JP2008255412A - 溶鋼処理設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1処理ステーションと、第2処理ステーションと、第3処理ステーションと、第1処理ステーション、第2処理ステーション及び第3処理ステーションにそれぞれ配置されて溶鋼に対して合金添加を行う合金添加装置5と、第1処理ステーション、第2処理ステーション及び第3処理ステーションにそれぞれ配置されて溶鋼に対して攪拌を行う攪拌装置7と、第2処理ステーションに配置されて溶鋼に対して加熱を行う加熱装置6と、載置した取鍋を第1処理ステーションと第2処理ステーションとの間で搬送する第1搬送台車3aと、載置した取鍋を第2処理ステーションと第3処理ステーションとの間で搬送する第2搬送台車3bとを備えている。
【選択図】図1
Description
近年、鋼の生産量は増加しており、生産能力を上げるためには連続鋳造機の鋳造速度を能力の上限まで上げることが望ましい。連続鋳造機の鋳造速度が上がると連続鋳造工程の前工程である2次精錬処理においても処理する溶鋼量を上げなくてはならない。即ち、取鍋精錬のサイクルタイムを短くして連続鋳造機に溶鋼を供給する供給頻度を増加させる必要がある。
このような取鍋精錬においては、従来より、取鍋に収容された溶鋼処理のサイクルタイムを、一定間隔で転炉工程から送られてくる取鍋の取り回し等を効率的に行うことによって短縮することが試みられている。
さて、特許文献3には、溶鋼を処理する精錬処理ではないが、複数の台車を用いて溶銑を効率的に処理する発明が開示されている。
即ち、特許文献3には、溶銑処理位置と交差するように溶銑鍋台車の移送路を敷設すると共に、溶銑処理位置を挟んだ移送路の2位置に少なくとも溶銑鍋の積み替えを行う作業位置をそれぞれ敷設することが開示されている。
特許文献3に示す技術では、溶銑処理位置を挟んだ移送路の2位置で溶銑鍋の積み替えを行い、溶銑処理位置へと溶銑鍋を台車を用いて搬送することができ、効率化が期待できる。しかしながら、溶銑処理と取鍋精錬とでは処理形態が全く異なる。即ち、特許文献3の技術を、合金の添加や溶鋼の加熱等を行う取鍋精錬に適用することは不可能であるのが実情である。
そこで、発明者は、取鍋精錬において加熱及び合金添加をしながらサイクルタイムを短くする方法について、様々な角度から検証を行った。具体的には、発明者は、まず、溶鋼処理設備において、第1処理ステーションで合金添加を行い、この第1処理ステーションに隣接する第2処理ステーションで加熱および合金添加を行い、第1処理ステーションとは反対側で第2処理ステーションに隣接する第3処理ステーションで合金添加を行うことで、溶鋼の処理を分業可能にし、処理の高速化を図った。
本発明の溶鋼処理設備は、例えば、転炉から出鋼された溶鋼に対して2次精錬処理(取鍋精錬)を行うものである。
図1に示すように、溶鋼処理設備1は、第1処理ステーションと、第2処理ステーションと、第3処理ステーションと、各ステーションに跨って敷設された軌道2と、この軌道2上を移動可能な2台の台車3a,3bと、この台車3a,3bに載置される取鍋4と、合金を添加する複数の合金添加装置5、取鍋4内の溶鋼を加熱する加熱装置6と、複数の攪拌装置7を有している。以降、説明の便宜上、台車3aを第1搬送台車、台車3bを第2搬送台車とする。
第1処理ステーション、第2処理ステーション、第3処理ステーションのそれぞれには合金添加装置5及び攪拌装置7が配置され、中央の第2処理ステーションには加熱装置6が配置されている。第1処理ステーション及び第3処理ステーションでは攪拌装置7によって取鍋4内の溶鋼を攪拌しながら合金添加装置5によって取鍋4内の溶鋼に合金添加を行う。また、第1処理ステーション及び第3処理ステーションでは取鍋4の搬入及び搬出を行う。第2処理ステーションでは加熱装置6によって取鍋4内の溶鋼加熱を行うと共に、攪拌装置7によって溶鋼を攪拌しながら合金添加装置5によって取鍋4内の溶鋼に合金添加を行うことができるようになっている。
