JP2004364171A - マルチチャネルオーディオシステム並びにこれに用いられるヘッドユニット及びスレーブユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッドユニット10とスレーブユニット20、30、40、50、60とがネットワーク70で接続され、ヘッドユニット10は、スレーブユニット20、30、40、50、60にチャネルを割り当てると共にマルチチャネルデータを送信し、スレーブユニット20、30、40、50、60は、ヘッドユニット10から受信したマルチチャネルデータの中のヘッドユニット10によって割り当てられたチャネルのデータに基づき音声信号を生成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マルチチャネルオーディオシステム並びにこれに用いられるヘッドユニット及びスレーブユニットに関し、特に複数のオーディオ機器を利用してマルチチャネル再生を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マルチチャネルオーディオシステムに相当する複数のAV(Audio Video)機器をネットワークで接続したAVシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このAVシステムでは、各AV機器は例えばモニタ、アンプ、チューナ、スピーカといった機能別にモジュール化されると共に、AV機器間はIEEE1394規格等のディジタルインターフェイスのように、各AV機器がパケット通信方式で均等な送信機会を周期的に与えられるシリアルバスで接続されて構成されている。
【0003】
このAVシステムでは、各AV機器間で機能モジュールを自由に共用できるように構成されており、例えば或るDVDビデオプレーヤの音声信号をネットワークを介して他のアンプユニットに転送し、このアンプユニットで音声信号を増幅して出力することができる。この構成により、各AV機器の内部回路レベルでの資源効率を上げ、合わせて、AV機器間の配線や操作を簡単化できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−130716号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のAVシステムは以上のように構成されているので、例えば1つのAV機器に複数のアンプが含まれている場合であってもモジュール毎の動作、即ち、モノラルアンプではモノラル信号を出力する動作しかできず、ステレオアンプではステレオ信号を出力する動作しかできない。従って、例えば代表的なマルチチャネル再生である5.1チャネルのサラウンド再生を行う場合には、モノラル及びステレオのアンプが合計6チャネル分含まれていたとしても、5.1チャネル用のアンプがないと再生不可能という課題があった。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、ネットワーク上の複数のアンプをマルチチャネル再生のために最適化して使用できるマルチチャネルオーディオシステム並びにこれに用いられるヘッドユニット及びスレーブユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るマルチチャネルオーディオシステムは、上記目的を達成するために、ヘッドユニットとスレーブユニットとがネットワークで接続され、ヘッドユニットは、スレーブユニットにチャネルを割り当てると共にマルチチャネルデータを送信し、スレーブユニットは、ヘッドユニットから受信したマルチチャネルデータの中のヘッドユニットによって割り当てられたチャネルのデータに基づき音声信号を生成する。
【0008】
この発明に係るヘッドユニットは、上記と同様の目的で、マルチチャネルデータを発生する音源ソースと、音源ソースで発生されたマルチチャネルデータをネットワークに送出するネットワークインタフェースと、ネットワークに接続されたスレーブユニット及び当該ヘッドユニットにチャネルを割り当てるチャネル判断器と、音源ソースで発生されたマルチチャネルデータの中のチャネル判断器によって割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプとを備えている。
【0009】
この発明に係るスレーブユニットは、上記と同様の目的で、ネットワークか送られてくるマルチチャネルデータの中の予め割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプとを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、マルチチャネルとして5.1チャネルが使用される場合を例を挙げて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムの構成を示す図である。このマルチチャネルオーディオシステムは、DVD(digital videodisk)プレーヤ10、ミニコンポーネントステレオ(以下、「ミニコンポ」と略する)20、テレビジョン受像器(以下、「TV」と略する)30、携帯型MP3プレーヤ40、AM/FMラジオ50及びパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略する)60といった、オーディオアンプ(以下、単に「アンプ」という)を内蔵した複数のユニットがネットワーク70で接続されることにより構成されている。
