JP2008244973A - 画像読取装置及びファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体に対してADFフレームを開閉自在とした画像読取装置において、ADFフレームに反り等が生じても安定して位置決めを行えるようにする。
【解決手段】スキャナ本体103に対して上下動自在に備えられるスライド基部12と、このスライド基部12に枢支されることで前記スキャナ本体103に対して開閉可能なADFフレーム109と、このADFフレーム109内に配置されるオートドキュメントフィーダ107と、このオートドキュメントフィーダ107により搬送される読取原稿を読み取るスキャナユニット21と、を備える。前記ADFフレーム109には、当該ADFフレーム109を閉じたときにスキャナ本体103側に接触する位置決め突起31,32を、前記ADFフレーム109の回動支点に近い側と遠い側の少なくとも2箇所に備える。前記スライド基部12には、その上下動ストロークの下限を調整可能な調整ネジ16が取り付けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動原稿送り装置により原稿を搬送しながら読み取る画像読取装置に関する。
この種の画像読取装置は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1の画像読取装置は、画像読取手段を具備する装置本体と自動搬送機構(自動原稿送り装置)とを備え、この自動搬送機構により、原稿トレイから前記装置本体の読取位置を経て排紙トレイへ原稿を搬送するように構成されている。この自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、本体の上面に、ヒンジ部材を介して開閉自在に設けられる。
特許文献1の構成において、前記ヒンジ部材は、ADFフレームの一端側に固定されるフレーム支持部と、装置本体に所定範囲で上下動可能に取り付けられる基部と、が枢着されて構成されている。また、前記ADFフレームには、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられる。
特許文献1は、以上の構成により、ADFフレームを閉じたときに前記凸部が装置本体の上面と当接して位置決め作用を行い、当該ADFフレームを画像読取手段の読取ラインに対して正確な位置に閉じることができるとする。
特開2005−269450号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、ADFフレームを覆う樹脂製カバーの反りや、前記ヒンジ部材の基部の動きによっては、3箇所の前記凸部の何れかが装置本体の上面から浮いてしまって、ADFフレームを装置本体に対し正確な位置に閉じることができない場合があった。これにより、自動搬送装置の原稿搬送経路の位置決めが不十分になり、読取画像に歪みが生じたり、原稿詰まりが発生したりするおそれがあった。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の画像読取装置が提供される。即ち、コンタクトガラスを備えた本体と、この本体に対して上下動自在に備えられるスライド基部と、このスライド基部に枢支されることで前記本体に対して開閉可能なADFフレームと、このADFフレームに配置されるとともに、前記コンタクトガラス上を通過するようにシート状の読取原稿を搬送する自動原稿送り装置と、前記コンタクトガラス上を通過する読取原稿を読み取る読取部と、前記ADFフレームにおいて回動支点に近い側と遠い側の少なくとも2箇所に備えられるとともに、前記ADFフレームを閉じたときに前記本体側に接触する当たり部と、前記スライド基部の上下動ストロークの下限を調整可能な調整部材と、を備える。
これにより、ADFフレームの反り等により前記当たり部が本体側から離間してしまっても、スライド基部の上下動ストロークの下限を調整部材により調整することで、再び当たり部を本体側に接触させ、ADFフレームを本体に対して良好に位置決めすることができる。この結果、自動原稿送り装置による安定した原稿搬送が実現される。
前記の画像読取装置においては、前記調整部材は調整ネジであることが好ましい。
これにより、スライド基部の上下動ストロークの下限位置の微妙な調整を、調整ネジの回転によるネジ移動によって容易に行うことができる。
前記の画像形成装置においては、前記スライド基部が上下動ストロークの下限に達すると、このスライド基部に取り付けられている前記調整ネジの下端が前記本体の上面に当接することで、それ以上の前記スライド基部の下降を阻止することが好ましい。
