてもよい。
これにより、通信装置と子機間の通信において、その呼制御にテレビ電話などの実装に利用されるH.323を用いることで、特殊なプロトコルを実装する必要がなくなるほか、H.323を実装した子機であれば、他社製の子機でも通信装置の子機として使用することができる。
第12の発明は、第2の発明において、通信装置は、着信検出手段はIP網と公衆回線網のどちらから着信したかを判断する機能を有し、着信通知手段は着信検出手段の判断結果に従って異なる方法で通知する、ように構成されてもよい。
これにより、IP網と公衆回線網のどちらの着信かを判断し、その結果に従って異なる方法で通知することで、ユーザはIP網と公衆回線網のどちらに着信したかを判別することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における通信装置を用いたシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図1において、1は本実施の形態に係る通信装置、2は通信装置1に登録され、ネットワーク接続されているIP電話機やパーソナルコンピュータ上で動作するIP電話ソフトウェアなどの子機、3はインターネットやイントラネットなどにより構成されるIP網であり、ユーザは子機2を利用することで、通信装置1を経由してIP網3を介した電話の発着信を行なう。
図2は、本発明の実施の形態1における通信装置の内部構成を示す図である。
図2において、中央処理装置4は、データバス5を介して各部との信号の入出力を行い、この入力した信号に応じて各構成要素を制御する。すなわち、中央処理装置4はプログラム格納部6に格納された各種プログラムに従って、通信装置1全体の動作を制御することにより、通信装置1のIP網3への接続や、子機2とのネットワーク接続及び発着信の処理、各種プロトコルの処理などを実行する。プログラム格納部6は、マスクROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などで構成され、通信装置1の動作を制御する各種プログラムを格納したメモリである。メモリ部7は、中央処理装置4が処理を行なう場合に、一時的な作業用メモリ領域として使用される。メモリ部7は揮発性メモリで構成される場合が多いが、不揮発性メモリで構成される場合も有り得る。
ネットワーク制御部8は、ネットワーク通信に関する、IP(Internet Protocol)に代表される各種プロトコルを処理し、データのルーティングを行なう。WAN側通信部9は、WAN(Wide Area Network)やイントラネットなどの外部ネットワークとのデータの送受信を司る部分であり、Ethernet(登録商標)などの有線や無線により通信装置1をIP網3などの外部ネットワークと接続する。LAN側通信部10は、通信装置1の配下、すなわちLAN(Local Area Network)側に配置される端末と通信装置1を有線や無線により接続される。一般的に、子機2は通信装置のLAN側に接続される場合が多いが、例えば、ホットスポットから子機を利用する場合など、WAN側から通信装置に論理的にIP接続する形態も有り得る。記憶部11は、通信装置1の設定情報や子機2の登録情報など、通信装置1の運用に必要な情報を記憶しておく部分であり、フラッシュROMなど不揮発性メモリで構成される場合が多い。
呼制御プログラム12は、プログラム格納部6に格納されており、IP網3を経由したIP電話の発着信を制御するプログラムである。例えば、着信の際に通信装置1に接続されている子機2を呼び出すための処理を行なったり、発信の際に子機2から送信された呼制御情報に基づいて、発信元とは別の子機2を呼び出したり、IP網3に存在する別の呼制御サーバに接続したりする処理を行なう。呼制御プログラム12は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバや、IP−PBXソフトウェアなどで構成される場合が多いが、その限りではない。操作プログラム13は、通信装置1のステータスを表示したり、ユーザが各種設定を行なうためのプログラムである。操作プログラム13は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバで構成される場合が多く、ユーザは通信装置1にネットワーク接続されたパーソナルコンピュータなどの端末から、Webブラウザを使用して通信装置1に接続して設定を行なうことができるが、その限りではない。制御プログラム14は、プログラム格納部6に格納されており、ルータの基本機能であるルーティング処理やフィルタリング処理だけでなく、呼制御プログラム12及び操作プログラム13が行なう以外の全ての必要な処理を実行するプログラムである。通知部15は、ユーザに対して電話の着信を通知する通知部である。通知方法が音声による場合はスピーカ、光による場合はLED(Light Emitting Diode)などにより構成されることが考えられるが、その限りではない。
