JP2008247459A - 香料付き容器 - Google Patents

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幸博 高尾
Shoji Uehira
庄治 植平
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【課題】ストローでの押圧により開口可能な注出口を備えた容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにする。
【解決手段】ストローでの押圧により破断可能で且つガスバリア性を有するシート部材4,5を、筒状の注出口3aの両端の開口部分をそれぞれ塞ぐように設けると共に、注出口3aを塞ぐ各シート部材4,5と注出口3aの内周面とで画成される空間内に香料6を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ストローでの押圧により開口可能な注出口を備えた容器に関し、特に、容器の注出口の開口時に香料によるフレーバーを発するような香料付きの容器に関する。
飲料用の容器において、開封時に香料によるフレーバーを発するような香料付きの容器は従来から提案されている。すなわち、下記の特許文献1には、ボトルの口元またはキャップに匂いを発生させる物体を設けることで、飲料水を飲む時に匂い分子が効率良く鼻に働くようにするということが記載されており、また、下記の特許文献2には、容器の特定箇所又は全体に、香気成分を収着及び/又は吸着させたり、香気成分を封入したマイクロカプセルを付着させたりするということが記載されている。
特開2000−85777号公報 特開2006−168788号公報
ところで、上記のような従来公知の香料付き容器については、何れも、ネジ付きのキャップを備えたボトル容器に関するものであって、例えば、スパウトと言われる注出口を備えた袋状容器のような場合には、上記の各特許文献に記載された構成をそのまま適用することは難しい。
また、上記の特許文献1に記載されたようなものでは、匂いを発生させる物体をボトルの口元やキャップの内面に設けていることから、消費者が容器を開けて飲む時に、ボトルの口元に設けている場合には、匂いを発生させる物体の収納スペースが飲料の流れの邪魔になり、また、キャップの内面に設けている場合には、匂い分子を効率良く鼻に働かせるために、ボトルの口元にキャップを繋ぎ止めておくことが必要となる。
また、上記の特許文献2に記載されたようなものでは、容器の特定箇所又は全体(例えば容器のネジ部)に香気成分を設けるために、香気成分を容器に収着及び/又は吸着させている場合には、商品が消費者の元に届く前の輸送時や店頭陳列時に香気成分が揮散してしまうこととなり、また、香気成分を封入したマイクロカプセルを容器のネジ部等に付着させている場合には、マイクロカプセルの製造が面倒なものとなって生産コストが大幅にアップすることとなる。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、ストローでの押圧により開口可能な注出口を備えた容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、筒状の注出口を備えた容器において、ストローでの押圧により破断可能で且つガスバリア性を有するシート部材が、筒状の注出口の両端の開口部分をそれぞれ塞ぐように設けられていると共に、注出口を塞ぐ各シート部材と注出口の内周面とで画成される空間内に香料が設けられていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の香料付き容器によれば、ガスバリア性を有するシート部材で塞がれた空間内(注出口を塞ぐ各シート部材と注出口の内周面とで画成される空間内)に香料を設けていることから、香料をマイクロカプセル化するような場合と比べて、香料をそのまま簡単に容器に設けることができて生産性が優れていると共に、ストローでの押圧により注出口を開口する前には、香料はガスバリア性を有するシート部材で密封された空間内にあるため、香料の香気成分が揮散してしまうことはない。
その結果、注出口の開口前には香料からの香気成分の揮散を確実に防止することができると共に、注出口を開口して内容物をストローで飲む際には、内容物のフレーバーがストローで覆われ、フレーバーが直接鼻から入らず、フレーバーを感じ難い状態になっていても、注出口に設けられた香料により充分にフレーバーを感じることができる。