第1搬送台車3a及び第2搬送台車3bは、軌道2を走行する車輪20を備えた車体21と、車輪20を回転駆動するモータ22と、車体21上に設けられ当該車体21に載置された取鍋4を支持する支持体23とを備えている。第1搬送台車3a及び第2搬送台車3bのモータの駆動及び停止等の制御は、オペレータ(操作者)の遠隔操作によりなされる。
溶鋼処理設備1の上方にはクレーン14が配置されている。このクレーン14によって、第1処理ステーションに停車した第1搬送台車3aに取鍋4を据え付けたり、第1処理ステーションに停車した第1搬送台車3aの取鍋4を搬出することができる。また、前記クレーン14によって、第3処理ステーションに停車した第2搬送台車3bに取鍋4を据え付けたり、第3処理ステーションに停車した第2搬送台車3bの取鍋4を搬出することもできる。
図3は取鍋精錬の手順を示したものであって、処理の手順は紙面左側の上から下へ進み、続いて紙面右側の上から下へ進むものである。なお、図3における説明では、第1搬送台車3aに載置する取鍋を第1取鍋4a又は第3取鍋4cとする。第2搬送台車3bに載置する取鍋4を第2取鍋4b又は第4取鍋4dとする。図3における説明で、()内の数値は手順の番号を示している。また、取鍋精錬の説明において、第1処理ステーションでの第1搬送台車3aの停車位置(処理位置)を第1位置、第2処理ステーションでの第1搬送台車3a及び第2搬送台車3bの停車位置を第2位置、第3処理ステーションでの第2搬送台車3bの停車位置を第3位置とする。
図3(b)に示すように、第1取鍋4aを据え付け後、第1搬送台車3aを第2位置に移動させ(3)、第2位置にある第1取鍋4aの溶鋼に対して加熱および合金添加を行うことで溶鋼成分の粗調整を行う(4)。
図3(d)に示すように、第1位置にある第1取鍋4aの溶鋼に対して合金添加することで溶鋼成分の微調整を行う(6)。なお、図3(b)〜(d)の処理中に、第3位置にある第2搬送台車3bに第2取鍋4bを据え付ける(7)。
図3(e)に示すように、第2搬送台車3bに第2取鍋4bを据え付け後であって第1搬送台車3aが第1位置へ移動後、第3位置にある第2搬送台車3bを第2位置に移動させる(8)。
図3(g)に示すように、第1位置にて第1取鍋4aの溶鋼に対する合金添加終了後、当該第1取鍋4aの溶鋼の温度が目標範囲であれば第1取鍋4aを搬出する(10)。
図3(h)に示すように、第2位置にて第2取鍋4bに対する加熱および合金添加終了後、第2搬送台車3bを第3位置に移動させ(11)、第3位置にある第2取鍋4bの溶鋼に対して合金添加を行うことで溶鋼成分の微調整を行う(12)。
図3(j)に示すように、第3取鍋4c据え付け後、第1搬送台車3aを第2位置に移動させる(14)。
図3(k)に示すように、第2位置にある第3取鍋4cの溶鋼に対して加熱および合金添加を行うことで溶鋼成分の粗調整を行う(15)と共に、第3位置にて第2取鍋4bの溶鋼に対する合金添加終了後、当該第2取鍋4bの溶鋼の温度が目標範囲であれば第2取鍋4bを搬出する(16)。
図3(m)に示すように、第1位置にある第3取鍋4cの溶鋼に対して合金添加を行うことで溶鋼成分の微調整を行う(18)。なお、第3取鍋4cの処理中に、第3位置にある第2搬送台車3bに第4取鍋4dを据える(19)。
図3に示すように、以降、第3取鍋4cを第1取鍋4aとして、第4取鍋4dを第2取鍋4bとして、上記(8)〜(19)の手順に従って繰り返し処理を行う(20)。
