JP2008245240A - 集積回路装置、回路基板および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログフロントエンド回路(AFE)を多機能化し、AFEに含まれるタイミングジェネレータによって、イメージセンサおよびモータの駆動制御を実現すること。
【解決手段】サブ基板330には、AFEを搭載するIC360と、CCD(イメージセンサ)340と、モータドライバ350と、が搭載されている。IC360には、アナログ信号処理66と、A/D変換器368と、タイミングジェネレータ(モータコントローラ364を含む)TGと、タイミング生成用の設定データを記憶しているメモリ361と、が含まれる。タイミングジェネレータ(TG)は、ホスト基板370からのシフトパルストリガ(TGCK)に同期して各種の駆動制御信号を生成し、CCD340,モータドライバ350,アナログ信号処理部366,A/D変換器368に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、集積回路装置、回路基板および電子機器等に関する。
画像読み取り装置などの電子機器に用いられているCCD、CMOSセンサなどのイメージセンサでは、イメージセンサの受光部で得られた画像信号(蓄積電荷)は、イメージセンサに供給されるシフト信号に基づいて、イメージセンサの受光部から転送部に転送される。そして、駆動クロックに基づいて、転送部から順次シフト転送されて外部に出力される。
イメージセンサから出力されたアナログ画像信号は、アナログフロントエンド回路(AFE)に入力され、所定のアナログ信号処理を施された後、A/D変換器によりデジタル画像信号に変換される。デジタル画像信号は、ホストCPUが制御する画像処理装置に送られる。
アナログフロントエンド回路は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されるアナログフロントエンド回路は、イメージセンサから出力されるアナログ画像信号に対してゲインおよびオフセット調整をするアナログ信号処理機能のみを有している。
特開2005−57578号公報
特許文献1に記載のアナログフロントエンド回路は、アナログ画像信号処理の機能しか有さない。よって、以下の点で、改善の余地がある。
(1)アナログ画像信号は、A/D変換器によってデジタルデータに変換した後にホストCPUに供給する必要がある。A/D変換器は一つのICで構成される。したがって、アナログフロントエンド回路を集積したICと、A/D変換器を集積したICと、が必要となり、チップ数が増える。
(2)アナログフロントエンド回路の各部の動作タイミングの制御のため、ならびに、イメージセンサの駆動タイミングの制御のため、さらには、撮像対象(原稿)とイメージセンサとの相対的な位置関係を変化させるためのモータ(例えば、イメージセンサが搭載されている可動キャリッジを移動させるためのモータ、あるいは撮像対象(原稿)を送るための給紙用のモータ)の駆動制御のために、タイミングジェネレータが必要である。タイミングジェネレータをホスト基板(ホストCPUが搭載される基板側)に設けた場合、タイミングジェネレータは、アナログフロントエンド回路、イメージセンサならびにモータドライバの各々に個別にタイミング制御信号を供給しなければならない。したがって、通信ケーブル(シリアルケーブル等)の信号本数が増大し、スキャナ装置の小型化がむずかしくなり、また、コスト高の一因ともなる。
(3)近年、スキャナ装置の小型化や薄型化に伴い、アナログフロントエンド回路が搭載されるサブ基板(ホスト基板以外の回路基板)に、イメージセンサやモータドライバも実装しようというニーズがある。このニーズに応えるためには、アナログフロントエンド回路、イメージセンサ、モータドライバを、サブ基板上に高密度に実装し、かつ、モータ駆動に関係するロジック回路からのノイズが、アナログフロントエンド回路のアナログ信号処理に悪影響を与えないようにする実装技術が求められる。
(4)また、上述の(3)の場合、タイミングジェネレータからの各種の制御信号を、アナログフロントエンド回路、イメージセンサならびにモータドライバの各々に、きわめて効率的に供給する必要がある。
本発明は、このような考察に基づいてなされたものである。本発明の幾つかの態様によれば、アナログフロントエンド回路に他の回路の機能を積極的に取り込んでアナログフロントエンド回路の付加価値を向上させることができる。また、例えば、アナログフロントエンド回路が搭載される回路基板にイメージセンサやモータドライバを実装しようというニーズに容易に応えられるようになる。また、例えば、通信ケーブルの信号本数を削減し、スキャナ装置の小型化や薄型化を実現することもできる。
(1)本発明の集積回路装置の一態様では、イメージセンサからのアナログ画像信号に対して所定の信号処理を行ってアナログ画像信号を出力するアナログ信号処理部と、前記アナログ信号処理部からの前記アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器と、複数の制御信号を生成して出力するタイミングジェネレータと、前記タイミングジェネレータが前記複数の制御信号の各々を生成するために必要な設定データを記憶する少なくとも一つのメモリと、を含み、前記タイミングジェネレータは、前記メモリのイメージセンサ用の設定データに基づいて、前記イメージセンサ用の制御信号を生成し、前記メモリのモータドライバ用の設定データに基づいて、前記イメージセンサと撮像対象物との相対的な位置関係を変化させるためのモータを駆動するモータドライバ用の制御信号を生成する。
アナログ信号処理部(従来のアナログフロントエンド回路に相当する)と、A/D変換器と、タイミングジェネレータと、タイミングジェネレータが使用する設定データを記憶するメモリと、をワンチップ化したものである。タイミングジェネレータは、イメージセンサ用の制御信号(一般的にはアナログ信号処理部の制御信号とA/D変換器用の制御信号もこれに含まれるが、これに限定されるものではない)およびモータドライバ用の制御信号を生成する。従来、別個に用意されていた回路がワンチップ化されるために、スキャナ装置の小型化、薄型化が容易となる。また、タイミングジェネレータが内蔵されるため、各部に効率的に制御信号を供給することが可能となる。例えば、モータドライバを、集積回路装置と共に共通の回路基板に実装する場合であっても、タイミングジェネレータからの制御信号をモータドライバに最短距離で、かつ効率的に供給することが可能となる。また、タイミングジェネレータが使用する設定データを記憶したメモリを内蔵しているため、外付けのメモリを用意する必要がなく、この点でもスキャナ装置の小型化に有利である。また、上位装置としてのホスト基板と集積回路装置が実装されているサブ基板とを結ぶ通信線(例えば、フレキシブルフラットケーブル(FFC))の信号本数を大幅に削減することができ、信号伝達の負担が軽減され、コストの削減が可能である。これらによって、コンパクトなスキャナが実現される。
(2)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記タイミングジェネレータは、ホストから送られてくる基準タイミング信号をタイミング基準として、前記イメージセンサの駆動タイミングおよび前記モータドライバの駆動タイミングの各々を制御する。
