JP2008252205A - 電子音楽装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 他番組への切り替え時に再生中であった番組を、切り替え時から再選択されるまでの経過時間分だけ進行した続きから再開する。
【解決手段】 通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置から取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータをサーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する際に、選択された番組の再生位置が記憶手段に記憶されていると、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間に従って、記憶された番組の再生位置から経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始する。こうすると、ユーザは再生中であった番組を経過時間分だけ進行した続きから再開できる。
【選択図】 図5
【解決手段】 通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置から取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータをサーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する際に、選択された番組の再生位置が記憶手段に記憶されていると、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間に従って、記憶された番組の再生位置から経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始する。こうすると、ユーザは再生中であった番組を経過時間分だけ進行した続きから再開できる。
【選択図】 図5
Description
この発明は、外部のサーバ装置から通信ネットワークを介したデータ配信を受けて、音楽や映像等からなる番組を再生する電子音楽装置及びプログラムに関する。特に、他番組への切り替えが行われた時点に再生中であった番組を、他番組への切り替え時から再選択されるまでの経過時間分だけ番組が進行した続きから再開することができるようにした電子音楽装置及びプログラムに関する。
従来から、所謂インターネット放送などと呼ばれる、インターネット上に展開する外部のサーバ装置からデータ配信(例えば、ダウンロード配信やストリーミング配信あるいは擬似ストリーミング配信など)される音楽や映像等からなる番組を受信し、該受信した番組を随時に再生することに伴い、ユーザが番組を見たり聴いたりして楽しむことができる電子音楽装置が知られている。こうした通信ネットワークを介して外部のサーバ装置から番組の配信を受けてこれを再生する技術としては、例えば下記に示す特許文献1に記載されている技術がその一例である。この特許文献1には、複数のコンテンツが再生順に規定された番組ファイルに基づき、サーバ装置がクライアント装置に対して順次にユーザ所望の番組内に含まれる複数のコンテンツを順番に擬似ストリーミング(又はプログレッシブダウンロードとも呼ぶ)配信し、クライアント装置がサーバ装置から配信される複数のコンテンツを順次に受信しながら再生する技術が記載されている。
特開2002−335507号公報
ところで、上述した従来の技術においては、ユーザが番組の切り替えを行った場合に、この番組の切り替えに応じて常に各番組の先頭に規定されたコンテンツから順に番組が再生開始されるようになっている。これは、切り替えた番組に対応する番組ファイルに基づいて、サーバ装置が再度番組ファイルに規定された複数のコンテンツを先頭から順に擬似ストリーミング配信することによる。しかし、再生途中に他の番組に切り替えられた番組への再度の切り替えが行われた場合にも、再生中であった番組を先頭からしか再生開始できないのは都合が悪い。そこで、再生途中に他の番組に切り替えられた番組への再度の切り替えが行われた場合に、他番組への切り替えが行われた時点において再生中であった番組を、前記切り替え時から再選択されるまでの経過時間分だけ番組が進行した続きから再開することができる電子音楽装置は有用であるが、従来そうしたものはなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、サーバ装置から通信ネットワークを介して擬似ストリーミング配信される複数のコンテンツからなる番組が再生中に他番組へと切り替えられた場合に、他番組への切り替えが行われた時点において再生中であった番組について、前記切り替え時から再選択されるまでの経過時間分だけ番組が進行した続きのコンテンツから再生開始することができるようにした、電子音楽装置及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明に係る電子音楽装置は、通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置からのデータ配信に応じて、複数のコンテンツからなる一連の番組を再生する電子音楽装置であって、番組を選択する選択手段と、前記番組の選択に基づき、該選択された番組に含まれる複数のコンテンツの再生順を規定したコンテンツリストを前記サーバ装置から取得する取得手段と、前記取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータを前記サーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する再生手段と、番組の再生中に他の番組が選択されることに応じて、再生中であった番組の再生位置を記憶する記憶手段と、前記選択された番組の再生位置が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間を求める算出手段と、前記記憶された番組の再生位置から前記求めた経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始するよう前記再生手段を制御する制御手段とを具える。
本発明によると、通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置から取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータを前記サーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する際に、選択された番組の再生位置が記憶手段に記憶されていると、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間に従って、前記記憶された番組の再生位置から前記経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始する。前記記憶手段は、番組の再生中に他の番組が選択されることに応じて、再生中であった番組の再生位置を記憶する。このように、ユーザによる他番組への切り替え(選択)に応じて再生中であった番組の再生位置を記憶しておき、この再生途中で切り替えられた番組が再度選択された場合には、他番組への切り替え時から再選択されるまでの経過時間分だけ番組が進行した続きであるデータの再生位置に基づき、該再生位置から当該番組の再生を開始するようにしたことから、ユーザは切り替え時において再生中であった番組を、あたかも一般的なラジオ放送やテレビ放送などと同様にして、経過時間分だけ番組が進行した続きから再開することができる。
本発明は、装置の発明として構成し実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
この発明によれば、番組の切り替え(選択)に応じて、切り替え時に再生中であった番組の再生位置を記憶し、また番組の切り替え時からの経過時刻をカウントしておき、再生途中で切り替えられた番組への再度の切り替えが行われた場合には、前記記憶した番組の再生位置から経過時刻分だけ番組が進行した再生位置から当該番組を再生開始するようにしたことから、ユーザは番組の切り替えが行われた時点において再生中であった番組を、経過時間分だけ進行した続きから再開することができるようになる、という効果を得る。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る電子音楽装置の全体構成を示したハード構成ブロック図である。本実施例に示す電子音楽装置は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される、例えば電子楽器やパーソナルコンピュータ等の電子的に楽音を発生することが可能な機器である。CPU1は、この電子音楽装置全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してROM2、RAM3、演奏操作検出回路4、設定操作検出回路5、表示回路6、音源回路7、効果回路8、不揮発メモリ9、外部記憶装置10、通信ネットワークインタフェース(I/F)11、MIDIインタフェース(I/F)12がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(インタラプト処理)における割込み時間や現在時刻等の各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。例えば、タイマ1Aはクロックパルスを発生し、発生したクロックパルスをCPU1に対して処理タイミング命令として与えたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与える。CPU1は、これらの命令に従って各種処理を実行する。なお、タイマ1Aにはバックアップ電池が具わっており、電源がオフになっても現在時刻を計測できるものとする。あるいは、NTP(Network Time Protocol)を利用して所定のサーバ装置から現在時刻を取得し、タイマ1Aによる計時を補正するようにしてあってもよい。
