JP2005269450A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ADFを収納するADFフレームが、装置本体にヒンジ部材を介して開閉自在に設けられてなる画像読取装置において、ヒンジ部材の寸法誤差や取付誤差等に影響を受けることなく、ADFフレームを水平に閉じることを可能とする手段を提供する。
【解決手段】 本画像読取装置1は、装置本体3の上面に、自動原稿搬送機構14を収納するADFフレーム5が、該ADFフレーム5の一端側に固定されるフレーム支持部25と装置本体3に固定される基部26とが回動自在に枢着されてなるヒンジ部材4を介して開閉自在に設けられた画像読取装置1において、ADFフレーム5に、装置本体3の上面3aと当接してADFフレーム5の位置決めを行う凸部17が少なくとも2箇所に設けられ、且つ、ヒンジ部材4の基部26が、装置本体3の上面3aに所定範囲で上下動可能に取り付けられたものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、ヒンジ部材を介して装置本体の上面に開閉自在に設けられた画像読取装置に関するものである。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等に採用される画像読取装置には、プラテンガラスに原稿を載置して画像読み取りを行うフラットベッド方式のものと、複数枚の原稿を順次給紙して画像読み取りを行うシートスルー方式のものとがある。フラットベッド方式は、フラットベッドスキャナ(以下「FBS」という)により実現されており、シートスルー方式は、主にオート・ドキュメント・フィーダー(以下「ADF」という)により実現されている。
図7は、ADFを装備し、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う従来のPPF(Plain Paper Copier)タイプの画像読取装置100を示す概略正面図であり、該画像読取装置100は主に普通紙ファクシミリに適用される。図に示すように、画像読取装置100は、画像読取手段101が収納された装置本体102と、図示しないADFが収納されたADFフレーム103とを具備してなるものであり、原稿トレイ104にセットされた原稿Pが最上紙から1枚ずつ分離されてADF内部へ繰り込まれ、該原稿Pの表面の画像が、装置本体102の読取位置Xに配設されたスリットガラス105を通して画像読取手段101により読み取られ、排紙トレイ106へと排出されるものとなっている。
図7に示すように、装置本体102は、ADFの下方で画像読取手段101を固定するためのボトムフレーム107と、該ボトムフレーム107の上部に設けられて排紙トレイ等を構成するフレームカバー108とからなる。ボトムフレーム107の側面側端部には上下方向に嵌入穴109が形成されており、該嵌入穴109に嵌入されたヒンジ部材110を介して装置本体102の上面にADFフレーム103が固定されることにより、ADFフレーム103が側面方向へ開閉自在となっている。側面方向へ開かれたADFフレーム103は、図に点線で示した位置で図示しないロック機構により固定され、その状態で、ユーザがジャム処理やスリットガラス105に堆積した紙粉の清掃等のメンテナンス作業を行うようになっている。
一方、図8は、FBSを装備し、フラットベッド方式で画像読み取りを行う従来のMFP(Multi-Function Peripherals)タイプの画像読取装置120を示す概略斜視図であり、該画像読取装置120は、ファクシミリ、コピー、スキャナ、プリンタ等の機能を集約した複合機に用いられる(特許文献1参照)。図に示すように、画像読取装置120は、上面にプラテンガラス121が設けられた装置本体122と、原稿搬送機構(ADF)を備え、装置本体122の上面に開閉自在に設けられた原稿押圧板123と、を具備してなるものである。装置本体122は、上面が開口した中空状のボトムフレーム125と、プラテンガラス121が固定されてボトムフレームの上面を覆うフレームカバー126とからなり、該ボトムフレーム125内にプラテンガラス121の下方を移動して原稿の画像読取りを行う画像読取手段(不図示)が設けられている。フレームカバー126及びボトムフレーム125の背面側端部には、ヒンジ部材124を嵌入するための貫通穴及び嵌入穴がそれぞれ形成され、該貫通穴及び嵌入穴に嵌入されたヒンジ部材124を介して原稿押圧板123の背面側が装置本体122の上面に取り付けられている。これにより原稿押圧板123がプラテンガラス121の上方を開放するように回動するので、プラテンガラス121上に原稿を載置したり取り除く作業が容易である。