【0011】
ネットワーク70は、例えばLAN(Local Area Network)から構成できる。各ユニットは、ネットワーク70を介して5.1チャネル再生用のオーディオデータ(以下、「マルチチャネルデータ」という)を相互に送受する。なお、各ユニットは、5.1チャネル再生を行わない時は、単独でモノラル再生又はステレオ再生を行う。
【0012】
この実施の形態1では、5.1チャネル再生時において、DVDプレーヤ10はヘッドユニットとして動作し、DVDプレーヤ10以外のユニットはスレーブユニットとして動作する。ここで、ヘッドユニットとは、システム全体を制御すると共に、音源ソースで発生された5.1チャネル再生用のマルチチャネルデータをスレーブユニットに送信する機器を言う。また、スレーブユニットとは、ヘッドユニットの制御下で動作し、ヘッドユニットから受信したマルチチャネルデータに基づき音声信号を再生する機器を言う。
【0013】
DVDプレーヤ10は、アンプ11及びDVDドライブ12を備えている。このDVDプレーヤ10は、5.1チャネル再生を行わない時は、DVDドライブ12に装着されたDVD(図示しない)から読み取ったデータに基づいて映像信号及び音声信号を生成する。このDVDプレーヤ10で生成された映像信号は図示しないモニタに送られ、音声信号はアンプ11で増幅されてスピーカ18(図2参照)に送られる。
【0014】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、DVDプレーヤ10は、ネットワーク70に接続されている全ユニットにチャネルを割り当てる再生チャネル設定処理を行う。この再生チャネル設定処理では、DVDプレーヤ10にも1つのチャネルが割り当てられる。なお、ヘッドユニット(この実施の形態1ではDVDプレーヤ10)にはチャネルを割り当てず、各チャネルの音声信号は専らスレーブユニットで生成するように構成することもできる。
【0015】
図1は、センタ(C)用としてTV30の内部のアンプ31が、フロントレフト(FR)用としてAM/FMラジオ50の内部のアンプ51が、フロントライト(FR)用としてミニコンポ20の内部のアンプ22が、リアレフト(RL)用としてPC60の内部のアンプ61が、リアライト(RR)用としてDVDプレーヤ10の内部のアンプ11が、サブウーファ(SW)用としてミニコンポ20の内部の他のアンプ21がそれぞれ割り当てられ、携帯型MP3プレーヤ40の内部のアンプ41にはチャネルが割り当てられない(使用されない)状態を示している。
【0016】
また、DVDプレーヤ10は、5.1チャネル再生を行う時は、DVDドライブ12に装着されたDVDからマルチチャネルデータを読み出してネットワーク70に送出すると共に、自らも割り当てられたチャネルのデータを抽出して音声信号を生成し、アンプ11に送る。このアンプ11で増幅された音声信号は、スピーカ18(図2参照)に送られることにより、リアライト(RR)用の音が発生される。このDVDプレーヤ10の詳細は後述する。
【0017】
ミニコンポ20は、アンプ21、アンプ22、CDドライブ23及びチューナ24を備えている。このミニコンポ20は、5.1チャネル再生を行わない時は、CDドライブ23に装着されたCD(図示しない)から読み取ったデータに基づいて音声信号を生成し、アンプ21に送る。また、チューナ24から受け取った信号に基づいて音声信号を生成し、アンプ22に送る。
【0018】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、ミニコンポ20は、ネットワーク70を介して送られてくるマルチチャネルデータから自身に割り当てられた2チャネル分のデータを抽出し、この抽出した2チャネル分のデータに基づいて2つの音声信号を生成し、アンプ21及びアンプ22にそれぞれ送る。このアンプ21及びアンプ22で増幅された音声信号は、図示しないスピーカにそれぞれ送られる。これによりサブウーファ(SW)用及びフロントライト(FR)用の音がそれぞれ発生される。
【0019】
TV30は、アンプ31、チューナ32、モニタ33及びスピーカ34を備えている。このTV30は、5.1チャネル再生を行わない時は、チューナ32から受け取った信号に基づいて映像信号及び音声信号を生成し、アンプ31に送る。アンプ31は、受け取った映像信号を増幅してモニタ33に送ると共に、受け取った音声信号を増幅してスピーカ34に送る。これにより、モニタ33に映像が表示されると共にスピーカ34から音が発生される。
【0020】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、TV30は、ネットワーク70を介して送られてくるマルチチャネルデータから自身に割り当てられたチャネルのデータを抽出し、この抽出したチャネルのデータに基づいて音声信号を生成し、アンプ31に送る。このアンプ31で増幅された音声信号は、スピーカ34に送られることによりセンタ(C)用の音が発生される。
【0021】
携帯型MP3プレーヤ40は、アンプ41及びメモリ42を備えている。この携帯型MP3プレーヤ40は、5.1チャネル再生を行わない時は、メモリ42に記憶されているデータに基づいて音声信号を生成し、アンプ41に送る。アンプ41は、受け取った音声信号を増幅して図示しないスピーカに送る。これにより、スピーカから音が発生される。