図4(a)に示すように、第2位置に第2搬送台車3bがない場合、第1搬送台車3aを第2位置に移動させ、第2位置にある第1取鍋4aの溶鋼に対して加熱を行う(10−1)。
図4(b)に示すように、第1取鍋4aの溶鋼の温度を目標範囲まで昇熱すると、第1搬送台車3aを第1位置に移動させる(10−2)。
図4(d)に示すように、上記手順(10−1)において、第1搬送台車3aを第2位置に移動させる際に、第2位置に第2搬送台車3bがあるときは、第2位置での粗調整を中断して第2搬送台車3bを第3位置に移動(退避)させる(10−4)。
図4(e)に示すように、第2搬送台車3bが第3位置に移動後、第1搬送台車3aを第2位置に移動させ、第1取鍋4aの溶鋼に対して加熱を行う(10−5)。
図4(g)に示すように、第2位置にて加熱処理が終了した第1搬送台車3aを第1位置に移動させた後に、第2搬送台車3bを第2位置に戻し、溶鋼成分の粗調整を再開する(10−7)。なお、加熱が終了して第1位置に戻ってきた第1取鍋4aはクレーン14によって搬出される。
上記の手順(16)において、第2取鍋4bの溶鋼の温度が目標範囲でないときは、次の処理を経て、手順(17)へ進む。
図4(i)に示すように、第2取鍋4bの溶鋼の温度を目標範囲まで昇熱すると、第2搬送台車3bを第3位置に移動させる(16−2)。
図4(j)に示すように、第3位置にある第2搬送台車3b上の第2取鍋4bを搬出する(16−3)。
図4(l)に示すように、第1搬送台車3aが第1位置に移動後、第2搬送台車3bを第2位置に移動させ、第2取鍋4bの溶鋼に対して加熱を行う(16−5)。
図4(m)に示すように、第2取鍋4bの溶鋼の温度を目標範囲まで昇熱すると、第2搬送台車3bを第3位置に移動させる(16−6)。
図5〜9は、上記手順にしたがって溶鋼の処理を行った実施例と、上記手順と異なる方法で処理を行った比較例との処理のガントチャートを示したものである。図5〜9のガントチャートにおいて、「溶鋼加熱」とは第2位置の加熱装置6において溶鋼の加熱を行った作業を示している。溶鋼加熱の時間は20分である。また、図5〜9において、「成分調整」とは第1位置、第2位置、第3位置の合金添加装置5において溶鋼に合金を添加(合金添加)と溶鋼の攪拌(溶鋼攪拌)とを行うことで溶鋼の成分調整を行う作業を示している。合金添加の時間は20分である。各第1位置、第2位置、第3位置間において、第1搬送台車3a,第2搬送台車3bの移動時間は150sec/回である。第2位置にて溶鋼の再加熱する時間は5分である。
図5に示すように、第1位置において第1搬送台車3aに第1取鍋4aを据え付けが終了すると(#11)、第1搬送台車3aは第2位置に移動して停車する(#12)。第1搬送台車3aの停止後、第2位置にある第1取鍋4a内に加熱装置6の電極6aが挿入され、第1取鍋4aの溶鋼が加熱される(#13)。溶鋼の加熱と略同時に合金添加装置5によって合金が添加され、溶鋼の成分調整(溶鋼成分の調整)が行われる。なお、第2位置における溶鋼の成分調整は大まかな成分調整(粗調整)であって、第1位置や第3位置にて成分の細かい調整(微調整)を行うこととしている。言い換えれば、粗調整と微調整との2回の調整によって、2次精錬における溶鋼の成分調整が完了できるようにしている。
第1搬送台車3aが第1位置で停車後、第1位置にある第1取鍋4a内に合金が添加され、第1取鍋4aの溶鋼成分が微調整される(#17)。第1位置にて第1取鍋4aの溶鋼に対する微調整が行われている頃、第2位置に移動した第2搬送台車3bが第2位置で停車し、第2位置にある第2取鍋4b内に加熱装置6の電極6aが挿入され、第2取鍋4bの溶鋼が加熱される(#18)。第2取鍋4bの溶鋼への加熱と略同時に合金添加装置5によって合金が添加され、溶鋼成分の調整が行われる。