これにより、スライド基部の上下動ストロークの下限を簡素な構成で調整することができる。
前記の画像読取装置においては、前記調整部材にロック機構が備えられていることが好ましい。
これにより、スライド基部の上下動ストロークの下限が意に反して変わってしまわないようにロックすることができ、ADFフレームを安定して位置決めすることができる。
前記の画像読取装置においては、前記ADFフレームを開き方向に付勢する付勢バネが備えられていることが好ましい。
これにより、ADFフレームの重量をキャンセルして開閉を容易にすることができる。また、本構成では、ADFフレームの回動支点から遠い側の当たり部が特に浮き上がってしまい易い傾向があるが、本発明によれば、当たり部の浮き上がりを調整部材によって容易に解消することができる。
前記の画像読取装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記本体はフラットベッドスキャナのプラテンガラスを備える。前記プラテンガラス上に読取原稿を押さえ付けるための原稿台カバーが、前記ADFフレームと一体的に前記本体に対して開閉するように構成されている。
これにより、簡素な構成で、原稿搬送の安定性に優れたオートドキュメントフィーダ及びフラットベッド兼用のスキャナを提供することができる。また、ADFフレームは原稿台カバーと一体的に構成されるので、大型の部品となって反り等の影響も受け易くなるが、スライド基部のストロークの調整によってADFフレームを安定して位置決めすることができる。
前記の画像読取装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記本体は、前記自動原稿送り装置に供給する原稿をセットするための原稿トレイと、前記自動原稿送り装置で搬送された原稿を排出する排紙トレイと、を備える。前記ADFフレームを開いたときに、当該ADFフレームが前記原稿トレイ及び前記排紙トレイから分離する。
これにより、簡素な構成で、原稿搬送の安定性に優れたオートドキュメントフィーダ式のスキャナを提供することができる。
本発明の他の観点によれば、前記の画像読取装置としてのファクシミリ装置が提供される。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るコピーファクシミリ複合機の全体的な構成を示す正面断面図、図2はコピーファクシミリ複合機の外観斜視図、図3は図1のA−A線断面矢視図、図4はADFフレームを枢支するヒンジ機構の拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、画像読取装置及びファクシミリ装置としてのコピーファクシミリ複合機101は、読取原稿を載置する透明なプラテンガラス102が配設されたスキャナ本体(本体)103と、この読取原稿を前記プラテンガラス102上に押圧した状態で保持するための原稿台カバー104と、原稿の読取開始等を指示するための操作パネル105(図2)と、を備えている。
前記スキャナ本体103の下方には筐体部106が配置されており、この筐体部106は、記録媒体としての用紙に画像を記録する図略の画像記録部や、通信回線を介して画像データを伝送するための図略の送受信部等を内蔵している。
前記原稿台カバー104にはADFフレーム109が一体的に形成されており、このADFフレーム109にオートドキュメントフィーダ(自動原稿送り装置)107が配設されている。
具体的には図1に示すように、前記ADFフレーム109の内部には、湾曲状の原稿搬送経路113が構成されている。この原稿搬送経路113は、前記原稿台カバー104に備えられた原稿トレイ111と排紙トレイ112とを互いに接続するように形成されている。
前記ADFフレーム109の内部において、前記原稿搬送経路113には、原稿トレイ111上の読取原稿を繰り込むためのピックアップローラ51と、読取原稿を1枚ずつ分離するための分離ローラ52及び分離パッド53と、読取原稿を原稿読取位置Pに向けて搬送するための搬送ローラ55と、読取後の原稿を排紙トレイ112へ排出するための排紙ローラ58と、が備えられている。
前記原稿読取位置Pにおいては、原稿搬送経路113に前記プラテンガラス102が隣接している。以下、特にこの部分のプラテンガラスをコンタクトガラス108と称する。
上記の構成で、原稿トレイ111に重ねてセットされた読取原稿は、1枚ずつ分離されて湾曲状の前記原稿搬送経路113に沿って搬送され、原稿読取位置P(コンタクトガラス108の位置)を通過して後述のスキャナユニット21によって読み取られた後、排紙トレイ112へ排出される。