【0022】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、携帯型MP3プレーヤ40は、ネットワーク70を介して送られてくるマルチチャネルデータから自身に割り当てられたチャネルのデータを抽出し、この抽出したチャネルのデータに基づいて音声信号を再生し、アンプ41に送る。このアンプ41で増幅された音声信号は、図示しないスピーカに送られることにより音が発生される。なお、図1に示した例では、携帯型MP3プレーヤ40は、マルチチャネルオーディオシステム内のユニットとして使用されないので、5.1チャネル再生を行う時は動作しない。
【0023】
AM/FMラジオ50は、アンプ51及びチューナ52を備えている。このAM/FMラジオ50は、5.1チャネル再生を行わない時は、チューナ52から受け取った信号に基づいて音声信号を再生し、アンプ51に送る。アンプ51は、受け取った音声信号を増幅して図示しないスピーカに送る。これにより、スピーカで音が発生される。
【0024】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、AM/FMラジオ50は、ネットワーク70を介して送られてくるマルチチャネルデータから自身に割り当てられたチャネルのデータを抽出し、この抽出したチャネルのデータに基づいて音声信号を再生し、アンプ51に送る。このアンプ51で増幅された音声信号は、図示しないスピーカに送られることによりフロントレフト(FL)用の音が発生される。
【0025】
PC60は、アンプ51、ハードディスク62、モニタ63及びキーボード64を備えている。このPC60は、5.1チャネル再生を行わない時は、ハードディスク62に記憶されるデータに基づいて音声信号を再生し、アンプ61に送る。アンプ61は、受け取った音声信号を増幅して図示しないスピーカに送る。これにより、スピーカから音が発生される。
【0026】
一方、5.1チャネル再生を行う時は、PC60は、ネットワーク70を介して送られてくるマルチチャネルデータから自身に割り当てられたチャネルのデータを抽出し、この抽出したチャネルのデータに基づいて音声信号を生成し、アンプ61に送る。このアンプ61で増幅された音声信号は、図示しないスピーカに送られることによりリアレフト(RL)用の音が発生される。
【0027】
次に、ヘッドユニットとして動作するDVDプレーヤ10の詳細な構成を説明する。図2は、DVDプレーヤ10の詳細な構成を示すブロック図である。このDVDプレーヤ10は、アンプ11、DVDドライブ12、ネットワークインタフェース13、チャネル抽出器14、チャネル判断器15、音声再生能力データメモリ16、ワークメモリ17及びスピーカ18から構成されている。
【0028】
アンプ11は、上述したように、5.1チャネル再生を行わない時は、DVDドライブ12から送られてくる音声信号を増幅してスピーカ18に送る。一方、5.1チャネル再生を行う時は、チャネル抽出器14から送られてくる抽出チャネル信号を増幅してスピーカ18に送る。
【0029】
DVDドライブ12は音源ソースとして機能し、上述したように、5.1チャネル再生を行わない時は、装着されたDVDから読み取ったデータに基づいて映像信号及び音声信号を生成する。このDVDドライブ12で生成された映像信号は、図示しないモニタに送られる。また、DVDドライブ12で生成された音声信号はアンプ11で増幅されてスピーカ18に送られる。一方、5.1チャネル再生を行う時は、DVDドライブ12は、装着されたDVDからマルチチャネルデータを読み出してネットワークインタフェース13に送る。
【0030】
ネットワークインタフェース13は、DVDドライブ12からのマルチチャネルデータをネットワーク70に送出すると共にチャネル抽出器14に送る。また、ネットワークインタフェース13は、チャネル判断器15からの制御データをネットワーク70に送出すると共に、ネットワーク70からの制御データを受け取ってチャネル判断器15に送る。
【0031】
チャネル抽出器14は、DVDドライブ12からネットワークインタフェース13を経由して送られてくるマルチチャネルデータからチャネル判断器15からの選択信号によって自己に割り当てられているチャネルのデータを抽出し、抽出チャネル信号としてアンプ11に送る。
【0032】
音声再生能力データメモリ16は、例えばリードオンリメモリ(ROM)から構成されており、音声再生能力データを記憶している。音声再生能力データには、アンプ11の再生周波数特性及び増幅能力を表すデータが含まれる。この音声再生能力データメモリ16に記憶されている音声再生能力データは、チャネル判断器15によって読み出される。
【0033】
チャネル判断器15は、音声再生能力データメモリ16から読み出した音声再生能力データ及びスレーブユニットからネットワーク70及びネットワークインタフェース13を経由して取り込んだ音声再生能力データをワークメモリ17に格納する。そして、ワークメモリ17に格納された全ユニットの音声再生能力データに基づいて各ユニットにチャネルを割り当てる。割り当てられたチャネルを表す選択信号は、チャネル抽出器14に送られると共に、ネットワークインタフェース13及びネットワーク70を経由して制御データとして各スレーブユニットに送られる。
【0034】
次に、スレーブユニットの詳細な構成を説明する。各スレーブユニットの5.1チャネル再生のための構成は同じであるので、以下では、ミニコンポ20を例に挙げて説明する。図3は、スレーブユニットとして動作するミニコンポ20のうちの、音源ソースとしてCDドライブ23が使用される部分の構成のみを示すブロック図である。
