JP2002091456A - 携帯電話機およびそれに用いるアダプタ - Google Patents

携帯電話機およびそれに用いるアダプタ

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JP2002091456A
JP2002091456A JP2000285058A JP2000285058A JP2002091456A JP 2002091456 A JP2002091456 A JP 2002091456A JP 2000285058 A JP2000285058 A JP 2000285058A JP 2000285058 A JP2000285058 A JP 2000285058A JP 2002091456 A JP2002091456 A JP 2002091456A
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JP2000285058A
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Yoshihiro Hori
吉宏 堀
Seiya Ota
晴也 太田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯電話機の構成を大幅に変更するこ
となく、暗号化音楽データの受信、復号および再生を行
なうことができる携帯電話機およびそれに用いるアダプ
タを提供する。 【解決手段】 携帯電話機100は、本体105とアダ
プタ140とから成る。アダプタ140は、データ端末
装置120と、バッテリ150と、ジャック1220と
を含む。データ端末装置120は、本体105によって
受信された暗号化音楽データ等を着脱部1226に装着
されたメモリカード110へ記録する。また、データ端
末装置120は、公開鍵復号部1206、共通鍵暗号・
復号部1230、およびDES1214によってメモリ
カード110から暗号化音楽データを読出し、および復
号を行なう。そして、データ端末装置120は、MP3
デコーダ1216によって音楽データを解凍して再生
し、ジャック1220へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コピーされた情
報に対する著作権保護を可能とするデータ配信システム
において用いられる携帯電話機およびそれに用いられる
アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の情報通信網等
の進歩により、携帯電話機等を用いた個人向け端末によ
り、各ユーザが容易にネットワーク情報にアクセスする
ことが可能となっている。
【0003】このような情報通信網においては、デジタ
ル信号により情報が伝送される。したがって、たとえば
上述のような情報通信網において伝送された音楽や映像
データを各個人ユーザがコピーした場合でも、そのよう
なコピーによる音質や画質の劣化をほとんど生じさせる
ことなく、データのコピーを行なうことが可能である。
【0004】したがって、このような情報通信網上にお
いて音楽データや画像データ等の著作者の権利が存在す
る創作物が伝達される場合、適切な著作権保護のための
方策が取られていないと、著しく著作権者の権利が侵害
されてしまうおそれがある。
【0005】一方で、著作権保護の目的を最優先して、
急拡大するデジタル情報通信網を介して著作物データの
配信を行なうことができないとすると、基本的には、著
作物データの複製に際し一定の著作権料を徴収すること
が可能な著作権者にとっても、かえって不利益となる。
【0006】ここで、上述のようなデジタル情報通信網
を介した配信ではなく、デジタルデータを記録した記録
媒体を例にとって考えて見ると、通常販売されている音
楽データを記録したCD(コンパクトディスク)につい
ては、CDから光磁気ディスク(MD等)への音楽デー
タのコピーは、当該コピーした音楽を個人的な使用に止
める限り原則的には自由に行なうことができる。ただ
し、デジタル録音等を行なう個人ユーザは、デジタル録
音機器自体やMD等の媒体の代金のうちの一定額を間接
的に著作権者に対して保証金として支払うことになって
いる。
【0007】しかも、CDからMDへデジタル信号であ
る音楽データをコピーした場合、これらの情報がコピー
劣化の殆どないデジタルデータであることに鑑み、記録
可能なMDからさらに他のMDに音楽情報をデジタルデ
ータとしてコピーすることは、著作権保護のために機器
の構成上できないようになっている。
【0008】このような事情からも、音楽データや画像
データをデジタル情報通信網を通じて公衆に配信するこ
とは、それ自体が著作権者の公衆送信権による制限を受
ける行為であるから、著作権保護のための十分な方策が
講じられる必要がある。
【0009】この場合、情報通信網を通じて公衆に送信
される著作物である音楽データや画像データ等のコンテ
ンツデータについて、一度受信されたコンテンツデータ
が、さらに勝手に複製されることを防止することが必要
となる。
【0010】そこで、コンテンツデータを暗号化した暗
号化コンテンツデータを保持する配信サーバが、携帯電
話機等の端末装置に装着されたメモリカードに対して端
末装置を介して暗号化コンテンツデータを配信するデー
タ配信システムが提案されている。このデータ配信シス
テムにおいては、予め認証局で認証されたメモリカード
の公開暗号鍵とその証明書を暗号化コンテンツデータの
配信要求の際に配信サーバへ送信し、配信サーバが認証
された証明書を受信したことを確認した上でメモリカー
ドに対して暗号化コンテンツデータと、暗号化コンテン
ツデータを復号するためのライセンス鍵を送信する。そ
して、暗号化コンテンツデータやライセンス鍵を配信す
る際、配信サーバおよびメモリカードは、配信毎に異な
るセッションキーを発生させ、その発生させたセッショ
ンキーによって公開暗号鍵の暗号化を行ない、配信サー
バ、メモリカード相互間で鍵の交換を行なう。
【0011】最終的に、配信サーバは、メモリカード個
々の公開暗号鍵によって暗号化され、さらにセッション
キーによって暗号化したライセンスと、暗号化コンテン
ツデータをメモリカードに送信する。そして、メモリカ
ードは、受信したライセンス鍵と暗号化コンテンツデー
タをメモリに記録する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、暗号化音楽コ
ンテンツデータを配信サーバから受信し、その受信した
暗号化音楽データを記録したり、復号および再生するた
めには、従来の携帯電話機における通常の電話機能の他
にメモリカードを制御し、メモリカードからの暗号化音
楽コンテンツデータを復号し、かつ、再生するための専
用回路が必要であるため、従来の携帯電話機をそのまま
用いて受信した暗号化音楽コンテンツデータを記録し、
その記録された暗号化音楽コンテンツデータを復号およ
び再生することはできない。
【0013】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、従来の携帯電
話機の構成を大幅に変更することなく、受信した暗号化
音楽コンテンツデータを記録し、その記録された暗号化
コンテンツデータを復号および再生を行なうことができ
る携帯電話機およびそれに用いるアダプタを提供するこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による携帯電話機は、音楽データを暗号化した暗号化
音楽データと、暗号化音楽データを復号して音楽データ
を復元するための復号鍵であるライセンス鍵とを記録し
たデータ記録装置から暗号化音楽データとライセンス鍵
とを取得して音楽データを再生する携帯電話機であっ
て、本体部と、本体部から脱着可能なアダプタとを備
え、アダプタは、データ記録装置を脱着する着脱部と、
データ端末装置とを含み、データ端末装置は、データ記
録装置とデータの授受を行なうためのインタフェース部
と、ライセンス鍵によって暗号化音楽データを復号して
音楽データを復元する復号処理部と、復号処理部にて復
元された音楽データから音楽を再生する音楽再生部と、
制御部とを含み、音楽データの再生時、制御部は、デー
タ記録装置に記録された暗号化音楽データおよびライセ
ンス鍵をインタフェース部を介して取得し、その取得し
た暗号化音楽データおよびライセンス鍵を前記復号処理
部に与える。
【0015】この発明による携帯電話機においては、暗
号化音楽データとライセンス鍵とが記録されたデータ記
録装置がアダプタに装着された状態で、アダプタに含ま
れるデータ端末装置は、データ記録装置からライセンス
鍵および暗号化音楽データを受取り、ライセンス鍵によ
って暗号化音楽データを復号し、再生する。
【0016】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データの再生を、携帯電話機のアダプタにデータ記録
装置を装着して行なうことができる。その結果、データ
端末装置が含まれるアダプタを新規に装着するだけで携
帯電話機の本体の構成を殆ど変更せずに暗号化音楽デー
タの再生が可能である。
【0017】また、この発明による携帯電話機は、音楽
データを暗号化した暗号化音楽データおよび/または暗
号化音楽データを復号して音楽データを復元するための
復号鍵であるライセンス鍵を受信してデータ記録装置に
記録する携帯電話機であって、本体部と、アダプタとを
備え、アダプタは、データ記録装置を脱着する着脱部
と、データ端末装置とを含み、データ端末装置は、デー
タ記録装置とデータの授受を行なうためのインタフェー
ス部と、制御部とを含み、データの受信時、制御部は、
本体部から暗号化音楽データおよび/またはライセンス
鍵を受取り、その受取った暗号化音楽データおよび/ま
たはライセンス鍵をインタフェース部を介してデータ記
録装置に記録する。
【0018】この発明による携帯電話機においては、ア
ダプタにデータ記録装置が装着された状態で、暗号化音
楽データおよびライセンス鍵が本体側で受信され、アダ
プタ部のデータ端末装置へ送られる。そして、データ端
末装置は、送られてきた暗号化音楽データとライセンス
鍵とをデータ記録装置に記録する。
【0019】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データのダウンロードを、携帯電話機のアダプタにデ
ータ記録装置を装着して行なうことができる。その結
果、データ端末装置が含まれるアダプタを新規に装着す
るだけで携帯電話機の本体の構成を殆ど変更せずに暗号
化音楽データのダウンロードが可能である。
【0020】また、この発明による携帯電話機は、音楽
データを暗号化した暗号化音楽データおよび/または暗
号化音楽データを復号して音楽データを復元するための
復号鍵であるライセンス鍵をデータ記録装置に記録し、
またはデータ記録装置に記録された暗号化音楽データと
ライセンス鍵とを取得して音楽データを再生する携帯電
話機であって、本体部と、アダプタ部とを備え、アダプ
タ部は、データ記録装置を脱着する着脱部と、データ端
末装置とを含み、データ端末装置は、データ記録装置と
データの授受を行なうためのインタフェース部と、デー
タ記録装置に対する認証データを保持する認証データ保
持部と、ライセンス鍵によって暗号化音楽データを復号
する復号処理部と、制御部とを含み、データの受信時、
制御部は、本体部から暗号化音楽データおよび/または
ライセンス鍵を受取り、その受取った暗号化音楽データ
および/またはライセンス鍵をインタフェース部を介し
てデータ記録装置に記録し、データの再生時、制御部
は、認証データをインタフェース部を介してデータ記録
装置へ送り、データ記録装置において認証データが認証
されることによってデータ記録装置から送られて来るラ
イセンス鍵および暗号化音楽データを復号処理部へ入力
する。
【0021】この発明による携帯電話機においては、ア
ダプタにデータ記録装置が装着された状態で、暗号化音
楽データおよびライセンス鍵が本体側で受信され、アダ
プタ部のデータ端末装置へ送られる。そして、データ端
末装置は、送られてきた暗号化音楽データとライセンス
鍵とをデータ記録装置に送る。データ記録装置は暗号化
音楽データとライセンス鍵とを記録する。また、アダプ
タ部に含まれるデータ端末装置は、音楽データの再生
時、データ記録装置に対する認証が終了した後にデータ
記録装置からライセンス鍵および暗号化音楽データを受
取り、ライセンス鍵によって暗号化音楽データを復号
し、再生する。
【0022】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データのダウンロード、およびダウンロードした暗号
化音楽データの再生を、携帯電話機のアダプタ部にデー
タ記録装置を装着して行なうことができる。その結果、
データ端末装置が含まれるアダプタを新規に装着するだ
けで携帯電話機の本体の構成を殆ど変更せずに暗号化音
楽データのダウンロード、およびダウンロードした暗号
化音楽データの再生が可能である。
【0023】好ましくは、携帯電話機のアダプタ部は、