図1に示すように、前記スキャナ本体103の内部にはスキャナユニット(読取部)21が備えられる。このスキャナユニット21はキャリッジ30を備え、このキャリッジ30には、読取原稿に対して光を照射する蛍光ランプと、読取原稿からの反射光を反射させる複数の反射ミラーと、反射光を収束させる集光レンズと、この収束光を電気信号に変換して出力する電荷結合素子(CCD)と、が備えられる。
この構成で、前記原稿読取位置P(前記コンタクトガラス108)に対応する位置に前記キャリッジ30を予め移動させた状態で、オートドキュメントフィーダ107を駆動する。すると、原稿搬送経路113を搬送される読取原稿が原稿読取位置Pにおいてスキャナユニット21により走査される。
また、コピーファクシミリ複合機101をフラットベッドスキャナとして使用する場合は、図略の駆動機構によりキャリッジ30をプラテンガラス102に沿って一定の速度で移動させながら、当該プラテンガラス102上に載置された読取原稿を走査する。これにより、スキャナユニット21が原稿内容を読み取ることができる。
そして、前記スキャナユニット21により読み取られた原稿の内容は、適宜の変換処理後に前記画像記録部に送られて印刷されたり、前記送受信部によって他のファクシミリ装置へ通信回線を介して送信されたりする。
次に、前記原稿台カバー104(ADFフレーム109)をスキャナ本体103に対して開閉自在とするためのヒンジ機構の構成を説明する。図2に示すように、前記スキャナ本体103の上面において装置奥側の左右2箇所には、それぞれスライド孔11,11が開口されている。このスライド孔11,11のそれぞれには、スライド基部12,12が上下動自在に嵌合される。
図1のA−A断面矢視図としての図3に示すように、スライド基部12は角棒状に細長く形成されており、その上端部近傍には鍔部15が形成されている。また、スライド基部12の上端部には、フレーム支持部13がヒンジピン14を介して回動自在に枢支される。このフレーム支持部13は、図略の固定ネジによって原稿台カバー104の一端に固定される。
以上の構成で、例えばプラテンガラス102上に厚みのあるブック原稿を載置してフラットベッドスキャナで読み取るような場合は、スライド基部12がスライド孔11から抜けるように上向きに若干引き出されて、原稿台カバー104のヒンジ支点の位置を高くすることができる。この結果、厚いブック原稿をプラテンガラス102に対して真っ直ぐ押し付けることができ、読取画像の歪みが防止される。
図3に図示したヒンジ機構の拡大断面図が図4に示される。この図4で示すように、前記スライド基部12は有底中空状に構成され、この内部に付勢バネ18が配置される。この付勢バネ18は、スライド基部12の内部空間内にスライド自在に設けられた押上げ部材19を介して、フレーム支持部13を常時押し上げている。これにより、ADFフレーム109(原稿台カバー104)の重量を付勢バネ18の押上げ力によってキャンセルし、ユーザがADFフレーム109及び原稿台カバー104を小さな力で開閉できるようになっている。
前記スライド基部12に形成された鍔部15にはネジ孔が上下方向に形成され、このネジ孔に調整ネジ(調整部材)16が螺設されている。この調整ネジ16の下端部は前記スキャナ本体103の上面に当接されており、これによって、前記スライド基部12の上下動ストロークの下限が決定される。
本実施形態において、この調整ネジ16は六角穴付き止めネジに構成されており、その上端部(頭部)に形成された図略の六角穴に工具を差し込んで回転できるようになっている。また、前記調整ネジ16には円板状のロックナット17が取り付けられている。
次に、オートドキュメントフィーダ107の原稿搬送経路113を前記コンタクトガラス108に対して位置決めするための構成を説明する。即ち、図2や図3に示すように、前記ADFフレーム109の下面には2つの位置決め突起(当たり部)31,32が、下方へ突出形成されている。具体的には、ADFフレーム109の回動中心(ヒンジピン14)から近い側に第1位置決め突起31が、遠い側に第2位置決め突起32が、それぞれ設けられている。
図3に示すように、2つの位置決め突起31,32は、コンタクトガラス108を挟むように、装置奥側と正面側の両方に設けられている。そして位置決め突起31,32は、前記ADFフレーム109を閉じたときには、図3に示すように両方ともスキャナ本体103の上面に接触する。これによりADFフレーム109は、コンタクトガラス108とADFフレーム109との間に所定の隙間を形成し、かつ、当該ADFフレーム109内に形成されている前記原稿搬送経路113がコンタクトガラス108と平行になるように、正確に位置決めされる。
