JP2008247521A - 給送装置、記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

給送装置、記録装置および液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カセット部を給送装置本体に取り付ける際、容易に前記カセット部のシャッタ部を開状態することができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(144)は、カセット部300の外部へ被記録媒体(P)が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部340を有し、給送装置本体(101、144、210)に着脱可能なカセット部300と、該カセット部内に収納された被記録媒体(P)を給送する給送ローラ190と、前記カセット部300が給送装置本体(101、144、210)に取り付けられる際、前記シャッタ部と340当接し該シャッタ部340を開くシャッタ開作用部(230)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図17

Description

本発明は、カセット部の外部へ被記録媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、給送装置本体に着脱可能なカセット部を備えた給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
また、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置本体に着脱可能なカセットは、筐体部と、カセット内ホッパと、カバー蓋部と、シャッタ部とから成る複数の部品によって構成されていた。ここで、前記筐体部は、カセット内に収納された被記録媒体の一例である用紙を覆う部材である。また、前記カセット内ホッパは、揺動可能に設けられ、載置された用紙を記録装置本体の給送ローラに接離移動させることができるように構成されている。
またさらに、前記カバー蓋部は、前記筐体部の前面に設けられ、該カバー蓋部を開けることによって、前記カセット内に用紙を補充することができるように構成されている。また、前記シャッタ部は、カセット内の用紙が、給送方向へ移動しないように規制する部材である。そして、前記シャッタ部は、前記カセットが前記記録装置本体に取り付けられる際、開状態にすることが可能に設けられている。さらに、前記シャッタ部は、前記カセットが前記記録装置本体から取り外される際、閉状態にすることが可能に設けられている。
特開2006−103859号公報
しかしながら、ユーザが前記カセットを前記記録装置本体に取り付ける際、ユーザが予め前記シャッタ部を開状態にする必要があった。具体的には、ユーザが前記シャッタ部を前記カセットから取り外して前記開状態にしていた。即ち、ユーザが前記シャッタ部を開状態にした後に、ユーザが前記カセットを前記記録装置本体に取り付ける構成であった。従って、該構成は、取り付ける際のユーザの操作工数が複数あり、利便性に欠ける。即ち、ユーザは、前記カセットをワンアクションで前記記録装置本体に取り付けることができなかった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、給送装置本体に対して着脱可能なカセット部を、前記給送装置本体に取り付ける際、容易に前記カセット部のシャッタ部を開状態することができる給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、カセット部の外部へ被記録媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、給送装置本体に着脱可能なカセット部と、該カセット部内に収納された被記録媒体を給送する給送ローラと、前記カセット部が給送装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開くシャッタ開作用部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記シャッタ開作用部を備えている。従って、前記給送装置は、前記カセット部が給送装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開かせることができる。即ち、前記給送装置は、ユーザが前記カセット部を取り付ける際の力を利用して、前記シャッタ部を開くことができる。その結果、ユーザは、前記シャッタ部を直接操作して開く必要がなく、使い勝手がよい。
また、ユーザは、前記カセット部を前記給送装置本体に取り付ける際、予めシャッタ部をカセット部から取り外す必要がない。従って、ユーザがシャッタ部を紛失する虞がない。
またさらに、ユーザは、前記シャッタ部を直接触れて操作する必要がない。従って、前記シャッタ部が破損する虞がない。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記カセット部が給送装置本体から取り外される際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を閉じるシャッタ閉作用部を備えていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記給送装置は、前記シャッタ閉作用部を備えている。従って、前記給送装置は、前記カセット部が給送装置本体から取り外される際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を閉じさせることができる。即ち、前記給送装置は、ユーザが前記カセット部を取り外す際の力を利用して、前記シャッタ部を閉じることができる。その結果、ユーザは、前記シャッタ部を直接操作して閉じる必要がなく、使い勝手がよい。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記シャッタ閉作用部は、鉤状に形成され、前記カセット部の取り付け方向上流側に、傾斜部を有し、該傾斜部は、前記取り付け方向下流側に向かって徐々に隆起するように傾斜していることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ閉作用部は、前記傾斜部を有している。従って、前記シャッタ閉作用部は、前記カセット部が前記給送装置本体に取り付けられる際、前記傾斜部によって前記シャッタ部から退避するように移動することができる。その結果、前記シャッタ閉作用部は、前記カセット部が前記給送装置本体に取り付けられる際は前記シャッタ部に対して何ら作用せず、取り外される際にのみ前記シャッタ部に対して作用することができる。