データ端末装置から出力される音楽データの再生信号を
外部出力装置へ出力するための音楽端子をさらに含む。
【0024】アダプタ部に含まれるデータ端末装置によ
って暗号化音楽データが復号、および再生されると、そ
の再生された音楽データはアダプタに設けられた音楽端
子に送られる。そして、音楽端子を介してヘッドホン等
の外部出力装置へ音楽データが出力される。
【0025】したがって、この発明によれば、携帯電話
機の本体に音楽データ専用の端子を新たに設けずにダウ
ンロードした音楽を聴くことができる。
【0026】好ましくは、携帯電話機の本体部は、通話
時に相手側から受取った音声信号を外部へ出力し、音声
信号を入力するための音声端子を含む。
【0027】携帯電話機の本体側で受取られた相手側の
音声信号は復調等されて本体に設けられた音声端子から
外部へ出力される。また、アダプタ部に含まれるデータ
端末装置によって復号および再生された音楽データはア
ダプタ部に設けられた音楽データ専用の音楽端子から外
部へ出力される。
【0028】したがって、この発明によれば、従来の携
帯電話機の構成を殆ど変更せずに、データ端末装置を含
むアダプタを装着するだけでダウンロードされた音楽を
専用端子から聴くことができる。
【0029】好ましくは、アダプタ部に設けられた音楽
端子は、2チャンネルの出力信号を外部へ出力する。
【0030】音楽データ専用の音楽端子は、データ端末
装置によって復号および再生された音楽データを2チャ
ンネルの信号としてヘッドホン等の外部出力装置へ出力
する。
【0031】したがって、携帯電話機のユーザは、ダウ
ンロードした音楽をステレオによって聴くことができ
る。
【0032】好ましくは、携帯電話機の本体部は、デー
タ端末装置から出力される音楽データの再生信号と、通
話時に相手側から受取った音声信号とを外部出力装置へ
出力し、音声信号を入力するための音楽音声端子を含
む。
【0033】携帯電話機によって受信された音声信号、
およびデータ端末装置によって再生された音楽データ
は、本体に設けられた音楽音声端子を介して外部出力装
置へ出力される。また、携帯電話機のユーザが話した音
声信号は、音楽音声端子から携帯電話機へ取込まれ、相
手側へ送信される。つまり、1つの端子を介して通常の
通話、および音楽の再生が行なわれる。
【0034】したがって、この発明によれば、音楽を聴
きながら通常の通話を行なうことができる。
【0035】好ましくは、携帯電話機の本体に設けられ
た音楽音声端子は、2チャンネルの出力信号を外部出力
装置へ出力する。
【0036】携帯電話機の本体は、1つの端子を介して
音声信号の入出力および音楽データの出力を行なう。そ
して、携帯電話機の本体は、音楽データを2チャンネル
の出力信号としてヘッドホン等の外部出力装置へ出力す
る。
【0037】したがって、この発明によれば、ステレオ
で音楽を聴きながら通常の通話を行なうことができる。
【0038】好ましくは、携帯電話機のアダプタ部に含
まれるデータ端末装置は、データ記録装置からライセン
ス鍵を取得するための第1のセッション鍵を発生するセ
ッション鍵発生部と、バスに接続され、データ記録装置
における認証データの認証に基づいて、データ記録装置
から取得した第2のセッション鍵によって第1のセッシ
ョン鍵を暗号化する暗号処理部とをさらに含み、復号処
理部は、バスに接続され、第1のセッション鍵によって
暗号化されたライセンス鍵を復号する第1の復号処理部
と、バスに接続され、第1の復号処理部において復号さ
れたライセンス鍵によって暗号化音楽データを復号する
第2の復号処理部とから成り、データの再生時、制御部
は、さらに、第2のセッション鍵を暗号処理部へ与え、
第1のセッション鍵によって暗号化されたライセンス鍵
を第1の復号処理部へ与え、暗号化音楽データを第2の
復号処理部へ与える。
【0039】暗号化音楽データの再生時、データ端末装
置は、データ端末装置に対する認証が終了した後、デー
タ端末装置とデータ記録装置とにおいて発生されたセッ
ション鍵によってデータ記録装置との間で相互認証を行
ないながら、データ記録装置から暗号化音楽データおよ
びライセンス鍵を受取る。そして、データ端末装置は、
ライセンス鍵によって暗号化音楽データを復号し、再生
する。
【0040】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データを正規のデータ端末装置によって再生すること
ができる。その結果、携帯電話機を用いて暗号化音楽デ
ータを保護しながら音楽を楽しむことができる。
【0041】好ましくは、携帯電話機のアダプタ部に含
まれるデータ端末装置は、バスに接続され、認証データ
に含まれる公開暗号鍵と非対象な秘密復号鍵を保持する
鍵保持部と、バスに接続され、公開暗号鍵によって暗号
化された第2のセッション鍵を秘密復号鍵によって復号
する第3の復号処理部とをさらに含み、データの再生
時、制御部は、さらに、公開暗号鍵によって暗号化され
た第2のセッション鍵をデータ記録装置から受取り、第
3の復号処理部へ与え、第3の復号処理部において復号
された第2のセッション鍵を暗号処理部へ与える。
【0042】データ端末装置は、音楽データの再生時、
公開鍵方式によってデータ記録装置において発生された
第2のセッション鍵を受取る。そして、データ端末装置
は、受取った第2のセッション鍵によって、自己が発生
させた第1のセッション鍵を暗号化してデータ記録装置
へ送り、第1のセッション鍵によって暗号化されたライ
センス鍵をデータ記録装置から受取る。
【0043】したがって、この発明によれば、データ端
末装置は秘密復号鍵を保持していれば良く、暗号化した
データのやり取りにおける鍵の管理が容易になる。ま
た、この発明によれば、認証データによるデータ端末装
置のデータ記録装置に対する認証、およびセッション鍵
によるデータ端末装置とデータ記録装置との相互認証と
いう2重のセキュリティによって暗号化音楽データを保
護できる。
【0044】好ましくは、携帯電話機の本体部は、アダ
プタ部に含まれるデータ端末装置を駆動する駆動電源を
含む。
【0045】携帯電話機に備えられた駆動電源からデー
タ端末装置を駆動するための駆動電力が供給される。し
たがって、この発明によれば、データ端末装置を含むア
ダプタのみを装着することによって従来の携帯電話機の
構成を殆ど変更せずに暗号化音楽データをダウンロード
でき、そのダウンロードした暗号化音楽データを復号お
よび再生できる。
【0046】好ましくは、アダプタ部は、データ端末装
置を駆動する駆動電源をさらに含む。
【0047】アダプタ部に含まれるデータ端末装置は、
アダプタ部に含まれる駆動電源によって駆動され、暗号
化音楽データの再生等を行なう。したがって、この発明
によれば、暗号化音楽データのダウンロード、および復
号・再生を行なうための電力と携帯電話機の本体を駆動
するための電力とを賄なう駆動電源をアダプタ部に設け
ることによって、従来の携帯電話機の構成を殆ど変更せ
ずに暗号化音楽データのダウンロード、および復号・再
生を行なうことができる。
【0048】また、この発明によるアダプタは、音楽デ
ータを暗号化した暗号化音楽データと、暗号化音楽デー
タを復号して音楽データを復元するための復号鍵である
ライセンス鍵とを記録したデータ記録装置から暗号化音
楽データとライセンス鍵とを取得して音楽データを再生
する携帯電話機に装着するアダプタであって、データ記
録装置を脱着する着脱部と、データ端末装置とを備え、
データ端末装置は、データ記録装置とデータの授受を行
なうためのインタフェース部と、データ記録装置に対す
る認証データを保持する認証データ保持部と、ライセン
ス鍵によって暗号化音楽データを復号する復号処理部
と、制御部とを含み、音楽データの再生時、制御部は、
認証データをインタフェース部を介してデータ記録装置
へ送り、データ記録装置において認証データが認証され
ることによってデータ記録装置から送られてくるライセ
ンス鍵および暗号化音楽データを受取り、その受取った
暗号化音楽データおよびライセンス鍵を復号処理部に与
える。
【0049】この発明によるアダプタにおいては、暗号
化音楽データおよびライセンス鍵が記録されたデータ記
録装置が装着された状態で、アダプタに含まれるデータ
端末装置は、データ記録装置に対する認証が終了した後
にデータ記録装置からライセンス鍵および暗号化音楽デ
ータを受取り、ライセンス鍵によって暗号化音楽データ
を復号し、再生する。
【0050】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データの再生を携帯電話機のアダプタにデータ記録装
置を装着して行なうことができる。その結果、携帯電話
機のユーザは、データ端末装置が含まれるアダプタを新
規に購入するだけで、携帯電話機を用いて暗号化音楽デ
ータの再生を行なうことができる。
【0051】また、この発明によるアダプタは、音楽デ
ータを暗号化した暗号化音楽データおよび/または暗号
化音楽データを復号して音楽データを復元するための復
号鍵であるライセンス鍵を受信してデータ記録装置に記
録する携帯電話機に装着するアダプタであって、データ
記録装置を脱着する着脱部と、データ端末装置とを備
え、データ端末装置は、データ記録装置とデータの授受
を行なうためのインタフェース部と、制御部とを含み、
データの受信時、制御部は、携帯電話機から暗号化音楽
データおよび/またはライセンス鍵を受取り、その受取
った暗号化音楽データおよび/またはライセンス鍵をイ
ンタフェース部を介してデータ記録装置に記録する。
【0052】この発明によるアダプタにおいては、デー
タ記録装置が装着された状態で、携帯電話機の本体側で
受信され暗号化音楽データおよびライセンス鍵が入力さ
れる。そして、アダプタに含まれるデータ端末装置は、
入力された暗号化音楽データとライセンス鍵とをデータ
記録装置に送る。データ記録装置は暗号化音楽データと
ライセンス鍵とを記録する。
【0053】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データのダウンロードを、携帯電話機のアダプタにデ
ータ記録装置を装着して行なうことができる。その結
果、携帯電話機のユーザは、データ端末装置が含まれる
アダプタを新規に購入するだけで、携帯電話機を用いて
暗号化音楽データのダウンロードを行なうことができ
る。
【0054】また、この発明によるアダプタは、音楽デ
ータを暗号化した暗号化音楽データおよび/または暗号
化音楽データを復号して音楽データを復元するための復
号鍵であるライセンス鍵とを受信してデータ記録装置に
記録し、またはデータ記録装置に記録された暗号化音楽
データとライセンス鍵とを取得してデータを再生する携
帯電話機に装着するアダプタであって、データ記録装置
を着脱するための着脱部と、データ端末装置とを備え、
データ端末装置は、データ記録装置とデータの授受を行
なうためのインタフェース部と、データ記録装置に対す
る認証データを保持する認証データ保持部と、ライセン
ス鍵によって暗号化音楽データを復号する復号処理部
と、制御部とを含み、データの受信時、制御部は、携帯
電話機から暗号化音楽データおよび/またはライセンス
鍵を受取り、その受取った暗号化音楽データおよび/ま
たはライセンス鍵をインタフェース部を介してデータ記
録装置に記録し、データの再生時、制御部は、認証デー
タをインタフェース部を介してデータ記録装置へ送り、
データ記録装置において認証データが認証されることに
よってデータ記録装置から送られてくるライセンス鍵お
よび暗号化音楽データを受取り、その受取ったライセン
ス鍵および暗号化音楽データを復号処理部へ入力する。
【0055】この発明によるアダプタにおいては、デー
タ記録装置が装着された状態で、携帯電話機の本体側で
受信され暗号化音楽データおよびライセンス鍵が入力さ
れる。そして、アダプタに含まれるデータ端末装置は、
入力された暗号化音楽データとライセンス鍵とをデータ
記録装置に送る。データ記録装置は暗号化音楽データと
ライセンス鍵とを記録する。また、アダプタに含まれる
データ端末装置は、音楽データの再生時、データ記録装
置に対する認証が終了した後にデータ記録装置からライ
センス鍵および暗号化音楽データを受取り、ライセンス
鍵によって暗号化音楽データを復号し、再生する。
【0056】したがって、この発明によれば、暗号化音
楽データのダウンロード、およびダウンロードした暗号
化音楽データの再生を、携帯電話機のアダプタにデータ
記録装置を装着して行なうことができる。その結果、携
帯電話機のユーザは、データ端末装置が含まれるアダプ
タを新規に購入するだけで、携帯電話機を用いて暗号化
音楽データのダウンロードし、かつ、ダウンロードした
暗号化音楽データの再生を行なうことができる。
【0057】好ましくは、アダプタは、データ端末装置
から出力される音楽データの再生信号を外部出力装置へ
出力するための音楽端子をさらに含む。
【0058】アダプタに含まれるデータ端末装置によっ
て暗号化音楽データが復号、および再生されると、その
再生された音楽データはアダプタに設けられた音楽端子
に送られる。そして、音楽端子を介してヘッドホン等の