この構成によれば、例えば、上位装置としてのホスト基板(ホスト)が、基準タイミング信号(スキャナ装置の動作制御の起点となり得る信号であり、本発明ではシフトパルストリガ(TGCK)と呼ぶが、その名称は問わない)を集積回路装置に供給すると、集積回路装置に内蔵されるタイミングジェネレータが、基準タイミング信号を起点として各種の制御信号を自律的に生成し、スキャナ装置の動作制御が開始される。したがって、上位装置としてのホスト基板が各種の制御信号を各部に供給する手間がなくなり、ホスト基板とサブ基板とを結ぶ通信線(例えば、フレキシブルフラットケーブル(FFC))の信号本数を大幅に削減することができ、信号伝達の負担が軽減され、コストの削減が実現される。よって、コンパクトなスキャナが実現される。
(3)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記タイミングジェネレータは、前記イメージセンサ用の設定データに含まれる前記基準タイミング信号を起点としたタイミング設定情報に基づいて、前記イメージセンサの受光部における蓄積電荷を転送部にシフトさせるシフトパルスを生成し、また、前記基準タイミング信号を起点とした前記タイミング設定情報に基づいて設定される駆動クロックの発生期間において、前記イメージセンサ用の前記駆動クロックを生成する。
タイミングジェネレータは、基準タイミング信号(例えばTGCKとする)に基づいて、シフトパルス(イメージスキャナの受光部の蓄積電荷を転送部にシフトさせる制御パルス)や、電荷を転送するための駆動クロック(例えば、SNCK(φ1,φ2)とする)を生成する。すなわち、メモリから読み出されるタイミング設定情報に基づき、基準タイミング信号(TGCK)を起点として、シフトパルスのタイミングが決定される。同様に、基準タイミング信号(TGCK)を起点として、イメージセンサの転送部に供給する駆動クロックの発生期間が定まる。そして、その駆動クロックの発生期間において、イメージセンサの転送部用の駆動クロック(SNCK)が生成され、また、これに同期して、アナログ信号処理部用の制御信号およびA/D変換器用の制御信号も生成される。
(4)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記モータドライバ用インタフェースをさらに有し、前記タイミングジェネレータは、前記基準タイミング信号に同期したリクエスト信号により、前記メモリから前記モータドライバ用の設定データを読み出し、前記モータドライバ用インタフェースは、読み出された前記設定データに基づく転送データと、前記転送データを転送するための転送クロックと、前記転送データを取り込むタイミングを与えるモータストローブ信号と、を前記モータドライバに供給する。
基準タイミング信号(TGCK)を用いたモータ制御の態様を明らかとしたものである。タイミングジェネレータは、基準タイミング信号(TGCK)に同期したリクエスト信号によってメモリからモータドライバ用の設定データ(モータドライバにて、各種の制御信号を生成するために必要なデータ)を読み出す。モータドライバ用インタフェースは、例えば、メモリから読み出されたモータドライバ用の設定データと、同期クロックと、モータストローブ信号と、をモータドライバに供給する。その供給タイミングは、ホスト基板から与えられる基準タイミング信号(TGCK)と同期が確保されているため、結果的に、モータの回転は、基準タイミング信号(TGCK)を基準として制御されることになる。
(5)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記タイミングジェネレータは、複数のモータドライバを制御すると共に、前記メモリから読み出した前記モータドライバ用の設定データに、前記複数のモータドライバのいずれかの識別情報を付加して、前記複数のモータドライバの各々に向けて出力する。
一つのタイミングジェネレータが複数のモータドライバに制御信号を与える場合に、別個の信号線路を介して各々のモータドライバに与えるのでは信号経路が複雑化して回路の簡素化の要請に反する。そこで、モータドライバ用の設定データ(共通データ)に、各モータドライバを識別する識別情報(ID)を付加し、そのデータを、共通の信号線路を介して各モータドライバに供給する。各モータドライバは、受信したデータに含まれる識別情報(ID)が自機を指定する場合に、受信したデータを利用してモータ駆動信号(相切換え信号)を生成する。これにより、信号線路を共用化でき、タイミングジェネレータが複数のモータを制御する際の負担が軽減され、回路構成も簡素化される。
(6)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、第1の辺から、前記第1の辺に対向する第2の辺に向かう方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な方向を第2の方向とした場合に、前記アナログ信号処理部と、前記A/D変換器と、前記ホストとの間のインタフェース処理を実行するホストインタフェースの各々は、前記第1の方向に沿って配置されており、前記タイミングジェネレータを含むロジック回路は、前記アナログ信号処理部の前記第2の方向側に配置されている。
集積回路装置における各部の好適なレイアウト態様を明らかとしたものである。すなわち、イメージセンサからのアナログ画像信号を受け取り、信号処理を施し、出力するアナログ信号処理系は、第1の方向(第1の辺から第2の辺に向かう方向)に整然と配置する。そして、アナログ信号処理系の配置方向に直交する方向(すなわち、左方向または右方向)側に、タイミングジェネレータを含むロジック回路部を配置する。このように、アナログ信号処理部系とロジック回路系とを完全に分離することによって、両者に必要な距離を確保したり、電磁的なシールドを設けたりすることが容易となる。また、アナログ信号処理部系は、通常、RGB(赤緑青)の各色の信号処理回路が並列に配列されるが、アナログ信号処理系を第1の方向に沿って整然と配列することによって、RGBの各色の信号処理経路がどれも、直線的かつほぼ等距離で配置されることになり、各色について均等な信号処理を行い易くなる。また、アナログ信号処理部系の不要な折れ曲がりが生じにくいため、コンパクトなレイアウトを実現しやすい。
(7)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記モータドライバ用の所定信号を出力するモータドライバ用インタフェースは、前記タイミングジェネレータの前記第2の方向側に設けられている。
モータドライバ用インタフェースを、タイミングジェネレータに対して第2の方向側に設けることによって、アナログ画像信号の入力方向や出力方向とは異なる方向からモータドライバ用の制御信号を取り出すことができるようになり、サブ回路基板上(実装基板上)におけるモータドライバ配置領域を、無理なく確保することができる。また、モータドライバ用インタフェースを、アナログ信号処理部からより遠くの位置に配置することによって、モータ駆動に伴うノイズがアナログ信号処理部に与える悪影響を低減することができる。
(8)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記アナログ信号処理部および前記A/D変換器と、前記ロジック回路との間に、ノイズ伝達防止用のシールド領域が設けられている。
アナログ信号処理部系とタイミングジェネレータを含むロジック回路系との間に、ノイズ防止用のシールド領域を設けることによって、アナログ信号処理部におけるロジックノイズによる影響を低減することができる。シールド領域は、例えば、接地配線であり、また、所定電位に固定されたウエル領域(不純物領域)であってもよい。また、パッケージにシールド構造を設けてもよい。
(9)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、前記イメージセンサからのアナログ画像信号が入力される端子と、前記イメージセンサ用の制御信号を前記イメージセンサに向けて出力する端子は前記第1の辺に設けられ、前記ホストインタフェースからの信号を前記ホストに向けて出力する端子は、前記第2の辺に設けられる。