原稿押圧板123には原稿搬送機構が装備されており、該原稿搬送機構により搬送された原稿は原稿押圧板123の下面の開口127からスリットガラス128上を通過する際に装置本体122内の画像読取手段により画像読取りされる。ここで、前述したように、原稿押圧板123は背面側を枢支点として回動するものなので、開口127、即ち搬送パスがスリットガラス128の下方の画像読取手段の読取ラインに対してずれる場合があり、これを修正すべく調整機構が必要となる。従来は、原稿押圧板123の左右に一対設けられたヒンジ部材124のうち、例えば左側のヒンジ部材124を固定するとともに、右側のヒンジ部材124を装置の前後方向に位置調整可能として、該ヒンジ部材124の位置調整により原稿押圧板123の開口127を画像読取手段の読取ラインに対して位置調整していた。
特開平11−020957号公報
しかし、PPFタイプの画像読取装置100は、図13に示すように、ADFフレーム103が装置本体102の側面側に回動するものなので、画像読取装置100のメンテナンス作業は装置本体102の右手側から作業することとなるが、右手側には原稿トレイ104等が配設されているので、例えば袖口のようなユーザの衣服が引っ掛かることがあって作業がし難いという問題があった。また、ユーザの利き手が左手の場合でも右手側から作業せざるを得ず、やはり作業がし難いという問題があった。
一方、ADFフレーム103を装置背面側を枢支点として回動可能とした場合には、前記画像読取装置120と同様に、搬送パスと画像読取手段の読取ラインとの位置調整が必要となるが、ADFフレーム103は、MFPタイプの画像読取装置120の原稿押圧板123のように左右方向に幅がないので、左右に一対のヒンジ部材を設けて位置調整することは難しい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ADFが収納されたADFフレームが装置本体の上面に開閉自在に設けられ、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う画像読取装置において、ADFフレームを画像読取手段の読取ラインに対して位置調整可能とする手段を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、画像読取手段を具備する装置本体の上面に、原稿トレイから前記装置本体の読取位置を経て排紙トレイへ原稿を搬送する自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、該ADFフレームの一端側に固定されるフレーム支持部と装置本体に固定される基部とが回動自在に枢着されてなるヒンジ部材を介して開閉自在に設けられた画像読取装置において、前記ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、前記ヒンジ部材の基部が、前記装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたものである。
請求項2の発明は、前記ヒンジ部材の基部に取付孔が穿設され、前記装置本体に、該取付孔に挿通されて上端面が前記基部の上面から突出するボス部が設けられ、該ボス部に上端面から鍔状に突出する固定具が固着されたものである。
請求項3の発明は、前記装置本体の上面に位置決めピンが突設され、前記ADFフレームに該位置決めピンと嵌合する位置決め孔が形成されたものである。
本発明に係る画像読取装置によれば、ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、ヒンジ部材の基部が、装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたので、ADFフレームを画像読取手段の読取ラインに対して位置調整することができ、画像読取装置の読取精度を良好に保つことができる。
また、本画像読取装置によれば、ヒンジ部材の基部に取付孔が穿設され、装置本体に、該取付孔に挿通されて上端面が前記基部の上面から突出するボス部が設けられ、該ボス部に上端面から鍔状に突出する固定具が固着されたので、取付板と取付凹部の底部との間、及び取付板とボス部の上端面との間にそれぞれ隙間を設けて、取付板にこの隙間分だけ上下方向にがたつきを許容することができる。従って、ヒンジ部材等に寸法誤差や取付誤差等が生じた場合でも、該誤差を吸収すべく取付板が若干上下動することで、3個の前記各凸部が装置本体の上面に当接するようにしてADFフレームを閉じることができる。これにより、請求項1記載の画像読取装置と同様の効果を奏する。
また、本画像読取装置によれば、装置本体の上面に位置決めピンが突設され、ADFフレームに該位置決めピンと嵌合する位置決め孔が形成されたので、ADFフレームを閉じる際に、位置決めピンが位置決め孔に嵌合されることによりADFフレームは水平方向に位置固定される。これにより、ADFフレームの先端部が水平方向に横ズレするのを防止することにより、原稿の斜行を防止することができるとともに、画像読取装置の読取精度を良好に保つことができる。