なお、筒状の注出口の下端側の開口部分を塞ぐシート部材の上面に香料を設けた場合には、注出口を開口する際(各シート部材をストローにより破断する際)に、シート部材の上面の香料とストローの外周面とが摺接することで、香料がストローの外周面に付着して香料の表面積が増加したり、香料とストローとの摩擦により摩擦熱が生じたりすることにより、香料からの香気成分の揮発が促進されると共に、揮発した香気成分が飲用時のストローの上下動や回動等の動きにより効果的に拡散されることとなり、その結果、容器に設ける香料の量が少量であっても、香料から揮散した充分な量の香気成分によって良好なフレーバー性を得ることができる。
ストローでの押圧により開口可能な注出口を備えた容器について、香料を容器に簡単に設けることができ、開口前には、香料の香気成分を揮散させることなく、開口後には、香料が飲用の邪魔にならず、良好なフレーバー性が得られるようにするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、筒状の注出口を備えた容器において、ストローでの押圧により破断可能で且つガスバリア性を有するシート部材を、筒状の注出口の両端の開口部分をそれぞれ塞ぐように設けると共に、注出口を塞ぐ各シート部材と注出口の内周面とで画成される空間内に香料を設けるということで実現した。
以下、本発明の香料付き容器の一実施例について説明すると、本実施例の容器は、スパウト付きパウチと言われる注出口付きの袋状容器であって、図1に示すように、袋状容器1は、ガスバリア性を有するフィルムから形成される袋部材2と、樹脂製の注出口部材3とからなり、注出口部材3には、左右両側が薄くなるように横長に扁平化された筒状の基部3cの上方に、基部3cの上端から内方に延びる肩部3bを介して、小径筒状の注出口3aが一体的に形成されている。
そのような注出口部材3は、容器本体となる袋部材2に対して、基部3cが袋部材2との接合部分として袋部材2の内部に挿入され、注出口3aが袋部材2の外部に突出するように取り付けられている。すなわち、電熱によるヒートシール法,超音波シール法,高周波シール法等の適宜のヒートシール法により加熱したヒートシール金型を両側から押し付けて袋部材2の上端開口部を密閉する際に、注出口部材3の基部3cを袋部材2の上端開口部の内側に挟んだ状態で、ヒートシールして接着固定することにより、袋部材2と注出口部材3とは熱接着により一体的に接合される。
なお、袋状容器1の袋部材2は、ガスバリアに優れた熱可塑性樹脂の薄膜やアルミ箔等のシートと、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性を有する樹脂フィルムのシートとを積層した、フレキシブルでガスバリア性を有するフィルムから、所望の形状に製造されるものであり、また、注出口部材3は、ポリプロピレンやポリエチレン等の熱可塑性樹脂を使用して射出成形法で一体的に成形されるものである。
上記のように形成される注出口付き袋状容器1において、本実施例では、注出口部材3に対して、熱接着により袋部材2と一体的に接合される前の状態において、図2に示すように、筒状の注出口3aの両端の開口部分をそれぞれ塞ぐように、ストローでの押圧により破断可能で且つガスバリア性を有するシート部材4,5をそれぞれ設けている。また、注出口3aを塞ぐ各シート部材4,5と注出口3aの内周面とで画成された空間内には、揮発性の香気成分を有する香料6を設けている。
なお、本実施例では、注出口3aを塞ぐ各シート部材4,5と注出口3aの内周面とで画成された空間内で、下方のシート部材5の上面に香料6を設けている。具体的には、先ず、注出口部材3を射出成形する際に、下方のシート部材5を金型内に置いて一体的に射出成形することで、注出口3aの下端側の開口部分をシート部材5で塞いだ状態に注出口部材3を成形してから、注出口3aの内側で下方のシート部材5の上面に香料6を塗布した後で、注出口3aの上端面にシート部材4をヒートシールすることにより、注出口3aの上端側の開口部分をシート部材4で塞いだ状態にしている。
注出口3aの上端側と下端側の開口部分を塞ぐシート部材4,5については、何れも、ストローでの押圧により容易に破断される程度の強度を有するもので、且つ、香料6から揮発する香気成分を透過させないガスバリア性を有するものであって、具体的には、25℃、50%RHにおける酸素透過係数が、10cc・20μm/m・day・atm以下のシートであり、例えば、金属箔を主体として樹脂をラミネートしたフィルムが挙げられるが、そのようなものに限らず、樹脂フィルムに無機物(金属、金属酸化物、酸化ケイ素、炭素等)を蒸着したような樹脂フィルムや、気体透過性の小さな樹脂を少なくとも一層含む多層フィルムであっても良い。