ホストに向けて出力される画像信号は周波数が極めて高い。したがって、ホスト用の端子が、アナログ画像信号を取り扱う端子の近傍にあったのでは、アナログ信号のノイズが増大してしまう可能性がある。よって、ホスト用の端子を第2の辺に設け、対向する第1の辺に、イメージセンサに関する信号(アナログの画像信号や制御信号等)の入出力端子を配置することによって、距離を十分に確保し、アナログ信号に対するノイズの影響を最小限化するものである。
(10)また、本発明の集積回路装置の他の態様では、イメージセンサ用の制御信号を出力する端子の一部は前記第1の辺に沿って設けられ、その他の端子は、前記第1および第2の辺に垂直な第3の辺または第4の辺に沿って設けられる。
イメージセンサ(CCDセンサやCMOSセンサ)は、シフトレジスタを有することから一般に横長であり、また、蓄積電荷のシフトや転送には多数の制御信号を必要とすることから、イメージセンサ用の制御信号の出力端子を、集積回路装置の第1の辺だけに設けることには限界がある場合がある。そこで、第1の辺のほかに、第3の辺(または第4の辺)の一部にもイメージセンサ用の制御信号の出力端子部を設けるものである。これによって、限られたチップサイズを有効に利用して、無理なく、必要な数の出力端子を配置可能となる。
(11)また、本発明の回路基板の一態様では、本発明の集積回路装置と、前記イメージセンサと、前記モータドライバと、が実装された回路基板である。
本発明の集積回路装置は、アナログ信号処理部と、A/D変換回路と、各種の制御回路を生成するタイミングジェネレータがワンチップ化されたものである。よって、同一の実装基板(サブ回路基板)に、イメージセンサとモータドライバを効率的に搭載することも容易である。この回路基板は、コンパクトかつ高機能であり、通信線の信号本数の低減にも寄与する。したがって、スキャナの小型化、薄型化に貢献する。
(12)また、本発明の回路基板の他の態様では、前記集積回路装置と前記モータドライバは、前記回路基板の表面に実装され、前記イメージセンサは前記回路基板の裏面に実装されている。
集積回路装置を回路基板の表面に実装し、イメージセンサを回路基板の裏面に実装することによって、最もコンパクトな回路基板を実現することができる。また、例えば、イメージセンサと集積回路装置とをスルーホールに埋め込まれた導体層を利用することによって、余分な配線を増やすことなく、両者を最短距離で接続することが可能となる。
(13)また、本発明の電子機器は、本発明の集積回路装置と、前記集積回路装置からの制御信号によって制御されるイメージセンサと、少なくとも一つのモータドライバと、を有する回路基板と、前記少なくとも一つのモータドライバによって駆動される、前記イメージセンサと撮像対象物との相対的な位置関係を変化させるための少なくとも一つのモータと、前記集積回路装置から出力されるデジタル画像データを処理する画像処理部を有すると共に、前記集積回路装置に基準タイミング信号を与えるホスト基板と、を含む。
集積回路装置、イメージセンサならびにモータドライバを搭載する回路基板と、モータと、画像処理部を備えると共に基準タイミングを出力する上位装置としてのホスト基板と、を有する電子装置(スキャナ装置:コピー機やファックス複合機を含む)である。回路基板がコンパクトであり、各基板を結ぶ通信線(例えば、シリアル通信線)の信号本数も少なく、したがって、電子機器の小型化や薄型化を実現することができ、また、低コスト化が可能である。
このように、本発明の少なくとも一つの態様によれば、例えば、アナログフロントエンド回路に他の回路の機能を積極的に取り込んでアナログフロントエンド回路の付加価値を向上させることができる。また、例えば、アナログフロントエンド回路が搭載される回路基板にイメージセンサやモータドライバも実装しようというニーズに容易に応えられるようになる。また、例えば、通信ケーブルの信号本数を削減し、スキャナ装置の小型化や薄型化を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
(イメージスキャナの全体構成)
図1は、イメージスキャナ(本発明の電子機器の一例)の構成を示す図である。イメージスキャナには、コピー機やファックス複合機が含まれる。
図示されるように、イメージスキャナ310は、可動キャリッジ(以下、単にキャリッジという)320と、駆動装置330と、ホスト基板(ホスト)370と、を有する。載置台314上には、読み取り対象の原稿312が載置されている。
キャリッジ320は、可動ベルト(BL)上に固定されている。モータ332、主ローラ338a、副ローラ338bによって可動ベルト(BL)が移動すると、キャリッジ320も、原稿面の副走査方向に沿って移動する。
キャリッジ320は、光学系(読み取り光源326と、レンズ328とを含む)と、モータドライバ350と、回路基板(サブ基板)330と、を有する。サブ基板330は、CCDイメージセンサ(以下、CCDと記載する。なおCMOSイメージセンサでもよい)340と、本発明の集積回路装置(IC)360と、を有する。
集積回路装置(IC)360は、多機能化されたアナログフロントエンド回路(AFE)を搭載している。すなわち、CCD340の撮像信号(AS)に対して相関2重サンプリング(CDS)やゲイン調整等のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部366(従来概念のAFEに相当する部分)の他、A/D変換器368と、入出力インタフェース(HIF)369と、モータコントローラ364として機能する回路部分を含むタイミングジェネレータ(TG)362と、タイミング信号を発生させる基礎となる各種の設定データを記憶しているメモリ(例えばSDRAM)361と、を有する。
タイミングジェネレータ(TG)362は、モータドライバ350にモータクロック(MCLK)等を供給すると共に、CCD340にシフトパルス(SH)や駆動クロックSNCK(φ1,φ2系クロック)を供給する。また、タイミングジェネレータ(TG)362は、アナログ信号処理部366にサンプリングクロック(CK1,CK2)やクランプ信号(CLMP)を供給し、A/D変換器368にタイミングクロック(ADCK)を供給する。
駆動装置330に含まれるモータ(例えばステッピングモータ)332は、モータドライバ350からの駆動信号によって駆動され、主ローラ338aを回転させる。
ホスト基板(ホスト)370は、撮像画像の画像処理を行う画像処理部372と、イメージスキャナ310の動作タイミングを統括的に制御するCPU374と、メモリ376と、を有している。
サブ基板330とホスト基板370は、例えば、シリアル信号線(シリアルケーブル等)SCによって、接続されている。シリアル信号線SCを経由して、例えば、画像データ(SDATA),同期クロック(SCLK)が通信される。また、基準タイミング信号(シフトパルストリガ)TGCKが、ホスト基板370からサブ基板330に与えられる。
基準タイミング信号(シフトパルストリガ)TGCKは、タイミングジェネレータ(TG)362が上述の各種のタイミング制御信号を生成する際のタイミング基準を与える信号である。
従来のイメージセンサでは、ホスト基板370が、各部の動作を個別に制御する必要があったため、ホスト基板370の負担が大きく、また、ホスト基板370とサブ基板330との間の通信量が増大する。