第2取鍋4bの溶鋼の加熱及び粗調整後、第2搬送台車3bは第2位置から第3位置へと移動する(#20)。第2搬送台車3bが第3位置で停車後、第3位置にある第2取鍋4b内に合金が添加され、第2取鍋4bの溶鋼成分が微調整される(#21)。第3位置にて第2取鍋4bの溶鋼成分が微調整されている頃、第1位置にある第1搬送台車3a上に第3取鍋4cがクレーン14によって据え置かれる(#22)。その後、第1搬送台車3aは第2位置に移動して停車し(#23)、第2位置の第3取鍋4cの溶鋼に対して加熱及び合金添加(成分調整)が行われる(#24)。
図5に示すように、実施例1では、第1位置や第3位置からそれぞれ取鍋4を67.5分に1回のペースで搬出することができ、溶鋼処理設備1から見ると33.75分に1回のペースで連続鋳造機に向けて取鍋精錬が終了した溶鋼を供給することができる。即ち、実施例1における取鍋精錬のサイクルタイムは33.75分となる。
第1位置で行われていた第1取鍋4aの溶鋼への微調整が完了後、第1取鍋4aの溶鋼の温度が目標範囲でない場合、第1搬送台車3aは第2位置に向けて移動する(#30)。第1搬送台車3aが第2位置に停車すると、第1取鍋4aに電極6aが挿入され、溶鋼の再加熱が行われる(#31)。第2位置において第1取鍋4aの再加熱が行われ、溶鋼の温度が目標温度に達すると、第1搬送台車3aは第1位置に向けて移動する(#32)。
図6に示すように、実施例2では、第1位置や第3位置からそれぞれ取鍋4を77.5分に1回のペースで搬出することができ、溶鋼処理設備1から見ると38.75分に1回のペースで連続鋳造機に向けて取鍋精錬が終了した溶鋼を供給することができる。即ち、実施例2における取鍋精錬のサイクルタイムは37.5分となる。
図7に示すように、第1位置において第1搬送台車3aに第1取鍋4aを据え付けが終了した後(#40)、第1搬送台車3aは第2位置に移動して停車する(#41)。第2位置において第1取鍋4aの溶鋼に対して加熱及び合金添加(成分調整)を行う(#42)。合金添加終了後(微調整後)、第1搬送台車3aは第1位置に移動して、第1位置において第1取鍋4aが搬出される(#43)。
図8は、図7に示した比較例1に対して3つの位置で溶鋼の処理を行った比較例2を示している。比較例2では、比較例1と同様の部分は同符号を付して説明を省略する。台車は第1搬送台車3aと第2搬送台車3bの2台とした。
第2搬送台車3bが第2位置で停車後、第2位置において第1取鍋4aの溶鋼に対して加熱及び合金添加(成分調整)を行う(#53)。第2位置での第2取鍋4bの加熱及び成分調整が完了する頃、第1位置にある第1搬送台車3aに第3取鍋4cの据え付けが終了している(#54)。第2位置において第2取鍋4bの溶鋼に対する加熱及び成分調整後、第2搬送台車3bは第2位置から第3位置へと移動し、移動後、第1位置から第2取鍋4bが搬出される(#55)。第2取鍋4bの搬出後、第3位置の第2搬送台車3bには第4取鍋4dが据え付けられる。第2搬送台車3bが第3位置へ向けて移動している頃、第1位置にある第1搬送台車3aは第2位置に向けて移動する(#57)。
図8に示すように、比較例2では、第1位置や第3位置から取鍋4が87.5分に1回のペースで搬出することとなり溶鋼処理設備1から見ると43.75分に1回のペースで連続鋳造機に向けて取鍋精錬が終了した溶鋼を供給することになる。即ち、比較例2における取鍋精錬のサイクルタイムは43.75分となる。
図9は、3つの位置で溶鋼の処理を行った比較例3を示している。比較例3では、第1位置や第3位置にて、溶鋼の粗調整と微調整との両方を行う合金添加を実施した。成分調整の時間は40分である。台車は第1搬送台車3aと第2搬送台車3bの2台とした。
