JP2001028786A - 情報配信システムおよび音楽配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信、課金を行う情報または音楽配信システ
ムにおいて、課金以前に配信データの全部、若しくは一
部を開示或いは試聴できるようにする。 【解決手段】 配信データをアンテナ３１、送受信部３
２を介して受信し、暗号化コンテンツキーはレジスタ３
９に、暗号化音楽データはメモリ４２に記録する。デー
タ感知部３８は受信済暗号化音楽データが所定量に達し
たことを検知し、所定量に達するとレジスタ３９の暗号
化コンテンツキーとメモリ４２の暗号化音楽データか
ら、コンテンツキー復号部４４、音楽データ復号部４
３、音楽再生部３４、混合器３５、ＤＡ変換器３６を経
て、音楽データの再生を行い試聴用音楽提供する。試聴
後、キー４５からの購入意志を配信サーバに対して送信
し、購入する場合、レジスタ３９の暗号化コンテンツキ
ーをメモリ４２に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話網を用い
た情報配信システム、特に、携帯電話機を端末とした音
楽データを主に配信する情報配信システムに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】現在、音楽情報を記録したＣＤ（コンパ
クトディスク）やＭＤ（光磁気ディスク）等の固体メデ
ィアによる音楽情報の販売がなされている。しかしなが
ら、通信手段によって音楽情報を配信し、利用者がこの
配信音楽情報を利用者が所有するメディアに記録すると
いった販売は行われていない。

【０００３】これに対して、本出願人は著作権の保護し
た上で携帯電話網による音楽配信を行い、配信端末機能
および音楽再生機能を携帯電話機に持たせた音楽配信シ
ステムとして特願平１１−７５９１６号を提案した。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記音
楽配信システムでは、配信サーバより音楽データの配信
を受ける際に、曲名、歌手名等の情報により購入する音
楽データを選択する必要があり、実際に購入しようとし
ている音楽データより再生された音楽がどのようなもの
か事前に知ることができない。従って、購入後に、再生
を行った音楽データが、購入者の意図したものでない場
合でも、配信を時に課金がなされるため購入料金を支払
わなくてはならないといった問題が発生する。

【０００５】そこで、本発明は、かかる問題を解決し、
音楽データを再生した音楽の一部若しくは全てを視聴で
きるようにすることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１にかかる発明
は、携帯話機から送信される固有ＩＤによって復号でき
る暗号化コンテンツキーを生成する手段と、生成した前
記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コンテンツキーを
復号したコンテンツキーにて復号できる暗号化データと
を配信する配信手段と、前記配信に対して課金管理を行
う課金手段とを備える配信サーバと、前記固有ＩＤ、前
記暗号化コンテンツキーおよび前記暗号化データを記録
する記録媒体と、前記配信サーバから無線基地局を介し
て受信した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化デー
タとを前記記録媒体に記録する記録手段と、前記固有Ｉ
Ｄと前記暗号化コンテンツキーと暗号化データからデー
タを再生する再生手段と、前記暗号化データの配信を受
理或いは不受理を入力する入力手段とを備える携帯電話
機とを備える情報配信システムであって、前記携帯電話
機において受信した前記暗号化データの一部或いは全て
を再生した後、前記入力手段からの入力結果を前記配信
サーバに無線基地局を介して送信し、配信を受理する場
合、前記配信サーバでは前記課金手段にて課金を行うこ
とを特徴とする情報配信システムである。従って、請求
項１に記載された情報配信システムでは、配信するデー
タを、課金以前に配信データを試聴或いは試読できるよ
うになる。

【０００７】請求項２にかかる発明は、携帯電話機から
送信される固有ＩＤによって復号できる暗号化コンテン
ツキーを生成する手段と、生成した前記暗号化コンテン
ツキー、前記暗号化コンテンツキーを復号したコンテン
ツキーにて復号できる暗号化データとを配信する配信手
段と、前記配信に対して課金管理を行う課金手段とを備
える配信サーバと、前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテン
ツキーおよび前記暗号化データを記録する記録媒体と、
前記配信サーバから無線基地局を介して受信した前記暗
号化コンテンツキーを一時保持するレジスタ手段と、前
記レジスタ手段に保持された前記暗号化コンテンツキー
および前記配信サーバから無線基地局を介して受信した
前記暗号化データを前記記録媒体に記録する記録手段
と、前記レジスタに保持された暗号化コンテンツキー或
いは前記記録媒体に記録された暗号化コンテンツキー、
固有ＩＤ、および暗号化データからデータを再生する再
生手段と、前記暗号化データの配信を受理或いは不受理
を入力する入力手段とを備える携帯電話機とを備える情
報配信システムであって、前記レジスタに保持された暗
号化コンテンツキーによってデータを一部或いは全てを
再生した後、前記入力手段からの入力結果を前記配信サ
ーバに無線基地局を介して送信し、配信を受理する場
合、前記携帯電話機は前記レジスタに保持された暗号化
コンテンツキーを前記記録媒体に記録し、前記配信サー
バは前記課金手段にて課金を行い、配信を不受理する場
合、前記レジスタに保持された暗号化コンテンツキーを
破棄することを特徴とする情報配信システムである。従
って、請求項２に記載された情報配信システムでは、配
信するデータを、課金以前に配信データを試聴或いは試
読できるようになる。

【０００８】請求項３にかかる発明は、請求項２に記載
の情報配信サーバにおいて、配信データを試聴或いは試
読した後、配信されたデータを不受理の場合には、前記
記録媒体に、一度記録された前記暗号化データを消去す
ることを特徴とする情報配信システムである。従って、
請求項３に記載された情報配信サーバでは、試聴或いは
試読した後、配信を受理しなかった場合、参照できない
データを消去することで記録媒体の効率的利用ができる
ようになる。

【０００９】請求項４にかかる発明は、請求項２および
３記載いずれかのの情報配信システムにおいて、前記携
帯電話機は配信データを試聴或いは試読した後、配信さ
れたデータを不受理の場合、前記レジスタ手段に保持さ
れた前記暗号化コンテンツキーを破棄することを特徴と
する情報配信システムである。従って、請求項４に記載
された情報配信サーバでは、試聴或いは試読した後、配
信を受理しなかった場合、受信した暗号化データを復号
することができなくなる。

【００１０】請求項５にかかる発明は、携帯電話機から
送信される固有ＩＤによって復号できる暗号化コンテン
ツキーを生成する手段と、生成した前記暗号化コンテン
ツキー、前記暗号化コンテンツキーを復号したコンテン
ツキーにて復号できる暗号化音楽データとを配信する配
信手段と、前記配信に対して課金管理を行う課金手段と
を備える配信サーバと、前記固有ＩＤ、前記暗号化コン
テンツキーおよび前記暗号化データを記録する記録媒体
と、前記配信サーバから無線基地局を介して受信した前
記暗号化コンテンツキーを一時保持するレジスタ手段
と、前記レジスタ手段に保持された前記暗号化コンテン
ツキーおよび前記配信サーバから無線基地局を介して受
信した前記暗号化音楽データを前記記録媒体に記録する
記録手段と、前記レジスタに保持された暗号化コンテン
ツキー或いは前記記録媒体に記録された暗号化コンテン
ツキーと固有ＩＤと暗号化音楽データから音楽を再生す
る音楽再生手段と、前記暗号化音楽データの配信を受理
或いは不受理を入力手段とを備える携帯電話機とを備え
る音楽配信システムであって、前記レジスタに保持され
た暗号化コンテンツキーによってデータを一部或いは全
てを再生した後、前記入力手段からの入力結果を前記配
信サーバに無線基地局を介して送信し、配信を受理する
場合、前記携帯電話機は前記レジスタに保持された暗号
化コンテンツキーを前記記録媒体に記録し、前記配信サ
ーバは前記課金手段にて課金を行うことを特徴とする音
楽配信システムである。従って、請求項５に記載された
音楽配信システムでは、配信された音楽を試聴した後、
配信データの受理／不受理（音楽データを購入／購入し
ない）を決定でき、配信データを受理する（購入する）
場合、課金できるようになる。

