JP2008309427A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Takayoshi Iwai
隆賀 岩井
Kanako Fujii
加奈子 藤井
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Abstract

【課題】各運転モード時の水分の吸放出時の応答性に優れると共に効率のよい調湿作用が得られるようにする。
【解決手段】乾燥した冷気が循環する冷却運転モードと水分を多く含む冷気が循環するうるおい運転モードとを備えた冷蔵温度帯の冷気が循環する冷蔵室3及び湿度保存室7を設ける。湿度保存室7の冷気取入側には、冷気取入通路31の通路壁33を調湿材29によって構成し、その調湿材29を高湿度域で水分の吸放出量が急激に増加する材質で作る。
【選択図】図2

Description

本発明は湿度の高い湿度保存室を備えた冷蔵庫に関する。
一般に冷蔵庫の庫内空気は冷凍サイクルを構成する蒸発器を通過する時に熱交換され、熱交換された冷気は庫内を通り再び蒸発器に戻る循環を繰り返すことで庫内冷却が行なわれる。
この庫内冷却時において循環する空気中の水分は蒸発器のフィンに霜となって付着することで除湿されるため庫内の乾燥化が進むようになる。
庫内の乾燥化は、例えば、保湿が要求される野菜、果物等の保存に悪影響を与えるために、例えば、庫内の内部に湿度調節用の調湿材を直接設ける手段が公知となっている(特許文献1、2参照)。
特開2000−274924公報 特開2000−146413公報
調湿材を用いる手段は、いずれも庫内の内壁面に直接配置する手段となっているため庫内が食品等で一杯になった状態では調湿材表面全体が覆われてしまうため、水分の吸着又は水分の放出はその周囲のみとなり効率のよい調湿作用が得られにくい問題をかかえる。このために偏った湿度域が作られるようになる。
そこで、本発明にあっては各運転モード時に水分の吸放出時の応答性に優れると共に効率のよい調湿作用が得られるようにすることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にあっては、少なくとも乾燥した冷気が循環する冷却運転モードと水分を多く含む冷気が循環するうるおい運転モードとを有する冷蔵温度帯と、前記冷蔵温度帯の冷気が循環する冷蔵室及び湿度保存室と、前記湿度保存室の冷気取入側に設けられ冷気取入通路の通路壁を構成する調湿材とを有し、前記調湿材は、高湿度域で水分の吸・放出量が急激に増加する材質で作られていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却運転モード時において循環冷気が冷気取入通路を通過する時に調湿材は食品に影響されることなく水分の放出を効率よく行なうことができる。この結果、湿度保存室は食品が詰め込まれる条件に左右されることなく全領域にわたって湿度の高い状態を得ることができる。
また、うるおい運転モード時において水分を多く含む循環冷気が冷気取入通路を通過する時に調湿材は食品に影響されることなく効率よく吸着を行なうことができる。
しかも、調湿材は冷気運転モード及びうるおい運転モード時において高湿度域で吸放出量が急激に増加する材質で作られているため、各モードに対して水分の吸着・放出の応答性に優れると共に湿度保存室の安定した保湿状態を長期間にわたり安定して得ることができる。
本発明において最良の形態につき好ましい形態として、第1には前記冷却運転モードを、冷蔵室から冷気取入通路を通り湿度保存室へ向けて流れると共にうるおい運転モードを、湿度保存室から冷気取入通路を通り冷蔵室へ向かう循環冷気とすることで、特に、うるおい運転時にあっては、例えば、湿度保存室内に入れられた野菜等からの水分が調湿材によって効率よく吸着が行なえるようにする。
第2には、前記調湿材を、シート状、ハニカム状、コルゲート状のいずれかの構造体に形成し、冷気を調湿材表面と接触しながら並行に流れるようにすることで、循環冷気の圧力損失を小さく抑え、円滑な流れが得られるようにする。
第3には、前記湿度保存室を冷蔵室内に区画し各運転モード時に冷蔵室から湿度保存室へ、あるいは湿度保存室から冷蔵室へ相互に冷気循環が行なわれるようにすることで、冷蔵室内に湿度の高い湿度保存室が設けられるようにする。
第4には、前記湿度保存室と冷蔵室を、仕切壁によりそれぞれ独立した部屋に構成することで、特に、湿度の高い独立した湿度保存室が得られるようにする。
以下、図1乃至図6の図面を参照しながら本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明にかかる冷蔵庫の扉を省略した概要正面図を示している。冷蔵庫1は上から順に冷蔵室3と左右に分かれた第1冷凍室5と湿度保存室7と第2冷凍室9となっている。
冷蔵室3と湿度保存室7は前記冷蔵室3の背面後側に配置された冷蔵用の冷却器11を通過する冷蔵温度帯の冷気が、第1、第2冷凍室5、9はファン10により前記湿度保存室7の背面後側に配置された冷凍室用の冷却器13を通過する冷凍温度帯の冷気がそれぞれ循環するようになっている。