図3は、本発明の実施の形態1における通信装置の機能ブロック図である。
図3において、16は、WAN側通信部9やネットワーク制御部8を用いることで、IP網3を経由したネットワークによる通信を行なうIP網通信手段である。IP網3を経由した外線の発着信は、IP網通信手段16を用いて行なわれる。17は、通信装置1に接続される子機2との通信に必要な子機2の各種情報を登録する子機登録手段である。登録される情報としては、子機のユニークな製造番号や、IPアドレスなどが考えられるが、その限りではない。
18は、LAN側通信部10やネットワーク制御部8を用いることで、通信装置1に接続されている子機2との通信を行なう子機通信手段である。但し、子機がWAN側に接続されている場合は、通信装置1はIP網通信手段16を用いてIP網経由で子機2と論理的な通信を行なう場合もある。19は、IP網通信手段16を介したIP網3からの電話の着信を検出する着信検出手段である。着信検出手段19により着信が検出された場合、通信装置1は、子機登録手段17に登録されている子機2に対して、子機通信手段18を使って呼び出しを行なう。着信の処理は主に呼制御プログラム12によって行なわれる。20は、通信装置1に設けられ、着信検出手段19により電話の着信が検出された際に、通知部15によってユーザに対して着信を通知する着信通知手段である。
以下、実施の形態1の動作について、ユーザに電話の着信を通知するまでの手順を示すフローチャートである図4に基づいて説明する。
図4において、ステップS1では、着信検出手段19により、IP網3からの電話の着信の有無を判定する。着信がある場合にはステップS2に進むが、着信が無い場合にはステップS1に戻り、IP網3からの着信を待つ。ステップS2では、着信通知手段20により、ユーザに対して着信の通知を行なう。着信を通知する方法としては、音声や光などを使った通知方法が考えられる。
ステップS3では、通信装置1に登録された子機2に関する情報を、子機登録手段17から読み出す。ステップS4では、通信装置1に登録された子機が存在するかどうかを判断する。子機が登録されている場合にはステップS5に進み、子機が登録されていない場合にはステップS6に進む。ステップS5では、ステップS3で読み出された情報に対応する子機2に対して、子機通信手段18により電話の着信を通知する。この時点で、通知を受け取った子機2は子機2自身に備わった通知手段により着信の通知を開始する。子機2に備わる通知手段としては、振動により着信を通知するバイブレータやスピーカ、LEDなどがある。
ステップS6では、現在着信中の呼の発信元が呼を切断したかどうかを、呼制御プログラム12などにより検知する。呼の切断が検知された場合にはステップS8に進み、呼の切断が検知されなかった場合にはステップS7に進む。ステップS7では、子機2が着信中の呼に対して応答したかどうかを、呼制御プログラム12などにより検出する。子機2による応答が検出された場合にはステップS8に進むが、応答が検出されなかった場合にはステップS6に戻り、発信元の切断検出と、ステップS7の子機2による応答の検出を繰り返す。
ステップS8では、ステップS2で開始したユーザへの通知を停止する。これは、発信元の切断が検出されたか、あるいは子機2による応答が検出され、通信装置1が着信を通知する必要がなくなったためである。
以上のように本実施の形態1によれば、上記の構成により通信装置1が外線着信をユーザに通知することが可能となるので、通信装置1と子機2が接続されていないときにも、ユーザは外線着信に気付くことができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における通信装置を用いたシステム構成図である。
図5において、1は本発明の実施の形態2に係る通信装置、2は通信装置1に登録され、ネットワーク接続されているIP電話機やパーソナルコンピュータ上で動作するIP電話ソフトウェアなどの子機、3はインターネットやイントラネットなどにより構成されるIP網、21は固定電話回線の電話網である公衆回線網であり、ユーザは子機2を利用することで、通信装置1を経由してIP網3あるいは公衆回線網21を介した電話の発着信を行なう。
図6は、本発明の実施の形態2における通信装置の内部構成を示す図である。
図6において、中央処理装置4は、データバス5を介して各部との信号の入出力を行い、この入力した信号に応じて各構成要素を制御する。すなわち、中央処理装置4はプログラム格納部6に格納された各種プログラムに従って、通信装置1全体の動作を制御することにより、通信装置1のIP網3や公衆回線網21への接続や、子機2とのネットワーク接続及び発着信の処理、各種プロトコルの処理などを実行する。プログラム格納部6は、マスクROMやフラッシュROM、EEPROMなどで構成され、通信装置1の動作を制御する各種プログラムを格納したメモリである。メモリ部7は、中央処理装置4が処理を行なう場合に、一時的な作業用メモリ領域として使用される。メモリ部7は揮発性メモリで構成される場合が多いが、不揮発性メモリで構成される場合も有り得る。ネットワーク制御部8は、ネットワーク通信に関する、IPに代表される各種プロトコルを処理し、データのルーティングを行なう。