【００１１】請求項６にかかる発明は、請求項５に記載
の音楽配信システムであって、配信された音楽データを
試聴した後、配信されたデータを不受理する（音楽デー
タを購入しない）場合は、携帯電話機は前記記録媒体
に、一度記録された前記暗音楽号化データを消去するこ
とを特徴とする音楽配信システムである。従って、請求
項６に記載された音楽配信サーバでは、試聴したが不受
理の（購入しない）場合に記録媒体に残る再生できない
暗号化音楽データを消去することで記録媒体の効率的利
用ができるようになる。

【００１２】請求項７にかかる発明は、請求項５および
６記載のいずれかの音楽配信システムにおいて、携帯電
話機は配信データを試聴した後、配信されたデータを不
受理する（購入しない）場合、前記レジスタ手段に保持
された前記暗号化コンテンツキーを破棄することを特徴
とする音楽配信システムである。従って、請求項７に記
載された音楽配信システムでは、試聴したが不受理の
（購入しい）暗号化データを復号することができなくな
る。

【００１３】請求項８にかかる発明は、携帯電話機から
送信される固有ＩＤによって復号できる暗号化コンテン
ツキーを生成する手段と、生成した前記暗号化コンテン
ツキー、前記暗号化コンテンツキーを復号したコンテン
ツキーにて音楽を再生できる暗号化音楽データ、暗号化
されていない試聴音楽データとを配信する配信手段とを
備える配信サーバと、通話手段と、前記固有ＩＤ、前記
暗号化コンテンツキーおよび前記暗号化データを記録す
る記録媒体と、前記配信サーバから無線基地局を介して
受信した前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗号化音
楽データを前記記録媒体に記録する記録手段と、前記固
有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキー、および前記暗号化
音楽データから音楽を再生する音楽再生手段と、前記暗
号化音楽データの配信を受理或いは不受理を入力する入
力手段とを備える携帯電話機とを備える音楽配信システ
ムであって、前記試聴音楽データを再生した後、前記入
力手段からの入力結果を前記配信サーバに無線基地局を
介して送信し、配信を受理する場合、前記配信サーバで
は前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗号化音楽デー
タを配信し、前記携帯電話機では配信サーバから無線基
地局を介して受信した前記暗号化コンテンツキーおよび
前記暗号化音楽データを前記記録媒体に記録することを
特徴とする音楽配信システムである。従って、請求項８
に記載された音楽配信システムでは、配信された音楽を
試聴した後、配信データの受理／不受理（音楽データを
購入／購入しない）を決定できるようになる。

【００１４】請求項９にかかる発明は、請求項８記載の
音楽配信システムであって、 前記試聴音楽データが前
記暗号化音楽データを復号したデータの一部であること
を特徴とする音楽配信システムである。従って、請求項
９に記載された音楽配信システムでは、配信された音楽
を試聴した後、配信データの受理／不受理（音楽データ
を購入／購入しない）を決定できるようになる。

【００１５】請求項１０にかかる発明は、請求項８記載
の音楽配信システムであって、前記前記試聴音楽データ
が通話音声を圧縮する符号化方式にて圧縮された音楽デ
ータであることを特徴とする音楽配信システムである。
従って、請求項１０に記載された音楽配信システムで
は、配信された音楽を試聴した後、配信データの受理／
不受理（音楽データを購入／購入しない）を決定できる
ようになる。

【００１６】請求項１１にかかる発明は、請求項８から
１０に記載のいずれかの音楽配信システムであって、前
記配信サーバは配信に対して課金管理を行う課金手段を
備え、配信を受理する場合、前記課金手段にて課金を行
うことを特徴とする音楽配信システムである。従って、
請求項１１に記載された音楽配信システムでは、配信さ
れた音楽を試聴した後、配信データの受理／不受理（音
楽データを購入／購入しない）を決定でき、配信データ
を受理する（購入する）場合、課金できるようになる。

【００１７】請求項１２にかかる発明は、携帯電話機か
ら送信される固有ＩＤによって復号できる暗号化コンテ
ンツキーを生成する手段と、生成した前記暗号化コンテ
ンツキー、前記暗号化コンテンツキーを復号したコンテ
ンツキーにて復号できる暗号化音楽データ、および前記
暗号化音楽データに関する暗号化されていない付加情報
を配信する配信手段と、前記配信に対して課金管理を行
う課金手段とを備える配信サーバと、前記固有ＩＤ、前
記暗号化コンテンツキー、前記暗号化データおよび前記
付加データを記録する記録媒体と、前記配信サーバから
無線基地局を介して受信した前記暗号化コンテンツキー
を一時保持するレジスタ手段と、前記レジスタ手段に保
持された前記暗号化コンテンツキーと、前記配信サーバ
から無線基地局を介して受信した前記暗号化音楽データ
および付加情報とを前記記録媒体に記録する記録手段
と、前記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキ
ー或いは前記記録媒体に記録された暗号化コンテンツキ
ーと固有ＩＤと暗号化音楽データから音楽を再生する音
楽再生手段と、前記暗号化音楽データの配信を受理或い
は不受理を入力する入力手段とを備える携帯電話機とを
備える音楽配信システムであって、前記携帯電話機では
前記レジスタに保持された暗号化コンテンツキーによっ
てデータを一部或いは全てを再生した後、前記入力手段
からの入力結果を前記配信サーバに無線基地局を介して
送信すると共に、配信を受理する場合、前記携帯電話機
は前記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキー
を前記記録媒体に記録し、前記配信サーバは前記課金手
段にて課金を行うことを特徴とする音楽配信システムで
ある。従って、請求項１２に記載された音楽配信システ
ムでは、配信された音楽を試聴した後、配信データの受
理／不受理（音楽データを購入する／購入しない）を決
定できるようになる。

【００１８】請求項１３にかかる発明は、請求項１２に
記載の音楽配信システムであって、配信された音楽デー
タを試聴した後、配信されたデータを不受理する（音楽
データを購入しない）場合は、前記記録媒体に、一度記
録された前記暗音楽号化データおよび付加情報を消去す
ることを特徴とする音楽配信システムである。従って、
請求項１３に記載された音楽配信サーバでは、試聴後、
不受理（音楽データを購入しない）する場合に記録媒体
に残る再生できない暗号化音楽データを消去することで
記録媒体の効率的利用ができるようになる。

【００１９】請求項１４にかかる発明は、請求項１２お
よび１３記載のいずれかの音楽配信システムにおいて、
配信データを試聴した後、配信されたデータを不受理す
る（購入しない）場合、前記レジスタ手段に保持された
前記暗号化コンテンツキーを破棄することを特徴とする
音楽配信システムである。従って、請求項１４に記載さ
れた情報配信サーバでは、試聴したが、購入しなかった
を受理しなかった暗号化データを復号することができな
くなる。

【００２０】請求項１５にかかる発明は、携帯電話機か
ら送信される固有ＩＤによって復号できる暗号化コンテ
ンツキーを生成する手段と、生成した前記暗号化コンテ
ンツキー、前記暗号化コンテンツキーを復号したコンテ
ンツキーにて音楽を再生できる暗号化音楽データ、前記
暗号化音楽データに関する暗号化されていない付加情
報、および暗号化されていない試聴音楽データとを配信
する配信手段とを備える配信サーバと、通話手段と、前
記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化デ
ータおよび付加情報を記録する記録媒体と、前記配信サ
ーバから無線基地局を介して受信した前記暗号化コンテ
ンツキー、前記暗号化音楽データおよび付加情報を前記
記録媒体に記録する記録手段と、前記固有ＩＤと前記暗
号化コンテンツキーと前記暗号化音楽データから音楽を
再生する音楽再生手段と、前記暗号化音楽データの配信
を受理或いは不受理を入力する入力手段とを備える携帯
電話機とを備える音楽配信システムであって、前記試聴
音楽データを再生した後、前記入力手段からの入力結果
を前記配信サーバに無線基地局を介して送信し、配信を
受理する場合、前記配信サーバは前記暗号化コンテンツ
キー、前記暗号化音楽データおよび付加情報を配信し、
前記携帯電話機は配信サーバから無線基地局を介して受
信した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化音楽デー
タおよび付加情報を前記記録媒体に記録することを特徴
とする音楽配信システムである。従って、請求項１５に
記載された音楽配信システムでは、配信された音楽を試
聴した後、配信データの受理／不受理（音楽データの購
入／購入しない）を決定できるようになる。