本発明の第4の態様は、第2または第3の態様において、前記カセット部の筐体部側には、閉じた状態の前記シャッタ部が外側へ回動することを規制する第1係合部、および内側へ開くことを係止する第2係合部が設けられ、前記シャッタ開作用部は、前記シャッタ部と前記第2係合部との係合を解除し、前記シャッタ閉作用部は、前記シャッタ部と前記第2係合部とを係合させ、前記シャッタ部と前記第1係合部との係合により、前記シャッタ部から退避する方向へ移動する構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第2または第3の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ閉作用部は、前記シャッタ部と前記第2係合部とを係合させ、前記シャッタ部と前記第1係合部との係合により、前記シャッタ部から退避する方向へ移動する構成である。即ち、前記シャッタ閉作用部は、前記シャッタ部を完全に閉じた後、前記シャッタ部から退避するように移動し、前記シャッタ部に対して開閉に関する作用を及ぼさない。従って、前記シャッタ閉作用部が前記シャッタ部を閉じる際、前記シャッタ部が前記第1係合部を乗り越える虞がない。即ち、前記構成は、前記シャッタ部を閉じる際、前記シャッタ部が所謂、オーバーストロークとなり反対側へ開く虞がない。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記シャッタ部は、可撓性素材により前記筐体部に一体形成されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ部は、可撓性素材により前記筐体部に一体形成されている。従って、前記カセット部を前記給送装置本体から取り外す際、前記シャッタ部が撓むことを利用して傾き、前記シャッタ閉作用部が前記シャッタ部から退避するように移動させることが可能である。即ち、可撓性素材の前記シャッタ部は、閉じた後、容易に前記シャッタ閉作用部を該シャッタ部から退避させることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記シャッタ部は、L字状に形成されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様と同様の作用効果に加え、前記シャッタ部は、L字状に形成されている。従って、前記シャッタ部が前記筐体部との接合部を支点に回動する構成において、容易に被記録媒体の前記移動の可否を切り換えることができる。
また、前記カセット部を前記給送装置本体から取り外す際、L字を構成する2軸方向に対して直交する方向へ、L字ではない構成と比較して容易に、前記シャッタ部のL字状の屈曲部近傍を、撓ませて傾かせることが可能である。即ち、L字状の可撓性素材の前記シャッタ部は、閉じた後、より容易に前記シャッタ閉作用部を該シャッタ部から退避させることができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記給送装置を備えているので、記録装置において、上記第1から第6のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様の液体噴射装置は、載置された被液体噴射媒体を給送する給送部と、
該給送部から給送された被液体噴射媒体に液体噴射ヘッドにより液体を噴射する液体噴射部と、を備えた液体噴射装置であって、前記給送部は、カセット部の外部へ被液体噴射媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、液体噴射装置本体に着脱可能なカセット部と、該カセット部内に収納された被液体噴射媒体を給送する給送ローラと、前記カセット部が液体噴射装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開くシャッタ開作用部と、を備えていることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部145および給送部144としてのカセット部300が記録装置本体101に装填されている。そして、カセット部300の内部には、カセットホッパ320(図3〜図8参照)が、給送部144の後述する給送ローラ190(図3〜図8参照)に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、カセットホッパ320は、載置される用紙Pの幅方向Xに延設され、カセットホッパ320の上方に設けられた第1接合部321(図3、図10および図11参照)を支点に揺動するように設けられている。
そして、カセットホッパ320(図3〜図8参照)の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ190(図3〜図8参照)により、左右のエッジガイド318、318…(図10参照)に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対(図示せず)へと給送される。搬送ローラ対(図示せず)まで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送ローラ対(図示せず)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向Xである主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図4に示すのは、図3の要部拡大側断面図である。
図3および図4に示す如く、カセット部300は、カセット筐体部310と、カセットホッパ320と、先端規制部319と、を有している。このうち、カセット筐体部310は、用紙Pを覆うように設けられている。また、カセットホッパ320は、カセット筐体部310と第1接合部321において接合されている。そして、カセットホッパ320は、第1接合部321を支点に揺動することができるように構成されている。また、先端規制部319は、カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部内に収納された用紙Pの先端の位置を規制するように設けられている。
カセット部300が記録装置本体101に取り付けられた状態において、カセット部300の位置および姿勢は、基体部210に設けられた度当て部212と、カセット案内部213と、カセット規制部214と、によって規制されている。
具体的には、度当て部212は、カセット部300の給送方向Yの位置を規制するように設けられている。
また、カセット案内部213は、カセット部300の幅方向Xの位置および給送ローラ190から離間する方向の位置を規制するように設けられている。またさらに、カセット規制部214は、カセット部300の給送ローラ190へ接近する方向の位置を規制するように設けられている。さらに、カセット案内部213およびカセット規制部214は、協働してカセット部300の姿勢を規制するように構成されている。