【0035】
このミニコンポ20は、アンプ21、CDドライブ23、ネットワークインタフェース25、チャネル抽出器26、音声再生能力データメモリ16及びスピーカ28から構成されている。
【0036】
アンプ21は、上述したように、5.1チャネル再生を行わない時は、CDドライブ23から送られてくる音声信号を増幅してスピーカ28に送る。一方、5.1チャネル再生を行う時は、チャネル抽出器14から送られてくる抽出チャネル信号を増幅してスピーカ28に送る。
【0037】
CDドライブ23は、上述したように、5.1チャネル再生を行わない時は、装着されたCDから読み取ったデータに基づいて音声信号を生成する。このCDドライブ23で生成された音声信号はアンプ21で増幅されてスピーカ28に送られる。一方、5.1チャネル再生を行う時は、CDドライブ23の動作は停止される。
【0038】
ネットワークインタフェース25は、DVDプレーヤ10からネットワーク70を経由して受け取ったマルチチャネルデータをチャネル抽出器26に送る。また、ネットワークインタフェース25は、DVDプレーヤ10からの問い合わせに応答して、音声再生能力データメモリ27に記憶されている音声再生能力データをネットワーク70を経由して制御データとしてDVDプレーヤ10に送ると共に、DVDプレーヤ10からネットワーク70を経由して制御データとして送られてくる選択信号をチャネル抽出器26に送る。
【0039】
チャネル抽出器26は、DVDプレーヤ10からネットワークインタフェース25を経由して送られてくるマルチチャネルデータから、ネットワークインタフェース25からの選択信号によって自己に割り当てられているチャネルのデータを抽出し、抽出チャネル信号としてアンプ21に送る。
【0040】
音声再生能力データメモリ27は、例えばリードオンリメモリ(ROM)から構成されており、音声再生能力データを記憶している。音声再生能力データには、アンプ21の再生周波数特性及び増幅能力を表すデータが含まれる。この音声再生能力データメモリ27に記憶されている音声再生能力データは、DVDプレーヤ10からネットワーク70及びネットワークインタフェース25を経由して読み出される。
【0041】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムの動作を図4及び図5に示したフローチャートを参照しながら説明する。
【0042】
先ず、ヘッドユニットであるDVDプレーヤ10の電源がオンにされると、チャネル判断器15は、最初のスレーブユニットであるミニコンポ20のアンプ21を対象として、音声再生能力の問い合わせを行う(ステップST10)。具体的には、チャネル判断器15は、問い合わせコマンドをネットワークインタフェース13及びネットワーク70を経由してミニコンポ20に送信する。ミニコンポ20のネットワークインタフェース25は、この問い合わせコマンドを受信すると、音声再生能カデータメモリ27に格納されているアンプ21の音声再生能力データを読み出し、ネットワーク70を経由してDVDプレーヤ10に送信する。
【0043】
DVDプレーヤ10は、ミニコンポ20からの応答があるかどうか、つまり音声再生能力データを受信したかどうかを調べる(ステップST11)。そして、音声再生能力データを受信したことを判断すると、受信した音声再生能力データをワークメモリ17に転送する(ステップST12)。一方、音声再生能力データを受信していないことを判断された場合は、ステップST12の転送処理はスキップされる。
【0044】
次いで、DVDプレーヤ10のチャネル判断器15は、全てのスレーブユニットに対する問い合わせが完了したかどうかを調べる(ステップST13)。ここで、完了していないことが判断されると、シーケンスはステップST10に戻り、ミニコンポ20のアンプ22を対象として、音声再生能力の問い合わせ及び音声再生能力データの取得を行う。以下、同様にして、スレーブユニットであるTV30、携帯型MP3プレーヤ40、AM/FMラジオ50及びPC60を対象として上述した音声再生能力の問い合わせ及び音声再生能力データの取得を順次行う。
【0045】
そして、ステップST13で全てのスレーブユニットに対する問い合わせが完了したことが判断されると、次いで、DVDプレーヤ10のチャネル判断器15は、自己の音声再生能力データメモリ16から音声再生能力データを読み出し、ワークメモリ17に転送する(ステップST14)。以上の処理により、このマルチチャネルオーディオシステムを構成する全ユニットの音声再生能力データがワークメモリ17に格納される。
【0046】
次いで、DVDプレーヤ10のチャネル判断器15は、再生チャネル設定処理を実行する(ステップST15)。この再生チャネル設定処理の詳細を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0047】
再生チャネル設定処理では、チャネル判断器15は、先ず、ワークメモリ17に格納されている各ユニットの音声再生能力データ中の再生周波数特性を参照し、再生周波数の比較を行う(ステップST20)。この比較の結果、再生周波数が最低であると判断されたユニットは、サブウーファ(SW)用の再生チャネルとして動作するように設定される(ステップST21)。具体的には、図1に例示するように、ミニコンポ20の中のアンプ21の再生周波数が最低であると判断されると、チャネル判断器15は、選択信号をネットワークインタフェース13及びネットワーク70を経由して制御データとしてミニコンポ20に送る。ミニコンポ20のネットワークインタフェース25は、ネットワーク70から制御データとして送られてくる選択信号を受け取り、チャネル抽出器26に送る。これにより、チャネル抽出器26は、ネットワーク70からネットワークインタフェース25を経由して送られてくるマルチチャネルデータの中からサブウーファ用のデータを抽出するように設定される。以上により、ミニコンポ20のアンプ21は、サブウーファ(SW)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0048】