【００２１】請求項１６にかかる発明は、請求項１５記
載の音楽配信システムであって、前記試聴音楽データが
前記暗号化音楽データを復号したデータの一部であるこ
とを特徴とする音楽配信システムである。従って、請求
項１６に記載された音楽配信システムでは、配信された
音楽を試聴した後、配信データの受理／不受理（音楽デ
ータを購入／購入しない）を決定できるようになる。

【００２２】請求項１７にかかる発明は、請求項１５記
載の音楽配信システムであって、前記前記試聴音楽デー
タが通話音声を圧縮する符号化方式にて圧縮された音楽
データであることを特徴とする音楽配信システムであ
る。従って、請求項１７に記載された音楽配信システム
では、配信された音楽を試聴した後、配信データの受理
／不受理（音楽データを購入／購入しない）を決定でき
るようになる。

【００２３】請求項１８にかかる発明は、請求項１５か
ら１７に記載のいずれかの音楽配信システムであって、
前記配信サーバは配信に対して課金管理を行う課金手段
を備え、配信を受理する場合、前記課金手段にて課金を
行うことを特徴とする音楽配信システムである。従っ
て、請求項１８に記載された音楽配信システムでは、配
信された音楽を試聴した後、配信データの受理／不受理
（音楽データを購入／購入しない）を決定でき、配信デ
ータを受理する（購入する）場合、課金できるようにな
る。

【００２４】請求項１９にかかる発明は、請求項１１か
ら１８に記載のいずれかにおいて暗号化音楽データを再
生して得られる音楽の曲名を付加情報に含むことを特徴
とするの音楽配信システムである。従って、請求項１９
に記載の音楽配信システムでは、配信を受けようとする
音楽を試聴した後、音楽の配信を受けることができるよ
うになるとともに、配信を受けた記録媒体に記録されて
いる曲名を容易に知ることができるようになる。

【００２５】請求項２０にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかにおいて、暗号化音楽データを
再生して得られる音楽を歌うまたは演奏する歌手名また
はグループ名を付加情報に含むことを特徴とするの音楽
配信システムである。従って、請求項２０に記載の音楽
配信システムでは、配信を受けようとする音楽を試聴し
た後、音楽の配信を受けることができるようになるとと
もに、配信を受け記録媒体に記録された暗号化音楽デー
タを再生された音楽を歌う或いは演奏する歌手またはグ
ループ名を知ることができるようになる。

【００２６】請求項２１にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかにおいて、暗号化音楽データを
再生して得られる音楽の著作権情報を付加情報に含むこ
とを特徴とするの音楽配信システムである。従って、請
求項２１に記載の音楽配信システムでは、配信を受けよ
うとする音楽を試聴した後、音楽の配信を受けることが
できるようになるとともに、配信を受け記録媒体に記録
されている音楽の著作権情報を知ることができる。

【００２７】請求項２２にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかにおいて、暗号化音楽データを
再生して得られる音楽の歌詞データを付加情報に含むこ
とを特徴とするの音楽配信システムである。従って、請
求項２２に記載の音楽配信システムでは、配信を受けよ
うとする音楽を試聴した後、音楽の配信を受けることが
できるようになるとともに、配信を受け記録媒体に記録
されている音楽の歌詞を知ることができる。

【００２８】請求項２３にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかにおいて、画像データを付加情
報に含むことを特徴とするの音楽配信システムである。
従って、請求項２３に記載の音楽配信システムでは、配
信を受けようとする音楽を試聴した後、音楽の配信を受
けることができるようになるとともに、例えば、ＣＤの
ジャケットに相当する画像を提供することができるよう
になる。

【００２９】請求項２４にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかであって、配信サーバに接続す
る電話番号を付加情報に含むことを特徴とするの音楽配
信システムである。従って、請求項２４に記載の音楽配
信システムでは、配信を受けようとする音楽を試聴した
後、音楽の配信を受けることができるようになるととも
に、配信を受け記録媒体に記録された音楽の配信元を容
易に知ることができる。

【００３０】請求項２５にかかる発明は、請求項１２か
ら１８に記載のいずれかであって、配信サーバに接続す
る電話番号を付加情報にを含み、前記携帯電話機は前記
電話番号に自動発呼する手段を備えることを特徴とする
の音楽配信システムである。従って、請求項２５に記載
の音楽配信システムでは、試聴したが配信を不受理の
（購入しなかった）音楽データを、この音楽データを記
録媒体上に留めたままであれば、容易にコンテンツキー
購入を行えるようになる。

【００３１】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図を参照し
つつ説明する。図１は本発明における配信先端末にあた
る携帯電話機の一実施例を示すブロック図、図２は配信
サーバから配信するデータとして音楽データを用いた音
楽配信システムの概念を示す図である。

【００３２】まず、図２を参照して音楽配信システムの
概念について説明する。電話番号が「０９０−△△△△
−×××１」の携帯電話機１３は本体に挿脱可能な記録
媒体、ここでは半導体メモリによるメモリーカード１４
を有している。また、メモリーカード１４内には、携帯
電話機１３の電話番号に基づいて設定される固有ＩＤ２
１と、固有ＩＤ２１を復号キーとして復号可能な暗号化
コンテンツキー２２、復号されたコンテンツキーを復号
キーとして復号できる暗号化音楽データ２４、前記暗号
化音楽データ２４に関する曲名、歌手名、著作権所有
者、配信先電話番号、曲目アクセスコード等の付加情報
２３が記録されている。

【００３３】配信サーバ１０には、音楽データを暗号化
した暗号化音楽データ、暗号化データを復号するコンテ
ンツキー、および、その音楽データの曲名、歌手、作曲
家、作詞家等のその音楽データに関する音楽情報を音楽
データ群として、複数記録した音楽情報データベース１
１と、別途、音楽配信における課金を管理する課金デー
タベース１２とを備えており、携帯電話機１３からアク
セス可能になっている。

【００３４】利用者は、ある音楽データを購入しようと
する時、配信サーバ１０にアクセスをし、通話状態に移
行、即ち回線接続後、希望する曲を指定する。配信サー
バ１０は、携帯電話機１３から着信を受け、通話状態へ
移行すると、携帯電話機１３の電話番号に基づく固有Ｉ
Ｄ２１を認識する。次いで、購入を希望された音楽デー
タ群を音楽情報データベース１２から取得し、配信すべ
き音楽データを暗号化した暗号化音楽データ２４を復号
する復号キーであるコンテンツキーに対して、固有ＩＤ
２１を復号キーとする暗号化を施し、暗号化コンテンツ
キー２２を生成する。次いで、暗号化コンテンツキー２
２、付加情報２３、暗号化音楽データ２４を携帯電話機
１４に送信する。

【００３５】携帯電話機１３は図１に示すように構成さ
れる。図には、説明を容易にするため音楽配信システム
に関わるブロックのみ記載し、携帯電話機１３が本来備
えている通話機能に関するブロックが一部割愛されてい
る。また、コントローラ３０は例えばマイクロコンピュ
ータによって構成され、携帯電話機１３内の総合的な制
御を各ブロックと個々に制御信号を授受することで行
う。ここでは、簡単化のために各種制御信号の表記は割
愛されている。バスＡは携帯電話機１４内のデータバス
を、バスＢはメモリカード１４内のデータバスを示し、
バスコントローラ４０によってバス間の制御がなされ、
容易に携帯電話１３からメモリカード１４が挿脱できる
構成になっている。メモリコントローラ４１はコントロ
ーラ３０からの指示に従ってメモリカード１４内の制御
をメモリカード内の各ブロックと個々に制御信号を授受
することで行う。ここでは、簡単化のために各種制御信
号の表記は割愛されている。