外部出力装置へ音楽データが出力される。
【0059】したがって、この発明によれば、携帯電話
機の本体に音楽データ専用の端子を新たに設けずにダウ
ンロードした音楽を聴くことができる。
【0060】好ましくは、アダプタはデータ端末装置の
駆動電源をさらに備える。アダプタに含まれるデータ端
末装置は、アダプタに含まれる駆動電源によって駆動さ
れ、暗号化音楽データの再生等を行なう。したがって、
この発明によれば、暗号化音楽データのダウンロード、
および復号・再生を行なうための電力と携帯電話機の本
体を駆動するための電力とを賄なう駆動電源をアダプタ
に設けることによって、従来の携帯電話機の構成を殆ど
変更せずに暗号化音楽データのダウンロード、および復
号・再生を行なうことができる。
【0061】好ましくは、アダプタは携帯電話機に対し
て駆動電源を供給する。アダプタは、通常の電話機能を
果たす携帯電話機に駆動電源を供給する。
【0062】したがって、この発明によれば、従来の電
話機能を果たす携帯電話機にアダプタを装着することに
よって暗号化音楽データを再生することができる。
【0063】好ましくは、アダプタは、携帯電話機から
駆動電源の供給を受ける。アダプタは、装着された携帯
電話機から駆動電源の供給を受け、暗号化音楽データを
再生する。
【0064】したがって、この発明によれば、従来の携
帯電話機にアダプタを装着するだけで暗号化音楽データ
を再生することができる。
【0065】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0066】[実施の形態1]図1は、本発明による携
帯電話機が再生の対象とする暗号化コンテンツデータを
メモリカードへ配信するデータ配信システムの全体構成
を概念的に説明するための概略図である。
【0067】図1を参照して、配信キャリア20は、自
己の携帯電話網を通じて得た、各携帯電話ユーザからの
配信要求(配信リクエスト)をライセンスサーバに中継
する。著作権の存在する音楽データを管理するライセン
スサーバ10は、データ配信を求めてアクセスして来た
携帯電話ユーザの携帯電話機100に装着されたメモリ
カード110が正当な認証データを持つか否か、すなわ
ち、正規のメモリカードであるか否かの認証処理を行な
い、正当なメモリカードに対して所定の暗号方式により
音楽データ(以下コンテンツデータとも呼ぶ)を暗号化
した上で、データを配信するための配信キャリア20で
ある携帯電話会社に、このような暗号化コンテンツデー
タおよび暗号化コンテンツデータを再生するために必要
な情報としてライセンスを与える。
【0068】配信キャリア20は、自己の携帯電話網を
通じて配信要求を送信した携帯電話機100に装着され
たメモリカード110に対して、携帯電話網および携帯
電話機100を介して暗号化コンテンツデータとライセ
ンスとを配信する。
【0069】図1においては、たとえば携帯電話ユーザ
の携帯電話機100には、着脱な可能なメモリカード1
10が装着される。メモリカード110は、携帯電話機
100により受信された暗号化コンテンツデータを受取
り、上記配信にあたって行なわれた暗号化については復
号した上で、携帯電話機100中の音楽再生回路(図示
せず)に与える。
【0070】さらに、たとえば携帯電話ユーザは、携帯
電話機100に接続したヘッドホン130等を介してこ
のようなコンテンツデータを「再生」して、聴取するこ
とが可能である。
【0071】以下では、このようなライセンスサーバ1
0と配信キャリア20と併せて、配信サーバ30と総称
することにする。
【0072】また、このような配信サーバ30から、各
携帯電話機等にコンテンツデータを伝送する処理を「配
信」と称することとする。
【0073】このような構成とすることで、まず、メモ
リカード110を利用しないと、配信サーバ30からコ
ンテンツデータの配信を受けて、音楽を再生することが
困難な構成となる。
【0074】しかも、配信キャリア20において、たと
えば1曲分のコンテンツデータを配信するたびにその度
数を計数しておくことで、携帯電話ユーザがコンテンツ
データを受信(ダウンロード)するたびに発生する著作
権料を、配信キャリア20が携帯電話機の通話料ととも
に徴収することとすれば、著作権者が著作権料を確保す
ることが容易となる。
【0075】図1に示したような構成においては、暗号
化して配信されるコンテンツデータを携帯電話のユーザ
側で再生可能とするためにシステム上必要とされるの
は、第1には、通信における暗号鍵を配信するための方
式であり、さらに第2には、配信したいコンテンツデー
タを暗号化する方式そのものであり、さらに、第3に
は、このように配信されたコンテンツデータの無断コピ
ーを防止するためのコンテンツデータ保護を実現する構
成である。
【0076】本発明の実施の形態においては、特に、配
信、および再生の各セッションの発生時において、これ
らのコンテンツデータの移動先に対する認証およびチェ
ック機能を充実させ、非認証もしくは復号鍵の破られた
記録装置および音楽再生回路(携帯電話機)に対するコ
ンテンツデータの出力を防止することによってコンテン
ツデータの著作権保護を強化する構成を説明する。
【0077】図2を参照して、この発明による携帯電話
機100の外観について説明する。図2は、携帯電話機
100の裏面を示したものである。携帯電話機100
は、アダプタ140と、結合端子1118,1224と
を含む。アダプタ140は、メモリカード110を着脱
するための着脱部1226と、暗号化音楽データを復号
および再生して聴くためのヘッドホン130を接続する
ためのジャック1220とを備える。結合端子111
8,1224は、携帯電話機100の本体105とアダ
プタ140とを接続する。したがって、後述するよう
に、配信サーバ30からの暗号化音楽データの配信にお
いては、結合端子1224を介して、暗号化音楽データ
等がやり取りされる。また、後述するようにアダプタ1
40はバッテリを含むため、携帯電話機100の本体1
05の駆動用電力は結合端子1118を介して本体10
5へ供給される。
【0078】さらに、アダプタ140は本体105から
着脱可能であり、すでに販売されている携帯電話機に駆
動電力を供給するバッテリアダプタを交換して装着可能
な構造になっている。したがって、メモリカード110
の着脱部1226、および後述する暗号化音楽データを
復号・再生するための機能を必要とするユーザのみが、
アダプタ140だけを購入して、自己の携帯電話機にア
ダプタ140を装着すれば、配信サーバ30から希望す
る暗号化音楽データをダウンロードし、かつ、暗号化音
楽データを復号・再生できる。
【0079】図3を参照して、携帯電話機100は、本
体105と、アダプタ140とから成る。本体105
は、アンテナ1102と、マイクロコンピュータユニッ
ト(MCU)1106と、音声コーデック1112と、
スピーカ1111と、マイク1113と、ジャック11
14と、パッド1116とを含む。MCU1106は、
データバスBS2を介してパッド1116と接続され
る。また、MCU1106は、データバスBS2と独立
なデータバスBS3Aおよび結合端子1224を介して
アダプタ140に接続される。
【0080】アンテナ1102は、通常の電話機能にお
いては、相手側の音声信号を受信し、その受信した音声
信号をMCU1106へ与える。また、携帯電話機10
0のユーザが話した音声信号を相手の電話へ送信する。
また、アンテナ1102は、配信サーバ30から暗号化
音楽データをダウンロードするときは、配信サーバ30
との間でデータを送受信する。
【0081】MCU1106は、携帯電話機100の通
常の電話機能等を制御する。音声コーデック1112
は、通常の電話機能において相手側の音声信号をMCU
1106から受取り、その受取った音声信号を復調し、
ディジタル信号からアナログ信号へ変換してスピーカ1
111またはジャック1114へ出力し、データバスB
S2を介してパッド1116へ、さらにデータバスBS
3Aと結合端子1224を介してアダプタ140へ出力
する。また、音声コーデック1112は、携帯電話機1
00のユーザが話した音声データをマイク1113、ジ
ャック1114またはデータバスBS2を介してパッド
1116から受取り、その受取った音声データをアナロ
グ信号からディジタル信号へ変換し、所定の方式に変調
してMCU1106へ与える。
【0082】ジャック1114は、イヤホンマイク(図
示せず)に接続可能な端子であり、音声コーデック11
12によって復調等された音声データをイヤホンマイク
へ出力する。また、ジャック1114は、携帯電話機1
00のユーザが話した音声データをイヤホンマイクを介
して受取り、音声コーデック1112へ出力する。な
お、ジャック1114は、モノラルの音声データを出力
する。
【0083】パッド1116は、外部インタフェースと
内部インタフェースとを含み、外部からの制御コマンド
を外部インタフェースを介して内部インタフェースへ引
込む。また、パッド1116はマイク(図示せず)また
はイヤホン(図示せず)と接続され、音声コーデック1
112によって復調等された音声データをデータバスB
S2を介して受取り、パッド1116を介してイヤホン
へ出力するとともに、携帯電話機100のユーザが話し
た音声データをパッド1116を介して、マイクから受
取り、バスBS2を介して音声コーデック1112へ出
力する。
【0084】アダプタ140は、データ端末装置120
と、バッテリ150と、ジャック1220とを含む。バ
ッテリ150は、データ端末装置120へ駆動電力を供
給するとともに、本体105へ結合端子1118を介し
て駆動電力を供給する。バッテリ150は、メモリカー
ド110から暗号化音楽データを読出して復号および再
生を行なうデータ端末装置120を駆動するための電
源、および本体105のMCU1106等を駆動するた
めの電源として機能するため、アダプタ140に含まれ
る。すなわち、バッテリ150は、メモリカード110
からの暗号化音楽データの読出し、復号、および再生と
いう特殊機能を有するデータ端末装置120も含め、携
帯電話機100全体の駆動電力を供給する必要があるた
め、アダプタ140に新設したものである。これによっ
て、ユーザはアダプタ140のみを購入して、携帯電話
機のバッテリアダプタと交換して装着できる。その結
果、ユーザは、メモリカード110への暗号化音楽デー
タのダウンロードおよび復号・再生を容易に行なうこと
ができる。
【0085】ジャック1220は、本体105の音声コ
ーデック1112によって復調等された音声データをデ
ータ端末装置120を介して受取り、接続されたヘッド
ホン130へ出力する。また、ジャック1220は、デ
ータ端末装置120によって復号および再生された音楽
データを接続されたヘッドホン130へ出力する。な
お、ジャック1220は、2チャネルの音声データを出
力する。
【0086】データ端末装置120は、公開鍵復号部1
206と、DES1214と、MP3デコーダ1216
と、DAC1218と、MCU1222と、共通鍵暗号
・復号部1230とを含む。データバスBS3Bは、結
合端子1224を介して本体105のデータバスBS3
Aと接続される。すなわち、本体105のMPU110
6とアダプタ140のMPUは、データバスBS3A、
結合端子1224およびデータバスBS3Bを介して接
続される。以降、結合端子1224で接続されたデータ
バスBS3AおよびデータバスBS3Bを総称してデー
タバスBS3と称する。
【0087】MCU1222は、配信サーバ30からの
暗号化音楽データの配信時、着脱部1226に装着され
たメモリカード110からのデータ等を結合端子122
4およびバスBS3を介して本体105のMCUへ出力
するとともに、本体105のMCU1106からのデー
タ等をメモリインタフェースを介してメモリカード11
0へ出力する。
【0088】また、MCU1222はメモリカード11
0からの暗号化音楽データを復号および再生するとき、
メモリカード110からのデータ等を公開鍵復号部12
06、共通鍵暗号・復号部1230へ入出力するととも
に、暗号化音楽データと、その暗号化音楽データを復号
するためのライセンス鍵をDES1214へ与える。
【0089】公開鍵復号部1206は、後述するように
公開鍵による復号処理を行なう。共通鍵暗号・復号部1
230は、後述するように共通鍵による暗号処理および
復号処理を行なう。
【0090】DES1214は、ライセンス鍵によって
暗号化音楽データを復号する。MP3デコーダ1216
は、MP3(MPEG1オーディオ・レイヤ3)方式に
よって圧縮された音楽データを解凍して再生する。
【0091】DAC1218は、MP3デコーダ121
6によって解凍して再生された音楽データをディジタル
信号からアナログ信号へ変換する。
【0092】上述したようにアダプタ140は、配信サ
ーバ30からダウンロードした暗号化音楽データを記録
するためにメモリカード110へ与え、暗号化音楽デー
タをメモリカード110から読出して復号および再生す
るためのデータ端末装置120と、データ端末装置12
0と、本体105の各部とに電力を供給するバッテリ1
