JPH08195837A - 情報料課金システム及び情報提供端末 - Google Patents

情報料課金システム及び情報提供端末

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JPH08195837A
JPH08195837A JP7006034A JP603495A JPH08195837A JP H08195837 A JPH08195837 A JP H08195837A JP 7006034 A JP7006034 A JP 7006034A JP 603495 A JP603495 A JP 603495A JP H08195837 A JPH08195837 A JP H08195837A
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雅樹 鈴木
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EKUSHINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 料金徴収に面倒がなく、しかも、個々の情報
毎に料金の設定が可能な情報提供端末を提供すること。 【構成】 本カラオケ端末10では、カラオケ曲データ
を受信するたびに、カラオケ端末10の備える中央制御
装置31が、カラオケ曲データ毎に設定され、且つその
データ中の特定位置に記録された対価データPを機械的
に読み込み、その値を順に積算して行く。したがって、
中央制御装置31では、カラオケ曲データの受信がすべ
て完了した時点で、受信したデータの対価の積算が完了
し、その対価は、課金通信網5によって課金処理がなさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を蓄積している情
報センタから配信される情報を利用者に提供し得るよう
に構成された情報提供端末の設置者から、前記配信され
る情報の料金を徴収するための情報料課金システムと、
当該システムを構成するのに適した情報提供端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年普及している通信カラオケシステム
は、店舗等に設置された通信カラオケ端末に予め多数の
曲データを記憶しておき、新曲は電話回線を通じてホス
トコンピュータから配信する様に構成されている。
【0003】ところで、この新曲の配信に伴う料金は、
データ配信業者が端末設置業者の店舗等に直接出向いた
り、銀行口座に振り込んでもらうなどの方法によって、
データ配信業者が、それぞれの端末設置業者から徴収し
ているが、この様に個々の端末設置業者を管理して、曲
データ配信に対する料金徴収を行うことは、データ配信
業者側にとって大きな負担となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、出願人は、近
年実用化されているビデオテックス通信システムやダイ
ヤルキューツーシステムの様な課金回線網を利用した自
動課金システムの構築を検討することにした。このビデ
オテックス通信システムとしては、わが国ではキャプテ
ンシステムがよく知られている。このビデオテックス通
信システムは、ビデオテックス通信網を介して利用者端
末を情報センタに接続し、利用者端末からの要求に応じ
て、情報センタから文字図形情報などを提供する会話型
画像情報通信として実用化されている。そして、情報セ
ンタから提供した情報の料金を回収するため、上記のビ
デオテックス通信網は課金機能を備えており、情報単位
で料金徴収が可能となっている。また、ダイヤルキュー
ツーシステムは、利用者端末と情報センタとを公衆回線
を介して接続し、情報センタ毎に設定された単位時間当
りの情報料を公衆回線使用料に上乗せして従量計算によ
り料金徴収を行うものである。こうした課金通信網を利
用すれば、曲データの配信と同時に自動的に課金を行う
ことができ、通信カラオケシステムにおけるデータ配信
業者側の管理負担を大幅に軽減することが可能になるも
のと予測される。これは通信カラオケシステムだけに限
る訳ではなく、例えば通信回線を介して配信されるゲー
ムソフトにより利用者がゲームをすることのできるゲー
ム端末等、将来のマルチメディア社会における各種の有
料情報提供システムにおいても共通するものである。
【0005】ところで、従来の通信カラオケシステム等
においては、一曲の使用料金を一律に定めてあったた
め、曲の内容等とは無関係に曲数のみに依存して使用料
金が決まるものであった。そのため、配信した曲データ
が、例えば新曲とか、特殊なジャンルの曲といった負荷
価値の高いものを配信した場合でも、利用実績が高くて
採算の取れている曲を配信した場合でも、曲数に違いが
なければ使用料金は同じであった。
【0006】そこで、本発明は、料金徴収に面倒がな
く、しかも、個々の情報毎に料金の設定が可能な情報料
課金システムを提供することを目的とし、更に当該シス
テムを構築するのに適した情報提供端末を提供すること
をも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用、および効果】上述
の目的を達成するため、本発明は、請求項1記載の通
り、情報を蓄積している情報センタと、該情報センタか
ら情報通信網を介して配信された情報に基づいて利用者
に情報提供サービスを実行し得るようにされている情報
提供端末と、該情報提供端末と課金通信網を介して接続
し、前記情報の対価に相当する課金情報を含む情報を当
該情報提供端末に対して送信することにより端末に対す
る課金を実行する課金センタとを備える情報料課金シス
テムであって、前記情報通信網は課金通信網とは異なる
通信網であり、前記情報通信網を介して配信される情報
の各情報毎に設定された当該情報の対価を示す対価デー
タを記憶する対価記憶手段と、該対価記憶手段に記憶さ