【００３６】配信サーバ１０より送信された暗号化コン
テンツキー２２、付加情報２３、暗号化音楽データ２４
は、アンテナ３１のよって受信され送受信部３２におい
てデータとして取り出され、受信した暗号化コンテンツ
キー２２はバスＡを介してレジスタ３９に、受信した付
加情報２３、暗号化音楽データ２４は、バスＡ、バスコ
ントローラ４０、バスＢを介して、メモリカード１４内
のメモリ４２に順次記録される。レジスタ３９は一時記
録を目的とするデータ保持手段であり、通信終了後、速
やかに保持内容は消去されるものである。また、受信さ
れた暗号化音楽データ２４の受信量をデータ量検知部３
８にて計測し、受信された暗号化音楽データ２４が予め
定めた所定の量を以上受信されると、コントローラ３０
にその旨を図示されない制御信号にて通知する。前記制
御信号を受けてコントローラ３０はメモリコントローラ
に対して、コントローラ３０から供給する固有ＩＤと、
レジスタ３９に一時保持されている受信中の暗号化音楽
データ２４に対する暗号化コンテンツキー２２を用い
て、前記受信中音楽データ２４を記録しつつ再生するよ
うに指示する。

【００３７】メモリコントローラ４１はコントローラ３
０からの前記固有ＩＤとレジスタ３９からの暗号化コン
テンツキー２２をコンテンツキー復号部４４に供給する
ともに、前記コンテンツキー復号部４４に、受信中の暗
号化音楽データ２４を復号するコンテンツキーを求める
よう指示する。前記コンテンツキー復号部４４は復号し
たコンテンツキーを音楽データ復号部４３に供給する。

【００３８】次いで、メモリコントローラ４１はメモリ
４２から先行して記録した受信中の暗号化音楽データ２
４を読み出し、音楽データ復号部にメモリ４２において
復号しバスコントローラ４０に供給するように指示す
る。

【００３９】コントローラ３０は、バスコントローラ４
０から復号された音楽データを受けとり、音楽再生部３
４にて音楽を再生し、混合器３５にて通話による音声再
生部３３からの再生音声とを選択的に混合した後、ＤＡ
変換器３６にてアナログに変換しイヤホンジャック３７
に出力する。利用者はヘッドホーン１５を介して、受信
中の暗号化データ２４を再生した音楽を試聴する。この
音楽の再生は、音楽の再生終了、暗号化音楽データの受
信終了、配信サーバの指示、利用者の指示等の条件で再
生を終了する。

【００４０】このようにして、受信中の暗号化音楽デー
タを一部、若しくは全てを受信中に再生することが可能
になり、利用者は、前記再生が終了するまでの間、購入
しようとする音楽データの再生音楽を試聴できるように
なる。この時、暗号化コンテンツキーは一時的にのみデ
ータを記録可能なレジスタ３９に記録されており、未だ
購入されない状態である。

【００４１】暗号化データ受信終了後、利用者の購入意
志、即ち、購入する（配信の受理）か否（配信の不受
理）かを携帯電話機１３のキー４５にて入力する。

【００４２】キー４５は、携帯電話機１３に専用の入力
キーを配置することや、標準的に備えられているキーの
内のいずれかを割り当てて利用すること、例えば、購入
する場合は‘＊’、購入する場合は‘＃’、或いは購入
する場合は‘１’、購入する場合は‘９’等が考えられ
るが、特に、限定するものではなく、利用者が携帯電話
機１３を操作して、購入意志を入力する手段であればい
かなる方法であっても良い。

【００４３】前記キー４５にて入力された購入意志はコ
ントローラ３０にて認知され、送受信部３２、アンテナ
３１を介して、配信サーバ１０に送信する。次いで、携
帯電話機１３では購入する場合は、前記レジスタ３９の
暗号化コンテンツキー２２を、バスコントローラ４０を
介してメモリ４２に記録した後、レジスタ３９を消去す
ることで購入を成立させ、通信を終了させる。コントロ
ーラ３０からの固有ＩＤ２１も、この時記録される。購
入しない場合は、レジスタ３９を破棄するとともにメモ
リ４２上に記録された付加情報２３および暗号化音楽デ
ータ２４を消去し、購入されない状態、通信開始以前の
状態に戻して通信を終了させる。

【００４４】図３および図４を参照して、本発明におけ
る音楽配信システムの処理フローについて説明する。図
３は携帯電話１３の、図４は配信サーバ１０のフローチ
ャートである。

【００４５】携帯電話機１３はステップＳ１１でスター
トし、ステップＳ１２で配信サーバ１０に対して電話を
することで配信サーバ１０へ回線接続を行う、このとき
携帯電話網では発信者の携帯電話機の電話番号を受信
者、即ち、配信サーバ１０に通知する。配信サーバ１０
はステップＳ４１でスタートし、ステップＳ４２で携帯
電話機１３におけるステップＳ１２をうけて、携帯電話
機との回線接続を行うと同時に携帯電話機１３の電話番
号「０９０−△△△△−××××１」を携帯電話網から
取得する。

【００４６】携帯電話機１３では、ステップＳ１３で配
信を求める音楽データを選曲し、ステップＳ１４で配信
サーバに対して選曲情報を送信する。選曲情報として、
例えば、各音楽データに予め付けられたユニークな管理
コードが考えられる。配信サーバ１０では、ステップＳ
４３で前記選曲情報を受信し、ステップＳ４４で前記電
話番号「０９０−△△△△−××××１」に基づく固有
ＩＤ２１を生成、前記選曲情報によって指示された音楽
データを暗号化音楽データ２４から再生するコンテンツ
キーを音楽情報データベース１１から得て、前記生成し
た固有ＩＤ２１によって前記コンテンツキーを復号でき
る暗号化コンテンツキー２２を生成する。

【００４７】次いでステップＳ４５で前記暗号化コンテ
ンツキー２２および音楽情報データベース１１から得た
曲名、歌手名、著作権情報、管理番号、配信サーバの電
話番号等の音楽データに付与された送信すべき付加情報
２３と前記暗号化コンテンツキー２２送信する。携帯電
話機１３では、ステップＳ４５を受けて、ステップＳ１
５で前記付加情報２３をメモリカード１４に、前記暗号
化コンテンツキーをレジスタ３９に記録する。

【００４８】配信サーバ１０では、ステップＳ４６で、
暗号化音楽データ２４を音楽情報データベース１１から
順次取得しつつ、送信を行う。携帯電話機１３では、前
記ステップＳ４６を受けて、ステップＳ１７で受信した
暗号化音楽データ２４をメモリカード１４に記録する。
更に、ステップＳ１８にて受信した暗号化音楽データの
量が、予め定めた所定量Ｑに達するまで（＜Ｑ）、暗号
データの受信を実行する。受信した暗号化音楽データの
量が所定量Ｑに達する（≧Ｑ）と、ステップＳ１９で前
記レジスタ３９に一時的に記録された暗号化コンテンツ
キー２２の携帯電話機の持つ固有ＩＤにて復号を、ステ
ップＳ２０で復号されたコンテンツキーにて受信済み暗
号化音楽データの復号を開始し、音楽データとして再生
を開始する。再生中にも引き続き暗号化音楽データ２４
の受信、メモリカード１４への記録は行われている。こ
のステップＳ２０にて、利用者は受信中の音楽データの
視聴が可能になる。音楽背信サーバ１０は音楽情報デー
タベース１１の背信を要求された暗号化音楽データ２４
を全て送信するまで音楽情報データベース１１へのアク
セスおよび携帯電話機１３への送信を継続する。携帯電
話機１３では、配信サーバからの暗号化音楽データの送
信終了を受けて、ステップＳ２１で暗号化音楽データ２
４の受信を終了する。ステップＳ２２で試聴を目的とし
た音楽再生が終了する。

【００４９】次いで、ステップＳ２３で受信した、即ち
試聴した暗号化音楽データ２４に対する購入意思、購入
するか否かの確認を行うため利用者からの入力を得る。

【００５０】入力された購入意思はステップＳ２４で配
信サーバ１０に送信され、前記購入意思の送信終了後、
配信サーバ１０との回線切断を行う。配信サーバ１０で
は、ステップＳ４７にて購入意思を受信し、ステップＳ
４８で携帯電話機１３との回線を切断、ステップＳ４９
で購入意思の確認を行う。購入する場合にはステップＳ
５０で課金データベース１２の更新を行い。ステップＳ
５１にてストップする。また、購入しない場合にはステ
ップＳ４９からステップＳ５１に進み、ストップする。