給送ローラ190は、弧部192と、弦部191と、支軸193と、を有している。そして、給送ローラ190は、給送用モータ104の動力がギア輪列215(図17参照)および公知技術であるクラッチ装置216(図17参照)によって支軸193まで伝達され、支軸193を支点に図3および図4において時計方向へ回動するように設けられている。
また、給送用モータ104の動力によって、ホッパカム部219は、カム軸220を支点に図中において反時計方向へ回動するように構成されている。そして、ホッパカム部219の回動に伴って一対の戻しレバー228、228およびリフタ部221が回動するように構成されている。具体的には、リフタ部221は、リフタ軸222を支点に回動可能に設けられている。そして、リフタ部221は、図示しないホッパばねによって、リフタ部221の先端に係合されたホッパ225が給送ローラ190に接近する方向へ付勢されている。
そして、ホッパカム部219によって、ホッパ225が給送ローラ190から離間するように、リフタ部221が回動する。所謂、ホッパダウンである。リフタ部221の先端には、姿勢規制部223が設けられている。そして、ホッパ225は、リフタばね224によって姿勢規制部側に付勢されている。ここで、ホッパダウン状態では、ホッパ225は、基体部210に設けられたホッパ規制部227と当接し、姿勢規制部223から僅かに離間した状態となる。
従って、ホッパダウン状態のホッパ225の位置および姿勢を精度よく決めることができる。その結果、カセット部300を記録装置本体101に対して着脱する際、カセット部300が、ホッパ225およびホッパ225に設けられた公知技術である高摩擦部材の一例であるコルク材226と当接する虞がない。即ち、前記着脱する際、カセット部300がホッパ225およびコルク材226に引っ掛かる虞がない。
また、基体部210には、予備分離部217および本分離部としての分離パッド218が設けられている。予備分離部217は、給送ローラ190に対して接離移動可能に設けられている。また、予備分離部217は、図示しない付勢手段によって給送ローラ側へ付勢されている。
尚、図示しない規制部によって、図3および図4に示す予備分離部217の位置より、予備分離部217の給送ローラ側への移動は規制されている。
用紙Pが給送され、予備分離部217を通過した用紙Pは、分離パッド218へ進入し突き当てられる。ここで、複数の用紙Pが予備分離部217を通過した場合、分離パッド218に突き当てられることによって、最上位の用紙Pのみが余分な用紙Pから分離され給送方向下流側へさらに送られる。所謂、土手分離である。そして、最上位の用紙Pは、基体部210に設けられた用紙案内面部211に案内され記録部143へ送られる。一方、分離パッド218において停止した前記余分な用紙Pは、一対の戻しレバー228、228によってカセット部300へ戻される。
尚、弦部191が予備分離部217、分離パッド218および用紙案内面部211と対向している状態が、給送ローラ190のリセット位置である。
図5に示すのは、カセット部内の用紙の枚数が最大載置可能枚数であるMax枚におけるホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図6に示すのは、図5の要部拡大側断面図である。
図5および図6に示す如く、図3および図4に示す状態から給送ローラ190が時計方向へ回動すると、ホッパカム部219は反時計方向へ回動する。このとき、ホッパカム部219とリフタ部221との係合が解除され、リフタ部221は、ホッパばね(図示せず)の付勢力によって反時計方向へ回動する。
従って、ホッパ225は、給送ローラ190に接近する方向へ移動する。所謂、ホッパアップである。そして、ホッパ225は、カセット部300のカセットホッパ320の切欠き部324と係合し、カセットホッパ320および用紙Pを給送ローラ190へ接近する方向へ移動させる。従って、最上位の用紙Pは、給送ローラ190と接触する。このとき、給送ローラ190と最上位の用紙Pとの間の摩擦によって、給送ローラ190の回動力が、最上位の用紙Pに伝達される。即ち、給送ローラ190との摩擦力によって送り力が、最上位の用紙Pに生じる。
また、ホッパアップによって用紙Pが給送ローラ側に接近移動すると、カセット部300の先端規制部319の給送ローラ側に設けられた給送開口部330を通過可能な状態となる。
そして、用紙Pは、給送ローラ190によって、給送開口部330を介してカセット部300の外部へ送られ、前述したように、予備分離部217および分離パッド218を通過して記録部143へ給送される。給送ローラ190が、再びリセット位置に戻るとき、再びホッパダウンとなる。
以上のようにして、用紙Pは、順次給送される。
図7に示すのは、カセット部内の用紙の枚数が一枚数であるMin枚におけるホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図である。また、図8に示すのは、図7の要部拡大側断面図である。
図7および図8に示す如く、図5および図6に示す状態から用紙Pの給送を繰り返すと、用紙Pの枚数が徐々に少なくなり、最後は一枚となる。このとき、ホッパ225に設けられたコルク材226が用紙Pの裏側と接触しているので、用紙Pが給送方向下流側へ滑り落ちる虞を低減することができる。
そして、最後の一枚の用紙Pを給送すると、給送ローラ190はリセット位置に戻る。従って、ホッパ225は、ホッパダウン状態となる。
このとき、カセット部300には用紙Pが一枚も残っていないので、カセット部300を取り替える、またはカセット部300に用紙Pを補充する必要がある。
以下、先ず、カセット部300の構造および組立方について説明し、次に、カセット部300の取り付けおよび取り外しについて説明する。
[カセット部の構造および組立方]
図9に示すのは、本発明に係る組立前におけるカセット部の全体を示す前方斜視図である。また、図10に示すのは、図9の後方斜視図である。
またさらに、図11に示すのは、組立後におけるカセット部の全体を示す後方斜視図である。図12(A)に示すのは、図10の要部拡大斜視図である。また、図12(B)に示すのは、図11の要部拡大斜視図である。
図9および図10に示す如く、カセット装置としてのカセット部300は、カセット筐体部310と、カセットホッパ320と、シャッタ部340と、を有している。そして、カセット筐体部310、カセットホッパ320およびシャッタ部340は、可撓性素材の一例としてPP(ポリプロピレン)によって一体成形されている。図9および図10に示すのが、成形して出来上がった状態である。