れた対価データに基づき、配信された情報全部の対価を
算出する対価算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の情報料課金システムによれば、情
報提供端末に対して情報センタが情報を配信するときに
は、まず、情報提供端末と課金センタとを接続する。こ
こで、現行のキャプテンシステムやダイヤルキューツー
などの課金通信網では発呼側(電話をかけた側)に課金
することとなっているので、情報提供端末側から課金セ
ンタをコールして接続することになる。しかし、既に公
衆電話回線においても実用化されているように、コレク
トコール方式で着呼側(電話を受けた側)に課金するよ
うに課金通信網の構成を変更することは可能である。よ
って、ここでの接続は、情報提供端末側に課金される限
りは、端末側が発呼するものであっても課金センタ側が
発呼するものであっても構わない。
【0009】こうして情報提供端末と課金センタとが接
続されると、課金センタは、配信される情報の対価に相
当する課金情報を含む情報を当該情報提供端末に対して
送信する。これによって、課金通信網を介する情報提供
端末への課金が実行されるのである。
【0010】また、情報提供端末が要求した情報は、情
報センタから情報通信網を介して送信される。この情報
は、そのまま情報提供端末が利用者に提供可能な実情報
である場合もあるが、情報提供端末が保有する情報を利
用可能にする単なる暗号解読キーのようなものである場
合も考えられ、いずれにしても、この情報が送信された
結果として、情報提供端末における情報提供が可能にな
る。
【0011】ところで、上記構成において情報通信網は
課金通信網とは異なる通信網である。これは、情報提供
端末へ送信される実情報は、例えばカラオケ演奏用の新
曲データであるとか、ゲームソフトであるように、情報
量のかなり大きなものである場合が想定され、配信時に
は信頼性に加えて迅速性も要求される。一方、課金情報
については、情報量が大きいケースは少ないと思われ、
通信速度が多少低くても問題にはならないと考えられ
る。この様に実情報と課金情報とでは要求される条件が
異なるので、それぞれを配信するのに適した通信網を利
用することで、課金通信網を利用して実情報を配信する
よりも迅速であったり、データの信頼性が高かったりす
るという点で、情報提供端末が受け取るべき情報の種類
に応じた最適なシステム構成が可能となるのである。
【0012】なお、この様に情報通信網と課金通信網と
を異なるものとした場合、課金センタから情報提供端末
に送信される情報は、課金通信網の課金機能を作動させ
る課金情報が付与されていれば、実質的な内容は何でも
良く、特に意味のない単なるダミーのデータであっても
十分である。また、情報通信網と課金通信網とを異なる
ものとするのは、情報センタと課金センタとを別々に設
置することと等価ではない。即ち、本発明の情報料課金
システムにおいて、情報センタと課金センタは概念とし
て別物の如く表現されているが、別々の独立したセンタ
として存在してもよいし、一つのセンタの中に両機能を
持たせて構成してもよい。いずれの場合にしても、実情
報と課金情報とのそれぞれに適した別の通信網を利用す
ることで、上記のようなメリットが得られるのである。
【0013】こうした情報の配信及び課金の実行におい
て、特に、本発明の情報料課金システムでは、個々の情
報の対価を示す対価データが、対価記憶手段に記憶さ
れ、この対価データに基づいて、対価算出手段が配信さ
れた情報全部の対価を算出する。ここでいう個々の情報
とは、配信の単位となる情報であり、単一の情報を配信
の単位とする場合に限らず、複数の情報をまとめて配信
の単位とし、複数の情報に対して一つの対価が設定され
る場合も含めて想定している。この様にして対価を算出
することにより、例えば個々の情報の内容に応じて、異
なる対価を設定可能となり、最新の情報や特殊な情報の
対価を高めに設定したり、利用頻度が高くて既に採算の
取れている情報の対価を低めに設定したりでき、その様
に設定した価格体系で課金通信網により自動的に課金す
ることができる。
【0014】ところで、対価記憶手段および対価算出手
段の具体的な構成については、種々考え得るが、例え
ば、請求項2記載の通り、前記対価データは、前記情報
通信網を介して配信される情報の一部として、当該情報
中の実データに付加されて記憶され、前記対価算出手段
は、配信された情報中の対価データを参照して、対価を
積算するものであるとよい。
【0015】あるいは、請求項3記載の通り、前記対価
データは、個々の情報に対応させてテーブル中に記憶さ
れ、前記対価算出手段は、前記テーブル中の対価データ
を参照して、対価を積算するものであってもよい。
【0016】上記請求項2記載の情報料課金システムの
場合、対価データが情報としての実データに付加されて
いるので、情報センタ側に設けた対価算出手段により、
個々の情報を送信するたびに積算を行うか、情報提供端
末側に設けた対価算出手段により、個々の情報を受信す
るたびに積算を行うか、少なくともいずれかの構成を採
用する。情報センタ又は情報提供端末で積算された対価
は、いずれにしても課金センタに通知され、課金センタ
から情報提供端末に対して課金情報が送信されることに
より、課金通信網の機能によって課金が実行される。
【0017】この様な構成とした場合、配信される情報
の特定のフォーマットに従って対価データを読み取れ
ば、情報の番号やID等によって個々の情報を識別しな
くても、対価を積算して行けるので、積算処理の簡素化
を期待することができる。また、情報センタにおいて新
たに提供可能な情報を追加する場合も、情報と対価デー
タとを一括して追加することになるので、両者の対応づ
けの間違いなどといったデータの不整合が起こり得な
い。
【0018】一方、上記請求項3記載の情報料課金シス
テムの場合、対価データが個々の情報に対応させてテー
