JP2008246966A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材上に、カチオン性シリカゾル、擬ベーマイトゾル、ポリビニルアルコールからなり、カチオン性シリカゾル:擬ベーマイトゾルの質量比が90:10〜70:30の範囲にある塗工組成物を用い、直接法キャスト処理にて塗工層を形成せしめる。
【選択図】なし
Description
水296部と50%水酸化ナトリウム水溶液4部(不揮発分2部)を混合し、不定形シリカ(トクヤマ社製ファインシールX37B)100部を添加し、ノコギリ状ブレードを有する分散機を用いて十分に分散した。ここに蛍光増白剤を不揮発分として2部、けん化度98.5mol%、その4%水溶液の粘度が26mPa・秒であるポリビニルアルコール(クラレ社製クラレポバールPVA117)の10%水溶液400部(不揮発分40部)50%のジメチルアミン−エピクロロヒドリン縮合物水溶液30部(不揮発分15部)を添加し混合して下塗り層塗工組成物を調製した。
市販の坪量157g/m2の上質紙(三菱製紙社製ダイヤフォーム)上に、上の下塗り層塗工組成物を、塗工量が不揮発分として5g/m2となるようにエアナイフコーターを用いて塗工し、エアドライヤで乾燥して下塗り層を塗工した原反を作製した。
水299部に酢酸1部を加え混合したものに、擬ベーマイト粉末(サソールジャーマニー社製Disperal HP14)100部を加え、2時間攪拌して不揮発分濃度25%の擬ベーマイトゾルを調製した。
水95部とグリセリンモノステアレート5部をホモジナイザーで30分処理し、グリセリンモノステアレートの分散物を得た。
水85部、不揮発分40%のカチオン性シリカゾル(グレースデビソン社製Ludox Cl−P)225部(不揮発分90部)、上で調製した擬ベーマイトゾル40部(不揮発分10部)けん化度88mol%、その4%水溶液の粘度が40mPa・秒であるポリビニルアルコール(クラレ社製クラレポバールPVA224)の10%水溶液50部(不揮発分5部)を混合し、さらに上のグリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)を加えて塗工組成物を調製した。
上で作製した下塗り層塗工原反上に、乾燥後の塗工量が5g/m2となるように上の塗工組成物を塗工し、95℃に加熱したキャスト装置のシリンダーに圧着し、乾燥後に引き剥がすことでインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水70部、カチオン性シリカゾル200部(不揮発分80部)、擬ベーマイトゾル80部(不揮発分20部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水55部、カチオン性シリカゾル175部(不揮発分70部)、擬ベーマイトゾル120部(不揮発分30部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水72部、カチオン性シリカゾル200部(不揮発分80部)、擬ベーマイトゾル80部(不揮発分20部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、不揮発分濃度27%のカチオン性アクリル−スチレン共重合体(パールガム CT−100)20部(不揮発分5.4部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水100部、カチオン性シリカゾル250部(不揮発分100部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水91部、カチオン性シリカゾル235部(不揮発分94部)、擬ベーマイトゾル24部(不揮発分6部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、水40部、カチオン性シリカゾル150部(不揮発分60部)、擬ベーマイトゾル160部(不揮発分40部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、擬ベーマイトゾル400部(不揮発分100部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
比較例2の塗工組成物を、乾燥後の塗工量が5g/m2となるように下塗り層塗工原反上に塗工後、一旦乾燥させ、次いで水中に5秒間浸漬し、塗工層を湿潤してから95℃に加熱したキャスト装置のシリンダーに圧着し、乾燥後に引き剥がすことでインクジェット記録媒体を作製した。
実施例2の塗工組成物を、乾燥後の塗工量が5g/m2となるように下塗り層塗工原反上に塗工後、一旦乾燥させ、次いで水中に5秒間浸漬し、塗工層を湿潤してから95℃に加熱したキャスト装置のシリンダーに圧着し、乾燥後に引き剥がすことでインクジェット記録媒体を作製した。
比較例3の塗工組成物を、乾燥後の塗工量が5g/m2となるように下塗り層塗工原反上に塗工後、一旦乾燥させ、次いで水中に5秒間浸漬し、塗工層を湿潤してから95℃に加熱したキャスト装置のシリンダーに圧着し、乾燥後に引き剥がすことでインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、不揮発分濃度20%のアニオン性シリカゾル(日産化学社性スノーテックスO)400部(不揮発分80部)、擬ベーマイトゾル80部(不揮発分20部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、カチオン性アクリル−スチレン共重合体20部(不揮発分5.4部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
塗工組成物の配合比を、アニオン性シリカゾル250部(不揮発分50部)、擬ベーマイトゾル200部(不揮発分50部)、ポリビニルアルコール水溶液50部(不揮発分5部)、不揮発分濃度27%のカチオン性アクリル−スチレン共重合体(パールガム CT−100)20部(不揮発分5.4部)、グリセリンモノステアレート水性分散物20部(不揮発分1部)に変更した以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録媒体を作製した。
肉眼観察により、光沢感を(最良)5−1(最悪)の5段階に分類した。
インク吸収性の良否は、インクジェットプリンターにより評価画像を印刷し、インク吸収容量やインク吸収速度の不足に起因する各種の画像欠陥が発生するか否かを観察することにより評価した。具体的には、印刷をキヤノン製Pixus iP3100インクジェットプリンターを用い、所定の評価画像を印刷した。得られた画像の品質、特に異なる色の境界部のにじみ、およびベタ画像の均一性により、インク吸収性を(最良)5−1(最悪)の5段階に分類した。
キヤノン製Pixus iP3100インクジェットプリンターを用い、所定の評価画像を印刷し、黒色印刷部の印刷濃度をスイスグレタグマクベス社製SpectroEyeを用いて測定した。
Claims (1)
- 基材上に、カチオン性シリカゾル、擬ベーマイトゾル、ポリビニルアルコールを含んでなる塗工組成物を塗工後、直接法によりキャスト処理を行って製造されるインクジェット記録媒体であって、塗工組成物における、カチオン性シリカゾル:擬ベーマイトゾルの質量比が90:10〜70:30であることを特徴とするインクジェット記録媒体。
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JP2005280147A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録媒体 |
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