以下、本発明の実施例に係る画像読取装置について図面に基づいて説明する。本画像読取装置1は、ADFを装備し、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行うPPFタイプの画像読取装置である。図1は、本画像読取装置1の外観を示す概略斜視図である。図に示すように、本画像読取装置1は、上面にスリットガラス2が配設されてなる装置本体3と、該装置本体3の上面3aにヒンジ部材4を介して開閉自在に設けられたADFフレーム5と、読み取るべき原稿Pを載置するための原稿トレイ6と、読み取りが終了した原稿Pを受けるための排紙トレイ7と、装置本体3の前面に設けられ、画像読取装置1を操作するための操作パネル8とを具備してなるものである。
図2は、本画像読取装置1の内部構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、本画像読取装置1では、装置本体3の内部にスキャナユニット(画像読取手段)9が収納されるとともに、ADFフレーム5の内部にADF10が収納されている。ADF10は、原稿トレイ6にセットされた原稿Pが最上紙から1枚ずつ分離されて搬送路11へ繰り込まれ、該原稿Pの表面の画像が読取位置Xにおいてスキャナユニット9により読み取られ、排紙トレイ7へ排出されるものとなっている。
スキャナユニット9は、スリットガラス2を通して原稿Pへ光を照射し、該原稿Pからの反射光を電気信号に変換して画像読み取りを行う所謂縮小光学系のCCD読取ユニットであり、図に詳細は示さないが、略直方体状の筐体12に、光源、反射ミラー、集光レンズ、及びCCDイメージセンサが配設されてなるものである。このスキャナユニット9は、その両端部が図示しない保持部材によって装置本体3における前記読取位置Xの直下に固定されている。
ADFフレーム5は、中空の箱型に形成された樹脂製のフレームであり、その内部にADF10が収納できるようになっている。このADF10は、図1及び図2に示すように、原稿トレイ6と排紙トレイ7とを連通する略横U字形状の搬送路11と、原稿Pの束から最上紙Ptを分離して搬送路11へ繰り出す給紙ユニット13と、搬送路11に適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ14と、読取位置Xにおいて読み取られた原稿Pを排出口15へと案内する搬送補助リブ16と、ADFフレーム5を装置本体3に対して所定高さに位置決めするための凸部17とを具備してなるものである。
このADFフレーム5は、図1に示すように、その背面側の端部が、ヒンジ部材4を介して装置本体3の上面3aに取り付けられ、正面開き、すなわち、その底部5aを装置本体3の正面側に露呈させるように開閉可能となっている。これは、ADF10内部で原稿詰まりが発生した場合に、ADFフレーム5を開いて搬送路11を露呈させることで詰まった原稿Pを容易に除去できるようにするとともに、画像読取装置1のメンテナンスを行う場合に、ADFフレーム5を開くことで作業を行いやすくするためである。ここで、ADFフレーム5を正面開きとしたことにより、ADFフレーム5の底部5aが画像読取装置1の正面側に露呈されるので、メンテナンス作業を行いやすい、という利点がある。尚、図2に示すように、ADFフレーム5を構成する上カバーKのみを上方へ開いて搬送路11を露呈させることにより、ADFフレーム5の内部に詰まった原稿Pを除去することも可能である。
このように、ADFフレーム5を開閉可能としたことにより、開いたADFフレーム5を閉じる際に、ADFフレーム5が傾斜してその先端部が浮き上がって、原稿Pが斜行したり、スキャナユニット9による読取画質が劣化しないよう、ADFフレーム5を装置本体3に対して一定の位置に位置決めする必要がある。従って、本実施例では、図1に示すように、ADFフレーム5の先端側、すなわちヒンジ部材4とは逆側の端部に、その底面5aから突出する左右一対の凸部17を設けるとともに、該各凸部17に対応して、装置本体3の上面3aの2箇所に凹部18を形成している。ここで、各凸部17のADFフレーム5の底面5aからの突出長は互いに等しくなっている。加えて、図1に示すように、ADFフレーム5の基端側、即ちヒンジ部材4による取り付け側における略中央部にも凸部17が設けられており、この凸部17のADFフレーム5の底面5aからの突出長は、前記先端側の各凸部17の突出長と等しくなっている。これにより、先端側及び基端側の計3個の凸部17全てを装置本体3の上面3aに当接させるようにしてADFフレーム5を閉じることにより、ADFフレーム5を所定高さに水平に保持することが可能となっている。このようにADFフレーム5の高さ方向の位置決めを行う凸部17は、ADFフレーム5の底部5aにおける3箇所以上に設けてもよいが、ADFフレーム5を水平に位置決めするためには少なくとも3点で位置決めすれば十分であり、コスト削減の観点から3個とすることが好適である。また、各凸部17を設ける位置は、3個の凸部17が一直線上に並ばないようにすれば、本実施例に限られず適宜設計変更が可能であるが、ADFフレーム5を安定して保持するためには、本実施例のように、ADFフレーム5のより先端側における両端部2箇所と、より基端側の中央部1箇所に設けることが好適である。