【００５１】携帯電話機１３ではステップＳ２５で購入
意思の確認を行う。購入する（購入Ｙｅｓ）場合にはス
テップＳ２６でレジスタ３９に記録された暗号化コンテ
ンツキー２２をメモリ４２に記録し、ステップＳ２７で
レジスタ３９を消去し、ステップＳ２８のストップに至
る。購入しない（購入Ｎｏ）場合には、ステップＳ２９
でレジスタ３９を消去し、次いで、ステップＳ３０でメ
モリカード１４内に受信して記録された付加情報２３お
よび暗号化音楽データを消去して、ステップＳ２８のス
トップに至る。

【００５２】また、所定量Ｑは、暗号化音楽データを再
生を保証するための先行して受信しておく必要のあるデ
ータ量を、音楽データを作成した圧縮アルゴリズムや携
帯電話網のデータ伝送レートから算出して定めたもので
ある。

【００５３】図５を参照して、本発明の係わる音楽配信
システムの第２の実施例について説明する。第１の実施
例における携帯電話機１３のおける図３のフローチャー
トの試聴後、購入を取りやめた際の処理を変更したもの
であり、配信サーバ１０および携帯電話機１３は同一の
構成にて実現できる。図３を構成するステップと同一の
処理を行うステップについては同一記号を付して、説明
は割愛し、変更を行ったステップＳ２５以降についての
み説明する。

【００５４】携帯電話機１３ではステップＳ２５で購入
意思の確認を行う。購入する（購入Ｙｅｓ）場合にはス
テップＳ２６でレジスタ３９に記録された暗号化コンテ
ンツキー２２をメモリ４２に記録し、ステップＳ２７で
レジスタ３９を消去し、ステップＳ３０のストップに至
る。購入しない（購入Ｎｏ）場合には、ステップＳ２６
を飛ばした形でステップＳ２７へ至りレジスタ３９を消
去し、ステップＳ３０のストップに至る。

【００５５】このように、試聴したが購入しなかった場
合にも、暗号化コンテンツキー２２を除く、試聴済み音
楽データ（付加情報２３、暗号化音楽データ２４）はメ
モリカード１３内のメモリ４２に記録されている状態
で、非購入のまま通信が終了する。

【００５６】即ち、購入した時には音楽データとして、
固有ＩＤ２１，暗号化コンテンツキー２２、付加情報２
３、暗号化音楽データ２４を、購入しないときには付加
情報２３、暗号化音楽データ２４をメモリ４２に記録す
る。従って、固有ＩＤ２１と暗号化コンテンツキー２２
を持たない音楽データがメモリカード１４上に存在する
ことになる。

【００５７】次いで、通常の再生における処理フローを
図６を参照しつつ説明する。ステップＳ６１でスタート
し、ステップＳ６２でメモリカード１４内において、メ
モリ４２から固有ＩＤ２１と暗号化コンテンツキー２２
を読み出し、コンテンツキー復号部４４に供給する。コ
ンテンツキー復号部４４では固有ＩＤ４１を復号キーと
して暗号化コンテンツキー４２からコンテンツキーを復
号する。ステップＳ６３で、前記コンテンツキーの復号
が正常に行えたか否か判断する。購入した音楽データで
は、対応のとれた固有ＩＤ２１と暗号化コンテンツキー
２２が記録されているので、コンテンツキーの復号が正
常に行われた（復号Ｙｅｓ）と判断されステップＳ６４
に進む。ステップＳ６４では、音楽データ復号部４３に
てコンテンツキー復号部４４からのコンテンツキーを復
号キーとしてメモリ４２から読み出した暗号化音楽デー
タ２４を復号して音楽データを得る。復号された音楽デ
ータはバスコントローラ４０を介して音楽再生部３４、
混合部３５、ＤＡ変換器３６，イヤホンジャック３７，
ヘッドホーン１５を経て音楽として利用者に楽しまれる
こととなる。音楽の再生が終了するとステップＳ６５で
ストップし、一連の音楽再生に係わる処理を終了する。

【００５８】しかしながら、購入しなかった音楽データ
には固有ＩＤ２１および暗号化コンテンツキー２２が記
録されていないため、ステップＳ６３でコンテンツキー
の復号が正常に行われなかった（復号Ｎｏ）と判断さ
れ、ステップＳ６５に至り、スッテプ６５でストップ
し、音楽が再生されることなく一連の音楽再生に係わる
処理を終了する。

【００５９】このようにして、暗号化コンテンツキー２
２がメモリカード１４内のメモリ４２に記録されている
か否かで音楽の再生を決定でき、受信した暗号化音楽デ
ータ２４を消去しなくとも購入したか否かを決定するこ
とができる。

【００６０】ここで、暗号化音楽データ２４を消去しな
かったのには、後日、前記音楽データの購入を改めて考
えた場合に、付加情報２３、暗号音楽データ２４を受信
するための受信時間及び通信費を省き、スムーズな購入
を実現するためである。

【００６１】前記音楽データの購入を改めて考えた場
合、即ち、暗号化コンテンツキー２２を持たない再生不
能な音楽データ（付加情報２３、暗号化音楽データ２４
のみ）をメモリカード１４内に記録した状態で、この音
楽データを購入する場合には、暗号化コンテンツキー２
２のみを、再度、入手すれば不要なデータの受信を行わ
なくても、前記音楽データの購入ができるのである。

【００６２】利用者は、メモリカード１４内の記録され
ている前記試聴済み音楽データを改めて購入しようとし
た際に、携帯電話機１３を用いて配信サーバ１０に対し
て、メモリカード１４内に記録された暗号化音楽データ
２４に対する暗号化コンテンツキー２２の送信を受ける
ことで前記音楽音楽データの購入が容易に行える。

【００６３】図７および図８を参照して、本発明におけ
る使用した音楽データを改めて購入しようとした時の音
楽配信システムの処理フローについて説明する。図７は
携帯電話の、図８は配信サーバのフローチャートであ
る。

【００６４】携帯電話機１３はステップＳ７１でスター
トし、ステップＳ１２で配信サーバ１０に対して電話を
することで配信サーバ１０へ回線接続を行う、このとき
携帯電話網では発信者の携帯電話機の電話番号を受信
者、即ち、配信サーバ１０に通知する。配信サーバ１０
はステップＳ８１でスタートし、ステップＳ８２で携帯
電話機１３におけるステップＳ７２を受けて、携帯電話
機との回線接続を行うと同時に携帯電話機１３の電話番
号「０９０−△△△△−××××１」を携帯電話網から
取得する。

【００６５】携帯電話機１３では、ステップＳ７３で、
メモリにある暗号化コンテンツキーを持たない暗号化デ
ータ２４を選曲し、配信サーバに対してコンテンツキー
のみの配信を受ける選曲情報を送信する。選曲情報とし
て、前記暗号化データに対応する付加情報２３内に記録
されている管理コードが考えられる。配信サーバ１０で
は、ステップＳ８３で前記選曲情報を受信し、ステップ
Ｓ８４で前記電話番号「０９０−△△△△−××××
１」に基づく固有ＩＤ２１を生成、前記選曲情報によっ
て指示された音楽データを暗号化音楽データ２４のコン
テンツキーを音楽情報データベース１１から得る。そし
て、前記固有ＩＤ２１によって前記コンテンツキーを復
号できる暗号化コンテンツキー２２を生成する。次い
で、ステップＳ８５で暗号化コンテンツキー２２を送信
する。携帯電話器１３では、ステップＳ８５をうけて、
ステップＳ７４で暗号化コンテンツキー２２を受信し、
ステップＳ７５で、固有ＩＤ２１と受信した暗号化コン
テンツキー２２をメモリ４２の前記暗号化音楽データ２
４と対をなすように記録する。記録後、ステップＳ７６
で配信サーバ１０との回線を切断して、ステップＳ７７
にてストップして購入処理を終了する。配信サーバ１０
では、ステップＳ７６をうけて、ステップＳ８６で携帯
電話機１３と回線切断し、ステップＳ８７で課金データ
ベースの更新を行い、ステップＳ８８でストップに至
り、処理を終了する。