50を含む。
【0093】以下、携帯電話機100を用いた配信サー
バ30からの暗号化音楽データの配信、およびその配信
された暗号化音楽データの復号・再生について説明す
る。
【0094】図4は、図1に示したデータ配信システム
において、使用される通信のためのデータ、情報等の特
性を説明する図である。ここでは、MP3方式によって
符号化された音楽データを再生するための構成を示して
いるが、音楽データの圧縮方式を規定するものではな
く、他の符号化方式によって符号化された音楽データに
いてはMP3デコーダ1216に代えて、音楽データを
符号化した復号化方式に適したデコーダを配置すれば実
現可能である。
【0095】まず、配信サーバ30より配信されるデー
タについて説明する。携帯電話機100に配信されるべ
きDataは、MP3方式によって符号化された音楽デ
ータから成るコンテンツデータである。コンテンツデー
タDataには、ライセンス鍵Kcで復号可能な暗号化
が施される。ライセンス鍵Kcによって復号可能な暗号
化が施された暗号化コンテンツデータ{Data}Kc
がこの形式で配信サーバ30より携帯電話ユーザに配布
される。
【0096】なお、以下においては、{Y}Xという表
記は、データYを、復号鍵Xにより復号可能な暗号化を
施したことを示すものとする。
【0097】さらに、配信サーバ30からは、暗号化コ
ンテンツデータとともに、コンテンツデータに関する著
作権あるいはサーバアクセス関連等の平文情報としての
付加情報Data−infが配布される。また、ライセ
ンス情報としては、コンテンツデータDataを識別す
るためのコードであるコンテンツIDおよびライセンス
の発行を特定できる管理コードであるライセンスID
や、利用者側からの指定によって決定されるライセンス
数や機能限定等の情報を含んだライセンス購入条件AC
に基づいて生成される、記録装置(メモリカード)のア
クセスに対する制限に関する情報であるアクセス制限情
報AC1およびデータ端末装置(携帯電話機またはアダ
プタ)における制御情報である再生回路制御情報AC2
等が存在する。以後、ライセンス鍵KcとコンテンツI
DとライセンスIDとアクセス制御情報AC1と再生回
路制御情報AC2とを併せて、ライセンスと総称するこ
ととする。
【0098】図5は、図1に示すデータ配信システムに
おいて使用される認証および禁止クラスリストの運用の
ためのデータ、情報等の特性を説明する図である。
【0099】本発明の実施の形態1においては、記録装
置(メモリカード)やコンテンツデータを再生する携帯
電話機のクラスごとに、コンテンツデータの配信、およ
び再生を禁止することができるように禁止クラスリスト
CRL(Class Revocation Lis
t)の運用を行なう。以下では、必要に応じて記号CR
Lによって禁止クラスリスト内のデータを表わすことも
ある。
【0100】禁止クラスリスト関連情報には、ライセン
スの配信、および再生が禁止されるデータ端末装置およ
びメモリカードのクラスをリストアップした禁止クラス
リストデータCRLが含まれる。
【0101】禁止クラスリストデータCRLは、配信サ
ーバ30内で管理されるとともに、メモリカード内にも
記録保持される。このような禁止クラスリストは、随時
バージョンアップしデータを更新していく必要がある
が、データの変更については、基本的には変更点のみを
反映した差分データCRL_datを配信サーバ30側
より発生して、これに応じてメモリカード内の禁止クラ
スリストCRLが書替えられる構成とする。また、禁止
クラスリストのバージョンについては、CRL_ver
をメモリカード側より出力し、これを配信サーバ30側
で確認することによってバージョン管理を実行する。差
分データCRL_datには新たなバージョンの情報も
含まれる。また、バージョン情報として、更新日時を用
いることも可能である。
【0102】このように、禁止クラスリストCRLを、
配信サーバのみならずメモリカード内でおいても保持運
用することによって、クラス固有すなわち、データ端末
装置およびメモリカードの種類に固有の復号鍵が破られ
た、データ端末装置およびメモリカードへのライセンス
鍵の供給が禁止される。このため、データ端末装置では
コンテンツデータの再生が、メモリカードではコンテン
ツデータの移動が行なえなくなる。
【0103】このように、メモリカード内の禁止クラス
リストCRLは配信時に逐次データを更新する構成とす
る。また、メモリ回路内における禁止クラスリストCR
Lの管理は、上位レベルとは独立にメモリカード内でタ
ンパーレジスタントモジュール(Tamper Res
istance Module)に記録する等によっ
て、ファイルシステムやアプリケーションプログラム等
によって上位レベルから禁止クラスリストデータCRL
を改ざんすることが不可能な構成とする。この結果、デ
ータに関する著作権保護をより強固なものとすることが
できる。
【0104】データ端末装置およびメモリカードには固
有の公開暗号鍵KPpnおよびKPmciがそれぞれ設
けられ、公開暗号鍵KPpnおよびKPmciは携帯電
話機に固有の秘密復号鍵Kpnおよびメモリカード固有
の秘密復号鍵Kmciによってそれぞれ復号可能であ
る。これら公開暗号鍵および秘密復号鍵は、データ端末
装置の種類ごとおよびメモリカードの種類ごとに異なる
値を持つ。これらの公開暗号鍵および秘密復号鍵を総称
してクラス鍵と称する。
【0105】また、暗号化音楽データを再生するデータ
端末装置およびメモリカードのクラス証明書として、C
rtfnおよびCmciがそれぞれ設けられる。
【0106】これらのクラス証明書は、データ端末装置
およびメモリカードのクラスごとに異なる情報を有す
る。クラス鍵による暗号が破られた、すなわち、秘密復
号鍵が取得されたクラス鍵に対しては、禁止クラスリス
トにリストアップされてライセンス発行の禁止対象とな
る。
【0107】これらのコンテンツ再生装置およびメモリ
カードのクラス固有の公開暗号鍵およびクラス証明書
は、認証データ{KPpn//Crtfn}KPmaお
よび{KPmci//Cmci}KPmaの形式で、出
荷時にデータ端末装置を搭載した携帯電話機およびメモ
リカードにそれぞれ記録される。また、データ端末装置
120を含むアダプタ140を単独で出荷する場合は、
証明書は上記の認証データの形式で出荷時にアダプタ1
40のデータ端末装置120に記録される。後ほど詳細
に説明するが、KPmaは配信システム全体で共通の公
開認証鍵である。
【0108】図6は、図1に示したデータ配信システム
において暗号化に関わる鍵の特性をまとめて説明する図
である。
【0109】メモリカード外とメモリカード間でのデー
タ授受における秘密保持のための暗号鍵として、コンテ
ンツデータの配信、および再生が行なわれるごとに配信
サーバ30、データ端末装置120、メモリカード11
0において生成される共通鍵Ks1〜Ks3が用いられ
る。
【0110】ここで、共通鍵Ks1〜Ks3は、配信サ
ーバ、データ端末装置もしくはメモリカード間の通信の
単位あるいはアクセスの単位である「セッション」ごと
に発生する固有の共通鍵であり、以下においてはこれら
の共通鍵Ks1〜Ks3を「セッションキー」とも呼ぶ
こととする。
【0111】これらのセッションキーKs1〜Ks3
は、各通信セッションごとに固有の値を有することによ
り、配信サーバ、データ端末装置およびメモリカードに
よって管理される。具体的には、セッションキーKs1
は、配信サーバによって配信セッションごとに発生され
る。セッションキーKs2は、メモリカードによって配
信セッションおよび再生セッションごとに発生し、セッ
ションキーKs3は、データ端末装置において再生セッ
ションごとに発生される。各セッションにおいて、これ
らのセッションキーを授受し、他の機器で生成されたセ
ッションキーを受けて、このセッションキーによる暗号
化を実行したうえでライセンス鍵等の送信を行なうこと
によって、セッションにおけるセキュリティ強度を向上
させることができる。
【0112】また、メモリカード110内のデータ処理
を管理するための鍵として、メモリカードという媒体ご
とに設定される公開暗号鍵KPmと、公開暗号鍵KPm
で暗号化されたデータを復号することが可能なメモリカ
ードごとに固有の秘密復号鍵Kmが存在する。
【0113】図7は、図1に示したライセンスサーバ1
0の構成を示す概略ブロック図である。
【0114】ライセンスサーバ10は、コンテンツデー
タを所定の方式に従って暗号化したデータや、ライセン
スID等の配信情報を保持するための情報データベース
304と、各携帯電話ユーザごとにコンテンツデータへ
のアクセス開始に従った課金情報を保持するための課金
データベース302と、禁止クラスリストCRLを管理
するCRLデータベース306と、情報データベース3
04、課金データベース302およびCRLデータベー
ス306からのデータをデータバスBS1を介して受取
り、所定の処理を行なうためのデータ処理部310と、
通信網を介して、配信キャリア20とデータ処理部31
0との間でデータ授受を行なうための通信装置350と
を備える。
【0115】データ処理部310は、データバスBS1
上のデータに応じて、データ処理部310の動作を制御
するための配信制御部315と、配信制御部315に制
御されて、配信セッション時にセッションキーKs1を
発生するためのセッションキー発生部316と、メモリ
カードから携帯電話機を介して送られてきた認証のため
の認証データ{KPmci//Cmci}KPmaを通
信装置350およびデータバスBS1を介して受けて、
公開認証鍵KPmaによる復号処理を行なう復号処理部
312と、セッションキー発生部316より生成された
セッションキーKs1を復号処理部312によって得ら
れた公開暗号鍵KPmcmを用いて暗号化して、データ
バスBS1に出力するための暗号化処理部318と、セ
ッションキーKs1によって暗号化された上で送信され
たデータをデータバスBS1より受けて、復号処理を行
なう復号処理部320とを含む。
【0116】データ処理部310は、さらに、配信制御
部315から与えられるライセンス鍵Kcおよび再生回
路制御情報AC2を、復号処理部320によって得られ
たメモリカード固有の公開暗号鍵KPmによって暗号化
するための暗号化処理部326と、暗号化処理部326
の出力を、復号処理部320から与えられるセッション
キーKs2によってさらに暗号化してデータバスBS1
に出力するための暗号化処理部328とを含む。
【0117】ライセンスサーバ10の配信セッションに
おける動作については、後ほどフローチャートを使用し
て詳細に説明する。
【0118】図8は、図3に示した携帯電話機100の
本体105の構成をさらに詳細に説明するための概略ブ
ロック図である。
【0119】携帯電話機100の本体105は、アンテ
ナ1102からの信号を受けてベースバンド信号に変換
し、あるいは携帯電話機からのデータを変調してアンテ
ナ1102に与えるための送受信部1104と、外部か
らの指示を携帯電話機100に与えるためのキー操作部
1108と、MCU1106等から出力される情報を携
帯電話ユーザに視覚情報として与えるためのディスプレ
イ1110とを、図3の構成に追加して含む。
【0120】なお、図8においては、説明の簡素化のた
め、携帯電話機のうち本発明の音楽データの配信および
再生にかかわるブロックのみを記載し、携帯電話機が本
来備えている通話機能に関するブロックについては、一
部記載を省略している。
【0121】図9は、図3に示したデータ端末装置12
0の概略ブロックを詳細に示したものである。データ端
末装置120は、配信サーバ30からのコンテンツデー
タ(音楽データ)を記憶しかつ復号化処理するための着
脱可能なメモリカード110と、メモリカード110と
データバスBS3との間のデータの授受を制御するため
のメモリインタフェース1200とをさらに含む。
【0122】データ端末装置120は、また、携帯電話
機の種類(クラス)ごとにそれぞれ設定される、公開暗
号鍵KPp1およびクラス証明書Crtf1を公開復号
鍵KPmaで復号することでその正当性を認証できる状
態に暗号化した認証データ{KPp1//Crtf1}
KPmaを保持する認証データ保持部1202をさらに
含む。ここで、携帯電話機(コンテンツ再生回路)10
0のクラスnは、n=1であるとする。
【0123】データ端末装置120は、さらに、データ
端末装置に固有の復号鍵であるKp1を保持するKp1
保持部1204と、データバスBS3から受けたデータ
をKp1によって復号しメモリカード110によって発
生されたセッションキーKs2を得る復号処理部120
5とをさらに含む。Kp1保持部1204と復号処理部
1205とは図3に示す公開鍵復号部1206に相当す
る。
【0124】データ端末装置120は、さらに、メモリ
カード110に記憶されたコンテンツデータの再生を行
なう再生セッションにおいてメモリカード110との間
でデータバスBS3上においてやり取りされるデータを
暗号化するためのセッションキーKs3を乱数等により