第2位置にて第3取鍋4cの溶鋼に対する加熱が行われている頃、第3位置にて第2取鍋4bの溶鋼成分の調整が終了し、第2取鍋4bがクレーン14によって第3位置から搬出される(#73)。第2取鍋4bの搬出後、第3位置の第2搬送台車3bには第4取鍋4dが据え付けられる。
図9に示すように、比較例3では、第1位置や第3位置から取鍋4が103分に1回のペースで搬出することとなり溶鋼処理設備1から見ると51.5分に1回のペースで連続鋳造機に向けて取鍋精錬が終了した溶鋼を供給することになる。即ち、比較例3における取鍋精錬のサイクルタイムは51.5分となる。
表1は、実施例1、2及び比較例1〜3における溶鋼の処理のサイクルタイム(搬出ピッチ)をまとめたものである。
以上、本発明の取鍋精錬装置1によれば、取鍋精錬におけるサイクルタイムが短縮化することができ、連続鋳造における1チャージ当たりの鋳造時間を短縮することが可能になる。よって、取鍋製錬工程における溶鋼処理能力によって鋳造工程における生産量が制限されている場合には、鋳造速度アップ分の増産効果が得られる。
また、取鍋精錬処理時間の短縮、鋳造時間の短縮、および溶鋼を取鍋に受けてからの待機時間解消による熱ロス低減によって、電力費用の低減および二酸化炭素発生量低減効果が得られる。
3a 第1搬送台車
3b 第2搬送台車
4 取鍋
4a 第1取鍋
4b 第2取鍋
4c 第3取鍋
4d 第4取鍋
5 合金添加装置
6 加熱装置
7 攪拌装置
Claims (2)
- 転炉から出鋼された溶鋼に対して2次精錬処理を行う溶鋼処理設備において、
溶鋼の処理を行う第1処理ステーションと、
前記第1処理ステーションに隣接して溶鋼の処理を行う第2処理ステーションと、
前記第1処理ステーションとは反対側で前記第2処理ステーションに隣接して溶鋼の処理を行う第3処理ステーションと、
前記第1処理ステーション、第2処理ステーション及び第3処理ステーションにそれぞれ配置されて溶鋼に対して合金添加を行う合金添加装置と、
前記第1処理ステーション、第2処理ステーション及び第3処理ステーションにそれぞれ配置されて溶鋼に対して攪拌を行う攪拌装置と、
前記第2処理ステーションに配置されて溶鋼に対して加熱を行う加熱装置と、
前記溶鋼を収容した取鍋を載置可能で前記第1処理ステーションと第2処理ステーションとの間を移動する第1搬送台車と、
前記溶鋼を収容した取鍋を載置可能で前記第2処理ステーションと第3処理ステーションとの間を前記第1搬送台車とは独立して移動する第2搬送台車とを備えていることを特徴とする溶鋼処理設備。 - 転炉から出鋼された溶鋼に対して2次精錬処理を行う溶鋼処理設備において、
溶鋼の処理を行う第1処理ステーションと、
前記第1処理ステーションに隣接して溶鋼の処理を行う第2処理ステーションと、
前記第1処理ステーションとは反対側で前記第2処理ステーションに隣接して溶鋼の処理を行う第3処理ステーションと、
前記第1処理ステーション、第2処理ステーション及び第3処理ステーションにそれぞれ配置されて溶鋼に対して合金添加を行う合金添加装置と、
前記第2処理ステーションに配置されて溶鋼に対して加熱を行う加熱装置と、
前記溶鋼を収容した取鍋を載置可能で前記第1処理ステーションと第2処理ステーションとの間を移動する第1搬送台車と、
前記溶鋼を収容した取鍋を載置可能で前記第2処理ステーションと第3処理ステーションとの間を前記第1搬送台車とは独立して移動する第2搬送台車と、
第1搬送台車と第2搬送台車とのそれぞれに設けられて取鍋内の溶鋼を攪拌する攪拌装置とを備えていることを特徴とする溶鋼処理設備。
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