ROM2は、CPU1により実行される各種プログラムや各種データを格納するものである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。本実施例に示す電子音楽装置では、主に「選択番組リスト」、「カレント番組指定情報」、「カレントコンテンツリスト」、「カレントコンテンツ番号」、「カレント再生位置情報」などの、現在再生中又はユーザが再生しようとする番組及びコンテンツに関わる各種情報や、「番組記録情報」などのユーザによる番組切り替え操作がなされた時点で再生中であった番組における位置情報などがRAM3に記憶される(詳しくは後述する図3参照)。
演奏操作子4Aは楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えた例えば鍵盤等のようなものであり、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子4A(鍵盤等)はユーザ自身の手弾きによるマニュアル演奏に使用することができるのは勿論のこと、通信ネットワークXを介して電子音楽装置と接続された外部のサーバ装置11Aに対して番組の選択/配信を行うよう指示する手段や、サーバ装置11Aから配信された番組の再生開始/停止を行う手段などとして使用することもできる。演奏操作検出回路4は、演奏操作子4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出することによって検出出力を生じる。
設定操作子(スイッチ等)5Aは、例えば番組選択を行うための番組選択スイッチ、番組の再生開始/停止を指示するための番組再生スイッチなどがある。番組選択スイッチの操作に応じて、本電子音楽装置と通信ネットワークXを介して接続された外部のサーバ装置11Aに対して番組の選択/配信を行うよう指示し、番組再生スイッチの操作に応じて、本電子音楽装置において前記番組の選択/配信指示に応じてサーバ装置11Aから擬似ストリーミング配信される番組を再生開始/停止するなどの再生制御を行う。勿論、この再生制御には再生開始/停止だけでなく、早送り、巻き戻し、一時停止、コマ送りなどの制御を含んでいてよい。なお、設定操作子5Aは他にも、音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはディスプレイ6Aに表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。設定操作検出回路5は、上記各スイッチの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。
表示回路6は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ6Aに、図示を省略するが、例えば本電子音楽装置と通信ネットワークXを介して接続された外部のサーバ装置11Aが配信可能な番組を提示する番組一覧画面や、選択した番組の内容等を紹介するインフォメーション画面、番組の再生制御を行うための再生操作パネル画面、番組の再生に応じて所定の表示(例えば、曲位置に対応する楽譜表示や画像表示等)を行う表示画面などの公知の画面、あるいはCPU1の制御状態を表示したりする。ユーザは該ディスプレイ6Aに表示されるこれらの各種情報を参照することで、例えば番組の選択/再生に係る操作などを容易に行うことができるようになっている。
音源回路7は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた、ユーザによる演奏操作子4Aのマニュアル操作に応じて発生される演奏情報、予め記憶されている演奏データに従って発生される演奏情報、あるいは通信ネットワークXを介して電子音楽装置に接続された外部のサーバ装置11Aから擬似ストリーミング配信される実体データ(例えば、演奏データやオーディオデータ等)を入力し、これらの演奏情報やデータ等に基づいて楽音信号を発生する。音源回路7から発生された楽音信号は、効果回路8などを介して効果付与されてアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム8Aから発音される。この音源回路7と効果回路8とサウンドシステム8Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源回路7はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよいし、また専用のハードウェアで構成してもよい。
不揮発メモリ9は記憶保持可能な記憶装置であって、例えば半導体メモリで構成され、電源投入時は勿論のこと電源非投入時においても記憶保持が可能である。揮発性のメモリにバックアップ用電池を組み合わせたものであってもよい。外部記憶装置10は、各種データやCPU1が実行する各種制御プログラム等を記憶する。なお、上述したROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置10(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD‐ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。あるいは、フラッシュメモリなどの半導体メモリであってもよい。
