JP2008256257A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷蔵庫1は、冷蔵室100から流出した空気(戻り空気)は切替室400の背面を通って下降し、野菜室300を経由して、または経由しないで、野菜室300の背面の戻り風路を通って冷却器11へ戻る。野菜室300の流入出口には、水分を吸脱着するデシカントロータ19が設けられ、その上流にヒータ24が設けられている。デシカントロータ19は、脱着側を通過して野菜室300に流入する空気を加湿し、脱着側を通過して野菜室300から流出する空気を除湿する。
【選択図】図3
Description
また、野菜の保存においても、高湿環境では野菜中の水分の蒸散作用を抑えることができるため、野菜のみずみずしさを長く保つことができる。
また、多孔質シリカからなる調質部材(低湿度の雰囲気において放湿し、高湿度の雰囲気において吸湿する)を野菜室内に設置して結露を防ぎ、高湿度状態を維持する発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、野菜ケースの内部に設けられた解凍室に超音波加湿装置を備え、冷蔵庫運転時の除霜時に熱交換冷却器から発生する除霜水を回収して、該除霜水を超音波加湿装置によって微細な水滴として放出し、野菜ケース内の加湿を行う発明が開示されている(例えば特許文献3参照)。
また、前記特許文献2に開示された発明は、多孔質シリカでは放湿温度が高いため、野菜ケース内が0〜10℃の低温に冷却されていると水分が放出されにくい。また、積極的に加湿を行う場合、シリカゲルから水分を放出させる場合は周囲空気の温度を上昇させ、シリカゲルに流通させることにより加湿を行うことができるが、周囲空気の温度上昇が冷蔵庫内部の温度上昇を招くため、この方法を利用した加湿は採用することが難しいという問題があった。
さらに、前記特許文献3に開示された発明は、除霜水を利用する方式であるため、除霜水を溜めるための水溜めタンク等を設けなければならない。また、冷凍庫内の冷気には食品などの匂いが移っており、除霜水にも匂いが移っているという問題があった。
相対湿度差により水分を吸脱着させることができる水分調整手段が設置され、
前記冷蔵室から前記野菜室へ流れる空気によって前記水分調整手段の水分が脱着され、
前記野菜室から前記冷却器へ流れる空気によって前記水分調整手段に水分が吸着されることを特徴とする。
図1〜図5は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を説明するものであって、図1は前方から見た斜視図、図2は図1に示すA−A線における断面図および冷媒配管の模式図、図3は図1おけるB−B線における断面図、図4は図1おけるB−B線における断面図(図3に同じ)、図5はデシカントロータの拡大図である。
図1において、冷蔵庫1は、最上部に配置された冷蔵室100と、冷蔵室100の下方には並行に配置された切替室400および製氷室500と、切替室400および製氷室500の下に配置された野菜室300と、野菜室300の下(最下部に同じ)に配置された冷凍室200と、から構成されている。
切替室400は冷凍温度帯(約−12〜−22℃)から冷蔵温度帯(約0〜5℃)に切替ができる。全容量450Lクラスの冷蔵庫において、各室の容量は冷蔵室が240L、冷凍室が80L、野菜室が90L程度である。
冷蔵庫の断熱箱体は鋼板の外箱5(筐体に同じ)と、合成樹脂製の内箱6と、これら両者間に充填された断熱材7等と、で形成されている。
したがって、ファン14によって送られて空気のうちの下方に向かう空気は、仕切り12と仕切り13の間の風路を通って冷凍室200に入った後、冷凍室200の背後に形成された戻り風路を経由して冷却器11に流れる。
また、冷蔵室100の背面には冷蔵風路用の仕切り15が設けられ、仕切り15に形成された貫通孔が冷蔵流入風路を形成している。そして、各部屋への風路には風を制御するために、冷蔵風路開閉弁16、冷凍風路開閉弁17、切替風路開閉弁18、製氷風路開閉弁(図示しない)が設置されている。
したがって、ファン14によって送られた空気のうちの上方に向かう空気は、冷蔵風路開閉弁16、冷凍風路開閉弁17、切替風路開閉弁18、あるいは製氷風路開閉弁(図示しない)の開閉または開度調整によって、冷蔵室100、切替室400あるいは製氷室500に、適時適量が選択的に流れ込む。