尚、前記先端側の2個の凸部17のうち一方はマグネットで形成され、該凸部17に対応した一方の凹部18の底部には鉄板が配設されている。これにより、ADFフレーム5を閉じた時に、一方の凸部17はその磁着力によって一方の凹部18の底部に吸着するものとなっている。この時、一方の凸部17と一方の凹部18の間に流れる電流が、ADFフレーム5に収納された図示しない開閉検知センサーに検知されることにより、ADFフレーム5の開閉が検知されるものとなっている。
図3は、図1におけるヒンジ部材4近傍を拡大した分解斜視図である。図1乃至図3に示すように、装置本体3の上面3aにおいて、ADFフレーム5に対応した部分には、前記スキャナユニット9による読取位置Xに配設されたスリットガラス2と、該スリットガラス2へ原稿Pを搬送する搬送ローラ14と、ヒンジ部材4を取り付けるための取付凹部19と、該取付凹部19の底部に突設され、ネジ孔20が形成されてなる左右一対のボス部21と、取付凹部19の底部に形成され、ヒンジ部材4を装置本体3の内部へ嵌入するための嵌入穴22とがそれぞれ設けられている。
取付凹部19は、図3に示すように、ヒンジ部材4を装置本体3の上面3aと略面一に取り付けるため、装置本体3の上面3aにおける背面側端部を凹状に形成してなるものであり、平面視が略矩形の形状を有している。また、ボス部21は、ヒンジ部材4に挿通されて該ヒンジ部材4を装置本体3に対して位置決めするとともに、後述する規制ネジ28を螺合するためのものである。このボス部21は、図3及び図4に示すように、略円筒形状を有し、取付凹部19の底部における2箇所に突設され、その下端部は装置本体3の内部へ突出して形成されている。
位置決めピン23は、ADFフレーム5を閉じた状態において、該ADFフレーム5が装置本体3に対して水平方向に位置ズレするのを防止するものである。すなわち、本発明では、後述するように、ADFフレーム5は、装置本体3に対して位置固定されず、また、その背面側の端部を装置本体3の上面3aに取り付けて正面開きとしたことで、ヒンジ部材4を支点とした回転半径が長い分、水平方向に横ズレしやすくなっている。従って、装置本体3の上面3aにおける前記凹部18の内方に位置決めピン23を突設する一方、これに対応して、ADFフレーム5の底面5aに位置決めピン23に嵌合する形状の位置決め孔24を形成している。これにより、ADFフレーム5を閉じた時に、位置決めピン23が位置決め孔24に嵌合し、ADFフレーム5は水平方向に移動不能に保持されるものとなっている。尚、位置決めピン23及び位置決め孔24を設ける位置及び個数は、任意に設計変更が可能であるが、本実施例のように、ADFフレーム5の装置本体3への取付位置からより遠い位置に設けた方が、ADFフレーム5をより確実に保持することができるので好適である。
ヒンジ部材4は、図3に示すように、ADFフレーム5の一端側を支持する左右一対のフレーム支持部25と、装置本体3に取り付けるための基部26とが、ヒンジピン27を介して回動自在に枢着されてなるものであり、該ヒンジ部材4の基部26が、規制ネジ(固定具)28を介して、装置本体3の上面3aに所定範囲で上下動可能に取り付けられている。
基部26は、装置本体3の上面3aに取り付けられる取付板29と、該取付板29の上面から上方へ突設され、ヒンジピン27の両端部をそれぞれ支持する左右一対のヒンジピン支持片30と、取付板29の底面から下方へ突設され、前記嵌入穴22から装置本体3の内部へ嵌入される嵌入片31とを有してなるものである。各ヒンジピン支持片30には、ヒンジピン27を挿通させるためのピン挿通孔32がそれぞれ形成されており、この各ピン挿通孔32に長尺のヒンジピン27がそれぞれ挿通されて固着されることにより、左右のヒンジピン支持片30の間にヒンジピン27が架設されるものとなっている。また、嵌入片31は、嵌入穴22に嵌入されて、ヒンジ部材4を装置本体3に対してある程度位置決めするためのものである。この嵌入片31は、嵌入穴22より若干小さく形成されており、嵌入穴22に嵌入された時に、嵌入穴22との間に若干の隙間が生じるものとなっている。これにより、ヒンジ部材4は、この隙間の分、ガタつきが許容されるものとなっている。