上記ステップST20での比較の結果、再生周波数が最高であると判断されたユニットは、上記と同様の手順に従って、センタ(C)用の再生チャネルとして動作するように設定される(ステップST22)。図1に示した例では、TV30のアンプ31が、センタ(C)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0049】
チャネル判断器15は、再生周波数が上記以外のユニットに対して、更に、ワークメモリ17に格納されている各ユニットの音声再生能力データ中の増幅能力を参照し、最大出力の比較を行う(ステップST23)。この比較の結果、最大出力が1番目及び2番目であると判断されたユニットは、フロントライト(FR)用のチャネル及びフロントレフト(FL)用のチャネルをそれぞれ再生するように設定される(ステップST24)。図1に示した例では、ミニコンポ20のアンプ22がフロントライト(FR)用の再生チャネルとして動作し、AM/FMラジオ50のアンプ51がフロントレフト(FL)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0050】
上記ステップST23での比較の結果、最大出力が3番目及び4番目であると判断されたユニットは、リアライト(RR)用のチャネル及びリアレフト(RL)用のチャネルをそれぞれ再生するように設定される(ステップST25)。図1に示した例では、DVDプレーヤ10のアンプ11がリアライト(RR)用の再生チャネルとして動作し、PC60のアンプ61がリアレフト(RL)用の再生チャネルとして動作するように設定される。なお、ヘッドユニットであるDVDプレーヤ10のチャネル抽出器14へは、チャネル判断器15から選択信号が直接に送られる。
【0051】
上記ステップST23での比較の結果、最大出力が上記以外のユニットは、マルチチャネルオーディオシステムを構成するユニットとして使用されない(ステップST26)。図1に示した例では、携帯型MP3プレーヤ40が使用されない。以上のようにして全チャネル(6チャネル)に対するユニットの割り当てが完了すると、シーケンスは、図4のフローチャートに示すステップST16にリターンする。
【0052】
ステップST15において再生チャネル設定処理が完了すると、音源ソースであるヘッドユニット(DVDプレーヤ10)による再生が行われる(ステップST16)。具体的には、DVDドライブ12に装着されたDVDからデータが読み出され、マルチチャネルデータとして、ネットワークインタフェース13を介してネットワーク70に送出されると共にチャネル抽出器14に送られる。チャネル抽出器14は、マルチチャネルデータから自己に割り当てられているチャネルのデータ(リアライト(RR)用のデータ)を抽出し、抽出チャネル信号としてアンプ11に送る。アンプ11は、この抽出チャネル信号を増幅し、音声信号としてスピーカ18に送る。これにより、スピーカ18からリアライト(RR)用の音が放音される。
【0053】
次に、各スレーブユニットによる再生が行われる(ステップST17)。具体的には、各スレーブユニットのチャネル抽出器は、ネットワーク70からチャネルインタフェースを経由して送られてくるマルチチャネルデータの中から自己に割り当てられているデータを抽出し、アンプで増幅してスピーカに送る。これにより、各スレーブユニットに割り当てられているチャネルの音がスピーカから放音される。
【0054】
以上のようにして、各ユニットに割り当てられたチャネルの音声が同時に出力される結果、5.1チャネルの音が再生される(ステップST18)。
【0055】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムによれば、6個以上のスレーブユニットを備えることにより5.1チャネルの音の再生が可能になり、ネットワーク70上の複数のユニットをマルチチャネル再生のために最適化して使用することができる。また、マルチチャネル再生用アンプがなくても、例えばモノラル、ステレオアンプを流用して、効率よくマルチチャネル再生ができるので、コスト削減、省スペース、配線量削減、音質向上を図ることができる。
【0056】
なお、上述した実施の形態1では、DVDプレーヤ10をヘッドユニットとしてマルチチャネルオーディオシステムを構成したが、ヘッドユニットとしてはDVDプレーヤ10に限らず、音源ソースとなり得るものであれば種々の機器を使用できる。
【0057】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るマルチチャネルオーディオシステムは、各チャネルの周波数特性を変更できるようにしたものである。
【0058】
図6は、この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムでヘッドユニットとして使用されるDVDプレーヤ10’の詳細な構成を示すブロック図である。このDVDプレーヤ10’は、図2に示した実施の形態1に係るDVDプレーヤ10のチャネル抽出器14とアンプ11との間に、周波数特性変換器19が追加されて構成されている。