通信ネットワークインタフェース(I/F)11は、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークXに接続されており、該通信ネットワークXを介して外部のサーバ装置11A(サーバコンピュータ)と接続されて、当該サーバ装置11Aから制御プログラムあるいは各種データなどを電子楽器側に取り込むためのインタフェースである。こうした通信ネットワークインタフェース11は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。サーバ装置11Aは各種データを多数記憶し(詳しくは後述する図2参照)、通信ネットワークXを介して接続された電子楽器に対して、電子楽器からの要求に応じて記憶済みの多数の各種データの中から該当するデータを、データ種類に応じてダウンロード配信又は擬似ストリーミング配信することができるようになっている。なお、ROM2や外部記憶装置10(例えば、ハードディスク)等に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合には、サーバ装置11Aから制御プログラムや各種データをダウンロードすることができることは言うまでもない。
MIDIインタフェース(I/F)12は、外部接続された他のMIDI機器12A等からMIDI形式の演奏データ(MIDIデータ)を当該電子楽器へ入力するための、あるいは当該電子楽器からMIDI形式の演奏データを他のMIDI機器12A等へ出力するためのインタフェースである。他のMIDI機器12Aは、ユーザによるマニュアル演奏操作に応じてMIDI形式のデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、ギター型、管楽器型、打楽器型、身振り型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。
なお、演奏操作子4Aは鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態でもよい。また、演奏操作子4Aやディスプレイ6Aあるいは音源回路7などを1つの装置本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものであってもよいことは言うまでもない。さらに、本発明に係る電子音楽装置は電子楽器やパーソナルコンピュータの形態に限らず、カラオケ装置やゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノなど、どのような形態の装置・機器に適用してもよい。携帯型通信端末に適用した場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機能の一部をサーバ側に持たせ、端末とサーバとからなるシステム全体として所定の機能を実現するようにしてもよい。
上述したように、図1に示した電子音楽装置は、サーバ装置11Aが記憶している各種データの配信を通信ネットワークXを介して受け、該配信された各種データに基づき番組を再生する。ここで、サーバ装置11A、電子音楽装置の各々が記憶する番組配信に係る各種データについて説明する。まず、サーバ装置11Aに記憶されており、サーバ装置11Aが電子音楽装置に対して配信可能な各種データについて、図2を用いて説明する。図2は、サーバ装置11Aが記憶する各種データの一実施例を示す概念図である。
図2に示すように、サーバ装置11Aは、「番組リスト」、「番組構成コンテンツリスト(番組ファイル)」、「データ群」などのデータをROM,RAM,不揮発メモリあるいは外部記憶装置等に記憶しており、必要に応じてこれらのデータを電子音楽装置に対して随時に配信する。「番組リスト」はサーバ装置11Aが配信可能な全ての番組をユーザに対して一覧提示するためのデータであって、例えば番組毎に付されている固有の「番組名」(図中ではロック、ジャズ)などで記述される。サーバ装置11Aは、通信ネットワークXを介して電子音楽装置に接続されることに応じて、この電子音楽装置に対して「番組リスト」を自動的にダウンロード配信する。
「番組構成コンテンツリスト」は1つの番組内に含まれる全てのコンテンツに関するコンテンツ情報を示すデータであり、例えば演奏データ(MIDIデータ)やオーディオデータ、動画データ、静止画データなどの「データ群」に含まれる個々の実体データに関してのコンテンツ情報が番組進行順(再生順)に記憶される。例えば、1つの番組がオープニングMC(オーディオデータ)に始まり、1曲目(MIDIデータ)、MC(オーディオデータ)、2曲目(オーディオデータ)、3曲目(動画データ)、そしてエンディングMC(オーディオデータ)といったように進行するならば、「番組構成コンテンツリスト」にはその進行順に対応する各実体データに関してのコンテンツ情報が記憶される(図中における番組1の番組構成コンテンツリスト参照)。コンテンツ情報は、公知である「コンテンツ基本情報」、「コンテンツURL」、「コンテンツ番号」などに加えて、さらに各々のコンテンツを再生するのに必要な時間「コンテンツ再生時間」(例えば分:秒など)を一組とする情報である。サーバ装置11Aは、通信ネットワークXを介して接続された電子音楽装置からの番組選択指示に応じて、「番組構成コンテンツリスト」をダウンロード配信する。「データ群」は、それぞれの番組内に含まれる個々のコンテンツに対応した実体データであり、例えば演奏データ(MIDIデータ)やオーディオデータ、動画データ、静止画データなどの、コンテンツを発生させるためのデータそのものである。サーバ装置11Aは、通信ネットワークXを介して接続された電子音楽装置からの番組再生指示に応じて擬似ストリーミング配信を開始し、「データ群」の中から個々の実体データを順次に配信する。