カセットホッパ320には、切欠き部324と、一対の第1肉薄部322、322と、複数の第2肉薄部323、323…とが設けられている。また、カセット筐体部310には、一対の第1筐体側爪部311、311と、複数の第2筐体側爪部312、312…と、第3筐体側爪部313(図13、図15および図16参照)と、第4筐体側爪部314(図13、図15および図16参照)とが設けられている。またさらに、カセット筐体部310には、ホッパ側開口部315と、シャッタ作用部用開口部317と、複数のエッジガイド318、318…と、先端規制部319とが設けられている。
このうち、一対の第1筐体側爪部311、311は、カセット筐体部310の前方から後方へ延設されている。
また、カセットホッパ320は、カセット筐体部310と肉薄の第1接合部321(図12(A)参照)によって接合されている。ここで、第1接合部321は、幅方向Xに延設されている。
またさらに、シャッタ部340は、カセット筐体部310と肉薄の第2接合部341によって接合されている。ここで、シャッタ部340は、用紙Pが給送開口部330を通過することを規制および規制解除するための部材である。
そして、組み立てる際、先ず、カセット部300の後方にあるホッパ側開口部315を介して用紙Pを、カセット筐体部内に収納する。
次に、カセットホッパ320を、第1接合部321において折り曲げて、矢印の方向へ回動する。
そして、図11および図12(B)に示す如く、一対の第1筐体側爪部311、311を幅方向外側へ撓ませながら、一対の第1肉薄部322、322を、一対の第1筐体側爪部311、311に係合させる。
これに伴って、複数の第2肉薄部323、323…を、複数の第2筐体側爪部312、312…に係合させる。
このとき、複数の第2筐体側爪部312、312…が僅かに撓むが、これ以上にカセットホッパ320を撓ませることによって、容易に係合させることができる。即ち、Y軸方向においてカセットホッパ320の中央部を、カセット筐体部310へ押し込むことによって、第1肉薄部322、322および第2肉薄部323、323…を、第1筐体側爪部311、311および第2筐体側爪部312、312…に一度に係合させることができる。
図13に示すのは、本発明に係る組立前におけるシャッタ部を示す上方拡大斜視図である。また、図14に示すのは、図13の下方拡大斜視図である。
またさらに、図15に示すのは、組立後におけるシャッタ部を示す上方拡大斜視図である。また、図16に示すのは、図15の下方拡大斜視図である。
図13および図14に示す如く、シャッタ部340は、L字状に形成されている。そして、シャッタ部340において、第2接合部341に対して近い側に第3肉薄部342が、遠い側に第4肉薄部343が設けられている。
一方、カセット筐体部側において、第2接合部341に対して近い側に第3筐体側爪部313が、遠い側に第4筐体側爪部314が設けられている。
尚、第2接合部341は、用紙Pの厚み(積層)方向であるZ軸方向に延設されている。
前述したようにカセットホッパ320を折り曲げて係合させた後、シャッタ部340を、第2接合部341において折り曲げ、矢印の方向へ回動する。
そして、図15および図16に示す如く、第3肉薄部342を撓ませながら、第3筐体側爪部313を乗り越えさせて、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313とを係合させる。
このとき、第4肉薄部343は、第4筐体側爪部314を乗り越えないようにする。
尚、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を乗り越えた場合、シャッタ部を図14に示す矢印と逆方向へ軽くひねるとよい。係る場合、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313とを係合させたままの状態で、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を乗り越える前の状態にすることが容易にできる。
以上のように、用紙Pを収納する工数を入れると、簡単な3工程でカセット部300を組み立てることができる。この際、工具は不要であり、曲げと係合だけで非常に容易に組み立てることができる。即ち、組立作業性が非常によい。また、一体成形により一部材であるので、コスト性もよい。またさらに、解体するときは、組み立てる際の手順と逆の手順によって、容易に解体することができる。
また、第1接合部321を曲げて組み立てているので、第1接合部321において戻ろうとする力が生じる。従って、カセットホッパ320は、給送ローラ190から離間する方向であるホッパダウンする方向へ付勢される。即ち、カセットホッパ320に対して何ら外力が作用していない状態では、カセットホッパ320は、第1筐体側爪部311、311および第2筐体側爪部312、312…に規制されたホッパダウンした状態となる。
またさらに、第2接合部341を曲げて組み立てているので、第2接合部341において戻ろうとする力が生じる。従って、シャッタ部340は、カセット筐体部310の外側へ向かって開こうとする方向へ付勢される。即ち、シャッタ部340に対して何ら外力が作用していない状態では、シャッタ部340は、第3筐体側爪部313および第4筐体側爪部314に規制されたシャッタ閉状態となる。
ここで、シャッタ閉状態とは、用紙Pが給送開口部330を通過しないように規制している状態をいう。
一方、シャッタ開状態とは、シャッタ部340がカセット筐体部310の内側へ向かって回動し、用紙Pが給送開口部330を通過することができるように規制を解除している状態をいう。
詳しくは後述するが、第3筐体側爪部313は、シャッタ閉状態のシャッタ部340を外側へ回動することを規制している。また、第4筐体側爪部314は、シャッタ閉状態のシャッタ部340を内側へ回動することを係止している。即ち、第4筐体側爪部314は、シャッタ部340をシャッタ閉状態において安定させている。
尚、シャッタ作用部用開口部317は、カセット筐体部310が後述するシャッタ開用突起230およびシャッタ閉用フック240のシャッタ部340に対する作用を妨げないように設けられている。
[カセット部の取り付け]
図17に示すのは、カセット部が記録装置本体に取り付けられる様子を示す全体斜視図である。また、図18に示すのは、図17の要部であるシャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す上方拡大斜視図である。またさらに、図19に示すのは、図18の下方拡大斜視図である。また、図20に示すのは、図18および図19の拡大正面図である。
図17〜図20に示す如く、記録装置本体101の図17における左側である幅方向80桁側には、シャッタ開用突起230と、シャッタ閉用フック240とが設けられている。
このうち、シャッタ開用突起230は、Y軸方向であるカセット部300の装填方向の下流から上流へ向かって度当て部212から突出するように形成されている。
また、シャッタ閉用フック240は、シャッタ開用突起230と同じ方向へ延設されている。