【0059】
周波数特性変換器19は、チャネル判断器15からの音域制御信号に応答して、チャネル抽出器14から出力される抽出チャネル信号の周波数特性、即ち特定周波数帯域のレベルを変更してアンプ11に送る。これにより、低音域、中音域、高音域といった音域毎に出力レベルの調整が可能になっている。
【0060】
図7は、この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムでスレーブユニットとして使用されるミニコンポ20’のうちの、音源ソースとしてCDドライブ23が使用される部分の詳細な構成を示すブロック図である。このミニコンポ20’は、図3に示した実施の形態1に係るミニコンポ20のチャネル抽出器26とアンプ21との間に、周波数特性変換器29が追加されて構成されている。
【0061】
周波数特性変換器29は、ネットワークインタフェース25からの音域制御信号に応答して、チャネル抽出器26から出力される抽出チャネル信号の周波数特性、即ち特定周波数帯域のレベルを変更してアンプ21に送る。これにより、低音域、中音域、高音域といった音域毎に出力レベルの調整が可能になっている。なお、図示は省略するが、スレーブユニットとして使用される他の機器も周波数特性変換器を備えている。
【0062】
この実施の形態2で追加された周波数特性変換器19及び29の設定は、上述した再生チャネル設定処理の中で行われる。図8は、実施の形態2に係る再生チャネル設定処理を示すフローチャートであり、周波数特性変換器19及び29の設定を行うためのステップST30〜ST33が追加されている点が実施の形態1のそれと異なる。
【0063】
再生チャネル設定処理では、DVDプレーヤ10’のチャネル判断器15は、先ず、ワークメモリ17に格納されている各ユニットの音声再生能力データを参照し、再生周波数の比較を行う(ステップST20)。この比較の結果、再生周波数が最低であると判断されたユニットの周波数特性変換器19又は29は、低音を強調し且つ高音をカットするように設定される(ステップST30)。具体的には、図1に示すように、ミニコンポ20の中のアンプ21の再生周波数が最低であると判断されると、チャネル判断器15は、音域制御信号をネットワークインタフェース13及びネットワーク70を経由して制御データとしてミニコンポ20に送る。ミニコンポ20のネットワークインタフェース25は、ネットワーク70から制御データとして送られてくる音域制御信号を受け取り、周波数特性変換器29に送る。これにより、周波数特性変換器29は、チャネル抽出器26からの抽出チャネル信号の低域を強調し、高域をカットするように設定される。
【0064】
次いで、再生周波数が最低であると判断されたユニットがサブウーファ(SW)用の再生チャネルとして動作するように設定される(ステップST21)。具体的には、図1に示すように、ミニコンポ20の中のアンプ21の再生周波数が最低であると判断されると、チャネル判断器15は、選択信号をネットワークインタフェース13及びネットワーク70を経由して制御データとしてミニコンポ20に送る。ミニコンポ20のネットワークインタフェース25は、ネットワーク70から制御データとして送られてくる選択信号を受け取り、チャネル抽出器26に送る。チャネル抽出器26は、ネットワーク70からネットワークインタフェース25を経由して送られてくるマルチチャネルデータの中からサブウーファ用のデータを抽出して周波数特性変換器29に送るように設定される。以上により、ミニコンポ20のアンプ21は、サブウーファ(SW)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0065】
上記ステップST20での比較の結果、再生周波数が最高であると判断されたユニットの周波数特性変換器19又は29は、低音をカットし且つ高音を強調するように設定される(ステップST31)。図1に示した例では、TV30の周波数特性変換器が、低音をカットし且つ高音を強調するように設定される。
【0066】
次いで、再生周波数が最高であると判断されたユニットは、上記と同様の手順に従って、センタ(C)用の再生チャネルとして動作するように設定される(ステップST22)。図1に示した例では、TV30のアンプ31が、センタ(C)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0067】
再生周波数が上記以外のユニットに対しては、チャネル判断器15は、更に、ワークメモリ17に格納されている各ユニットの音声再生能力データを参照し、最大出力の比較を行う(ステップST23)。この比較の結果、最大出力が1番目及び2番目であると判断されたユニットの周波数特性変換器19又は29は、周波数特性が左右対称になるように設定される(ステップST32)。図1に示した例では、ミニコンポ20のアンプ22の周波数特性と、AM/FMラジオ50のアンプ51の周波数特性が対称になるように設定される。
【0068】
次いで、最大出力が1番目及び2番目であると判断されたユニットは、フロントライト(FR)用のチャネル及びフロントレフト(FL)用のチャネルをそれぞれ再生するように設定される(ステップST24)。図1に示した例では、ミニコンポ20のアンプ22が、フロントライト(FR)用の再生チャネルとして動作し、AM/FMラジオ50のアンプ51がフロントレフト(FL)用の再生チャネルとして動作するように設定される。