次に、電子音楽装置に記憶される各種データについて、図3を用いて説明する。図3は、電子音楽装置が記憶する各種データの一実施例を示す概念図である。ただし、ここでは図示を省略しているが、電子音楽装置は上記サーバ装置11Aが記憶しているデータ(番組リスト、番組構成コンテンツリスト、データ群)と同様のデータをROM2や外部記憶装置10などに内蔵データとして記憶しておくことができ、電子音楽装置ではこの内蔵データを用いて、通信ネットワークXを介して接続したサーバ装置11Aからの配信を受けることなしに、電子音楽装置単体で番組を再生することができるようにもなっている。これらは、例えば電子音楽装置に元々内蔵されているプリセット曲のデータや、ユーザが自作した曲のデータや、ユーザが有償あるいは無償でダウンロードした曲のデータである。
図3に示すように、電子音楽装置はデータ種類に応じてRAM3又は不揮発メモリ9にデータを記憶する。ここでは、RAM3に、「選択番組リスト」、「カレント番組指定情報」、「カレントコンテンツリスト」、「カレントコンテンツ番号」、「カレント再生位置情報」、「カレント演奏データ」を記憶し、不揮発メモリ9に「番組記録情報」を記憶している。「選択番組リスト」は通信ネットワークXを介して接続されたサーバ装置11Aから配信された「番組リスト」であって、電子音楽装置ではこれに基づきサーバ装置11Aで配信中の番組一覧を表示することができる。「カレント番組指定情報」は、配信中の番組一覧からユーザが選択した番組を示すデータである。「カレントコンテンツリスト」は通信ネットワークXを介して接続されたサーバ装置11Aから配信された「番組構成コンテンツリスト」であって、ユーザが選択した番組内に含まれるコンテンツ内容を示すデータである。「カレントコンテンツ番号」は現在再生中であるコンテンツを指し示すデータであり、例えばコンテンツ毎に予め付与されている固有の番号などである。「カレント再生位置情報」は現在再生中のコンテンツにおける再生位置を、該コンテンツ先頭を起点とした経過時間により示すデータである。「カレント演奏データ」は、通信ネットワークXを介して接続されたサーバ装置11Aから配信されたコンテンツの実体データ、つまりユーザによる番組選択/再生操作(切り替え操作とも呼ぶ)に応じてサーバ装置11Aから擬似ストリーミング配信された各番組に含まれる複数のコンテンツに対応する実体データである。これら「カレントコンテンツ番号」及び「カレント再生位置情報」及び「カレント演奏データ」は、番組の進行にあわせて再生中のコンテンツに関するものに適宜に更新される。
「番組記録情報」は、電子音楽装置の電源オンから電源オフまでの間に再生された個々の番組に関する種々の情報を示すデータである。個々の番組に関する種々の情報としては、図示のように「再生番組」、「コンテンツ番号」、「再生位置」、「記録時刻」、「再生位置に対応する実体データの記録位置」がある。「再生番組」は、番組再生中に番組の途中で他の番組に切り替えられた番組を示すデータである。「コンテンツ番号」は、番組の途中で他の番組に切り替えられた番組内に含まれるコンテンツのうち、他の番組に切り替えられた際に再生中であったコンテンツを指し示すデータである。「再生位置」は、他の番組に切り替えられた際に再生中であったコンテンツがどの位置まで再生されていたかを、該コンテンツ先頭を起点とした経過時間(例えば分:秒)により示すデータである。「記録時刻」は、再生中であったコンテンツが他の番組に切り替えられた時点の現在時刻(例えば、日付と時:分:秒など)を示すデータである。
「再生位置に対応する実体データの記録位置」は、他の番組に切り替えられた際に再生中であったコンテンツがどの位置まで再生されていたかを、当該コンテンツに対応する実体データが記憶されている装置上の記録位置により示すデータであり、実体データの記録位置としてはメモリアドレス又は/及びネットワークアドレスであるURL(Uniform Resource Locator)などがある。再生された番組が電子音楽装置の内蔵データである場合には、内蔵メモリあるいは外部記憶装置が記憶している実体データにおける再生位置に対応する記録位置を記憶する。他方、再生された番組がサーバ装置11Aから配信されたデータである場合には、サーバ装置11Aが電子音楽装置に対して配信した実体データのサーバ装置11Aにおける記憶位置を指し示す記録位置をURLなどのネットワークアドレスにより記憶する。