そして、ユーザが、記録装置本体101のカセット案内部213およびカセット規制部214に沿ってY軸方向へ、カセット部300を移動させて記録装置本体101に取り付ける。
この際、シャッタ閉状態であるシャッタ部340は、徐々にシャッタ開用突起230およびシャッタ閉用フック240に接近する。
図21に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図17〜図20に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図22に示すのは、図20の超拡大正面断面図である。またさらに、図23に示すのは、図21のQ−Q’における平面図である。また、図24に示すのは、図21の下面図である。
尚、図22は、図23のR−R’における断面図である。
図21〜図24に示す如く、シャッタ閉用フック240は、Y軸方向に対して傾斜した傾斜部241と、鉤状のフック部242とを有する。具体的には、傾斜部241は、取り付け方向であるY軸方向下流側へ進むに従って徐々に隆起するように傾斜している。
ユーザがカセット部300を図17〜図20に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、カセット部側のシャッタ部340が、記録装置本体側のシャッタ閉用フック240の傾斜部241と当接する。
図25に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図21〜図24に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。
図25に示す如く、ユーザがカセット部300を図21〜図24に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340と傾斜部241との接触によって、シャッタ閉用フック240が、図25における左側である幅方向80桁側へ撓みながら退避移動する。
ここで、シャッタ閉用フック240は、樹脂で形成されている。さらに、前述したように、取り付け方向下流側から上流側へ向かって延設されている。従って、Y軸方向と交差する方向の力を受けると、シャッタ閉用フック240は撓むことができる。
一方、シャッタ部340において、シャッタ閉用フック240の傾斜部241と当接する箇所は、第2接合部341の近傍である。また、このときの板状のシャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に延びている。即ち、シャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に厚みを有している。従って、シャッタ部340は殆ど撓まない。その結果、前記当接する箇所は、シャッタ閉用フック240のみを、撓ませてシャッタ部340から退避する方向へ移動させることができる。
図26に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図25に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。
図26に示す如く、ユーザがカセット部300を図25に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340が、シャッタ閉用フック240の傾斜部241を通過する。従って、シャッタ閉用フック240は、退避移動した状態から突出する方向へ移動し図20に示す位置と同じ状態となる。即ち、シャッタ閉用フック240は、撓んでいない状態となる。そして、シャッタ部340の外側面345が、シャッタ開用突起230に徐々に接近する。
図27に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図26に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図28に示すのは、図27のQ−Q’における平面図である。
図27および図28に示す如く、ユーザがカセット部300を図26に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、シャッタ部340の外側面345が、シャッタ開用突起230と当接する。
そして、カセット部300が取り付け方向下流側Yへさらに移動すると、シャッタ開用突起230が、カセット部300に対して相対的にシャッタ部340を押し上げる。従って、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314が撓みながら、第4肉薄部343が、第4筐体側爪部314を乗り越える。そして、シャッタ部340は、第2接合部341を支点に図27において反時計方向へ回動する。即ち、シャッタ部340は、カセット筐体部310の内側へ回動し、開く途中の状態となる。
図29に示すのは、カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図であって、図27および図28に示す状態よりカセット部を取り付け方向下流側へ移動させた状態である。また、図30に示すのは、図29のQ−Q’における平面図である。
図29および図30に示す如く、ユーザがカセット部300を図27および図28に示す状態より取り付け方向下流側Yへ移動させると、カセット部300の下方が記録装置本体側の度当て部212と度当たって、カセット部300の取り付け方向下流側Yへの移動が停止する。
このとき、シャッタ開用突起230は、シャッタ部340をカセット部300に対して相対的にさらに押し上げる。従って、シャッタ部340は、さらに図29において反時計方向へ回動し、完全に開いた状態となる。このとき、第2接合部341において、図29の時計方向へシャッタ部340を押し戻そうとする力が作用するが、シャッタ開用突起230によって、シャッタ部340のシャッタ開状態が保持される。
以上のようにして、カセット部300の記録装置本体101への取り付けが完了する。
尚、シャッタ開用突起230の位置は、第2接合部341を支点としたとき、第4肉薄部343の近傍と当接するように構成することが望ましい。係る場合、より確実に第4肉薄部343と第4筐体側爪部314との係合を解除することができる。
[カセット部の取り外し]
図31に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図である。
図31に示す如く、ユーザがカセット部300を図29および図30に示す状態より取り付け方向と逆の方向である取り外し方向下流側へ移動させる。すると、シャッタ部340は、第2接合部341の戻ろうとする力によって、シャッタ開用突起230に規制されながら図31において第2接合部341を支点に時計方向へ回動する。即ち、シャッタ部340は、閉じる途中の状態となる。
