JP2008249774A - オーディオ信号配信管理システム、オーディオ信号取得送信装置、オーディオ信号識別出力装置及びオーディオ信号配信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オーディオ再生装置20はスピーカ装置10へオーディオ信号を出力するとともに、オーディオ信号と配信先のスピーカ装置10のIPアドレスとを含む配信データをサーバ装置40へ送信する。スピーカ装置10は、オーディオ再生装置20から出力されるオーディオ信号を受信し、受信したオーディオ信号に応じて放音する。また、サーバ装置40は、オーディオ再生装置20から配信データを受信すると、受信したオーディオ信号を解析し、解析結果を、楽曲照合用データベースに記憶された楽曲毎のオーディオ信号の解析結果と照合し、照合結果に基づいてそのオーディオ信号の示す楽曲を識別する。サーバ装置40は、識別結果である楽曲IDを、配信先のIPアドレスに対応付けて管理情報記憶領域421に記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、作業者が煩雑な作業を行うことなく、著作物の使用実績を集計管理することができる技術を提供することを目的とする。
また、本発明の好適な態様であるオーディオ信号配信装置は、スピーカ装置を識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、前記取得されたオーディオ信号を解析し、解析結果を、所定の記憶手段に予め記憶された楽曲ごとのオーディオ信号の解析結果と照合し、照合結果に基づいて該オーディオ信号の示す楽曲を識別するオーディオ信号識別手段と、前記オーディオ信号識別手段の識別結果を示す識別情報を前記装置識別情報と併せて出力する識別情報出力手段と、前記オーディオ信号取得手段により取得されたオーディオ信号を前記スピーカ装置へ配信するオーディオ信号配信手段とを備えることを特徴とする。
この態様において、前記オーディオ信号識別手段の識別結果を示す識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を算出する使用料算出手段と、前記使用料算出手段により算出された使用料を示す使用料情報を出力する使用料情報出力手段とを備えてもよい。
また、この態様において、前記オーディオ信号の識別情報と該オーディオ信号に対する使用料との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、前記オーディオ信号配信手段により配信されるオーディオ信号の使用料を算出するか否かを、前記対応関係記憶手段に記憶された対応関係に基づいて判定する使用料算出判定手段とを備え、前記使用料算出手段は、前記使用料算出判定手段により課金を行うと判定された場合には、前記対応関係記憶手段に記憶された対応関係を参照して、前記オーディオ信号の使用料を算出する一方、前記使用料算出判定手段により課金を行わないと判定された場合には、使用料の算出処理を行わないようにしてもよい。
また、上述の態様において、前記オーディオ信号配信手段によって配信された回数を、前記オーディオ信号毎に集計する集計手段と、前記集計手段により集計された回数を示す回数情報を出力する回数情報出力手段とを備えてもよい。
また、上述の態様において、前記使用料算出手段により算出された使用料に基づいて決済処理を行う決済処理実行手段を備えてもよい。
また、上述の態様において、前記使用料算出手段は、前記楽曲識別手段により生成された識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を、前記スピーカ装置毎に算出してもよい。
また、上述の態様において、前記オーディオ信号取得手段は、1又は複数のチャネルで構成されたオーディオ信号を取得し、前記アドレスと前記チャネルの種別との対応関係を記憶するチャネル種別記憶手段を備え、前記オーディオ信号配信手段は、前記チャネル種別記憶手段に記憶された対応関係に基づいて、前記アドレス記憶手段に記憶されたアドレスへ、該アドレスに対応するチャネル種別のオーディオ信号を配信し、前記使用料算出手段は、前記1又は複数のチャネルで構成されたオーディオ信号を配信する1又は複数のスピーカ装置をスピーカ群として、前記楽曲識別手段により生成された識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を、前記スピーカ群毎に算出してもよい。
<A−1:システム構成>
まず、図1を参照して、本発明に係るオーディオ信号配信管理システムについて説明する。図において、店舗100,100,…は、例えば飲食店や服飾店などであり、全国各地に開設されている。店舗100,100,…には、それぞれスピーカ装置10,10,…と、オーディオ再生装置20と、PLC専用アダプタ30とが設置されている。なお、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、ひとつの店舗100についてのみスピーカ装置10,10,…、オーディオ再生装置20及びPLC専用アダプタ30が図示されているが、他の店舗100にも同様にスピーカ装置10,10,…、オーディオ再生装置20及びPLC専用アダプタ30が設置されている。
なお、この実施形態では、オーディオ再生装置20がネットワーク3に接続されており、受信したオーディオ信号を再生する機能を備える構成としたが、オーディオ再生装置20がネットワークに接続されない構成としてもよい。この場合は、オーディオ再生装置20は、ネットワーク2を介してオーディオ信号を受信せず、CD等の記録媒体に記憶されたオーディオ信号を再生する。