発生するセッションキー発生部1210と、生成された
セッションキーKs3を復号処理部1205によって得
られたセッションキーKs2によって暗号化し、データ
バスBS3に出力する暗号化処理部1208とを含む。
【0125】データ端末装置120は、さらに、データ
バスBS3上のデータをセッションキーKs3によって
復号して出力する復号処理部1212とを含む。暗号処
理部1208、セッションキー発生部1210、および
復号処理部1212は、図3に示す共通鍵暗号・復号部
1230に相当する。
【0126】データ端末装置120は、さらに、データ
バスBS3より暗号化コンテンツデータ{Data}K
cを受けて、復号処理部1212からバスBS3を介し
て取得したライセンス鍵Kcによって復号し、コンテン
ツデータを出力する復号処理部1214と、復号処理部
1214の出力を受けてコンテンツデータを解凍して再
生するためのMP3デコーダ1216と、MP3デコー
ダ1216の出力をディジタル信号からアナログ信号に
変換するとともに、携帯電話機100の本体105から
バスBS3を介して入力された音声データをミックスす
るDAC1218とを含む。
【0127】図10は、メモリカード110の構成を説
明するための概略ブロック図である。
【0128】既に説明したように、メモリカードに固有
の公開暗号鍵および秘密復号鍵として、KPmciおよ
びKmciが設けられ、メモリカードのクラス証明書C
mciが設けられるが、メモリカード110において
は、これらは自然数i=1でそれぞれ表わされるものと
する。
【0129】したがって、メモリカード110は、認証
データ{KPmc1//Cmc1}KPmaを保持する
認証データ保持部1400と、メモリカードの種類ごと
に設定される固有の復号鍵であるKmc1を保持するK
mc保持部1402と、メモリカードごとに固有に設定
される秘密復号鍵Km1を保持するKm1保持部142
1と、Km1によって復号可能な公開暗号鍵KPm1を
保持するKPm1保持部1416とを含む。認証データ
保持部1400は、メモリカードの種類およびクラスご
とにそれぞれ設定される秘密暗号鍵KPmc1およびク
ラス証明書Cmc1を公開認証鍵KPmaで復号するこ
とでその正当性を認証できる状態に暗号化した認証デー
タ{KPmc1//Cmc1}KPmaとして保持す
る。
【0130】このように、メモリカードという記録装置
の暗号鍵を設けることによって、以下の説明で明らかに
なるように、配信されたコンテンツデータやライセンス
の管理をメモリカード単位で実行することが可能にな
る。
【0131】メモリカード110は、さらに、メモリイ
ンタフェース1200との間で信号を端子1201を介
して授受するデータバスBS4と、データバスBS4に
メモリインタフェース1200から与えられるデータか
ら、メモリカードの種類ごとに固有の秘密復号鍵Kmc
1をKmc1保持部1402から受けて、配信サーバ3
0が配信セッションにおいて生成したセッションキーK
s1を接点Paに出力する復号処理部1404と、KP
ma保持部1414から認証鍵KPmaを受けて、デー
タバスBS4に与えられるデータからKPmaによる復
号処理を実行して復号結果を暗号化処理部1410に出
力する復号処理部1408と、切換スイッチ1442に
よって選択的に与えられる鍵によって、切換スイッチ1
444によって選択的に与えられるデータを暗号化して
データバスBS4に出力する暗号化処理部1406とを
含む。
【0132】メモリカード110は、さらに、配信、お
よび再生の各セッションにおいてセッションキーKs2
を発生するセッションキー発生部1418と、セッショ
ンキー発生部1418の出力したセッションキーKs2
を復号処理部1408によって得られる公開暗号鍵KP
pnもしくは他のメモリカードの公開暗号鍵KPmci
によって暗号化してデータバスBS4に送出する暗号化
処理部1410と、データバスBS4よりセッションキ
ーKs2によって暗号化されたデータを受けてセッショ
ンキー発生部1418より得たセッションキーKs2に
よって復号し、復号結果をデータバスBS5に送出する
復号処理部1412とを含む。
【0133】メモリカード110は、さらに、データバ
スBS4上のデータを公開暗号鍵KPm1と対をなすメ
モリカード110固有の秘密復号鍵Km1によって復号
するための復号処理部1422と、禁止クラスリストの
バージョン更新のためのデータCRL_datによって
逐次更新される禁止クラスリストデータCRLをデータ
バスBS5より受けて格納するとともに、暗号化コンテ
ンツデータ{Data}Kcおよび付加情報Data−
infをデータバスBS4より受けて格納するためのメ
モリ1415とを含む。メモリ1415は、例えば半導
体メモリによって構成される。
【0134】メモリカード110は、さらに、復号処理
部1422によって得られるライセンスを保持するため
のライセンス情報保持部1440と、データバスBS4
を介して外部との間でデータ授受を行ない、データバス
BS5との間で再生情報等を受けて、メモリカード11
0の動作を制御するためのコントローラ1420とを含
む。
【0135】ライセンス情報保持部1440は、N個
(N:自然数)のバンクを有し、各暗号化コンテンツに
対するライセンスをバンクごとに保持する。
【0136】なお、図10において、実線で囲んだ領域
は、メモリカード110内において、外部からの不当な
開封処理等が行なわれると、内部データの消去や内部回
路の破壊により、第三者に対してその領域内に存在する
回路内のデータ等の読出を不能化するためのモジュール
TRMに組込まれているものとする。このようなモジュ
ールは、一般にはタンパーレジスタンスモジュール(T
amper Resistance Module)で
ある。
【0137】もちろん、メモリ1415も含めて、モジ
ュールTRM内に組込まれる構成としてもよい。しかし
ながら、図10に示したような構成とすることで、メモ
リ1415中に保持されている再生に必要な再生情報
は、いずれも暗号化されているデータであるため、第三
者はこのメモリ1415中のデータのみでは、音楽を再
生することは不可能であり、かつ高価なタンパーレジス
タンスモジュール内にメモリ1415を設ける必要がな
いので、製造コストが低減されるという利点がある。
【0138】次に、図1に示すデータ配信システムの各
セッションにおける動作についてフローチャートを参照
して詳しく説明する。
【0139】図11および図12は、図1に示すデータ
配信システムにおけるコンテンツの購入時に発生する配
信動作(以下、配信セッションともいう)を説明するた
めの第1および第2のフローチャートである。
【0140】図11および図12においては、携帯電話
ユーザが、メモリカード110を用いることで、携帯電
話機100を介して配信サーバ30から音楽データであ
るコンテンツデータの配信を受ける場合の動作を説明し
ている。
【0141】まず、携帯電話ユーザの携帯電話機100
から、携帯電話ユーザによるキー操作部1108のキー
ボタンの操作等によって、配信リクエストがなされる
(ステップS100)。
【0142】そうすると、携帯電話機100のMCU1
106は、配信リクエストがなされたことをバスBS3
および結合端子1224を介してデータ端末装置120
のMCU1222へ出力する。そして、MCU1222
は、配信リクエストをメモリインタフェース1200を
介してメモリカード110へ出力する。メモリカード1
10においては、この配信リクエストに応じて、認証デ
ータ保持部1400より認証データ{KPmc1//C
mc1}KPmaが出力される(ステップS102)。
【0143】データ端末装置120は、メモリカード1
10から受理した認証データ{KPmc1//Cmc
1}KPmaを結合端子1224およびバスBS3を介
して携帯電話機100へ出力する。携帯電話機100
は、メモリカード110からの認証のための認証データ
{KPmc1//Cmc1}KPmaに加えて、コンテ
ンツID、ライセンス購入条件のデータACとを配信サ
ーバ30に対して送信する(ステップS104)。
【0144】配信サーバ30では、携帯電話機100か
らコンテンツID、認証データ{KPmc1//Cmc
1}KPma、ライセンス購入条件データACを受信し
(ステップS106)、復号処理部312においてメモ
リカード110から出力された認証データを公開認証鍵
KPmaで復号処理を実行する(ステップS108)。
【0145】配信制御部315は、復号処理部312に
おける復号処理結果から、処理が正常に行なわれたか否
か、すなわち、メモリカード110が正規のメモリカー
ドからの公開暗号鍵KPmc1と証明書Cmc1を保持
することを認証するために、正規の機関でその正当性を
証明するための暗号を施した認証データを受信したか否
かを判断する認証処理を行なう(ステップS110)。
正当な認証データであると判断された場合、配信制御部
315は、公開暗号鍵KPmc1および証明書Cmc1
を承認し、受理する。そして、次の処理(ステップS1
12)へ移行する。正当な認証データでない場合には、
非承認とし、公開暗号鍵KPmc1および証明書Cmc
1を受理しないで処理を終了する(ステップS17
0)。
【0146】認証の結果、正規の機器であることが認識
されると、配信制御部315は、次に、メモリカード1
10のクラス証明書Cmc1が禁止クラスリストCRL
にリストアップされているかどうかをCRLデータベー
ス306に照会し、これらのクラス証明書が禁止クラス
リストの対象になっている場合には、ここで配信セッシ
ョンを終了する(ステップS170)。
【0147】一方、メモリカード110のクラス証明書
が禁止クラスリストの対象外である場合には次の処理に
移行する(ステップS112)。
【0148】認証の結果、正当な認証データを持つメモ
リカードを備えるリモコンおよび携帯電話機からのアク
セスであり、クラスが禁止クラスリストの対象外である
ことが確認されると、配信サーバ30において、セッシ
ョンキー発生部316は、配信のためのセッションキー
Ks1を生成する。セッションキーKs1は、復号処理
部312によって得られたメモリカード110に対応す
る公開暗号鍵KPmc1によって、暗号化処理部318
によって暗号化される(ステップS114)。
【0149】暗号化されたセッションキーKs1は、
{Ks1}Kmc1として、データバスBS1および通
信装置350を介して外部に出力される(ステップS1
16)。
【0150】携帯電話機100が、暗号化されたセッシ
ョンキー{Ks1}Kmc1を受信すると(ステップS
118)、メモリカード110においては、メモリイン
タフェース1200を介して、データバスBS4に与え
られた受信データを、復号処理部1404が、保持部1
402に保持されるメモリカード110固有の秘密復号
鍵Kmc1により復号処理することにより、セッション
キーKs1を復号し抽出する(ステップS120)。
【0151】コントローラ1420は、配信サーバ30
で生成されたセッションキーKs1の受理を確認する
と、セッションキー発生部1418に対して、メモリカ
ード110において配信動作時に生成されるセッション
キーKs2の生成を指示する。
【0152】また、配信セッションにおいては、コント
ローラ1420は、メモリカード110内のメモリ14
15に記録されている禁止クラスリストの状態(バージ
ョン)に関連する情報として、リストのバージョンデー
タCRL_verをメモリ1415から抽出してデータ
バスBS5に出力する。
【0153】暗号化処理部1406は、切換スイッチ1
442の接点Paを介して復号処理部1404より与え
られるセッションキーKs1によって、切換スイッチ1
444および1446の接点を順次切換えることによっ
て与えられるセッションキーKs2、公開暗号鍵KPm
1および禁止クラスリストのバージョンデータCRL_
verを1つのデータ列として暗号化して、{Ks2/
/KPm1//CRL_ver}Ks1をデータバスB
S4に出力する(ステップS122)。
【0154】データバスBS4に出力された暗号化デー
タ{Ks2//KPm1//CRL_ver}Ks1
は、データバスBS4から端子1201およびメモリイ
ンタフェース1200を介してデータ端末装置120に
出力され、データ端末装置120から結合端子1224
およびバスBS3を介して携帯電話機100へ出力さ
れ、携帯電話機100から配信サーバ30に送信される
(ステップS124)。
【0155】配信サーバ30は、暗号化データ{Ks2
//KPm1//CRL_ver}Ks1を受信して、
復号処理部320においてセッションキーKs1による
復号処理を実行し、メモリカード110で生成されたセ
ッションキーKs2、メモリカード110固有の公開暗
号鍵KPm1およびメモリカード110における禁止ク
ラスリストのバージョンデータCRL_verを受理す
る(ステップS126)。
【0156】禁止クラスリストのバージョン情報CRL
_verは、データバスBS1を介して配信制御部31
5に送られ、配信制御部315は、受理したバージョン
データCRL_verに従って、当該CRL_verの