ブル中に記憶されている。このテーブルは、情報セン
タ、課金センタ、又は情報提供端末のいずれにあっても
よい。但し、対価データは、追加や更新などが必要とな
るので、テーブルを情報提供端末で記憶する場合、デー
タの追加や更新が必要となれば情報センタ又は課金セン
タ側から情報提供端末に接続して、データの追加や更新
を情報提供端末に指示する必要がある。また、対価記憶
手段と対価算出手段とが別々に分けて配した場合、対価
算出手段が対価データのテーブルを参照できる様に、対
価データのテーブルを送信する必要が生じる。また、情
報センタ又は情報提供端末で対価が積算される構成とし
た場合は、その対価が課金センタに通知される。最終的
に、課金センタからは、情報提供端末に対して課金情報
が送信され、課金通信網の機能によって課金が実行され
る。
【0019】この様な構成とした場合、配信可能な情報
の対価データを一括して管理できるので、対価データ全
体の更新等が容易となる。また、情報の配信に先だって
対価を算出する場合等においては、テーブルのサーチだ
けで積算処理ができるので、積算処理が迅速になるもの
と期待される。
【0020】ところで、上記の情報料課金システムにお
いて、前記情報センタ又は課金センタは、前記情報提供
端末に配信可能な情報のリストを、当該情報提供端末に
対して配信するリスト配信手段を備えていると便利であ
る。
【0021】この様な情報料課金システムによれば、情
報提供端末に配信可能な情報のリストを、リスト配信手
段が情報提供端末に対して配信するので、情報提供端末
では、配信を受けられる情報の最新のリストを容易に知
ることができる。ここで、このリストには、提供可能な
情報のタイトルや内容を示すデータ以外に、それぞれの
対価データも含めることにより、上述の対価データのテ
ーブルとしても利用可能にされているとより望ましい。
この様に対価データを含めてテーブル化されたリストが
送信されてくる場合、上記対価算出手段は情報提供端末
に配置しておくとよい。
【0022】また更に、この様な情報料課金システムに
おいて、前記情報提供端末は、前記リスト配信手段に対
して、前記リストの配信を要求するリスト要求手段を備
えているとよい。この様に構成した情報料課金システム
によれば、情報提供端末が必要とした時にのみ、情報提
供端末に配信可能な情報のリストを配信できるので、例
えば必要もないのに定期的にリストを配信するといった
ことがなくなる。
【0023】さて、以上説明した本発明の情報料提供シ
ステムを構築するのに適した情報提供端末としては、例
えば請求項6記載の通り、情報通信網を介して情報セン
タと接続する情報通信網接続手段と、前記情報センタか
ら配信を受けた情報を記憶しておく情報記憶手段と、課
金通信網を介して課金センタと接続する課金通信網接続
手段と、を備えた情報提供端末であって、前記情報通信
網は課金通信網とは異なる通信網であり、前記情報セン
タから配信される情報の各情報毎に設定された当該情報
の対価を示す対価データに基づき、配信された情報全部
の対価を算出する対価算出手段を備えたことを特徴とす
る情報提供端末を採用することができる。
【0024】また、この情報提供端末において、請求項
7記載の通り、前記対価算出手段は、前記情報通信網を
介して配信される情報の一部として、当該情報中の実デ
ータに付加された対価データを参照して、対価を積算す
るものであるとよい。
【0025】あるいは、請求項8記載の通り、前記対価
算出手段は、個々の情報に対応させてテーブル中に格納
された対価データを参照して、対価を積算するものであ
ってもよい。そして更に、請求項9記載の通り、前記情
報センタから配信を受けられる情報のリストの配信を、
前記情報センタ又は前記課金センタに対して要求するリ
スト要求手段を備えているとより望ましい。
【0026】これらの情報提供端末の各構成の作用・効
果は、上述した情報料課金システムについて説明したも
のと同様であり、本発明の情報料課金システムを構築す
るのに適している。また、特に、対価算出手段を情報提
供端末側に配することにより、情報提供端末が多数設置
されても、対価の算出については情報センタや課金セン
タに負荷がかからず、その分、各情報提供端末に対する
サービスを迅速に実行することができる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、本発明の情報料課金システムを通信
式カラオケシステムに適用した場合の例である。本通信
式カラオケシステムは、図1に示すように、カラオケ曲
データを蓄積している情報センタ3と、情報センタ3か
ら情報通信網7を介してカラオケ曲データの配信を受け
ると共に、そのカラオケ曲データに基づいてカラオケ演
奏を実施できるように構成されたカラオケ端末10と、
カラオケ端末10と課金通信網5を介して接続し、カラ
オケ端末10に対して課金情報を送信することにより、
カラオケ端末10に対する課金を実行する課金センタ1
とを備えている。課金センタ1に対しては、複数のカラ
オケ端末10が、課金通信網5を介して接続されると共
に、情報センタ3に対しても、同じく複数のカラオケ端
末10が、情報通信網7を介して接続されている。ま
た、課金センタ1と情報センタ3との間についても接続
されている。
【0028】上記構成の内、まず、カラオケ端末10の
構成について説明する。カラオケ端末10は、図2に示
すように、情報通信網7を介して情報センタ3と接続す
る情報通信網接続手段としての第1通信制御装置27
と、情報センタ3から配信を受けたカラオケ曲データを
記憶しておく情報記憶手段としてのハードディスク33
と、課金通信網5を介して課金センタ1と接続する課金
通信網接続手段としての第2通信制御装置28とを備
え、これらが周知のCPU,ROM,RAM等によって
構成される中央制御装置31によって制御されている。
また、この中央制御装置31が、本実施例においてリス