図32に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図31に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図33に示すのは、図32の超拡大正面断面図である。またさらに、図34に示すのは、図32のQ−Q’における平面図である。
尚、図33は、図34のR−R’における断面図である。
図32〜図34に示す如く、ユーザがカセット部300を図31に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340は、第2接合部341を支点に図32における時計方向へさらに回動する。そして、シャッタ部340の第4肉薄部343が、第4筐体側爪部314と軽く当接する。従って、シャッタ部340の図32における時計方向への回動が停止する。その後、シャッタ部340の外側面345は、記録装置本体側のシャッタ開用突起230から離間する。
尚、この状態では、シャッタ部340は、完全にシャッタ閉となってない状態である。即ち、シャッタ部340は、閉じる途中の状態である。
図35に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図32〜図34に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図35に示す如く、ユーザがカセット部300を図32〜図34に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340の内側面344が、記録装置本体側のシャッタ閉用フック240のフック部242に接近する。
そして、シャッタ部340の内側面344が、フック部242と当接し、フック部242によって下方へ押圧される。このとき、該押圧された力によって、シャッタ部340の第4肉薄部343は、カセット筐体部側の第4筐体側爪部314に対して強く押圧される。そして、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314は撓み、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を下方へ乗り越えようとする。
図36に示すのは、カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図であって、図35に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図36に示す如く、ユーザがカセット部300を図35に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340の内側面344が、フック部242によって、より強く押圧される。このとき、該押圧された力によって、第4肉薄部343は、第4筐体側爪部314に対してより強く押圧される。従って、第4肉薄部343および第4筐体側爪部314はさらに撓み、第4肉薄部343が第4筐体側爪部314を下方へ乗り越える。即ち、シャッタ部340が、完全にシャッタ閉状態となる。
図37に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す拡大正面図であって、図36に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図38に示すのは、図37の超拡大正面図である。またさらに、図39に示すのは、図37のQ−Q’における平面図である。
尚、図38において、解りやすくするためにシャッタ部を透視(一点鎖線に)して示す。
図37〜図39に示す如く、ユーザがカセット部300を図36に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340は、フック部242に押圧されて撓む。具体的に説明すると、シャッタ部340が完全にシャッタ閉状態のとき、第3肉薄部342が第3筐体側爪部313と当接している。そして、第3筐体側爪部313は、シャッタ部340がシャッタ閉状態の位置より外側へ回動することを規制している。
従って、シャッタ部340がフック部242によってさらに強く押圧されても、シャッタ部340は、第3筐体側爪部313の規制により、シャッタ閉状態の位置より図37における時計方向へ回動することができない。
ここで、シャッタ部340は、L字状に形成されており、第2接合部341からZ軸方向に延び、X軸方向に屈曲して設けられている。そして、第2接合部341がZ軸方向に延設されていることから、シャッタ部340は、Z軸を支点に回動するように構成されている。また、シャッタ部340において、第3筐体側爪部313と係合する第3肉薄部342は、第2接合部341と前記屈曲した箇所との間に設けられている。またさらに、第4筐体側爪部314と係合する第4肉薄部343は、前記屈曲した箇所より先端側に設けられている。
そして、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、前記屈曲した箇所の近傍に設けられている。具体的には、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、Z軸方向において、第2接合部341および第3肉薄部342の位置と異なる位置にずらして構成されている。即ち、シャッタ部340において、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、第2接合部341および第3肉薄部342の位置より先端側となるように構成されている。
従って、シャッタ部340がフック部242によってさらに強く押圧されたとき、第3肉薄部342と第3筐体側爪部313との接触点S、および第2接合部341におけるシャッタ部340の先端側の点Tの2点が成す軸を支点に、シャッタ部340に回転モーメントが働く。また、このときの板状のシャッタ部340は、X軸およびZ軸方向に延びている。即ち、シャッタ部340は、Y軸方向に比較的薄く、第3筐体側爪部313に規制された状態では、内側面344において特定の箇所に集中したY軸方向の力によって撓みやすい。
その結果、シャッタ部340は、傾くように撓む。より具体的には、シャッタ部340の内側面344において、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、接触点Sおよび点Tより取り外し方向上流側である下方へ下がるように撓みながら傾く。
尚、第4肉薄部343と第4筐体側爪部314とが係合する位置を、接触点Sおよび点Tが成す軸線上に構成することが望ましい。係る場合、フック部242によってシャッタ部340が撓んだ場合であっても、第4肉薄部343の位置は殆ど変位しない。従って、前記構成は、第4肉薄部343と第4筐体側爪部314との係合を安定させることができる。