次に、電子音楽装置において、サーバ装置11Aからの番組の配信(詳しくは実体データの擬似ストリーミング配信)に応じて、番組内に含まれるコンテンツを再生する具体的な処理(番組再生処理)について説明する。図4は、「番組再生処理」の一実施例を示すフローチャートである。ただし、ここでは図示の都合上、上記処理を処理順に前半・後半の2つの処理に分けて図示した。すなわち、図4Aは「番組再生処理」における前半処理の一実施例を示すフローチャートであり、図4Bは「番組再生処理」における前半処理に後続する後半処理の一実施例を示すフローチャートである。当該処理は、ユーザによる番組選択スイッチの操作に応じた番組の選択後に、番組再生スイッチが操作されることにより実行される処理である。以下、図4A及び図4Bに示したフローチャートに従って、「番組再生処理」について説明する。
図4Aに示すように、ステップS1は、所定の番組をカレント番組指定情報に初期設定する。これにより、最初に選ばれる番組が決定される。ここで所定の番組とは、例えば内蔵曲を順に鳴らすローカルな番組である。なお、カレント番組指定情報を不揮発メモリに記憶するようにして、前回最後に選択されていた番組が次回の最初に選択されるようにしてもよいが、その場合、ステップS1の処理は不要である。ステップS2は、前記設定したカレント番組指定情報に基づき番組記録情報を参照する。ステップS3は、電子音楽装置の内蔵メモリや外部記憶装置あるいはサーバ装置のいずれかから、選択した番組(切り替え後の番組)のコンテンツリストを取得する。ステップS4は、番組記録情報の中に、前記カレント番組指定情報に設定した番組に該当する記録があるか否かを判定する。
番組記録情報の中に該当する番組の記録がないと判定した場合には(ステップS4のno)、カレントコンテンツ番号を前記取得したコンテンツリストの先頭のコンテンツ番号に設定する(ステップS5)。また、カレント再生位置をクリアする(ステップS6)。例えば、カレントコンテンツ番号を先頭のコンテンツ番号「1」に、カレント再生位置を「00:00」に設定する。一方、番組記録情報の中に該当する番組の記録があると判定した場合には(ステップS4のyes)、「再生位置決定処理」を実行する(ステップS7)。この「再生位置決定処理」については後述する(後述の図5参照)。ステップS8は、内蔵メモリ,外部記憶装置,サーバ装置のいずれかから、前記設定したカレントコンテンツ番号に基づき該当する実体データを取得する。ステップS9は、前記設定したカレント再生位置まで前記取得した実体データの読み出し位置を変更する。つまり、再生位置の頭だし処理を行う。なお、この際に、サーバ装置から少なくともカレント再生位置までの実体データが配信済みでなく、前記範囲の実体データが不揮発メモリに記憶されていない場合には、前記範囲の実体データが配信されるまで頭だし処理を待機するのは勿論である。
図4Bに示すように、ステップS10は、前記取得した実体データの再生を開始する。ステップS11は、ユーザによる番組の切り替え操作、つまり番組再生中に再生中の番組とは別の番組の選択/再生操作が行われたか否かを判定する。番組の切り替え操作が行われたと判定した場合には(ステップS11のyes)、現在再生中の番組の再生を停止し、その番組の再生状態(再生番組、コンテンツ番号、再生位置、記録位置)と現在時刻とを番組記録情報に記録する(ステップS16)。また、カレント番組指定情報を切り替え後の番組に変更する(ステップS17)。これらの処理終了後は、上記図4AのステップS3の処理に戻る。
一方、番組の切り替え操作が行われていないと判定した場合には(ステップS11のno)、定期的に現在の状態で番組記録情報を更新する(ステップS12)。これにより、途中で電源がオフされても、番組記録情報に何小節目までを再生したかなどを記憶することができるようにしている。なお、中断された曲の頭から、あるいは中断された曲の次の曲の頭から再生を再開する場合には、このステップS12の処理は不要である。ステップS13は、実体データの終端まで再生を行ったか否かを判定する。実体データの終端まで再生を行っていないと判定した場合には(ステップS13のno)、ステップS11の処理に戻る。他方、実体データの終端まで再生を行ったと判定した場合には(ステップS13のyes)、カレントコンテンツ番号に「1」を加算して1つ番号を更新する(ステップS14)。ステップS15は、更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えたか否かを判定する。更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えていないと判定した場合には(ステップS15のno)、上記図4AのステップS8の処理へ戻る。すなわち、この場合には当該番組内における後続する次のコンテンツを再生する。一方、更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えたと判定した場合には(ステップS15のyes)、上記図4AのステップS5の処理へ戻る。すなわち、この場合には当該番組を先頭のコンテンツから繰り返し再生する。
次に、上記「番組再生処理」において実行する「再生位置決定処理」(図4AのステップS7)について、図5を用いて説明する。図5は、「再生位置決定処理」の一実施例を示すフローチャートである。