ト要求手段として機能し、課金センタ1に対して曲目リ
ストの配信を要求する処理を実行する。
【0029】また、カラオケ端末10は、カラオケ曲デ
ータに基づいて伴奏音楽を再現する音声再生回路35
と、音声再生回路35からの伴奏音楽とマイクロフォン
43から入力した音声とをミキシングしてスピーカ41
へと出力するミキサアンプ38とを備えており、カラオ
ケ演奏が可能に構成されている。
【0030】次に、このカラオケ端末10の機能につい
て概略を説明する。上記カラオケ端末10では、ハード
ディスク33に数千曲程度のカラオケ曲データを記憶し
ておくことができ、通常は、この記憶されたカラオケ曲
データに基づいて、カラオケ演奏処理を行うことができ
る。また、新曲の追加などの必要が生じた際には、情報
センタ3よりカラオケ曲データを受信して、ハードディ
スク33に記憶させることができる。ちなみに、1曲分
のカラオケ曲データは、曲同士を識別するための識別情
報である曲番号情報と、実体情報とから構成されてい
る。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMID
I(Musical InstrumentDigital Interface)規格の演
奏情報や、歌詞情報及び背景映像情報からなっている。
背景映像情報は曲毎に対応した映像情報を符号化したも
のである。
【0031】このカラオケ端末10でカラオケ演奏を行
う際には、利用者は入力手段としての操作パネル45あ
るいはリモコン等を操作することで歌いたい曲を選択す
る。すると中央制御装置31は、所定のカラオケ演奏プ
ログラムに従って、カラオケ演奏処理を実行する。簡単
に説明すると、中央制御装置31は、選択された曲に対
応する演奏情報、歌詞情報および背景映像情報をハード
ディスク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路3
5に、歌詞情報および背景映像情報は画面表示制御装置
26にそれぞれ転送する。音声再生回路35に出力され
た演奏情報は、アナログの演奏信号に変換された後、ミ
キサアンプ38へ送られて電気的に増幅されると共に、
マイクロフォン43を介して入力する利用者の歌声と適
度な割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信
号は、スピーカ41により演奏音として外部へ出力され
る。一方、演奏情報と同期して出力される歌詞情報は、
画面表示制御装置26において、背景映像信号と合成
(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29に表示
される。これにより、テレビモニタ29には、背景映像
に歌詞テロップが合成された状態で表示される。
【0032】次に、情報センタ3の構成及び機能につい
て説明する。情報センタ3は、図3に示すとおり、情報
通信網7を介してカラオケ端末10と接続する情報通信
網接続手段としての通信制御装置77と、カラオケ端末
10に配信するカラオケ曲データを蓄積する情報蓄積手
段としての記憶装置73とを備え、これらがホストコン
ピュータ71によって制御されている。また、ホストコ
ンピュータ71には、入力装置75、プリンタ79、C
RT81などの各種機器が接続されている。また、記憶
装置73には、カラオケ曲データの他に、ホストコンピ
ュータ71が作動するための各種制御プログラム等も記
憶されている。
【0033】この様に構成された情報センタ3は、課金
センタ1から指示されたカラオケ端末10に対し、課金
センタ1から指示されたカラオケ曲データを、情報通信
網7を介して送信する様に動作する。つまり、本実施例
においては、情報センタ3は、課金センタ1から受けた
指示のみに基づいて、特定のカラオケ端末10へカラオ
ケ曲データを配信する構成となっている。
【0034】次に、課金センタ1の構成及び機能につい
て説明する。課金センタ1は、図3に示すとおり、課金
通信網5を介してカラオケ端末10と接続する通信制御
装置57を備え、ホストコンピュータ51によって制御
されている。また、ホストコンピュータ51には、ホス
トコンピュータ51が作動するための各種制御プログラ
ムや、上記の各カラオケ端末10毎の課金情報等を記憶
する記憶装置53と、その他、入力装置55、プリンタ
59、CRT61などの各種機器が接続されている。ま
た、通信制御装置57は、情報センタ3の通信制御装置
77と接続されており、相互に情報通信が可能とされて
いる。
【0035】この様に構成された課金センタ1は、カラ
オケ端末10からの要求を受け付け、曲目リストの配
信、カラオケ端末10に対する課金のための処理、情報
センタ3に対するカラオケ曲データ送信指示等を実行す
る。曲目リストの配信に当たっては、必要に応じて情報
センタ3から情報を取り寄せ、課金センタ1が下記表1
に例示した様な曲目リストデータを作成し、カラオケ端
末10へと送信する。このリスト配信手段としての処理
は、ホストコンピュータ51によって実行される。この
曲目リストデータには、個々のカラオケ曲データ毎に設
定された対価データP(単価P)が含まれている。即
ち、本実施例において、対価データPは、課金センタ1
が有する対価記憶手段としての記憶装置53に記憶さ
れ、ホストコンピュータ51によってテーブル化されて
管理されている。
【0036】
【表1】
【0037】上記のような曲目リストデータが配信され
たカラオケ端末10では、中央制御装置31が後述する
処理に従って、曲目リストデータを参照して、配信を要
求する曲についての対価の合計金額T1を算出する。即
ち、本実施例においては、各カラオケ端末10が備える
中央制御装置31が対価算出手段に相当する。上記表1
に示した具体例で言えば、上記表1中の曲A、曲Bの2
曲の配信を要求した場合、中央制御装置31において曲
A、曲Bの対価Pを加算して合計金額が2000円と算
出される。