WAN側通信部9は、WANやイントラネットなどの外部ネットワークとのデータの送受信を司る部分であり、Ethernet(登録商標)などの有線や無線により通信装置1をIP網3などの外部ネットワークと接続する。LAN側通信部10は、通信装置1の配下、すなわちLAN側に配置される端末と通信装置1を有線や無線により接続される。一般的に、子機2は通信装置のLAN側に接続される場合が多いが、例えば、ホットスポットから子機を利用する場合など、WAN側から通信装置に論理的にIP接続する形態も有り得る。公衆回線網通信部22は、公衆回線網21との通信を行う部分であり、例えば電話線インターフェースであるSLIC(Subscriber Loop Interface Circuit)や、信号のアナログ−デジタル変換を行なうソフトウェアあるいはハードウェアCODEC(COder DECoder)などにより構成される場合が多い。
記憶部11は、通信装置1の設定情報や子機2の登録情報など、通信装置1の運用に必要な情報を記憶しておく部分であり、フラッシュROMなど不揮発性メモリで構成される場合が多い。呼制御プログラム12は、プログラム格納部6に格納されており、IP網3を経由したIP電話及び公衆回線網21を経由したアナログ電話の発着信を制御するプログラムである。例えば、着信の際に通信装置1に接続されている子機2を呼び出すための処理を行なったり、発信の際に子機2から送信された呼制御情報に基づいて、発信元とは別の子機2を呼び出したり、IP網3に存在する別の呼制御サーバに接続したりする処理を行なう。呼制御プログラム12は、SIPサーバや、IP−PBXソフトウェアなどで構成される場合が多いが、その限りではない。
ゲートウェイプログラム23は、通信装置1が公衆回線網21経由で発着信を行なう場合に、IP電話とアナログ電話のプロトコルの差異を吸収する処理を行なう。例えば、通信装置1が子機2やIP網3とのIP電話の通信にSIPを用いており、公衆回線網21に対する発着信が行なわれる場合には、SIPとアナログ電話の呼制御プロトコルの変換などの処理を行なう。操作プログラム13は、通信装置1のステータスを表示したり、ユーザが各種設定を行なうためのプログラムである。操作プログラム13は、HTTPサーバで構成される場合が多く、ユーザは通信装置1にネットワーク接続されたパーソナルコンピュータなどの端末から、Webブラウザを使用して通信装置1に接続して設定を行なうことができるが、その限りではない。
制御プログラム14は、プログラム格納部6に格納されており、ルータの基本機能であるルーティング処理やフィルタリング処理だけでなく、呼制御プログラム12、ゲートウェイプログラム23及び操作プログラム13が行なう以外の全ての必要な処理を実行するプログラムである。通知部15は、ユーザに対して電話の着信を通知する通知部である。通知方法が音声による場合はスピーカ、光による場合はLEDなどにより構成されることが考えられるが、その限りではない。
図7は、本発明の実施の形態2における通信装置の機能ブロック図である。
図7において、16は、WAN側通信部9やネットワーク制御部8を用いることで、IP網3を経由したネットワークによる通信を行なうIP網通信手段である。IP網3を経由した外線の発着信は、IP網通信手段16を用いて行なわれる。24は、公衆回線網通信部22を用いることで、公衆回線網21を経由した発着信を行なう公衆回線網通信手段である。25は、ゲートウェイプログラム23を用いることで、通信装置1が公衆回線網21経由で発着信を行なう場合に、IP電話とアナログ電話のプロトコルの差異を吸収する処理を行なうゲートウェイ手段である。17は、通信装置1に接続される子機2との通信に必要な子機2の各種情報を登録する子機登録手段である。登録される情報としては、子機のユニークな製造番号や、IPアドレスなどが考えられるが、その限りではない。
18は、LAN側通信部10やネットワーク制御部8を用いることで、通信装置1に接続されている子機2との通信を行なう子機通信手段である。但し、子機がWAN側に接続されている場合は、通信装置1はIP網通信手段16を用いてIP網経由で子機2と論理的な通信を行なう場合もある。26は、通信装置1に子機2が接続されているかどうかを判定する子機接続判定手段である。通信装置1に子機2が接続されていない状態の例としては、子機2の電源が切れている、子機2が無線圏外である、子機2がネットワーク接続されていない、などが考えられる。
19は、IP網通信手段16を介したIP網3からの電話の着信、及び公衆回線網通信手段24及びゲートウェイ手段25を介した公衆回線網21からの電話の着信を検出する着信検出手段である。着信検出手段19により着信が検出された場合、通信装置1は、子機登録手段17に登録されている子機2に対して、子機通信手段18を使って呼び出しを行なう。着信の処理は主に呼制御プログラム12によって行なわれる。20は、通信装置1に設けられ、着信検出手段19により電話の着信が検出された際に、通知部15によってユーザに対して着信を通知する着信通知手段である。