なお、本実施形態において、ADFフレーム109や原稿台カバー104は、その大部分が合成樹脂で構成されている。このため、経時変化や温度変化等によって、ADFフレーム109に多少の反りや歪み等が発生することがある。また、前記ADFフレーム109は付勢バネ18によって開き方向へ常時付勢されているため、特にヒンジピン14から遠い側にある第2位置決め突起32がスキャナ本体103の上面から浮き上がるように離間し、ADFフレーム109が傾いてしまうことがある。この結果、オートドキュメントフィーダ107がコンタクトガラス108に対して原稿を真っ直ぐ搬送できなくなり、読取時の画像の歪みや原稿詰まりの原因となってしまう。
この点、本実施形態では、第2位置決め突起32が浮き上がったときは、図4に示す調整ネジ16のロックナット17を緩めた上で、調整ネジ16を適宜の工具で回転させれば良い。すると、鍔部15からの調整ネジ16の下方突出量が徐々に増大するので、スライド基部12がスライド孔11から抜けるように相対的に上昇する。この結果、ADFフレーム109の回動支点(前記ヒンジピン14)が上昇するので、ADFフレーム109は第1位置決め突起31を中心に僅かに回動してその傾きを修正し、第2位置決め突起32を再びスキャナ本体103の上面に接触させることができる。
そして、上記の状態で前記ロックナット17を締め付け、前記調整ネジ16が意に反して動かないように固定する(ダブルナット)。この結果、ADFフレーム109を再び正確にコンタクトガラス108に対して位置決めできるようになるので、読取画質の低下を防止することができる。
以上に示すように、本実施形態のコピーファクシミリ複合機101は、コンタクトガラス108を備えたスキャナ本体103と、このスキャナ本体103に対して上下動自在に備えられるスライド基部12と、このスライド基部12にヒンジピン14を介して枢支されることで前記スキャナ本体103に対して開閉可能なADFフレーム109と、を備える。そして、ADFフレーム109には、前記コンタクトガラス108上を通過するようにシート状の読取原稿を搬送するオートドキュメントフィーダ107が配置される。また、前記コピーファクシミリ複合機101は、前記コンタクトガラス108上を通過する読取原稿を読み取るスキャナユニット21を備える。また、前記ADFフレーム109には、回動支点に近い側と遠い側の少なくとも2箇所に位置決め突起31,32が備えられ、この位置決め突起31,32は前記ADFフレーム109を閉じたときに前記スキャナ本体103側に接触するように構成している。また、コピーファクシミリ複合機101は、前記スライド基部12の上下動ストロークの下限を調整可能な調整ネジ16を備えている。
これにより、ADFフレーム109に反り等が生じて位置決め突起31,32がスキャナ本体103の上面から浮き上がってしまっても、スライド基部12の上下動ストロークの下限を調整ネジ16により調整することで、再び位置決め突起31,32をスキャナ本体103の上面に当接させ、ADFフレーム109を良好に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、前記スライド基部12の上下動ストロークの下限は調整ネジ16によって調整するように構成されている。
これにより、スライド基部12の上下動ストロークの下限位置の微妙な調整を、調整ネジ16の回転によるネジ移動によって容易に行うことができる。
また、本実施形態では、調整ネジ16はスライド基部12に取り付けられている。そして、スライド基部12が上下動ストロークの下限に達すると、前記調整ネジ16の下端が前記スキャナ本体103の上面に当接することで、それ以上の前記スライド基部12の下降を阻止するように構成されている。
これにより、スライド基部12の上下動ストロークの下限を簡素な構成で調整することができる。
また、本実施形態では、ロックナット17からなるロック機構が前記調整ネジ16に備えられている。
これにより、スライド基部12の上下動ストロークの下限が意に反して変わってしまわないようにロックすることができ、ADFフレーム109を安定して位置決めすることができる。
また、本実施形態では、前記ADFフレーム109(原稿台カバー104)を開き方向に付勢する付勢バネ18が備えられている。
この構成では、ADFフレーム109の重量をキャンセルして開閉を容易にすることができるが、ADFフレーム109の回動支点から遠い側の第2位置決め突起32が、特に浮き上がってしまい易い傾向がある。しかしながら本実施形態では、調整ネジ16によって第2位置決め突起32の浮き上がりを容易に解消することができる。