【0038】こうして算出された金額を、課金条件とし
て課金センタ1に通知することにより、課金センタ1で
は、当該カラオケ端末10に対して上記金額の課金を実
行する。カラオケ端末10に対する課金のための処理に
当たっては、カラオケ端末10に対して課金のための情
報を課金通信網5を介して送信する。この課金のための
情報は、その後に情報通信網7経由で送信されるカラオ
ケ曲データの料金に相当する金額が設定された有料情報
であり、この有料情報が課金通信網5を介して送信され
ると、課金通信網5の課金機能により、送信先であるカ
ラオケ端末10に対して所定額が課金される。課金セン
タ1が送信する課金情報に設定される金額は、カラオケ
端末10が計算して、課金センタ1に通知した課金条件
によって決定される。
【0039】情報センタ3に対するカラオケ曲データ送
信指示に当たっては、課金のための処理が完了したこと
を条件に、課金センタ1にカラオケ端末10から送信さ
れてきた曲コードと、カラオケ端末10を特定する端末
コードとを、情報センタ3に対して送信する。
【0040】なお、上述の様な課金機能を有する課金通
信網5としては、現在の日本国内では、キャプテンシス
テムと呼ばれるビデオテックス通信網や、ダイヤルキュ
ーツー通信網等がその代表的なものとして知られてお
り、本実施例では、ビデオテックス通信網を想定してい
る。課金通信網5は、本通信網を経由してデータのやり
取りが行われた場合に、カラオケ端末10が課金センタ
1から配信を受けたデータの種別を、データのやり取り
の途中に位置する立場から取得し、データの種別に応じ
て予め登録されている料金リストを参照し、当該データ
の送信に対して課金すべき金額を算出する。なお、上記
の料金リストは、データの種別と料金との関係をテーブ
ル化したものである。課金通信網5において課金された
料金は、カラオケ端末10に対する電話料金に上乗せし
た形で、電話事業者により代行徴収され、手数料を控除
した上でデータ配信業者へと渡される。
【0041】次に、カラオケ曲データの配信および課金
に関する処理について、図4のフローチャートに基づい
て説明する。なお、本フローチャートは、カラオケ端末
10の動作を基準に表してあるが、情報センタ3および
課金センタ1の動作についても、必要に応じて並行して
説明する。
【0042】まず、本処理はカラオケ端末10側での所
定の操作により開始され、カラオケ端末10は、課金通
信網5を介して課金センタ1に接続し、自己の端末コー
ドCID及び曲目リストデータを要求する旨を示すデー
タを送信する(S110)。これに応じて、課金センタ
1では、受信した端末コードCIDによりカラオケ端末
10を特定する。そして、情報センタ3に蓄積されてい
る曲データに基づいて曲目リストデータを作成し、この
曲目リストデータをカラオケ端末10へと送信する。こ
の曲目リストデータは、例えば曲名を五十音順に並べら
れたり、曲のジャンル別あるいは料金別などに区分けし
て作成されていると、後の選択が容易となるのでより望
ましい。
【0043】次に、カラオケ端末10は、送信されてき
た曲目リストデータに基づいて、配信を受けることので
きる曲名を付属のディスプレイに表示する(S12
0)。この時、ディスプレイには、曲名と同時に曲の単
価を表示する。そして、オペレータ(端末設置業者)に
よって曲番号が選択されるまで待機する(S130)。
オペレータによって所望の曲番号が選択されたら、曲目
リストデータに含まれて送信されてくる曲の対価データ
を参照して、選択された曲目の合計金額T1を計算し
(S140)、合計金額T1をディスプレイに表示する
(S150)。
【0044】次に、配信を受けるか否かの確認をとるた
め、オペレータによって「送信要」又は「送信不要」の
指示が入力されるまで待機する(S160)。ここで、
「送信不要」と指示されれば、処理を終了するか否かの
確認を取り、終了の指示であれば本処理を終了し(S1
65:YES)、終了しないのであれば、再びS130
へと戻る。一方、「送信要」と指示されれば、課金セン
タ1へ、選択された曲コードNをリクエスト情報として
送信すると共に、合計金額T1を課金条件として課金セ
ンタ1へ送信する(S170)。
【0045】課金センタ1では、リクエスト情報及び課
金条件を受信して、まず、課金すべき金額に対応する課
金情報を課金通信網5を介してカラオケ端末10へと送
信する。ここで、課金情報は、送信によって必要な課金
がなされれば、内容自体は何でもよく、意味のない単な
るダミーのデータであっても十分である。即ち、課金情
報は、カラオケ端末10にとって必ずしも必要な情報で
はなく、課金通信網5の課金機能を作動させるためのデ
ータなのである。より具体的には、本実施例では、課金
情報の送信により、カラオケ端末10に対するビデオテ
ックス通信システム上の課金が実行され、後日電話料金
と共に端末設置者の銀行口座から引き落とされることに
なる。この課金処理の実績は、課金センタ1に記録さ
れ、また、課金通信網5を管理する電話事業者側におい
ても記録される。なお、電話事業者は記録した課金処理
の実績に基づいて、端末設置業者から代行徴収したデー
タ料金の中から手数料を控除した残りを課金センタ1の
設置者であるデータ配信業者に渡すことになる。更に、
課金センタ1では、課金処理の完了を条件に、情報セン
タ3に対して、端末コードCIDと曲コードNとを送信
する。これを受けた情報センタ3では、端末コードCI
Dによって特定されるカラオケ端末10に対して接続を
要求する。
【0046】さて、カラオケ端末10では、情報センタ
3からの接続要求を待って、情報センタ3との接続を行
い、情報センタ3から送信されてくるカラオケ曲データ
を受信する(S180)。ここで、課金センタ1から情
報センタ3へ送信された曲コードNは、前の処理でカラ
オケ端末10から課金センタ1へ送信した曲コードNで
あり、カラオケ端末10が選択した曲目のカラオケ曲デ