ステップS21は、カレントコンテンツ番号を番組記録情報に記録されているコンテンツ番号に設定する。すなわち、初期設定として、選択した番組が切り替えられた時点において再生中であった当該番組内のコンテンツを設定する。ステップS22は、番組記録情報に記録されている記録時刻とタイマ1Aのカウントに基づく現在時刻から、選択した番組が再生中に切り替えられた時刻から、前記再生途中に切り替えられた番組が再度選択された時刻までの経過時間を求める。勿論、経過時間は上記のようにして算出することに限らず、経過時間を計時することによるものであってもよい。ステップS23は、番組記録情報に記録されている再生位置情報と、前記再生中であった当該番組内のコンテンツの演奏時間から、残り時間を求める。具体的には、カレントコンテンツ番号に設定されたコンテンツ番号に基づきカレントコンテンツリストを参照して、該当するコンテンツのコンテンツ再生時間を取得する。該取得したコンテンツ再生時間(再生中であった当該番組内のコンテンツの演奏時間)から、番組記録情報に記録されている再生位置情報を減算して残り時間を求める。
ステップS24は、経過時間と残り時間とを比較する。経過時間が残り時間以上でないと判定した場合には(ステップS24のno)、経過時間を考慮してカレント再生位置を決定する(ステップS30)。このカレント再生位置の決定に応じては、カレント再生位置情報を前記決定したカレント再生位置に設定する、番組記録情報を前記決定したカレント再生位置に対応する情報(コンテンツ番号、再生位置、実体データの記録位置)に変更する。一方、経過時間が残り時間以上であると判定した場合には(ステップS24のyes)、カレントコンテンツ番号に「1」を加算して1つ番号を更新する(ステップS25)。ステップS26は、更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えたか否かを判定する。更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えていないと判定した場合には(ステップS26のno)、ステップS29の処理へジャンプする。一方、更新したカレントコンテンツ番号がカレントコンテンツリストの終端に規定されているコンテンツ番号を超えたと判定した場合には(ステップS26のyes)、選択番組リストに基づきカレント番組指定情報に後続する次の番組のコンテンツリストを、電子音楽装置の内蔵メモリや外部記憶装置あるいはサーバ装置のいずれかから取得する(ステップS27)。すなわち、再生対象の番組を後続の番組に自動設定する。ステップS28は、カレントコンテンツ番号を前記取得したコンテンツリストの先頭のコンテンツ番号に設定する。ステップS29は、前記求めた経過時間から前記求めた残り時間を減算することにより経過時間を再算出すると共に、前記取得したコンテンツ再生時間を残り時間にセットする。これらの処理終了後は、ステップS24の処理に戻る。
ここで、上記した「再生位置決定処理」について具体例を用いて説明する。具体例として、再生途中に切り替えられた番組であって再度選択された番組が図3に示す「番組2ジャズ」であって、切り替え時に再生中であったコンテンツがコンテンツ番号3の「SONG2-3」である場合を用いて説明する。図3から理解できるように、この場合には、記録時刻「11/3 14:59:35」に、「番組2ジャズ」の「SONG2-3」がカレント再生位置情報「09:28」を再生中に、他の番組に切り替え操作されている。
まず、前記切り替え操作から4分が経過した時点(つまり、現在時刻「11/3 15:03:35」とする)に、該「番組2ジャズ」が再度選択されたものとする。この場合における経過時間と残り時間とを求めると、経過時間は現在時刻「11/3 15:03:35」と記録時刻「11/3 14:59:35」とから「04:00」、残り時間はコンテンツ再生時間「15:28」と再生位置情報「09:28」とから「06:00」とそれぞれ求まる。この求めた経過時間と残り時間を比較すると、経過時間「04:00」が残り時間「06:00」以上でないことから、この場合には図5のステップS30の処理に従って経過時間を考慮してカレント再生位置を決定する。「SONG2-3」のコンテンツ再生時間「15:28」と、カレント再生位置情報「09:28」からの経過時間「04:00」後である「13:28」とに基づき、「SONG2-3」の終了「02:00」前に対応するデータの再生位置(実体データの記録位置)を、他の番組に切り替えられた時点における番組の再生位置から前記経過時間だけ再生が進行した場合の再生開始すべきカレント再生位置に決定する。
次に、前記切り替え操作から10分が経過した時点(つまり、現在時刻「11/3 15:09:35」とする)に、該「番組2ジャズ」が再度選択されたものとする。この場合における経過時間と残り時間とを求めると、経過時間は現在時刻「11/3 15:09:35」と記録時刻「11/3 14:59:35」とから「10:00」、残り時間はコンテンツ再生時間「15:28」と再生位置情報が「09:28」とから「06:00」とそれぞれ求まる。この求めた経過時間と残り時間を比較すると、経過時間「10:00」が残り時間「06:00」以上であることから、カレントコンテンツ番号を1つ更新する(図5のステップS25)。すなわち、カレント再生位置情報「09:28」から経過時間「10:00」後の時間「19:28」は、「SONG2-3」のコンテンツ再生時間「15:28」を超えていることから、既に「SONG2-3」は再生が終了していることになる。そこで、この場合には、カレントコンテンツ番号を1つ更新することにより、「SONG2-3」に後続する次のコンテンツ「SONG2-4」を暫定的に再生対象のコンテンツとする。