また、本実施形態のコピーファクシミリ複合機101は、前記スキャナ本体103にフラットベッドスキャナのプラテンガラス102を備える。そして、前記プラテンガラス102上に読取原稿を押さえ付けるための原稿台カバー104が、前記ADFフレーム109に一体形成されている。
これにより、オートドキュメントフィーダ及びフラットベッド兼用のスキャナを簡素に構成することができる。また、ADFフレーム109は原稿台カバー104と一体的に構成されるので、大型の部品となって反り等の影響も受け易くなるが、スライド基部12のストロークの調整によってADFフレーム109を安定して位置決めすることができる。
なお、上記のスライド基部12のストローク調整機構は、図5に示すようなイメージスキャナ装置にも適用することができる。なお、図5の構成の説明において、前述の実施形態の構成と同一又は類似の部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すイメージスキャナ装置201はオートドキュメントフィードスキャナ専用に構成され、フラットベッドスキャナは省略されている。
従って、原稿台カバーは省略されており、原稿トレイ111及び排紙トレイ112はスキャナ本体103側に備えられる。そして、ADFフレーム109が単独で本体に対して開閉可能に備えられる。
スキャナ本体103にはスライド孔11,11が形成され、それぞれのスライド孔11にスライド基部12が挿入されている。このスライド基部12の上端部にヒンジピン14を介してフレーム支持部13が枢支されており、このフレーム支持部13はADFフレーム109の一端部に固定される。
また、前記ADFフレーム109の下面には、前記ヒンジピン14に近い側に第1位置決め突起31が形成され、遠い側に第2位置決め突起32が形成される。ADFフレーム109を図5の状態から閉じたときは、2つの位置決め突起31,32がスキャナ本体103の上面に接触して、ADFフレーム109を位置決めする。
図5では図示しないが、上記のヒンジ機構には、上述の実施形態(図4)と同様の構成の調整ネジ16とロックナット17からなる、スライド基部12のストローク下限位置調整機構が備えられる。
以上に示すように、図5の構成のイメージスキャナ装置201において、スキャナ本体103は、前記オートドキュメントフィーダ107に供給する原稿をセットするための原稿トレイ111と、前記オートドキュメントフィーダ107で搬送された原稿を排出する排紙トレイ112と、を備える。そして、ADFフレーム109を開いたときに、図5に示すように、当該ADFフレーム109が前記原稿トレイ111及び前記排紙トレイ112から分離するように構成されている。
そして、ADFフレーム109はスライド基部12やヒンジピン14、フレーム支持部13等からなるヒンジ機構を介してスキャナ本体103に開閉自在に支持される。また、前記スライド基部12にはストローク下限位置調整機構が設けられている。
以上により、スキャナ本体103のコンタクトガラス108にADFフレーム109を対し安定して位置決めすることができる。
以上に本発明の好適な実施形態及びその変形例を説明したが、以上の構成は例えば以下のように変更することができる。
調整ネジ16は、スライド基部12に取り付ける代わりにスキャナ本体103側に取り付けることができる。
付勢バネ18は、スライド基部12の内部に配置することに代えて、例えばフレーム支持部13内に配置したり、ADFフレーム109に配置したりすることができる。
調整ネジ16は、六角穴付き止めネジに構成することに代えて、例えば蝶ネジに変更することができる。また、調整ネジ16を設ける代わりに、例えばウォームギアとラックを用いて位置を上下方向に微調整可能な調整ピンを調整部材として設けることができる。
位置決め突起31,32の数は2つに限定されず、3つ以上設けるように変更することができる。また、その配設位置も事情に応じて適宜変更することができる。
前記位置決め突起31,32の形状は種々変更することができる。また、ADFフレーム109側に位置決め突起31,32を形成する代わりに、スキャナ本体103側に位置決め突起を設け、ADFフレーム109には当たり部としての当接面を設ける構成に変更することができる。
スライド基部12の形状は、角棒状とすることに限らず、例えば丸棒状に構成するなど、任意に変更することができる。また、ADFフレーム109を、フレーム支持部13を介して枢支するのではなく、ヒンジピン14に直接枢支する構成に変更することができる。