バージョンとCRLデータベース306内の禁止クラス
リストデータの現在のバージョンとの間の変化を表わす
差分データCRL_datを生成する(ステップS12
8)。
【0157】さらに、配線制御部315は、ステップS
106で取得したコンテンツIDおよびライセンス購入
条件データACに従って、ライセンスID、アクセス制
限情報AC1および再生回路制御情報AC2を生成する
(ステップS130)。さらに、暗号化コンテンツデー
タを復号するためのライセンス鍵Kcを情報データベー
ス304より取得する(ステップS132)。
【0158】図12を参照して、配信制御部315は、
生成したライセンス、すなわち、ライセンス鍵Kc、再
生回路制御情報AC2、ライセンスID、コンテンツI
D、およびアクセス制限情報AC1を暗号化処理部32
6に与える。暗号化処理部326は、復号処理部320
によって得られたメモリカード110固有の公開暗号鍵
KPm1によってライセンスを暗号化する(ステップS
136)。暗号化処理部328は、暗号化処理部326
の出力と、配信制御部315がデータバスBS1を介し
て供給する禁止クラスリストの差分データCRL_da
tとを受けて、メモリカード110において生成された
セッションキーKs2によって暗号化する。暗号化処理
部328より出力された暗号化データは、データバスB
S1および通信装置350を介して携帯電話機100に
送信される(ステップS138)。
【0159】このように、配信サーバおよびメモリカー
ドでそれぞれ生成される暗号鍵をやり取りし、お互いが
受領した暗号鍵を用いた暗号化を実行して、その暗号化
データを相手方に送信することによって、それぞれの暗
号化データの送受信においても事実上の相互認証を行な
うことができ、データ配信システムのセキュリティを向
上させることができる。
【0160】携帯電話機100は、送信された暗号化デ
ータ{{Kc//AC2//ライセンスID//コンテ
ンツID//AC1}Km1//CRL_dat}Ks
2を受信し(ステップS140)、MCU1106は、
バスBS3および結合端子1224を介して暗号化デー
タ{{Kc//AC2//ライセンスID//コンテン
ツID//AC1}Km1//CRL_dat}Ks2
をデータ端末装置120へ出力する。そして、データ端
末装置120のMCU1222は、メモリインタフェー
ス1200を介して暗号化データ{{Kc//AC2/
/ライセンスID//コンテンツID//AC1}Km
1//CRL_dat}Ks2をメモリカード110へ
出力する。メモリカード110においては、メモリイン
タフェース1200を介して、データバスBS4に与え
られた受信データを復号処理部1412によって復号す
る。復号処理部1412は、セッションキー発生部14
18から与えられたセッションキーKs2を用いてデー
タバスBS4の受信データを復号しデータバスBS5に
出力する(ステップS142)。
【0161】この段階で、データバスBS5には、Km
1保持部1421に保持される秘密復号鍵Km1で復号
可能な暗号化ライセンス{Kc//AC2//ライセン
スID//コンテンツID//AC1}Km1と、CR
L_datとが出力される。コントローラ1420の指
示によって、暗号化ライセンス{Kc//AC2//ラ
イセンスID//コンテンツID//AC1}Km1
は、復号処理部1422において、秘密復号鍵Km1に
よって復号されたライセンス(ライセンス鍵Kc、ライ
センスID、コンテンツIDおよび再生回数制限AC1
および再生期限AC2)が受理され、ライセンス情報保
持部1440に記録される(ステップS146)。
【0162】コントローラ1420は、受理したCRL
_datに基づいて、メモリ1415内の禁止クラスリ
ストデータCRLおよびそのバージョンを更新する(ス
テップS148)。
【0163】ステップS148までの処理がメモリカー
ド110で正常に終了した段階で、携帯電話機100か
ら配信サーバ30にコンテンツデータの配信要求がなさ
れる(ステップS152)。
【0164】配信サーバ30は、コンテンツデータの配
信要求を受けて、情報データベース304より、暗号化
コンテンツデータ{Data}Kcおよび付加情報Da
ta−infを取得して、これらのデータをデータバス
BS1および通信装置350を介して出力する(ステッ
プS154)。
【0165】携帯電話機100は、{Data}Kc/
/Data−infを受信して、暗号化コンテンツデー
タ{Data}Kcおよび付加情報Data−infを
受理する(ステップS156)。暗号化コンテンツデー
タ{Data}Kcおよび付加情報Data−inf
は、バスBS3、結合端子1224、およびメモリイン
タフェース1200を介してメモリカード110のデー
タバスBS4に伝達される。メモリカード110におい
ては、受信した暗号化コンテンツデータ{Data}K
cおよび付加情報Data−infがそのままメモリ1
415に記録される(ステップS158)。
【0166】さらに、メモリカード110から配信サー
バ30へは、配信受理の通知が送信され(ステップS1
60)、配信サーバ30で配信受理を受信すると(ステ
ップS162)、課金データベース302への課金デー
タの格納等を伴って、配信終了の処理が実行され(ステ
ップS164)、全体の処理が終了する(ステップS1
70)。
【0167】このようにして、携帯電話機100のデー
タ端末装置120に装着されたメモリカード110が正
規の機器であること、同時に、クラス証明書Cmc1と
ともに暗号化して送信できた公開暗号鍵Kp1およびK
mc1が有効であることを確認した上で、それぞれのク
ラス証明書Cmc1が禁止クラスリスト、すなわち、公
開暗号鍵Kp1およびKmc1による暗号化が破られた
クラス証明書リストに記載されていないメモリカードか
らの配信要求に対してのみコンテンツデータを配信する
ことができ、不正なメモリカードへの配信および解読さ
れたクラス鍵を用いた配信を禁止することができる。
【0168】次に、図13および図14を参照してメモ
リカード110に配信されたコンテンツデータのデータ
端末装置120における再生動作について説明する。図
13を参照して、再生動作の開始とともに、携帯電話機
100のユーザからキー操作部1108を介して再生指
示が携帯電話機100にインプットされる(ステップS
200)。そうすると、MCU1106は、再生指示を
バスBS3および結合端子1224を介してMCU12
22へ出力する。そして、MCU1222は、データバ
スBS3を介して認証データ保持部1202から認証デ
ータ{KPp1//Crtf1}KPmaを読出し、メ
モリインタフェース1200を介してメモリカード11
0へ認証データ{KPp1//Crtf1}KPmaを
入力する(ステップS201)。
【0169】そうすると、メモリカード110は、認証
データ{KPp1//Crtf1}KPmaを受理する
(ステップS202)。そして、メモリカード110の
復号処理部1408は、受理した認証データ{KPp1
//Crtf1}KPmaを、KPma保持部1414
に保持された公開認証鍵KPmaによって復号し(ステ
ップS203)、コントローラ1420は復号処理部1
408における復号処理結果から、認証処理を行なう。
すなわち、認証データ{KPp1//Crtf1}KP
maが正規の認証データであるか否かを判断する認証処
理を行なう(ステップS204)。復号できなかった場
合、コントローラ1420は認証データ不受理の出力を
データBS4および端子1201を介してデータ端末装
置120のメモリインタフェース1200へ出力する
(ステップS206)。認証データが復号できた場合、
コントローラ1420は、取得した証明書Crtf1が
メモリ1415から読出した禁止クラスリストデータに
含まれるか否かを判断する(ステップS205)。この
場合、証明書Crtf1にはIDが付与されており、コ
ントローラ1420は、受理した証明書Crtf1のI
Dが禁止クラスリストデータの中に存在するか否かを判
別する。証明書Crtf1が禁止クラスリストデータに
含まれると判断されると、コントローラ1420は認証
データ不受理の出力をデータBS4および端子1201
を介してリモコン120のメモリインタフェース120
0へ出力する(ステップS206)。
【0170】ステップS204において認証データが公
開認証鍵KPmaで復号できなかったとき、およびステ
ップS205において受理した証明書Crtf1が禁止
クラスリストデータに含まれているとき、認証データ不
受理の出力がなされる。そして、データ端末装置120
のMCU1222は、メモリインタフェース1200を
介して認証データ不受理の出力を受けると、その旨をバ
スBS3および結合端子1224を介して携帯電話機1
00へ出力する(ステップS207)。そして、携帯電
話機100のMCU1106は、認証データ不受理のデ
ータをディスプレイ1110に表示する(ステップS2
07)。
【0171】ステップS205において、証明書Crt
f1が禁止クラスリストデータに含まれていないと判断
されると、図14を参照して、メモリカード110のセ
ッションキー発生部1418は、再生セッション用のセ
ッションキーKs2を発生させる(ステップS20
8)。そして、暗号処理部1410は、セッションキー
発生部1418からのセッションキーKs2を、復号処
理部1408で復号された公開暗号鍵KPp1によって
暗号化した{Ks2}Kp1をデータバスBS4へ出力
する(ステップS209)。そうすると、コントローラ
1420は、端子1201を介してメモリインタフェー
ス1200へ{Ks2}Kp1を出力し、データ端末装
置120のMCU1222は、メモリインタフェース1
200を介して{Ks2}Kp1を取得する。そして、
Kp1保持部1204は、秘密復号鍵Kp1を復号処理
部1205へ出力する。
【0172】復号処理部1205は、Kp1保持部12
04から出力された、公開暗号鍵KPp1と対になって
いる秘密復号鍵Kp1によって{Ks2}Kp1を復号
し、セッションキーKs2を暗号処理部1208へ出力
する(ステップS210)。そうすると、セッションキ
ー発生部1210は、再生セッション用のセッションキ
ーKs3を発生させ、セッションキーKs3を暗号処理
部1208へ出力する(ステップS211)。暗号処理
部1208は、セッションキー発生部1210からのセ
ッションキーKs3を復号処理部1206からのセッシ
ョンキーKs2によって暗号化して{Ks3}Ks2を
出力し、MCU1222は、データバスBS3およびメ
モリインタフェース1200を介して{Ks3}Ks2
をメモリカード110へ出力する(ステップS21
2)。
【0173】メモリカード110の復号処理部1412
は、端子1201およびデータバスBS4を介して{K
s3}Ks2を入力し、セッションキー発生部1418
によって発生されたセッションキーKs2によって{K
s3}Ks2を復号して、データ端末装置120で発生
されたセッションキーKs3を取得する(ステップS2
13)。
【0174】セッションキーKs3の受理に応じて、コ
ントローラ1420は、ライセンス情報保持部1440
内の対応するアクセス制限情報AC1を確認する(ステ
ップS214)。
【0175】ステップS214においては、メモリのア
クセスに対する制限に関する情報であるアクセス制限情
報AC1を確認することにより、既に再生不可の状態で
ある場合には再生動作を終了し、再生回数に制限がある
が、再生可能な場合には、ライセンス情報保持部144
0に記録されたアクセス制限情報AC1のデータを更新
し再生可能回数を更新した後に次のステップに進む(ス
テップS215)。一方、アクセス制限情報AC1によ
って再生回数が制限されていない場合においては、ステ
ップS215はスキップされ、再生制御情報AC1は更
新されることなく処理が次のステップ(ステップS21
6)に進行される。
【0176】また、ライセンス情報保持部1440内に
リクエスト曲の当該コンテンツIDが存在しない場合に
おいても、再生不可の状態にあると判断して、再生動作
を終了する。
【0177】ステップS214において、当該再生動作
において再生が可能であると判断された場合には、ライ
センス情報保持部1440に記録された再生リクエスト
曲のライセンス鍵Kcおよび再生回路制御情報AC2が
データバスBS5上に得られる(ステップS216)。
【0178】得られたライセンス鍵Kcと再生回路制御
情報AC2は、切換スイッチ1444の接点Pdを介し
て暗号化処理部1406に送られる。暗号化処理部14
06は、切換スイッチ1442の接点Pdを介して復号
処理部1412より受けたセッションキーKs3によっ
てデータバスBS5から受けたライセンス鍵Kcと再生
回路制御情報AC2とを暗号化し、{Kc//AC2}
Ks3をデータバスBS3に出力する(ステップS21
7)。
【0179】データバスBS4に出力された暗号化デー
タは、メモリインタフェース1200を介してデータ端
末装置120に送出される。
【0180】データ端末装置120においては、メモリ