ータが配信されることになる。そして、カラオケ端末1
0は、配信されたカラオケ曲データをハードディスク3
3に記録・保存する(S190)。
【0047】以上説明したカラオケ端末10、課金セン
タ1、および情報センタ3の動作を、通信シーケンス図
で示すと図5に示す通りである。まず、カラオケ端末1
0が課金通信網5を介して課金センタ1に対して発呼
し、接続できた後にパスワードを送信する。
【0048】課金センタ1ではこのパスワードを受信し
てパスワードの照合を行い、本通信カラオケシステム内
のものとして登録されている端末であれば、パスワード
OKを示す信号を送信する。カラオケ端末10はこのパ
スワードOK信号を受信して、曲目リストデータを要求
する。
【0049】課金センタ1では、この曲目リストデータ
要求を受け付けて当該カラオケ端末に配信可能なカラオ
ケ曲データを検索して曲目リストデータを作成し、カラ
オケ端末10に送信する。カラオケ端末10では、送ら
れてきた曲目リストデータに基づいて、曲目を選択する
処理を行い、カラオケ曲データの配信を受ける場合に
は、課金センタ1に対してリクエスト情報及び課金条件
を示す信号を送信する。
【0050】課金センタ1は、送信されてきた課金条件
に応じて、購入価格に相当する料金を課金するためのデ
ータをカラオケ端末10に向けて送信する。これを受け
てカラオケ端末10は課金センタ1との接続を遮断す
る。以上の処理が終了すると、今度は、課金センタ1が
情報センタ3に発呼・接続し、カラオケ端末10からの
リクエスト情報を送信する。情報センタ3は、このリク
エスト情報を受信して、受信完了を返信する。これを受
けて、課金センタ1は情報センタ3との接続を遮断す
る。
【0051】以上の処理が終了すると、次に、情報セン
タ3がカラオケ端末10に発呼・接続し、課金センタ1
を経由して送信されてきたリクエスト情報によって指定
されているカラオケ曲データを送信する。カラオケ端末
10は、カラオケ曲データを受信して、受信完了を返信
する。この受信完了を受けて、情報センタ3はカラオケ
端末10との接続を遮断する。
【0052】こうして、「カラオケ端末10」→「課金
センタ1」→「情報センタ3」→「カラオケ端末10」
という順番で通信が受け渡され、カラオケ曲データの有
料配信が実行されることになる。以上説明した通り、本
発明の情報料課金システムを適用した通信カラオケシス
テムによれば、端末設置業者からのカラオケ曲データの
配信要求に対し、その受付処理を自動的に行うと共に、
当該配信に伴う料金徴収については電話事業者による代
行サービスを利用することができる。したがって、デー
タ配信業者の料金徴収にかかる負担を軽減することがで
きる。
【0053】特に、本実施例においては、個々のカラオ
ケ曲データ毎に設定された対価を示す対価データが、カ
ラオケ曲データに対応させてテーブル化された曲目リス
トデータとして課金センタ1側で記憶され、更に、この
曲目リストデータの配信を受けるカラオケ端末10側で
は、対価データに基づいて、配信されたカラオケ曲デー
タ全部の対価を算出する構成となっている。したがっ
て、例えば新曲や特殊なジャンルの曲の対価を高めに設
定したり、利用頻度が高くて既に採算の取れている曲の
対価を低めに設定したりでき、その様に設定した価格体
系で課金通信網5により自動的に課金することができ
る。
【0054】更に、本実施例においては、課金センタ1
が、カラオケ端末10に配信可能な曲のリストである曲
目リストデータを、カラオケ端末10に対して配信する
構成なので、カラオケ端末10では、配信を受けられる
カラオケ曲データの最新のリストを容易に知ることがで
きる。特に、この曲目リストデータは、対価データを含
めてテーブル化されたデータなので、カラオケ端末10
側では、実際に送信を受ける前に、対価の合計を知るこ
とができる。また、この曲目リストデータは、カラオケ
端末10が必要とした時にのみ配信されるので、カラオ
ケ端末10では、まさに必要となった時に、最新の曲目
リストデータを得ることができる。
【0055】次に、対価データの記憶形式が異なる別の
実施例について説明する。本実施例のシステム構成は、
図1〜図3に示した通信式カラオケシステムと同様のハ
ードウェア構成である。但し、本実施例では、後で述べ
る通り、カラオケ端末10からの曲の配信要求は情報セ
ンタ3で受け付け、課金センタ1は課金に関する処理の
みを実行する。
【0056】また、本実施例では、情報通信網7を介し
て配信されるカラオケ曲データの一部として、カラオケ
曲データ中の実体情報に付加されている。より具体的に
は、本実施例において、1曲分のカラオケ曲データは、
図6に例示する様に、管理情報と実体情報とから構成さ
れている。この内の実体情報は、既に述べたように伴奏
音楽の情報であるMIDI規格の演奏情報や、歌詞情報
及び背景映像情報からなり、曲によってサイズが異なる
不定長のデータである。一方、管理情報は、データの先
頭側にある固定長のデータで、当該データの価格を示す
対価データPの他、曲同士を識別するための識別情報で
ある曲コードN等が、特定のフォーマットで記録されて
いる。従って、例えば管理情報を取得するには、先頭の
n1バイト分のデータを機械的に読み込むだけでよく、
更に例えば対価データPを得るには、特定のフォーマッ
トに従って、管理情報中のn2バイト目からn3バイト
分の領域に記録された値を機械的に読み込むだけでよ
い。つまり、先の実施例のように、曲番号などによって
個々のカラオケ曲データを識別し、テーブルを参照する
といった処理をしなくても、カラオケ曲データを送受信
する際に、その都度、機械的に特定の領域に記録された
値を読めば、当該カラオケ曲データの対価を取得できる
のである。
【0057】本実施例では、カラオケ端末10側で、カ
ラオケ曲データを受信するたびに、カラオケ端末10の
備える中央制御装置31が、カラオケ曲データ中の特定