これに対して、本発明のイメージセンサ310では、ホスト基板370が基準タイミング信号(シフトパルストリガ)TGCKを与えるだけで、サブ基板330のタイミングジェネレータ330が自動的に各種のタイミング制御信号を生成して各部に供給するため、ホスト基板370の負担は大幅に軽減される。また、ホスト基板370とサブ基板330との間の通信量(シリアル信号線の信号本数)も減少する。
また、図1の集積回路装置には、A/D変換器368と、モータコントローラ364(タイミングジェネレータ(TG)362の一部)が搭載され、アナログフロントエンド回路(AFE)が多機能化されている。したがって、イメージスキャナ310の小型化、薄型化ならびに低コスト化が実現する。
(イメージセンサの構成例)
図2(A),図2(B)は、イメージセンサの構成を示す図である。図2(A)にCCD(イメージセンサ)340の構成例を示される。
図示されるように、CCD340は、例えば3チャネルの赤(R)用センサ、緑(G)用センサ、青(B)用センサを含んでいる。各センサは、同じ構成を有している。
各色のセンサは、受光部202(202a〜202c)と、転送ゲート204(204a〜204c)と、転送部(シフトレジスタ)206(206a〜206c)と、を含む。
受光部202(202a〜202c)は、光電変換を行う複数の受光素子(フォトダイオード、画素)を含む。受光部202(202a〜202c)の各受光素子(画素)は受光量に応じた電荷を生成して蓄積する。そして電荷蓄積に必要な所定の時間が経過した後にシフト信号SH(SH1〜SH3)がアクティブになり、転送ゲート204(204a〜204c)がオンになる。これにより、蓄積電荷が、転送ゲート204(204a〜204c)を介して転送部206(206a〜206c)のシフトレジスタ(各受光素子に対応して設けられたシフトレジスタ)に転送される。
そして、各シフトレジスタに転送された蓄積電荷(画像信号)は2相の駆動クロックφ1、φ2(総称してSNCKという)に基づいて、隣接するシフトレジスタ間を転送されて行く。これにより転送部(シフトレジスタ)206(206a〜206c)のCCQ端子から、各受光素子の蓄積電荷に対応する画像信号がシリアルに出力される。
図1(B)は、転送部206(206a〜206c)のデバイスの断面構造の一例を示す図である。半導体基板210上に転送電極PA1,PA2が設けられ、各転送電極は、駆動クロックSNCK(2相クロックφ1,φ2)によって駆動される。これによって、半導体基板210の表面にポテンシャル井戸が形成され、そのポテンシャル井戸の深さが変化することによって、信号電荷が所定方向に転送される。
図3は、転送部(シフトレジスタ)の構成の他の例を示す図である。CCDの構成は図2(A)に示されるものに限定されず、種々の変形が可能である。すなわち、図3では、奇数番目の画素用の転送ゲート204−1ならびに転送部206−1と、偶数番目の画素用の転送ゲート204−2ならびに転送部206−2と、が設けられている。なお、図3においても、R(赤)、G(緑)、B(青)画像の読み取り用の受光部、転送ゲート、転送部を設けることが望ましい。
(アナログ信号処理部の構成)
図4はアナログ信号処理部の回路構成を示す回路図である。なお、アナログ信号処理部366は、図4の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略するなどの種々の変形実施が可能である。
アナログ信号処理部366は、R用、G用、B用のクランプ回路CLPR、CLPG、CLPBを含む。これらのクランプ回路CLPR、CLPG、CLPBは、R、G、Bの画像信号のレベルを、クランプレベル設定回路22により設定されたクランプレベルにクランプする回路である。クランプタイミングは、タイミングジェネレータ(TG)362からの制御信号(CLMP)によって決定される。
また、アナログ信号処理部366は、R用、G用、B用のオフセット調整回路OFSR、OFSG、OFSB)を含む。これらの各オフセット調整回路(OFSR、OFSG、OFSBは、R用、G用、B用のD/A変換器(DACR、DACG、DACB)や、アナログの加算回路(ADDR、ADDG、ADDBを)含む。そしてオフセット調整レジスタ24に設定されたオフセット調整データに基づいて、オフセット調整が行われる。
また、アナログ信号処理部366は、R用、G用、B用の相関二重サンプリング回路(CDSR、CDSG、CDSB)を含む。サンプリングタイミングは、タイミングジェネレータ(TG)362からのサンプリングクロック(CK1,CK2)によって決定される。
また、R用、G用、B用のゲイン調整アンプPGAR、PGAG、PGABが含まれる。これらのゲイン調整アンプ(PGAR、PGAG、PGAB)は、ゲイン調整レジスタ26に設定されたゲイン調整データに基づいて、ゲイン調整を行う。
また、アナログ信号処理部366はマルチプレクサMUXを含む。このようなマルチプレクサMUXを設ければ、高速なA/D変換器368を用いて、R、G、Bの画像信号を時分割でA/D変換することが可能になる。
(タイミングジェネレータによるタイミング生成の概要)
図5は、タイミングジェネレータによる各種のタイミング制御信号の生成の概要を説明するための図である。図5において、図1と共通の部分には同じ参照符号を付してある。
図5に示すように、集積回路装置(IC:AFE回路内蔵)に含まれるタイミングジェネレータ(TG)430は、CCD(及びAFE)制御信号生成回路410と、シフトパルス生成回路420と、モータコントローラ(モータ駆動信号生成回路)430と、を有する。
また、メモリ361には、各種のタイミング制御信号を生成する基礎となる設定データ、すなわち、CCD設定パターン401と、シフトパルス設定パターン403と、モータ設定パターン405と、が含まれる。
タイミングジェネレータ(TG)430には、ホスト基板(ホスト)370からの基準タイミング信号TGCK(シフトパルストリガ)が与えられる。なお、TGCKは、集積回路装置360に備わるインタフェース(HIF)を経由してタイミングジェネレータ(TG)362に入力される。
タイミングジェネレータ(TG)は、その基準タイミング信号TGCK(シフトパルストリガ)をタイミング基準として用いて、各種の制御信号を生成する。したがって、ホスト基板370は、TGCKを、サブ基板330に搭載されるタイミングジェネレータ(TG)に送出するだけでよく、上位装置としてのホスト基板370の負担は大幅に軽減され、通信量も低減される。
CCD(及びAFE)制御信号生成回路410は、TGCKに同期してメモリ361からCCD設定パターン401を読み出し、読み出されたCCD設定パターン401に基づいて、SNCK(φ1,φ2),クランプ信号(CP),リセット信号(RS),A/D変換器用のタイミングクロック(ADCK),サンプリングクロック(CK1,CK2),クランプ信号(CLMP)の各々を生成する。
シフトパルス生成回路420は、TGCKに同期してメモリ361からシフトパルス設定パターン403を読み出し、読み出されたシフトパルス設定パターン403に基づいて、シフトパルスSH(SH1〜SH3)を生成する。
モータコントローラ430は、TGCKに同期して、アドレス(ADR)と、設定データの読出しのためのリクエスト(REQ)とをメモリ361に向けて送出する。そのリクエスト(REQ)に対応して、メモリ361は、アクナリッジ(ACK)とテーブルデータ(モータ設定データ)をモータコントローラ430にリターンする。
モータコントローラ430は、読み出されたテーブルデータ(モータ設定データ)に基づいて、モータデータ(MDATA)、モータクロック(MCLK)、モータストローブ信号(MSTRB)を生成する。モータドライバ350は、2相の駆動信号(A相,B相の駆動信号)をステッピングモータ(M)332に供給する。