【００６６】このようにして、購入をしないが配信処理
を受けた暗号化音楽データ２４、付加情報データ２３
が、メモリカード１４に記録された状態であれば容易
に、再度購入を試みることができ、固有ＩＤ２１、暗号
化コンテンツキー２２、付加情報２３、暗号化音楽デー
タ２４がそろった音楽データになる。故に、再生ができ
るようになる。

【００６７】また、利用者は、この音楽データが不要で
あると判断した場合には、ここでは説明を行わないがメ
モリカード１４内の音楽データ消去する手順にしたがっ
て、この非購入データを、別途消去する。

【００６８】第１および第２の実施例を個別に説明した
が、この二つの機能を選択的に実施する、即ち、購入意
志決定後に、受信した付加情報２３および暗号化音楽デ
ータ２４をメモリカード１４から消去するか否かを選択
する機能を持たせる構成にしても良い。

【００６９】図８を参照して、本発明の係わる音楽配信
システムの第３の実施例について説明する。図２を構成
するブロックと同一の処理を行うブロックについて同一
番号を付して、説明は割愛する。試聴用音楽を別途、配
信サーバ１０から提供され形態である。

【００７０】利用者が試聴を希望すると配信サーバ１０
より、試聴を目的とした音楽が通常の通話音声と同じ方
式で送られてくる。携帯電話機では、通常の通話と同様
に、アンテナ３１にて受信し、送受信部３２においてデ
ータとして取り出し、バスＡを介して、音声再生部３３
にて通話品質の試聴用音楽の再生を行う。前記試聴用音
楽は混合器３５にて選択的に混合した後、ＤＡ変換器３
６にてアナログに変換しイヤホンジャック３７に出力す
る。利用者はヘッドホーン１５を介して、受信中の暗号
化データ２４を再生した音楽を試聴する。また、携帯電
話機が持つ図示されないスピーカにて試聴することも可
能である。この試聴は配信サーバ１０からの送信終了或
いは利用者の指示で再生を終了する。

【００７１】このようにして、購入決定以前に音質が異
なるものではあるが、購入しようとする音楽データを再
生して得られる音楽の一部、若しくは全てを試聴するこ
とができるようになる。

【００７２】試聴終了後、利用者の購入意志、即ち、購
入する（配信の受理）か否（配信の不受理）かを携帯電
話機１３のキー４５にて入力する。キー４５は、携帯電
話機１３に専用の入力キーを配置することや、標準的に
備えられているキーの内のいずれかを割り当てて利用す
ること、例えば、購入する場合は‘＊’、購入する場合
は‘＃’、或いは購入する場合は‘１’、購入する場合
は‘９’等が考えられるが、特に、限定するものではな
く、利用者が携帯電話機１３を操作して、購入意志を入
力する手段であればいかなる方法であっても良い。

【００７３】前記キー４５にて入力された購入意志はコ
ントローラ３０にて認知され、送受信部３２、アンテナ
３１を介して、配信サーバ１０に送信する。

【００７４】配信サーバ１０は、購入する場合は、暗号
化コンテンツキー２２、付加情報２３、暗号化音楽デー
タ２４の配信の配信を行う。携帯電話機１３は、アンテ
ナ３１、送受信部３２を介して受信した暗号化コンテン
ツキー２２、付加情報２３、暗号化音楽データ２４は、
バスＡ、バスコントローラ４０、バスＢを介して、メモ
リカード１４内のメモリ４２に順次記録される。全ての
配信データの受信と記録を終了すると、コントローラ３
０は受信終了を送受信部３２、アンテナ３１を介して、
配信サーバ１０に送信し処理を終了する。配信サーバ１
０では、受信の終了を受信すると、課金データベース１
２の更新を行い配信処理を終了する。

【００７５】購入しない場合には、サーバ１０に対して
コントローラ３０は送受信部３２、アンテナ３１を介し
て購入しない旨の通知を送信し処理を終了する。配信サ
ーバ１０では、購入しない旨の通知を受信すると、その
まま配信処理を終了する。

【００７６】記録した音楽の再生は図６のフローチャー
トにしたがって実施される。第２の実施例にて、処理フ
ローの説明を行ったのでここでは説明を割愛する。

【００７７】図９および図１０を参照して、本発明にお
ける音楽配信システムの処理フローについて説明する。
図９は携帯電話機１３の、図１０は配信サーバ１０のフ
ローチャートである。

【００７８】携帯電話機１３はステップＳ１０１でスタ
ートし、ステップＳ１０２で配信サーバ１０に対して電
話をすることで配信サーバ１０へ回線接続を行う、この
とき携帯電話網では発信者の携帯電話機の電話番号を受
信者、即ち、配信サーバ１０に通知する。配信サーバ１
０はステップＳ１２１でスタートし、ステップＳ１２２
で携帯電話機１３におけるステップＳ１０２をうけて、
携帯電話機との回線接続を行うと同時に携帯電話機１３
の電話番号「０９０−△△△△−××××１」を携帯電
話網から取得する。

【００７９】携帯電話機１３では、ステップＳ１０３で
配信を求める音楽データを選曲し、ステップＳ１０４で
配信サーバに対して選曲情報を送信する。選曲情報とし
て、例えば、各音楽データに予め付けられたユニークな
管理コードが考えられる。配信サーバ１０では、ステッ
プＳ１２３で前記選曲情報を受信し、ステップＳ１２４
にて携帯電話機における通話音声の送受信に用いられる
音声圧縮方式にて圧縮された試聴用音楽データ（サンプ
ル音楽）を送信する。携帯電話機１３ではステップＳ１
０５でステップＳ１２４にて送信された前記試聴用音楽
データを受信し、ステップ１０６で試聴用音楽を再生す
る。再生終了後、ステップ１０７で試聴した音楽の暗号
化音楽データ２４に対する購入意思、購入するか否かの
確認を行うため利用者からの入力を得る。次いで、入力
された購入意思はステップＳ１０８で配信サーバ１０に
送信さる。

【００８０】配信サーバ１０では、ステップＳ１２５に
て購入意思を受信し、ステップＳ１２６で購入意思の確
認を行う。購入する（購入Ｙｅｓ）場合には、ステップ
Ｓ１２７で前記電話番号「０９０−△△△△−××××
１」に基づく固有ＩＤ２１を生成、前記選曲情報によっ
て指示された音楽データを暗号化音楽データ２４から再
生するコンテンツキーを音楽情報データベース１１から
得て、前記生成した固有ＩＤ２１によって前記コンテン
ツキーを復号できる暗号化コンテンツキー２２を生成す
る。

【００８１】次いでステップＳ１２８で前記暗号化コン
テンツキー２２および音楽情報データベース１１から得
た曲名、歌手名、著作権情報、管理番号、配信サーバの
電話番号等の音楽データに付与された送信すべき付加情
報２３と前記暗号化コンテンツキー２２と暗号化音楽デ
ータ２４とを送信する。

【００８２】携帯電話機１３では、前記ステップＳ１２
８にて送信されたデータを、ステップ１１０で受信し、
ステップ１１１でメモリカード１４内のメモリ４２に記
録する。前記送信されたデータの全ての受信が終了する
と、ステップＳ１１２でその旨、即ち、受信終了を配信
サーバ１０に送信し、ステップＳ１１３で配信サーバ１
０との回線切断を行った後、ステップＳ１１４でストッ
プに至る。

【００８３】配信サーバ１０では、ステップＳ１２９に
て配信したデータの受信終了を受信した後、ステップＳ
１３０で課金データベース１２の更新を行い、ステップ
Ｓ１３２にてストップする。

【００８４】また、購入しない（購入Ｎｏ）場合には、
携帯電話機１３ではステップＳ１０８からステップＳ１
１３に進み、ステップ１１４でストップに至る。配信サ
ーバ１０ではステップＳ１２６からステップＳ１３１に
進み、ステップ１３２でストップに至り、携帯電話機１
３および配信サーバ１０での処理を終了する。

【００８５】第３の実施例では通話品質の試聴用音楽を
聴かせるための試聴用音楽データを予め音楽情報データ
ベース１１に用意するよう説明したが、暗号化音楽デー
タ２４を復号した音楽データの一部を暗号化しないまま
試聴用音楽データとして供与する様にしても良い。