ADFフレーム109(原稿台カバー104)を枢支するヒンジ機構は、図2や図5のように2つ備える場合に限定されず、1つだけ、又は3つ以上備えるように変更することができる。また、ヒンジ機構を複数備える場合、その全てに前記調整ネジ16によるストローク下限位置調整機構を備えても良いし、一部にだけ備えてもよい。
図1の構成で、プラテンガラス102とコンタクトガラス108は一体に構成しているが、これに代えてコンタクトガラス108をプラテンガラス102と別体に構成するように変更することができる。
前記実施形態の構成は、コピーファクシミリ複合機101やイメージスキャナ装置201に限らず、コピー機能のみ又はファクシミリ機能のみを単独で備えるコピー装置やファクシミリ装置等にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係るコピーファクシミリ複合機の全体的な構成を示した正面断面図。 コピーファクシミリ複合機の外観斜視図。 図1のA−A線断面矢視図。 ADFフレームを枢支するヒンジ機構の拡大断面図。 他の実施形態に係るイメージスキャナ装置の全体的な構成を示す斜視図。
符号の説明
12 スライド基部
13 フレーム支持部
14 ヒンジピン
16 調整ネジ(調整部材)
17 ロックナット(ロック機構)
21 スキャナユニット(読取部)
31,32 位置決め突起(当たり部)
101 コピーファクシミリ複合機(ファクシミリ装置、画像読取装置)
102 プラテンガラス
103 スキャナ本体
104 原稿台カバー
107 オートドキュメントフィーダ(自動原稿送り装置)
108 コンタクトガラス
109 ADFフレーム
111 原稿トレイ
112 排紙トレイ
113 原稿搬送経路
201 イメージスキャナ装置(画像読取装置)

Claims (8)

  1. コンタクトガラスを備えた本体と、
    この本体に対して上下動自在に備えられるスライド基部と、
    このスライド基部に枢支されることで前記本体に対して開閉可能なADFフレームと、
    このADFフレームに配置されるとともに、前記コンタクトガラス上を通過するようにシート状の読取原稿を搬送する自動原稿送り装置と、
    前記コンタクトガラス上を通過する読取原稿を読み取る読取部と、
    前記ADFフレームにおいて回動支点に近い側と遠い側の少なくとも2箇所に備えられるとともに、前記ADFフレームを閉じたときに前記本体側に接触する当たり部と、
    前記スライド基部の上下動ストロークの下限を調整可能な調整部材と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記調整部材は調整ネジであることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記スライド基部が上下動ストロークの下限に達すると、このスライド基部に取り付けられている前記調整ネジの下端が前記本体の上面に当接することで、それ以上の前記スライド基部の下降を阻止することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記調整部材にロック機構が備えられていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記ADFフレームを開き方向に付勢する付勢バネが備えられていることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記本体はフラットベッドスキャナのプラテンガラスを備え、
    前記プラテンガラス上に読取原稿を押さえ付けるための原稿台カバーが、前記ADFフレームと一体的に前記本体に対して開閉するように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から5までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記本体は、前記自動原稿送り装置に供給する原稿をセットするための原稿トレイと、前記自動原稿送り装置で搬送された原稿を排出する排紙トレイと、を備え、
    前記ADFフレームを開いたときに、当該ADFフレームが前記原稿トレイ及び前記排紙トレイから分離することを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の画像読取装置としてのファクシミリ装置。
JP2007083830A 2007-03-28 2007-03-28 画像読取装置及びファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP4618564B2 (ja)

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