なお、この実施形態では、スピーカ装置10のIDとしてIPアドレスを用いるが、IDとして用いられる識別情報はIPアドレスに限らず、スピーカ装置10を識別するものであればどのようなものであってもよい。
図6は、管理情報のデータの内容の一例を示す図である。管理情報は、図示のように、「IPアドレス」と「使用楽曲」との各項目が互いに関連付けて記憶されている。これらの項目のうち、「IPアドレス」の項目には、スピーカ装置10を識別する識別情報、例えばIPアドレスが記憶されている。「使用楽曲」の項目には、そのスピーカ装置10に出力された楽曲を識別する楽曲ID(楽曲識別情報)が記憶されている。サーバ装置40は、オーディオ再生装置20から受信するオーディオ信号から後述する楽曲識別処理を行って楽曲を特定し、特定した楽曲を示す楽曲IDを、そのオーディオ信号の配信先のスピーカ装置10のIPアドレスに対応付けた管理情報として、この管理情報記憶領域421に記憶する。
次に、この実施形態の動作の一例について説明する。この動作例では、ある店舗100(以下「店舗100A」という)で、店舗100Aに設置された複数のスピーカ装置10を用いて、楽曲a,楽曲b,楽曲cの3つの楽曲が順番に流された場合の動作例について説明する。なお、この動作例では、複数のスピーカ装置10からは同一の楽音を放音する動作について説明するが、複数のスピーカ装置10に異なるオーディオ信号を供給するようにしてもよい。なお、この動作例では、楽曲a,bは、サーバ装置40の使用料データ記憶領域422に登録されており、使用料が発生する楽曲である一方、楽曲cは、店舗100Aにおいて独自に作成したオリジナル曲であり、使用料は発生しないものとする。
なお、この実施形態では、オーディオ再生装置20は、楽曲全体のオーディオ信号をサーバ装置40へ送信するが、オーディオ再生装置20が、楽曲の冒頭の10秒分のオーディオ信号のみをサーバ装置40へ送信するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態では、店舗100内に複数のスピーカ装置10を設置し、オーディオ再生装置20が、その店舗100内のスピーカ装置10にオーディオ信号を出力した。オーディオ信号の再生(楽曲の放音)は、店舗100内の閉じた空間で行われてもよく、また、ネットワーク2等を介して他の場所で行われてもよい。オーディオ再生装置20がネットワークを介してオーディオ信号を配信する場合であっても、上述した実施形態と同様に、スピーカ装置10のそれぞれに割り当てられたIPアドレスを用いてオーディオ信号を配信すればよい。
このようにチャネル単位でオーディオ信号を配信する場合には、オーディオ配信装置20Aは、同一の楽曲を配信する1又は複数のスピーカ装置10をスピーカ群として、そのうちのいずれかのスピーカ装置のIPアドレスを代表IPアドレスとし、その代表IPアドレスを含む配信データとオーディオ信号とをサーバ装置に送信するようにしてもよい。この場合は、サーバ装置40の制御部41は、オーディオ再生装置20Aから受信する配信データ(代表IPアドレス)に基づいて、スピーカ群単位で使用料を算出する。
また、課金(使用料の算出)の態様が異なるテーブルを複数設ける構成とし、複数の課金体系からいずれかを選択して課金処理を行う構成としてもよい。
また、サーバ装置40が、算出した使用料に基づいて決済処理を行う決済処理実行手段を備えるようにしてもよい。
このように画像データや動画像データを扱う場合であっても、上述した実施形態と同様に、サーバ装置は、データの一部又は全部を照合用データと照合することによってコンテンツの識別を行う。このようにすることで、不正なコンテンツの流出防止や著作権対応を行うことができる。
Claims (12)
- 管理装置とそれぞれにアドレスが割り当てられた複数のスピーカ装置に対してオーディオ信号を配信するオーディオ信号配信装置とが通信可能に接続されたオーディオ信号配信管理システムであって、
前記オーディオ信号配信装置は、
前記複数のスピーカ装置のアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記オーディオ信号取得手段により取得されたオーディオ信号を、前記アドレス記憶手段に記憶されたアドレスを用いて前記スピーカ装置に配信するオーディオ信号配信手段と、
前記オーディオ信号配信手段により配信されるオーディオ信号を、前記管理装置に送信するオーディオ信号送信手段と
を備え、
前記管理装置は、
前記オーディオ信号配信装置からオーディオ信号を受信するオーディオ信号受信手段と、
前記オーディオ信号受信手段により受信されたオーディオ信号を解析し、解析結果を、所定の記憶手段に予め記憶された楽曲毎のオーディオ信号の解析結果と照合し、照合結果に基づいて該オーディオ信号の示す楽曲を識別するオーディオ信号識別手段と、
前記オーディオ信号識別手段による識別結果を示す識別情報を出力する識別情報出力手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信管理システム。 - 端末識別情報を記憶する記憶手段と、
オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記端末識別情報と前記取得したオーディオ信号とを併せて、オーディオ信号から楽曲を識別し、前記端末識別情報と前記識別された楽曲を集計することで、端末における楽曲の取得回数を集計する集計管理装置に送信する送信手段と
を有することを特徴とするオーディオ信号取得送信装置。 - 端末識別情報を記憶する記憶手段と、
オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記取得されたオーディオ信号を解析し、解析結果を、所定の記憶手段に予め記憶された楽曲ごとのオーディオ信号の解析結果と照合し、照合結果に基づいて該オーディオ信号の示す楽曲を識別するオーディオ信号識別手段と、