SNCK(φ1,φ2),クランプ信号(CP),リセット信号(RS),A/D変換器用のタイミングクロック(ADCK),サンプリングクロック(CK1,CK2),クランプ信号(CLMP),SH(SH1〜SH3),MDATA,MCLK,MSTRBの各々は、集積回路装置360の入出力インタフェース(MDIF:このMDIFはモータドライバインタフェースを兼用する)を経由して、CCD(イメージセンサ)340またはモータドライバ350に供給される。また、ADCKは、集積回路装置360内の信号線を経由してA/D変換器368に供給され、また、CK1,CK2,CLMPは、アナログ信号処理部366に供給される。
アナログ信号処理部366は、各色(R,G,B)毎の信号処理系KR,KG,KBを有し、各々の信号処理系は、CCD340からのカラー画像信号に対してアナログ信号処理を実行する。アナログ信号処理部366の出力信号はA/D変換器368によってデジタル画像信号に変換される。デジタル画像信号IDATAは、入出力部(I/O)369から出力される。
(シフトパルス(SH)の生成タイミングとデータ転送タイミング)
図6は、CCD用のシフトパルス(SH)の生成方式を説明するための図である。図5のCCD設定パターン401には、図6に示されるように、基準タイミング信号TGCK(シフトパルストリガー)を基準としたシフトパルス(SH)の生成タイミングを決定するデータ(T1,T2,T6,T7,T8,T9,T10)が含まれている。
図6において、時刻t1にTGCKが入力されると、期間T2経過後の時刻t2から期間T3経過後の時刻t3において、各色のシフトパルス(SH1〜SH3)が生成される。以下同様に、例えば、期間T6経過後の時刻t5において2発目のSH1が生成され、期間T8経過後の時刻t6において2発目のSH2が生成され、期間T10経過後の時刻t7において2発目のSH3が生成される。
また、TGCKの入力タイミングt1を基準として、CCDにおける画素データの転送期間が決定される。すなわち、期間T3経過後の時刻t3から期間T5経過後の時刻t4が、例えば、画素1〜画素3000のデータ転送期間となる。同様に、期間T11経過後の時刻t8から時刻t9までが、例えば、画素3001〜画素6000のデータ転送期間となる。画素データの転送期間において、TGCKに同期したCCD転送制御信号SNCK(φ1,φ2)によって、画像データが順次、シフトレジスタ上を転送される。基準タイミング信号であるTGCKを起点として画像転送期間が決まり、その画像転送期間においてTGCKに同期したSNCKによって画像データが転送されることから、結果的に、画像データの転送は、TGCKに同期して実行されることになる。
(CCDパターンメモリの具体的なデータ構成)
図7は、CCDパターンメモリ401の具体的なデータ構成を示す図である。図示されるように、アドレス(0x00〜0x0F)に対応して内部ステート0〜15が設定されている。内部ステート0〜15毎に、アナログ信号処理部用制御信号(CK1,CK2,ADCK)を発生させるためのパターンデータと、CCD用制御信号(φ1,φ2,CP,RS)を発生させるためのパターンデータが設定されている。
内部ステート0から内部ステート15の順に設定データが読み出され、次の周期でも、再度、内部ステート0から内部ステート15の順に設定データが読み出される。内部ステート0から内部ステート15の各設定データの全部を読み出すまでの期間が、1画素期間に対応する。
なお、各内部ステートに対応する“0”は、生成されるタイミング制御信号のレベルがローレベルであることを示し、“1”は、生成されるタイミング信号のレベルがハイレベルであることを示す。
(制御信号の信号波形)
内部ステートの値が0〜15の順にインクリメントされる毎に、メモリ361の各アドレスから、設定データが読み出され、読み出された設定データに基づいて、アナログ信号処理部用制御信号(CK1,CK2,ADCK)やCCD用制御信号(φ1,φ2,CP,RS)が生成される。
図8は、読み出された設定データ(図7のデータ)に基づいて生成されるアナログ信号処理部用制御信号(CK1,CK2,ADCK)ならびにCCD用制御信号(φ1,φ2,CP,RS)の信号波形を示す図である。
例えば、図7の「内部ステート0」のデータパターンは、右から順に(11111111010010)となっているが、データ“1”のときは信号レベルはハイレベルとなり、“0”のときは、信号レベルはローレベルとなる。この規則を内部ステート0から内部ステート15の各々に対して適用すると、図8に示されるような、1画素分の各種の信号波形が生成される。次の1画素分の信号波形も同様に生成される。
図9は、イメージセンサに供給される制御信号(SH,φ1、φ2,RS,CP)の信号波形を模式的に示す図である。これらの信号は、図6で説明したように、基準タイミング信号(TGCK)をタイミング基準として生成されている。
次に、撮像された画像信号の出力順について簡単に説明する。図10は、画像信号の出力順序を説明するための図である。
図10のC1に示すように空送りが行われ、次にC2に示すように黒基準画素(オプティカルブラック、光シールド出力)の画像信号が出力される。そしてC3に示すように無効画素の画像信号が出力され、その後にC4に示すように白画素(有効画素)の画像信号が出力され、C5に示すように無効画素の画像信号が出力される。
(モータ制御動作の概要とモータ制御信号の生成)
次に、モータ制御動作の概要とモータ制御信号の生成について説明する。図11は、モータ制御動作の概要を説明するための図である。
図示されるように、時刻t20にタイミングジェネレータTG(362)にシフトパルストリガ(TGCK)が入力されると、時刻t21にモータが回転し始める。モータ(M)332には、モータ自体の回転位置を検出するためのホール素子(不図示)が設けられており、そのホール素子から相切換タイミング信号が周期的に得られる。
この相切換タイミング信号は、例えば、ホスト基板370に常時、入力される。したがって、ホスト基板370に搭載されるCPU374は、モータ(M)332の回転状況を監視することができる。
時刻t20〜時刻t22の期間はモータの加速期間であり、この期間では、相切換タイミング信号とシフトパルストリトリガ(TGCK)は同期していない。時刻t22〜時刻t25の期間は定速期間である。時刻t22において、ホスト基板370は、例えばPLL(フェーズロックドループ)を用いて、シフトパルストリガ(TGCK)を相切換信号に同期させる(つまり、TGCKと相切換のタイミング合わせを実行する)。これによって、時刻t20〜時刻t25の期間では、モータ(M)332の回転位相を、シフトパルストリガ(TGCK)のタイミングによって制御することができる。
時刻t22〜時刻t23の期間はモータ回転の安定化期間である。時刻t23にリードイネーブル(RE)がアクティブとなり、原稿312(図1参照)の読み取りが開始される。原稿の読み取りは時刻t24に終了する。
時刻t25〜時刻t26の期間は、モータ(M)332の減速期間であり、時刻t26にモータ(M)332は停止する。
次に、タイミングジェネレータ(TG)362によるモータ制御信号の生成について説明する。図12は、モータコントローラ364(タイミングジェネレータ(TG)の一部)によるモータ制御信号の生成について説明するための図である。図13は、モータコントローラから出力される各種信号(モータクロック、モータテーブルデータ、モータストローブ信号)のタイミングチャートである。