図40に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す超拡大正面図であって、図37〜図39に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。また、図41に示すのは、図40の平面図である。
尚、図40において、解りやすくするためにシャッタ部を透視(一点鎖線に)して示す。
図40および図41に示す如く、ユーザがカセット部300を図37〜図39に示す状態より取り外し方向下流側へ僅かに移動させると、シャッタ部340が、フック部242によってさらに押圧される。
このとき、シャッタ部340の内側面344の法線は、取り外し方向であるY軸に対して傾いている。そして、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所は、接触点Sおよび点Tより取り外し方向上流側である下方へ下がっている。従って、フック部242は、傾いたシャッタ部340の内側面344によって、図40および図41において左側への力を受ける。よって、シャッタ閉用フック240は、図40および図41において左側へ、シャッタ部340に対してフック部242が退避するように、撓む。
一方、シャッタ部340は、シャッタ閉用フック240よりも可撓性の高い素材で形成されているので、シャッタ閉用フック240の反力を受けて、図40および図41における右側へ撓む。具体的には、シャッタ部340において、第2接合部341と、フック部242がシャッタ部340を押圧する箇所との間のZ軸方向に延設された部分が、X軸方向右側へ撓む。
従って、フック部242とシャッタ部340の内側面344との係合が、外れそうになる。
図42に示すのは、カセット部の取り外しにおいて、シャッタ部が閉じた際の様子を示す拡大正面図であって、図40および図41に示す状態よりカセット部を取り外し方向下流側へ移動させた状態である。
図42に示す如く、ユーザがカセット部300を図40および図41に示す状態より取り外し方向下流側へ移動させると、シャッタ部340がフック部242によってさらに押圧される。
そして、シャッタ閉用フック240は、図42において左側へ、シャッタ部340に対してフック部242が退避するように、さらに撓む。また、シャッタ部340は、前記反力を受けて、図42における右側へさらに撓む。
その結果、フック部242とシャッタ部340の内側面344との係合が外れる。即ち、シャッタ部340がフック部242を取り外し方向下流側へ乗り越えた状態となる。このとき、シャッタ部340は、フック部242からの押圧から解放されている。従って、シャッタ部340は、撓まずにシャッタ部340の内側面344の法線がY軸方向である状態となる。即ち、シャッタ部340は、完全なシャッタ閉状態となる。
そして、ユーザがカセット部300を取り外し方向下流側へさらに移動させることにより、カセット部300を記録装置本体101から完全に取り外すことができる。
本実施形態の給送装置である給送部144は、カセット部300の外部へ被記録媒体の一例としての用紙Pが移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部340を有し、給送装置本体(記録装置本体101、144、210)に着脱可能なカセット部300と、カセット部内に収納された用紙Pを給送する給送ローラ190と、カセット部300が給送装置本体(記録装置本体101、144、210)に取り付けられる際、シャッタ部340と当接しシャッタ部340を開くシャッタ開作用部としてのシャッタ開用突起230と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態の給送部144は、カセット部300が給送装置本体(記録装置本体101、144、210)から取り外される際、シャッタ部340と当接しシャッタ部340を閉じるシャッタ閉作用部としてのシャッタ閉用フック240を備えていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送部144において、シャッタ閉用フック240は、鉤状に形成され、カセット部300の取り付け方向(Y)上流側に、傾斜部241を有し、傾斜部241は、取り付け方向(Y)下流側に向かって徐々に隆起するように傾斜していることを特徴とする。
本実施形態の給送部144において、カセット部300の筐体部であるカセット筐体部側には、閉じた状態のシャッタ部340が外側へ回動することを規制する第1係合部としての第3筐体側爪部313、および内側へ開くことを係止する第2係合部としての第4筐体側爪部314が設けられ、シャッタ開用突起230は、シャッタ部340の第4肉薄部343と第4筐体側爪部314との係合を解除し、シャッタ閉用フック240は、シャッタ部340の第4肉薄部343と第4筐体側爪部314とを係合させ、シャッタ部340の第3肉薄部342と第3筐体側爪部313との係合により、シャッタ部340から退避する方向(X)へ移動する構成であることを特徴とする。
また、本実施形態のシャッタ部340は、可撓性素材によりカセット筐体部310に一体形成されていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態のシャッタ部340は、L字状に形成されていることを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、載置された用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備えていることを特徴とする。
尚、シャッタ閉用フック240の撓み具合と、シャッタ部340の撓み具合とを考慮して、フック部242の先端に適宜丸みや傾斜を設けてもよいのは勿論である。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 ホッパダウンのときの給送部の概略を示す全体側断面図。 ホッパダウンのときの給送部の要部を示す拡大側断面図。 ホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図(Max枚)。 ホッパアップのときの給送部の要部を示す拡大側断面図(Max枚)。 ホッパアップのときの給送部の概略を示す全体側断面図(Min枚)。 ホッパアップのときの給送部の要部を示す拡大側断面図(Min枚)。 本発明に係るカセット部の全体を示す前方斜視図(組立前)。 本発明に係るカセット部の全体を示す後方斜視図(組立前)。 本発明に係るカセット部の全体を示す後方斜視図(組立完了)。 (A)(B)はカセット部の要部拡大斜視図。 本発明に係るシャッタ部を示す上方拡大斜視図(組立前)。 本発明に係るシャッタ部を示す下方拡大斜視図(組立前)。 