そして、第一デシカント板20および第二デシカント板21(両者によって平面が形成される)は、野菜室300の流入出口の略全面積を覆うことができ、このとき、切替板22aまたは切替板22bは、野菜室300の背面の戻り風路を塞ぐことができるものである(図3参照)。
さらに、回転軸23の回転角度に応じて、野菜室300に流入する風量(野菜室300背面の戻り風路を直接通過する風量に同じ)が調整自在であるから、第一デシカント板20および第二デシカント板21を通過する風量もまた調整自在である。
デシカントロータ19がない場合、水分を多く含んだ空気が野菜室300から冷却器11に戻る。このため、冷却器11に霜が付着することによって冷却性能が悪化すると共に、霜を取るためのヒータの通電時間が延びることによって消費電力量が増える。また、霜取り用のヒータが長時間稼働する(ONされている)ことによって庫内温度も上昇しやすくなり、食品の品質を落とす恐れがある。
デシカントロータ19を通って、野菜室300の天井から流入する風路構成とすることによって、野菜室300内全体を効果的に加湿することができる。
野菜室300が冷え過ぎる場合は、デシカントロータ19前の風路に設置されたヒータ24に通電し、空気の温度を上げて相対湿度を下げてからデシカントロータ19に通すことによって脱着しやすくなり、効率が向上する。
デシカントロータ19が無い状態において野菜室300は乾球温度9.7℃、相対湿度は37.4%であったものが、デシカントロータ19で加湿された空気が野菜室300に流入することによって、野菜室内が除々に加湿されて乾球温度5℃、相対湿度60%になるとすると、野菜室300からデシカントロータ19を通った空気は乾球温度8℃、相対湿度30%に除湿される。
図23〜図26は、野菜室300の入口を模擬して乾球温度0℃、相対湿度15、25%の空気がデシカントロータ19を通る条件における、相対湿度が15%のときは飽和吸着量0.25g/g’、時定数1200秒で0.16g/g’、相対湿度が25%のとき飽和脱着量0.26g/g’、時定数1300秒で0.16g/g’である。
吸着速度よりも脱着速度の方が遅いため脱着側の性能でデシカントロータ19の仕様を決めると、時定数が約20分なのでデシカントロータ19の反転間隔も20分とし、野菜から放出される水分1.2g/hを吸脱着するのに必要なケイ素材料は、
1.2(g/h)/0.16(g/g’)/3(回転/h)=2.5(g’)
とする。ケイ素材料は、第一デシカント板20および第二デシカント板21の両方に必要であるから、デシカントロータ19としては合計5.0g’の担持量(ケイ素材料の量)となる。
デシカントロータ19を天井背面に設けることで天井風路から加湿された空気が部屋中を均一に潤すことができ、20mm×90mm×10mmサイズのデシカントロータ19であれば野菜収納の庫内容積を狭めずに済む。
通風が止まると吸脱着もしづらくなるため、デシカントロータ19は20分間隔の反転制御の他に、冷蔵風路開閉弁16が閉まったときや庫内ファン14が停止した場合にはタイマーを止める制御をすることにより、吸脱着を確実に行うことができる。
図6および図7は本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫を説明するものであって、図6は前方から見た斜視図、図7の(a)は図6に示すB−B線における断面図、図7の(b)はデシカントロータの拡大図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7の(a)において、冷蔵庫1bは、野菜室300の流入出口に円筒形状のデシカントロータ25を備えている。
図7の(b)において、デシカントロータ25は、円筒の中心軸に回転軸23を備え、円筒の上側を第二デシカント板21、下側を第一デシカント板20とし、20分で180°の一定速度で回転させる。デシカントロータ19(実施の形態1)のように基材形状が直方体の場合は回転するときに周囲の空間を横切るため、大きな基材を使用することができないが、円筒形状で回転軸23を中心に回転させると余分なスペースが不要になる。したがって、不要になった分だけ円筒のサイズを大きくすることができるから、吸脱着量を増やすことができる。また、円筒形状であれば一定速度で回転すればよいため制御が容易である。
図8および図9は本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫を説明するものであって、図8は前方から見た斜視図、図9の(a)および図9の(b)は図8に示すB−B線における断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9の(a)および(b)において、冷蔵庫1cはデシカントロータ19と風路切替手段26とを備えている。