位置に記録された対価データPを機械的に読み込み、そ
の値を順に積算して行く。したがって、中央制御装置3
1では、カラオケ曲データの受信がすべて完了した時点
で、受信したデータの対価の積算が完了することにな
る。
【0058】次に、カラオケ曲データの受信及び課金に
関する処理について、図7に示すフローチャートに基づ
いて説明する。なお、本フローチャートは、カラオケ端
末10の動作を基準に表してあるが、情報センタ3およ
び課金センタ1の動作についても、必要に応じて並行し
て説明する。また、先に説明した実施例と同様な点につ
いては簡単に説明するにとどめる。
【0059】本処理はカラオケ端末10側での所定の操
作により開始され、まず、カラオケ端末10は、情報通
信網7を介して情報センタ3に接続し、自己の端末コー
ドCID及び曲目リストデータを要求する旨を示すデー
タを送信する(S310)。即ち、本実施例では、課金
センタ1ではなく、情報センタ3において各カラオケ端
末10からの要求を受け付ける構成になっている。
【0060】これに応じて、情報センタ3では、受信し
た端末コードCIDによりカラオケ端末10を特定し、
曲目リストデータを作成してカラオケ端末10へと送信
する。カラオケ端末10は、送信されてきた曲目リスト
データに基づいて、配信を受けることのできる曲名を付
属のディスプレイに表示し(S320)、オペレータ
(端末設置業者)によって曲番号が選択されるまで待機
する(S330)。オペレータによって所望の曲番号が
選択されたら、配信を受けるか否かの確認をとるため、
オペレータによって「送信要」又は「送信不要」の指示
が入力されるまで待機する(S340)。ここで、「送
信不要」と指示されれば、処理を終了するか否かの確認
を取り、終了の指示であれば本処理を終了し(S34
5:YES)、終了しないのであれば、再びS330へ
と戻る。一方、「送信要」と指示されれば、情報センタ
3へ、選択された曲コードN(これは、先の実施例と同
様に曲目リストデータ中に含まれている)をリクエスト
情報として送信する(S350)。この要求に応じて情
報センタ3からは、曲コードNで指定されたカラオケ曲
データが配信される。なお、このカラオケ曲データは、
図7に例示したような、管理情報+実体情報という形式
になっている。但し、このカラオケ曲データの実体情報
部分にはスクランブルがかけられており、そのままでは
使用不可能な状態である。これは、後述する課金通信網
5による所定の課金処理がなされるまで、取得したデー
タの使用を禁止するためである。さて、カラオケ端末1
0では、カラオケ曲データを受信し(S360)、カラ
オケ曲データの先頭に記録された管理情報中の対価デー
タPを、上述の様に機械的に読み出して合計金額T1に
加算する(S370)。なお、この合計金額T1は、カ
ラオケ曲データを受信前にゼロクリアされている。そし
て、配信されたカラオケ曲データは、ハードディスク3
3に記録・保存する(S380)。このS360〜S3
80の処理は、要求したカラオケ曲データの曲数分だけ
繰り返し実行される(S390:NO)。
【0061】カラオケ曲データの受信が完了すれば(S
390:YES)、情報センタ3との接続を断ち、続い
て自動的に課金通信網5を介して課金センタ1に接続
し、合計金額T1を課金条件として課金センタ1へ送信
する(S400)。つまり、本実施例では、先の実施例
とは異なり、情報センタ3からカラオケ曲データの配信
を受けた後に、課金センタ1に対して課金の実行を要求
するのである。
【0062】課金センタ1では、課金条件を受信して、
上述したカラオケ曲データを使用可能とする暗号解読キ
ーとなるデータに、課金すべき金額に対応する課金情報
を付与して、課金通信網5を介してカラオケ端末10へ
と送信する。これにより、カラオケ端末10に対する課
金が実行されることになる。
【0063】カラオケ端末10は、課金センタ1からの
情報を受信すると(S410)、先に配信を受けてハー
ドディスク33内に記憶したカラオケ曲データのスクラ
ンブルを解除して、以後は通常のカラオケ演奏に利用で
きるような状態になる(S420)。
【0064】以上説明した通り、本実施例の通信カラオ
ケシステムでも、データ配信業者の料金徴収にかかる負
担を軽減することができ、しかも、曲毎に異なる料金を
設定した価格体系で課金を実行できるいう、先の実施例
と同様の効果を奏する。また特に、本実施例において
は、対価データが、カラオケ曲データに含まれた状態で
情報センタ3側で記憶され、カラオケ端末10側では、
カラオケ曲データの配信を受ける毎に、カラオケ曲デー
タの対価を積算する構成となっているので、配信される
個々のデータを識別して、対価データのテーブルをサー
チするといった手間のかかる処理が不要となる。
【0065】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
の種々なる態様を採用することができる。例えば、実施
例では、曲毎に個別に対価を設定していたが、必ず特定
の複数の曲をまとめて配信する場合には、その特定の複
数の曲を一つの単位として対価を設定してもよい。より
具体的には、最新曲20曲、演歌30曲といった配信単
位を設定し、各配信単位で個々に適当な対価を設定する
ことができる。
【0066】また、実施例では、本発明を通信式カラオ
ケシステムに適用した例を示したが、これに限らず、有
料で情報提供を行うシステムであれば本発明の適用対象
となり得る。例えば、有料のゲームソフトを情報センタ
から配信し、端末側でゲームを実行できるように構成さ
れた通信式ゲームシステムなどに適用しても、実施例と
同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の通信式カラオケシステムの概略構成
図である。