本発明に係るシャッタ部を示す上方拡大斜視図(組立完了)。 本発明に係るシャッタ部を示す下方拡大斜視図(組立完了)。 カセット部が記録装置本体に取り付けられる様子を示す全体斜視図。 シャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す上方拡大斜視図。 シャッタ開用突起とシャッタ閉用フック等とを示す下方拡大斜視図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す超拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大平面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大下面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部が開く様子を示す拡大正面図。 カセット部取り付けの際のシャッタ部が開く様子を示す拡大平面図。 カセット部取り付け完了の際のシャッタ部等を示す拡大正面図。 カセット部取り付け完了の際のシャッタ部等を示す拡大平面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す超拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大平面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じる様子を示す拡大正面図。 カセット部取り外しの際のシャッタ部が閉じた様子を示す拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す超拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大平面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す超拡大正面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大平面図。 シャッタ部が閉じた際のシャッタ部等の様子を示す拡大正面図。
符号の説明
100 記録装置、102 キャリッジモータ、104 給送用モータ、
105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、145 載置部、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、101 記録装置本体、
190 給送ローラ、191 弦部、192 弧部、193 支軸、210 基体部、
211 用紙案内面部、212 度当て部、213 カセット案内部、
214 カセット規制部、215 ギア輪列、216 クラッチ装置、
217 予備分離部、218 分離パッド、219 ホッパカム部、220 カム軸、
221 リフタ部、222 リフタ軸、223 姿勢規制部、224 リフタばね、
225 ホッパ、226 コルク材、227 ホッパ規制部、228 戻しレバー、
230 シャッタ開用突起、240 シャッタ閉用フック、241 傾斜部、
242 フック部、300 カセット部、310 カセット筐体部、
311 第1筐体側爪部、312 第2筐体側爪部、313 第3筐体側爪部、
314 第4筐体側爪部、315 ホッパ側開口部、317 シャッタ作用部用開口部、
318 エッジガイド、319 先端規制部、320 カセットホッパ、
321 第1接合部、322 第1肉薄部、323 第2肉薄部、324 切欠き部、
330 給送開口部、340 シャッタ部、341 第2接合部、342 第3肉薄部、
343 第4肉薄部、344 内側面、345 外側面、P 用紙、X 用紙の幅方向、
Y 給送方向(カセット部の取り付け方向)、Z 用紙の厚み方向

Claims (8)

  1. カセット部の外部へ被記録媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、給送装置本体に着脱可能なカセット部と、
    該カセット部内に収納された被記録媒体を給送する給送ローラと、
    前記カセット部が給送装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開くシャッタ開作用部と、を備えた給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、
    前記カセット部が給送装置本体から取り外される際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を閉じるシャッタ閉作用部を備えた給送装置。
  3. 請求項2に記載の給送装置において、前記シャッタ閉作用部は、鉤状に形成され、前記カセット部の取り付け方向上流側に、傾斜部を有し、
    該傾斜部は、前記取り付け方向下流側に向かって徐々に隆起するように傾斜している給送装置。
  4. 請求項2または3に記載の給送装置において、前記カセット部の筐体部側には、閉じた状態の前記シャッタ部が外側へ回動することを規制する第1係合部、および内側へ開くことを係止する第2係合部が設けられ、
    前記シャッタ開作用部は、前記シャッタ部と前記第2係合部との係合を解除し、
    前記シャッタ閉作用部は、前記シャッタ部と前記第2係合部とを係合させ、
    前記シャッタ部と前記第1係合部との係合により、前記シャッタ部から退避する方向へ移動する構成である給送装置。
  5. 請求項4に記載の給送装置において、前記シャッタ部は、可撓性素材により前記筐体部に一体形成されている給送装置。
  6. 請求項5に記載の給送装置において、前記シャッタ部は、L字状に形成されている給送装置。
  7. 載置された被記録媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された前記給送装置を備えた記録装置。
  8. 載置された被液体噴射媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被液体噴射媒体に液体噴射ヘッドにより液体を噴射する液体噴射部と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記給送部は、
    カセット部の外部へ被液体噴射媒体が移動することの可否を開閉により切り換えるシャッタ部を有し、液体噴射装置本体に着脱可能なカセット部と、
    該カセット部内に収納された被液体噴射媒体を給送する給送ローラと、
    前記カセット部が液体噴射装置本体に取り付けられる際、前記シャッタ部と当接し該シャッタ部を開くシャッタ開作用部と、を備えた液体噴射装置。
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