取付板29は、図3に示すように、平面視が略矩形の平板であって、前記各ボス部21が挿通されるボス挿通孔(取付孔)39と、該各ボス挿通孔33の周囲に取付板29の上面から段落ちしてそれぞれ形成された段落ち部34とを有するものである。この取付板29の平面形状は、装置本体3の前記取付凹部19の平面形状より若干小さく、また、その厚み寸法は、取付凹部19の深さ寸法と略等しくなっており、該取付板29を取付凹部19に嵌合させて取り付けることにより、取付板29が水平方向に位置ズレしにくくなっている。また、取付板29の段落ち部34における厚み寸法は、前記各ボス部21が取付凹部19の底部から突出する突出高さより若干小さくなっている。これにより、図4に示すように、各ボス挿通孔33に各ボス部21をそれぞれ挿通させた時に、各ボス部21の上端面が段落ち部34の上面から突出するものとなっている。また、図に詳細は示さないが、各ボス挿通孔33の径は前記各ボス部21の外径より若干大きく形成されており、ボス挿通孔33にボス部21が挿通された時に、ボス挿通孔33の内周面とボス部21の外周面との間には若干の隙間が生じるものとなっている。これにより、ヒンジ部材4は、この隙間の分だけ、水平方向に若干のガタつきが許容されるものとなっている。
段落ち部34は、図4に示すように、ボス部21の上端面と取付板29の上面の間に段差dを設けることにより、取付板29が、各ボス挿通孔33に各ボス部21が挿通された状態において、各ボス部21に沿って前記段差d分だけ上下方向に移動することを可能とするものである。ボス部21の上端面と取付板29の上面の間に段差dを設ける手段としては、本実施例のように、取付板29の上面を段落ちして形成する以外に、ボス部21の上端面の位置を高くすることも可能である。すなわち、段落ち部34を形成せずに、各ボス部21が取付凹部19の底部から突出する突出高さを、取付板29の厚みより大きくすることにより、ボス部21の上端面と取付板29の上面の間に段差dを設けることができる。
前記規制ネジ28は、取付板29の上下動の上限位置を決定するものであり、図4に示すように、ボス部21のネジ孔20の深さより短尺なネジ部35と、下端部がボス部21より大径に形成されてなるネジ頭36とを具備してなるものである。この規制ネジ28が、そのネジ頭36の下端部をボス部21の上端面に当接させるまで、ボス部21のネジ孔20に螺合され、ネジ頭36の下端部がボス部21の上端面から鍔状に突出した状態となっている。取付板29は、この鍔状に突出したネジ頭36の下端部に接触することにより、それ以上上へは移動できないものとなっている。取付板29の移動範囲は、規制ネジ28を回してボス部21からの突出長を大きくすることで広くすることができ、これとは逆に、規制ネジ28を回してボス部21からの突出長を小さくすることで狭くすることができる。
尚、取付板29の上下動の上限を決定する手段としては、本実施例の他にも、例えば、ネジ頭36全体をボス部21より大径に形成したり、ネジ頭36とボス部21の上端面の間に、ボス部21より大径のワッシャ等の板部材を介在させ、この板部材で取付板29の上方への移動を規制することも可能である。また、ボス部21に規制ネジ28を固着させる手段としては、本実施例のように、ボス部21にネジ孔20を形成する以外にも、ボス部21を貫通するネジ挿通孔を形成し、該ネジ挿通孔にボス部21の長さ寸法より長尺な規制ネジ28を挿通させて、ボス部21の下端から突出した規制ネジ28の下端部にナットを螺合させることにより、規制ネジ28を固着させることも可能である。
このように、ヒンジ部材4を装置本体3の上面3aに所定範囲で上下動可能に取り付けることにより、ADFフレーム5の取付側に若干のガタつきが生じることを許容している。従って、ヒンジ部材4に寸法誤差や取付誤差が生じた場合でも、ADFフレーム5を閉じる際に、前記取付板29が前記誤差に応じた分だけ上下動することにより、ADFフレーム5の各凸部17が共に装置本体3の上面3aに確実に当接され、ADFフレーム5を水平に閉じることが可能となっている。これにより、原稿Pはスキャナユニット9によって正確に読み取られるものとなっている。
前記フレーム支持部25は、図3に示すように、円弧状に形成された基端にヒンジピン27を挿通させるためのピン挿通孔37が形成されてなるアーム部材である。この各フレーム支持部25は、図に詳細は示さないが、その先端がADFフレーム5にネジ等でそれぞれ固定されるとともに、基端のピン挿通孔37にヒンジピン27がそれぞれ挿通される。これにより、ADFフレーム5は、ヒンジピン27を支点として回動自在となっている。また、前述のように、フレーム支持部25の略中央部には、前記取付板29の上面に当接することでADFフレーム5を装置本体3の上面3aから所定高さに保持するための凸部17が設けられている。