図12に示されるように、メモリ361内には、モータ設定パターン405が記憶されている。モータ設定パターン405は、アドレス(ADR)に対応してモータテーブルデータ(モータの2相駆動信号(A相,B相)に関するデータを含む)が設定されている。モータテーブルデータは、モータ(M)332用の設定データのことであり、以下、モータテーブルデータという。
例えば、アドレス(ADR)80には、“0000111100000001”と、A相データ“100.00”と、B相データ“0.00”が設定されている。
モータコントローラ364は、シフトパルストリガ(TGCK)に同期して、メモリ361に対してリクエスト(REQ)とアドレス(ADR)を与える。メモリ361は、アクナリッジ(ACK)とモータテーブルデータ(MDATA)を、モータコントローラ364に向けて送出する。
モータコントローラ364は、シフトパルストリガ(TGCK)に同期して、モータテーブルデータ(MDATA)を、モータクロック(同期クロック)およびモータストローブ信号(MSTRB:モータドライバ350がモータ設定データを取り込むタイミングを与える信号)と共にモータドライバ350に与える。
図13のタイミングチャートに示されるように、例えば、MCLKの周波数は1MHzまたは3MHzであり、モータテーブルデータ(MDATA)は、モータクロック(MCLK)に同期して順次、出力される。先頭のモータテーブルデータは時刻t10に出力される。また、モータストローブ信号(MSTRB)は時刻t11においてアクティブとなり、このタイミングで、モータテーブルデータ(MDATA)がモータドライバ350に取り込まれる。
モータドライバ350は、モータストローブ信号(MSTRB)に従ってモータテーブルデータ(MDATA)を取り込み、2相のモータ駆動信号(A相駆動信号,B相駆動信号)を生成し、モータ(M)332を駆動する。
以上説明したモータ制御の手順をまとめると、図14に示すようになる。図14は、モータの制御手順を説明するための図である。
図示されるように、モータの加速期間では、例えば、モータコントローラ364が出力するリクエスト(REQ)1Aとアドレス(ADRR)1Bに対応して、メモリ361からアクナリッジ(ACK)1Cと、モータテーブルデータ(MDATA)1Dがリターンされる。これに基づいて、2相のモータ駆動信号(A相駆動信号,B相駆動信号)が生成される。以下同様の処理が繰り返さされる。
定速期間でも同様に、例えば、モータコントローラ364が出力するリクエスト(REQ)2Aとアドレス(ADRR)2Bに対応して、メモリ361からアクナリッジ(ACK)2Cと、モータテーブルデータ(MDATA)2Dがリターンされる。
以後、同じモータテーブルデータ(MDATA)2Dが周期的に、モータコントローラ364からモータドライバ350に与えられる。モータドライバ350は、モータテーブルデータ(MDATA)に基づいて、2相のモータ駆動信号(A相駆動信号,B相駆動信号)を生成する。
(集積回路装置のレイアウト)
次に、サブ基板330に搭載される集積回路装置(アナログフロントエンド回路AFEを搭載するIC)360の好ましいレイアウト構成について説明する。
図15は、集積回路装置(アナログフロントエンド回路AFEを搭載するIC)の具体的なレイアウト例を示す図である。図15において、前掲の図面と同じ部分には同じ参照符号を付してある。集積回路装置(IC)360に集積される主要な構成要素は、図1に示された構成要素と同じである。
集積回路装置IC360は、サブ基板330の表面に実装され、サブ基板330の裏面には、CCD(イメージセンサ)が接続されている。これによって、ICとCCDを、最もコンパクトに一つの回路基板に集積することができる。なお、サブ基板の断面構造は、図17を用いて後述する。
集積回路装置(IC)360は、複数の端子(P1〜P3,P4〜P6,P7〜P12,IN1〜IN3)を有する。また、集積回路装置(IC)360は、ホスト基板370との間の通信のために、ホストインタフェース(HIF)369を有している。また、モータドライバ350との間の通信のために、モータインタフェース(MDIF)を有している。
また、サブ基板330には、ホスト基板390との通信に用いるシリアル通信線を接続するためのコネクタ390と、モータドライバ350と、が搭載されている。
ここで、集積回路装置(IC)の下側の辺を第1の辺(SA1)とし、対向する上辺を第2の辺(SA2)とし、第1および第2の辺(SA1,SA2)に直交する左辺を第3の辺(SA3)とし、第1および第2の辺(SA1,SA2)に直交し、かつ第3の辺に対向する右辺を第4の辺(SA4)とする。
また、第1の辺(SA1)から第2の辺(SA2)に向かう方向を第1の方向(DA1)とし、第1の方向(DA1)に直交する方向を第2の方向(DA2、DA3)とする。ここでは便宜上、第2の方向のうち、左に向かう方向をDA2とし、右に向かう方向をDA3とする。
集積回路装置(IC)360は、ノイズ伝達防止用のシールド領域として機能するグランド配線(NS)によって、左右に分離されており、右側の領域には、アナログ信号処理部366と、A/D変換器368と、ホストインタフェース(HIF)と、が第1の方向(DA1方向)に配置されている。
また、グランド配線(NS)の左側の領域には、タイミングジェネレータ(TG)およびメモリ361を含むロジック回路367が配置されている。
モータコントローラ364は、第3の辺(SA3)側に配置されており、上記のモータ制御信号(MCLK,MDATA,MSTRB)は、DA2方向に配置されているモータドライバ350に向けて、DA2方向に出力される。
また、CCD(イメージセンサ)340との通信に用いられる端子(P1〜P3)は、第1の辺(SA1)に沿って設けられている。ただし、CCD(イメージセンサ)340との通信に用いられる他の端子(P4〜P6)は、第3の辺(SA3)の一部に沿って配置されている。CCD(イメージセンサ)340の端子数が多いため、信号線数も必然的に多くなる。したがって、第1の辺(SA1)だけに端子を配置するのでは、配置できる端子数に限界があるため、一部の端子を、第3の辺(SA1)の一部に沿っても配置したものである。これによって、多くの端子を、余分なスペースを増やすことなく配置することが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、集積回路装置およびサブ基板のレイアウトの特徴について説明する。
図16は、集積回路装置(およびサブ基板)のレイアウトの特徴を説明するための図である。図16において、特徴的な構成については、(1)から(8)の符号を付してある。
(1)アナログ信号処理を行う回路ブロック(アナログ信号処理部366,A/D変換器368,ホストインタフェース(HIF))は、ロジック回路367から分離される共に、SA1方向に沿って直線的に配列されている。このレイアウトによれば、各回路とロジック回路367との間の距離を十分にとり易く、また、ノイズ伝達防止用のシールド領域(NS)を設けることも容易である。これによって、ロジックノイズの影響を軽減することができる。また、RGBの各色に関する信号の配線がどれも直線的であり、かつ、配線長を同じように揃え易くなる。したがって、各色の信号遅延量を揃えることができる。
(2)ロジック回路367が、アナログ信号処理を行う回路ブロックから分離されて集中的に配置されている。これによって、ロジックノイズがアナログ信号処理部に与える影響を低減することができる。
(3)シールド領域(NS)が設けられている。これによって、電磁ノイズを吸収することができ、ロジックノイズがアナログ信号処理部に与える影響を軽減することができる。