「SONG2-4」を暫定的に再生対象のコンテンツとした場合において、経過時間と残り時間とを再算出すると、“経過時間「10:00」−残り時間「06:00」”から経過時間「04:00」、「SONG2-4」のコンテンツ再生時間「08:16」から残り時間「08:16」とそれぞれ求まる。この求めた経過時間と残り時間を比較すると、経過時間「04:00」が残り時間「08:16」以上でないことから、この場合には図5のステップS30の処理に従って経過時間を考慮してカレント再生位置を決定(確定)する。「SONG2-4」のコンテンツ再生時間「08:16」と経過時間「04:00」とに基づき、「SONG2-4」の終了「04:16」前に対応するデータの再生位置(実体データの記録位置)を、他の番組に切り替えられた時点における番組の再生位置から前記経過時間だけ再生が進行した場合の再生開始すべきカレント再生位置に決定(確定)する。
以上のようにして、本発明に係る電子楽器は、通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置から取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータを前記サーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する際に、選択された番組の再生位置が記憶手段に記憶されていると、経過時間に応じた再生位置から番組の再生を開始する。すなわち、ユーザによる他番組への切り替え(選択)に応じて再生中であった番組の再生位置を記憶すると共に、前記切り替えられた時刻から再度再生途中に切り替えられた番組が選択される時刻までの経過時間を求め、この再生途中に切り替えられた番組が再度選択された場合には、前記経過時間に応じた再生位置から当該番組の再生を開始する。これにより、ユーザは番組の切り替えが行われた時点において再生中であった番組については、切り替えから再度選択されるまでの間における番組進行に応じたコンテンツから番組を再開することができるようになり便利である。
1…CPU、1A・・・タイマ、2…ROM、3…RAM、4・・・演奏操作検出回路、5…設定操作検出回路、4A…演奏操作子、5A…設定操作子、6…表示回路、6A…ディスプレイ、7…音源回路、8…効果回路、8A…サウンドシステム、9・・・不揮発メモリ、10…外部記憶装置、11…通信ネットワークインタフェース、11A…サーバ装置、12…MIDIインタフェース、12A…MIDI機器、1D…通信バス、X…通信ネットワーク
Claims (2)
- 通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置からのデータ配信に応じて、複数のコンテンツからなる一連の番組を再生する電子音楽装置であって、
番組を選択する選択手段と、
前記番組の選択に基づき、該選択された番組に含まれる複数のコンテンツの再生順を規定したコンテンツリストを前記サーバ装置から取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータを前記サーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する再生手段と、
番組の再生中に他の番組が選択されることに応じて、再生中であった番組の再生位置を記憶する記憶手段と、
前記選択された番組の再生位置が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間を求める算出手段と、
前記記憶された番組の再生位置から前記求めた経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始するよう前記再生手段を制御する制御手段と
を具えた電子音楽装置。 - コンピュータに、
番組を選択する手順と、
前記番組の選択に基づき、該選択された番組に含まれる複数のコンテンツの再生順を規定したコンテンツリストを通信ネットワークを介して接続されたサーバ装置から取得する手順と、
前記取得したコンテンツリストに規定されている再生順に、各コンテンツに対応する複数のデータを前記サーバ装置から順次に受信すると共に、該データの受信に並行して、受信済みのデータに基づき一連の番組を擬似ストリーミング再生する手順と、
番組の再生中に他の番組が選択されることに応じて、再生中であった番組の再生位置を所定の記憶手段に記憶する手順と、
前記選択された番組の再生位置が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該番組が他の番組に切り替えられてから再選択されるまでの経過時間を求める手順と、
前記記憶された番組の再生位置から前記求めた経過時間だけ再生が進行した場合に対応したデータの再生位置を求め、該再生位置に従い当該番組に含まれるコンテンツに対応するデータの再生を開始するよう制御する手順と
を実行させるためのプログラム。
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