インタフェース1200を介してデータバスBS3に伝
達される暗号化データ{Kc//AC2}Ks3を復号
処理部1212によって復号処理を行ない、ライセンス
鍵Kcおよび再生回路制御情報AC2を受理する(ステ
ップS218)。復号処理部1212は、ライセンス鍵
Kc、および再生回路制御情報AC2をデータバスBS
3に出力する。
【0181】MCU1222は、データバスBS3を介
して、再生回路制御情報AC2を受理して再生の可否の
確認を行なう(ステップS219)。
【0182】ステップS219においては、再生回路制
御情報AC2によって再生不可と判断される場合には、
再生動作は終了される。
【0183】ステップS219において再生可能と判断
された場合、MCU1222は、メモリインタフェース
1200を介してメモリカード110に暗号化コンテン
ツデータ{Data}Kcを要求する。そうすると、メ
モリカード110のコントローラ1420は、メモリ1
415から暗号化コンテンツデータ{Data}Kcを
取得し、データバスBS4および端子1201を介して
メモリインタフェース1200へ出力する(ステップS
220)。
【0184】データ端末装置120のMCU1222
は、メモリインタフェース1200を介して暗号化コン
テンツデータ{Data}Kcを取得し、データバスB
S3を介して暗号化コンテンツデータ{Data}Kc
を復号処理部1214へ与える。また、MCU1222
は、復号処理部1212から出力されたバスBS3上の
コンテンツ鍵Kcを復号処理部1214へ与える。
【0185】そして、復号処理部1214は、暗号化コ
ンテンツデータ{Data}Kcをコンテンツ鍵Kcに
よって復号してコンテンツデータDataを取得する
(ステップS221)。
【0186】そして、復号されたコンテンツデータDa
taはMP3デコーダ1216へ出力され、MP3デコ
ーダ1216は、コンテンツデータを解凍して再生し、
DAC1218はディジタル信号をアナログ信号に変換
してジャック1220へ出力する。そして、音楽データ
はジャック1220を介してヘッドホン130へ出力さ
れて再生される(ステップS222)。これによって再
生動作が終了する。
【0187】上述したように、データ端末装置120を
含むアダプタ140を用いることにより、暗号化音楽デ
ータを配信サーバ30からメモリカード110へダウン
ロードし、そのダウンロードした暗号化音楽データを復
号して再生できる。
【0188】また、アダプタ140を携帯電話機に装着
することによって、データ端末装置120の機能を必要
とするユーザはアダプタ140を追加購入すれば、暗号
化音楽データを配信サーバ30からメモリカード110
へダウンロードし、そのダウンロードした暗号化音楽デ
ータを復号して再生できる。
【0189】[実施の形態2]この発明による携帯電話
機は、図15に示す携帯電話機100Aであっても良
い。携帯電話機100Aは、図3に示す携帯電話機10
0の本体105を本体105Aに代え、アダプタ140
をアダプタ140Aに代えたものであり、その他は携帯
電話機100と同じである。本体105Aは、携帯電話
機100の本体105にバッテリ150を追加したもの
であり、その他は本体105と同じである。また、アダ
プタ140Aは、アダプタ140からバッテリ150を
削除したものであり、その他はアダプタ140と同じで
ある。
【0190】バッテリ150は、MCU1106、およ
び音声コーデック1112に駆動電力を供給するととも
に、結合端子1118を介してアダプタ140Aのデー
タ端末装置120にも駆動電力を供給する。
【0191】携帯電話機100Aを用いても、実施の形
態1において説明したのと同じ方法によって配信サーバ
30からメモリカード110へ暗号化音楽データをダウ
ンロードできるとともに、メモリカード110から暗号
化音楽データを読出し、復号および再生を行なうことが
できる。
【0192】携帯電話機100Aは、バッテリ150が
本体105Aの駆動電力と、データ端末装置120の駆
動電力とを賄なうことができる容量を持っている場合、
アダプタ140Aのみを購入すれば、暗号化音楽データ
のダウンロードおよび復号・再生を行なうことができ
る。したがって、携帯電話機100Aのユーザはアダプ
タ140Aだけを購入し、自己の携帯電話機にアダプタ
140Aを装着することによって携帯電話機100Aを
用いて、暗号化音楽データをダウンロードし、その暗号
化音楽データを再生して聴くことができる。本実施の形
態2においてはバッテリ150を本体105Cに備える
ように説明したが、バッテリ150は本体105Cにコ
ネクタ等で接続されていて、本体105Cから着脱可能
な構造としてもよい。
【0193】[実施の形態3]この発明による携帯電話
機は、図16に示す携帯電話機100Bであっても良
い。携帯電話機100Bは、図3に示す携帯電話機10
0の本体105を本体105Bに代え、アダプタ140
をアダプタ140Bに代えたものであり、その他は携帯
電話機100と同じである。本体105Bは、携帯電話
機100の本体105に混合回路1124を追加し、ジ
ャック1114をジャック1122に代えたものであ
り、その他は本体105と同じである。また、アダプタ
140Bは、携帯電話機100のアダプタ140からジ
ャック1220を削除したものであり、その他はアダプ
タ140と同じである。
【0194】混合回路1124は、音声コーデック11
12によって復調およびディジタル信号からアナログ信
号への変換が行われた音声データをジャック1122へ
出力する。また、混合回路1124は、アダプタ140
Bのデータ端末装置120によって復号および再生が行
なわれた音楽データを結合端子1120を介して受取
り、その受取った音楽データをジャック1122へ出力
する。
【0195】ジャック1122は、混合回路1124か
らの音声データまたは音楽データをヘッドホン130へ
出力する。また、ジャック1122は、携帯電話機10
0Bのユーザが話した音声データをマイク(図示せず)
を介して受取り、音声コーデック1112へ出力する。
なお、ジャック1122は、マイクからの音声データを
入力し、2チャンネルの音楽データまたは音声データを
ヘッドホン130へ出力するため、4芯のジャックとな
っている。また、1つのジャックを介して音声データを
入出力し、音楽データを出力するので、携帯電話機によ
る通常の通話を行ないながら、音楽を聴くことができ
る。その他は、実施の形態1の説明と同じである。
【0196】携帯電話機100Bを用いても、実施の形
態1において説明したのと同じ方法によって配信サーバ
30からメモリカード110へ暗号化音楽データをダウ
ンロードできるとともに、メモリカード110から暗号
化音楽データを読出し、復号および再生を行なうことが
できる。
【0197】[実施の形態4]この発明による携帯電話
機は、図17に示す携帯電話機100Cであっても良
い。携帯電話機100Cは、図16に示す携帯電話機1
00Bの本体105Bを本体105Cに代え、アダプタ
140Bをアダプタ140Cに代えたものであり、その
他は携帯電話機100Bと同じである。本体105C
は、携帯電話機100Bの本体105Bにバッテリ15
0を追加したものであり、その他は本体105Bと同じ
である。また、アダプタ140Cは、アダプタ140B
からバッテリ150を削除したものであり、その他はア
ダプタ140Bと同じである。
【0198】バッテリ150は、MCU1106、音声
コーデック1112、および混合回路1124に駆動電
力を供給するとともに、結合端子1118を介してアダ
プタ140Cのデータ端末装置120にも駆動電力を供
給する。
【0199】携帯電話機100Cを用いても、実施の形
態1において説明したのと同じ方法によって配信サーバ
30からメモリカード110へ暗号化音楽データをダウ
ンロードできるとともに、メモリカード110から暗号
化音楽データを読出し、復号および再生を行なうことが
できる。
【0200】携帯電話機100Cは、バッテリ150が
本体105Cの駆動電力と、データ端末装置120の駆
動電力とを賄なうことができる容量を持っている場合、
アダプタ140Cのみを購入すれば、暗号化音楽データ
のダウンロードおよび復号・再生を行なうことができ
る。そして、携帯電話機100Cのユーザは1つのジャ
ック1122を介して通常の電話機能による音声データ
と、音楽データをステレオによって聴くことができる。
その他は、実施の形態1,3と同じである。
【0201】本実施の形態においてはバッテリ150を
本体105Cに備えるように説明したが、バッテリ15
0は本体105Cにコネクタ等で接続されていて、本体
105Cから着脱可能な構造としてもよい。
【0202】また、実施の形態1〜4において、アダプ
タ140には暗号化コンテンツデータまたはライセンス
の配信を受け、暗号化コンテンツデータを再生するデー
タ端末装置120を備えるように説明したが、必ずしも
両機能を備える必要はなく、配信を受ける機能と暗号化
コンテンツデータを再生する機能のいずれか一つのみを
行なうデータ端末装置を備えるものであってもよい。
【0203】さらに、実施の形態1〜4において、MP
3方式によって符号化された音楽データを扱うように説
明したが、特に、MP3に限定するものではなく、音楽
が生成可能なディジタルデータであればいかなる符号化
方式によって符号化された音楽データであってもよい。
【0204】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ配信システムを概念的に説明する概略
図である。
【図2】 本発明による携帯電話機の裏面の平面図であ
る。
【図3】 実施の形態1による携帯電話機の概略ブロッ
ク図である。
【図4】 図1に示すデータ配信システムにおける通信
のためのデータ、情報等の特性を示す図である。
【図5】 図1に示すデータ配信システムにおける通信
のためのデータ、情報等の特性を示す図である。
【図6】 図1に示すデータ配信システムにおける通信
のためのデータ、情報等の特性を示す図である。。
【図7】 ライセンスサーバの構成を示す概略ブロック
図である。
【図8】 実施の形態1における携帯電話機の構成を示
すブロック図である。
【図9】 図3に示す携帯電話機に含まれるデータ端末
装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態1におけるメモリカードの構成
を示すブロック図である。
【図11】 図1に示すデータ配信システムにおける配
信動作を説明するための第1のフローチャートである。
【図12】 図1に示すデータ配信システムにおける配
信動作を説明するための第2のフローチャートである。
【図13】 実施の形態1における携帯電話機における
再生動作を説明するための第1のフローチャートであ
る。
【図14】 実施の形態1における携帯電話機における
再生動作を説明するための第2のフローチャートであ
る。
【図15】 実施の形態2における携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図16】 実施の形態3における携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【図17】 実施の形態4における携帯電話機の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ライセンスサーバ、20 配信キャリア、30
配信サーバ、100,100A,100B,100C
携帯電話機、105,105A,105B,105C
本体、110 メモリカード、120 データ端末装
置、130 ヘッドホン、140,140A,1540
B,140C アダプタ、150 バッテリ、302
課金データベース、304 情報データベース、306
CRLデータベース、310 データ処理部、31
2,320,1205,1212,1404,140
8,1412,1422 復号処理部、315 配信制
御部、316,1210,1418 セッションキー発
生部、318,326,328,1208,1406,
1410 暗号処理部、350 通信装置、1102
アンテナ、1104 送受信部、1106,1222
MCU、1108 キー操作部、1110 ディスプレ
イ、1111 スピーカ、1112 音声コーデック、
1113 マイク、1218 DAC、1114,12
20 ジャック、1201 端子、1116 パッド、
1118,1224 結合端子、1124混合回路、1
200 メモリインタフェース、1202,1400
認証データ保持部、1204 Kp1保持部、1206
公開復号部、1214 DES、1216 MP3デ
コーダ、1226 着脱部、1230 共通鍵暗号・復
号部、1402 Kmc1保持部、1414 KPma
保持部、1415 メモリ、1416 KPm1保持
部、1420 コントローラ、1421 Km1保持
部、1440 ライセンス情報保持部、1442,14