【００８６】また、第１、第２および第３の実施例では
固有ＩＤ２１を配信サーバ１０への通信回線接続時に自
動的に送られ電話番号を基に固有ＩＤを自動的に認識す
るものとして、固有ＩＤの送受信に関する説明を省略し
た。固有ＩＤを回線接続後に携帯電話機１３から配信サ
ーバ１０に対して送信するようにしても良い。

【００８７】また、第１、第２および第３の実施例で
は、図１２の如く、各音楽データ毎に固有ＩＤ２１Ａ、
２１Ｂ、．．．．．、２１Ｎ、暗号化コンテンツキー２
２Ａ、２２Ｂ、．．．．．、２２Ｎ、付加情報２３Ａ、
２３Ｂ、．．．．．、２３Ｎ、暗号化音楽データ２４
Ａ、２４Ｂ、．．．．．、２４Ｎをそれぞれ一組にして
音楽データ２５Ａ、２５Ｂ、．．．．．、２５Ｎとして
記録するものとし、新しく記録する音楽データ２５Ｎに
おいて、暗号化コンテンツキー２２Ｎ記録時に固有ＩＤ
２１Ｎを併せて記録するように説明したが、図１３の如
くメモリカード１４内の全ての音楽データ２７Ａ、２７
Ｂ、．．．．．、２７Ｎ、に対して共通の固有ＩＤ２６
用意し、メモリカード初期化時等に予め記録しておく様
に構成しても良い。

【００８８】また、本実施例では、固有ＩＤ２１を、電
話番号に基づいて設定される情報として説明したが、本
実施例に限るものではなく、メモリーカードを識別する
ためのユニークな管理情報や、装置を識別するためのユ
ニークな管理情報に基づいて固有ＩＤ２１を設定しても
よい。

【００８９】また、本実施例では、記録媒体として、メ
モリカードを用いて説明しているが、本実施例に限るも
のではなく、光磁気ディスク等の光磁気記録媒体やハー
ドディスク等の磁気記録媒体により構成される記録媒体
でもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における携帯電話機の一実施例を示すブ
ロック図である。

【図２】本発明の音楽配信システムの概念を示す図であ
る。

【図３】本発明における携帯電話機の音楽データ購入に
関するフローチャートである。

【図４】本発明における配信サーバの音楽データ購入に
関するフローチャートである。

【図５】本発明の第２の実施例における携帯電話機の音
楽データ購入に関するフローチャートである。

【図６】音楽再生に関わるフローチャートである。

【図７】本発明の第２の実施例における再購入に関する
携帯電話機のフローチャートである。

【図８】本発明の第２の実施例における再購入に関する
配信サーバのフローチャートである。

【図９】本発明の第３の実施例における携帯電話機を示
すブロック図である。

【図１０】本発明の第３の実施例における携帯電話機の
音楽データ購入に関するフローチャートである。

【図１１】本発明の第３の実施例における配信サーバの
音楽データ購入に関するフローチャートである。

【図１２】本発明におけるメモリ内のデータ構成を示す
図である。

【図１３】本発明における別のメモリ内のデータ構成を
示す図である。

【符号の説明】

１０・・・配信サーバ １１・・・音楽情報データベース １２・・・課金データベース １３・・・携帯電話機 １４・・・メモリカード １５・・・ヘッドホーン ２１・・・固有ＩＤ ２２・・・暗号化コンテンツキー ２３・・・付加情報 ２４・・・暗号化音楽データ ３１・・・アンテナ ３２・・・送受信部 ３３・・・音声再生部 ３４・・・音楽再生部 ３８・・・データ量検知部 ３７・・・イヤホンジャック ３９・・・レジスタ ４２・・・メモリ ４３・・・コンテンツキー復号部 ４４・・・音楽データ復号部 ４５・・・キー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 恵 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金森 美和 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5J104 AA01 AA07 DA03 EA01 EA06 EA17 KA02 MA02 MA06 NA02 NA22 NA37 PA02 PA11 5K067 AA29 AA34 BB04 DD17 DD52 DD53 DD54 FF04 FF07 FF23 FF26 HH23 HH36 KK15