すなわち、直方体形のデシカントロータ19を野菜室300背面に水平に設置し、左の野菜室300側に脱着側流路(図中、回転軸を挟んだ左側)を、冷却器11側に吸着側流路(図中、回転軸を挟んだ右側)を形成し、冷蔵室100から流出してくる空気を、脱着側流路または吸着側流路のどちらに送るかを切替可能な風路切替手段26を、デシカントロータ19の上流側に設けている。
なお、冷蔵庫1(実施の形態1)のようにデシカントロータ19に風路切替の機能も付加する場合は、風路切替手段26を別途使用せずに済むものの、デシカントロータ19に位置決めを確実に行うためにストッパー機構や位置決め制御が必要となり複雑になる。すなわち、冷蔵庫1cは、風路切替手段26を別途設けることによりデシカントロータ19の構成を簡単で安価なものに出来る。
一方、野菜室300の温度が下がり過ぎたときは、風路切替手段26の遮蔽板27を回転軸28の上に垂直にして冷蔵室100の戻り空気を吸着側流路へ通し、冷却器11に直接戻す。そうすると、野菜室300へ入る空気の流れは止められるため、冷え過ぎを防ぐことができ、温度調整が可能となる(図9の(b)参照)。
図10は本発明の実施の形態4に係る冷蔵庫を説明するものであって、図10は前方から見た斜視図、図11の(a)は図10に示すA−A線における断面図、図11の(b)はデシカントロータの拡大断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図11の(a)において、冷蔵庫1dには、デシカントロータ19が野菜室300の背面の断熱仕切り12を貫通して設置されている。
冷蔵室100や野菜室300の内部に水分を放出するものがなく乾いた状態のとき、野菜室300の温湿度は表1のように乾球温度9.2℃、相対湿度17.3%、絶対湿度1.24×10−3kg/kgDAであり、野菜室300の出口にデシカントロータ19を備えても相対湿度が低く吸着が十分に行われない可能性がある。
デシカントロータ19を冷凍風路の上流側へ設置すると、デシカントロータ19に入る風は乾球温度−25℃、相対湿度100%近くであり、デシカントロータ19に水分を吸着させて出てくる空気は−24.3℃、相対湿度30%程度になる。冷凍室200に入る空気が除湿されているため、冷凍食品に霜が付くことも防ぐことができる。
図12および図13は本発明の実施の形態5に係る冷蔵庫を説明するものであって、図12は前方から見た斜視図、図13の(a)は図12に示すA−A線における断面図、図13の(b)はデシカントロータの拡大断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図13の(a)において、冷蔵庫1eには、デシカントロータ19が野菜室300と冷凍室200との間の仕切り4内に設けられている。
図14および図15は本発明の実施の形態6に係る冷蔵庫を説明するものであって、図14は前方から見た斜視図、図15の(a)は図14に示すC−C線における断面図、図15の(b)は図14に示すD−D線における断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図14〜図15において、冷蔵庫1fは、一番下の部屋が野菜室300、野菜室300の上段の部屋が冷凍室200になっている。
そして、野菜室300が冷凍室200の下段にあるため、デシカントロータ19を野菜室300の天井面(冷凍室200の床面に同じ)に設置することができるから、デシカントロータ19から加湿されて出てくる空気を野菜室300の全体に行き渡らせることができる。
図16〜図18は本発明の実施の形態7に係る冷蔵庫を説明するものであって、図16は前方から見た斜視図、図17の(a)は図16に示すA−A線における断面図、図17の(b)は図16に示すB−B線における断面図、図18はデシカントロータを示す平面視の断面図(図17に示すE−E線における断面図)である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図16および図17において、冷蔵庫1gは、冷蔵室100への流入風路にデシカントローラ29の脱着側(たとえば、第二デシカント板21)が配置され(図17の(a)参照)、冷蔵室100からの流出風路にデシカントローラ29の吸着側(たとえば、第一デシカント板20)が配置されるものである(図17の(b)参照)。