冷蔵用の冷却器11及び冷凍用の冷却器13は、圧縮機、凝縮器、絞り装置(いずれも図示していない)とにより圧縮機から吐出された冷媒が凝縮器、絞り装置から前記冷蔵用の冷却器11及び冷凍用の冷却器13を通り再び圧縮機に戻る冷凍サイクルを構成している。
冷蔵室3と湿度保存室7と冷蔵用の冷却器11の関係は第1、第2ダクト15、17を介してそれぞれ連通しファン19の正転時、冷蔵用の冷却器11を通過した冷気は冷蔵室3→第1ダクト15→湿度保存室7→第2ダクト17を介して冷却器11へ戻る循環の冷気運転モードが得られるようになっている。
また、ファン19の逆転時、冷蔵用の冷却器11を通過した空気は第2ダクト17→湿度保存室7→第1ダクト15→冷蔵室3から冷却器11へ戻る循環のうるおい運転モードが得られるようになっている。
冷気運転モードは、冷蔵用の冷却器11が冷却している運転状態にあって、ファン19により循環冷気が運転中の冷却器11を通過する状態をさす。
これにより、循環冷気中の水分は冷却器11の通過時にフィンに着霜し乾燥した循環冷気となる。
うるおい運転モードは、冷蔵用の冷却器11が冷却していない運転停止状態(霜取り運転時)にあってファン19により循環空気が運転停止中の冷却器11を通過する状態をさす。
これにより、着霜した霜が解けた状態の湿潤雰囲気にある冷却器11を循環冷気が通過する時に水分が与えられ水分を多く含む循環冷気となる。
この場合、うるおい運転モードはファン19の逆転によって湿度保存室7から冷蔵室3へ向かう循環冷気となっているが、冷蔵用の冷却器11が運転停止状態にあって、ファン19の正転により冷蔵室3から湿度保存室7へ向かう循環冷気とすることも可能である。
湿度保存室7は、図2に示す如く仕切壁21により独立した部屋に構成された高い湿度を備えた室内となっており、本実施形態では野菜や果物等を入れる野菜室として使用可能となっている。
湿度保存室7は、図2鎖線で示すように引き出し可能な扉23に支持された収容ケース25を有し、収容ケース25の上方は蓋27によってカバーされている。蓋27は収容ケース25を引き出した時に室内に残る構造となっている。
蓋27の天井領域は、調湿材29によって冷気取入通路31の通路壁33を形成している。
図4に調湿材29の一例を示す。調湿材29は基材シート35の上面にバインダ(接着剤)37を介して多孔質吸湿材39が設けられた構造体となっている。
調湿材29は必ずしも基材シート状でなくてもよくハニカム状、コルゲート状のいずれかの構造体であってもよい。
一方、多孔質吸湿材39は図5に示す如く高湿度域(80〜100%)で吸着a;放出b量が急激に増加する材質で作られている。
高湿度域で吸放出量を急激に増加させるには孔径の大きさがランダムではなく、多数の孔径がほぼ同一に揃った分布形状にすることが必要である。材料としてはシリカ、ゼオライト、酸化チタン等の無機酸化物が好適である。
これにより、冷却運転モード時、うるおい運転モード時に調湿材29は高湿域で水分を迅速に放出し、逆に高湿度域で迅速に吸着する機能を有する。
このように構成された冷蔵庫1において冷却運転モード時にあっては、ファン19の正転により冷蔵用の冷却器11を通過した空気は熱交換され、冷蔵室3、湿度保存室7の順に通り、再び冷却器11へ向かう循環冷気によって冷却が行なわれる。
この冷気の循環時において、図2に示すように冷気取入通路31の通路壁33、即ち、水分が放出される調湿材29の表面と接触しながら並行に流れ、室内へ向かうようになるため、食品等に影響されることなく水分の放出を効率よく行なえる。この結果、湿度保存室7の全領域にわたって湿度の高い状態が確実に得られる。しかも、調湿材29に対して並行に流れることで圧力損失等は起こらず円滑な流れを確保できる。
次に、うるおい運転モード時にあっては、冷蔵用の冷却器11を運転停止状態、即ち、霜取り状態においてファン19を逆転させると霜が解けた湿潤状態にある冷却器11を空気が通過する。この時、水分を多量に含む空気は図3に示す如く湿度保存室7及び冷気取入通路31を必ず通るため食品等に影響されることなく調湿材29による吸着が行なわれる。と同時に湿度保存室7に入れられた野菜等から発生する水分も冷気取入通路31を通過する時に調湿材29によって効率よく吸着が行なわれるようになる。
以下、冷却運転モード、うるおい運転モードの繰り返しにより調湿材29は効率よく水分の放出又は吸着を行ない湿度保存室7を長期間にわたりうるおいのある保湿状態を一定に維持する。
なお、本実施形態では、湿度保存室7を仕切壁21により冷蔵室3とは独立した部屋として説明したが、例えば、図6に示すように冷蔵室3内に湿度保存室7を一体に組入れたコンパクト形状の冷蔵庫とすることも可能である。
本発明にかかる冷蔵庫の扉を省略した概要正面図。 冷却運転モード時の冷気の流れを示した湿度保存室の概要側面図。 うるおい運転モード時の冷気の流れを示した湿度保存室の概要側面図。 調湿材の一部分を示した拡大概要説明図。 調湿材の湿度特性説明図。 湿度保存室を冷蔵室内へ組入れた概要説明図。
符号の説明
1 冷蔵庫
3 冷蔵室
7 湿度保存室
11 冷蔵用の冷却器
13 冷凍用の冷却器
19 ファン
21 仕切壁
23 扉
25 収納ケース
27 蓋
29 調湿材
31 冷気取入通路
33 通路壁
35 基材シート
37 バインダ
39 多孔質吸湿材