【図2】 カラオケ端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 課金センタ及び情報センタの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 カラオケ曲データの配信および課金に関する
処理のフローチャートである。
【図5】 カラオケ端末、課金センタ、および情報セン
タの間における通信シーケンス図である。
【図6】 別の実施例のカラオケ曲データのデータ形式
を説明するための説明図である。
【図7】 別の実施例におけるカラオケ曲データの配信
および課金に関する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・課金センタ、3・・・情報センタ、5・・・課
金通信網、7・・・情報通信網、10・・・カラオケ端
末、26・・・画面表示制御装置、27・・・第1通信
制御装置、28・・・第2通信制御装置、29・・・テ
レビモニタ、31・・・中央制御装置、33・・・ハー
ドディスク、35・・・音声再生回路、38・・・ミキ
サアンプ、41・・・スピーカ、43・・・マイクロフ
ォン、51,71・・・ホストコンピュータ、53,7
3・・・記憶装置、55,75・・・入力装置、57,
77・・・通信制御装置、59,79・・・プリンタ、
61,81・・・CRT。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 15/04 302 D H04M 11/08 H04N 7/16 C 7/173 // H04L 9/06 9/14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を蓄積している情報センタと、 該情報センタから情報通信網を介して配信された情報に
    基づいて利用者に情報提供サービスを実行し得るように
    されている情報提供端末と、 該情報提供端末と課金通信網を介して接続し、前記情報
    の対価に相当する課金情報を含む情報を当該情報提供端
    末に対して送信することにより端末に対する課金を実行
    する課金センタとを備える情報料課金システムであっ
    て、 前記情報通信網は課金通信網とは異なる通信網であり、 前記情報通信網を介して配信される情報の各情報毎に設
    定された当該情報の対価を示す対価データを記憶する対
    価記憶手段と、 該対価記憶手段に記憶された対価データに基づき、配信
    された情報全部の対価を算出する対価算出手段とを備え
    たことを特徴とする情報料課金システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報料課金システムにお
    いて、 前記対価データは、前記情報通信網を介して配信される
    情報の一部として、当該情報中の実データに付加されて
    記憶され、 前記対価算出手段は、配信された情報中の対価データを
    参照して、対価を積算することを特徴とする情報料課金
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報料課金システムにお
    いて、 前記対価データは、個々の情報に対応させてテーブル中
    に記憶され、 前記対価算出手段は、前記テーブル中の対価データを参
    照して、対価を積算することを特徴とする情報料課金シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載の情報料課金シ
    ステムにおいて、 前記情報センタ又は課金センタは、前記情報提供端末に
    配信可能な情報のリストを、当該情報提供端末に対して
    配信するリスト配信手段を備えたことを特徴とする情報
    料課金システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報料課金システムにお
    いて、 前記情報提供端末は、前記リスト配信手段に対して、前
    記リストの配信を要求するリスト要求手段を備えたこと
    を特徴とする情報料課金システム。
  6. 【請求項6】 情報通信網を介して情報センタと接続す
    る情報通信網接続手段と、 前記情報センタから配信を受けた情報を記憶しておく情
    報記憶手段と、 課金通信網を介して課金センタと接続する課金通信網接
    続手段と、 を備えた情報提供端末であって、 前記情報通信網は課金通信網とは異なる通信網であり、 前記情報センタから配信される情報の各情報毎に設定さ
    れた当該情報の対価を示す対価データに基づき、配信さ
    れた情報全部の対価を算出する対価算出手段を備えたこ
    とを特徴とする情報提供端末。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報提供端末において、 前記対価算出手段は、前記情報通信網を介して配信され
    る情報の一部として、当該情報中の実データに付加され
    た対価データを参照して、対価を積算することを特徴と
    する情報提供端末。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の情報提供端末において、 前記対価算出手段は、個々の情報に対応させてテーブル
    中に格納された対価データを参照して、対価を積算する
    ことを特徴とする情報提供端末。
  9. 【請求項9】 請求項6〜請求項8記載の情報提供端末
    において、 前記情報センタから配信を受けられる情報のリストの配
    信を、前記情報センタ又は前記課金センタに対して要求
    するリスト要求手段を備えたことを特徴とする情報提供
    端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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