したがって、脱着側において冷蔵室100に入る風を加湿することにより、冷蔵室100内の食品を乾燥から防ぎ、同時に、吸着側において冷蔵室100から出る風を除湿することにより、冷却器11の着霜を低減することができる。
したがって、デシカントロータ29がない場合は、冷蔵室100に入った水分は冷却器11に着霜し、冷蔵室100の内部は再び乾燥してしまう。
すなわち、冷蔵庫1gは、冷蔵室100へ入る空気で脱着して再び冷蔵室100へ水分を放出するため、冷蔵室100内は水分を維持することができ、同時に、冷却器11への着霜も低減することができる。なお、冷蔵室100に水分を放出するような食物を置いた場合も同様の効果が得られる。
よって、冷蔵室用デシカントロータ29と野菜室用デシカントロータ19を併用することで、冷蔵室100と野菜室300の両方で湿度調整が可能となる。
図19および図20は本発明の実施の形態8に係る冷蔵庫を説明するものであって、図19は前方から見た斜視図、図20の(a)は図19に示すA−A線における断面図、図20の(b)は冷却部を拡大して示す部分断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図19および図20において、冷蔵庫1hは、野菜室300から冷却器11に入るまで間の風路に冷却部30を備えている。冷却部30は、熱伝導率の良い銅によって形成されたベース31と、ベース31に一体的に形成あるいは伝熱可能に設置されたフィン32(銅製)から構成され、ベース31が断熱壁12に設置されている。
また、冷却器11の温度は0℃以下であるため、通常、空気に含まれた水分は霜として付着するものの、冷却部30において結露水として回収されるため、着霜量が減少し、また、結露に伴う潜熱分は省エネルギーとなる。
図21および図22は本発明の実施の形態9に係る冷蔵庫を説明するものであって、図21は前方から見た斜視図、図22は図21に示すB−B線における断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図22において、冷蔵庫1iの野菜室300の流入出口にはデシカントロータ19が設置され、野菜室300から冷却器11に入るまで間の風路に冷却部30を備えている。
したがって、野菜室300や冷蔵室100から冷却器11に向かう空気中の水分は、デシカントロータ19と冷却部30で回収される。
デシカントロータ19と冷却部30の両方を備えることによって、野菜室300内の保湿と余分な水分の排出ができる。デシカントロータ19で水分を保持できる分だけ冷却部30を通る水分が減るため、冷却部30の形状を小さく抑えることができる。
実施の形態1〜9は、野菜室の他に冷蔵室等を具備する冷蔵庫であるが、本発明はこれに限定するものではなく、野菜室のみを具備する野菜専用の冷蔵庫であってもよい。また、野菜室に収納されるものは、文字通り野菜に限定されるものではなく、所定の湿度において保管されることが要求されるものであれば何れであってもよい(穀類や食品に限定しない)。さらに、冷蔵庫の大きさ等についても限定するものではなく、たとえば、冷蔵倉庫や冷蔵コンテナ(車両や船舶に搭載される)であってもよい。
Claims (18)
- 筐体と、それぞれ該筐体内に配置された、冷蔵室と、野菜室と、空気を冷却する冷却器と、空気を循環させる空気循環手段と、を有する冷蔵庫であって、
相対湿度差により水分を吸脱着させることができる水分調整手段が設置され、
前記冷蔵室から前記野菜室へ流れる空気によって前記水分調整手段の水分が脱着され、
前記野菜室から前記冷却器へ流れる空気によって前記水分調整手段に水分が吸着されることを特徴とする冷蔵庫。 - 筐体と、それぞれ該筐体内に配置された、冷蔵室と、野菜室と、冷凍室と、空気を冷却する冷却器と、空気を循環させる空気循環手段と、を有する冷蔵庫であって、
相対湿度差により水分を吸脱着させることができる水分調整手段が設置され、
前記冷蔵室から前記野菜室へ流れる空気によって前記水分調整手段の水分が脱着され、
前記冷凍室から前記冷却器へ流れる空気によって前記水分調整手段に水分が吸着されることを特徴とする冷蔵庫。 - 筐体と、それぞれ該筐体内に配置された、冷蔵室と、野菜室と、冷凍室と、空気を冷却する冷却器と、空気を循環させる空気循環手段と、を有する冷蔵庫であって、
相対湿度差により水分を吸脱着させることができる水分調整手段が設置され、
前記冷蔵室から前記野菜室へ流れる空気によって前記水分調整手段の水分が脱着され、