【0069】
上記ステップST23での比較の結果、最大出力が3番目及び4番目であると判断されたユニットの周波数特性変換器19又は29は、周波数特性が左右対称になるように設定される(ステップST33)。図1に示した例では、DVDプレーヤ10のアンプ11の周波数特性と、PC60のアンプ61の周波数特性が対称になるように設定される。なお、ヘッドユニットであるDVDプレーヤ10’の周波数特性変換器19へは、チャネル判断器15から音域制御信号が直接に送られる。
【0070】
次いで、最大出力が3番目及び4番目であると判断されたユニットは、リアライト(RR)用のチャネル及びリアレフト(RL)用のチャネルをそれぞれ再生するように設定される(ステップST25)。図1に示した例では、DVDプレーヤ10のアンプ11が、リアライト(RR)用の再生チャネルとして動作し、PC60のアンプ61がリアレフト(RL)用の再生チャネルとして動作するように設定される。なお、ヘッドユニットであるDVDプレーヤ10’のチャネル抽出器14へは、チャネル判断器15から選択信号が直接に送られる。
【0071】
上記ステップST23での比較の結果、最大出力が上記以外のユニットは、マルチチャネルオーディオシステムのユニットとして使用されない(ステップST26)。図1に示した例では、携帯型MP3プレーヤ40が、マルチチャネルオーディオシステムのユニットとして使用されない。以上のようにして全チャネル(6チャネル)に対するユニットの割り当てが完了すると、シーケンスは、図4のフローチャートに示すステップST16にリターンする。
【0072】
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るマルチチャネルオーディオシステムによれば、周波数特性変換器19又は29により各チャネルの周波数特性を変換できるように構成したので、各チャネルで理想的な周波数特性を有する音を発生させることができる。即ち、サブウーファ(SW)の再生チャネルを担当するユニットには低音を強調させ、センタ(C)の再生チャネルを担当するユニットには高音を強調させ、フロントライト(FR)及びフロントレフト(FL)並びにリアライト(RR)及びリアレフト(RL)を担当するユニットには左右対称になるように調整することにより、マルチチャネル(5.1チャネル)の再生環境をより最適化することができる。
【0073】
次に、この発明に係るマルチチャネルオーディオシステムの応用例を説明する。図9は、この発明に係るマルチチャネルオーディオシステムを車両に適用して5.1チャネル再生をする場合の例を示す図である。
【0074】
このマルチチャネルオーディオシステムは、前席用ヘッドユニット80、CDプレーヤ81、MDプレーヤ82、後席用ヘッドユニット83、DVDプレーヤ84及びデジタルチューナ85といった6個のユニットがMOST(Media Oriented System Transport)バス86により接続されて構成されている。前席用ヘッドユニット80には、センタ(C)用のスピーカ90、フロントライト(FR)用のスピーカ91及びフロントレフト(FL)用のスピーカ92が接続されている。後席用ヘッドユニット83には、サブウーファ(SW)用のスピーカ93、リアライト(RR)用のスピーカ94及びリアレフト(RL)用のスピーカ95が接続されている。
【0075】
各ユニットの詳細な構成は省略するが、上記6個のユニットの中の何れか1つが実施の形態1又は2のヘッドユニットとしての構成を有し、他のユニットがスレーブユニットとしての構成を有する。
【0076】
この発明に係るマルチチャネルオーディオシステムを車両に提供した場合は、最適な位置にアンプユニットを分散配置出来るので、スピーカ配線長を短くし、スペース効率、コスト、音質、ノイズ対策に有利なシステムを構成できる。特にRSE(リアシートエンターテイメント)が搭載されている場合は、前席用、後席用、複数のアンプをもっており、これらのユニットを有効に活用しシステムを構築できる。
【0077】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、ヘッドユニットとスレーブユニットとがネットワークで接続され、ヘッドユニットは、スレーブユニットにチャネルを割り当てると共にマルチチャネルデータを送信し、スレーブユニットは、ヘッドユニットから受信したマルチチャネルデータの中のヘッドユニットによって割り当てられたチャネルのデータに基づき音声信号を生成するので、複数のスレーブユニットを備えることにより複数チャネルの音の再生が可能になる。その結果、マルチチャネル再生用アンプがなくても、例えばモノラル、ステレオアンプを流用して、効率よくマルチチャネル再生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムの構成を示す図である。
【図2】図1のDVDプレーヤの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1のミニコンポの一部の構成を詳細に示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係るマルチチャネルオーディオシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図4における再生チャネル設定処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2に係るマルチチャネルオーディオシステムの構成を示す図である。