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話機から送信される固有ＩＤによ
   って復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
   と、生成した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コ
   ンテンツキーを復号したコンテンツキーにて復号できる
   暗号化データとを配信する配信手段と、前記配信に対し
   て課金管理を行う課金手段とを備える配信サーバと、 前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗
   号化データを記録する録媒体と、 前記配信サーバから無線基地局を介して受信した前記暗
   号化コンテンツキーと前記暗号化データとを前記記録媒
   体に記録する記録手段と、前記固有ＩＤと前記暗号化コ
   ンテンツキーと暗号化データからデータを再生する再生
   手段と、前記暗号化データの配信の受理或いは不受理を
   入力する入力手段とを備える携帯電話機とを備える情報
   配信システムであって、 前記携帯電話機において受信した前記暗号化データの一
   部或いは全てを再生した後、前記入力手段からの入力結
   果を前記配信サーバに無線基地局を介して送信し、配信
   を受理する場合、前記配信サーバの前記課金手段にて課
   金を行うことを特徴とする情報配信システム。
2. 【請求項２】 携帯電話機から送信される固有ＩＤによ
   って復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
   と、生成した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コ
   ンテンツキーを復号したコンテンツキーにて復号できる
   暗号化データとを配信する配信手段と、前記配信に対し
   て課金管理を行う課金手段とを備える配信サーバと、 前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗
   号化データを記録する記録媒体と、前記配信サーバから
   無線基地局を介して受信した前記暗号化コンテンツキー
   を一時保持するレジスタ手段と、前記レジスタ手段に保
   持された前記暗号化コンテンツキーおよび前記配信サー
   バから無線基地局を介して受信した前記暗号化データを
   前記記録媒体に記録する記録手段と、前記レジスタ手段
   に保持された暗号化コンテンツキー或いは前記記録媒体
   に記録された暗号化コンテンツキーと固有ＩＤと暗号化
   データからデータを再生する再生手段と、前記暗号化デ
   ータの配信の受理或いは不受理を入力する入力手段とを
   備える携帯電話機とを備える情報配信システムであっ
   て、 前記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキーに
   よってデータを一部或いは全てを再生した後、前記入力
   手段からの入力結果を前記配信サーバに無線基地局を介
   して送信し、配信を受理する場合、前記携帯電話機は前
   記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキーを前
   記記録媒体に記録し、前記配信サーバは前記課金手段に
   て課金を行うことを特徴とする情報配信システム。
3. 【請求項３】 配信を不受理の場合は、前記記録媒体に
   記録された前記暗号化データを消去することを特徴とす
   る請求項２に記載の情報配信システム。
4. 【請求項４】 配信を不受理の場合は、前記レジスタ手
   段に保持された暗号化コンテンツキーを破棄することを
   特徴とする請求項２および３のいずれかに記載の情報配
   信システム。
5. 【請求項５】 携帯電話機から送信される固有ＩＤによ
   って復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
   と、生成した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コ
   ンテンツキーを復号したコンテンツキーにて復号できる
   暗号化音楽データとを配信する配信手段と、前記配信に
   対して課金管理を行う課金手段とを備える配信サーバ
   と、 前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗
   号化データを記録する記録媒体と、前記配信サーバから
   無線基地局を介して受信した前記暗号化コンテンツキー
   を一時保持するレジスタ手段と、前記レジスタ手段に保
   持された前記暗号化コンテンツキーおよび前記配信サー
   バから無線基地局を介して受信した前記暗号化音楽デー
   タを前記記録媒体に記録する記録手段と、前記レジスタ
   手段に保持された暗号化コンテンツキー或いは前記記録
   媒体に記録された暗号化コンテンツキーと固有ＩＤと暗
   号化音楽データから音楽を再生する音楽再生手段と、前
   記暗号化音楽データの配信の受理或いは不受理を入力す
   る入力手段とを備える携帯電話機とを備える音楽配信シ
   ステムであって、 前記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキーに
   よってデータの一部或いは全てを再生した後、前記入力
   手段からの入力結果を前記配信サーバに無線基地局を介
   して送信し、配信を受理する場合、前記携帯電話機は前
   記レジスタ手段に保持された暗号化コンテンツキーを前
   記記録媒体に記録し、前記配信サーバは前記課金手段に
   て課金を行うことを特徴とする音楽配信システム。
6. 【請求項６】 配信を不受理の場合には、前記記録媒体
   に記録された前記暗号化音楽データを消去することを特
   徴とする請求項５に記載の音楽配信システム。
7. 【請求項７】 配信を不受理の場合は、前記レジスタ手
   段に保持された暗号化コンテンツキーを破棄することを
   特徴とする請求項５および６のいずれかに記載の音楽配
   信システム。
8. 【請求項８】 携帯電話機から送信される固有ＩＤによ
   って復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
   と、少なくとも生成した前記暗号化コンテンツキー、前
   記暗号化コンテンツキーを復号したコンテンツキーにて
   音楽を再生できる暗号化音楽データ、および暗号化され
   ていない試聴音楽データとを配信する配信手段とを備え
   る配信サーバと、 通話手段と、前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキー
   および前記暗号化データを記録する記録媒体と、前記配
   信サーバから無線基地局を介して受信した前記暗号化コ
   ンテンツキーおよび前記暗号化音楽データを前記記録媒
   体に記録する記録手段と、前記固有ＩＤと前記暗号化コ
   ンテンツキーと前記暗号化音楽データから音楽を再生す
   る音楽再生手段と、前記暗号化音楽データの配信を受理
   或いは不受理を入力する入力手段とを備える携帯電話機
   とを備える音楽配信システムであって、 前記試聴音楽データを再生した後、前記入力手段からの
   入力結果を前記配信サーバに無線基地局を介して送信
   し、配信を受理する場合、前記配信サーバは前記暗号化
   コンテンツキーおよび前記暗号化音楽データを配信し、
   前記携帯電話機は配信サーバから無線基地局を介して受
   信した前記暗号化コンテンツキーおよび前記暗号化音楽
   データを前記記録媒体に記録することを特徴とする音楽
   配信システム。
9. 【請求項９】 前記試聴音楽データが前記暗号化音楽デ
   ータを復号したデータの一部であることを特徴とする請
   求項８記載の音楽配信システム。
10. 【請求項１０】 前記前記試聴音楽データが通話音声を
    圧縮する符号化方式にて圧縮された音楽データであるこ
    とを特徴とする請求項８記載の音楽配信システム。
11. 【請求項１１】 前記配信サーバは配信に対して課金管
    理を行う課金手段を備え、 配信する受理の場合、前記課金手段にて課金を行うこと
    を特徴とする請求項８から１０に記載のいずれかの音楽
    配信システム。
12. 【請求項１２】 携帯電話機から送信される固有ＩＤに
    よって復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
    と、生成した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コ
    ンテンツキーを復号したコンテンツキーにて復号できる
    暗号化音楽データおよび前記暗号化音楽データに関する
    暗号化されていない付加情報とを配信する配信手段と、
    前記配信に対して課金管理を行う課金手段とを備える配
    信サーバと、 前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化
    データおよび前記付加情報を記録する録媒体と、前記配
    信サーバから無線基地局を介して受信した前記暗号化コ
    ンテンツキーを一時保持するレジスタ手段と、前記レジ
    スタ手段に保持された前記暗号化コンテンツキーと、前
    記配信サーバから無線基地局を介して受信した前記暗号
    化音楽データおよび付加情報とを前記記録媒体に記録す
    る記録手段と、前記レジスタに保持された暗号化コンテ
    ンツキー或いは前記記録媒体に記録された暗号化コンテ
    ンツキーと固有ＩＤと暗号化音楽データから音楽を再生
    する音楽再生手段と、前記暗号化音楽データの配信の受
    理或いは不受理を入力する入力手段とを備える携帯電話
    機とを備える音楽配信システムであって、 前記携帯電話機では前記レジスタ手段に保持された暗号
    化コンテンツキーによって前記暗号化データを一部或い
    は全てを再生した後、前記入力手段からの入力結果を前
    記配信サーバに無線基地局を介して送信するとともに、
    配信を受理する場合、前記携帯電話機は前記レジスタ手
    段に保持された暗号化コンテンツキーを前記記録媒体に
    記録し、前記配信サーバは前記課金手段にて課金を行う
    ことを特徴とする音楽配信システム。
13. 【請求項１３】 配信を不受理の場合は、前記記録媒体
    に記録された前記暗号化音楽データおよび付加情報を消
    去することを特徴とする請求項１２に記載の音楽配信シ
    ステム。
14. 【請求項１４】 配信を不受理の場合には、前記レジス
    タ手段に保持された暗号化コンテンツキーを破棄するこ
    とを特徴とする請求項１２および１３のいずれかに記載
    の音楽配信システム。
15. 【請求項１５】 携帯電話機から送信される固有ＩＤに
    よって復号できる暗号化コンテンツキーを生成する手段
    と、生成した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化コ
    ンテンツキーを復号したコンテンツキーにて音楽を再生
    できる暗号化音楽データ、前記暗号化音楽データに関す
    る暗号化されていない付加情報、および暗号化されてい
    ない試聴音楽データとを配信する配信手段とを備える配
    信サーバと、 通話手段と、前記固有ＩＤ、前記暗号化コンテンツキ
    ー、前記暗号化データおよび付加情報を記録する記録媒
    体と、前記配信サーバから無線基地局を介して受信した
    前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化音楽データおよ
    び付加情報を前記記録媒体に記録する記録手段と、前記
    固有ＩＤと前記暗号化コンテンツキーと前記暗号化音楽
    データから音楽を再生する音楽再生手段と、前記暗号化
    音楽データの配信の受理或いは不受理を入力する入力手
    段とを備える携帯電話機とを備える音楽配信システムで
    あって、 前記試聴音楽データを再生した後、前記入力手段からの
    入力結果を前記配信サーバに無線基地局を介して送信
    し、 配信を受理する場合、前記配信サーバは前記暗号化コン
    テンツキー、前記暗号化音楽データおよび付加情報を配
    信し、前記携帯電話機では配信サーバから無線基地局を
    介して受信した前記暗号化コンテンツキー、前記暗号化
    音楽データおよび付加情報を前記記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする音楽配信システム。
16. 【請求項１６】 前記試聴音楽データが前記暗号化音楽
    データを復号したデータの一部であることを特徴とする
    請求項１５記載の音楽配信システム。
17. 【請求項１７】 前記前記試聴音楽データが通話音声を
    圧縮する符号化方式にて圧縮された音楽データであるこ
    とを特徴とする請求項１７記載の音楽配信システム。
18. 【請求項１８】 前記配信サーバは配信に対して課金管
    理を行う課金手段を備え、 配信を受理する場合、前記課金手段にて課金を行うこと
    を特徴とする請求項１５から１７に記載のいずれかの音
    楽配信システム。
19. 【請求項１９】 前記付加情報は前記暗号化音楽データ
    を再生して得られる音楽の曲名を含むことを特徴とする
    請求項１２から１８に記載のいずれかの音楽配信システ
    ム。
20. 【請求項２０】 前記付加情報は前記暗号化音楽データ
    を再生して得られる音楽を歌うまたは演奏する歌手名ま
    たはグループ名を含むことを特徴とする請求項１２から
    １８に記載のいずれかの音楽配信システム。
21. 【請求項２１】 前記付加情報は前記暗号化音楽データ
    を再生して得られる音楽の著作権に関する著作権情報を
    含むことを特徴とする請求１２から１８に記載のいずれ
    かの音楽配信システム。
22. 【請求項２２】 前記付加情報は前記暗号化音楽データ
    を再生して得られる音楽の歌詞データを含むことを特徴
    とする請求項１２から１８に記載のいずれかの音楽配信
    システム。
23. 【請求項２３】 前記付加情報は画像データを含むこと
    を特徴とする請求項１２から１８に記載のいずれかの音
    楽配信システム。
24. 【請求項２４】 前記付加情報は前記配信サーバに接続
    する電話番号を含むことを特徴とする請求項１２から１
    ８に記載のいずれかの音楽配信システム。
25. 【請求項２５】 前記付加情報は前記配信サーバに接続
    する電話番号を含み、前記携帯電話機は前記電話番号に
    自動発呼する手段を備えることを特徴とする請求項１２
    から１８に記載のいずれかの音楽配信システム。