前記冷却器から前記冷凍室へ流れる空気によって前記水分調整手段に水分が吸着されることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記野菜室と前記冷凍室とを仕切る断熱仕切りを貫通して前記水分調整手段が配置されることを特徴とする請求項2または3記載の冷蔵庫。
- 前記野菜室の背面に断熱壁が配置され、該断熱壁を貫通して水分調整手段が配置されることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
- 前記野菜室の背面上部に空気の流入口と水分調整手段とが配置され、
前記野菜室の背面上部から前面側に向けて天井風路が形成され、
前記流入口から流入して空気が、前記水分調整手段の脱着部と前記天井風路とを通り前記野菜室に広がることを特徴とする請求項1〜5記載の冷蔵庫。 - 筐体と、それぞれ該筐体内に配置された、冷蔵室と、野菜室と、空気を冷却する冷却器と、空気を循環させる空気循環手段と、を有する冷蔵庫であって、
相対湿度差により水分を吸脱着させることができる水分調整手段が設置され、
前記冷却器から冷蔵室へ流れる空気によって前記水分調整手段の水分が脱着され、
前記冷蔵室から前記冷却器へ流れる空気によって前記水分調整手段に水分が吸着されることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記水分調整手段は、相対湿度30%〜40%における平衡吸着量が、相対湿度30%未満または相対湿度40%超えにおける平衡吸着量より大きいことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の冷蔵庫。
- 前記水分調整手段は、回転軸と、該回転軸を挟んで対向して設置された一対の水分調整板と、該回転軸を挟んで対向して設置された一対の切替板と、から形成されることを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
- 前記水分調整手段は、略20分ごとに前記回転軸を回転中心にして180°回転し、前記一対の水分調整板の一方の水分調整板が吸着および脱着を繰り返し、これに並行して前記一対の水分調整板の他方の水分調整板が脱着および吸着を繰り返すことを特徴とする請求項9記載の冷蔵庫。
- 前記野菜室の背面寄りに前記冷却器へ直接戻る風路が形成され、
前記一対の水分調整板が前記野菜室の流入口および流出口を覆う際、前記一対の切替板のうちの一方の切替板が前記風路を遮断し、
且つ、前記一対の切替板が前記野菜室の流入口および流出口を遮断する際、前記一対の水分調整板のうちの一方の水分調整板が前記風路内に配置されることを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。 - 水分調整手段は円筒形状で円筒中心に回転軸を備え、一方の半円筒部が吸着側になるとき他方の半円筒部が脱着側になるデシカントロータであることを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
- 吸着側と脱着側とが所定時間ごとに入れ替わるように、前記水分調整手段が一定の速度で回転することを特徴とする請求項12記載の冷蔵庫。
- 前記水分調整手段を通過する風流れが停止している間は、前記回転軸の回転を停止し、該停止している時間を除いた時間が所定時間になるごとに、吸着側と脱着側とが入れ替わることを特徴とする請求項10または13記載の冷蔵庫。
- 前記野菜室に入る風路と前記冷却器へ直接戻る風路とを切り替える風路切替手段を備え、
前記野菜室の温度によって前記風路切替手段を切替えることを特徴とする請求項14記載の冷蔵庫。 - 前記野菜室より風上側に空気を加熱するための加熱手段が設けられることを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
- 筐体と、それぞれ該筐体内に配置された、冷蔵室と、野菜室と、空気を冷却する冷却器と、空気を循環させる空気循環手段と、を有する冷蔵庫であって、
前記冷蔵室あるいは前記野菜室から前記冷却器に入るまでの風路に冷却部が設けられ、
前記冷却部の温度が、0℃より高く、且つ前記風路を通る空気の露点温度以下であることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記冷却部がフィン、あるいはヒートパイプを備えたことを特徴とする請求項17記載の冷蔵庫。
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