【図7】図6のDVDプレーヤの詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】図6のミニコンポの一部の構成を詳細に示すブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態1又は2に係るマルチチャネルオーディオシステムの応用例を示す図である。
【符号の説明】
10 DVDプレーヤ、11,21,22,31,41,51,61 アンプ、12 DVDドライブ(音源ソース)、13,25 ネットワークインタフェース、 14,26 チャネル抽出器、15 チャネル判断器、16,27 音声再生能力データメモリ、17 ワークメモリ、18,28,34 スピーカ、19,29 周波数特性変換器、20 ミニコンポ、23 CDドライブ、24,32,52 チューナ、30 TV、33,63 モニタ、40 携帯型MP3プレーヤ、42 メモリ、50 AM/FMラジオ、60 PC、62 ハードディスク、64 キーボード。
Claims (11)
- マルチチャネルデータを送信するヘッドユニットと、マルチチャネルデータを受信するスレーブユニットとがネットワークで接続されたマルチチャネルオーディオシステムにおいて、
前記ヘッドユニットは、前記スレーブユニットにチャネルを割り当てると共にマルチチャネルデータを送信し、
前記スレーブユニットは、前記ヘッドユニットから受信したマルチチャネルデータの中の、前記ヘッドユニットによって割り当てられたチャネルのデータに基づき音声信号を生成する、ことを特徴とするマルチチャネルオーディオシステム。 - ヘッドユニットは、
マルチチャネルデータを発生する音源ソースと、
前記音源ソースで発生されたマルチチャネルデータをネットワークに送出するネットワークインタフェースと、
前記スレーブユニット及び当該ヘッドユニットにチャネルを割り当てるチャネル判断器と、
前記音源ソースで発生されたマルチチャネルデータの中の前記チャネル判断器によって割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、
前記チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプ、
とを備えたことを特徴とする請求項1記載のマルチチャネルオーディオシステム。 - チャネル判断器は、スレーブユニット及び当該ヘッドユニットの音声再生能力を表す音声再生能力データに基づいてチャネルを割り当てることを特徴とする請求項2記載のマルチチャネルオーディオシステム。
- チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号の周波数特性を変換する周波数特性変換器を備えたことを特徴とする請求項2記載のマルチチャネルオーディオシステム。
- スレーブユニットは、
ヘッドユニットから前記ネットワークを経由して送られてくるマルチチャネルデータの中のチャネル判断器によって割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、
前記チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプ、
とを備えたことを特徴とする請求項1記載のマルチチャネルオーディオシステム。 - チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号の周波数特性を変換する周波数特性変換器を備えたことを特徴とする請求項5記載のマルチチャネルオーディオシステム。
- マルチチャネルデータを発生する音源ソースと、
前記音源ソースで発生されたマルチチャネルデータをネットワークに送出するネットワークインタフェースと、
前記ネットワークに接続されたスレーブユニット及び当該ヘッドユニットにチャネルを割り当てるチャネル判断器と、
前記音源ソースで発生されたマルチチャネルデータの中の前記チャネル判断器によって割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、
前記チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプ、
とを備えたヘッドユニット。 - チャネル判断器は、ネットワークに接続されたスレーブユニット及び当該ヘッドユニットの音声再生能力を表す音声再生能力データに基づいてチャネルを割り当てることを特徴とする請求項7記載のヘッドユニット。
- チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号の周波数特性を変換する周波数特性変換器を備えたことを特徴とする請求項8記載のヘッドユニット。
- ネットワークか送られてくるマルチチャネルデータの中の予め割り当てられたチャネルのデータを抽出するチャネル抽出器と、
前記チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号を増幅するアンプ、
とを備えたことを特徴とするスレーブユニット。 - チャネル抽出器で抽出することにより得られた抽出チャネル信号の周波数特性を変換する周波数特性変換器を備えたことを特徴とする請求項10記載のスレーブユニット。
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