前記オーディオ信号識別手段の識別結果を示す識別情報を前記端末識別情報と併せて出力する識別情報出力手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号識別出力装置。 - スピーカ装置を識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記装置識別情報と前記取得したオーディオ信号とを併せて、オーディオ信号から楽曲を識別し、前記装置識別情報と前記識別された楽曲を集計することで、前記スピーカ装置における楽曲の取得回数を集計する集計管理装置に送信する送信手段と、
前記オーディオ信号取得手段により取得されたオーディオ信号を前記スピーカ装置へ配信するオーディオ信号配信手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - スピーカ装置を識別する装置識別情報を記憶する装置識別情報記憶手段と、
オーディオ信号を取得するオーディオ信号取得手段と、
前記取得されたオーディオ信号を解析し、解析結果を、所定の記憶手段に予め記憶された楽曲ごとのオーディオ信号の解析結果と照合し、照合結果に基づいて該オーディオ信号の示す楽曲を識別するオーディオ信号識別手段と、
前記オーディオ信号識別手段の識別結果を示す識別情報を前記装置識別情報と併せて出力する識別情報出力手段と、
前記オーディオ信号取得手段により取得されたオーディオ信号を前記スピーカ装置へ配信するオーディオ信号配信手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項5に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記オーディオ信号識別手段の識別結果を示す識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を算出する使用料算出手段と、
前記使用料算出手段により算出された使用料を示す使用料情報を出力する使用料情報出力手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項6に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記オーディオ信号の識別情報と該オーディオ信号に対する使用料との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
前記オーディオ信号配信手段により配信されるオーディオ信号の使用料を算出するか否かを、前記対応関係記憶手段に記憶された対応関係に基づいて判定する使用料算出判定手段とを備え、
前記使用料算出手段は、前記使用料算出判定手段により課金を行うと判定された場合には、前記対応関係記憶手段に記憶された対応関係を参照して、前記オーディオ信号の使用料を算出する一方、前記使用料算出判定手段により課金を行わないと判定された場合には、使用料の算出処理を行わない
ことを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項4乃至7のいずれかに記載のオーディオ信号配信装置において、
前記オーディオ信号配信手段によって配信された回数を、前記オーディオ信号毎に集計する集計手段と、
前記集計手段により集計された回数を示す回数情報を出力する回数情報出力手段と
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項8に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記オーディオ信号を識別する識別情報と予め定められた装置のアドレスとを対応付けて記憶するアドレス対応記憶手段を備え、
前記回数情報出力手段は、前記集計手段により集計された回数を示す回数情報を、前記オーディオ信号に対応するアドレスへ送信する
ことを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項6又は7に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記使用料算出手段により算出された使用料に基づいて決済処理を行う決済処理実行手段
を備えることを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項6又は7に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記使用料算出手段は、前記楽曲識別手段により生成された識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を、前記スピーカ装置毎に算出する
ことを特徴とするオーディオ信号配信装置。 - 請求項6又は7に記載のオーディオ信号配信装置において、
前記オーディオ信号取得手段は、1又は複数のチャネルで構成されたオーディオ信号を取得し、
前記アドレスと前記チャネルの種別との対応関係を記憶するチャネル種別記憶手段を備え、
前記オーディオ信号配信手段は、前記チャネル種別記憶手段に記憶された対応関係に基づいて、前記アドレス記憶手段に記憶されたアドレスへ、該アドレスに対応するチャネル種別のオーディオ信号を配信し、
前記使用料算出手段は、前記1又は複数のチャネルで構成されたオーディオ信号を配信する1又は複数のスピーカ装置をスピーカ群として、前記楽曲識別手段により生成された識別情報に基づいて、前記オーディオ信号に対する使用料を、前記スピーカ群毎に算出する
ことを特徴とするオーディオ信号配信装置。
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