以下、実施の形態2の動作について、ユーザに電話の着信を通知するまでの手順を示すフローチャートである図8に基づいて説明する。
図8において、ステップS9では、着信検出手段19により、IP網3あるいは公衆回線網21からの電話の着信の有無を判定する。着信がある場合にはステップS10に進むが、着信が無い場合にはステップS9に戻り、着信を待つ。ステップS10では、通信装置1に登録された子機2に関する情報を、子機登録手段17から読み出す。ステップS11では、通信装置1に登録された子機が存在するかどうかを判断する。子機が登録されている場合にはステップS12に進み、子機が登録されていない場合にはステップS13に進む。ステップS12では、子機接続判定手段26により、通信装置1に現在接続している子機が存在するかどうかを判定する。接続の判定方法としては、通信装置1に登録されている子機に対して、特定のパケットを送信し、それに対する応答があるかどうかや、無線がリンクしているかどうかなどの判定方法がある。接続されている子機が存在する場合にはステップS17に進み、接続されている子機が存在しない場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、今回の着信を既にユーザに通知中かどうかを判断する。既に通知中である場合にはステップS15に進み、通知中でない場合にはステップS14に進む。ステップS14では、着信通知手段20により、ユーザに対して着信の通知を行なう。ステップS15では、現在着信中の呼の発信元が呼を切断したかどうかを、呼制御プログラム12などにより検知する。呼の切断が検知された場合にはステップS16に進み、呼の切断が検知されなかった場合にはステップS10に進み、再度子機の登録情報を読み出す。これは、着信後に登録あるいは接続された子機が存在する場合に、その子機に対して通知を行なう処理を実行するためである。
ステップS16では、ステップS14で開始したユーザへの通知を停止する。これは、発信元の切断が検出されたためである。ステップS17では、今回の着信を既にユーザに通知中かどうかを判断する。これは、子機が接続されていると判断された場合、端末装置1が既に通知中であれば、その通知を止めるためである。既に通知中である場合にはステップS18に進み、通知中でない場合にはステップS19に進む。ステップS18では、ステップS14で開始したユーザへの通知を停止する。
ステップS19では、ステップS12で接続されていると判断された子機に対して、子機通信手段18により電話の着信を通知する。この時点で、通知を受け取った子機2は子機2自信に備わった通知手段により着信を開始する。
以上のように本実施の形態によれば、上記の構成により、通信装置1はIP網3のみでなく、公衆回線網21からの着信も通知することが可能となるので、家庭内に複数種別(IP網/公衆回線網)の回線を持つユーザに対しても、回線種別に関係なく着信を通知することができると共に、通信装置1は子機2が接続されているかどうかを知ることが可能となるので、子機が接続されていない場合にのみ、通信装置1が着信を通知することができる。
なお、通信装置1に接続される子機2は単数、複数を問わない。また、通信装置1はIP網3及び子機2と接続された構成としているが、その接続形態については、有線、無線を問わないものとする。
本発明にかかる通信装置は、通信装置と子機が接続されていないときにも、ユーザは外線着信に気付くことができるところから、例えば配下にIP電話子機が接続され、IP網を介した電話通信を行なうIP電話対応ルータ及びそのシステムなどへの利用が可能である。
本発明の実施の形態1における通信装置を用いたシステム構成図 本発明の実施の形態1における通信装置の内部構成を示す図 本発明の実施の形態1における通信装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1における通信装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態2における通信装置を用いたシステム構成図 本発明の実施の形態2における通信装置の内部構成を示す図 本発明の実施の形態2における通信装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態2における通信装置の動作フローチャート
符号の説明
1 通信装置
2 子機
3 IP網
4 中央処理装置
5 データバス
6 プログラム格納部
7 メモリ部
8 ネットワーク制御部
9 WAN側通信部
10 LAN側通信部
11 記憶部
12 呼制御プログラム
13 操作プログラム
14 制御プログラム
15 通知部
16 IP網通信手段
17 子機登録手段
18 子機通信手段
19 着信検出手段