(4)モータインタフェース(MDIF)を第3の辺(SA3)に設けることによって、アナログ画像信号やデジタル画像信号の入出力端子の配置スペースを奪うことなく、無理なくモータインタフェース(MDIF)を配置することができる。また、モータインタフェース(MDIF)をアナログ信号処理部366から遠い位置に設けることができ、したがって、モータ駆動に伴うノイズがアナログ信号処理部366に悪影響を与えにくくすることができる。
(5)コネクタ390は、端子(P7〜P12)に対向して設けられている。端子(P7〜P12)とコネクタ390とを結ぶ配線の距離を最小限化することができる。また、コネクタを介して通信される画像信号の周波数は極めて高いため、高周波ノイズが生じる可能性がないとはいえない。コネクタ390は、ロジック回路367から離れて配置されている。よって、ロジック回路367は、高周波ノイズの影響を受けにくいと言える。
(6)モータドライバ350は、集積回路装置360からみて、DA2方向に配置されている。モータドライバ350は高電力のICであり、電磁ノイズが生じ易い。モータドライバ350がアナログ信号処理系から離れて配置されていることによって、アナログ信号処理系は、電磁ノイズの影響を受けにくいと言える。
(7)CCD(イメージセンサ)340との通信に用いられる端子(P1〜P3)は、第1の辺(SA1)に沿って設けられており、他の端子(P4〜P6)は、第3の辺(SA3)の一部に沿って配置されている。CCD(イメージセンサ)340の端子数が多いため、信号線数も必然的に多くなる。したがって、第1の辺(SA1)だけに端子を配置するのでは、配置できる端子数に限界があるため、一部の端子を、第3の辺(SA1)の一部に沿っても配置したものである。これによって、多くの端子を、余分なスペースを増やすことなく配置することが可能となる。
(8)CCD(イメージセンサ)340は、サブ基板(回路基板)330の裏面に配置されているため、回路基板のスペースを最も効率的に利用することができる。よって、最もコンパクトな回路基板(サブ基板330)を実現することができる。
以上の説明では、アナログ信号処理部366がチップの右側に配置され、ロジック回路367がチップの左側に配置されていることを前提としているが、これに限定されるものではなく、両者の位置関係を入れ替えることもできる。この場合には、上述の説明において、例えば、第3の辺(SA3)となっている部分を、第4の辺(SA4)に適宜、置き換えればよい。
図17は、ICとCCDが実装された状態のサブ基板330の断面構造を示す図である。基板本体500の表面には、集積回路装置(AFEを搭載するIC)360と、モータドライバ350と、コネクタ390と、が実装されている。IC360とモータドライバ350は配線AL1で接続されている。IC360とコネクタ390は配線AL2で接続されている。
また、基板本体500の裏面には、CCD(イメージセンサ)340が実装されている。IC360とCCD(イメージセンサ)340とは、基板本体500を貫通して設けられたスルーホールTH1〜TH3に埋め込まれた導体層を介して接続されている。
(第3の実施形態)
本実施形態では、複数のモータを駆動する場合における、モータコントローラからモータドライバへの制御信号(MCLK,MDATA,MSTRB)の伝達方式について説明する。
図18は、ADF(自動原稿供給装置)を有するイメージスキャナの要部構成を示す図である。前掲の実施形態(図1)のイメージスキャナは、CCDを原稿面に沿って移動させていたが、本実施形態(図18)のイメージスキャナでは、ADFを用いて原稿を移動させ、その移動の途中で原稿面を読み取る。いずれの場合も、モータは、原稿(読み取り対象)とCCD(イメージセンサ)との相対的な位置関係を変化させているという点で共通している。
原稿トレイ800にセットされている原稿は、給紙ローラ802,804によって、図中の点線の矢印の方向に搬送される。給紙ローラ802,804は各々、モータM1,M2(参照符号332a,3332b)によって駆動される。
図18のイメージスキャナには、図17に示した断面構造をもつサブ基板が設けられている。光源820からの反射光がレンズ30で集光され、CCD(イメージセンサ)340の受光面に結像する。読み取られた原稿は、収納トレイ840に収納される。
図19(A),図19(B),図19(C)は、モータコントローラが、複数のモータドライバの各々にモータ制御信号を与える方法を説明するための図である。
図19(A)は、最も単純な通信形態を示している。モータコントローラ364とモータドライバ350−1との間に3本の信号線(L1〜L3:各々、MCLK,MDATA,MSTRBを伝達するための信号線である)が設けられ、モータドライバ350−2との間に、同様に3本の信号線(L4〜L6)が設けられている。しかし、この通信形態では、信号線数が増大し、コスト高となる。
図19(B)では、モータコントローラ364は、2つのモータドライバ350−1350−2の各々に、共通の信号線(L1〜L3)を用いて、モータ制御信号(MCLK,MDATA,MSTRB)を供給する。
各モータドライバ350−1,350−2には、識別番号(ID)が予め付与されている。ここでは、モータドライバ350−1の識別番号(ID)を“0”とし、モータドライバ350−2の識別番号(ID)を“1”とする。
モータコントローラ364は、モータテーブルデータ(MDATA)の送信の際、MDATAの先頭に識別番号(ID)を付加して送信する。図19(C)では、時刻t30に識別番号(ID)が送信され、続いて、時刻t31にモータテーブルデータ(MDATA)が送信される。
識別番号(ID)が“0”であった場合、モータドライバ350−1は、MCLKに同期して送られてくるMDATAをバッファリングし、モータストローブ信号(MSTRB)のタイミングでバッファリングしたデータを取り込む。
図19(B),図19(C)の通信形態を採用することによって、モータコントローラとモータドライバとの間の信号線数を削減し、低コスト化を図ることができる。
このように、本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、例えば、アナログフロントエンド回路に他の回路の機能を積極的に取り込んでアナログフロントエンド回路の付加価値を向上させることができる。また、例えば、アナログフロントエンド回路が搭載される回路基板にイメージセンサやモータドライバも実装しようというニーズに容易に応えられるようになる。また、例えば、通信ケーブルの信号本数を削減し、スキャナ装置の小型化や薄型化を実現することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。またアナログフロントエンド回路、電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
イメージスキャナ(本発明の電子機器の一例)の構成を示す図 図2(A),図2(B)は、イメージセンサの構成を示す図 転送部(シフトレジスタ)の構成の他の例を示す図 アナログ信号処理部の回路構成を示す回路図 タイミングジェネレータによる各種のタイミング制御信号の生成の概要を説明するための図 CCD用のシフトパルス(SH)の生成方式を説明するための図 CCDパターンメモリの具体的なデータ構成を示す図 読み出された設定データに基づいて生成されるアナログ信号処理部用制御信号ならびにCCD用制御信号の信号波形を示す図 イメージセンサに供給される制御信号の信号波形を模式的に示す図 画像信号の出力順序を説明するための図 モータ制御動作の概要を説明するための図 モータコントローラによるモータ制御信号の生成について説明するための図 モータコントローラから出力される各種信号(モータクロック、モータテーブルデータ、モータストローブ信号)のタイミングチャート モータの制御手順を説明するための図 集積回路装置(アナログフロントエンド回路AFEを搭載するIC)の具体的なレイアウト例を示す図 集積回路装置(およびサブ基板)のレイアウトの特徴を説明するための図 ICとCCDが実装された状態のサブ基板の断面構造を示す図 ADF(自動原稿供給装置)を有するイメージスキャナの要部構成を示す図 図19(A),図19(B),図19(C)は、モータコントローラが、複数のモータドライバの各々にモータ制御信号を与える方法を説明するための図