Claims (5)

  1. 少なくとも乾燥した冷気が循環する冷却運転モードと水分を多く含む冷気が循環するうるおい運転モードとを有する冷蔵温度帯と、前記冷蔵温度帯の冷気が循環する冷蔵室及び湿度保存室と、前記湿度保存室の冷気取入側に設けられ冷気取入通路の通路壁を構成する調湿材とを有し、
    前記調湿材は、高湿度域で水分の吸・放出量が急激に増加する材質で作られていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷却運転モードは、冷蔵室から冷気取入通路を通り湿度保存室へ向けて流れると共にうるおい運転モードは、湿度保存室から冷気取入通路を通り冷蔵室へ向かう循環冷気となることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記調湿材は、シート状、ハニカム状、コルゲート状のいずれかの構造体に形成され、冷気は調湿材表面と接触しながら並行に流れることを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記湿度保存室は冷蔵室内に区画され各運転モード時に冷蔵室から湿度保存室へ、あるいは湿度保存室から冷蔵室へ相互に冷気循環が行なわれることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 前記湿度保存室と冷蔵室は、仕切壁によりそれぞれ独立した部屋に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011152049A (ja) * 2010-01-25 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 食品保管庫
CN102914113A (zh) * 2011-07-31 2013-02-06 博西华家用电器有限公司 冰箱
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