20 着信通知手段
21 公衆回線網
22 公衆回線網通信部
23 ゲートウェイプログラム
24 公衆回線網通信手段
25 ゲートウェイ手段
26 子機接続判定手段

Claims (14)

  1. IP網を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置に接続される子機との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機と通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置であって、前記IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出手段と、前記着信検出手段により電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 公衆回線網を介した電話通信を行なう公衆回線網通信手段と、公衆回線網を経由した電話通信を通話装置内でIP網を介した電話通信と同じように処理できるように変換するゲートウェイ手段とを設けることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 着信通知手段により着信を通知するかどうかをユーザが選択する選択手段を設けることを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  4. 子機通信手段により通信可能な子機が存在するかどうかを判定する子機接続判定手段を設けることを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  5. 網から電話着信時、あるタイムアウト時間を超過しても、その着信に対する子機からの応答が無かった場合にのみ、前記着信通知手段により通知することを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  6. タイムアウト時間をユーザが設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記着信通知手段は光による通知であることを特徴とする請求項1から2いずれかに記載の通信装置。
  8. 前記着信通知手段は音による通知であることを特徴とする請求項1から2いずれかに記載の通信装置。
  9. 前記子機通信手段で子機との通信に用いるプロトコルはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)であることを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記子機通信手段で子機との呼制御に用いるプロトコルはSIP(Session Initiation Protocol)であることを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記子機通信手段で子機との呼制御に用いるプロトコルはH.323であることを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記着信検出手段はIP網と公衆回線網のどちらから着信したかを判断する機能を有し、前記着信通知手段は前記着信検出手段の判断結果に従って異なる方法で通知することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  13. IP網を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置に接続される子機との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機との通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置の制御方法であって、前記IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出ステップと、前記着信検出ステップにより電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知ステップとを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  14. IP網を介した電話通信を行なうIP網通信手段と、本通信装置に接続される子機との通信に必要な種々の情報を登録する子機登録手段と、子機との通信を行なう子機通信手段とを有する通信装置のプログラムであって、IP網通信手段を介した外部からの電話の着信を検出する着信検出ステップと、前記着信検出ステップにより電話の着信が検出された際に、着信を通知する着信通知ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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