符号の説明
310 イメージスキャナ(電子機器)、312 原稿、314 載置台、
320 キャリッジ、326 光源、328 レンズ、330 サブ基板、
332 モータ 338a 主ローラ、338b 副ローラ、
340 CCD(イメージセンサ)、350 モータドライバ、
360 AFEを搭載するIC、361 メモリ、362 タイミングジェネレータ、
364 モータコントローラ、 366 アナログ信号処理部、
368 A/D変換器、369 ホストインタフェース(HIF)、
370 ホスト基板、372 画像処理部、374 CPU、376 メモリ

Claims (13)

  1. イメージセンサからのアナログ画像信号に対して所定の信号処理を行ってアナログ画像信号を出力するアナログ信号処理部と、
    前記アナログ信号処理部からの前記アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器と、
    複数の制御信号を生成して出力するタイミングジェネレータと、
    前記タイミングジェネレータが前記複数の制御信号の各々を生成するために必要な設定データを記憶する少なくとも一つのメモリと、を含み、
    前記タイミングジェネレータは、
    前記メモリのイメージセンサ用の設定データに基づいて、前記イメージセンサ用の制御信号を生成し、
    前記メモリのモータドライバ用の設定データに基づいて、前記イメージセンサと撮像対象物との相対的な位置関係を変化させるためのモータを駆動するモータドライバ用の制御信号を生成する、
    ことを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1記載の集積回路装置であって、
    前記タイミングジェネレータは、
    ホストから送られてくる基準タイミング信号をタイミング基準として、前記イメージセンサの駆動タイミングおよび前記モータドライバの駆動タイミングの各々を制御することを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の集積回路装置であって、
    前記タイミングジェネレータは、
    前記イメージセンサ用の設定データに含まれる前記基準タイミング信号を起点としたタイミング設定情報に基づいて、前記イメージセンサの受光部における蓄積電荷を転送部にシフトさせるシフトパルスを生成し、
    また、前記基準タイミング信号を起点とした前記タイミング設定情報に基づいて設定される駆動クロックの発生期間において、前記イメージセンサ用の前記駆動クロックを生成することを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の集積回路装置であって、
    前記モータドライバ用インタフェースをさらに有し、
    前記タイミングジェネレータは、前記基準タイミング信号に同期したリクエスト信号により、前記メモリから前記モータドライバ用の設定データを読み出し、
    前記モータドライバ用インタフェースは、読み出された前記設定データに基づく転送データと、前記転送データを転送するための転送クロックと、前記転送データを取り込むタイミングを与えるモータストローブ信号と、を前記モータドライバに供給することを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項1または請求項2記載の集積回路装置であって、
    前記タイミングジェネレータは、複数のモータドライバを制御すると共に、
    前記メモリから読み出した前記モータドライバ用の設定データに、前記複数のモータドライバのいずれかの識別情報を付加して、前記複数のモータドライバの各々に向けて出力することを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項1記載の集積回路装置であって、
    第1の辺から、前記第1の辺に対向する第2の辺に向かう方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な方向を第2の方向とした場合に、
    前記アナログ信号処理部と、前記A/D変換器と、前記ホストとの間のインタフェース処理を実行するホストインタフェースの各々は、前記第1の方向に沿って配置されており、
    前記タイミングジェネレータを含むロジック回路は、前記アナログ信号処理部の前記第2の方向側に配置されている、
    ことを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項6記載の集積回路装置であって、
    前記モータドライバ用の所定信号を出力するモータドライバ用インタフェースは、前記タイミングジェネレータの前記第2の方向側に設けられている、
    ことを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項6または請求項7記載の集積回路装置であって、
    前記アナログ信号処理部および前記A/D変換器と、前記ロジック回路との間に、ノイズ伝達防止用のシールド領域が設けられていることを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか記載の集積回路装置であって、
    前記イメージセンサからのアナログ画像信号が入力される端子と、前記イメージセンサ用の制御信号を前記イメージセンサに向けて出力する端子は前記第1の辺に設けられ、
    前記ホストインタフェースからの信号を前記ホストに向けて出力する端子は、前記第2の辺に設けられる、
    ことを特徴とする集積回路装置。
  10. 請求項9記載の集積回路装置であって、
    前記イメージセンサ用の制御信号を出力する端子の一部は前記第1の辺に沿って設けられ、その他の端子は、前記第1および第2の辺に垂直な第3の辺または第4の辺に沿って設けられることを特徴とする集積回路装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか記載の集積回路装置と、前記イメージセンサと、前記モータドライバと、が実装された回路基板。
  12. 請求項11記載の回路基板であって、
    前記集積回路装置と前記モータドライバは、前記回路基板の表面に実装され、
    前記イメージセンサは前記回路基板の裏面に実装されることを特徴とする回路基板。
  13. 請求項1〜請求項10のいずれか記載の集積回路装置と、前記集積回路装置からの制御信号によって制御されるイメージセンサと、少なくとも一つのモータドライバと、を有する回路基板と、
    前記少なくとも一つのモータドライバによって駆動される、前記イメージセンサと撮像対象物との相対的な位置関係を変化させるための少なくとも一つのモータと、
    前記集積回路装置から出力されるデジタル画像データを処理する画像処理部を有すると共に、前記集積回路装置に基準タイミング信号を与えるホスト基板と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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