以下、ヒンジ部材4等に寸法誤差や取付誤差が生じた場合における、ヒンジ部材4の上下動について説明する。図4乃至図6は、ヒンジ部材4の上下動を示す図であり、図4はADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の側方から、図5はヒンジ部材4等に前記誤差が生じた場合にADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の側方から、図6はヒンジ部材4等に誤差が生じた場合にADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の背面側から見た概略縦断面図である。本実施例では、ヒンジ部材4等に生じる前記誤差に対する許容誤差をdと設定している。すなわち、ADFフレーム5を閉じてその底面5aに設けられた3個の前記各凸部17が装置本体3の上面3aに当接した状態では、図4に示すように、取付板29と取付凹部19の底部との間、及び取付板29とボス部21の上端面との間にそれぞれd/2ずつの隙間が生じるものとしており、取付板29にこの隙間分だけ上下方向にd/2ずつのがたつきを許容している。従って、ヒンジ部材4等に前記誤差が生じた場合でも、図5に示すように、該誤差を吸収すべく取付板29が若干上下動することで、3個の前記各突起17が装置本体3の上面3aに当接するようにしてADFフレーム5を閉じることが可能となっている。この時、ADFフレーム5は、図6にしめすように、その底面5aの各凸部17が装置本体3の上面3aに当接する2点A,Bと、前記フレーム支持部25の前記凸部17が前記取付板29の上面に当接する点C、の計3点によって鉛直方向に位置決めされ、装置本体3から所定高さで水平に保持されるものとなっている。もちろん、取付板29の上下動は、図4乃至図6に示した状態に限られず、ヒンジ部材4等の前記誤差に応じて適宜変化するものである。また、ADFフレーム5は、図に詳細は示さないが、各ボス部21の外周面が各ボス挿通孔33の内周面に当接する点それぞれと、前記位置決めピン23の外周面が位置決め孔24の内周面に当接する点、の計3点によって水平方向に位置決めされることにより、横ズレが生じないものとなっている。
本発明の実施例に係る画像読取装置1を示す概略斜視図。 画像読取装置1の内部構造を示す概略縦断面図。 図1におけるヒンジ部材4近傍を拡大した分解斜視図。 ADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の側方から見た概略縦断面図。 ヒンジ部材4等に前記誤差が生じた場合にADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の側方から見た概略縦断面図。 ヒンジ部材4等に誤差が生じた場合にADFフレーム5を閉じた状態を画像読取装置1の背面側から見た概略縦断面図。 従来例に係る画像読取装置100を示す概略正面図。 従来例に係る他の画像読取装置120を示す概略斜視図。
符号の説明
1 画像読取装置
3 装置本体
3a 上面3a(装置本体)
4 ヒンジ部材
5 ADFフレーム
6 原稿トレイ
7 排紙トレイ
9 スキャナユニット
10 自動原稿搬送機構
17 凸部
21 ボス部
23 位置決めピン
24 位置決め孔
25 フレーム支持部
26 基部
28 規制ネジ(固定具)
33 ボス挿通孔(取付孔)
P 原稿
X 読取位置

Claims (3)

  1. 画像読取手段を具備する装置本体の上面に、原稿トレイから前記装置本体の読取位置を経て排紙トレイへ原稿を搬送する自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、該ADFフレームの一端側に固定されるフレーム支持部と装置本体に固定される基部とが回動自在に枢着されてなるヒンジ部材を介して開閉自在に設けられた画像読取装置において、
    前記ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、前記ヒンジ部材の基部が、前記装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記ヒンジ部材の基部に取付孔が穿設され、前記装置本体に、該取付孔に挿通されて上端面が前記基部の上面から突出するボス部が設けられ、該ボス部に上端面から鍔状に突出する固定具が固着されたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記装置本体の上面に位置決めピンが突設され、前記ADFフレームに該位置決めピンと嵌合する位置決め孔が形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
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