シート部材4,5の材料となるフィルムの樹脂材料については、注出口部材3を構成する樹脂材料と同系(ポリエチレン系やポリプロピレン系)の樹脂材料を使用することにより、注出口部材3からシート部材4,5が剥離しないように両者を融着させることができる。
また、揮発性の香気成分を有する香料6については、容器(袋部材2)内に収納される内容物(飲料等)の香料と同一又は類似の成分であっても良いし、異なる成分でも良く、何れにしても、消費者の嗜好に合ったものであることが好ましく、具体的には、例えば、バニラ系のバニリン、柑橘系のd−リモネン、ジャスミン系の酢酸ベンジル、はっか系のL−メントール、レモンエッセンス、ストロベリーエッセンス等の香料が挙げられる。
注出口3aの空間内に香料6を設ける手段については、香料又は香料を含む組成物を塗布したり、香料を含浸させた膜状物を配置したり、香料を空間部分に挿入したりする等の適宜の手段を用いることができる。
上記のような本実施例の香料付き容器によれば、香料6をマイクロカプセル化するようなことなく、香料6をそのまま設けるだけで、容器1の注出口3aに対して香料を簡単に設けることができる。そして、ストローでの押圧により注出口3aを開口する前には、香料6の香気成分が容器1から揮散してしまうことがない。
なお、本実施例では、注出口3aを塞ぐ各シート部材4,5と注出口3aの内周面とで画成された空間内で、下方のシート部材5の上面に香料6を設けているが、それによって、図3に示すように、ストロー7での押圧により注出口3aを開口する際に、シート部材5の上面の香料6とストロー7の外周面とが摺接することで、香料6がストロー7の外周面に付着して香料の表面積が増加したり、香料6とストロー7との摩擦により摩擦熱が生じたりすることにより、香料6からの香気成分の揮発が促進されると共に、揮発した香気成分が飲用時のストロー7の上下動や回動等の動きにより効果的に拡散されることとなる。
その結果、注出口3aを開口して内容物をストロー7で飲む際には、内容物のフレーバーがストロー7で覆われ、フレーバーが直接鼻から入らず、フレーバーを感じ難い状態になっていても、注出口3aに設けられた香料6により充分にフレーバーを感じることができ、しかも、開口時や飲用時のストロー7の動きにより香料の香気成分の揮発・拡散が促進されていることから、容器に設けた香料6の量が少量であっても、香料6から揮散した充分な量の香気成分によって良好なフレーバー性を得ることができる。
以上、本発明の香料付き容器の一実施例について説明したが、本発明は、上記のような実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、対象となる容器については、容器本体に対して注出口部材を別部材とする等により筒状の注出口の両端の開口部分にそれぞれシート部材を設けることができるものであれば、実施例に示したような袋状容器に限られるものではなく、その他の容器であっても良いものであり、また、香料を設ける箇所については、各シート部材と注出口の内周面とで画成された空間内であれば、実施例に示したような下方のシート部材の上面に限られるものではない等、適宜に設計変更可能なものであることはいうまでもない。
本発明の香料付き容器の一実施例に係る袋状容器の全体を示す部分切り欠き斜視図。 図1に示した袋状容器の注出口部材について、注出口を塞ぐ各シート部材と注出口の内周面とで画成された空間内に香料が設けられている状態を示す部分断面側面図。 図2に示した注出口部材について、ストローにより注出口が開口された状態を示す部分断面側面図。
符号の説明
1 容器(袋状容器)
2 袋部材
3 注出口部材
3a 注出口
4 シート部材
5 シート部材
6 香料
7 ストロー

Claims (2)

  1. 筒状の注出口を備えた容器において、ストローでの押圧により破断可能で且つガスバリア性を有するシート部材が、筒状の注出口の両端の開口部分をそれぞれ塞ぐように設けられていると共に、注出口を塞ぐ各シート部材と注出口の内周面とで画成される空間内に香料が設けられていることを特徴とする香料付き容器。
  2. 筒状の注出口の下端側の開口部分を塞ぐシート部材の上面に香料が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の香料付き容器。
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