44,1446 切換スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04M 11/00 302 H04M 1/00 G10L 9/00 N 1/02 H04B 7/26 M 1/725 H04L 9/00 601B 11/00 302 601E 673E Fターム(参考) 5J104 AA07 AA16 EA06 EA19 EA22 KA02 KA05 NA03 NA35 NA37 NA41 NA42 NA43 PA02 5K023 AA07 MM21 PP01 PP11 5K027 AA11 FF01 FF25 HH26 5K067 AA32 BB04 DD54 DD57 EE02 EE10 EE16 FF26 FF40 HH07 HH23 HH36 KK05 KK15 5K101 KK18 LL12 NN01 NN15 NN21

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デー
    タと、前記暗号化音楽データを復号して前記音楽データ
    を復元するための復号鍵であるライセンス鍵とを記録し
    たデータ記録装置から前記暗号化音楽データと前記ライ
    センス鍵とを取得して前記音楽データを再生する携帯電
    話機であって、 本体部と、 前記本体部から脱着可能なアダプタとを備え、 前記アダプタは、 前記データ記録装置を脱着する着脱部と、 データ端末装置とを含み、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 前記ライセンス鍵によって前記暗号化音楽データを復号
    して前記音楽データを復元する復号処理部と、 前記復号処理部にて復元された音楽データから音楽を再
    生する音楽再生部と、制御部とを含み、 音楽データの再生時、 前記制御部は、前記データ記録装置に記録された前記暗
    号化音楽データおよび前記ライセンス鍵を前記インタフ
    ェース部を介して取得し、その取得した暗号化音楽デー
    タおよびライセンス鍵を前記復号処理部に与える、携帯
    電話機。
  2. 【請求項2】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デー
    タおよび/または前記暗号化音楽データを復号して前記
    音楽データを復元するための復号鍵であるライセンス鍵
    を受信してデータ記録装置に記録する携帯電話機であっ
    て、 本体部と、 アダプタとを備え、 前記アダプタは、 前記データ記録装置を脱着する着脱部と、 データ端末装置とを含み、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 制御部とを含み、 データの受信時、 前記制御部は、前記本体部から前記暗号化音楽データお
    よび/または前記ライセンス鍵を受取り、その受取った
    暗号化音楽データおよび/またはライセンス鍵を前記イ
    ンタフェース部を介して前記データ記録装置に記録す
    る、携帯電話機。
  3. 【請求項3】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デー
    タおよび/または前記暗号化音楽データを復号して前記
    音楽データを復元するための復号鍵であるライセンス鍵
    をデータ記録装置に記録し、または前記データ記録装置
    に記録された前記暗号化音楽データと前記ライセンス鍵
    とを取得して前記音楽データを再生する携帯電話機であ
    って、 本体部と、 アダプタ部とを備え、 前記アダプタ部は、 前記データ記録装置を脱着する着脱部と、 データ端末装置とを含み、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 前記データ記録装置に対する認証データを保持する認証
    データ保持部と、 前記ライセンス鍵によって前記暗号化音楽データを復号
    する復号処理部と、 制御部とを含み、 データの受信時、 前記制御部は、前記本体部から前記暗号化音楽データお
    よび/または前記ライセンス鍵を受取り、その受取った
    暗号化音楽データおよび/またはライセンス鍵を前記イ
    ンタフェース部を介して前記データ記録装置に記録し、 データの再生時、 前記制御部は、前記認証データを前記インタフェース部
    を介して前記データ記録装置へ送り、前記データ記録装
    置において前記認証データが認証されることによって前
    記データ記録装置から送られて来るライセンス鍵および
    暗号化音楽データを前記復号処理部へ入力する、携帯電
    話機。
  4. 【請求項4】 前記アダプタ部は、前記データ端末装置
    から出力される音楽データの再生信号を外部出力装置へ
    出力するための音楽端子をさらに含む、請求項1または
    請求項3に記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記本体部は、通話時に相手側から受取
    った音声信号を外部へ出力し、音声信号を入力するため
    の音声端子を含む、請求項4に記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記音楽端子は、2チャンネルの出力信
    号を前記外部へ出力する、請求項4または請求項5に記
    載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記本体部は、前記データ端末装置から
    出力される音楽データの再生信号と、通話時に相手側か
    ら受取った音声信号とを外部出力装置へ出力し、音声信
    号を入力するための音楽音声端子を含む、請求項1また
    は請求項3に記載の携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記音楽音声端子は、2チャンネルの出
    力信号を前記外部出力装置へ出力する、請求項7に記載
    の携帯電話機。
  9. 【請求項9】 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置から前記ライセンス鍵を取得するた
    めの第1のセッション鍵を発生するセッション鍵発生部
    と、 前記バスに接続され、前記データ記録装置における前記
    認証データの認証に基づいて、前記データ記録装置から
    取得した第2のセッション鍵によって前記第1のセッシ
    ョン鍵を暗号化する暗号処理部とをさらに含み、 前記復号処理部は、 前記バスに接続され、前記第1のセッション鍵によって
    暗号化された前記ライセンス鍵を復号する第1の復号処
    理部と、 前記バスに接続され、前記第1の復号処理部において復
    号された前記ライセンス鍵によって前記暗号化音楽デー
    タを復号する第2の復号処理部とから成り、 データの再生時、 前記制御部は、さらに、前記第2のセッション鍵を前記
    暗号処理部へ与え、前記第1のセッション鍵によって暗
    号化されたライセンス鍵を前記第1の復号処理部へ与
    え、前記暗号化音楽データを前記第2の復号処理部へ与
    える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の携
    帯電話機。
  10. 【請求項10】 前記データ端末装置は、 前記バスに接続され、前記認証データに含まれる公開暗
    号鍵と非対象な秘密復号鍵を保持する鍵保持部と、 前記バスに接続され、前記公開暗号鍵によって暗号化さ
    れた前記第2のセッション鍵を前記秘密復号鍵によって
    復号する第3の復号処理部とをさらに含み、 データの再生時、 前記制御部は、さらに、前記公開暗号鍵によって暗号化
    された前記第2のセッション鍵を前記データ記録装置か
    ら受取り、前記第3の復号処理部へ与え、前記第3の復
    号処理部において復号された第2のセッション鍵を前記
    暗号処理部へ与える、請求項9に記載の携帯電話機。
  11. 【請求項11】 前記本体部は、前記データ端末装置を
    駆動する駆動電源を含む、請求項1から請求項10のい
    ずれか1項に記載の携帯電話機。
  12. 【請求項12】 前記アダプタ部は、前記データ端末装
    置を駆動する駆動電源をさらに含む、請求項1から請求
    項10のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  13. 【請求項13】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デ
    ータと、前記暗号化音楽データを復号して前記音楽デー
    タを復元するための復号鍵であるライセンス鍵とを記録
    したデータ記録装置から前記暗号化音楽データと前記ラ
    イセンス鍵とを取得して前記音楽データを再生する携帯
    電話機に装着するアダプタであって、前記データ記録装
    置を脱着する着脱部と、 データ端末装置とを備え、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 前記データ記録装置に対する認証データを保持する認証
    データ保持部と、 前記ライセンス鍵によって前記暗号化音楽データを復号
    する復号処理部と、 制御部とを含み、 音楽データの再生時、 前記制御部は、前記認証データを前記インタフェース部
    を介して前記データ記録装置へ送り、前記データ記録装
    置において前記認証データが認証されることによって前
    記データ記録装置から送られてくる前記ライセンス鍵お
    よび前記暗号化音楽データを受取り、その受取った暗号
    化音楽データおよびライセンス鍵を前記復号処理部に与
    える、アダプタ。
  14. 【請求項14】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デ
    ータおよび/または前記暗号化音楽データを復号して前
    記音楽データを復元するための復号鍵であるライセンス
    鍵を受信してデータ記録装置に記録する携帯電話機に装
    着するアダプタであって、 前記データ記録装置を脱着する着脱部と、 データ端末装置とを備え、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 制御部とを含み、 データの受信時、 前記制御部は、前記携帯電話機から前記暗号化音楽デー
    タおよび/または前記ライセンス鍵を受取り、その受取
    った暗号化音楽データおよび/またはライセンス鍵を前
    記インタフェース部を介して前記データ記録装置に記録
    する、アダプタ。
  15. 【請求項15】 音楽データを暗号化した暗号化音楽デ
    ータおよび/または前記暗号化音楽データを復号して前
    記音楽データを復元するための復号鍵であるライセンス
    鍵とを受信してデータ記録装置に記録し、または前記デ
    ータ記録装置に記録された前記暗号化音楽データと前記
    ライセンス鍵とを取得して前記データを再生する携帯電
    話機に装着するアダプタであって、 前記データ記録装置を着脱するための着脱部と、 データ端末装置とを備え、 前記データ端末装置は、 前記データ記録装置とデータの授受を行なうためのイン
    タフェース部と、 前記データ記録装置に対する認証データを保持する認証
    データ保持部と、 前記ライセンス鍵によって前記暗号化音楽データを復号
    する復号処理部と、 制御部とを含み、 データの受信時、 前記制御部は、前記携帯電話機から前記暗号化音楽デー
    タおよび/または前記ライセンス鍵を受取り、その受取
    った暗号化音楽データおよび/またはライセンス鍵を前
    記インタフェース部を介して前記データ記録装置に記録
    し、 データの再生時、 前記制御部は、前記認証データを前記インタフェース部
    を介して前記データ記録装置へ送り、前記データ記録装
    置において前記認証データが認証されることによって前
    記データ記録装置から送られてくる前記ライセンス鍵お
    よび前記暗号化音楽データを受取り、その受取ったライ
    センス鍵および暗号化音楽データを前記復号処理部へ入
    力する、アダプタ。
  16. 【請求項16】 前記データ端末装置から出力される音
    楽データの再生信号を外部出力装置へ出力するための音
    楽端子をさらに含む、請求項13または請求項15に記
    載のアダプタ。
  17. 【請求項17】 前記データ端末装置の駆動電源をさら
    に備える、請求項113から請求項16のいずれか1項
    に記載のアダプタ。
  18. 【請求項18】 前記携帯電話機に対して駆動電源を供
    給する、請求項17に記載のアダプタ。
  19. 【請求項19】 前記携帯電話機から駆動電源の供給を
    受ける、請求項13から請求項16のいずれか1項に記
    載のアダプタ。
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